JPH06273926A - 反射防止膜材料 - Google Patents

反射防止膜材料

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JPH06273926A
JPH06273926A JP5088202A JP8820293A JPH06273926A JP H06273926 A JPH06273926 A JP H06273926A JP 5088202 A JP5088202 A JP 5088202A JP 8820293 A JP8820293 A JP 8820293A JP H06273926 A JPH06273926 A JP H06273926A
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JP
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resist
layer
antireflection film
antireflection
water
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JP5088202A
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English (en)
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Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Toshinobu Ishihara
俊信 石原
Yoshifumi Takeda
好文 竹田
Kazumasa Maruyama
和政 丸山
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細で寸法精度及び合わせ精度が高い上、簡
便な工程で生産性及び再現性良く、しかも環境面での問
題もなく、半導体集積回路の製造時においてフォトリソ
グラフィーのレジストパターン形成を可能にし得る反射
防止膜材料を提供する。 【構成】 下記一般式(1)で示されるパーフルオロア
ルキルスルホン酸アンモニウム塩又は下記一般式(2)
で示されるパーフルオロアルキルカルボン酸アンモニウ
ム塩と少なくとも一種類の水溶性樹脂とを配合する。 【化1】 (式中、Rは水素原子又はアルキル基であり、nは1〜
20の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の製造
等において、特にフォトリソグラフィーのパターン形成
時に凹凸のある基板上にも高精度の微細加工を可能にし
得る反射防止膜材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
半導体集積回路の高集積化、高密度化に伴い、パターン
形成プロセスにおけるパターン寸法の高精度化が要求さ
れている。各種微細パターンの形成には、フォトレジス
トを所望のパターン形状に露光し、現像することによっ
てレジスト像を得るフォトリソグラフィーと呼ばれる方
法が一般に用いられている。
【0003】しかしながら、基板に凹凸がある場合、段
差部分でフォトレジスト層の膜厚が変動するために光干
渉の影響を受け、従ってレジスト像の寸法精度が低下
し、このことにより正確なサイズにパターン加工ができ
ないだけでなく、合わせ露光のためのアライメントマー
クの寸法精度も低下し、合わせ精度の低下につながると
いう問題もある。
【0004】そこで、基板表面の凹凸によって生じる上
記問題点を解決したパターン形成法として、多層レジス
ト法(特開昭51−10775号公報等)、ARC(レ
ジスト下層に形成した反射防止膜)法(特開昭59−9
3448号公報)、ARCOR(レジスト上層に形成し
た反射防止膜)法(特開昭62−62520,6252
1号公報)などが提案されている。
【0005】しかし、多層レジスト法は、レジスト層を
2層又は3層形成した後、パターン転写を行うことによ
ってマスクとなるレジストパターンを形成する方法であ
るので工程数が多く、このため生産性が悪く、また中間
層からの光反射によって寸法精度が低下するという問題
点がある。
【0006】また、ARC法は、レジスト層の下層に形
成した反射防止膜をエッチングする方法であるため、寸
法精度の低下が大きく、エッチング工程が増えるため生
産性も悪くなるという問題がある。
【0007】これに対し、ARCOR法は、レジスト層
の上層に反射防止膜を形成し、露光後剥離する工程を含
む方法であり、簡便かつ微細で、寸法精度及び合わせ精
度が高いレジストパターンを形成することができる方法
である。特に特開昭62−62520号公報記載の方法
では、反射防止膜としてパーフルオロアルキルポリエー
テル、パーフルオロアルキルアミン等のパーフルオロア
ルキル化合物などの低屈折率を有する材料を用いること
によってレジスト層−反射防止膜界面における反射光を
大幅に低減させ、このことによってレジスト像のパタン
