JPH08221265A - ソフトウエア開発支援装置 - Google Patents

ソフトウエア開発支援装置

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JPH08221265A
JPH08221265A JP7022628A JP2262895A JPH08221265A JP H08221265 A JPH08221265 A JP H08221265A JP 7022628 A JP7022628 A JP 7022628A JP 2262895 A JP2262895 A JP 2262895A JP H08221265 A JPH08221265 A JP H08221265A
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JP7022628A
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Inventor
Kiyoshige Isoda
清成 磯田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係るソフトウエア開発支援装置は、
確認作業に時間を要せず、チェックすべきポイントを逃
してしまう可能性を少なくする。 【構成】 本発明に係るソフトウエア開発支援装置は、
入力手段S9からのデータ入力および指示に応じてソフ
トウエア設計書に係る情報を作成するソフトウエア開発
支援装置であって、ソフトウエア設計書の編集の際に、
編集操作の履歴を取得する編集履歴取得手段S2と、編
集前および編集後のソフトウエア設計書に係る情報に基
づき、編集前と編集後のソフトウエア設計書に係る情報
の差を抽出する差分抽出手段S10と、前記編集履歴取
得手段S2により取得された編集操作の履歴から、ソフ
トウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を選択する編
集履歴選択手段S3と、前記差分抽出手段S10による
抽出結果および前記編集履歴選択手段S3による選択処
理結果を用いて、ソフトウエア設計書の編集前から編集
後に至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作
によるソフトウエア設計書の履歴情報を作成する履歴情
報作成手段S5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力手段からのデー
タ入力および指示に応じてソフトウエア設計書に係る情
報を作成するソフトウエア開発支援装置に関し、特に、
編集の履歴を参照することのできるソフトウエア開発支
援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いたソフトウエア開発
支援装置においては、ソフトウエア設計書の変更内容の
確認を変更前の設計書と変更後の設計書とを2枚並べて
目視確認するのが一般的である。従って、見落としが発
生し易く、変更過程が不明であると言う問題点がある。
また、設計書は複数枚あり、変更箇所が各ページに散ら
ばっているのが一般的であるから、確認記録を別紙に残
す等、確認作業の工夫が必要で煩わしいと言う問題点が
あった。
【0003】これに対し、設計書を電子ファイル化する
装置もあるが、編集された形跡が残らないので、編集過
程がどのようであり、途中の設計書を生かすことの検討
等を行うことができない問題点は改善されなかった。ま
た、確認のため、或いは編集箇所を示すための手段(付
箋を貼る等)の手段がなく、確認作業の効率が悪いと言
う問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に対し、編集前後
の設計書データのファイルを比較することも考え得る
が、この比較手法では、ソフトウエアに実質的に影響を
及ぼす変更と、単なる位置の平行移動等の設計内容に無
関係なものが混在されているため、確認作業に時間を要
したり、チェックすべきポイントを逃してしまう可能性
がある。また、コンピュータに備えられている「und
o」、「redo」機能を複数回用いて、編集前の状態
に順次に戻ったり、或る編集位置から編集後の状態に順
次に進めたりして、確認作業を行うことも考えられる
が、この手法にあっても、ソフトウエアに実質的に影響
を及ぼす変更と、設計内容に無関係なものが混在されて
しまうため、上記の問題点は解決されなかった。
【0005】本発明は上記の如き従来のソフトウエア開
発支援装置の問題点を解決せんとしてなされたもので、
その目的は、ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす変更
を適切に捕らえることができ、確認作業や応用のための
参照に供するに好適なソフトウエア開発支援装置を提供
することである。また、確認作業を適切に行うことも可
能なソフトウエア開発支援装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本願の請求項1に
記載のソフトウエア開発支援装置は、入力手段からのデ
ータ入力および指示に応じてソフトウエア設計書に係る
情報を作成するソフトウエア開発支援装置であって、ソ
フトウエア設計書の編集の際に、編集操作の履歴を取得
する編集履歴取得手段と、編集前および編集後のソフト
ウエア設計書に係る情報に基づき、編集前と編集後のソ
フトウエア設計書に係る情報の差を抽出する差分抽出手
段と、前記編集履歴取得手段により取得された編集操作
の履歴から、ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集
操作を選択する編集履歴選択手段と、前記差分抽出手段
による抽出結果および前記編集履歴選択手段による選択
処理結果を用いて、ソフトウエア設計書の編集前から編
集後に至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操
作によるソフトウエア設計書の履歴情報を作成する履歴
情報作成手段とを具備することを特徴とする。
【0007】本願の請求項2に記載のソフトウエア開発
支援装置は、情報を表示するための表示手段と、履歴情
報作成手段により作成された操作履歴の情報に基づきソ
フトウエア設計書の履歴情報を前記表示手段に表示させ
る表示制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】本願の請求項3に記載のソフトウエア開発
