JPH06290228A - 電気回路設計支援システム - Google Patents

電気回路設計支援システム

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JPH06290228A
JPH06290228A JP5098736A JP9873693A JPH06290228A JP H06290228 A JPH06290228 A JP H06290228A JP 5098736 A JP5098736 A JP 5098736A JP 9873693 A JP9873693 A JP 9873693A JP H06290228 A JPH06290228 A JP H06290228A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画面上での設計作業において、シンボル毎に構
成点を入力する煩わしさを回避して設計作業を効率化で
きる電気回路設計支援システムを提供する。 【構成】電気回路設計のための支援システムであって、
入力装置と出力装置と記憶装置と処理装置とから構成さ
れ、上記記憶装置は、複数種類のシンボルとこれらの各
シンボル毎にそのシンボルに対する位置関係が定められ
た複数種類の構成点とが記憶されたシンボル構成点ライ
ブラリを含み、上記処理装置は、所定のポインティング
デバイスで指示された位置に指示された上記シンボル
を、上記シンボル構成点ライブラリから読み出して、表
示する第1の処理手段と、表示されたシンボルの中の全
ての又は所定のシンボルに対応する上記構成点の中の全
て又はある種類の構成点を、上記シンボル構成点ライブ
ラリから読み出して、表示する第2の処理手段とを含ん
でいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの画面上
で行う電気回路設計を支援するための電気回路設計支援
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータの画面上で電気
回路の設計を行うCAD(コンピュータ支援設計)シス
テムが提供されている。このようなCADシステムにお
いては、例えば、コンピュータの画面上で、まず電気回
路のラインを作成し、次に、マウスなどのポインティン
グデバイスを使用して指示した位置に、抵抗やコンデン
サなどの電気部品の機能イメージを示すシンボルを各種
格納したシンボルライブラリ・ファイルから所定のシン
ボルを呼び出して配置する作業を行う。その後、上記の
ように配置した個々のシンボル毎に、その周囲に、複数
の構成点を配置していく。ここで構成点について説明す
る。構成点とは、グリッド(格子点)、分割点(図形を
分割する際の基準になる点)などと並んで電気回路図の
作成作業において使用される、補助点の一種である。す
なわち、一般に電気回路図を作成する際には、製品番号
・器具符号・端子符号などのようなシンボルの各修飾情
報を個々のシンボル毎に記入する必要があるが、このよ
うなシンボルの修飾情報を記入する位置を確定するため
のものが構成点である。そして、設計者は、このような
構成点を記入した後、各シンボル毎に、その製品番号・
器具符号・端子符号などのような各修飾情報を、その構
成点の位置に記入するようにしている。なおこの構成点
を含む補助点は、一般に、コンピュータ画面上で出力し
たり出力しなかったりすることができ、また紙にプリン
トアウトするときは出力されないことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のCADシステムによる電気回路設計作業にお
いては、前述のように、設計者は、個々のシンボル毎に
いちいち複数の構成点を配置していく必要があるが、そ
の作業は極めて繁雑であるため、電気回路設計作業の非
効率化を招いているという問題があった。また一般に構
成点は、個々のシンボル毎に複数種類の構成点(製品番
号についての構成点、器具符号についての構成点など)
が記入されるが、従来のコンピュータによる電気回路設
計支援システムにおいては、個々のシンボル毎の構成点
が全て単色で表示されていた。そのため、構成点の種類
の区別がつきにくく、製品番号や器具符号の記入作業が
繁雑である、という問題があった。また従来のCADシ
ステムによる電気回路設計作業においては、コンピュー
タ画面上で設計図を作成することと、この設計に必要な
電用部品表や展開接続図などを作成することとが別個に
