JPH06271076A - 物品の積付け装置及び方法 - Google Patents
物品の積付け装置及び方法Info
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- JPH06271076A JPH06271076A JP5083792A JP8379293A JPH06271076A JP H06271076 A JPH06271076 A JP H06271076A JP 5083792 A JP5083792 A JP 5083792A JP 8379293 A JP8379293 A JP 8379293A JP H06271076 A JPH06271076 A JP H06271076A
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- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パレット等の積付け台への物品の積付け作業
負荷を軽減し、作業効率を向上すること。 【構成】 積付けコンベヤ１３を揺動及び伸縮可能とし
てなる物品の積付け装置１０において、積付けコンベヤ
１３の搬送路の先端部に荷渡し台６２を接続し、荷渡し
台６２に物品滑動面６４を設けるとともに、この物品滑
動面６４を水平に対し略一定姿勢に保つ姿勢制御装置６
５を備えてなるもの。
負荷を軽減し、作業効率を向上すること。 【構成】 積付けコンベヤ１３を揺動及び伸縮可能とし
てなる物品の積付け装置１０において、積付けコンベヤ
１３の搬送路の先端部に荷渡し台６２を接続し、荷渡し
台６２に物品滑動面６４を設けるとともに、この物品滑
動面６４を水平に対し略一定姿勢に保つ姿勢制御装置６
５を備えてなるもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は段ボール箱等の物品をパ
レット等の積付け台に積付ける、物品の積付け装置及び
方法に関する。
レット等の積付け台に積付ける、物品の積付け装置及び
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】段ボール箱等の物品を、パレット、コン
テナ荷台、トラック荷台の如くの積付け台に積付けるに
際し、実開昭48-110885 号公報に記載の如くの伸縮コン
ベヤを用いることがある。この伸縮コンベヤは、物品を
積付け位置側に搬送可能とする搬送路を備え、この搬送
路を揺動及び伸縮可能としている。そして、積付け作業
者は、伸縮コンベヤによって積付け台等の積付け位置に
向けて搬送されてくる物品を、そのコンベヤ先端にて受
け止め、積付け位置に積付けるものとしている。
テナ荷台、トラック荷台の如くの積付け台に積付けるに
際し、実開昭48-110885 号公報に記載の如くの伸縮コン
ベヤを用いることがある。この伸縮コンベヤは、物品を
積付け位置側に搬送可能とする搬送路を備え、この搬送
路を揺動及び伸縮可能としている。そして、積付け作業
者は、伸縮コンベヤによって積付け台等の積付け位置に
向けて搬送されてくる物品を、そのコンベヤ先端にて受
け止め、積付け位置に積付けるものとしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記〜の問題点がある。 伸縮コンベヤの搬送路は積付け位置のレベル変化に応
じて揺動し、その傾斜角を上り勾配もしくは下り勾配に
変化するものとなる。このため、作業者は、コンベヤの
勾配に沿う搬送力を付与されてくる物品を、コンベヤ先
端にて一旦停止させて受け止める。そしてその後、作業
者は該物品の姿勢を積付けに適する向きに整え、該物品
を自力にて積付け位置に移載するという重筋作業の繰り
返しとなる。即ち、作業負荷が重い。
には下記〜の問題点がある。 伸縮コンベヤの搬送路は積付け位置のレベル変化に応
じて揺動し、その傾斜角を上り勾配もしくは下り勾配に
変化するものとなる。このため、作業者は、コンベヤの
勾配に沿う搬送力を付与されてくる物品を、コンベヤ先
端にて一旦停止させて受け止める。そしてその後、作業
者は該物品の姿勢を積付けに適する向きに整え、該物品
を自力にて積付け位置に移載するという重筋作業の繰り
返しとなる。即ち、作業負荷が重い。
【０００４】伸縮コンベヤの上流に物品搬入コンベヤ
が接続され、その搬入コンベヤが物品を一時貯留するこ
となく物品を連続的に搬送するものであるとき、作業者
は全積付け物品を積付け前に一望するチャンスに接する
ことがない。従って、積付け終了時に積付け台の上で荷
崩れし難い積付け姿勢を形成する如くに、積付け手順
（上下に積むか、水平に並べるか等）を予め判断した上
で積付け作業できない。即ち、作業効率が悪い。
が接続され、その搬入コンベヤが物品を一時貯留するこ
となく物品を連続的に搬送するものであるとき、作業者
は全積付け物品を積付け前に一望するチャンスに接する
ことがない。従って、積付け終了時に積付け台の上で荷
崩れし難い積付け姿勢を形成する如くに、積付け手順
（上下に積むか、水平に並べるか等）を予め判断した上
で積付け作業できない。即ち、作業効率が悪い。
【０００５】伸縮コンベヤの上流に唯一の物品搬入コ
ンベヤが接続されている場合には、伸縮コンベヤが積付
け台の幅方向の一部にのみ固定的に対面配置される。従
って、伸縮コンベヤは、積付け台の積付け面の幅方向に
仮想的に分割して定められる複数の積付け部分のいずれ
か１つには直近配置できるものの、他の積付け部分には
直近配置できない。このため、作業者の自力による物品
搬送距離が大となり、前述の重筋度は過大となる。即
ち、作業負荷、作業効率ともに悪い。
ンベヤが接続されている場合には、伸縮コンベヤが積付
け台の幅方向の一部にのみ固定的に対面配置される。従
って、伸縮コンベヤは、積付け台の積付け面の幅方向に
仮想的に分割して定められる複数の積付け部分のいずれ
か１つには直近配置できるものの、他の積付け部分には
直近配置できない。このため、作業者の自力による物品
搬送距離が大となり、前述の重筋度は過大となる。即
ち、作業負荷、作業効率ともに悪い。
【０００６】伸縮コンベヤの物品排出タイミングは固
定的である。従って、作業者の熟練度、疲労度、体力等
に関係なく、作業者は一定の固定化されたリズムで前述
の重筋作業を繰り返すものとなり、作業負荷、作業効
率ともに悪い。
定的である。従って、作業者の熟練度、疲労度、体力等
に関係なく、作業者は一定の固定化されたリズムで前述
の重筋作業を繰り返すものとなり、作業負荷、作業効
率ともに悪い。
【０００７】伸縮コンベヤの先端にて物品を受け止め
た作業者は、その物品を自力にて保持しながら、既に積
付け済の前方物品を避けて、所望の積付け位置に移載し
なければならず、作業負荷、作業効率ともに悪い。
た作業者は、その物品を自力にて保持しながら、既に積
付け済の前方物品を避けて、所望の積付け位置に移載し
なければならず、作業負荷、作業効率ともに悪い。
【０００８】本発明は、パレット等の積付け台への物品
の積付け作業負荷を軽減し、作業効率を向上することを
目的とする。
の積付け作業負荷を軽減し、作業効率を向上することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、物品を積付け位置側に搬送可能とする搬送路を備
え、この搬送路を揺動及び伸縮可能とする積付けコンベ
ヤを有してなる、物品の積付け装置において、上記積付
けコンベヤの搬送路の先端部に荷渡し台を接続し、該荷
渡し台に物品滑動面を設けるとともに、該荷渡し台の物
品滑動面を水平に対し略一定姿勢に保つ姿勢制御装置を
備えてなるようにしたものである。
は、物品を積付け位置側に搬送可能とする搬送路を備
え、この搬送路を揺動及び伸縮可能とする積付けコンベ
ヤを有してなる、物品の積付け装置において、上記積付
けコンベヤの搬送路の先端部に荷渡し台を接続し、該荷
渡し台に物品滑動面を設けるとともに、該荷渡し台の物
品滑動面を水平に対し略一定姿勢に保つ姿勢制御装置を
備えてなるようにしたものである。
【００１０】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載の本発明において更に、前記積付けコンベヤが物品貯
留コンベヤの排出端に接続可能とされ、該物品貯留コン
ベヤに一時貯留された物品を該積付けコンベヤに搬入可
能としてなるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記積付けコンベヤが物品貯
留コンベヤの排出端に接続可能とされ、該物品貯留コン
ベヤに一時貯留された物品を該積付けコンベヤに搬入可