支援装置では、表示制御手段が、編集操作による変化を
特殊表示して、ソフトウエア設計書の履歴情報を表示さ
せることを特徴とする。
【0009】本願の請求項4に記載のソフトウエア開発
支援装置は、ソフトウエア設計書の履歴情報の確認に関
する管理データが記憶される確認管理データ記憶手段
と、表示手段に表示されたソフトウエア設計書の編集履
歴に対する確認入力に基づいて、前記確認管理データ記
憶手段の管理データを更新する管理データ更新手段と、
編集履歴取得手段により取得された編集操作の履歴から
ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を選択す
るに際しては、前記確認管理データ記憶手段に記憶され
ているデータに応じて未確認の編集操作を選択する編集
履歴選択手段とが具備されていることを特徴とする。
【0010】本願の請求項5に記載のソフトウエア開発
支援装置は、ソフトウエア設計書からソースプログラム
を作成する装置と、この装置により作成されたソースプ
ログラムを用いて、ソフトウエア設計書の編集前から編
集後に至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操
作によるソフトウエア設計書の履歴情報を、ソースプロ
グラムとして得る手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
【作用】本願の請求項1に記載のソフトウエア開発支援
装置は、以上の通りに構成されるので、編集前および編
集後のソフトウエア設計書に係る情報に基づき、編集前
と編集後のソフトウエア設計書に係る情報の差を抽出
し、編集操作の履歴から、ソフトウエアに実質的に影響
を及ぼす編集操作を選択し、上記抽出結果と選択処理結
果を用いて、ソフトウエア設計書の編集前から編集後に
至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作によ
るソフトウエア設計書の履歴情報の作成が行われ、設計
内容に無関係なものを排除したソフトウエア設計書の履
歴情報を得るように働く。
【0012】本願の請求項2に記載のソフトウエア開発
支援装置は、以上の通りに構成されるので、作成された
操作履歴の情報に基づきソフトウエア設計書の履歴情報
の表示が行われる。
【0013】本願の請求項3に記載のソフトウエア開発
支援装置は、以上の通りに構成されるので、編集操作に
よる変化が特殊表示され、編集操作による変化部分を一
目瞭然とする。
【0014】本願の請求項4に記載のソフトウエア開発
支援装置は、以上の通りに構成されるので、ソフトウエ
ア設計書の履歴情報の確認に関する管理データに応じて
未確認の編集操作を選択する動作が行われ、確認作業の
結果を反映したソフトウエア設計書の履歴情報の表示が
行われる。
【0015】本願の請求項5に記載のソフトウエア開発
支援装置は、以上の通りに構成されるので、ソフトウエ
ア設計書の編集前から編集後に至るソフトウエアに実質
的に影響を及ぼす編集操作によるソフトウエア設計書の
履歴情報を、ソースプログラムとして得ることが可能で
ある。
【0016】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例に係
るソフトウエア開発支援装置を説明する。各図において
同一の構成要素には同一の符号を付し重複する説明を省
略する。図1には、本発明の実施例に係るソフトウエア
開発支援装置の構成図が示されている。このソフトウエ
ア開発支援装置には、データを入力するための入力手段
S9と、この入力手段S9からのデータ入力および指示
に応じてソフトウエア設計書に係る情報を編集、作成す
る設計書編集処理手段S1が備えられている。上記設計
書編集処理手段S1は制御システム開発用の統合CAS
Eツールである「SEmate(株式会社東芝;登録商
標)」等が適用される。設計書編集処理手段S1により
編集される前のソフトウエア設計書に係る情報はファイ
ルF1にバックアップされ、設計書編集処理手段S1に
より編集された後のソフトウエア設計書に係る情報はフ
ァイルF2に記憶されている。また、本実施例のソフト
ウエア開発支援装置には、ソフトウエア設計書の編集の
際に、編集操作の履歴を取得する編集履歴取得手段S2
と、編集前および編集後のソフトウエア設計書に係る情
報に基づき、編集前と編集後のソフトウエア設計書に係
る情報の差を抽出する差分抽出手段S10と、編集履歴
取得手段S2により取得された編集操作の履歴から、ソ
フトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を選択する
編集履歴選択手段S3と、差分抽出手段S10による抽
出結果および編集履歴選択手段S3による選択処理結果
を用いて、ソフトウエア設計書の編集前から編集後に至
るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作による
ソフトウエア設計書の履歴情報を作成する履歴情報作成
手段S5とが具備されている。
【0017】つまり、編集履歴取得手段S2は設計書編
集処理手段S1によるソフトウエア設計書の編集の際
に、設計書編集処理手段S1による編集処理を監視し、
編集操作によりソフトウエア設計書に変更が加えられる
毎に編集操作の履歴を取得してファイルF3にセットす
る。差分抽出手段S10はファイルF1に記憶されてい
る編集前のソフトウエア設計書に係る情報およびファイ
ルF2に記憶されている編集後のソフトウエア設計書に
係る情報に基づき、編集前と編集後のソフトウエア設計
書に係る情報の差、つまり、変更された情報を抽出して
ファイルF7にセットする。編集履歴選択手段S3は編
集履歴取得手段S2により取得された編集操作の履歴
(ファイルF3)から、ソフトウエアに実質的に影響を
及ぼす編集操作を選択する。つまり、編集履歴選択手段
S3はファイルF4のデータを参照して、このファイル
F4のデータに該当するか否かに基づき、実質的な編集
操作に関する情報をファイルF6に残す。上記ファイル
F4には、予め、ソフトウエアに影響を与えない編集操
作と、実質的な編集操作とを区別し、最終的に表示対象
となる編集操作の履歴を得るための管理データが記憶さ
れている。従って、編集履歴選択手段S3はこのファイ
ルF4を参照して、編集操作がモジュールの位置の単な
る平行移動等、ソフトウエアに影響を与えないものであ
るか、実質的な編集操作に関する情報であるかを検出可
能である。履歴情報作成手段S5はファイルF10にセ