行われていたため、設計に多くの時間と労力を費やさね
ばならないという問題があった。さらに従来のCADシ
ステムによる電気回路設計作業においては、コンピュー
タ画面上で各シンボル毎に製品番号や器具符号などの修
飾情報をいちいち記入する必要があり、設計作業が繁雑
であるという問題があった。本発明はこのような従来の
コンピュータによる電気回路設計支援システムの問題点
に着目してなされたものであり、電気回路図における各
シンボル毎の構成点の配置作業を効率化できる電気回路
設計支援システムを提供することを目的とし、さらに望
ましくは、シンボル毎の構成点の種類を容易且つ明確に
区別でき、設計に必要な電用部品表や展開接続図などの
作成を効率化でき、コンピュータ画面上で各シンボル毎
に製品番号や器具符号などの修飾情報を記入する作業を
効率化できる、電気回路設計支援システムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電気回路設計支援システムは、入力装置と出
力装置と記憶装置と処理装置とから構成され、上記記憶
装置は、複数種類のシンボルとこれらの各シンボル毎に
そのシンボルに対する位置関係が定められた複数種類の
構成点とが互いに関連して記憶されたシンボル構成点ラ
イブラリを含み、上記処理装置は、所定のポインティン
グデバイスで指示された位置に、所定のシンボルを、上
記シンボル構成点ライブラリから読み出して、表示する
第1の処理手段と、指示されたシンボルに対応する上記
構成点の中の全て又は所定の構成点を、上記シンボル構
成点ライブラリから読み出して、表示する第2の処理手
段とを含んでいる。また本発明においては、上記処理装
置はさらに、上記構成点をその種類毎に色分けして表示
する第3の処理手段を含んでいることが望ましい。また
本発明においては、上記処理装置はさらに、上記構成点
の中のある種類の構成点について付与されたシンボルの
修飾情報のみを抽出する第4の処理手段を含んでいるこ
とが望ましい。さらに本発明においては、上記記憶装置
は、所定の電気部品の修飾情報を記憶した修飾情報ライ
ブラリを含んでおり、上記処理装置は、指示されたシン
ボルに該当する電気部品に関する情報を上記修飾情報ラ
イブラリから読み出す第5の処理手段と、この読み出し
た情報に基づいて各シンボルの電気回路における接続状
態を解析して、指示された構成点に該当する同電位情報
や部品間の相互接続情報などの修飾情報を求める第6の
処理手段と、この解析した結果に基づいて、上記指示さ
れた構成点の位置に、上記の解析結果に基づく修飾情報
を表示する第7の処理手段とを含んでいることが望まし
い。
【0005】
【作用】上述のように、本発明による電気回路設計支援
システムでは、複数種類のシンボルとこれらの各シンボ
ルにそれぞれ対応し各シンボル毎にそのシンボルに対す
る位置関係が定められた複数種類の構成点とが記憶され
たシンボル構成点ライブラリと、指示されたシンボルに
対応する上記構成点の中の全て又は所定の構成点を、上
記シンボル構成点ライブラリから読み出して、表示する
第2の処理手段とを含んでいるので、設計者は、第2の
処理手段を作動させるだけで各シンボル毎に構成点を自
動的に配置することができ、設計作業が大幅に効率化さ
れるようになる。また本発明においては、上記構成点を
その種類毎に色分けして表示する第3の処理手段を含ん
でいるので、設計者は、画面に表示された構成点の種類
を容易且つ明確に識別できるようになり、設計作業が容
易になる。また本発明においては、上記構成点の中のあ
る種類の構成点について付与されたシンボルの修飾情報
のみを抽出する第4の処理手段を含んでいるので、設計
者は、例えば製品番号に該当する構成点を指定すること
により、この構成点に位置に表示された修飾情報すなわ
ち製品番号のみを抽出することができるようになる。よ
って、電用部品表などの作成が非常に容易になる。さら
に本発明においては、所定の電気部品の修飾情報を記憶
した修飾情報ライブラリと、指示されたシンボルに該当
する電気部品に関する情報を上記修飾情報ライブラリか
ら読み出す第5の処理手段と、この読み出した情報に基
づいて各シンボルの電気回路における接続状態を解析し
て、指示された構成点に該当する各シンボルの同電位情
報や部品間の相互接続情報などの修飾情報を算出する第
6の処理手段と、この解析した結果に基づいて、上記指
示された構成点の位置に、上記の解析結果による修飾情
報を出力する第7の処理手段とを含んでいる。よって、
