JPH0627462B2 - 円形ドア開閉装置 - Google Patents

円形ドア開閉装置

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JPH0627462B2
JPH0627462B2 JP62065069A JP6506987A JPH0627462B2 JP H0627462 B2 JPH0627462 B2 JP H0627462B2 JP 62065069 A JP62065069 A JP 62065069A JP 6506987 A JP6506987 A JP 6506987A JP H0627462 B2 JPH0627462 B2 JP H0627462B2
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NABUKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は円形ドア開閉装置に関し、特に通常引き戸式
自動ドアとして使用される円形ドア開閉装置に改良を加
えたものである。
〔従来の技術〕
近年、建造物の玄関口等に設置される自動ドアとして、
円形ドア開閉装置が実用化されている。この開閉装置は
例えば第17図に示すように、横断面が円弧状に湾曲さ
れた一対の扉体A,Aと、これにならう円弧状湾曲部を
有する一対の仕切り壁B,Bとを、風除室Cを隔てて屋
内D側及び屋外E側に夫々対向配置すると共に、駆動装
置の動作によって各一対の扉体A、Aを円弧状に引分け
又は相接近させることにより、屋内D側に出入口F及び
屋外E側の出入口Gを夫々開放,閉鎖するように構成し
たものである。そして、上記両出入口F,Gの前方及び
後方には、人の存在を検知スイッチ等を用いて検知する
ための人体検知部位H…Hが設けられており、上記検知
スイッチ等からの信号に基づいて駆動装置を駆動させる
ことにより、対応する扉体A,Aを引き戸として開閉作
動させる構成である。その場合、同図にも示すように各
扉体A…Aは、対応する各仕切り壁B…Bに対し風除室
Cの内側にオフセットして配置されているのが通例であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した従来の円形ドア開閉装置によれ
ば、火災や地震等の不測の事態が発生して、屋内の人が
緊急避難する場合、避難者は出入口に殺到し、一刻も速
く屋外に出ようとする。この時、扉体A,Aが開放し、
出入口F,Gが人の通過し得る幅に開かれるまで待たな
ければならないため、バニック状態となり、非常に危険
である。
また、火災や地震等の不測の事態が発生して停電状態に
なった場合には、駆動装置の作動が停止して扉体が自動
的に開動しなくなるため、屋外に避難しようとしている
避難者は手動で扉体を引き分けて開動させねばならなく
なり、そのため迅速且つスムーズな避難を行うことが困
難とされていた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記事情に鑑み、通常引き戸式自動ドアとし
て使用される円形ドア開閉装置に開戸としての構成を付
加することにより、急用時或いは非常時等において迅速
且つ円滑に出入りを行い得る円形ドア開閉装置を提供す
ることを技術的課題としてなされたものであって、その
手段とするところは、少なくとも、一対の仕切り壁と、
これらの仕切り壁に形成される出入口に配置され且つ円
弧状に湾曲された一対の扉体と、これらの扉体を支持す
る正逆走行可能な一対の戸車機構とを有し、且つ各扉体
を出入口に沿って円弧状に引分け又は相接近させるよう
に駆動する駆動装置を具備してなる円形ドア開閉装置に
おいて、各扉体を、対応する仕切り壁に対し屋外側にの
み統一してオフセットして配置すると共に、各扉体の引
分け側端部に固着された回転軸を介して上記オフセット
された方向に水平旋回可能となるように対応する各戸車
機構に連結したところにある。
〔作用〕
上記手段によると、通常は戸車機構及び駆動装置の動作
により各扉体が引き戸として作動する円形ドア開閉装置