ットされている抽出結果およびファイルF6にセットさ
れている選択処理結果を用いて、ソフトウエア設計書の
編集前から編集後に至るソフトウエアに実質的に影響を
及ぼす編集操作によるソフトウエア設計書の履歴情報、
つまり、編集前のソフトウエア設計書の情報と編集後の
ソフトウエア設計書の情報との間に、ソフトウエアに実
質的に影響を及ぼす編集操作に応じた変更毎に変更後の
ソフトウエア設計書がどのように変更されたを表示する
ための情報を作成し、ファイルF8にセットする。な
お、編集前後のソフトウエア設計書に係る情報はそのま
まファイルF8にセットされる。
【0018】更に、図1の実施例に係るソフトウエア開
発支援装置には、情報を表示するための表示手段S8
と、履歴情報作成手段S5により作成された操作履歴の
情報(F8)に基づきソフトウエア設計書の履歴情報を
表示手段S8に表示させる表示制御手段S6とが具備さ
れている。
【0019】また、図1の実施例に係るソフトウエア開
発支援装置には、ソフトウエア設計書の履歴情報の確認
に関する管理データが記憶される確認管理データ記憶手
段であるファイルF5と、表示手段S8に表示されたソ
フトウエア設計書の編集履歴に対する確認入力に基づい
て、上記確認管理データ記憶手段であるファイルF5の
管理データを更新する管理データ更新手段S4とが具備
されている。そして、編集内容の確認の場合には、管理
データ更新手段S4が稼働すると共に、編集履歴選択手
段S3は、編集履歴取得手段S2により取得された編集
操作の履歴からソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編
集操作を選択するに際しては、確認管理データ記憶手段
であるファイルF5に記憶されているデータに応じて未
確認の編集操作を選択する。
【0020】以上のように構成されるソフトウエア開発
支援装置は、図2に示されるような構成に係るワークス
テーション、パーソナルコンピュータ、その他の計算
機、または、これらがネットワークを介して結合された
システムとして構築される。すなわち、図2の計算機
は、装置を統括制御するCPU11を有し、このCPU
11にシステムバス13を介して上記CPU11が用い
るプログラム及びデータ等の情報が記憶される主記憶装
置12が接続されている。更に、システムバス13には
キーボード制御部14、表示制御部15、プリンタ制御
部16、通信インタフェース17、マウス制御部18、
磁気ディスク制御部19が接続されている。キーボード
制御部14には各種情報をキー入力可能なキーボード入
力装置20が接続され、表示制御部15には情報を表示
するためのCRT表示装置21が接続され、プリンタ制
御部16には情報を印字出力するためのプリンタ装置2
2が接続され、通信インタフェース17には回線を介し
て通信を行うための通信処理部23が接続され、マウス
制御部18にはポインティングディバイスであるマウス
24が接続され、磁気ディスク制御部19には補助記憶
装置である磁気ディスク装置25が接続されている。
【0021】そして、本実施例のソフトウエア開発支援
装置は、当該図2のシステム単体で構成することもで
き、また、図1のファイルや手段中の適当なものを他の
システム(図2の構成相当)に分散させて、これらをネ
ットワークを介して結合して、必要な結果であるソフト
ウエア設計書の履歴情報を得るように構成することもで
きる。
【0022】図3には、本実施例に係るソフトウエア開
発支援装置による処理のフローチャートが示されてい
る。本実施例に係るソフトウエア開発支援装置では、ソ
フトウエア設計書の編集処理開始(I1)指示と、編集
内容の確認または再生の処理の指示(I2)が行われ
る。ソフトウエア設計書の編集処理開始(I1)にあっ
ては、当該開始指示が入力手段S3であるキーボード入
力装置20から或いはマウス24の操作により行われ
る。これを受けて、CPU11が、これから編集すべき
ソフトウエア設計書に係る情報のバックアップファイル
(F1)を、例えば、主記憶装置12に作成する(3
1)。ソフトウエア設計書の作成者により編集が行わ
れ、ソフトウエア設計書に変更が生じると、CPU11
は編集後の内容を現データファイル(F2(例えば、主
記憶装置12))に保存する(32)。更に、編集が行
われると、現データファイルの内容が編集操作の履歴と
なり、例えば、主記憶装置12のファイルF3に記憶さ
れる(33)。また、このときの変更内容が現データフ
ァイルに保存される。このようにして編集操作が終了し
たとき、編集操作の履歴のファイルF3と最終的な編集
結果のファイルF2とが完成される。
【0023】ファイルF2の内容が確定すると、CPU
11は編集前後のソフトウエア設計書に係る情報の差分
を抽出し、これをファイルF7(例えば、主記憶装置1
2)に記憶する(34)。勿論、処理34は、編集処理
中に行っていても良く、この場合は、ファイルF2の内
容が更新される毎に編集前後のソフトウエア設計書に係
る情報の差分を抽出し、これによりファイルF7を更新
する。
【0024】設計者等は、ファイルF3、F7にデータ
が揃っていることを前提に、編集内容の確認または再生
の処理を指示する(I2)。これによりCPU11は、
確認管理データ記憶手段であるファイルF4(例えば、
プログラムロード時に、磁気記憶装置25から主記憶装
置12にロードされる。)のデータを参照して、ファイ
ルF3に記憶されている編集履歴から実質的な編集操作
に関する情報を抽出しファイルF6(主記憶装置12ま
たは磁気記憶装置25)に残す。また、設計者等からの
指示が編集内容の確認であるときには、確認管理データ
記憶手段であるファイルF5(主記憶装置12または磁
気記憶装置25)に記憶されているデータに応じて未確
認の編集操作の情報が抽出される(36)。ファイルF
5には、確認者毎に確認した時刻及び確認に係る頁の情
報が記憶されている。従って、CPU11は、当該確認
者に対応する範囲の編集操作の情報を抽出してファイル
F6にセットする。
【0025】次に、CPU11はファイルF7にセット
されているデータとファイルF6にセットされているデ
ータとから、編集前のソフトウエア設計書の情報から編
集後のソフトウエア設計書の情報を得るまでの間に行わ
れたソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作に応
じ、変更毎に変更後のソフトウエア設計書がどのように
変更されたのかを表示するための情報の抽出を行い、フ