設計者は、修飾情報を出力したい構成点を指示するだけ
で、画面上の構成点の位置に修飾情報を出力させること
ができるので、画面上で修飾情報を記入する作業を大幅
に効率化することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る電気回路設
計支援システムのハード構成の概要を示すブロック図で
ある。このシステムは、中央処理装置(CPU)1をそ
の中心的な装置として備えている。CPU1としては、
いわゆるワークステーションを用いることが望ましい
が、管理規模、データ量に応じて最適なものが選択され
る。このCPU1には、電気回路設計のためのデータや
指示を入力するためのキーボード2、画面上の位置情報
を入力したり画面上のアイコンを指示したりするための
マウス3が、入力機器として接続されている。またCP
U1には、設計図などの出力データを表示するためのデ
ィスプレイ、好ましくはCRT4、及び、設計図などを
出力するためのプリンタ5が、出力機器として接続され
ている。
【0007】CPU1にはまた、設計支援処理用のプロ
グラムをストアするとともに、処理に必要なデータをス
トアするためのハード・ディスク6が接続されている。
ハード・ディスク6にストアされるデータ・ベースに
は、マスタファイルとトランザクションファイルがあ
る。マスタファイルには、抵抗やコンデンサなどの電気
部品を示す多数のシンボルと、これらの多数のシンボル
にそれぞれ対応する構成点とを互いに関連づけながら格
納したシンボル構成点ライブラリが含まれているととも
に、多数の電気部品についてその製品番号・器具符号な
どの修飾情報を記憶した修飾情報ライブラリが含まれて
いる。なお前記のシンボル構成点ライブラリには、各構
成点毎にその種類(製品番号の構成点か器具符号の構成
点かなどの種類)に対応する色別情報を関連付けて格納
されている。またトランザクションファイルには、画面
に表示された電気回路図を記憶する回路図ファイルと、
回路図における各シンボルの同電位情報や相互接続情報
などの回路解析情報(解析されたシンボル修飾情報)を
記憶する解析情報ファイルとが含まれている。
【0008】次に図2は、本実施例に使用されるシンボ
ルとその構成点を説明するための図である。図2(a)
は、コンピュータ画面の縦方向に表示される縦シンボル
とその構成点を示すものである。この図に示すように、
製品番号、器具符号、形式略符号などのシンボル修飾情
報は、それぞれに該当する(図では矢印で指し示してい
る)構成点の上に記入するようになっている。また、解
析対象となる注記は、英数モードで記入するようになっ
ている。また図2(b)は、コンピュータ画面の横方向
に表示される横シンボルとその構成点を示すものであ
る。シンボル修飾情報と構成点の関係などは、図2
(a)と同様である。
【0009】図3(a)は、前記のような縦シンボルが
画面に表示された(構成点は表示されていない)状態を
示し、図3(b)はこの縦シンボルとその構成点が画面
に表示された状態を示している。また図4は、前記のよ
うな横シンボルが画面に表示された(構成点は表示され
ていない)状態を示し、図4(b)はこの横シンボルと
その構成点が画面に表示された状態を示している。
【0010】図5は、本実施例に係る電気回路設計支援
システムにおいてCPU1によって実行される、電気回
路図作成処理のためのプログラムを説明するための図で
ある。この回路図作成処理プログラム10は、座標枠取
付モジュール11、シンボル操作モジュール12、ライ
ン接続モジュール13、修飾情報入力モジュール14、
接続交点発生モジュール15、文字列変換モジュール1
6、シンボル変換モジュール17、シンボル構成点表示
モジュール18、ラインNO(記入、移動、削除)モジ
ュール19、図面合成モジュール20から構成されてい
る。オペレータがメインメニューでいずれかの機能を選
択することにより、座標枠取付モジュール11から図面
合成モジュール20までの該当する機能を実現するいず
れかのモジュールに移るようになっている。
【0011】座標枠取付モジュール11は、枠シンボル
を選択して、枠、グリッド、プロットデータを取り付け
るためのプログラムである。この処理では、枠ごとに、
グリッド幅、スケール、プロットデータの有無などを容
易に変更できるようになっている。シンボル操作モジュ
ール12は、画面上において、シンボルの配置、移動、
複写、消去をするためのプログラムである。シンボルの
種類別検索、シンボル一覧表のページめくり、ページ呼
