JPH0627057B2 - 流動性組成物 - Google Patents
流動性組成物Info
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- JPH0627057B2 JPH0627057B2 JP59134429A JP13442984A JPH0627057B2 JP H0627057 B2 JPH0627057 B2 JP H0627057B2 JP 59134429 A JP59134429 A JP 59134429A JP 13442984 A JP13442984 A JP 13442984A JP H0627057 B2 JPH0627057 B2 JP H0627057B2
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- Japan
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- container
- composition
- flow
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8147—Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof, e.g. crotonic acid, (meth)acrylic acid; Compositions of derivatives of such polymers
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、内容物が充填される充填部と、流動を障害す
る細い流路を有する流出口部とを備え、上記流動を障害
する細い流路が充填部の断面積の1/30以下である断面積
を有する細孔、スリットもしくはノズル又は5〜300メ
ッシュの布状物もしくは網状物の網目にて形成され、内
容物が上記充填部から上記流路を通って流出口より外部
に流出する際に上記流路で再混練されるポンプ容器又は
エアゾール容器の上記充填部に充填される活動性組成物
に関する。
る細い流路を有する流出口部とを備え、上記流動を障害
する細い流路が充填部の断面積の1/30以下である断面積
を有する細孔、スリットもしくはノズル又は5〜300メ
ッシュの布状物もしくは網状物の網目にて形成され、内
容物が上記充填部から上記流路を通って流出口より外部
に流出する際に上記流路で再混練されるポンプ容器又は
エアゾール容器の上記充填部に充填される活動性組成物
に関する。
従来の技術及び問題点 最近において、練歯磨組成物の容器としてポンプ式容器
やエアゾール式容器が注目されているが、練歯磨組成物
は低温下(例えば−5℃)において組成物の粘度が上昇
するなどの原因で低温での押し出し固さが増大し、押し
出しにくくなる。特に、ポンプ式或いはエアゾール式容
器等の細い流路を有する容器に練歯磨組成物を充填した
場合には、このような押し出し固さの増大は使用性を著
しく損なう。また、本発明者らの検討によれば、このよ
うな容器に充填された練歯磨組成物は、その細い流路を
通して押し出す際に剪断作用を受け、組成物の保型性を
低下させるという問題もあつた。
やエアゾール式容器が注目されているが、練歯磨組成物
は低温下(例えば−5℃)において組成物の粘度が上昇
するなどの原因で低温での押し出し固さが増大し、押し
出しにくくなる。特に、ポンプ式或いはエアゾール式容
器等の細い流路を有する容器に練歯磨組成物を充填した
場合には、このような押し出し固さの増大は使用性を著
しく損なう。また、本発明者らの検討によれば、このよ
うな容器に充填された練歯磨組成物は、その細い流路を
通して押し出す際に剪断作用を受け、組成物の保型性を
低下させるという問題もあつた。
発明の特徴 このため、本発明者らはポンプ式,エアゾール式等の細
い流路を有する容器に練歯磨組成物等の流動性組成物を
充填し、押し出し使用した場合、低温でも押し出し固さ
が増大せず、低温押し出し性が良好であると共に、保型
性の良好な流動性組成物について鋭意研究を行なった結
果、粘結剤として架橋型ポリアクリル酸やその塩を用い
た場合、上記目的が良好に達成されることを知見した。
い流路を有する容器に練歯磨組成物等の流動性組成物を
充填し、押し出し使用した場合、低温でも押し出し固さ
が増大せず、低温押し出し性が良好であると共に、保型
性の良好な流動性組成物について鋭意研究を行なった結
果、粘結剤として架橋型ポリアクリル酸やその塩を用い
た場合、上記目的が良好に達成されることを知見した。
即ち、架橋型ポリアクリル酸やその塩は練歯磨組成物の
粘結剤として従来より知られているが、架橋型ポリアク
リル酸及びその塩を配合した練歯磨組成物は長期保存に
おいて液分離を起こすという問題があり、実際の製品で
は殆んど使用されていないものであった。しかしなが