ァイルF8(例えば、主記憶装置12)に記憶する(3
7)。なお、編集前後のソフトウエア設計書に係る情報
はそのままファイルF8にセットされる。
【0026】更に、CPU11は指示が編集内容の確認
であるか再生であるかを検出し(38)、再生であるこ
とを検出すると、編集操作の履歴(過程)をCRT表示
装置21に表示する(43)。この編集操作の履歴(過
程)は、編集前のソフトウエア設計書の情報から編集後
のソフトウエア設計書の情報を得るまでの間に行われた
ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作毎にソフ
トウエア設計書の情報がどう変遷したかを示すものであ
り、通常複数の過程からなる。そこで、設計者等はキー
ボード入力装置20またはマウス24からの入力により
履歴の正逆いずれかの送り、または、巻き戻し等の指示
を送ることにより、CPU11はこの指示に応じた表示
制御を行う(43)。そして、終了の指示を受けてCP
Uは当該処理を終了する。
【0027】一方、CPU11は、判断処理38におい
て、確認の指示が与えられていることを検出すると、フ
ァイルF6には、当該確認者に対応する範囲の編集操作
の情報が抽出されセットされているため、これに応じた
未確認の編集操作の情報に係るソフトウエア設計書の情
報について、差分を明らかにする表示をCRT表示装置
21に行なう(39)。そこで、設計者等はキーボード
入力装置20またはマウス24からの入力により修正等
の編集箇所を検索・サーチ可能とする指示を送ることに
より、CPU11はこの指示に応じ表示制御を修正等の
編集箇所を検索・サーチ可能に反転するなどして表示す
る(40)。この表示により確認を行った設計者等が、
キーボード入力装置20またはマウス24からの入力に
より確認の入力を行うと、CPU11はこれに応じて、
ファイルF5の当該確認者による確認した時刻及び確認
に係る頁の情報の更新登録を行う(41)。以上が本発
明の実施例の基本的構成である。
【0028】次に、本発明の実施例をより具体的に説明
する。図4には、編集履歴の再生が指示された場合の処
理手順が示されている。ソフトウエア設計書に対して編
集を行うべく設計者Aが当該装置に編集前の設計書D1
をセット(または、磁気記憶装置25からロード)し、
この設計書に対し編集処理を行って編集後の設計書D2
を得たとする。ここに、編集内容は、モジュール構造図
のモジュール(eee)をモジュール(aaa)の下に
追加し、モジュール(bbb)を削除し、モジュール
(ccc)をモジュール(bbb)の下に移動し、モジ
ュール(aaa)、(eee)を右に平行移動したもの
である。
【0029】そこで、上記編集が行われる間にCPU1
1は編集履歴取得手段S2として、上記の編集履歴をフ
ァイルF3に記憶する。図5には、上記編集により得ら
れるファイルF3の内容に係るデータが示されている。
つまり、編集の順に編集操作の種類、編集シンボル、編
集位置、編集時刻の各情報が収集され、テーブル化され
ている。なお、移動等の必要な場合には、編集前後の位
置情報等が保持され、実質的な編集操作か否かの判定に
供される。図6には、他のソフトウエア設計書の編集を
行った場合に得られる編集履歴の情報が記憶されたファ
イルF3の内容が示されている。
【0030】また、CPU11は差分抽出手段S10と
して、編集前のソフトウエア設計書の情報が記憶された
ファイルF1と編集後のソフトウエア設計書の情報が記
憶されたファイルF2を参照して編集の前後のソフトウ
エア設計書の情報の差分を抽出する。ここに、ソフトウ
エア設計書の情報は、設計書編集処理手段S1にサポー
トされている1処理(1シンボル)を1単位とした図7
に示すようなテンプレートを用いて作成される。つま
り、マウス24等により、追加すべきテンプレートの1
処理を指定して、CRT表示装置21の画面上の所要位
置を位置指定してセットし、追加編集する。
【0031】このため、ソフトウエア設計書はシンボル
の種別、シンボルのテキスト内容、座標により規定され
た処理の集合体で構成されており、例えば、編集前の設
計書D1に対しては、図9に示すような情報からなるフ
ァイルとなる。つまり、シンボル種別が独立モジュール
であるモジュール(main)と、シンボル種別が従属
モジュールであるモジュール(aaa)(bbb)(c
cc)・・・からなり、(x,y)で示される座標
を有し、テキストの内容は(aaa)(bbb)(cc
c)であり、従属モジュールについてはいずれのモジュ
ールに従属するかが示されている。これに対し、編集後
の設計書D2の内容は、図10に示すような情報とな
る。つまり、独立モジュール(bbb)が消去され、従
属モジュール「aaa」、「ccc」に、更に従属モジ
ュール(eee)、(ddd)が従属する形式となって
いることが判る。また、従属モジュール(aaa)の座
標が(x2 ,y2 )から(x6 ,y2 )へ移動している
ことも判る。
【0032】そして、上記図9に示したファイルF1、
図10に示したファイルF2とから得られる差分は、図
11のように、従属モジュール(aaa)、(bb
b)、(eee)、(ddd)に関する情報であり、こ
れがファイルF7にセットされることになる。
【0033】次に、CPU11は編集履歴選択手段S3
として、予め、ソフトウエアに影響を与えない編集操作
と、実質的な編集操作とを区別し、最終的に表示対象と
なる編集操作の履歴を得るための管理データが記憶され
ているファイルF4を参照して、編集操作の履歴が保存
されたファイルF3から実質的な編集操作に関する情報
を抽出しファイルF6に残す。具体的には、ファイルF
3の内容は図5の如くであるから、追加、削除は実質的
な編集操作であり、移動についてはソフトウエアに影響
を与えないものが含まれる可能性がある。移動等に関し
ては、前述の通り、編集前後の位置情報等が記憶されて
いるので、これを参照し、第4欄、第5欄の移動はソフ
トウエアに影響を与えないものであると判定する。以上
のようにして、図5に示されたファイルF3の内容から
は、第1欄から第3欄までの編集操作がファイルF6に
残される。また、図6に示す他のソフトウエア設計書の
編集を行った場合に得られる編集履歴にあっては、ファ
イルF4を参照して、例えば、名称変更はソフトウエア
に影響を与えないものであると判定される。その他、形
状(大きさ)の変更、網かけや塗り潰し等を行う編集操
作については、ソフトウエアに影響を与えないものであ
ると判定される。
【0034】次に、CPU11は履歴情報作成手段S5