能としてなるようにしたものである。
【００１１】請求項３に記載の本発明は、請求項２に記
載の本発明において更に、前記物品貯留コンベヤの複数
個が並列配置され、前記積付けコンベヤが各物品貯留コ
ンベヤの前面に沿って走行できる走行装置を備え、各物
品貯留コンベヤの排出端に位置決め可能とされてなるよ
うにしたものである。
載の本発明において更に、前記物品貯留コンベヤの複数
個が並列配置され、前記積付けコンベヤが各物品貯留コ
ンベヤの前面に沿って走行できる走行装置を備え、各物
品貯留コンベヤの排出端に位置決め可能とされてなるよ
うにしたものである。
【００１２】請求項４に記載の本発明は、請求項２又は
３に記載の本発明において更に、前記積付けコンベヤが
物品貯留コンベヤに物品の排出を指示する排出指示装置
を備え、前記物品貯留コンベヤは上記排出指示装置の指
示に従い物品を排出する物品排出装置を備えてなるよう
にしたものである。
３に記載の本発明において更に、前記積付けコンベヤが
物品貯留コンベヤに物品の排出を指示する排出指示装置
を備え、前記物品貯留コンベヤは上記排出指示装置の指
示に従い物品を排出する物品排出装置を備えてなるよう
にしたものである。
【００１３】請求項５に記載の本発明は、請求項１〜４
のいずれかに記載の本発明において更に、前記荷渡し台
が前記積付けコンベヤの搬送方向に直交する方向にスラ
イドできるスライド装置を備えてなるようにしたもので
ある。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記荷渡し台
が前記積付けコンベヤの搬送方向に直交する方向にスラ
イドできるスライド装置を備えてなるようにしたもので
ある。
【００１４】請求項６に記載の本発明は、請求項１に記
載の物品の積付け装置を用いて物品を積付け台上の積付
け位置に積付ける物品の積付け方法であって、前記積付
けコンベヤを揺動、伸縮してその先端部の荷渡し台を積
付け台上の積付け位置の側傍に位置付けるとともに、該
荷渡し台の物品滑動面を姿勢制御装置により水平に対す
る略一定姿勢に保ち、該積付けコンベヤが搬送してくる
物品を該荷渡し台の滑動面上で滑らせ、該積付けコンベ
ヤが物品に付与した搬送力の勢いを利用して、物品を積
付け台上の積付け位置に積付けるようにしたものであ
る。
載の物品の積付け装置を用いて物品を積付け台上の積付
け位置に積付ける物品の積付け方法であって、前記積付
けコンベヤを揺動、伸縮してその先端部の荷渡し台を積
付け台上の積付け位置の側傍に位置付けるとともに、該
荷渡し台の物品滑動面を姿勢制御装置により水平に対す
る略一定姿勢に保ち、該積付けコンベヤが搬送してくる
物品を該荷渡し台の滑動面上で滑らせ、該積付けコンベ
ヤが物品に付与した搬送力の勢いを利用して、物品を積
付け台上の積付け位置に積付けるようにしたものであ
る。
【００１５】請求項７に記載の本発明は、請求項４に記
載の物品の積付け装置を用いて物品を積付け台上の複数
の積付け区分に積付ける物品の積付け方法であって、物
品を積付け台上の各積付け区分のそれぞれに応じた物品
貯留コンベヤに仕分け、積付け台上の所望の積付け区分
に対応する物品貯留コンベヤの排出端に前記積付けコン
ベヤを位置決めし、該積付けコンベヤの排出指示装置か
ら該物品貯留コンベヤの物品排出装置に物品の排出を指
示し、該物品貯留コンベヤから排出される物品を該積付
けコンベヤに搬入し、該積付けコンベヤを揺動、伸縮し
てその先端部の荷渡し台を積付け台上の積付け位置の側
傍に位置付けるとともに、該荷渡し台の物品滑動面を前
記姿勢制御装置により水平に対する略一定姿勢に保ち、
該積付けコンベヤが搬送してくる物品を該荷渡し台の滑
動面上で滑らせ、該積付けコンベヤが物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台上の積付け位置
に積付けるようにしたものである。
載の物品の積付け装置を用いて物品を積付け台上の複数
の積付け区分に積付ける物品の積付け方法であって、物
品を積付け台上の各積付け区分のそれぞれに応じた物品
貯留コンベヤに仕分け、積付け台上の所望の積付け区分
に対応する物品貯留コンベヤの排出端に前記積付けコン
ベヤを位置決めし、該積付けコンベヤの排出指示装置か
ら該物品貯留コンベヤの物品排出装置に物品の排出を指
示し、該物品貯留コンベヤから排出される物品を該積付
けコンベヤに搬入し、該積付けコンベヤを揺動、伸縮し
てその先端部の荷渡し台を積付け台上の積付け位置の側
傍に位置付けるとともに、該荷渡し台の物品滑動面を前
記姿勢制御装置により水平に対する略一定姿勢に保ち、
該積付けコンベヤが搬送してくる物品を該荷渡し台の滑
動面上で滑らせ、該積付けコンベヤが物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台上の積付け位置
に積付けるようにしたものである。
【００１６】
【作用】請求項１、６に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 積付けコンベヤの搬送路を揺動及び伸縮することによ
り、その先端の荷渡し台を積付け位置の近くまで位置付
けることができる。そして、荷渡し台の物品滑動面は、
積付けコンベヤの揺動角度（傾斜角度）に関係なく、常
に水平に対し略一定姿勢、例えば水平もしくは水平より
やや下向き勾配（勾配角： 0〜 2度）に保たれる。よっ
て、積付けコンベヤから排出される物品は、荷渡し台の
滑動面を滑ることで、コンベヤから付与された搬送慣性
力の勢いを殺されることなく、作業者に手を添えられて
方向付けされるだけにより、積付け位置に移載される。
この物品の移載過程で、作業者は、荷渡し台の滑動面上
で物品を容易に水平回転することもでき、該物品の姿勢
を積付けに適する向きに容易に整えることができる。即
ち、作業負荷を軽減できる。
の作用がある。 積付けコンベヤの搬送路を揺動及び伸縮することによ
り、その先端の荷渡し台を積付け位置の近くまで位置付
けることができる。そして、荷渡し台の物品滑動面は、
積付けコンベヤの揺動角度（傾斜角度）に関係なく、常
に水平に対し略一定姿勢、例えば水平もしくは水平より
やや下向き勾配（勾配角： 0〜 2度）に保たれる。よっ
て、積付けコンベヤから排出される物品は、荷渡し台の
滑動面を滑ることで、コンベヤから付与された搬送慣性
力の勢いを殺されることなく、作業者に手を添えられて
方向付けされるだけにより、積付け位置に移載される。
この物品の移載過程で、作業者は、荷渡し台の滑動面上
で物品を容易に水平回転することもでき、該物品の姿勢
を積付けに適する向きに容易に整えることができる。即
ち、作業負荷を軽減できる。
【００１７】請求項２に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 積付けコンベヤの上流に物品を一時貯留する物品貯留
コンベヤを配置できる。従って、作業者は全積付け物品
を積付け前に一望でき、積付け終了時に積付け台の上で
荷崩れし難い積付け姿勢を形成する如くに、積付け手順
（上下に積むか、水平に並べるか等）を予め判断した上
で積付け作業することができる。即ち、作業効率が良
い。
の作用がある。 積付けコンベヤの上流に物品を一時貯留する物品貯留
コンベヤを配置できる。従って、作業者は全積付け物品
を積付け前に一望でき、積付け終了時に積付け台の上で
荷崩れし難い積付け姿勢を形成する如くに、積付け手順
（上下に積むか、水平に並べるか等）を予め判断した上
で積付け作業することができる。即ち、作業効率が良
い。
【００１８】請求項３に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 積付けコンベヤの上流に複数個の物品貯留コンベヤが
接続され、かつ積付けコンベヤは各物品貯留コンベヤの
排出端に位置決め可能とされる。従って、積付けコンベ
ヤは、積付け台の積付け面の幅方向に仮想的に分割して
定められる複数の積付け区分のいずれにも選択的に直近
配置でき、かつ各物品貯留コンベヤから排出される物品
を直近配置した積付け台の積付け区分に移載できる。こ
のため、作業者による物品搬送距離は小であり、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
の作用がある。 積付けコンベヤの上流に複数個の物品貯留コンベヤが
接続され、かつ積付けコンベヤは各物品貯留コンベヤの
排出端に位置決め可能とされる。従って、積付けコンベ
ヤは、積付け台の積付け面の幅方向に仮想的に分割して
定められる複数の積付け区分のいずれにも選択的に直近