ら、ポンプ式容器やエアゾール式容器に充填される練歯
磨組成物の粘結剤として架橋型ポリアクリル酸やその塩
を使用すると組成物の粘度の温度依存性が小さくなり、
低温での押し出し固さが改善され、低温下で保存し押し
出した場合でも細い流路を通ってスムーズに押し出さ
れ、使用性が向上すると共に、保型性の低下が起きず、
良好な保型性を保つ上、組成物が細い流路を通って押し
出される際、この流路で流動が障害されていわば再混練
される如き作用を受け、このため押し出された組成物に
は液分離がなく、良好な外観を有し、それ故架橋型ポリ
アクリル酸及びその塩が液分離を生じさせるという欠点
をも解決し得ることを知見とし、本発明をなすに至った
ものである。
粘結剤として従来より知られているが、架橋型ポリアク
リル酸及びその塩を配合した練歯磨組成物は長期保存に
おいて液分離を起こすという問題があり、実際の製品で
は殆んど使用されていないものであった。しかしなが
ら、ポンプ式容器やエアゾール式容器に充填される練歯
磨組成物の粘結剤として架橋型ポリアクリル酸やその塩
を使用すると組成物の粘度の温度依存性が小さくなり、
低温での押し出し固さが改善され、低温下で保存し押し
出した場合でも細い流路を通ってスムーズに押し出さ
れ、使用性が向上すると共に、保型性の低下が起きず、
良好な保型性を保つ上、組成物が細い流路を通って押し
出される際、この流路で流動が障害されていわば再混練
される如き作用を受け、このため押し出された組成物に
は液分離がなく、良好な外観を有し、それ故架橋型ポリ
アクリル酸及びその塩が液分離を生じさせるという欠点
をも解決し得ることを知見とし、本発明をなすに至った
ものである。
従って、本発明は内容物が充填される充填部と、流動を
障害する細い流路を有する流出口部とを備え、上記流動
を障害する細い流路が充填部の断面積の1/30以下である
断面積を有する細孔、スリットもしくはノズル又は5〜
300メッシュの布状物もしくは網状物の網目にて形成さ
れ、内容物が上記充填部から上記流路を通って流出口よ
り外部に流出する際に上記流路で再混練されるポンプ容
器又はエアゾール容器の上記充填部に充填される流動性
組成物において、該流動性組成物として水不溶性粉体と
粘結剤として架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩を
含有するものを使用したことを特徴とする流動性組成物
を提供するものである。
障害する細い流路を有する流出口部とを備え、上記流動
を障害する細い流路が充填部の断面積の1/30以下である
断面積を有する細孔、スリットもしくはノズル又は5〜
300メッシュの布状物もしくは網状物の網目にて形成さ
れ、内容物が上記充填部から上記流路を通って流出口よ
り外部に流出する際に上記流路で再混練されるポンプ容
器又はエアゾール容器の上記充填部に充填される流動性
組成物において、該流動性組成物として水不溶性粉体と
粘結剤として架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩を
含有するものを使用したことを特徴とする流動性組成物
を提供するものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
発明の構成 本発明に係る流動性組成物は、上述したように粘結剤と
してポリアクリル酸及び/又はその塩を使用するもので
あり、これにより流動を障害する細い流路を有する容器
に充填されるのに適した練歯磨組成物や液状乃至練状ク
レンザー等の流動性組成物を得ることができたものであ
る。
してポリアクリル酸及び/又はその塩を使用するもので
あり、これにより流動を障害する細い流路を有する容器
に充填されるのに適した練歯磨組成物や液状乃至練状ク
レンザー等の流動性組成物を得ることができたものであ
る。
ここで、架橋型ポリアクリル酸及びその塩としては、酸
型、ナトリウム塩型、アンモニウム塩型等のいずれのも
のも使用でき、その1種又は2種以上を配合し得る。具
体的には、酸型のものとして、カーボポール940、カ
ーボポール934、カーボポール941(以上グツドリ
ツチ社製)、ジュンロンPW−110、ジュンロンPW
−111(以上日本純薬社製)、またナトリウム塩型と
してレオジック250H、レオジック835H、アンモ
ニウム塩型としてレオジック305H(以上日本純薬
製)などを挙げることができる。これら架橋型ポリアク
リル酸及びその塩としては、特に0.5%の水溶液粘度
(B型回転粘度計、20rpm、25℃)が1.500cps以
上、更に好ましくは7,000〜80,000cpsのものが好適に用
いられる。なお酸型のものの粘度測定は水酸化ナトリウ
ムにより中和して測定した場合の値である。
型、ナトリウム塩型、アンモニウム塩型等のいずれのも
のも使用でき、その1種又は2種以上を配合し得る。具
体的には、酸型のものとして、カーボポール940、カ
ーボポール934、カーボポール941(以上グツドリ
