JPH0628221Y2 - 乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置 - Google Patents

乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置

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JPH0628221Y2
JPH0628221Y2 JP1988103195U JP10319588U JPH0628221Y2 JP H0628221 Y2 JPH0628221 Y2 JP H0628221Y2 JP 1988103195 U JP1988103195 U JP 1988103195U JP 10319588 U JP10319588 U JP 10319588U JP H0628221 Y2 JPH0628221 Y2 JP H0628221Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、塗工機の乾燥機に係り、特に乾燥機内の内
圧設定値に対し高精度に制御すると共に乾燥機内で気化
蒸発した溶剤ガスの濃度を設定値に対し常に一定に保つ
制御を行う内圧・溶剤ガス濃度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
カセットテープやビデオテープ等の磁気テープは、塗工
機により磁性粉、バインダ、平滑剤等をプラスチックの
ベースフィルム上に塗膜形成することにより製造され
る。塗膜が形成されたフィルムは、帯状に乾燥機の炉内
を通過させて連続的に乾燥させる。近年、機器の高性能
化とともに使用される磁気テープの薄膜化や磁性粉の微
細化が進み、磁気テープ上に付着した微細な塵埃や汚染
物質等が品質上問題となる。このため、乾燥工程におい
て、微細な塵埃や汚染物質等が塗膜上に付着するのを防
止するために、乾燥機内の内圧制御が行われている。例
えば、乾燥機の設置場所の外気がクリーンであれば乾燥
機内の内圧を陰圧にしても良いが、クリーンでない場合
には外気が入らないように内圧を陽圧に保つよう制御す
る必要がある。
従来、この種の内圧制御装置としては、乾燥機の排気ブ
ロワのみによる回転数制御を行うもの、あるいは排気側
に設けた開度制御用モータ付きダンパのみによる開度制
御を行うものであった。
また、乾燥機内で塗膜から気化蒸発した溶剤が高濃度に
なって爆発するのを防ぐために、溶剤ガス濃度を爆発下
限の約1/3以下に抑えるようにする必要があり、従来は
この溶剤ガス濃度の制御を排気ブロワの回転数を制御し
て行っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した排気ブロワのみによる回転数制
御を行うものでは、乾燥機内の内圧を設定値に保つよう
にする内圧制御に際し、設定値と測定値との間の偏差に
対する応答が遅い上に、この偏差が極端に大きい場合に
は、排気ブロワの制御領域を越えてしまう等の問題があ
った。特に、乾燥機運転開始当初のように炉内温度が所
定温度に達していない場合には、空気の密度差から炉内
圧が急激に上昇(あるいは低下)したままの状態が続
き、炉内温度が設定温度に到達するまで排気ブロワで可
能な制御領域に入らず、乾燥機内の内圧の制御が不能と
なっていた。
これに対して、排気側に設けた開度制御用モータ付きダ
ンパのみによる開度制御を行うものでは、乾燥機内の内
圧を制御するに際し、偏差に対する応答は速いけれども
内圧を高精度に制御するには適さないという問題点があ
った。
また、溶剤ガス濃度を排気ブロワの回転数で制御する従
来の装置では、乾燥機内の溶剤ガス濃度を制御すると、
内圧が変化してしまうという問題が生じた。このため、
内圧と溶剤ガス濃度との両者を同時に満足するように制
御することはできず、内圧制御または溶剤ガス濃度制御
のいずれか一方、すなわち乾燥系において優先度の高い
方を選択制御することが多かった。
そこで、本考案の目的は、乾燥機内の内圧を常に設定値
に対し高精度に制御できると共に、内圧を大きく変える
外乱に対しても迅速に追従することができ、さらに溶剤
ガス濃度についてもこれを設定値に対し一定に保つよう
簡便に制御することができる乾燥機内の内圧・溶剤ガス
濃度制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置
は、表面に塗膜処理を施した帯状フィルム(10)を連続的
に供給し、所要の温風を給気並びに排気することによっ