としてファイルF6に記憶されたデータとファイルF7
に記憶されたデータとに基づき、編集前のソフトウエア
設計書の情報から編集後のソフトウエア設計書の情報を
得るまでの間に行われたソフトウエアに実質的に影響を
及ぼす編集操作に応じ、変更毎に変更後のソフトウエア
設計書がどのように変更されたを表示するための情報の
抽出を行い、ファイルF8に記憶する。つまり、ファイ
ルF6には図5のデータ中の第1欄から第3欄のデータ
が記憶されており、ファイルF7には図11に示される
データが記憶されているため、CPU11はこれらか
ら、モジュール(aaa)の移動に関しては表示の対象
から除去し、図12に示されるデータをファイルF8に
セットする。なお、編集前後のソフトウエア設計書に係
る情報はそのままファイルF8にセットされる。このと
き、CPU11は、ファイルF6の編集時刻から従属モ
ジュール(eee)の追加、従属モジュール(bbb)
の削除、従属モジュール(ddd)の移動が順に起こっ
たことを検出して、図12のファイルF8にはこの順で
データをセットしておく。
【0035】次に、CPU11は表示制御手段S6とし
て、ファイル8に記憶されたデータから表示データを作
成し、CRTディスプレイ装置21に対し表示を行う。
つまり、編集前のソフトウエア設計書に係る情報はその
まま記憶されているので、編集前の設計書であるモジュ
ール構造図の表示データを作成し、次に、従属モジュー
ル(eee)の追加、従属モジュール(bbb)の削
除、従属モジュール(ddd)の移動が順に起こったこ
とが図12のファイルF8にセットされていることに応
じて、対応の設計書であるモジュール構造図の表示デー
タを作成する。
【0036】そして、CPU11は編集前の設計書であ
るモジュール構造図の表示データに基づきCRTディス
プレイ装置21に対し表示を行う(図13(1))。次
に、CPU11は、キーボード入力装置20またはマウ
ス24から、次の画面の表示要求があることに応じて、
図13(2)〜(4)を表示する。ここに、図13
(2)は従属モジュール(eee)の追加が行われた後
のソフトウエア設計書を示し、図13(3)は従属モジ
ュール(bbb)の削除が行われた後のソフトウエア設
計書を示し、図13(4)は従属モジュール(ddd)
の移動が行われた後(ここでは、編集後とモジュール
(aaa)、(eee)の平行移動の点で異なるだけで
あるから、編集後)のソフトウエア設計書を示す。そし
て、CPU11は、キーボード入力装置20またはマウ
ス24から、画面逆送り等の表示要求があることに応じ
て、図13(1)〜(4)を正逆に遷移させて表示を行
う。
【0037】図14には、本実施例により採用され得る
他の表示形態が示されている。つまり、CPU11は図
13(2)〜(4)に移行する前段に、編集操作に応じ
て変化する情報部分を反転表示等の特殊表示とした画面
を配置し(図14(1)’、(2)’、(3)’)、こ
れを挟んで表示遷移を行う。この表示手法を採用した実
施例にあっては、次の編集においてどの部分に変更が加
えられるか一目瞭然であり、編集履歴を再生して経過を
見る場合等には好適である。
【0038】図15には、編集履歴の確認が指示された
場合の処理手順が示されている。この場合は、既に、設
計者Aによる編集が行われ、図4において説明した範囲
のデータについては、ファイルF1〜F8にセットされ
ている。若しくは、ファイルF3、F7に、複数のソフ
トウエア設計書の情報(それぞれが、複数頁よりな
る。)に対応して、編集操作履歴データと編集前後のソ
フトウエア設計書の情報の差分のデータがセットされて
いる。そして、編集履歴の確認の指示に際しては、設計
書名と確認者名とが入力手段S9より入力される。そこ
で、CPU11はソフトウエア設計書の履歴情報の確認
に関する管理データが記憶されている確認管理データ記
憶手段であるファイルF5を参照する。ここに、ファイ
ルF5には、図8に示されるように、設計書名に対応し
て、その設計書の種別、確認者、確認時刻、確認頁の各
情報が記憶されている。従って、CPU11は入力され
た設計書名と確認者名とから、確認者Bが確認する設計
書を特定し、確認頁からどの頁の設計書に対して確認す
るかを求める。この求めた頁の設計書についてファイル
F3から編集操作履歴を取り出し、ファイルF4のデー
タを参照して、表示対象の編集操作データを選択しファ
イルF6にセットする。
【0039】一方、ファイルF7には、上記確認者Bが
確認する設計書の情報に関し、編集前後のソフトウエア
設計書の情報について差分が取られたものが記憶されて
いる。ここに、確認者Bは上記図4において説明したソ
フトウエア設計書の情報の頁の前まで確認していたもの
とする。すると、ファイルF8にセットされるデータ
は、図4におけるファイルF8に記憶されたデータを含
むそれ以降の頁のデータである。
【0040】そこで、CPU11は設計書の確認のモー
ドであることを検出し、確認用の表示データを作成す
る。確認用の表示データとしては、図4において説明し
たものと同様に、図13、または、図14の表示を行い
得るデータであっても良いが、この実施例では、図15
に示す如き編集前後の差分結果D4に対応する表示デー
タを作成し、これに基づきCRT表示装置21の画面に
おいて編集前後の差分結果D4を表示する。つまり、編
集前後のソフトウエア設計書を基本的に重ね、追加(移
動によるものも含む)に係る部分を白抜きで反転表示
し、削除(移動によるものも含む)に係る部分を破線で
示し特殊表示する。これにより、確認者Bには当該頁の
設計書において編集前後の差が明確になり、確認作業を
容易に的確に行うことが可能である。そして、確認者B
が当該頁のソフトウエア設計書の編集について確認する
と、確認の旨をキーボード入力装置20またはマウス2
4により入力する。これを受けてCPU11は管理デー
タ更新手段S4として、ファイルF5の該当データを更
新する。更新の結果、ファイルF5の該当データが変化
し、CPU11は当該頁の設計書についてファイルF3
から編集操作履歴を取り出し、ファイルF4のデータを
参照して、表示対象の編集操作データを選択しファイル
F6にセットし、更に確認モードの処理をその終了の入
力がなされるまで継続する。
【0041】次に本発明の第3の実施例を説明する。こ
の実施例は、ソフトウエア設計書からソースプログラム
を作成する装置(特願平5−321588号に記載の
「設計書とソースの連動編集が可能なソフトウエア開発