び出しが可能となっている。より詳しくのべると、この
モジュールには、指定された位置にシンボルを配置する
(ライン上に配置すると自動線修正が行われる)する
「配置」サブルーチン、修飾情報も含めてシンボルを移
動する(移動後は自動線修正が行われる)「移動」サブ
ルーチン、修飾情報も含めてシンボルを複写する(複写
後、自動線修正する)「複写」サブルーチン、修飾情報
も含めてシンボルを消去する(消去後は、自動線修正す
る)「消去」サブルーチン、シンボル一覧表画面を表示
する「一覧表示」サブルーチン、シンボルの種類(枠か
主回路か操作回路か、単線図用か複線図用か、など)選
択画面を表示する「種類表示」サブルーチン、シンボル
操作を終了する「終了」サブルーチンを含んでいる。オ
ペレータがメニュー画面で選択することにより、上記の
いずれかのサブルーチンに移ることができるようになっ
ている。
【0012】ライン接続モジュール13は、画面で指定
された2つの点をラインで結ぶ(ライン上にシンボルが
ある場合は、自動線修正する)ためのプログラムであ
る。修飾情報入力モジュール14は、シンボルの製品番
号、器具符号などの修飾情報を連続記入するためのプロ
グラムである。このモジュール14では、修飾情報は、
画面の記入位置の左上から優先的に入力していくように
なっている。接続交点発生モジュール15は、2つのラ
インの交点に小さい丸を発生させるためのプログラムで
ある。文字列変換モジュール16は、旧文字列と新文字
列を指定し、注記中の旧文字列を新文字列に交換するた
めのプログラムで、特に修飾情報の一部変更などの際に
用いられる。シンボル変換モジュール17は、旧シンボ
ルと新シンボルを指定し、旧シンボルを新シンボルに変
換し、自動線修正を行うプログラムである。
【0013】シンボル構成点表示モジュール18は、現
行図面のシンボルの構成点を一括表示するためのプログ
ラムである。図6は、このシンボル構成点表示モジュー
ル18の内部構造を示すプログラム構成図である。図6
に示すように、このモジュール18は、座標枠以外のシ
ンボルの全ての構成点を表示する「全構成点」表示サブ
ルーチン21、座標枠以外のシンボルのライン接続点を
表示する「ライン接続点」表示サブルーチン22、座標
枠以外のシンボルの修飾情報記入構成点を表示する「修
飾情報記入構成点」表示サブルーチン23、座標枠シン
ボルの全ての構成点を表示する「座標枠構成点」表示サ
ブルーチン24、現行ビュー上の全ての点を消去する
「全点消去」サブルーチン25、シンボル構成点の種類
(例えば製品番号に対応する構成点や器具符号に対応す
る構成点などの構成点毎の種類)毎に赤色や青色などの
色分け処理を行う「色分け」サブルーチン26、及び、
シンボル構成点表示を終了する「EXIT」サブルーチ
ン27により構成されている。
【0014】なお、前記の「全構成点」表示サブルーチ
ン21は、コンピュータ画面上の各シンボルを基に、前
記シンボル構成点ライブラリから、この各シンボル(座
標枠以外のシンボル)に対応する全構成点を検索するス
テップと、この検索された全構成点を画面に表示するス
テップとから成る。また前記の「修飾情報記入構成点」
表示サブルーチン23は、コンピュータ画面上の各シン
ボル(座標枠以外のシンボル)を基に、前記シンボル構
成点ライブラリから、この各シンボルに対応する修飾情
報記入構成点を検索するステップと、この検索された構
成点を画面に表示するステップとから成る。また、前記
の「色分け」サブルーチン26は、前述のようにシンボ
ル構成点ライブラリが、各構成点についてその種類毎に
色別情報を関連付けて構成点データを格納しているた
め、オペレータにより支持された構成点データについ
て、その色別情報を呼び出すステップを実行することに
より、各構成点の種類別「色分け」を行う。
【0015】図7は、前記のシンボル構成点表示モジュ
ール18の動作を説明するための図で、図7(a)は、
「全構成点」表示サブルーチン21により、座標枠以外
のシンボルの全ての構成点が画面に表示された状態を示
す図、同(b)は、「ライン接続点」表示サブルーチン
22により、座標枠以外のシンボルのライン接続点が画
面上に表示された状態を示す図、同(c)は、「修飾情
報記入点」表示サブルーチン23により、座標枠以外の
シンボルの修飾情報記入点が画面に表示された状態示す
図、同(d)は、「座標枠構成点」表示サブルーチン2
4により、座標枠シンボルの全ての構成点が表示された
状態を示す図である。