て帯状フィルムの乾燥を行う温風炉を有し、この温風炉
に給気ダンパ(31A,31B,31C)と循環ブロワ(32A,32B,32C)
とヒータ(26A,26B,26C)とエアフィルム(28A,28B,28C)と
を備えて温風を循環供給する給気系(62)を接続すると共
に、排気ブロワ(42A,42B,42C)を備えた排気系(72)を接
続して温風の排気を行うよう構成した乾燥機(20)におい
て、 排気系(72)に可変速制御用モータ(44A,44B,44C)付き排
気ブロワ(42A,42B,42C)と開度制御用モータ(48A,48B,48
C)付きダンパ(46A,46B,46C)を縦列配置すると共に、乾
燥機内圧力を測定する圧力発信器(50A,50B,50C)を設
け、 一方給気系(62)に開度制御用モータ(33A,33B,33C)付き
給気ダンパ(31A,31B,31C)を設けると共に、排気系の前
記可変速制御用モータ付き排気ブロワ(42A,42B,42C)に
対する上流側にガス濃度計(52A,52B,52C)を設け、 前記圧力発信器(50A,50B,50C)による圧力測定値を予め
設定した圧力設定値と比較し、圧力測定値が圧力設定値
に対し所定の許容範囲外の場合にその偏差に応じて前記
開度制御用モータ(48A,48B,48C)を制御して前記ダンパ
(46A,46B,46C)の開度を修正し、圧力測定値が圧力設定
値に対し所定の許容範囲内の場合にその偏差に応じて前
記可変速制御用モータ(44A,44B,44C)を制御して前記排
気ブロワ(42A,42B,42C)の回転数を修正して乾燥機(20)
内の内圧を一定に保持するよう構成した第1のコントロ
ーラを設け、 さらに前記ガス濃度計(52A,52B,52C)による溶剤ガス濃
度測定値を予め定めた溶剤ガス濃度設定値と比較しその
偏差に応じて前記開度制御用モータ(33A,33B,33C)を制
御して前記給気ダンパ(31A,31B,31C)の開度を修正する
よう構成した第2のコントローラを設けることを特徴と
する。
〔作用〕
本考案に係る乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置に
よれば、乾燥機の炉内の圧力を圧力発信器により常時測
定し、この測定値と内圧設定値との偏差が所定の偏差値
よりも大きい場合には、速やかに所定の偏差値内に入る
よう排気系の開度制御用モータ付きダンパのダンパ開度
を自動調節し、所定の偏差値内に入った時点で前記ダン
パ開度を固定すると共に排気ブロワの可変速制御用モー
タの回転数制御を行うことにより、乾燥器内の内圧を設
定値に対し常に一定となるよう高精度に制御することが
できる。
また、本考案によれば、炉内の溶剤ガス濃度を排気ダク
ト途中に設けたガス濃度計で常時測定し、溶剤ガス濃度
の設定値に対する偏差を補正するように開度制御用モー
タ付き給気ダンパのダンパ開度を自動調節する。この
際、乾燥機内の内圧が変化するが、前記の乾燥機内にお
ける内圧制御により、内圧の変化を直ちに検知して迅速
に内圧を一定に保つよう制御動作する。従って、乾燥機
内の内圧および溶剤ガス濃度は、同時に設定値に対して
一定に制御され保持される。
〔実施例〕
次に、本考案に係る乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御
装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図は、本考案に適用する乾燥機内の内圧制御装置の
一構成例をフローシートの形で示したものである。第1
図において、参照符号10は図示しない公知の塗工機によ
って磁性粉等の塗膜が連続的に片面に形成された帯状フ
ィルムを示す。この帯状フィルム10は、入口側ガイドロ
ール12を介して乾燥機20内に導入され、この乾燥機20内
を通過する間に乾燥が行われ、出口側ガイドロール14を
介して外部へ導出され適宜巻取り回収される。この種の
乾燥機20は、一般に数個のゾーンに分離した炉で構成さ
れており、図示例では3個のゾーン20A,20B,20Cからな
る場合を示している。主給気ブロワ60により取り込まれ
た外気は、給気系配管62を通り、乾燥機20内の各ゾーン
20A,20B,20Cヘ、風量の調節用給気ダンパ30A,30B,30Cを
介して循環ブロワ32A,32B,32Cにより送風される。この
時、外気はヒータ26A,26B,26Cで温められた後、エアフ
イルタ28A,28B,28Cを通ることにより微細な塵埃等は除
去され、クリーンな温風として各ゾーン内へ送風され
る。各ゾーン20A,20B,20Cヘ送風された温風は炉内配管