に、該各扉体がその引分け側端部を支点として水平旋回
する開き戸としての機能を所有させ得ることになる。そ
して、このように各扉体を開き戸として作用させること
によって、引き戸として開放されて出入口が人の通過し
得る幅に開放されるまで待つ必要がなく、更には停電時
等に手動で扉体を引分ける動作が不要で、扉体を押圧す
るだけで扉体が開き戸として開放され、即座に出入口を
通過することが可能となる。
更に、各扉体を対応する各仕切り壁に対し全て屋外側に
オフセットさせて配置し且つこのオフセットさせた方向
に水平旋回可能としたことにより、避難時等に各扉体を
全て避難方向に開動させ得ることになり、つまり避難者
の進行方向に向かって開かれることになり、避難者は何
ら支承を来すことなくスムーズに出入口を通過できるこ
とになる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、この発明に係る円形ドア開閉装置の概略構成を第
1図に基づいて説明する。
屋外(図面上手前側)と屋内とを連絡する玄関口に備え
付けられた円形ドア開閉装置1は、屋外側に配設されて
横断面が円弧状に湾曲された一対の戸袋2,2と、この
両仕切り壁2,2間に形成される出入口3に配設されて
同じく円弧状に湾曲された一対の扉体4,4と、風除室
5を隔ててこれらに対向配置された屋内側の仕切り壁
2′,2′、出入口3′及び扉体4′,4′とを有す
る。そして、上記各仕切り壁2,2(2′,2′)及び
各扉体4,4(4′,4′)の上方に配置された無目6
内の取付部材7にはレール8,8が架設されており、こ
のレール8,8に正逆走行自在に支持された各戸車機構
9…9を介して、上記扉体4,4(4′,4′)が引分
け或いは相接近されるように構成されている。
上記戸車機構9は夫々、対応するレール8上を走行する
走行輪が取り付けられた一対のドアハンガ9a,9b
と、この両ハンガ9a,9bに跨がって固定された吊枠
体9cとからなり、一方のハンガ9aに固定されたタイ
ミングベルト10をドアエンジン11が旋回移動させる
ことにより、吊枠体9c及び扉体4(4′)が夫々円弧
状に案内移動される構成である。そして、上記戸車機構
9,タイミングベルト10及びドアエンジン11等から
なる駆動装置は、屋外側については取付部材7の外周部
に、また屋内側については該部材7の内周部に夫々装備
されている。そして、図中18は全ての扉体を制御する
コントローラである。
更に、上記の如きレイアウトに加えてこの装置1におい
ては、屋外側の一対の扉体4,4が仕切り壁2,2の外
周側に、また屋内側の扉体4′,4′が仕切り壁2′,
2′の内周側に配置されている。つまり、全ての扉体が
対応する各戸袋に対して屋外側に統一してオフセットさ
れているのである。
尚、上記タイミングベルト10としては、4つと扉体
4,4(4′,4′)に対応されて合計4本のタイミン
グベルト10…10が使用されており、このベルト10
は、扉体開閉経路の中央部上方に位置するブラケット1
2に保持されたセンタプーリ13と、扉体4(4′)の
引分け側端部上方に位置するサイドプーリ14との間に
巻回されている。そして、上記ブラケット12には(第
2図参照)、一対のセンタプーリ13,13と同軸上に
固着された一対の歯車15,15が保持されていると共
に、この両歯車15,15が噛合されていることによ
り、屋内側及び屋外側に夫々1個ずつ設けられたドアエ
ンジン11により各一対のタイミングベルト10,10
が同時に駆動される構成である。また、上記一対のセン
タプーリ13,13間の間隔は、両プーリ13,13に
夫々ベルト10,10が巻回された状態で、両ベルト1
0,10の外周面間の寸法L1が、センタプーリ13の
周面に刻設された歯又はこれと同一諸元のベルト10の
歯の歯底からの歯先までの寸法(全歯たけ)よりも小さ
くなるように設定されており、これによりベルト10と
プーリ13との噛み合いのズレつまり歯飛び現象を防止
し得るように配慮がなされている。
また、上記取付部材7には、複数のガイドローラ用ブラ
ケット16…16が固定されており、これらのブラケッ