【0016】次に、本実施例に係る電気回路設計支援シ
ステムによる電気回路図の作成手順を簡単に説明する。
まず図8(a)に示すように、前記のライン接続モジュ
ール13により、ラインを作図する。次いで、図8
(b)に示すように、前記のシンボル操作モジュール1
2により、所定のシンボルをライン上に配置する。この
場合、前述のように本実施例においてはシンボル構成点
ライブラリ(図1の符号6参照)には個々のシンボルと
その構成点が互いに関連づけられて格納されているの
で、これらのシンボルの配置と同時に、あるいはシンボ
ルの配置の後、前記シンボル構成点表示モジュール18
を使用して、シンボルごとにその構成点を、シンボル構
成点ライブラリから呼び出して、自動的に表示させるこ
とができる。さらに、図8(c)に示すように、前記修
飾情報入力モジュール14を使用して、製品番号などに
対応する構成点の位置に、製品番号などの修飾番号をい
ちいち記入していく。前記のシンボル構成点ライブラリ
には、各種の構成点が完備されているので、構成点の記
入は自動的にできる。ただ製品番号などの修飾情報はい
ちいち記入していく必要がある(また後述のように、本
実施例では、同電位情報や接続情報などの修飾情報は、
自動記入ができるようになっている)。
【0017】しかし、本実施例では、前記の「色分け」
サブルーチン26を使用して、画面に表示されたシンボ
ル構成点について、その種類(例えば製品番号に対応す
る構成点や器具符号に対応する構成点などの構成点毎の
種類)毎に赤色や青色などの色分け処理を行うことがで
きる。したがって、前記の図8(c)に示すように、前
記修飾情報入力モジュール14を使用して、製品番号な
どに対応する構成点の位置に、製品番号などの修飾番号
をいちいち記入していく場合でも、記入の作業は比較的
容易に行うことができる。
【0018】さらに本実施例では、前記の図8で説明し
た手順により作成した電気回路図を解析して、電用部品
表を自動作成することができる。この電気回路図の自動
解析及び電用部品表自動作成処理を、図9のフローチャ
ートに基づいて説明する。電気回路図を作成する場合
は、まずオペレータは、メインメニユー画面から処理指
令を入力し(ステップS1)、回路設計基本モジュール
に移り(ステップS2)、図10(a)に示すような回
路図ファイルから回路図情報をシステムに入力する。こ
の回路図情報は、既に所定のシンボルとこれに対応する
構成点と製品番号などの必要な修飾情報が入力されてい
るものとする。
【0019】またこの回路設計基本モジュールは、図1
1に示す構造をしている。すなわち、回路設計基本モジ
ュール31は、BMI起動モジュール32、展開接続図
作成モジュール33、電用部品表作成モジュール34、
相互接続表作成モジュール35、布線表作成モジュール
36、などの各種のモジュールを備えている。オペレー
タは、ここでは、この回路設計基本モジュール31から
電用部品表作成モジュール34を選択する(ステップS
3)。すると、この部品表作成モジュールのプログラム
は、オペレータから指示された種類のシンボル修飾情
報、この場合は製品番号を抽出処理する。この場合、本
実施例では、前述のように、シンボル構成点ライブラリ
に各シンボルとその構成点が予め格納され、回路図への
構成点の出力は、このシンボル構成点ライブラリから自
動的に引き出されるようになっているので、各構成点の
位置は、シンボルに対して常に一定の関係を保ってい
る。したがって、各シンボル毎の構成点の中、製品番号
に対応する構成点のみを、電用部品表作成モジュール3
4のプログラムによりチェックすることが可能である。
よって、回路図情報の中から、製品番号に対応する構成
点に位置する修飾情報(すなわち、製品情報)のみをチ
ェックして抽出することも可能となっている。電用部品
表作成モジュール34は、このようにして製品番号を抽
出処理し、その抽出された製品番号の一覧を、図10
(b)に示すような電用部品表として、出力する。これ
により、電用部品表が自動作成されることになる。
【0020】以上は電用部品表の自動作成について説明
したが、本実施例では、この部品表の自動作成と同じ原
理により、前記の展開接続図作成モジュール33、相互
接続表作成モジュール35、布線表作成モジュール3
6、などの各種のモジュールを使用することにより、展
開接続図(回路の接続交点、接点番号、ライン番号、接
点及びコイルの行先、信号ラインの行先、などのデータ
を含む)、相互接続表(回路の相互接続情報、線番の符