ツチ社製)、ジュンロンPW−110、ジュンロンPW
−111(以上日本純薬社製)、またナトリウム塩型と
してレオジック250H、レオジック835H、アンモ
ニウム塩型としてレオジック305H(以上日本純薬
製)などを挙げることができる。これら架橋型ポリアク
リル酸及びその塩としては、特に0.5%の水溶液粘度
(B型回転粘度計、20rpm、25℃)が1.500cps以
上、更に好ましくは7,000〜80,000cpsのものが好適に用
いられる。なお酸型のものの粘度測定は水酸化ナトリウ
ムにより中和して測定した場合の値である。
また架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩の配合量は
組成物全体の0.3〜2.5%(重量%以下同じ)とす
ることが好ましい。なお、本発明においては架橋型ポリ
アクリル酸やその塩に加えて他の粘結剤、例えばカルボ
キシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ヒ
ドロキシエチルセルロース、アラビアガム、ポリビニル
アルコールなどの1種又は2種以上を配合することが可
能であるが、この場合架橋型ポリアクリル酸、その塩は
全粘結剤配合量の30%以上を含有することが望まし
い。架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩の含有量が
全粘結剤中30%より少ないと、容器よりの押し出し固
さが悪くなる場合があり、また保型性が低下する場合が
ある。
組成物全体の0.3〜2.5%(重量%以下同じ)とす
ることが好ましい。なお、本発明においては架橋型ポリ
アクリル酸やその塩に加えて他の粘結剤、例えばカルボ
キシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ヒ
ドロキシエチルセルロース、アラビアガム、ポリビニル
アルコールなどの1種又は2種以上を配合することが可
能であるが、この場合架橋型ポリアクリル酸、その塩は
全粘結剤配合量の30%以上を含有することが望まし
い。架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩の含有量が
全粘結剤中30%より少ないと、容器よりの押し出し固
さが悪くなる場合があり、また保型性が低下する場合が
ある。
本発明流動性組成物には更に水不溶性粉体が配合され
る。
る。
ここで、水不溶性粉体としては第1リン酸カルシウム、
第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、第3リ
ン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、アパタイト、第3リン酸マグネシ
ウム、炭酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、沈降性シリカやアルミノシリケート等のシリカ、酸
化アルミニウム、水酸化アルミニウム、リジン等の1種
又は2種以上が配合し得る(配合量は組成物の種類によ
り相違するが、例えば練歯磨の場合には通常5〜60
%)。この場合、粉体として2価以上の金属イオンを溶
出するものを用いる場合は架橋型ポリアクリル酸及び/
又はその塩にキサンタンガムを望ましくは重量比として
3:1〜1:2の割合で併用することが好ましく、また
シリカを用いる場合は架橋型ポリアクリル酸及び/又は
その塩にカルボキシメチルセルロースナトリウム、特に
1%水溶液の粘度が500センチポンズ以下であり、ま
たエーテル化度が0.5〜1.3のものを望ましくは重
量比として3:1〜1:2の割合で併用することが好ま
しく、これにより組成物の保型性、口中分散性、安定性
を更に高いものにすることができる。
第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、第3リ
ン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、アパタイト、第3リン酸マグネシ
ウム、炭酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、沈降性シリカやアルミノシリケート等のシリカ、酸
化アルミニウム、水酸化アルミニウム、リジン等の1種
又は2種以上が配合し得る(配合量は組成物の種類によ
り相違するが、例えば練歯磨の場合には通常5〜60
%)。この場合、粉体として2価以上の金属イオンを溶
出するものを用いる場合は架橋型ポリアクリル酸及び/
又はその塩にキサンタンガムを望ましくは重量比として
3:1〜1:2の割合で併用することが好ましく、また
シリカを用いる場合は架橋型ポリアクリル酸及び/又は
その塩にカルボキシメチルセルロースナトリウム、特に
1%水溶液の粘度が500センチポンズ以下であり、ま