ト16…16に夫々2個ずつ保持されたガイドローラ1
6a,16b(第2図(a)参照)により、上記タイミ
ングベルト10が円弧状に張り渡された状態で移動可能
とされている。尚、上記2個のガイドローラ16a,1
6bのうち、一方のローラ16aはタイミングベルト1
0の反歯側に当接するので歯なしローラとされており、
また他方のローラ16bはタイミングベル10の歯側に
当接するので歯付きローラとされている。
一方、各扉体4,4,4′,4′は、上述の如く引き戸
として作動されるだけでなく、その開方向側端部(引分
け側端部)を回転中心として水平旋回される所謂開き戸
としても作動し得るように各戸車機構9…9に連結され
ている。
即ち、各扉体4(4′)の閉方向側端部は、ドアホルダ
20(詳細については後述する(を介して戸車機構9の
吊枠体9cに連結されており、このドアホルダ20の作
用により扉体4(4′)の当該端部が対応する吊枠体9
aに対して容易に縁切り状態になる構成とされている。
これに対して、各扉体4(4′)の開方向側端部は、対
応する吊枠体9cに回動自在に保持された回転軸30に
固定されており、扉体閉方向側端部が吊枠体9cと縁切
り状態になった時に、各扉体4(4′)がこの回転軸3
0を回転中心として屋外側に向かって水平旋回する構成
とされている。
上記ドアホルダ20は、第3,4図に示すように、扉体
4(4′)の上部に固定されたブラケット21に、円環
状V溝22aを有する円柱状の突起22を固設する一
方、吊枠体9cの下端に固定された有孔部材23に、球
状係合爪24,24を付勢する圧縮コイルバネが内臓さ
れた一対のシリンダ部材25,25を螺着し、且つ上記
突起22を有孔部材23の孔26内に嵌脱可能に突入さ
せた構成である。そして、扉体4(4′)を引き戸とし
て作動させる場合には、上記突起22を有孔部材23の
孔26内に突入されることにより、球状係合爪24が該
突起22のV溝22aに係合されて、扉体4(4′)と
吊枠体9cとが確実に係止状態となり、また開き戸とし
て作動させる場合には、扉体4(4′)を屋外側に押圧
することにより、上記突起22のV溝22aと球状係合
爪24,24との係合が外れ且つ該突起22が上記孔2
6から抜け出されて(第5図参照)、扉体4(4′)と
吊枠体9cとが縁切り状態となる。尚、扉体4(4′)
が開き戸として作動する場合には、上述の回転軸30を
回転中心として水平旋回が行われるため、上記突起22
が有孔部材23の孔26から抜け出る瞬間においては該
突起22の移動方向が、上記回転軸30と突起22とを
結ぶ直線L2に対して直交する方向となる。従って、第
5図に示すように上記突起22の軸心がこの直線L2に
直交する方向となるように、ブラケット21及び突起2
2を扉体4(4′)に取り付けている。
一方、各扉体4(4′)の開方向側端部における上方及
び下方には、上述の如く扉体4(4′)が開き戸として
作動する場合に上記回転軸30を扉体移動経路における
所定位置に確実に支持させることにより扉体4(4′)
の閉方向側端部(自由端)の自重による垂れを防止する
ための上部回転軸支持機構40及び下部回転軸支持機構
50が夫々設けられている。
上記上部回転軸支持機構40は、第6図に示す下端が傾
斜面41cとされた嵌合部材41aを上部に鍔部41d
を有するねじ部材41bに固定してなるプランジャ41
と、第7図に示す上端が傾斜面42cとされた筒状部材
42aを被嵌合部材42bに固着一体化してなるカム体
42と、第8図に示す上端に上記レール8を跨る凹部4
3a,43aを有すると共にその略中央部に上記ねじ部
材41bが貫通する孔43cを有し且つレール8の下面
に当接,離反されるラバー等でなるシュー43b,43
bを有する押圧体43とから構成されている。そして、
第9図に示すように、上記プランジャ41の上部に嵌合
部材41aと鍔部41dとの間にゴム部材45を介在さ
せて押圧体43を取付け且つプランジャ41の嵌合部材
41aをカム体42の被嵌合部材42b内に回動自在に
嵌合保持させた状態で、上記カム体42と、吊枠体9c
に回動自在に保持された回転軸30とをボルト44を用