番、などのデータを含む)、布線表(布線順位、同電位
処理情報、ワイヤーハーネス情報を含む)などを自動作
成することができるようになっている。
【0021】次に、本実施例による、画面上の回路図へ
の修飾情報の自動記入処理プログラムを、図12のフロ
ーチャートに基づいて説明する。本実施例の記憶装置に
は、前述のように所定の電気部品の修飾情報を記憶した
修飾情報ライブラリがマスタファイルとして格納されて
いる。また本実施例では、前述のように、シンボル構成
点ライブラリに各シンボルとその構成点が予め格納さ
れ、回路図への構成点の出力は、このシンボル構成点ラ
イブラリから自動的に引き出されるようになっているの
で、各構成点の位置は、シンボルに対して常に一定の関
係を保っている。
【0022】したがって、本実施例では、まず、各シン
ボル毎の各構成点について、その位置に記入された製品
番号や器具符号などの修飾情報を自動的に抽出する(ス
テップS11)。次に、この抽出した修飾情報と回路図
情報に基づいて、各シンボル毎の接続状態を解析する
(ステップS12)。そして、このステップS12によ
り解析されたシンボル毎の接続状態に基づいてさらに、
各シンボルについて、オペーレータが指示した種類のシ
ンボル修飾情報、例えば相互接続情報(接点番号、ライ
ン番号、線番符号など)、布線情報、同電位情報などの
シンボル修飾情報を求め、回路図ファイルとは別個の修
飾情報ファイルに記録する(ステップS13)。次に、
前述のように本実施例では、各構成点についてその種類
毎に把握できるので、前記のような解析した相互接続情
報(接点番号、ライン番号、線番符号など)、布線情
報、同電位情報などのシンボル修飾情報を、所定の種類
の構成点に位置にそれぞれ、一括自動記入させていく
(ステップS14)。なおこの場合の一括自動記入は、
前記の修飾情報ファイルと回路図ファイルとのファイル
合成により、行われる。以上のように本実施例によれ
ば、製品番号・器具符号・略符号は、オぺーレータが自
分で記入する必要があるが、それ以外の修飾情報は、本
実施例のシステムにより自動解析して一括自動記入させ
ることが可能になっている。
【0023】よって本実施例では、この回路図への修飾
情報の自動記入処理プログラムにより、オペレータは、
解析して出力したい修飾情報を指示して解析させ、解析
した修飾情報を、記入したい構成点を指示することによ
り、その構成点の位置に、解析した修飾情報を表示させ
ることができる。よって、画面上で修飾情報を記入する
作業を大幅に効率化することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電気
回路設計支援システムでは、複数種類のシンボルとこれ
らの各シンボルにそれぞれ対応し各シンボル毎にそのシ
ンボルに対する位置関係が定められた複数種類の構成点
とが記憶されたシンボル構成点ライブラリと、指示され
たシンボルに対応する上記構成点の中の全て又は所定の
構成点を、上記シンボル構成点ライブラリから読み出し
て、表示する第2の処理手段とを含んでいるので、設計
者は、第2の処理手段を作動させるだけで各シンボル毎
に構成点を自動的に配置することができ、設計作業が大
幅に効率化されるようになる。また本発明においては、
上記構成点をその種類毎に色分けして表示する第3の処
理手段を含んでいるので、設計者は、画面に表示された
構成点の種類を容易且つ明確に識別できるようになり、
設計作業が容易になる。また本発明においては、上記構
成点の中のある種類の構成点について付与されたシンボ
ルの修飾情報のみを抽出する第4の処理手段を含んでい
るので、設計者は、例えば製品番号に該当する構成点を
指定することにより、この構成点に位置に表示された修
飾情報すなわち製品番号のみを抽出することができるよ
うになる。よって、電用部品表などの作成が非常に容易
になる。さらに本発明においては、所定の電気部品の修
飾情報を記憶した修飾情報ライブラリと、指示されたシ
ンボルに該当する電気部品に関する情報を上記修飾情報
ライブラリから読み出す第5の処理手段と、この読み出
した情報に基づいて各シンボルの電気回路における接続
状態を解析して、指示された構成点に該当する各シンボ
ルの修飾情報を求める第6の処理手段と、この解析した
結果に基づいて、上記指示された構成点の位置に、所定
の修飾情報を出力する第7の処理手段とを含んでいる。
よって、設計者は、修飾情報を出力したい構成点を指示
するだけで、画面上の構成点の位置に修飾情報を出力さ