支援装置」)を用い、この装置により作成されたソース
プログラムを用いて、ソフトウエア設計書の編集前から
編集後に至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集
操作によるソフトウエア設計書の履歴情報を、ソースプ
ログラムとして得るようにしたことを特徴としている。
【0042】図16には、第3の実施例に係る装置の構
成図が示されている。本実施例においても、設計書編集
処理手段S1が設計書(本実施例では、フローチャー
ト)の編集処理を実行する。そして、本実施例において
は、スタートとなり、処理シンボル(aaa)に示され
る処理と処理シンボル(bbb)に示される処理とが行
われて終了となる編集前のフローチャートに対し、条件
シンボル(ccc)を追加し、処理シンボル(bbb)
を削除して編集後のフローチャートを得る。CPU11
は編集履歴抽出手段S2として、上記編集処理の履歴情
報を抽出してファイルF3にセットする。このファイル
F3のデータは、既に説明した図5のデータと同様であ
り、編集の順に編集操作の種類、編集シンボル、編集位
置、編集時刻の各情報が収集され、テーブル化されてい
る(図17)。なお、移動等の必要な場合には、編集前
後の位置情報等が保持され、実質的な編集操作か否かの
判定に供されることは、図4の実施例の場合と同様であ
る。
【0043】次に、CPU11は編集履歴選択手段S3
として、予め、ソフトウエアに影響を与えない編集操作
と、実質的な編集操作とを区別し、最終的に表示対象と
なる編集操作の履歴を得るための管理データが記憶され
ているファイルF4を参照して、編集操作の履歴が保存
されたファイルF3から実質的な編集操作に関する情報
を抽出しファイルF6に残す。具体的には、ファイルF
3の内容は図17の如くであるから、追加、削除は実質
的な編集操作であり、これらはいずれもファイルF6に
残される。なお、本実施例では、編集前後のソフトウエ
ア設計書に係る情報はそのままファイルF6、F8にセ
ットされる。
【0044】次に、CPU11は主記憶装置12にソフ
トウエア設計書からソースプログラムを作成する装置
(特願平5−321588号に記載の「設計書とソース
の連動編集が可能なソフトウエア開発支援装置」)とし
て動作するためのプログラムを読出し、当該装置として
処理を行う。図18に示されるような、チャートシンボ
ルと対応のソースプログラムが対応付られて記憶された
変換ルールのテーブルを有し、CPU11はこのテーブ
ルを参照し、ファイルF6にある実質的な編集操作に係
る編集履歴情報(図17)から対応のソースプログラム
を発生する。ここでは、追加された条件シンボル(cc
c)に対応して図19に示すようなソースプログラムに
編集操作の内容と位置との情報を付加した情報を作成
し、保持し、更に、削除された処理シンボル(bbb)
に対応して図20に示すようなソースプログラムに編集
操作の内容の情報(必要な場合には、位置も)を付加し
た情報を作成する。そして、CPU11は、ファイルF
6にセットされている編集前のソフトウエア設計書に係
る情報を用いて、図18のテーブルを参照し、編集前の
ソフトウエア設計書に係る情報に対応するソースプログ
ラムを図21に示すように作成して保持する。また、上
記図19、図20に示した編集操作内容に応じたソース
プログラムを用いて、上記図21に示した編集前のソフ
トウエア設計書に係る情報に対応するソースプログラム
を更新して、図22に示すような編集後のソフトウエア
設計書に係る情報に対応するソースプログラムを作成す
る。
【0045】このようにして編集前後の設計書に対応し
たソースプログラムがファイルF1’、F2’に揃う
と、CPU11は差分抽出手段S10として、これらの
ファイルF1’、F2’のデータを比較して編集の前後
のソフトウエア設計書に対応するソースプログラムの差
分を抽出する。ここに、ソースプログラムは図21、図
22に示されている通りであるから、差分は容易に抽出
でき(図21、図22参照)、これら抽出したデータが
CPU11によりファイルF7にセットされることにな
る。ファイルF7には編集前後のソフトウエア設計書に
係るソースプログラムもセットされる。
【0046】次に、CPU11は履歴情報作成手段S5
としてファイルF6に記憶されたデータとファイルF7
に記憶されたデータとに基づき、編集前のソフトウエア
設計書の情報から編集後のソフトウエア設計書の情報を
得るまでの間に行われたソフトウエアに実質的に影響を
及ぼす編集操作に応じ、変更毎に変更後のソフトウエア
設計書のソースプログラムがどのように変更されたを表
示するための情報の抽出を行い、ファイルF8に記憶す
る。つまり、ファイルF6には図17のデータが記憶さ
れており、ファイルF7には図21、図22に差分とし
て示されるデータが記憶されているため、CPU11は
これらから、当該差分のデータ及び編集前後のソフトウ
エア設計書に係るソースプログラムを取り出しファイル
F8にセットする。このとき、CPU11は、ファイル
F6の編集時刻から条件シンボル(ccc)の追加、処
理シンボル(bbb)の削除が順に起こったことを検出
して、ファイルF8にはこの順でプログラムをセットし
ておく。
【0047】次に、CPU11は表示制御手段S6とし
て、ファイル8のデータから表示データを作成し、CR
Tディスプレイ装置21に対し表示を行う。つまり、編
集前のソフトウエア設計書に係るソースプログラムはそ
のまま記憶されているので、編集前の設計書であるフロ
ーチャートの表示データを作成し、次に、条件シンボル
(ccc)の追加、処理シンボル(bbb)の削除が順
に起こったことがファイルF8にセットされていること
に応じて、対応の設計書であるフローチャートに対応す
るソースプログラムの表示データを作成する。
【0048】そして、CPU11は編集前の設計書であ
るフローチャートに対応するソースプログラムの表示デ
ータに基づきCRTディスプレイ装置21に対し表示を
行う。次に、CPU11は、キーボード入力装置20ま
たはマウス24から、次の画面の表示要求があることに
応じて、対応する編集過程のフローチャートに対応する
ソースプログラムを表示する。そして、CPU11は、
キーボード入力装置20またはマウス24から、画面逆
送り等の表示要求があることに応じて、上記各編集過程
のフローチャートに対応するプログラムを正逆に遷移さ
せて表示するように表示制御を行う。なお、図16の編
集処理操作履歴D5を画面上に再生することを示す部分
(表示制御手段S6による処理部分)では、図示の関係