いて固定している。この場合、回転軸30及び扉体4
(4′)の非回転時つまり引き戸として作動している時
には、同図に示すようにプランジャ41の傾斜面41c
とカム体42の傾斜面42cとが密接されていることに
より、押圧体43のシュー43bとレール8との間が所
定寸法だけ離間されていると共に、扉体4(4′)の回
転に伴ってカム体42が回転することにより上記両傾斜
面41c,42cの当接状態が変化してプランジャ41
が上方に移動し、これにより上記シュー43bがレール
8に当接して回転軸30の上部が所定位置に支持される
ことになる。
また、上記下部回転軸支持機構50は、第10図に示す
下端が傾斜面51dとされた筒体51aを被嵌合部材5
1bに嵌着し且つ該被嵌合部材51bをブラケット51
cに溶着一体化してなるカム体51と、第11図に示す
上端が傾斜面52eとされた嵌合部材52aをねじ部材
52bに固定し且つ上部にリテーナ52cを有し下部に
鍔部52dを有してなるプランジャ52と、第12図に
示す上面に貫通孔53aが形成された押圧体53とから
構成されている。そして、第13図に示すように、上記
プランジャ52の嵌合部材52aをカム体51の被嵌合
部材51b内に回動自在に保持し且つプランジャ52の
ねじ部材52bを押圧体53の貫通孔53aに鍔部52
dより上方で遊挿すると共に、カム体51における被嵌
合部材51bの上面とプランジャ52のリテーナ52c
との間にバネ定数の小さい第1スプリング54を介設し
且つプランジャ52における嵌合部材52aの下面と押
圧体53の上面との間にバネ定数の大きい第2スプリン
グ55を介設した状態で、カム体51におけるブラケッ
ト51cと扉体4(4′)とをボルト56,56を用い
て固定している。そして、上記押圧体53は、仕切り壁
2(2′)の下端部に沿って床面に形成された溝状レー
ル57内に遊嵌合されている。この場合、上記回転軸3
0及び扉体4(4′)の非回転時には、同図に示すよう
にプランジャ52の傾斜面52eとカム体51の傾斜面
51dとが密接していることにより溝状レール57の底
面57aと押圧体53との間が所定寸法だけ離間されて
いると共に、扉体4(4′)の回転に伴ってカム体51
が回転することにより第1スプリング51を押し縮めな
がらプランジャ52が下方に移動し、これにより押圧体
53が溝状レール57の底面57aに当接して上記回転
軸30がその下方で支持される。そして、このような状
態から更に扉体4(4′)が回転した場合には、プラン
ジャ52が第2スプリング55を押し縮めながら下動
し、これに伴って押圧体53の上壁53bとプランジャ
52の鍔部52dとが離反される。この時、押圧体53
は第2スプリング55により溝状レール57の底面57
aに当接した状態が維持される。
ところで、この円形ドア開閉装置1においては、第1図
に示す屋外側出入口3の前後及び屋内側出入口3′の前
後に夫々人体検知スイッチが配設されており、このスイ
ッチにより検知可能な人体検知範囲内に入退室者が入っ
た時点で、各扉体4(4′)が引き戸として自動的に開
動される構成であるが、上述の如く人が扉体4(4′)
を屋外側に押圧してドアホルダ20を縁切り状態とした
場合には、引き戸として開動する機能が停止されるよう
になっている。そして、このように扉体4(4′)引き
戸として作動させる場合と開き戸として作動させる場合
との切り換え制御は、次に示すような手段により行われ
る。
即ち、第14図に示すように、仕切り壁2(2′)の一
端部における枠2a内上部には、扉体4(4′)の閉方
向側端部における枠4aの側面4b(屋内側の側面)を
常に指向する光電スイッチ60が取付けられていると共
に、この光電スイッチ60からの出力信号に基づいて上
記ドアエンジン11の駆動を制御する制御装置61が無
目6内のコントローラ18内に備えられている。上記光
電スイッチ60は近赤外線変調光を投光する投光部と、
該投光部から発せられて上記扉体枠4aの側面4bで反
射された光を受光する受光部とを有し、図示のように扉
体4(4′)が引き戸として作動可能な状態にある時に