せることができるので、画面上で修飾情報を記入する作
業を大幅に効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハード構成を示すブロック
図である。
【図2】本実施例において表示されるシンボルを説明す
るための図である。
【図3】本実施例において表示されるシンボルを説明す
るための図である。
【図4】本実施例において表示されるシンボルを説明す
るための図である。
【図5】本実施例における電気回路作図システムの構成
を説明するための図である。
【図6】本実施例における電気回路作図システムのシン
ボル構成点表示モジュールの構成を説明するための図で
ある。
【図7】本実施例における電気回路作図システムの動作
を説明するための図である。
【図8】本実施例における電気回路作図システムの動作
を説明するための図である。
【図9】本実施例における電用部品表作成処理の動作を
説明するための図である。
【図10】本実施例における電用部品表作成処理の入力
情報と出力情報を示す図である。
【図11】本実施例における回路設計基本モジュールの
構成を示す図である。
【図12】本実施例における回路図への修飾情報の自動
記入処理プログラムを説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CPU 6 ハードディスク 10 電気回路作成システム 18 シンボル構成点表示モジュール 21 全構成点表示サブルーチン 26 構成点色分けサブルーチン 31 回路設計基本モジュール 34 電用部品表作成モジュール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気回路設計のための支援システムであっ
    て、入力装置と出力装置と記憶装置と処理装置とから構
    成され、 上記記憶装置は、 複数種類のシンボルとこれらの各シンボル毎にそのシン
    ボルに対する位置関係が定められた複数種類の構成点と
    が互いに関連して記憶されたシンボル構成点ライブラリ
    を含み、 上記処理装置は、 所定のポインティングデバイスで指示された位置に、所
    定のシンボルを、上記シンボル構成点ライブラリから読
    み出して、表示する第1の処理手段と、 指示されたシンボルに対応する上記構成点の中の全て又
    は所定の構成点を、上記シンボル構成点ライブラリから
    読み出して、表示する第2の処理手段とを含んでいるこ
    とを特徴とする、電気回路設計支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1の電気回路設計支援システムであ
    って、上記処理装置はさらに、上記構成点をその種類毎
    に色分けして表示する第3の処理手段を含んでいること
    を特徴とする、電気回路設計支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1の電気回路設計支援システムであ
    って、上記処理装置はさらに、上記構成点の中のある種
    類の構成点について付与された、シンボルの修飾情報の
    みを抽出して出力する第4の処理手段を含んでいること
    を特徴とする、電気回路設計支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1の電気回路設計支援システムであ
    って、 上記記憶装置はさらに、 各種の電気部品毎にその修飾情報を記憶した修飾情報ラ
    イブラリを含んでおり、 上記処理装置はさらに、 指示されたシンボルに該当する電気部品に関する修飾情
    報を上記修飾情報ライブラリから読み出す第5の処理手
    段と、 この読み出した修飾情報に基づいて各シンボルの電気回
    路における接続状態を解析する第6の処理手段と、 この解析した結果に基づいて、オペレータにより指示さ
    れた構成点の位置に、この解析結果に基づく所定の修飾
    情報を出力する第7の処理手段とを含んでいることを特
    徴とする、電気回路設計支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102331728A (zh) * 2011-10-13 2012-01-25 吴继坤 一种直读电路图式控制器及其控制方法

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