寸法の変動量をレジスト単層に比べ1/3に抑え得るも
のである。
【0008】しかしながら、上記パーフルオロアルキル
化合物は、有機溶剤に対する溶解性が低いことから塗布
膜厚を制御するためにフロン等の希釈液で希釈して用い
る必要がある上、上記パーフルオロアルキル化合物から
なる反射防止膜の除去剤としてもフロン等を用いている
が、現在、フロンは環境保護の観点からその使用が問題
となっており、かつ工程数も多いという問題を有してい
る。
【0009】また、特開昭62−62521号公報記載
の方法は、反射防止膜材料として水溶性である多糖類を
用いることによって、レジスト−反射防止膜界面でのイ
ンターミキシングを起こすことなく、また反射防止膜の
除去を現像工程と共用できるものでプロセス的にも問題
がなく、しかも簡便であるというものである。しかし、
上記多糖類は上記パーフルオロアルキル化合物に比べ屈
折率が低くないためにパターン寸法の変動量がレジスト
単層に比べ2/3しか抑えることができず、満足できる
ものではない。
【0010】従って、精度、工程の簡便性、環境保護な
どの面で満足にパターン形成することは困難であった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、微細で寸法精度及び合わせ精度が高い上、
簡便な工程で生産性及び再現性良く、しかも環境面での
問題もなくレジストパターン形成を可能にし得る反射防
止膜材料を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、水溶性樹脂
との相溶性及び水に対する溶解性がある低屈折率の下記
一般式(1)で表わされるパーフルオロアルキルスルホ
ン酸アンモニウム塩又は下記一般式(2)で表わされる
パーフルオロアルキルカルボン酸アンモニウム塩と少な
くとも1種類の水溶性樹脂とを主成分とする混合水溶液
を反射防止膜材料として用いることにより、入射光の損
失無しにレジスト層表面での反射光を低減し得、かつレ
ジスト層での光多重干渉によるパターン寸法の変動量を
レジスト単層に比べ大幅に抑えることができ得ることを
知見した。
【0013】
【化2】 (式中、Rは水素原子又はアルキル基であり、nは1〜
20の整数である。)
【0014】即ち、上記パーフルオロアルキルスルホン
酸アンモニウム塩及びパーフルオロアルキルカルボン酸
アンモニウム塩は低屈折率(約1.3)の化合物である
が、この化合物と少なくとも1種類の水溶性樹脂を主成
分とする混合水溶液をレジスト層の上層として反射防止
層(屈折率約1.45)を形成した場合、光の反射率を
大幅に低減し得、それ故、レジスト像の寸法精度を向上
させることができ、かつレジスト層での光多重干渉によ
るパターン寸法の変動量をレジスト単層に比べ1/2程
度に抑えることもできる上、レジスト−反射防止膜界面
でのインターミキシングを起こすことがなく、また反射
防止膜の除去を現像工程と共用できるのでプロセス的に
も問題がなく、しかも作業工程が簡便であり、環境面で
の問題もないということを知見し、本発明をなすに至っ
たものである。
【0015】従って、本発明は、上記一般式(1)で表
わされるパーフルオロアルキルスルホン酸アンモニウム
塩又は上記一般式(2)で表わされるパーフルオロアル
キルカルボン酸アンモニウム塩と少なくとも1種類の水
溶性樹脂とを含有することを特徴とする反射防止膜材料
を提供する。
【0016】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明の反射防止膜材料は、第1成分として下記一般式
(1)で表わされるパーフルオロアルキルスルホン酸ア
ンモニウム塩又は下記一般式(2)で表わされるパーフ
ルオロアルキルカルボン酸アンモニウム塩を含むもので
ある。
【0017】
【化3】
【0018】ここで、Rは水素原子又はアルキル基(例
えば炭素数1〜4のメチル基、エチル基、ブチル基等)
であり、nは1〜20の整数であるが、Rは水素原子、
nは6〜12が好ましい。
【0019】また、本発明の反射防止膜材料は、第2成
分として少なくとも1種類の水溶性樹脂を含むものであ
る。水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール、プル
ラン等の多糖類、ポリビニルピロリドン単独重合体又は
共重合体、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸等が挙げ
られるが、ポリビニルアルコール、プルラン、ポリアク
リル酸が好ましく、特にポリビニルアルコール又はプル
ランとポリアクリル酸とを組み合わせることがより好ま
しい。
【0020】上記水溶性樹脂の配合割合は、上記式
(1)のパーフルオロアルキルスルホン酸アンモニウム
塩又は式(2)のパーフルオロアルキルカルボン酸アン
モニウム塩と水溶性樹脂との割合が、重量比で5:95
〜40:60、特に20:80〜35:65となる範囲
が好ましい。上記割合が5:95に満たないと屈折率を