は、投光部から発せられた光が受光部で受光され得るよ
うに所定の方向を指向させて取付けられている。更に、
光電スイッチ60は、扉体4(4′)が引き戸として開
閉作動しても常に扉体4(4′)の横の枠4aの側面4
bを指向するように仕切り壁2(2′)の縦の枠2aに
取付けられている。また、上記制御装置61は、大別す
ると第15図に示すように検出部62と制御部63とか
らなり、該検出部62は、上記光電スイッチ60の投光
部に設けられた投光素子64に所望の電気信号を送出す
るための発振回路65と、上記光電スイッチ60の受光
部に設けられた受光素子66を介して受光された光を電
気信号に変換する受光回路67と、この変換された信号
を増幅する増幅回路68と、該増幅回路68からの信号
を受けて上記投光素子64から発せられた光に対応する
電気信号のみを取り出す検波回路69と、該検出波回路
69からの信号に基づいてON,OFFされるスイッチ
70aを有する出力回路70とから構成されている。そ
して、この出力回路70のスイッチ70aは、投光素子
64から発せられて扉体枠4aの側面4bで反射された
光が受光素子66で受光されている間はON状態とされ
ている。一方、上記制御部63は、検出部62の出力回
路70からの信号がフォトカプラ71を介して入力され
るリセット回路72と、該リセット回路72からの信号
に基づいてリセット端子がHIGH又はLOWとされる
CPU73とを有すると共に、このCPU73には前述
の人体検知スイッチからの信号aが入力され、且つ該C
PU73からはドアエンジン11を駆動させることによ
り扉体4(4′)を引き戸として開作動及び閉作動させ
るための開信号b及び閉信号cが出力されるようになっ
ている。尚、図中74,74は夫々プルアップ抵抗を示
し、また75はチャタリング防止用のコンデンサを示す
ものである。
そして、各扉体4(4′)が引き戸として作動される場
合つまり上記出力回路70のスイッチ70aがON状態
にある場合は、これを示す信号がフォトカプラ71を介
してリセット回路72に入力されると共に、このリセッ
ト回路72からの信号によりCPU73のリセット端子
がHIGHにプルアップされて該CPU73が作動可能
状態となる。このような状態の下で、入退室者が人体検
知範囲内に入ったか否かを示す人体検知スイッチからの
信号aに基づいて、CPU73から開信号b或いは閉信
号cが出力される。
一方、各扉体4(4′)が開き戸として上記回転軸30
を介して水平旋回した場合には、扉体枠4aの側面4b
が当初の状態から傾斜されることに起因して、投光素子
64から発せられた光が受光素子66で受光されなくな
ると共に、これに伴って出力回路70のスイッチ70a
がOFF状態になる。そのため、リセット回路72には
所定の信号が入力されなくなってCPU73のリセット
端子がLOWになると共に、これに伴ってCPU73は
リセットされる。そして、このようにCPU73がリセ
ットされた状態にある間は、入退室者が人体検知範囲に
入ったことを示す信号aがCPU73に入力されても、
該CPU73から開信号b及び閉信号cは出力されず、
扉体4(4′)の自動開閉動作が阻止される。このよう
にして、各扉体4(4′)が開き戸として作動する場合
には、その引き戸としての機能が停止されるのである。
以上のようにこの円形ドア開閉装置1においては、全て
の扉体4(4′)が、対応する仕切り壁2(2′)に対
し屋外側にオフセットして配置され且つ回転軸30を介
して屋外側に向けて水平旋回可能とされていることによ
り、以下に示すような作用を行い得ることになる。
即ち、火災や地震等の不測の事態が発生した場合には、
第16図に示すように、非難者は先ず屋内側出入口3′
に配設されている一対の扉体4′,4′を矢印Xで示す
ように屋外側に向けて押す。この時、扉体4′,4′の
先端の密着端部は気密性を保つためパッキン材が用いら
れているので、開き戸として開動し始めるに際してはこ
のパッキン材が収縮することによって密着状態であって
も容易に開き始める。そして、回転軸30,30を介し
て両扉体4′,4′を開き戸として開動させ、同図に符