上、編集過程のフローチャートに対応するソースプログ
ラムの一部分が表示されているが、実際には、スクロー
ル機能を用いて編集過程のフローチャートに対応するソ
ースプログラム全体を目視可能なものである。
【0049】なお、以上の実施例ではソフトウエア設計
書がフローチャートである場合には、それに対応するソ
ースプログラムにより編集過程を表示するようにした
が、ソフトウエア設計書がフローチャートである場合
に、フローチャートの変更により編集過程を表示するこ
とも可能である。この場合、図23に示されるような編
集前のフローチャートが図24に示されるように編集さ
れたフローチャートとされた場合でも、これらのフロー
チャートは設計書編集処理手段S1にサポートされてい
る1処理(1シンボル)を1単位とした図7に示すよう
なテンプレートを用いて作成される。つまり、マウス2
4等により、追加すべきテンプレートの1処理を指定し
てCRT表示装置21の画面上の所要位置を位置指定し
て当該処理をセットし、追加編集が行われる。このた
め、ソフトウエア設計書はシンボルの種別、シンボルの
テキスト内容、座標により規定された処理の集合体で構
成されることになる。従って、編集前後の設計書の差分
の抽出は、これらソフトウエア設計書のシンボルの種
別、シンボルのテキスト内容、座標に基づき行われる。
【0050】また、図23のフローチャートは図25に
示されるようなソースプログラムに、図24のフローチ
ャートは図26に示されるようなソースプログラムに、
それぞれ対応する。このソースプログラムを比較した場
合でも、矢印に示すように差分は明らかであり、ソース
プログラムの比較から、最終的に編集過程のフローチャ
ートに対応するソースプログラムを表示することができ
る。
【0051】なお、以上の各実施例において、ファイル
F2、F3、F6、F7は必ずしも必須な構成ではな
く、編集が行われる度に、編集の前後履歴(ソフトウエ
アに実質的な影響を与えるもの)を得て、ファイルF8
に記憶するようにした実施例とすることもできる。ま
た、編集の都度変化を表示するだけであるならば、ファ
イルF8についても不要である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1に記
載の発明によれば、編集前および編集後のソフトウエア
設計書に係る情報に基づき、編集前と編集後のソフトウ
エア設計書に係る情報の差を抽出し、編集操作の履歴か
ら、ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を選
択し、上記抽出結果と選択処理結果を用いて、ソフトウ
エア設計書の編集前から編集後に至るソフトウエアに実
質的に影響を及ぼす編集操作によるソフトウエア設計書
の履歴情報の作成が行われ、設計内容に無関係なものを
排除したソフトウエア設計書の履歴情報を得ることがで
き、確認作業に時間を要せず、チェックすべきポイント
を逃してしまう可能性を少なくする。
【0053】以上説明したように本願の請求項2に記載
の発明によれば、作成された操作履歴の情報に基づきソ
フトウエア設計書の履歴情報の表示が行われるので、目
視により設計内容に無関係なものを排除したソフトウエ
ア設計書の履歴情報の確認作業を行った場合でも、確認
作業に時間を要せず、チェックすべきポイントを逃して
しまう可能性を少なくする。
【0054】以上説明したように本願の請求項3に記載
の発明によれば、編集操作による変化が特殊表示され、
編集操作による変化部分を一目瞭然とするので、確認作
業に時間を要せず、チェックすべきポイントを逃してし
まう可能性を少なくする効果がある。
【0055】以上説明したように本願の請求項4に記載
の発明によれば、ソフトウエア設計書の履歴情報の確認
に関する管理データに応じて未確認の編集操作を選択す
る動作が行われ、確認作業の結果を反映したソフトウエ
ア設計書の履歴情報の表示が行われるので、必要部分か
らの確認を可能とし、操作性が向上する。
【0056】以上説明したように本願の請求項5に記載
の発明によれば、ソフトウエア設計書の編集前から編集
後に至るソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作
によるソフトウエア設計書の履歴情報を、ソースプログ
ラムにより得ることが可能であるので、確認等の作業を
ソースプログラムにおいて行うことができ操作のバリエ
ーションを増し、操作性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置の実際的な構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置の編集過程再生の動作を説明するための図。
【図5】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図6】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図7】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図8】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図9】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援装
置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図10】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図11】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図12】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図13】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置により表示される編集過程の表示例を示す図。
【図14】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置により表示される編集過程の表示例を示す図。
【図15】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置の編集過程確認の動作を説明するための図。