たエーテル化度が0.5〜1.3のものを望ましくは重
量比として3:1〜1:2の割合で併用することが好ま
しく、これにより組成物の保型性、口中分散性、安定性
を更に高いものにすることができる。
本発明の組成物にはその種類に応じて使用する通常の成
分が配合され得る。例えば、練歯磨組成物には、更にポ
リエチレングリコール、ソルビツト、グリセリン、プロ
ピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加
ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコ
シン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ショ糖
脂肪酸エステル等の発泡剤、それにペパーミント、スペ
アミント等の精油、l−メントール、カルボン、オイゲ
ノール、アネトール等の香料素材などの香料、サッカリ
ンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒ
ドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メ
トキシシンナミックアルデヒドなどの甘味剤、防腐剤,
色素などが配合でき、またデキストラナーゼ、メタナー
ゼ、ソルビン酸、アレキシジン、β−グリチルレチン
酸、ヒノキチオール、クロルヘキシジン類、モノフルオ
ロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1
錫、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリシ
ン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキ
サム酸、アズレン、ビタミンE、水溶性第一もしくは第
二リン酸塩、セチルピリジニウムクロライド等の第四級
アンモニウム化合物、塩化ナトリウム、生薬抽出物など
の有効成分を配合することもできる。
分が配合され得る。例えば、練歯磨組成物には、更にポ
リエチレングリコール、ソルビツト、グリセリン、プロ
ピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加
ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコ
シン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ショ糖
脂肪酸エステル等の発泡剤、それにペパーミント、スペ
アミント等の精油、l−メントール、カルボン、オイゲ
ノール、アネトール等の香料素材などの香料、サッカリ
ンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒ
ドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メ
トキシシンナミックアルデヒドなどの甘味剤、防腐剤,
色素などが配合でき、またデキストラナーゼ、メタナー
ゼ、ソルビン酸、アレキシジン、β−グリチルレチン
酸、ヒノキチオール、クロルヘキシジン類、モノフルオ
ロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第1
錫、アルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリシ
ン塩、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキ
サム酸、アズレン、ビタミンE、水溶性第一もしくは第
二リン酸塩、セチルピリジニウムクロライド等の第四級
アンモニウム化合物、塩化ナトリウム、生薬抽出物など
の有効成分を配合することもできる。
また、クレンザー等を製造する場合にも通常使用される
成分を用いることができる。
成分を用いることができる。
本発明においては、内容物が充填される充填部と、流動
を障害する細い流路を有する流出口部とを備え、上記流
動を障害する細い流路が充填部の断面積の1/30以下、特
に1/100以下である断面積を有する細孔、スリットもし
くはノズル又は5〜300メッシュの布状物もしくは網状
物の網目にて形成され、内容物が上記充填部から上記流
路を通って流出口より外部に流出する際に上記流路で再
混練されるポンプ容器又はエアゾール容器の上記充填部
に充填される流動性組成物として、上述した水不溶性粉
体と架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩を含有する
ものを使用したものである。
を障害する細い流路を有する流出口部とを備え、上記流
動を障害する細い流路が充填部の断面積の1/30以下、特
に1/100以下である断面積を有する細孔、スリットもし
くはノズル又は5〜300メッシュの布状物もしくは網状