号(V)或いは符号(V′)で示すように両ストッパ8
0,80に当接させる。そして、避難者はこのような状
態で、この屋内側出入口3′を通過して風除室5に入
り、然る後、屋外側出入口3に配設されている一対の扉
体4,4を、矢印Yで示すように屋外側に向けて押すこ
とにより、符号(W)或いは符号(W′)で示すように
ストッパ81,81に当接させ、この屋外側出入口3を
通過して屋外に退出する。尚、停電等の理由によりこの
装置1が自動ドアとして作動しなくなった場合において
も、上記各扉体4(4′)が開き戸として良好に作動す
ることは言うまでもない。
更に、上述の如く各扉体4(4′)の閉方向側端部はド
アホルダ20の機能により吊枠体9cから容易に離反さ
れ、且つ回転軸30は上部回転軸支持機構40及び下部
回転軸支持機構50の動作により確実に支持され、しか
も制御装置61の動作により引き戸としての作動が停止
されることになるので、扉体4(4′)の屋外側に向け
ての開動が良好に且つ扉体4(4′)が引き戸として開
作動又は閉作動しないために安全に行われることにな
る。
尚、上記実施例では、風除室が平面視で略真円形状とさ
れたものであるが、この発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば風除室が平面視で繭形状ないし長円形状
とされたものについても同様に適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、通常引き戸として作動
する円形ドア開閉装置に開き戸として作動させ得る手段
を付加し、且つ全ての扉体を屋外側に向けて開放させる
構成、つまり非難者が避難する方向に開放させる構成と
したので、出入口は非難者が避難する方向に扉体を押圧
するだけで開放され、迅速且つ円滑に該出入口を通過す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は円形ド
ア開閉装置の全体構成を示す斜視図、第2図はこの装置
に備えられるセンタプーリ周辺の構造を示す一部破断拡
大正面図、第2図(a)はこの装置に備えられるガイド
ローラの構造を示す拡大側面図、第3図はこの装置に備
えられるドアホルダの構造を示す要部拡大縦断側面図、
第4図は第3図IV−IV線に従って切断した要部拡大縦断
正面図、第5図は第4図V−V線矢視図、第6,7,8
図は夫々、この装置に備えられる上部回転軸支持機構の
構成要素であるプランジャ,カム体,押圧体を示す斜視
図、第9図は上部回転軸支持機構の構造を示す要部拡大
縦断正面図、第10,11,12図は夫々、この装置に
備えられる下部回転軸支持機構の構成要素であるカム
体,プランジャ,押圧体を示す斜視図、第13図は下部
回転軸支持機構の構造を示す要部拡大縦断正面図、第1
4図は円形ドア開閉装置の制御システム図、第15図は
制御装置の構成を示す回路図、第16図は作用を示す円
形ドア開閉装置の概略平面図、第17図は従来例を示す
概略平面図である。 1……円形ドア開閉装置、2,2′……仕切り壁、3,
3′……出入口、4,4′……扉体、9……戸車機構、
9c……吊枠体、30……回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、一対の仕切り壁と、これらの
    仕切り壁間に形成される出入口に配置され且つ円弧状に
    湾曲された一対の扉体と、これらの扉体を支持する正逆
    走行可能な一対の戸車機構とを有し、且つ各扉体を出入
    口に沿って円弧状に引分け又は相接近させるように駆動
    する駆動装置を具備してなる円形ドア開閉装置であっ
    て、各扉体が、対応する各仕切り壁に対し屋外側にのみ
    統一してオフセットして配置されていると共に、各扉体
    の引分け側端部に固着された回転軸を介して上記オフセ
    ットされた方向に水平旋回可能となるように対応する各
    戸車機構に連結されていることを特徴とする円形ドア開
    閉装置。
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