低くすることができないため、反射防止効果が不十分な
場合があり、40:60を超えると相溶性が不十分なた
め、成膜性に悪影響を与える場合がある。
【0021】更に、本発明材料には、成膜性を向上させ
るために第3成分として界面活性剤を添加することが好
ましい。界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤、
アミンオキサイド系界面活性剤、アミンカルボン酸塩系
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系界
面活性剤、或いはこれらのフッ素含有の界面活性剤を挙
げることができる。
【0022】界面活性剤の配合割合は、水溶液全体に対
し0〜2重量%、特に0〜1重量%となる範囲が望まし
い。
【0023】本発明の反射防止膜材料は、上記式(1)
のパーフルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩又は
式(2)のパーフルオロアルキルカルボン酸アンモニウ
ム塩と少なくとも1種類の水溶性樹脂、更には必要によ
り界面活性剤を含有するもので、これら成分を水に溶解
して混合し、回転注型可能な反射防止膜の形成に用いる
ことができる。この場合、各成分の配合割合は、(A)
水100部(重量部、以下同じ)、(B)上記パーフル
オロアルキルスルホン酸アンモニウム塩1〜30部、特
に1〜10部、(C)少なくとも1種類の水溶性重合体
1〜30部、特に1〜10部、(D)界面活性剤0〜3
部、特に0〜2部とすることが好適である。
【0024】本発明の反射防止膜材料を用いてレジスト
パターンを形成するには、公知の方法を採用し得、例え
ば図1に示すリソグラフィー工程に従ってレジストパタ
ーンを形成することができる。
【0025】即ち、ケイ素ウエハー等の基板1上にスピ
ンコート等の方法でフォトレジスト層2を形成し、この
フォトレジスト層2の上に本発明の反射防止膜材料をス
ピンコート等の方法で塗布して反射防止層3を形成し、
反射防止層3に波長190〜500nmの紫外線もしく
はエキシマレーザー4を縮小投影法により所望のパター
ン形状に露光し、即ち図1(c)においてA部分を露光
し、次いで水により反射防止層3を除去し、現像液を用
いて現像する方法によりレジストパターン5を形成する
ことができる。なお、現像時にアルカリ現像液を用いて
光脱色性層3の除去と現像を同時に行うことも可能であ
る。
【0026】この場合、反射防止層3は、300〜20
00Åの厚さ、特に365nmの露光光の場合630
Å、1890Å程度の厚さに形成することが好ましい。
また、図1に示した例においてはフォトレジスト層2と
してポジ型レジストを用いたのでB部分がレジストパタ
ーンとして残るが、フォトレジストとして所定波長の光
に対して所定レベルのコントラスト閾値を示すものであ
ればポジ型、ネガ型のいずれも使用することができる。
【0027】ここで、本発明の反射防止膜の光散乱低減
効果について図2,3を参照して説明すると、図2に示
すように、基板1にレジスト層2を形成しただけでは、
入射光Ioが空気−レジスト層界面でかなりの反射(I
r1)が起こり、入射光量が損失すると共に、レジスト層
2内に入った光がレジスト層−基板界面で反射(Ir2
し、この反射光Ir2がレジスト層−空気界面で再度反射
(Ir3)することが繰り返されるため、レジスト層で光
多重干渉が生じる。
【0028】これに対し、図3に示すように、レジスト
層2上に本発明の反射防止層3を形成することにより、
入射光Ioの空気−反射防止層界面での反射光Ir4、反
射防止層−レジスト層界面での反射光Ir5、レジスト層
−反射防止層界面での反射光Ir6、反射防止層−空気界
面での反射光Ir7を低減し得る。このように、反射光I
r4,Ir5を低減し得るので入射光量の損失が減少し、ま
た反射光Ir6,Ir7を低減し得るのでレジスト層2内で
の光多重干渉が抑制される。
【0029】即ち、反射防止の原理から、レジストの露
光光に対する屈折率をn、露光光の波長をλとすると、
反射防止膜の屈折率n’を√n、その膜厚をλ/4n’
の奇数倍に近付けるほど、この反射防止の反射率(振幅
比)は低減する。従って、この場合、レジスト材料とし
てフェノールノボラック系の材料を用いると、その屈折
率は約1.63であり、一方、本発明の反射防止膜の屈
折率は約1.45であり、更に波長365nm(i線)
の光を用いる場合、反射防止膜の最適膜厚は約630
Å,1890Åであるから、かかる条件において、本発
明の反射防止膜を用いた場合における上記反射光の低減
効果、光多重干渉効果が有効に発揮されるものである。
【0030】また、レジスト材料としてポリヒドロキシ
スチレン系の材料を用いると、その屈折率は約1.56
であり、一方、本発明の反射防止膜の屈折率は約1.4
5であり、更に波長248nmのKrFエキシマレーザ
ーを用いる場合、反射防止膜の最適膜厚は約430Å,
1290Åであるから、かかる条件において、本発明の
反射防止膜を用いた場合における上記反射光の低減効