(図示せず)により分配されて、それぞれ多数の噴き出
しノズル22A,22B,22Cから帯状フィルム10に指向して噴
出され、フィルム10上の塗膜の溶剤を乾燥させる。この
温風は、循環用配管24A,24B,24Cを介して各ゾーン内で
循環ブロワ32A,32B,32Cにフィードバック可能である。
温風噴き出しノズル22A,22B,22Cは、フィルム10を非接
触の状態で炉内を通過させるためと乾燥しやすくするた
めに、フィルム10の下面側にも配置されている。なお、
噴き出しノズルからの風速は、溶剤の乾き具合によっ
て、入口側のゾーン20Aでは緩く、流れの終りに近い方
のゾーン20B,20Cでは高くしてもよい。各ゾーン20A,20
B,20Cの炉内の内圧は、電気式微差圧発信器(以下、圧
力発信器と呼ぶ)50A,50B,50Cにより常時測定し、炉内
温風は排気用ダクト40A,40B,40C、可変速制御用モータ4
4A,44B,44Cを有する排気ブロワ42A,42B,42C、開度制御
用モータ48A,48B,48Cを有するダンパ46A,46B,46Cおよび
排気系配管72を介して主排気ブロワ70により排気され
る。
次に、このように構成された乾燥機20の内圧制御動作に
つき第1図および第2図を参照しながら説明する。第2
図は、第1図に示す制御装置の制御を行う第1のコント
ローラの概略フローシートである。乾燥機20の運転開始
直後は、炉内温度が所定の温度に達していないために、
空気の密度差から炉内圧が急激に上昇(あるいは下降)
したままの状態であり、炉内では内圧設定値と圧力発信
機50A,50B,50Cからの内圧設定値(内圧フィードバック
値)との間に大きな偏差εが生じる。第1のコントロー
ラはこの偏差に対して各ゾーン毎に内圧制御を行うが、
ここではゾーン20Aを例に説明する。内圧設定値と圧力
発信器50Aからの内圧フィードバック値とは、第1のコ
ントローラ内で偏差εとしてPI調節器80に入力され、
この偏差εを比例積分処理した出力値は内圧設定値とと
もに第1のコントローラ内の演算器82,86へ入力されて
処理される。但し、演算器86へは、常開接点84を介して
入力される。演算器82は所定の演算処理を行う排気ブロ
ワ42Aの可変速制御用モータ44Aに対する回転数指令を出
力し、演算器86は開度制御用モータ付きダンパ46Aの開
度制御用モータ48Aへ開度指令を出力する。モータ回転
数指令は演算器86へも出力される。また、開度制御用モ
ータ付きダンパ46Aのダンパ開度データは、演算器82へ
入力される。
なお、第1のコントローラには開度制御用モータ付きダ
ンパの開度および排気ブロワのモータ回転数と内圧の関
係のデータが予め自動測定記憶されている。この開度−
回転数−内圧のデータに基づいて、演算器82,86は所定
の演算処理を行う。
第1のコントローラは、まず前記偏差εが所定の偏差値
(例えば、5mmAq)以上である場合には、常開接点84
を閉じて内圧設定値と偏差εに応じたPI調節器80の出
力値とを演算器86へ入力する。演算器86は、偏差εが小
さくなるように前記開度−回転数−内圧の関係のデータ
に基づいた演算処理を行い、開度制御用モータ付きダン
パ46Aへの開度指令を出力するので、ゾーン20A内の炉内
圧は敏速に粗調整される。偏差εが大きい間は、演算器
82による排気ブロワ42Aの可変速制御用モータ44への回
転数指令が出力されていても、排気ブロワ42Aの内圧制
御領域に入っていないので影響がない。開度制御用モー
タ付きダンパ46Aによる粗調整で、内圧設定値と内圧フ
ィードバック値との偏差εが速やかに所定の偏差値5mm
Aq以下になり、排気ブロワ42Aの内圧制御領域に入る
ので、開度制御用モータ付きダンパ46Aのダンパ開度を
固定し、演算器82によるモータ回転数指令に従った排気
ブロワ42Aの可変速制御用モータ44Aの回転数制御が行わ
れる。これにより、内圧フィードバック値が内圧設定値
と一致するように、排気ブロワ42Aによる微調整が行わ
れる。すなわち、開度制御用モータ付きダンパ46Aによ
るラフではあるけれどもスピーディな内圧制御と、可変
速制御用モータ付き排気ブロワ42Aによる反応は遅いが
高精度な内圧制御との両者の利点を組合せることによっ
て、迅速かつ高精度なゾーン20A内の内圧制御を達成し
ている。
同様の内圧制御はゾーン20B,20Cにおいても第1のコン
トローラによって行われ、迅速にしかも高精度に一定内
圧に保つことができ、各ゾーンの内圧が相互に干渉し合
う悪影響もなくすことができる。
本構成例による内圧制御装置では、炉内圧力設定値+0.