物の網目にて形成され、内容物が上記充填部から上記流
路を通って流出口より外部に流出する際に上記流路で再
混練されるポンプ容器又はエアゾール容器の上記充填部
に充填される流動性組成物として、上述した水不溶性粉
体と架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩を含有する
ものを使用したものである。
ここで、このような容器としては、ポンプ式容器、エア
ゾール式容器などが使用され、例えば第1,2図に示す
如き容器が用いられる。即ち、第1図の容器は容器本体
1内の組成物充填部2に充填された練歯磨組成物等の流
動性組成物を頭部3を押圧することにより組成物流出口
部4の流動を障害する細い流路5を通って流出口6から
流出するようにしたものであり、この種の容器としては
実開昭54−34641、実開昭55-38783、実開昭56-4
6572、実開昭56-100378、実開昭56-121677、実開昭57-4
4041、実開昭57-74168、実開昭57-164079、特開昭57-68
367、特開昭57-68368号公報などに記載のもの等が挙げ
られる。
ゾール式容器などが使用され、例えば第1,2図に示す
如き容器が用いられる。即ち、第1図の容器は容器本体
1内の組成物充填部2に充填された練歯磨組成物等の流
動性組成物を頭部3を押圧することにより組成物流出口
部4の流動を障害する細い流路5を通って流出口6から
流出するようにしたものであり、この種の容器としては
実開昭54−34641、実開昭55-38783、実開昭56-4
6572、実開昭56-100378、実開昭56-121677、実開昭57-4
4041、実開昭57-74168、実開昭57-164079、特開昭57-68
367、特開昭57-68368号公報などに記載のもの等が挙げ
られる。
また、第2図の容器は2重缶方式のエアゾール式容器を
示すもので、1aが内装缶、1bが外装缶、2が充填
部、4が流出口部、5が細い流路、6が流出口、7がグ
ロメット、8がハウジング、9がスプリング、10がイ
ンナーガスケット、11がステムである。なお、エアゾ
ール式容器としてはこの第2図に示すものに限られず、
例えば単缶方式のものであってもよく、その他従来公知
のエアゾール式容器が有効に使用し得る。
示すもので、1aが内装缶、1bが外装缶、2が充填
部、4が流出口部、5が細い流路、6が流出口、7がグ
ロメット、8がハウジング、9がスプリング、10がイ
ンナーガスケット、11がステムである。なお、エアゾ
ール式容器としてはこの第2図に示すものに限られず、
例えば単缶方式のものであってもよく、その他従来公知
のエアゾール式容器が有効に使用し得る。
更に、本発明で使用し得る容器としては、実公昭44−
16208号、同45−18115号、同46−701
1号、同46−9820号、同46−27678号、同
46−36224号、同47−2702号、同47−2
695号、同47−2696号、同48−31086
号、同48−38041号、同53−522号、同53
−33734号、同54−30270号公報に記載され
たものなどが挙げられ、組成物流出口部に流動性組成物
の流動を障害する細い流路を有するいかなる容器をも使
用し得る。
16208号、同45−18115号、同46−701
1号、同46−9820号、同46−27678号、同
46−36224号、同47−2702号、同47−2
695号、同47−2696号、同48−31086
号、同48−38041号、同53−522号、同53
−33734号、同54−30270号公報に記載され
たものなどが挙げられ、組成物流出口部に流動性組成物
の流動を障害する細い流路を有するいかなる容器をも使
用し得る。
この場合、この細い流路は細孔、スリット、ノズルなど
により形成されるが、その断面積が充填部断面積の1/30
以下、特に1/100以下のものが好適に使用される(な
お、因みに通常の歯磨チューブの断面積比は1/15〜1/20
である)。また、細い流路を布状物や網状物の網目にて
形成し得るが、この場合網目の大きさは5〜300メュ
シュとすることが好ましい。
により形成されるが、その断面積が充填部断面積の1/30
以下、特に1/100以下のものが好適に使用される(な
お、因みに通常の歯磨チューブの断面積比は1/15〜1/20
である)。また、細い流路を布状物や網状物の網目にて
形成し得るが、この場合網目の大きさは5〜300メュ
シュとすることが好ましい。
発明の効果 本発明の流動性組成物は、粘結剤として架橋型ポリアク
リル酸及び/又はその塩を配合したことにより、組成物
の低温における押し出し固さ、保型性が良好なものであ
り、このため流動を障害する細い流路を有する容器を好
適に使用でき、この種の容器を用いても低温下において
スムーズに組成物を流出し得、また前記流路で剪断作用
を受けても保型性が良好であると共に、組成物が前記流