果、光多重干渉効果が有効に発揮されるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の反射防止膜材料は、微細で寸法
精度及び合わせ精度が高い上、簡便な工程で生産性及び
再現性良く、しかも環境面での問題もなくレジストパタ
ーン形成を可能にし得るものである。従って、本発明材
料を用いることにより、半導体集積回路を製造する際の
フォトリソグラフィーのパターン形成時に凹凸のある基
板上にも高精度の微細加工を行うことができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
【0033】〔実施例1〕反射防止膜として、フロラー
ドFC−93(住友3M(株)社製、パーフルオロアル
キルスルホン酸アンモニウム塩25%含有、溶媒として
イソプロピルアルコール20.25%、水54.75%
含有)から蒸発乾固して得られる固形のパーフルオロア
ルキルスルホン酸アンモニウム塩とPA−03(信越化
学工業(株)社製、分子量約20,000、鹸化度約8
8%のポリビニルアルコール)との固形分比が30:7
0の混合物を水に溶解した水溶液を用い、図1に示すリ
ソグラフィー工程に従ってレジストパターンを形成し
た。
【0034】まず、ケイ素ウエハー等からなる基板にT
HMR−iP2000(東京応化工業(株)社製、ポジ
型レジスト)をスピンコート後、プリベーク(90℃,
90秒)を行ってレジスト層2を形成し(図1
(a))、次にレジスト層2上に上記反射防止膜材料を
スピンコートして反射防止層3を膜厚630Åもしくは
1890Åで形成し(図(b))、縮小投影法によりA
部分に選択的に365nmの紫外線4を露光した(図
(c))。その後、反射防止層3を純水を用いて除去
し、アルカリ現像液を用いて現像を行い、レジストパタ
ーン5を形成した(図1(d))。得られたレジストパ
ターンは、フォトレジストとの界面においてインターミ
キシングを起こすことなく、フォトレジスト単層リソグ
ラフィーでは約±1,000Åあった寸法バラツキを約
±500Åまで低減することができた。
【0035】〔実施例2〕反射防止膜として、サーフロ
ンS−111,S−AM(旭硝子(株)社製、パーフル
オロアルキルカルボン酸アンモニウム塩とPA−03
(同上)との固形分比が30:70の混合物を水に溶解
した水溶液を用い、実施例1と同様にしてレジストパタ
ーンを形成した。
【0036】得られたレジストパターンは、フォトレジ
ストとの界面においてインターミキシングを起こすこと
なく、フォトレジスト単層リソグラフィーでは約±1,
000Åあった寸法バラツキを約±500Åまで低減す
ることができた。
【0037】〔実施例3〕反射防止膜として、フロラー
ドFC−93から蒸発乾固して得られる固形のパーフル
オロアルキルスルホン酸アンモニウム塩とPA−03と
の固形分比が30:70である水溶液を用い、図1に示
すリソグラフィー工程に従ってレジストパターンを形成
した。
【0038】まず、ケイ素ウエハー等からなる基板1に
ポジ型レジストをスピンコート後、プリベーク(100
℃,120秒)を行ってレジスト層2を形成し(図1
(a))、次にレジスト層2上に上記反射防止膜材料を
スピンコートして反射防止層3を膜厚430Åもしくは
1290Åで形成し(図(b))、縮小投影法によりA
部分に選択的に248nmのKrFエキシマレーザー4
を露光した(図(c))。その後、反射防止層3を純水
を用いて除去し、アルカリ現像液を用いて現像を行い、
レジストパターン5を形成した(図1(d))。得られ
たレジストパターンは、フォトレジストとの界面におい
てインターミキシングを起こすことなく、フォトレジス
ト単層リソグラフィーでは約±1,000Åあった寸法
バラツキを約±500Åまで低減することができた。
【0039】〔実施例4〕反射防止膜として、サーフロ
ンS−111,S−AMとPA−03との固形分比が3
0:70である水溶液を用い、実施例3と同様にしてレ
ジストパターンを形成した。
【0040】得られたレジストパターンは、フォトレジ
ストとの界面においてインターミキシングを起こすこと
なく、フォトレジスト単層リソグラフィーでは約±1,
000Åあった寸法バラツキを約±500Åまで低減す
ることができた。
【0041】〔実施例5〜8〕反射防止層3を純水を用
いて除去する代わりに、アルカリ現像液を用いて反射防
止層3の除去と現像を同時に行う以外は実施例1〜4と
同様にレジストパターンを形成したところ、それぞれ実
施例1〜4と同様の結果が得られた。
【0042】〔実施例9〜12〕PA−03の代わりに
PI−20(林原(株)社製,分子量約20万のプルラ
ン)を用いる以外は実施例1〜4と同様にしてレジスト
パターンを形成したところ、それぞれ実施例1〜4と同
様の結果が得られた。
【0043】〔実施例13,14〕反射防止膜として、
フロラードFC−93から蒸発乾固して得られる固形の
パーフルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩とPA
−03との固形分比が30:70である水溶液にフロラ
ードFC−170C(住友3M(株)社製、95%パー
フルオロアルキルポリオキシエチレンエタノール含有水
溶液)を0.1%添加したものを用い、図1に示すリソ
グラフィー工程に従って実施例1,3と同様にレジスト
パターンを形成したところ、それぞれ実施例1,3と同
様な結果が得られた。
【0044】〔実施例15,16〕反射防止膜として、
サーフロンS−111,S−AMとPA−03との固形
分比が30:70である水溶液にフロラードFC−17
0Cを0.1%添加したものを用い、図1に示すリソグ
ラフィー工程に従って実施例2,4と同様にレジストパ
ターンを形成したところ、それぞれ実施例2,4と同様
な結果が得られた。
【0045】〔実施例17〕反射防止膜として、フロラ
ードFC−93から蒸発乾固して得られる固形のパーフ
ルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩とPA−03
とジュリマーAC−10P(日本純薬(株)社製、分子
量6,000〜8,000のポリアクリル酸)の固形分
比が20:46:34である水溶液を用い、図1に示す
リソグラフィー工程に従って実施例3と同様にレジスト
パターンを形成したところ、実施例3と同様な結果が得
られた。
【0046】〔実施例18〕反射防止膜として、サーフ
ロンS−111,S−AMとPA−03とジュリマーA
C−10Pの固形分比が20:46:34である水溶液
を用い、図1に示すリソグラフィー工程に従って実施例
4と同様にレジストパターンを形成したところ、実施例
4と同様な結果が得られた。
【0047】〔実施例19〕反射防止膜として、フロラ
ードFC−93から蒸発乾固して得られる固形のパーフ
ルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩とPA−03
とジュリマーAC−10Pの固形分比が20:46:3
4である水溶液にフロラードFC−170Cを0.1%
添加したものを用い、図1に示すリソグラフィー工程に
従って実施例3と同様にレジストパターンを形成したと
ころ、実施例3と同様な結果が得られた。
【0048】〔実施例20〕反射防止膜として、サーフ
ロンS−111,S−AMとPA−03とジュリマーA
C−10Pの固形分比が20:46:34である水溶液
にフロラードFC−170Cを0.1%添加したものを
用い、図1に示すリソグラフィー工程に従って実施例4
と同様にレジストパターンを形成したところ、実施例4
と同様な結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射防止膜材料を用いたリソグラフィ
ー工程を示す概略断面図である。
【図2】従来の基板上にレジスト層のみを形成した場合
の光散乱状態を示す概略断面図である。
【図3】基板上に形成したレジスト層の上に本発明に係
る反射防止層を形成した場合の光散乱状態を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 フォトレジスト層 3 反射防止層 4 紫外線又はエキシマレーザー 5 レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/11 502 H01L 21/027 (72)発明者 丸山 和政 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社合成技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるパーフルオ
    ロアルキルスルホン酸アンモニウム塩又は下記一般式
    (2)で示されるパーフルオロアルキルカルボン酸アン
    モニウム塩と少なくとも一種類の水溶性樹脂とを含有し
    てなることを特徴とする反射防止膜材料。 【化1】 (式中、Rは水素原子又はアルキル基であり、nは1〜
    20の整数である。)
  2. 【請求項2】 水溶性樹脂がポリビニルアルコール、プ
    ルラン及びポリアクリル酸から選ばれるものである請求
    項1記載の材料。
  3. 【請求項3】 更に界面活性剤としてベタイン系界面活
    性剤、アミンオキサイド系界面活性剤、アミンカルボン
    酸塩系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
    ル系界面活性剤又はこれらのフッ素含有の界面活性剤を
    配合した請求項1又は2記載の材料。
JP5088202A 1993-03-23 1993-03-23 反射防止膜材料 Pending JPH06273926A (ja)

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Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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