配置でき、かつ各物品貯留コンベヤから排出される物品
を直近配置した積付け台の積付け区分に移載できる。こ
のため、作業者による物品搬送距離は小であり、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
【００１９】請求項４、７に記載の本発明によれば、下
記の作用がある。 物品貯留コンベヤからの物品排出タイミングを、積付
けコンベヤに備えてある物品排出指示装置の指示により
変更できる。従って、作業者の熟練度、疲労度、体力等
に応じた適度な物品排出タイミングを選定でき、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
記の作用がある。 物品貯留コンベヤからの物品排出タイミングを、積付
けコンベヤに備えてある物品排出指示装置の指示により
変更できる。従って、作業者の熟練度、疲労度、体力等
に応じた適度な物品排出タイミングを選定でき、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
【００２０】請求項５に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 荷渡し台を積付けコンベヤの搬送方向に直交する方向
にスライドできる。従って、作業者は、荷渡し台から積
付け位置への物品の移載過程で、既に積付け済の前方物
品を確実に避けて所望の積付け位置に移載でき、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
の作用がある。 荷渡し台を積付けコンベヤの搬送方向に直交する方向
にスライドできる。従って、作業者は、荷渡し台から積
付け位置への物品の移載過程で、既に積付け済の前方物
品を確実に避けて所望の積付け位置に移載でき、作業負
荷をより軽減し、作業効率をより向上できる。
【００２１】
【実施例】図１は積付け装置の一例を示す全体配置図、
図２は荷揃えラインと積付け台の積付け区分との位置関
係を示す模式図、図３は積付け台の配送トラックへの積
込み方法を示す模式図、図４は積付け装置の要部構成を
示す模式図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、
（Ｃ）は正面図、図５は物品貯留コンベヤと積付けコン
ベヤとの接続構造を示す模式図であり、（Ａ）は平面
図、（Ｂ）は側面図、図６は積付けコンベヤの全体構成
を示す模式図であり、（Ａ）は側面図、（Ｂ）はＢ−Ｂ
線に沿う矢視図、（Ｃ）はＣ−Ｃ線に沿う矢視図、図７
は積付けコンベヤの先端部を示す模式図であり、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図、（Ｄ）は
荷渡し台にギャッププレートを設けない場合の不都合を
示す模式図、図８は積付け作業状態を示す模式図であ
り、（Ａ）は基本態様、（Ｂ）は物品の向きを変えて積
付ける態様、（Ｃ）は積付け済の前方邪魔物品を避けて
積付ける態様である。
図２は荷揃えラインと積付け台の積付け区分との位置関
係を示す模式図、図３は積付け台の配送トラックへの積
込み方法を示す模式図、図４は積付け装置の要部構成を
示す模式図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、
（Ｃ）は正面図、図５は物品貯留コンベヤと積付けコン
ベヤとの接続構造を示す模式図であり、（Ａ）は平面
図、（Ｂ）は側面図、図６は積付けコンベヤの全体構成
を示す模式図であり、（Ａ）は側面図、（Ｂ）はＢ−Ｂ
線に沿う矢視図、（Ｃ）はＣ−Ｃ線に沿う矢視図、図７
は積付けコンベヤの先端部を示す模式図であり、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図、（Ｄ）は
荷渡し台にギャッププレートを設けない場合の不都合を
示す模式図、図８は積付け作業状態を示す模式図であ
り、（Ａ）は基本態様、（Ｂ）は物品の向きを変えて積
付ける態様、（Ｃ）は積付け済の前方邪魔物品を避けて
積付ける態様である。
【００２２】積付け装置１０は、図１に示す如く、仕分
けコンベヤ１１、物品貯留コンベヤ１２、積付けコンベ
ヤ１３を有して構成され、段ボール箱やプラスチックコ
ンテナ等の物品をパレット、コンテナ荷台、トラック荷
台等の積付け台に積付ける。この実施例において、積付
け台１４はパレットであり（図２）、積付け台１４に積
付けられた物品は配送コンテナ１５に積み替えられ、配
送トラック１６で小売店等の届け先へ配送される（図
３）。配送コンテナ１５への物品の積み替えは、スリッ
プシート１７等を用いて積付け台１４への積付け姿勢の
まま、積付け台１４の上からコンテナ１５の中へと移載
して行なわれる。以下、各装置の詳細について説明す
る。尚、図において、１は物品である。
けコンベヤ１１、物品貯留コンベヤ１２、積付けコンベ
ヤ１３を有して構成され、段ボール箱やプラスチックコ
ンテナ等の物品をパレット、コンテナ荷台、トラック荷
台等の積付け台に積付ける。この実施例において、積付
け台１４はパレットであり（図２）、積付け台１４に積
付けられた物品は配送コンテナ１５に積み替えられ、配
送トラック１６で小売店等の届け先へ配送される（図
３）。配送コンテナ１５への物品の積み替えは、スリッ
プシート１７等を用いて積付け台１４への積付け姿勢の
まま、積付け台１４の上からコンテナ１５の中へと移載
して行なわれる。以下、各装置の詳細について説明す
る。尚、図において、１は物品である。
【００２３】(A) 仕分けコンベヤ１１と仕分け先の決め
方（図１〜図３、表１） 仕分けコンベヤ１１は、物品を搬送し、複数の物品貯留
コンベヤ１２に分配する。各物品の仕分け先（分配先）
は、当該物品の積付け対象となる積付け台１４と、積付
け台１４上に定めた積付け区分とを予め以下の如くに定
められてなされる。
方（図１〜図３、表１） 仕分けコンベヤ１１は、物品を搬送し、複数の物品貯留
コンベヤ１２に分配する。各物品の仕分け先（分配先）
は、当該物品の積付け対象となる積付け台１４と、積付
け台１４上に定めた積付け区分とを予め以下の如くに定
められてなされる。
【００２４】即ち、物品を積付け台１４に積付けるに当
たっては、配送トラック１６による配送の際、物品を取
出し易いように、コンテナ１５の取出し側（扉側）に、
先に配送する物品がくるように積付ける。このための仕
分けコンベヤ１１による仕分け先の決定（仕分ける物品
の品種と数量の決定）は以下のように行なう。
たっては、配送トラック１６による配送の際、物品を取
出し易いように、コンテナ１５の取出し側（扉側）に、
先に配送する物品がくるように積付ける。このための仕
分けコンベヤ１１による仕分け先の決定（仕分ける物品
の品種と数量の決定）は以下のように行なう。
【００２５】まず、コンテナ１５の取出し側から奥側に
向かって、積付け台１４の積付け面を前後方向において
仮想的に例えば４分割し、積付け区分１４Ａ〜１４Ｄを
定める（図２、図３）。そして、積付け台１４の前後長
さとほぼ同一範囲に、４本で１組をなし互いに並列をな
す荷揃えライン〜を並置するように、４個の物品貯
留コンベヤ１２を並設する（図２）。こうして、物品を
積付け台１４の前後方向に届け先順に積付け得るよう
に、物品を上記各荷揃えライン〜の物品貯留コンベ
ヤ１２に仕分ける。各荷揃えライン〜の物品貯留コ
ンベヤ１２に仕分けられた物品は、積付けコンベヤ１３
を介して、当該荷揃えライン〜の直近の積付け台ス
ペースに積付けられるものとなる。
向かって、積付け台１４の積付け面を前後方向において
仮想的に例えば４分割し、積付け区分１４Ａ〜１４Ｄを
定める（図２、図３）。そして、積付け台１４の前後長
さとほぼ同一範囲に、４本で１組をなし互いに並列をな
す荷揃えライン〜を並置するように、４個の物品貯
留コンベヤ１２を並設する（図２）。こうして、物品を
積付け台１４の前後方向に届け先順に積付け得るよう
に、物品を上記各荷揃えライン〜の物品貯留コンベ
ヤ１２に仕分ける。各荷揃えライン〜の物品貯留コ
ンベヤ１２に仕分けられた物品は、積付けコンベヤ１３
を介して、当該荷揃えライン〜の直近の積付け台ス
ペースに積付けられるものとなる。
【００２６】仕分けコンベヤ１１から各荷揃えライン
〜の物品貯留コンベヤ１２への物品の仕分け先は、例
えば表１の如くになる。ここでは、物品の品種α、β、
γを表１に記載の個数づつ、Ａ店からＩ店の届け先順に
配送するものとする。ここで、Ａ店（α品 5個、β品10
個…）、Ｂ店（α品 2個…）…の順に積付け容積を積算
し、積算値が各積付け区分１４Ａ〜１４Ｄの最大積付け
容積以下になるように全注文を４分割する（表１の点線
にて分割）。この結果、荷揃えラインの物品貯留コン
ベヤ１２には、α品17個、β品10個、γ品10個を仕分
け、他の荷揃えラインにも同様にして、荷揃えライン
にα品12個…を仕分ける。これを、各荷揃えライン〜
に対応する積付け台１４の各積付け区分１４Ａ〜１４
Ｄに積付けることで、コンテナ１５に移し替えたとき、
届け先順の早い店の注文物品を取出し側（扉側）の近く
に配置することができる。
〜の物品貯留コンベヤ１２への物品の仕分け先は、例
えば表１の如くになる。ここでは、物品の品種α、β、
γを表１に記載の個数づつ、Ａ店からＩ店の届け先順に
配送するものとする。ここで、Ａ店（α品 5個、β品10
個…）、Ｂ店（α品 2個…）…の順に積付け容積を積算
し、積算値が各積付け区分１４Ａ〜１４Ｄの最大積付け
容積以下になるように全注文を４分割する（表１の点線
にて分割）。この結果、荷揃えラインの物品貯留コン
ベヤ１２には、α品17個、β品10個、γ品10個を仕分
け、他の荷揃えラインにも同様にして、荷揃えライン
にα品12個…を仕分ける。これを、各荷揃えライン〜
に対応する積付け台１４の各積付け区分１４Ａ〜１４
Ｄに積付けることで、コンテナ１５に移し替えたとき、
届け先順の早い店の注文物品を取出し側（扉側）の近く
に配置することができる。
【００２７】
【表１】
【００２８】尚、上述の仕分けは、積付け台１４の各積
付け区分１４Ａ〜１４Ｄに物品を均等に配置するように
仕分けても良い。このとき、物品容積が各積付け区分間
で均等になるように仕分けても良いし、物品の個数が各
積付け区分間で均等になるように仕分けても良い。
付け区分１４Ａ〜１４Ｄに物品を均等に配置するように
仕分けても良い。このとき、物品容積が各積付け区分間
で均等になるように仕分けても良いし、物品の個数が各
積付け区分間で均等になるように仕分けても良い。
【００２９】また、物品は上流工程から仕分けコンベヤ
１１に品種毎にまとめて搬送され、各荷揃えライン〜
の物品貯留コンベヤ１２に対し、上述の個数づつ仕分
けられる。表１の例では、上流側からまず55個のα品が
搬送され、それらのα品は荷揃えラインに17個、荷揃
えラインに12個…の如くに仕分けられる。
１１に品種毎にまとめて搬送され、各荷揃えライン〜
の物品貯留コンベヤ１２に対し、上述の個数づつ仕分
けられる。表１の例では、上流側からまず55個のα品が
搬送され、それらのα品は荷揃えラインに17個、荷揃
えラインに12個…の如くに仕分けられる。
【００３０】尚、上述の仕分け処理は、積付け制御装置
（コンピュータ）で計算され、仕分けコンベヤ１１の制
御装置に指示される。また、本実施例において、仕分け
コンベヤ１１には各４本で１組をなす荷揃えライン〜
を複数組並置し、各荷揃えラインの組毎に、複数の積
付け台１４のそれぞれに対する積付けを並行処理可能と
している。
（コンピュータ）で計算され、仕分けコンベヤ１１の制
御装置に指示される。また、本実施例において、仕分け
コンベヤ１１には各４本で１組をなす荷揃えライン〜
を複数組並置し、各荷揃えラインの組毎に、複数の積
付け台１４のそれぞれに対する積付けを並行処理可能と
している。
【００３１】(B) 物品貯留コンベヤ１２（図４、図５） 物品貯留コンベヤ１２は、上述した如く、仕分けコンベ
ヤ１１から分岐した各荷揃えライン〜に配置され、
仕分けコンベヤ１１から仕分けられた物品を一時貯留す
る。
ヤ１１から分岐した各荷揃えライン〜に配置され、
仕分けコンベヤ１１から仕分けられた物品を一時貯留す
る。
【００３２】物品貯留コンベヤ１２は傾斜した多数のフ
リーローラー２１を架台２２に軸支したフリーローラー
コンベヤである。そして、物品貯留コンベヤ１２は、先
端部に物品を切り出す物品排出装置２３を備える。物品
排出装置２３は、積付けコンベヤ１３に設けてある排出
指示シリンダ２４（排出指示装置）の排出指示動作に従
い、物品を 1個づつ積付けコンベヤ１３に切り出す。
リーローラー２１を架台２２に軸支したフリーローラー
コンベヤである。そして、物品貯留コンベヤ１２は、先
端部に物品を切り出す物品排出装置２３を備える。物品
排出装置２３は、積付けコンベヤ１３に設けてある排出
指示シリンダ２４（排出指示装置）の排出指示動作に従
い、物品を 1個づつ積付けコンベヤ１３に切り出す。
【００３３】物品排出装置２３は、図５に示す如く、フ
リーローラー２１の下方にて架台２２に揺動可能に支持
してある揺動台２５の先端にゲート２６を設け、この揺
動台２５を揺動シリンダ２７にて揺動することにより、
ゲート２６をフリーローラー２１の上下に突出、没入可
能とする。揺動シリンダ２７は、積付けコンベヤ１３側
の排出指示シリンダ２４により押動されるメカニカルバ
ルブ２８による流体切換動作によって伸縮せしめられ
る。そして、揺動台２５の前端側上面には、ゲート２６
がフリーローラー２１の上方に突出する際にフリーロー
ラー２１の上方に突出する先端ブレーキ部材２９Ａが設
けられている。また、揺動台２５の後端側上面には、ゲ
ート２６がフリーローラー２１の下方に没入する際にフ
リーローラー２１の上方に突出する中間ブレーキ部材２
９Ｂが設けられている。
リーローラー２１の下方にて架台２２に揺動可能に支持
してある揺動台２５の先端にゲート２６を設け、この揺
動台２５を揺動シリンダ２７にて揺動することにより、
ゲート２６をフリーローラー２１の上下に突出、没入可
能とする。揺動シリンダ２７は、積付けコンベヤ１３側
の排出指示シリンダ２４により押動されるメカニカルバ
ルブ２８による流体切換動作によって伸縮せしめられ
る。そして、揺動台２５の前端側上面には、ゲート２６
がフリーローラー２１の上方に突出する際にフリーロー
ラー２１の上方に突出する先端ブレーキ部材２９Ａが設
けられている。また、揺動台２５の後端側上面には、ゲ
ート２６がフリーローラー２１の下方に没入する際にフ
リーローラー２１の上方に突出する中間ブレーキ部材２
９Ｂが設けられている。
【００３４】従って、物品排出装置２３にあっては、
(a) 積付けコンベヤ１３側の排出指示シリンダ２４がメ
カニカルバルブ２８を押すと、揺動シリンダ２７が伸長
して揺動台２５を揺動し、ゲート２６と先端ブレーキ部
材２９Ａとをフリーローラー２１の下方に没入し、物品
貯留コンベヤ１２の先端側に一時貯留されていた物品を
1個排出する。これと同時に、中間ブレーキ部材２９Ｂ
をフリーローラ−２１の上方に突出し、物品貯留コンベ
ヤ１２の中間部に一時貯留されている他の物品を制動
し、 2個以上の物品の流出を防ぐ。その後、(b) 積付け
コンベヤ１３側の排出指示シリンダ２４がメカニカルバ
ルブ２８から離れると、揺動シリンダ２７が収縮して揺
動台２５を上記(a) と反対方向に揺動し、中間ブレーキ
部材２９Ｂをフリーローラー２１の下方に没入し、かつ
ゲート２６と先端ブレーキ部材２９Ａをフリーローラー
２１の上方に突出することにて、上記(a) で物品貯留コ
ンベヤ１２の中間部に制動してあった物品を先端側に移
送させ、かつ該物品を先端ブレーキ部材２９Ａにて制動
するとともにゲート２６にて排出停止せしめる。
(a) 積付けコンベヤ１３側の排出指示シリンダ２４がメ
カニカルバルブ２８を押すと、揺動シリンダ２７が伸長
して揺動台２５を揺動し、ゲート２６と先端ブレーキ部
材２９Ａとをフリーローラー２１の下方に没入し、物品
貯留コンベヤ１２の先端側に一時貯留されていた物品を
1個排出する。これと同時に、中間ブレーキ部材２９Ｂ
をフリーローラ−２１の上方に突出し、物品貯留コンベ
ヤ１２の中間部に一時貯留されている他の物品を制動
し、 2個以上の物品の流出を防ぐ。その後、(b) 積付け
コンベヤ１３側の排出指示シリンダ２４がメカニカルバ
ルブ２８から離れると、揺動シリンダ２７が収縮して揺
動台２５を上記(a) と反対方向に揺動し、中間ブレーキ
部材２９Ｂをフリーローラー２１の下方に没入し、かつ
ゲート２６と先端ブレーキ部材２９Ａをフリーローラー
２１の上方に突出することにて、上記(a) で物品貯留コ
ンベヤ１２の中間部に制動してあった物品を先端側に移
送させ、かつ該物品を先端ブレーキ部材２９Ａにて制動
するとともにゲート２６にて排出停止せしめる。
【００３５】(C) 積付けコンベヤ１３（図４〜図７） 積付けコンベヤ１３は、各荷揃えライン〜の物品貯
留コンベヤ１２の排出端に接続可能とされ、各物品貯留
コンベヤ１２に一時貯留された物品を搬入し、積付け台
１４の積付け位置近くまで搬送可能とする。
留コンベヤ１２の排出端に接続可能とされ、各物品貯留
コンベヤ１２に一時貯留された物品を搬入し、積付け台
１４の積付け位置近くまで搬送可能とする。
【００３６】積付けコンベヤ１３は、前述の如く各 4本
で 1組をなしている荷揃えラインの全組の前面に沿って
延在されているレール３１上に配置される走行フレーム
３２と、走行フレーム３２をレール３１上にて各物品貯
留コンベヤ１２の前面に沿って走行可能とする走行装置
３３とを備え、前述した複数の積付け台１４のそれぞれ
に対応する各物品貯留コンベヤ１２の排出端に位置決め
可能とされる。走行装置３３は、走行フレーム３２に設
けた走行モータ３４と、この走行モータ３４によってレ
ール３１上にて駆動される駆動車輪３５とからなる。走
行モータ３４は、積付けコンベヤ１３の先端部に設けて
ある操作制御ユニット３６Ａにて制御される。従って、
積付け作業者は、物品貯留コンベヤ１２の物品のたまり
具合を見て、積付けを開始する物品貯留コンベヤ１２を
選択し、積付けコンベヤ１３をレール３１に沿って走行
し、選択した物品貯留コンベヤ１２の対面位置に位置決
めする。このとき、作業者は、操作制御ユニット３６Ａ
のボタンで左右の各物品貯留コンベヤ１２のいずれの間
口に向けて積付けコンベヤ１３を走行せしめるかを指示
する。積付けコンベヤ１３は、この指示により、指示さ
れた方向に１間口分移動し、選択された物品貯留コンベ
ヤ１２の対面位置に位置決めされる。また、積付けコン
ベヤ１３にあっては、作業者により走行フレーム３２に
設けてあるコンベヤ移動操作スイッチを用いて、コンベ
ヤ１３を前述の複数の積付け台１４のいずれかに位置付
けるように移動する。このとき、走行フレーム３２は、
スイッチにより右移動か左移動かの移動方向を指示さ
れ、指示されている間だけ、指示された方向に移動し、
スイッチが戻されると、進行方向の直近の間口に位置決
めされて停止するようにすることができる。そして、積
付けコンベヤ１３の走行フレーム３２に乗車スペースを
設け、上述の複数の積付け台１４に渡る移動のとき、作
業者をこの乗車スペースに載せて移動するようにしても
良い。
で 1組をなしている荷揃えラインの全組の前面に沿って
延在されているレール３１上に配置される走行フレーム
３２と、走行フレーム３２をレール３１上にて各物品貯
留コンベヤ１２の前面に沿って走行可能とする走行装置
３３とを備え、前述した複数の積付け台１４のそれぞれ
に対応する各物品貯留コンベヤ１２の排出端に位置決め
可能とされる。走行装置３３は、走行フレーム３２に設
けた走行モータ３４と、この走行モータ３４によってレ
ール３１上にて駆動される駆動車輪３５とからなる。走
行モータ３４は、積付けコンベヤ１３の先端部に設けて
ある操作制御ユニット３６Ａにて制御される。従って、
積付け作業者は、物品貯留コンベヤ１２の物品のたまり
具合を見て、積付けを開始する物品貯留コンベヤ１２を
選択し、積付けコンベヤ１３をレール３１に沿って走行
し、選択した物品貯留コンベヤ１２の対面位置に位置決
めする。このとき、作業者は、操作制御ユニット３６Ａ
のボタンで左右の各物品貯留コンベヤ１２のいずれの間
口に向けて積付けコンベヤ１３を走行せしめるかを指示
する。積付けコンベヤ１３は、この指示により、指示さ
れた方向に１間口分移動し、選択された物品貯留コンベ
ヤ１２の対面位置に位置決めされる。また、積付けコン
ベヤ１３にあっては、作業者により走行フレーム３２に
設けてあるコンベヤ移動操作スイッチを用いて、コンベ
ヤ１３を前述の複数の積付け台１４のいずれかに位置付
けるように移動する。このとき、走行フレーム３２は、
スイッチにより右移動か左移動かの移動方向を指示さ
れ、指示されている間だけ、指示された方向に移動し、
スイッチが戻されると、進行方向の直近の間口に位置決
めされて停止するようにすることができる。そして、積
付けコンベヤ１３の走行フレーム３２に乗車スペースを
設け、上述の複数の積付け台１４に渡る移動のとき、作
業者をこの乗車スペースに載せて移動するようにしても
良い。
【００３７】積付けコンベヤ１３は、上述の選択された
物品貯留コンベヤ１２の対面位置に位置決めされた後、
物品貯留コンベヤ１２の側に物品の排出を指示し、物品
を受取る。このため、積付けコンベヤ１３は、図５に示
す如く、走行フレーム３２における物品貯留コンベヤ１
２の排出端に対面する位置に、前述の排出指示シリンダ
２４と、物品引き込みローラー３７とを設けてある。排
出指示シリンダ２４は、前述の如く物品貯留コンベヤ１
２側のメカニカルバルブ２８を押動可能とする。物品引
き込みローラー３７は、引き込みモータ３８にて駆動可
能とされる。３９はチェーンである。即ち、作業者が操
作制御ユニット３６Ａを用いて物品切り出し開始を指示
すると、排出指示シリンダ２４が一定の間隔で物品貯留
コンベヤ１２のメカニカルバルブ２８を押して前述の如
くに物品を排出せしめるとともに、引き込みローラー３
７が物品引き込み方向に回転して物品を引き込む。排出
間隔（秒）は、作業者の熟練度や疲労度に応じて、操作
制御ユニット３６Ａで設定される。
物品貯留コンベヤ１２の対面位置に位置決めされた後、
物品貯留コンベヤ１２の側に物品の排出を指示し、物品
を受取る。このため、積付けコンベヤ１３は、図５に示
す如く、走行フレーム３２における物品貯留コンベヤ１
２の排出端に対面する位置に、前述の排出指示シリンダ
２４と、物品引き込みローラー３７とを設けてある。排
出指示シリンダ２４は、前述の如く物品貯留コンベヤ１
２側のメカニカルバルブ２８を押動可能とする。物品引
き込みローラー３７は、引き込みモータ３８にて駆動可
能とされる。３９はチェーンである。即ち、作業者が操
作制御ユニット３６Ａを用いて物品切り出し開始を指示
すると、排出指示シリンダ２４が一定の間隔で物品貯留
コンベヤ１２のメカニカルバルブ２８を押して前述の如
くに物品を排出せしめるとともに、引き込みローラー３
７が物品引き込み方向に回転して物品を引き込む。排出
間隔（秒）は、作業者の熟練度や疲労度に応じて、操作
制御ユニット３６Ａで設定される。
【００３８】物品が、物品排出装置２３により確実に１
個づつ排出でき、また、揺動コンベヤの角度によらず物
品を安定して引き込める場合等は、引き込みローラー３
７がなくても良い。
個づつ排出でき、また、揺動コンベヤの角度によらず物
品を安定して引き込める場合等は、引き込みローラー３
７がなくても良い。
【００３９】積付けコンベヤ１３は、物品貯留コンベヤ
１２から排出された物品をベルトコンベヤ４１（搬送
路）により先端部まで搬送する。このとき、積付けコン
ベヤ１３は、ベルトコンベヤ４１を揺動及び伸縮可能と
し、その先端部において、物品を積付け台１４上に定め
た積付け位置の手前やや上方に搬送する。
１２から排出された物品をベルトコンベヤ４１（搬送
路）により先端部まで搬送する。このとき、積付けコン
ベヤ１３は、ベルトコンベヤ４１を揺動及び伸縮可能と
し、その先端部において、物品を積付け台１４上に定め
た積付け位置の手前やや上方に搬送する。
【００４０】積付けコンベヤ１３は、図６に示す如く、
走行フレーム３２に揺動支軸４２を介して揺動フレーム
４３を揺動可能に支持するとともに、揺動フレーム４３
の中間部に連結した引き上げフレーム４４に連結してあ
るチェーン４５を揺動用巻上げモータ４６にて巻上げる
ことにより、揺動フレーム４３を揺動支軸４２回りにて
揺動し、結果としてベルトコンベヤ４１の搬送経路角を
適宜揺動可能とする。
走行フレーム３２に揺動支軸４２を介して揺動フレーム
４３を揺動可能に支持するとともに、揺動フレーム４３
の中間部に連結した引き上げフレーム４４に連結してあ
るチェーン４５を揺動用巻上げモータ４６にて巻上げる
ことにより、揺動フレーム４３を揺動支軸４２回りにて
揺動し、結果としてベルトコンベヤ４１の搬送経路角を
適宜揺動可能とする。
【００４１】積付けコンベヤ１３は、図６に示す如く、
揺動フレーム４３に伸縮フレーム４８を走行可能に支持
している。伸縮フレーム４８は、下面を揺動フレーム４
３に設けてあるフレーム支持ローラー４９に載架されて
支持されるとともに、左右側部に設けてある鉛直支持ロ
ーラー５１、側方支持ローラー５２を揺動フレーム４３
の左右ガイドレール４７、４７にガイドされ、揺動フレ
ーム４３に伸縮可能に支持される。そして、揺動フレー
ム４３は、伸縮駆動モータ５３と、このモータ５３によ
って駆動されるチェーン５４とを有し、チェーン５４の
中間部に固定される移動子５５を伸縮フレーム４８にも
固定することにて、モータ５３の伸縮駆動力を伸縮フレ
ーム４８に伝え、伸縮フレーム４８を揺動フレーム４３
のガイドレール４７、４７に沿って走行させることにて
伸縮フレーム４８を伸縮し、結果としてベルトコンベヤ
４１の搬送経路長を適宜伸縮可能としている。
揺動フレーム４３に伸縮フレーム４８を走行可能に支持
している。伸縮フレーム４８は、下面を揺動フレーム４
３に設けてあるフレーム支持ローラー４９に載架されて
支持されるとともに、左右側部に設けてある鉛直支持ロ
ーラー５１、側方支持ローラー５２を揺動フレーム４３
の左右ガイドレール４７、４７にガイドされ、揺動フレ
ーム４３に伸縮可能に支持される。そして、揺動フレー
ム４３は、伸縮駆動モータ５３と、このモータ５３によ
って駆動されるチェーン５４とを有し、チェーン５４の
中間部に固定される移動子５５を伸縮フレーム４８にも
固定することにて、モータ５３の伸縮駆動力を伸縮フレ
ーム４８に伝え、伸縮フレーム４８を揺動フレーム４３
のガイドレール４７、４７に沿って走行させることにて
伸縮フレーム４８を伸縮し、結果としてベルトコンベヤ
４１の搬送経路長を適宜伸縮可能としている。
【００４２】尚、ベルトコンベヤ４１は、図６に示す如
く、揺動フレーム４３において揺動支軸４２と同軸支持
されるローラー５６、揺動フレーム４３に軸支されるロ
ーラー５７Ａ、５７Ｂ、５７Ｃ、伸縮フレーム４８に軸
支されるローラー５８Ａ、５８Ｂに掛け回される。これ
により、伸縮フレーム４８が揺動フレーム４３に対して
伸縮するとき、ベルトコンベヤ４１の掛け回し長を常に
一定維持可能としている。また、コンベヤ駆動モータ５
９は揺動フレーム４３に固定され、モータ５９の回転駆
動力をチェーン５９Ａにより上述のローラー５６に伝
え、結果としてベルトコンベヤ４１を搬送駆動可能とし
ている。
く、揺動フレーム４３において揺動支軸４２と同軸支持
されるローラー５６、揺動フレーム４３に軸支されるロ
ーラー５７Ａ、５７Ｂ、５７Ｃ、伸縮フレーム４８に軸
支されるローラー５８Ａ、５８Ｂに掛け回される。これ
により、伸縮フレーム４８が揺動フレーム４３に対して
伸縮するとき、ベルトコンベヤ４１の掛け回し長を常に
一定維持可能としている。また、コンベヤ駆動モータ５
９は揺動フレーム４３に固定され、モータ５９の回転駆
動力をチェーン５９Ａにより上述のローラー５６に伝
え、結果としてベルトコンベヤ４１を搬送駆動可能とし
ている。
【００４３】そして、作業者が操作制御ユニット３６Ｂ
のジョイスティック（操作レバー）でベルトコンベヤ４
１の移動方向を指示すると、揺動用巻上げモータ４６、
伸縮駆動モータ５３が作動してベルトコンベヤ４１が揺
動及び伸縮せしめられる。尚、ベルトコンベヤ４１の移
動方向が指示されている間、コンベヤ駆動モータ５９が
継続的に作動してベルトコンベヤ４１を搬送駆動せしめ
る。
のジョイスティック（操作レバー）でベルトコンベヤ４
１の移動方向を指示すると、揺動用巻上げモータ４６、
伸縮駆動モータ５３が作動してベルトコンベヤ４１が揺
動及び伸縮せしめられる。尚、ベルトコンベヤ４１の移
動方向が指示されている間、コンベヤ駆動モータ５９が
継続的に作動してベルトコンベヤ４１を搬送駆動せしめ
る。
【００４４】積付けコンベヤ１３は、図７に示す如く、
伸縮フレーム４８の先端部の先端支持フレーム６０に設
けた支軸６１に、荷渡し台６２を傾動及びスライド自在
に支持してある。荷渡し台６２は、上面に多数のボール
キャスタ６３からなる物品滑動面６４を設けている。こ
れにより、ベルトコンベヤ４１から搬送されてきた物品
は、その搬送慣性力を殺されることなく物品滑動面６４
上を積付け位置方向に滑り、かつ作業者にて積付け位置
に導かれる途中で、少し回転操作力を加えるだけで、簡
単に物品滑動面６４上でその姿勢を積付けに適した向き
に整えらえる。
伸縮フレーム４８の先端部の先端支持フレーム６０に設
けた支軸６１に、荷渡し台６２を傾動及びスライド自在
に支持してある。荷渡し台６２は、上面に多数のボール
キャスタ６３からなる物品滑動面６４を設けている。こ
れにより、ベルトコンベヤ４１から搬送されてきた物品
は、その搬送慣性力を殺されることなく物品滑動面６４
上を積付け位置方向に滑り、かつ作業者にて積付け位置
に導かれる途中で、少し回転操作力を加えるだけで、簡
単に物品滑動面６４上でその姿勢を積付けに適した向き
に整えらえる。
【００４５】荷渡し台６２は姿勢制御装置６５により、
その物品滑動面６４を水平に対しやや下向き（物品の流
れを良くし得る角度、例えば0 〜2 度）の略一定姿勢に
保たれる。姿勢制御装置６５は、伸縮フレーム４８に固
定される傾動シリンダ６６と、荷渡し台６２に設けられ
る傾斜検出器６７とから構成される。積付けコンベヤ１
３の揺動によって先端部が傾斜すると、傾斜検出器６７
が荷渡し台６２の傾斜の向き（上方か下方か）を検出
し、傾動シリンダ６６が荷渡し台６２を上記傾斜の逆向
きに傾動する。傾斜検出器６７は、ピン６８に支持した
重り６９が、その傾斜によって前後いずれかのリミット
スイッチ６７Ａ、６７Ｂをオンすることにて、その傾斜
の向きを検出する。傾動シリンダ６６は、荷渡し台６２
の押動面６２Ａを適宜量押すことにて、荷渡し台６２を
支軸６１回りで適宜角度揺動することにて、荷渡し台６
２の傾斜を調整する。
その物品滑動面６４を水平に対しやや下向き（物品の流
れを良くし得る角度、例えば0 〜2 度）の略一定姿勢に
保たれる。姿勢制御装置６５は、伸縮フレーム４８に固
定される傾動シリンダ６６と、荷渡し台６２に設けられ
る傾斜検出器６７とから構成される。積付けコンベヤ１
３の揺動によって先端部が傾斜すると、傾斜検出器６７
が荷渡し台６２の傾斜の向き（上方か下方か）を検出
し、傾動シリンダ６６が荷渡し台６２を上記傾斜の逆向
きに傾動する。傾斜検出器６７は、ピン６８に支持した
重り６９が、その傾斜によって前後いずれかのリミット
スイッチ６７Ａ、６７Ｂをオンすることにて、その傾斜
の向きを検出する。傾動シリンダ６６は、荷渡し台６２
の押動面６２Ａを適宜量押すことにて、荷渡し台６２を
支軸６１回りで適宜角度揺動することにて、荷渡し台６
２の傾斜を調整する。
【００４６】尚、傾動シリンダ６６は、出退量を制御可
能なパワーシリンダ等を用いることができる。また、傾
斜検出器６７は、一般に使われる傾斜センサでも良い。
能なパワーシリンダ等を用いることができる。また、傾
斜検出器６７は、一般に使われる傾斜センサでも良い。
【００４７】荷渡し台６２は、支軸６１の軸方向（積付
けコンベヤ１３の搬送方向に直交する方向）にスライド
自在であり、作業者は荷渡し台６２上の物品を既に積付
けた邪魔物品（１Ａ）を避ける方向から積付け台１４上
の積付け位置に導くことができる。
けコンベヤ１３の搬送方向に直交する方向）にスライド
自在であり、作業者は荷渡し台６２上の物品を既に積付
けた邪魔物品（１Ａ）を避ける方向から積付け台１４上
の積付け位置に導くことができる。
【００４８】尚、前述の操作制御ユニット３６Ｂは、荷
渡し台６２の下面の左右両側部のそれぞれに設置されて
いる。
渡し台６２の下面の左右両側部のそれぞれに設置されて
いる。
【００４９】また、荷渡し台６２のボールキャスタ６３
は、ベルトコンベヤ４１が下向き傾斜のときに物品が最
先のボールキャスタ６３の前面に引っ掛からないよう
に、荷渡し台６２の水平状態下でベルトコンベヤ４１よ
り一定高さ（ 3〜 5mm）程度下位に設定される。
は、ベルトコンベヤ４１が下向き傾斜のときに物品が最
先のボールキャスタ６３の前面に引っ掛からないよう
に、荷渡し台６２の水平状態下でベルトコンベヤ４１よ
り一定高さ（ 3〜 5mm）程度下位に設定される。
【００５０】また、荷渡し台６２は、ベルトコンベヤ４
１が下向き傾斜のときに物品が図７（Ｄ）に示す如くに
前後のボールキャスタ６３間に引っ掛からないように、
前後のボールキャスタ６３間にギャッププレート７０を
設置してある。
１が下向き傾斜のときに物品が図７（Ｄ）に示す如くに
前後のボールキャスタ６３間に引っ掛からないように、
前後のボールキャスタ６３間にギャッププレート７０を
設置してある。
【００５１】然るに、積付けコンベヤ１３の先端の荷渡
し台６２に搬送された物品は、作業者にて、下記(1) 〜
(3) の如くに積付け台１４上の積付け位置に積付けられ
る（図８）。
し台６２に搬送された物品は、作業者にて、下記(1) 〜
(3) の如くに積付け台１４上の積付け位置に積付けられ
る（図８）。
【００５２】(1) 作業者は、ベルトコンベヤ４１が付与
した搬送慣性力を利用して、物品を積付け位置に導く
（図８（Ａ））。物品の後部に軽く手を沿え、物品を積
付け位置に飛び移らせるようにすると楽である。このと
き、物品の前部にも手を沿えて、物品が所望位置にて停
止するように規制するとスピーディに作業できる。
した搬送慣性力を利用して、物品を積付け位置に導く
（図８（Ａ））。物品の後部に軽く手を沿え、物品を積
付け位置に飛び移らせるようにすると楽である。このと
き、物品の前部にも手を沿えて、物品が所望位置にて停
止するように規制するとスピーディに作業できる。
【００５３】(2) 作業者は、積付け位置に導く途中で、
物品滑動面６４上の物品に少し回転力を加えることによ
り、物品を滑動面６４上で簡単に、積付けに適した向き
にすることができる（図８（Ｂ））。
物品滑動面６４上の物品に少し回転力を加えることによ
り、物品を滑動面６４上で簡単に、積付けに適した向き
にすることができる（図８（Ｂ））。
【００５４】(3) 荷渡し台６２を支軸６１に沿ってスラ
イドすることにより、既に積付けてある邪魔な先行物品
（１Ａ）を避けて積付けることができる（図８
（Ｃ））。
イドすることにより、既に積付けてある邪魔な先行物品
（１Ａ）を避けて積付けることができる（図８
（Ｃ））。
【００５５】以下、積付け装置１０による積付け方法に
ついて説明する。 (1) 仕分けコンベヤ１１により搬送されてくる物品を、
積付け台１４上の各積付け区分１４Ａ〜１４Ｄのそれぞ
れに応じた荷揃えライン〜の物品貯留コンベヤ１２
に仕分ける。仕分けコンベヤ１１による仕分け先の決定
は、前述の表１に例示した如く、物品が積付け台１４の
前後方向に届け先順に積付けられるようになされる。
ついて説明する。 (1) 仕分けコンベヤ１１により搬送されてくる物品を、
積付け台１４上の各積付け区分１４Ａ〜１４Ｄのそれぞ
れに応じた荷揃えライン〜の物品貯留コンベヤ１２
に仕分ける。仕分けコンベヤ１１による仕分け先の決定
は、前述の表１に例示した如く、物品が積付け台１４の
前後方向に届け先順に積付けられるようになされる。
【００５６】(2) 作業者は、各物品貯留コンベヤ１２の
物品のたまり具合を見て、積付けを開始する物品貯留コ
ンベヤ１２を選択し、積付けコンベヤ１３を前述の如く
にレール３１上を走行させて、選択した物品貯留コンベ
ヤ１２の背面位置に位置決めする。
物品のたまり具合を見て、積付けを開始する物品貯留コ
ンベヤ１２を選択し、積付けコンベヤ１３を前述の如く
にレール３１上を走行させて、選択した物品貯留コンベ
ヤ１２の背面位置に位置決めする。
【００５７】(3) 作業者は、積付けコンベヤ１３の排出
指示シリンダ２４により、前述の如く、物品貯留コンベ
ヤ１２の物品排出装置２３に物品の排出を指示し、物品
貯留コンベヤ１２から所定の排出間隔で排出される物品
を積付けコンベヤ１３に搬入する。
指示シリンダ２４により、前述の如く、物品貯留コンベ
ヤ１２の物品排出装置２３に物品の排出を指示し、物品
貯留コンベヤ１２から所定の排出間隔で排出される物品
を積付けコンベヤ１３に搬入する。
【００５８】(4) 作業者は、前述の如く、積付けコンベ
ヤ１３を揺動、伸縮してその先端部の荷渡し台６２を積
付け台１４上の積付け位置の側傍に位置付ける。このと
き、荷渡し台６２の物品滑動面６４は姿勢制御装置６５
によって積付けコンベヤ１３の揺動角度に関係なく、水
平に対する略一定姿勢（略水平）に保たれる。
ヤ１３を揺動、伸縮してその先端部の荷渡し台６２を積
付け台１４上の積付け位置の側傍に位置付ける。このと
き、荷渡し台６２の物品滑動面６４は姿勢制御装置６５
によって積付けコンベヤ１３の揺動角度に関係なく、水
平に対する略一定姿勢（略水平）に保たれる。
【００５９】(5) 積付けコンベヤ１３のベルトコンベヤ
４１が搬送してくる物品を、荷渡し台６２の物品滑動面
６４上で滑らせ、前述の図８に例示した積付け作業態様
の如くにより、積付けコンベヤ１３が物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台１４上の積付け
位置に積付ける。
４１が搬送してくる物品を、荷渡し台６２の物品滑動面
６４上で滑らせ、前述の図８に例示した積付け作業態様
の如くにより、積付けコンベヤ１３が物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台１４上の積付け
位置に積付ける。
【００６０】以下、本実施例の作用について説明する。 積付けコンベヤ１３のベルトコンベヤ４１を揺動及び
伸縮することにより、その先端の荷渡し台６２を積付け
位置の近くまで位置付けることができる。そして、荷渡
し台６２の物品滑動面６４は、積付けコンベヤ１３の揺
動角度（傾斜角度）に関係なく、常に水平に対し略一定
姿勢、例えば水平もしくは水平よりやや下向き勾配（勾
配角： 0〜 2度）に保たれる。よって、積付けコンベヤ
１３から排出される物品は、荷渡し台６２の滑動面６４
を滑ることで、コンベヤ１３から付与された搬送慣性力
の勢いを殺されることなく、作業者に手を添えられて方
向付けされるだけにより、積付け位置に移載される。こ
の物品の移載過程で、作業者は、荷渡し台６２の滑動面
６４上で物品を容易に水平回転することもでき、該物品
の姿勢を積付けに適する向きに容易に整えることができ
る。即ち、作業負荷を軽減できる。
伸縮することにより、その先端の荷渡し台６２を積付け
位置の近くまで位置付けることができる。そして、荷渡
し台６２の物品滑動面６４は、積付けコンベヤ１３の揺
動角度（傾斜角度）に関係なく、常に水平に対し略一定
姿勢、例えば水平もしくは水平よりやや下向き勾配（勾
配角： 0〜 2度）に保たれる。よって、積付けコンベヤ
１３から排出される物品は、荷渡し台６２の滑動面６４
を滑ることで、コンベヤ１３から付与された搬送慣性力
の勢いを殺されることなく、作業者に手を添えられて方
向付けされるだけにより、積付け位置に移載される。こ
の物品の移載過程で、作業者は、荷渡し台６２の滑動面
６４上で物品を容易に水平回転することもでき、該物品
の姿勢を積付けに適する向きに容易に整えることができ
る。即ち、作業負荷を軽減できる。
【００６１】積付けコンベヤ１３の上流に物品を一時
貯留する物品貯留コンベヤ１２を配置できる。従って、
作業者は全積付け物品を積付け前に一望でき、積付け終
了時に積付け台１４の上で荷崩れし難い積付け姿勢を形
成する如くに、積付け手順（上下に積むか、水平に並べ
るか等）を予め判断した上で積付け作業することができ
る。即ち、作業効率が良い。
貯留する物品貯留コンベヤ１２を配置できる。従って、
作業者は全積付け物品を積付け前に一望でき、積付け終
了時に積付け台１４の上で荷崩れし難い積付け姿勢を形
成する如くに、積付け手順（上下に積むか、水平に並べ
るか等）を予め判断した上で積付け作業することができ
る。即ち、作業効率が良い。
【００６２】積付けコンベヤ１３の上流に複数個の物
品貯留コンベヤ１２が接続され、かつ積付けコンベヤ１
３は各物品貯留コンベヤ１２の排出端に位置決め可能と
される。従って、積付けコンベヤ１３は、積付け台１４
の積み付け面の幅方向に仮想的に分割して定められる複
数の積付け区分１４Ａ〜１４Ｄのいずれにも選択的に直
近配置でき、かつ各物品貯留コンベヤ１２から排出され
る物品を直近配置した積付け台１４の積付け区分１４Ａ
〜１４Ｄに移載できる。このため、作業者による物品搬
送距離は小であり、作業負荷をより軽減し、作業効率を
より向上できる。
品貯留コンベヤ１２が接続され、かつ積付けコンベヤ１
３は各物品貯留コンベヤ１２の排出端に位置決め可能と
される。従って、積付けコンベヤ１３は、積付け台１４
の積み付け面の幅方向に仮想的に分割して定められる複
数の積付け区分１４Ａ〜１４Ｄのいずれにも選択的に直
近配置でき、かつ各物品貯留コンベヤ１２から排出され
る物品を直近配置した積付け台１４の積付け区分１４Ａ
〜１４Ｄに移載できる。このため、作業者による物品搬
送距離は小であり、作業負荷をより軽減し、作業効率を
より向上できる。
【００６３】物品貯留コンベヤ１２からの物品排出タ
イミングを、積付けコンベヤ１３に備えてある物品排出
指示シリンダ２４の指示により変更できる。従って、作
業者の熟練度、疲労度、体力等に応じた適度な物品排出
タイミングを選定でき、作業負荷をより軽減し、作業効
率をより向上できる。
イミングを、積付けコンベヤ１３に備えてある物品排出
指示シリンダ２４の指示により変更できる。従って、作
業者の熟練度、疲労度、体力等に応じた適度な物品排出
タイミングを選定でき、作業負荷をより軽減し、作業効
率をより向上できる。
【００６４】荷渡し台６２を積付けコンベヤ１３の搬
送方向に直交する方向にスライドできる。従って、作業
者は、荷渡し台６２から積付け位置への物品の移載過程
で、既に積付け済の前方物品を確実に避けて所望の積付
け位置に移載でき、作業負荷をより軽減し、作業効率を
より向上できる。
送方向に直交する方向にスライドできる。従って、作業
者は、荷渡し台６２から積付け位置への物品の移載過程
で、既に積付け済の前方物品を確実に避けて所望の積付
け位置に移載でき、作業負荷をより軽減し、作業効率を
より向上できる。
【００６５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パレット
等の積付け台への物品の積付け作業負荷を軽減し、作業
効率を向上することができる。
等の積付け台への物品の積付け作業負荷を軽減し、作業
効率を向上することができる。
【図１】図１は積付け装置の一例を示す全体配置図であ
る。
る。
【図２】図２は荷揃えラインと積付け台の積付け区分と
の位置関係を示す模式図である。
の位置関係を示す模式図である。
【図３】図３は積付け台の配送トラックへの積込み方法
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図４】図４は積付け装置の要部構成を示す模式図であ
り、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図
である。
り、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図
である。
【図５】図５は物品貯留コンベヤと積付けコンベヤとの
接続構造を示す模式図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）
は側面図である。
接続構造を示す模式図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）
は側面図である。
【図６】図６は積付けコンベヤの全体構成を示す模式図
であり、（Ａ）は側面図、（Ｂ）はＢ−Ｂ線に沿う矢視
図、（Ｃ）はＣ−Ｃ線に沿う矢視図である。
であり、（Ａ）は側面図、（Ｂ）はＢ−Ｂ線に沿う矢視
図、（Ｃ）はＣ−Ｃ線に沿う矢視図である。
【図７】図７は積付けコンベヤの先端部を示す模式図で
あり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面
図、（Ｄ）は荷渡し台にギャッププレートを設けない場
合の不都合を示す模式図である。
あり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面
図、（Ｄ）は荷渡し台にギャッププレートを設けない場
合の不都合を示す模式図である。
【図８】図８は積付け作業状態を示す模式図であり、
（Ａ）は基本態様、（Ｂ）は物品の向きを変えて積付け
る態様、（Ｃ）は積付け済の前方邪魔物品を避けて積付
ける態様である。
（Ａ）は基本態様、（Ｂ）は物品の向きを変えて積付け
る態様、（Ｃ）は積付け済の前方邪魔物品を避けて積付
ける態様である。
１０ 積付け装置 １２ 物品貯留コンベヤ １３ 積付けコンベヤ ２３ 物品排出装置 ２４ 排出指示シリンダ（排出指示装置） ３３ 走行装置 ４１ ベルトコンベヤ（搬送路） ６２ 荷渡し台 ６４ 物品滑動面 ６５ 姿勢制御装置
Claims (7)
- 【請求項１】 物品を積付け位置側に搬送可能とする搬
送路を備え、この搬送路を揺動及び伸縮可能とする積付
けコンベヤを有してなる、物品の積付け装置において、 上記積付けコンベヤの搬送路の先端部に荷渡し台を接続
し、該荷渡し台に物品滑動面を設けるとともに、該荷渡
し台の物品滑動面を水平に対し略一定姿勢に保つ姿勢制
御装置を備えてなることを特徴とする物品の積付け装
置。 - 【請求項２】 前記積付けコンベヤが物品貯留コンベヤ
の排出端に接続可能とされ、該物品貯留コンベヤに一時
貯留された物品を該積付けコンベヤに搬入可能としてな
る請求項１記載の物品の積付け装置。 - 【請求項３】 前記物品貯留コンベヤの複数個が並列配
置され、前記積付けコンベヤが各物品貯留コンベヤの前
面に沿って走行できる走行装置を備え、各物品貯留コン
ベヤの排出端に位置決め可能とされてなる請求項２記載
の物品の積付け装置。 - 【請求項４】 前記積付けコンベヤが物品貯留コンベヤ
に物品の排出を指示する排出指示装置を備え、 前記物品貯留コンベヤは上記排出指示装置の指示に従い
物品を排出する物品排出装置を備えてなる請求項２又は
３に記載の物品の積付け装置。 - 【請求項５】 前記荷渡し台が前記積付けコンベヤの搬
送方向に直交する方向にスライドできるスライド装置を
備えてなる請求項１〜４のいずれかに記載の物品の積付
け装置。 - 【請求項６】 請求項１に記載の物品の積付け装置を用
いて物品を積付け台上の積付け位置に積付ける物品の積
付け方法であって、 前記積付けコンベヤを揺動、伸縮してその先端部の荷渡
し台を積付け台上の積付け位置の側傍に位置付けるとと
もに、 該荷渡し台の物品滑動面を姿勢制御装置により水平に対
する略一定姿勢に保ち、 該積付けコンベヤが搬送してくる物品を該荷渡し台の滑
動面上で滑らせ、該積付けコンベヤが物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台上の積付け位置
に積付けることを特徴とする物品の積付け方法。 - 【請求項７】 請求項４に記載の物品の積付け装置を用
いて物品を積付け台上の複数の積付け区分に積付ける物
品の積付け方法であって、 物品を積付け台上の各積付け区分のそれぞれに応じた物
品貯留コンベヤに仕分け、 積付け台上の所望の積付け区分に対応する物品貯留コン
ベヤの排出端に前記積付けコンベヤを位置決めし、 該積付けコンベヤの排出指示装置から該物品貯留コンベ
ヤの物品排出装置に物品の排出を指示し、該物品貯留コ
ンベヤから排出される物品を該積付けコンベヤに搬入
し、 該積付けコンベヤを揺動、伸縮してその先端部の荷渡し
台を積付け台上の積付け位置の側傍に位置付けるととも
に、 該荷渡し台の物品滑動面を前記姿勢制御装置により水平
に対する略一定姿勢に保ち、 該積付けコンベヤが搬送してくる物品を該荷渡し台の滑
動面上で滑らせ、該積付けコンベヤが物品に付与した搬
送力の勢いを利用して、物品を積付け台上の積付け位置
に積付けることを特徴とする物品の積付け方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08379293A JP3189188B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 物品の積付け装置及び方法 |
| EP94103527A EP0615925B1 (en) | 1993-03-19 | 1994-03-08 | Article loading apparatus and method therefor |
| DE69411212T DE69411212D1 (de) | 1993-03-19 | 1994-03-08 | Gerät und Verfahren zum Laden von Gegenständen |
| US08/720,898 US5642803A (en) | 1993-03-19 | 1996-10-07 | Article loading apparatus and method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08379293A JP3189188B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 物品の積付け装置及び方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06271076A true JPH06271076A (ja) | 1994-09-27 |
| JP3189188B2 JP3189188B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=13812505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08379293A Expired - Fee Related JP3189188B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 物品の積付け装置及び方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5642803A (ja) |
| EP (1) | EP0615925B1 (ja) |
| JP (1) | JP3189188B2 (ja) |
| DE (1) | DE69411212D1 (ja) |
Cited By (1)
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