【図16】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置のソースプログラムによる編集過程再生の動作を説
明するための図。
【図17】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図18】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図19】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図20】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図21】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図22】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置に保持されているファイルの内容を示す図。
【図23】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置のフローチャートによる編集過程再生の動作を説明
するための図。
【図24】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置のフローチャートによる編集過程再生の動作を説明
するための図。
【図25】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置のソースプログラムによる編集過程再生の動作を説
明するための図。
【図26】本発明の実施例に係るソフトウエア開発支援
装置のソースプログラムによる編集過程再生の動作を説
明するための図。
【符号の説明】
S1 設計書編集処理手段 S2 編集履歴
取得手段 S3 編集履歴選択手段 S4 管理デー
タ更新手段 S5 履歴情報作成手段 S6 表示制御
手段 S8 表示手段 S9 入力手段 F1〜F8 ファイル F5 確認管理
データ記憶手段 11 CPU 12 主記憶装
置 13 システムバス 14 キーボー
ド制御部 15 表示制御部 16 プリンタ
制御部 17 通信インタフェース 18 マウス制
御部 19 磁気ディスク制御部 20 キーボー
ド入力装置 21 CRT表示装置 22 プリンタ
装置 23 通信処理部 24 マウス 25 磁気ディスク装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段からのデータ入力および指示に
    応じてソフトウエア設計書に係る情報を作成するソフト
    ウエア開発支援装置において、 ソフトウエア設計書の編集の際に、編集操作の履歴を取
    得する編集履歴取得手段と、 編集前および編集後のソフトウエア設計書に係る情報に
    基づき、編集前と編集後のソフトウエア設計書に係る情
    報の差を抽出する差分抽出手段と、 前記編集履歴取得手段により取得された編集操作の履歴
    から、ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を
    選択する編集履歴選択手段と、 前記差分抽出手段による抽出結果および前記編集履歴選
    択手段による選択処理結果を用いて、ソフトウエア設計
    書の編集前から編集後に至るソフトウエアに実質的に影
    響を及ぼす編集操作によるソフトウエア設計書の履歴情
    報を作成する履歴情報作成手段とを具備することを特徴
    とするソフトウエア開発支援装置。
  2. 【請求項2】 情報を表示するための表示手段と、 履歴情報作成手段により作成された操作履歴の情報に基
    づきソフトウエア設計書の履歴情報を前記表示手段に表
    示させる表示制御手段とを具備することを特徴とする請
    求項1記載のソフトウエア開発支援装置。
  3. 【請求項3】 表示制御手段は、編集操作による変化を
    特殊表示して、ソフトウエア設計書の履歴情報を表示さ
    せることを特徴とする請求項2記載のソフトウエア開発
    支援装置。
  4. 【請求項4】 ソフトウエア設計書の履歴情報の確認に
    関する管理データが記憶される確認管理データ記憶手段
    と、 表示手段に表示されたソフトウエア設計書の編集履歴に
    対する確認入力に基づいて、前記確認管理データ記憶手
    段の管理データを更新する管理データ更新手段と、 編集履歴取得手段により取得された編集操作の履歴から
    ソフトウエアに実質的に影響を及ぼす編集操作を選択す
    るに際しては、前記確認管理データ記憶手段に記憶され
    ているデータに応じて未確認の編集操作を選択する編集
    履歴選択手段とが具備されていることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載のソフトウエア開発支援装
    置。
  5. 【請求項5】 ソフトウエア設計書からソースプログラ
    ムを作成する装置と、 この装置により作成されたソースプログラムを用いて、
    ソフトウエア設計書の編集前から編集後に至るソフトウ
    エアに実質的に影響を及ぼす編集操作によるソフトウエ
    ア設計書の履歴情報を、ソースプログラムとして得る手
    段とを具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載のソフトウエア開発支援装置。
JP7022628A 1995-02-10 1995-02-10 ソフトウエア開発支援装置 Withdrawn JPH08221265A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128736A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 仕様作成支援装置、仕様作成支援プログラム及び仕様作成支援方法
JP2006015913A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Favess Co Ltd 電動パワーステアリング装置のための制御定数設計適合装置
JP2013546090A (ja) * 2010-12-15 2013-12-26 マイクロソフト コーポレーション コードクローン検出を用いたインテリジェントコード差分処理

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