5mmAqに対して、測定値は+0.5〜1mmAqの範囲の偏
差に納まる制御を容易に実現することができる。
次に、この内圧制御装置を適用した本考案に係る乾燥機
内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置の実施例について、第
3図および第4図を参照しながら詳細に説明する。
第3図は、本考案に係る乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度
制御装置の一実施例を示すフローシート図であり、第4
図は溶剤ガス濃度の制御を行う第2のコントローラのフ
ローシート図である。なお、本実施例において、第1図
に示す装置と同一の構成部分については、同一の参照符
号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、第3図においては、炉内圧一定制御の他に、
乾燥機20の炉内で気化蒸発した溶剤ガス濃度をも一定に
制御するために、第1図における風量の調節用給気ダン
パ30A,30B,30Cをそれぞれ開度制御用モータ33A,33B,33C
付き給気ダンパ31A,31B,31Cに変更し、さらに各ゾーン2
0A,20B,20Cの排気ダクト40A,40B,40Cの途中に、ガス濃
度計52A,52B,52Cを新たに設置している点が異なってい
る。第2のコントローラは各ゾーン20A,20B,20C毎に内
圧・溶剤ガス濃度制御を行うが、ここではゾーン20Aを
例示的に説明する。
帯状フィルム10上の塗膜の乾燥過程で生じる気化蒸発し
た溶剤が炉内で高濃度になって爆発する危険を防ぐため
に、給気系から外気を炉内に供給して溶剤ガス濃度を爆
発下限の約1/3以下に抑えるようにコントロールする。
第2のコントローラは排気ダクト40Aの途中に設置した
ガス濃度計52Aによるガス濃度フィードバック値とガス
濃度設定値との偏差ε′をPI調節器81に入力し、この
偏差ε′を比例積分処理した出力値をガス濃度設定値と
ともに給気ダンパ31Aの開度制御用モータ33Aにモータの
ダンパ開度指令として入力し、偏差ε′が小さくなるよ
うに給気ダンパ31Aの開度を自動調節して、ゾーン20Aの
炉内への風量をコントロールし、溶剤ガス濃度を一定に
制御する。この時、炉内の圧力が瞬時に変化するが、前
述した内圧制御装置を併用しているために圧力発信器50
Aが直ちに内圧を検知し、開度制御用モータ付きダンパ4
6Aのダンパ開度および可変速制御用モータ付き排気ブロ
ワ42Aの回転数を制御して迅速かつ高精度に内圧を設定
値に対して一定に保つことができる。
同様の内圧・溶剤ガス濃度制御は、乾燥機20内のゾーン
20B,20Cについても行われる。
〔考案の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本考案装置によれ
ば、排気側に設置した開度制御用モータ付きダンパによ
るダンパ開度制御と可変速制御用モータ付き排気ブロワ
による回転数制御とを所定の偏差を境界条件にして自動
切替し、予め第1のコントローラに自動測定記憶された
開度−回転数−内圧データに基づいて制御することによ
り両者の制御性の利点が生かせるので、乾燥機内の内圧
制御を設定値に対して迅速かつ高精度に制御することが
できる。
従って、塗工機のように、一般的に乾燥機内が数個のゾ
ーンに分離された場合でも、すべてのゾーンにおいて同
一の内圧設定値に高精度に制御することが可能となり、
各ゾーン間での干渉による空気の逆流等がなくなるの
で、炉内を通過する帯状フィルムの走行を安定化するこ
とができる。
特に、本考案に係る乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御
装置によれば、排気ダクトの途中に設置したガス濃度計
による測定値を第2のコントローラにフィードバック
し、設定濃度になるよう開度制御用モータ付き給気ダン
パのダンパ開度を自動調節するという簡単な制御によ
り、溶剤ガス濃度を一定に制御できると共に、前記内圧
制御装置の併用によって内圧をも速やかに設定値に対し
て一定に保つことができる。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考
案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に適用する乾燥機内の内圧制御装置の一
構成例を示す系統図、第2図は第1図の内圧制御を行う
第1のコントローラの制御系統図、第3図は本考案に係
る乾燥機の内圧・溶剤ガス濃度制御装置の一実施例を示
す系統図、第4図は第3図におけるガス濃度制御を行う
第2のコントローラの制御系統図である。 10……帯状フィルム 12……入口側ガイドロール 14……出口側ガイドロール、20……乾燥機 20A,20B,20C……ゾーン 22A,22B,22C……ノズル 24A,24B,24C……循環用配管 26A,26B,26C……ヒータ 28A,28B,28C……エアフイルタ 30A,30B,30C……給気ダンパ 31A,31B,31C……開度制御用モータ付き給気ダンパ 32A,32B,32C……循環ブロワ 33A,33B,33C……開度制御用モータ 40A,40B,40C……排気ダクト 42A,42B,42C……可変速制御用モータ付き排気ブロワ 44A,44B,44C……可変速制御用モータ 46A,46B,46C……開度制御用モータ付きダンパ 48A,48B,48C……開度制御用モータ 50A,50B,50C……電気式微差圧発信器(圧力発信器) 52A,52B,52C……ガス濃度計 60……主給気ブロワ、62……給気系配管 70……主排気ブロワ、72……排気系配管 80,81……PI調節器、82,86……演算器 84……常開接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に塗膜処理を施した帯状フィルム(10)
    を連続的に供給し、所要の温風を給気並びに排気するこ
    とによって帯状フィルムの乾燥を行う温風炉を有し、こ
    の温風炉に給気ダンパ(31A,31B,31C)と循環ブロワ(32A,
    32B,32C)とヒータ(26A,26B,26C)とエアフィルタ(28A,28
    B,28C)とを備えて温風を循環供給する給気系(62)を接続
    すると共に、排気ブロワ(42A,42B,42C)を備えた排気系
    (72)を接続して温風の排気を行うよう構成した乾燥機(2
    0)において、 排気系(72)に可変速制御用モータ(44A,44B,44C)付き排
    気ブロワ(42A,42B,42C)と開度制御用モータ(48A,48B,48
    C)付きダンパ(46A,46B,46C)を縦列配置すると共に、乾
    燥機内圧力を測定する圧力発信器(50A,50B,50C)を設
    け、 一方給気系(62)に開度制御用モータ(33A,33B,33C)付き
    給気ダンパ(31A,31B,31C)を設けると共に、排気系の前
    記可変速制御用モータ付き排気ブロワ(42A,42B,42C)に
    対する上流側にガス濃度計(52A,52B,52C)を設け、 前記圧力発信器(50A,50B,50C)による圧力測定値を予め
    設定した圧力設定値と比較し、圧力測定値が圧力設定値
    に対し所定の許容範囲外の場合にその偏差に応じて前記
    開度制御用モータ(48A,48B,48C)を制御して前記ダンパ
    (46A,46B,46C)の開度を修正し、圧力測定値が圧力設定
    値に対し所定の許容範囲内の場合にその偏差に応じて前
    記可変速制御用モータ(44A,44B,44C)を制御して前記排
    気ブロワ(42A,42B,42C)の回転数を修正して乾燥機(20)
    内の内圧を一定に保持するよう構成した第1のコントロ
    ーラを設け、 さらに前記ガス濃度計(52A,52B,52C)による溶剤ガス濃
    度測定値を予め定めた溶剤ガス濃度設定値と比較しその
    偏差に応じて前記開度制御用モータ(33A,33B,33C)を制
    御して前記給気ダンパ(31A,31B,31C)の開度を修正する
    よう構成した第2のコントローラを設けることを特徴と
    する乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置。
JP1988103195U 1988-08-05 1988-08-05 乾燥機内の内圧・溶剤ガス濃度制御装置 Expired - Lifetime JPH0628221Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001501008A (ja) * 1996-12-20 2001-01-23 レール・リキード・ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード チャンバーに気体を供給するためのプロセスおよびそのようなチャンバーにおける雰囲気の所定の成分の含有量を調節する方法
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