路を通る際に再混練され、それ故流出した組成物には液
分離は生じないものである。
リル酸及び/又はその塩を配合したことにより、組成物
の低温における押し出し固さ、保型性が良好なものであ
り、このため流動を障害する細い流路を有する容器を好
適に使用でき、この種の容器を用いても低温下において
スムーズに組成物を流出し得、また前記流路で剪断作用
を受けても保型性が良好であると共に、組成物が前記流
路を通る際に再混練され、それ故流出した組成物には液
分離は生じないものである。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
する。
する。
なお、下記の例は練歯磨組成物の例であるが、これら組
成物は常法により調製した。この際、架橋型ポリアクリ
ル酸塩として酸型のものを用いる場合には、粉末基剤を
配合する前に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム等の水溶液を加え、中和した。
成物は常法により調製した。この際、架橋型ポリアクリ
ル酸塩として酸型のものを用いる場合には、粉末基剤を
配合する前に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム等の水溶液を加え、中和した。
〔実施例1〕 〔実施例2〕 〔実施例3〕 〔実施例4〕 〔実施例5〕 〔比較例〕 上記実施例1,2及び比較例の練歯磨組成物はいずれも
組成物流出口部の流動を障害する細い流路の直径が5.
6mmで、その断面積が組成物充填部の断面積に対して1/
34の第1図に示す縦型ポンプ式容器に充填した。
組成物流出口部の流動を障害する細い流路の直径が5.
6mmで、その断面積が組成物充填部の断面積に対して1/
34の第1図に示す縦型ポンプ式容器に充填した。
次に、これらの組成物につき、低温押し出し固さ及び保
型性を下記方法により評価した。結果を第1表に示す。
型性を下記方法により評価した。結果を第1表に示す。
低温押し出し固さ 練歯磨組成物を上記容器中において−5℃で一週間保存
した後、−5℃で押し出し、押し出し固さを評価した。
この場合、押し出しは通常の使用方法に準じ、約1gの
内容物がほぼ0.5秒の速度で流出口から流出するよう
に押し出した。
した後、−5℃で押し出し、押し出し固さを評価した。
この場合、押し出しは通常の使用方法に準じ、約1gの
内容物がほぼ0.5秒の速度で流出口から流出するよう
に押し出した。
なお、押し出し固さの評価基準は下記の通りである。
評価基準 ○:押し出し易く、良好であった。
△:押し出しが悪い。
×:押しても組成物が出てこない又は極端に押し出しが
悪い。
悪い。
保型性 練歯磨組成物を上記容器から歯刷子上に押し出し、保型
性を評価した。この場合、押し出し方法は上記方法と同
じである。
性を評価した。この場合、押し出し方法は上記方法と同
じである。
なお、保型性の評価基準は下記の通りである。
評価基準 ◎:非常に良好 ○:良好。
×:歯刷子より流れおちる。
第1表の結果より実施例1,2の練歯磨組成物はいずれ
も低温で保存しておいても細い流路を有する容器から押
し出し易く、保型性も非常に良好であることが認められ
た。なお、実施例1,2のものは押し出した際に液分離
はみられなかった。
も低温で保存しておいても細い流路を有する容器から押
し出し易く、保型性も非常に良好であることが認められ
た。なお、実施例1,2のものは押し出した際に液分離
はみられなかった。
また、上記実施例1〜5の練歯磨組成物を組成物流出ノ
ズル部の組成物流路の断面積が0.785mm2で、充填部の断
面積が1017mm2のエアゾール式容器に充填し、20℃及
び−5℃で1月間保存した後、噴射圧7kg/cm2で使用し
たが、いずれも良好な低温押し出し固さ及び保型性が保
持されていた。
ズル部の組成物流路の断面積が0.785mm2で、充填部の断
面積が1017mm2のエアゾール式容器に充填し、20℃及
び−5℃で1月間保存した後、噴射圧7kg/cm2で使用し
たが、いずれも良好な低温押し出し固さ及び保型性が保
持されていた。
また、押し出された練歯磨にはいずれも液分離は生じて
おらず、良好な外観を有していた。
おらず、良好な外観を有していた。
第1図は本発明に用いる容器の一例を示す断面図、第2
図は本発明に用いる容器の他の例を示す概略断面図であ
る。 1……容器本体、2……充填部、4……流出口部、5…
…細い流路、6……流出口。
図は本発明に用いる容器の他の例を示す概略断面図であ
る。 1……容器本体、2……充填部、4……流出口部、5…
…細い流路、6……流出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−101418(JP,A) 実開 昭57−164079(JP,U) 実開 昭56−100378(JP,U) 実開 昭54−34641(JP,U) 実開 昭55−38783(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】内容物が充填される充填部と、流動を障害
する細い流路を有する流出口部とを備え、上記流動を障
害する細い流路が充填部の断面積の1/30以下である断面
積を有する細孔、スリットもしくはノズル又は5〜300
メッシュの布状物もしくは網状物の網目にて形成され、
内容物が上記充填部から上記流路を通って流出口より外
部に流出する際に上記流路で再混練されるポンプ容器又
はエアゾール容器の上記充填部に充填される流動性組成
物において、該流動性組成物として水不溶性粉体と粘結
剤として架橋型ポリアクリル酸及び/又はその塩を含有
するものを使用したことを特徴とする流動性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59134429A JPH0627057B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 流動性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59134429A JPH0627057B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 流動性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6115824A JPS6115824A (ja) | 1986-01-23 |
JPH0627057B2 true JPH0627057B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=15128170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59134429A Expired - Fee Related JPH0627057B2 (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 流動性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627057B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4539832B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2010-09-08 | ライオン株式会社 | 歯磨組成物 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852231Y2 (ja) * | 1977-08-10 | 1983-11-28 | 啓育 加藤 | 容器 |
JPS5538783U (ja) * | 1978-09-07 | 1980-03-12 | ||
JPS5914372Y2 (ja) * | 1979-09-20 | 1984-04-26 | 株式会社吉野工業所 | 練状物押出し容器 |
JPS56100378U (ja) * | 1979-12-28 | 1981-08-07 | ||
JPS56121677U (ja) * | 1980-02-20 | 1981-09-16 | ||
JPS6244919Y2 (ja) * | 1980-08-23 | 1987-11-30 | ||
DE3035728A1 (de) * | 1980-09-22 | 1982-05-06 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Spender |
DE3035705A1 (de) * | 1980-09-22 | 1982-05-06 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Spender |
JPS6040448Y2 (ja) * | 1980-10-20 | 1985-12-05 | 凸版印刷株式会社 | 注出容器 |
JPS57164079U (ja) * | 1981-04-10 | 1982-10-16 | ||
JPS59101418A (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-12 | Lion Corp | 口腔用組成物 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP59134429A patent/JPH0627057B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6115824A (ja) | 1986-01-23 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |