JPS6217966B2 - - Google Patents

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JPS6217966B2
JPS6217966B2 JP22860382A JP22860382A JPS6217966B2 JP S6217966 B2 JPS6217966 B2 JP S6217966B2 JP 22860382 A JP22860382 A JP 22860382A JP 22860382 A JP22860382 A JP 22860382A JP S6217966 B2 JPS6217966 B2 JP S6217966B2
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JP
Japan
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mol
sodium
moles
hydrogenated castor
poe
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JP22860382A
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JPS59122417A (ja
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Kazuo Saso
Isao Iioka
Naoji Fukuchi
Makoto Yoshe
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Publication of JPS6217966B2 publication Critical patent/JPS6217966B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/92Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
    • A61K8/922Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、平均エチレンオキシド付加モル数が
50モル以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と
アニオン活性剤とを併用してなる口腔用組成物に
関する。 練歯磨等の口腔用組成物には、通常発泡剤とし
てラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン活性剤が
配合されており、これは香料などの分散剤として
の機能をも有している。しかし、ラウリル硫酸ナ
トリウム等のアニオン活性剤のみでは香料、特に
極性の低い香料成分や油性分の可溶化力が少な
い。即ち、多くの香料は親油性で、特に天然精油
に含まれる炭化水素系の成分は親水性が弱く、ア
ニオン活性剤のみではこれらの香料を十分に溶解
分散させることが困難である。このため、従来よ
り口腔用組成物の香料として広く用いられている
ペパーミント油やスペアミント油は水に難溶性の
モノテルペンを多く含み、これを多量に用いた場
合はアニオン活性剤のみで可溶化することが困難
で、その使用量に限度が生じるので、比較的親水
性のあるメントールやカルボンを補助的に添加
し、香味が低下することを防止している。また、
色素、油溶性ビタミン等の油溶性成分も同様にア
ニオン活性剤のみでは十分に溶解分散しない。従
つて、これら香料、油溶性成分の分散、可溶化を
容易にするため、口腔用組成物の可溶化力を更に
高めることが望まれる。 また、練歯磨等の口腔用組成物は、商品価値の
上から保存安定性が高く、保存中に液分離が生じ
ないことが必要であり、更にチユーブからの押出
し性が良好で、低温下に長期間保存した後でもチ
ユーブからスムーズに押し出されるものであるこ
とも重要な特性であり、また口腔用組成物は口腔
内で使用するものであるから、使用感が良好であ
ることが望まれる。 本発明者らは、上記事情に鑑み、香料や油溶性
成分などの分散可溶化力に優れ、かつ保存安定性
が良好で液分離が生じ難く、しかも使用感に優れ
た口腔用組成物につき鋭意研究を行なつた結果、
平均エチレンオキシド付加モル数が50モル以下の
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とアニオン活性
剤とを併用する場合に上記目的が効果的に達成さ
れることを知見した。 即ち、従来より平均エチレンオキシド付加モル
数が60モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(以下、POE(60モル)硬化ヒマシ油と記載す
る)をアシルアミノ酸やラウリル硫酸ナトリウム
といつたアニオン活性剤と併用すること、更には
これに塩化ナトリウムを配合することは公知であ
る(特公昭55−6611号、特開昭54−20142、54−
59340、56−113709、57−106606号)。しかし、本
発明者らが検討した結果では、POE(60モル)
硬化ヒマシ油をアニオン活性剤と併用した口腔用
組成物は液分離が生じ易く、とりわけ塩化ナトリ
ウム未配合の系においては液分離が著しくて使用
に耐えず、商品価値を損うものであつた。また、
POE(60モル)硬化ヒマシ油をアニオン活性剤
と併用した場合、特に塩化ナトリウム配合系にあ
つては、使用感、とりわけあと味が悪く、起泡速
度も十分でなく、また低温における押出し性に劣
り、低温で長期保存した場合、チユーブからの押
出し易さが低下するものであつた。 ところが、平均エチレンオキシド(EO)付加
モル数が50モル、40モル、30モル、20モル及び10
モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ば
れる少なくとも1種を組成物全体の0.1〜3重量
%と、アルキル基の炭素数8〜18の高級アルキル
硫酸エステルの水溶性塩及び/又はα−オレフイ
ンスルフオン酸の水溶性塩を組成物全体の0.5〜
5重量%とを併用した場合、意外にも上述したよ
うなPOE(60モル)硬化ヒマシ油を用いた場合
に生じる欠点が解決され、液分離が生じ難く、か
つ低温でのチユーブからの押出し性が良好で、低
温下に長期間保存した後においてもチユーブから
スムーズに押し出され、かつあと味が良好で起泡
速度も早く、使用感に優れ、しかも香料や油溶性
成分の分散性が良好な口腔用組成物が得られるこ
とを知見し、本発明をなすに至つたものである。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る口腔用組成物は、平均エチレンオ
キシド(EO)付加モル数が50モル、40モル、30
モル、20モル及び10モルのポリオキシエチレン
(POE)硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1
種を組成物全体の0.1〜3重量%含有していると
共に、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸
ナトリウム等のアルキル基の炭素数8〜18の高級
アルキル硫酸エステルの水溶性塩及び/又はα−
オレフインスルフオン酸の水溶性塩(例えばナト
リウム塩)を組成物全体の0.5〜5重量%含有し
てなるものである。 なお、上記の平均EO付加モル数が50モル以下
のPOE硬化ヒマシ油の中では、平均EO付加モル
数20モル及び40モルのPOE硬化ヒマシ油が好適
に用いられる。 また、本発明おいては、必要により更に他のア
ニオン活性剤、例えば、ソジウムラウリルモノグ
リセライドスルホネート、ソジウムココナツツモ
ノグリセライドスルホネート等の脂肪酸基の炭素
数が10〜18である高級脂肪酸モノグリセライドス
ルホネートの水溶性塩、高級脂肪酸ソジウムモノ
グリセライドモノサルフエート、ソジウム−N−
メチル−N−パルミトイルタウライド、ソジウム
−N−ラウロイルザルコシネート、ソジウム−N
−ラウロイル−β−アラニン等の脂肪酸基の炭素
数が12〜18である高級脂肪酸と低級脂肪族アミノ
酸とのアマイドの塩などを配合することもでき
る。 本発明の口腔用組成物は、上述したように平均
EO付加モル数50モル以下のPOE硬化ヒマシ油と
アニオン活性剤とを併用していることにより、液
分離が生じ難く、特に塩化ナトリウムを配合して
いない系においても、POE(60モル)硬化ヒマ
シ油を用いた場合のように著しく液分離が生じる
という不都合がないものであり、このため塩化ナ
トリウム未配合系において好適に用いられるもの
であるが、本発明口腔用組成物中に塩化ナトリウ
ムを配合しても支障がなく、塩化ナトリウム配合
系において用いても、低温押出し性が良好であ
り、またあと味が良く、発泡性も良好で使用感に
優れたものであり、従つて塩化ナトリウム配合系
にも好適に使用されるものである。 なお、塩化ナトリウムを配合する場合、その配
合量は組成物全体の3〜30%とすることが好まし
い。3%より少ないと塩化ナトリウム配合のメリ
ツトが十分発揮されず、特に塩味が十分付与され
ない。また、30%より多いと使用感の低下を招く
場合がある。 また、本発明の口腔用組成物は、平均EO付加
モル数50モル以下のPOE硬化ヒマシ油とアニオ
ン活性剤とを併用していることにより、香料や油
溶性成分の分散性が良く、このため、香料、特に
ペパーミント油、スペアミント油等のモノテルペ
ンを多く含むもの、親油性のものをその可溶分散
力を高めて多量に用いることができ、また色素、
油溶性ビタミン等の油溶性成分をも分散性良く配
合し得る。 なお、本発明において好適に用いられる香料を
例示すると、ペパーミント油、スペアミント油の
ほか、メントール、カルボン、アネトール、オイ
ゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメ
ン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α
−テルピネオール、メチルアセテート、シトロネ
リルアセテート、メチルオイゲノール、シネオー
ル、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、
チモール、レモン油、オレンジ油、セージ油、ロ
ーズマリー油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シ
ソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油等が挙げら
れ、本発明においてはこれらの香料を単独で又は
組合せて全体の0.1〜10%、好ましくは0.5〜5%
程度配合し得る。 本発明の口腔用組成物は、練歯磨等の歯磨類な
どとして適用されるもので、本発明においては更
にその口腔用組成物の種類等に応じて通常使用さ
れる適宜な成分が配合され得る。 例えば、歯磨類の場合には、第2リン酸カルシ
ウム・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウ
ム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピ
ロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アル
ミナ、無水ケイ酸、シリカゲル、ケイ酸アルミニ
ウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸
マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケ
イ酸ジルコニウム、合成樹脂等の1種又は2種以
上を配合し得る(配合量通常20〜60%)。 また、練歯磨等のペースト状組成物の場合には
粘結剤としてカラゲナン、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロ
ースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギ
ン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネー
ト、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
キサンタンガム、トランガカントガム、カラヤガ
ム、アラビヤガムなどのガム類、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシ
ビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合
成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲ
ル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の
1種又は2種以上が配合され得る(配合量通常
0.3〜5%)。 更に、歯磨類等のペースト状や液状口腔用組成
物の製造において、粘稠剤としてソルビツト、グ
リセリン、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1・3−ブチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(#400〜#4000)、ポリプロピレ
ングリコール、キシリツト、マルチツト、ラクチ
ツト等の1種又は2種以上を配合し得る(配合量
通常10〜70%)。 また更に、本発明においては平均EO付加モル
数50モル以下のPOE硬化ヒマシ油、アニオン活
性剤に加えて、必要により他の界面活性剤、例え
ばラウリン酸モノ又はジエタノールアミド等の脂
肪酸モノ又はジエタノールアミド、ステアリルモ
ノグリセライド、シヨ糖モノ及びジラウレート等
の脂肪酸基の炭素数が12〜18であるシヨ糖脂肪酸
エステル、ラクトース脂肪酸エステル、ラクチト
ール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート、エチレング
リコール約60モルが付加したソルビタンモノステ
アレート縮合物、エチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドの重合物及びポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンモノラウリルエステル等の誘
導体といつた非イオン活性剤などの1種又は2種
以上を配合しても差支えない。この場合、POE
(60モル)硬化ヒマシ油も本発明の効果を損なわ
ない範囲で使用でき、更に平均EO付加モル数が
60モルより多いもの、例えばPOE(80モル又は
100モル)硬化ヒマシ油を使用することができ
る。 本発明の口腔用組成物には、更にサツカリンナ
トリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジ
ヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチ
ン、タウマテン、アスパラチルフエニルアラニン
メチルエステル、p−メトキシシンナミツクアル
デヒドなどの甘味剤(0〜1%、好ましくは0.01
〜0.5%)、p−ヒドロキシメチルベンゾイツクア
シド、p−ヒドロキシエチルベンゾイツクアシ
ド、p−ヒドロキシプロピルベンゾイツクアシ
ド、p−ヒドロキシブチルベンゾイツクアシド、
安息香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライ
ドなどの防腐剤、ゼラチン、ペプトン、アルギニ
ン塩酸塩、アルブミン、カゼイン、二酸化チタ
ン、その他の成分を配合し得る。 なおまた、本発明においては、有効成分とし
て、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素、リテツ
クエンザイム等の酵素、モノフルオロリン酸ナト
リウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアル
カリ金属モノフルオロホスフエート、フツ化ナト
リウム、フツ化第1錫等のフツ化物、トラネキサ
ム酸やイプシロンアミノカプロン酸、クロルヘキ
シジン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩、
トコフエロール、アルミニウムクロルヒドロキシ
ルアラントイン、ジヒドロコレステロール、グリ
チルリチン酸、グリチルリチンジカリウム、グリ
チルレチン酸、グリセロホスフエート、クロロフ
イル、銅クロロフイリンナトリウム、カロペプタ
イド、水溶性無機リン酸化合物、アズレン、カミ
ツレ、当帰、芍薬、川〓、生姜、莪述などの生薬
類等の有効成分を1種又は2種以上配合し得るも
のである。 次に実験例を示し、本発明の効果を具体的に説
明する。 実施例 1 第2リン酸カルシウム・2水塩5%と第1表に
示す界面活性剤を所定濃度で配合した試料溶液50
mlに対し油溶性色素yellowABを0.01g添加し、
ケミカルスターラーで撹拌(400rpm、1分間)
した後、直ちに過して未溶解分を除去し、液
の吸光度を測定した(層長10mm、波長450nm)。 その結果を第1表に示す。
【表】 第1表の結果より、POE(40モル)硬化ヒマ
シ油をSDS(アニオン活性剤)と併用することに
よつてこれらが相乗的に作用し、油溶性成分を良
好に可溶化させることが認められた。 実験例 2 第2表に示す界面活性剤を用いた下記処方の練
歯磨を製造した。
【表】 次に、この練歯磨の液分離、泡立ちを下記方法
により評価した。結果を第2表に示す。 液分離 歯磨調製後、室温で1か月保存したときの液分
離を観察した。 〇:液分離なし △:やや液分離あり ×:液分離あり 泡立ち 歯磨を実際に用いた場合の泡立ちを官能評価し
た。 〇:泡立ち良好 △:泡立ちやや少ない ×:殆んど泡立たない
【表】 第2表の結果より、POE(60モル)硬化ヒマ
シ油をSDS(アニオン活性剤)と併用すると液分
離が生じるものであつたが、POE(50モル、40
モル、30モル、20モル及び10モル)硬化ヒマシ油
をアニオン活性剤と併用することによつて液分離
が生ぜずかつ泡立ちの良好な歯磨が得られること
が認められた。 実験例 3 下記処方の塩化ナトリウム配合練歯磨を製造
し、実験例2と同様にして液分離の有無を評価し
た。結果を第3表に示す。 炭酸カルシウム 40.0% 無水ケイ酸 2.0 プロピレングリコール 2.0 ソルビツト 16.0 カルボキシルメチルセルロースナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.1 SDS 1.5 POE硬化ヒマシ油 0.5 塩化ナトリウム 5.0 パラベン 0.1 香 料 1.0 精製水 残 100.0
【表】 第3表の結果からもPOE(50モル、40モル、
30モル、20モル及び10モル)硬化ヒマシ油を用い
た場合に液分離が生じないものであることが認め
られた。 実験例 4 実験例3において製造した練歯磨において、
SDSの代わりに炭素数14のα−オレフインスルフ
オン酸ナトリウムを1.5%配合し、POE硬化ヒマ
シ油として平均EO付加モル数が60モル、40モ
ル、20モルのものを用いた以外は同処方の練歯磨
を製造し、実験例2と同様にして液分離の有無を
評価した。結果を第4表に示す。
【表】 第4表の結果からも、POE(20モル又は40モ
ル)硬化ヒマシ油とα−オレフインスルフオン酸
塩とを併用した場合に液分離が生じないものであ
ることが認められた。 実験例 5 下記処方の塩化ナトリウム配合練歯磨を製造
し、その使用感を評価した 炭酸カルシウム 40.0% プロピレングリコール 2.0 ソルビツト 16.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 サツカリンナトリウム 0.05 SDS 2.0 POE硬化ヒマシ油 0.5 塩化ナトリウム 10.0 パラベン 0.1 香 料 1.0 精製水 残 100.0% POE硬化ヒマシ油として平均EO付加モル数60
モルのものと50モル、40モル、30モル、20モル、
10モルのものとをそれぞれ用いた歯磨につき、専
門パネル10名による一対比較テストを行つた結果
を第5表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 第5表−1〜5の結果より、POE(50モル、
40モル、30モル、20モル及び10モル)硬化ヒマシ
油を用いた歯磨はPOE(60モル)硬化ヒマシ油
を用いた歯磨よりもあと味が非常によく、起泡速
度も早くて使用感が優れていることが認められ
た。 第4表の結果より、POE(40モル)硬化ヒマ
シ油を用いた歯磨はPOE(60モル)硬化ヒマシ
油を用いた歯磨よりもあと味が非常によく、起泡
速度も早くて使用感が優れていることが認められ
た。 また、POE硬化ヒマシ油として平均EO付加モ
ル数20モルのものを用いた歯磨(歯磨C)と前記
歯磨Aとを一対比較テストした結果も、同様に歯
磨Cのあと味が良好で使用感が優れていた。 実験例 6 実験例4の歯磨をラミネートチユーブに充填
し、−5℃で1か月保存した後、−5℃においてチ
ユーブからの押出し易さを官能評価した。結果を
第6表に示す。 評価基準 〇:スムーズに押し出せる △:押出しにやや力を要する ×:押出しに非常に力を要する
【表】 第6表の結果より、POE(50モル、40モル、
30モル、20モル及び10モル)硬化ヒマシ油を用い
ることによつて低温における押出し性を改善し得
ることが認められた。 以下、実施例を示す。 実施例 1 練歯磨 第2リン酸カルシウム 45.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 18.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5 酢酸トコフエロール 0.2 塩酸クロルヘキシジン 0.01 サツカリンナトリウム 0.15 香料(ペパーミント系) 1.0 パラベン 0.1 精製水 残 計 100.0% 実施例 2 練歯磨 炭酸カルシウム 40.0% ソルビツト 10.0 グリセリン 10.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5 カラギーナン 0.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 POE(30モル)硬化ヒマシ油 1.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 サツカリンナトリウム 0.2 香料(スペアミント系) 1.0 パラベン 0.1 精製水 残 計 100.0% 実施例 3 練歯磨 水酸化アルミニウム 50.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 α−オレフインスルフオン酸ナトリウム 2.0 POE(20モル)硬化ヒマシ油 0.8 グリチルレチン酸 0.03 トラネキサム酸 0.05 サツカリンナトリウム 0.2 香料(スペアミント系) 1.2 パラベン 0.15 精製水 残 計 100.0% 実施例 4 練歯磨 炭酸カルシウム 35.0% 無水ケイ酸 1.5 ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 POE(40モル)硬化ヒマシ油 1.0 塩化ナトリウム 10.0 アラントインクロルヒドロキシアルミニウム
0.1 ε−アミノカプロン酸 0.03 サツカリンナトリウム 0.05 香料(ダブルミント系) 1.0 パラベン 0.05 精製水 残 計 100.0% 実施例 5 練歯磨 第2リン酸カルシウム 40.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 10.0% グリセリン 6.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.6 カラギーナン 0.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5 ラウロイルザルコシネート 0.5 グリチルリチンジカリウム 0.1 香料(ペパーミント系) 1.0 パラベン 0.2 精製水 残 計 100.0% 実施例 6 練歯磨 水酸化アルミニウム 45.0% ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 POE(20モル)硬化ヒマシ油 0.3% サツカリンナトリウム 0.2 香料(ペパーミント系) 1.2 パラベン 0.1 精製水 残 計 100.0% 実施例 7 練歯磨 沈降性シリカ 25.0% ソルビツト 10.0 グリセリン 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 POE(20モル)硬化ヒマシ油 0.5 クロルヘキシジングルコネート 0.01 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 サツカリンナトリウム 0.1 香料(ペパーミント系) 1.0 精製水 残 計 100.0% 実施例 8 練歯磨 第2リン酸カルシウム 40.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5 塩化ナトリウム 10.0 トラネキサム酸 0.05 酢酸トコフエロール 0.2 サツカリンナトリウム 0.05 香料(スペアミント系) 1.0 パラベン 0.05 精製水 残 計 100.0% 実施例 9 練歯磨 炭酸カルシウム 35.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 10.0% グリセリン 6.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8 カラギーナン 0.4 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ラウロイルザルコシネート 0.5 POE(20モル)硬化ヒマシ油 1.0 塩化ナトリウム 5.0 グリチルリチンジカリウム 0.05 グルタミン酸ナトリウム 0.001 香料(ダブルミント系) 1.0 パラベン 0.05 精製水 残 計 100.0% 実施例 10 練歯磨 水酸化アルミニウム 40.0% ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 アルギン酸ナトリウム 0.2% ラウリル硫酸ナトリウム 2.5 POE(40モル)硬化ヒマシ油 1.0 塩化ナトリウム 15.0 ε−アミノカプロン酸 0.03 サツカリンナトリウム 0.05 香 料 1.0 パラベン 0.1 精製水 残 計 100.0% 実施例 11 練歯磨 炭酸カルシウム 45.0% ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 α−オレフインスルフオン酸ナトリウム 2.0 POE(20モル)硬化ヒマシ油 0.3 塩化ナトリウム 10.0 グリチルレチン酸 0.02 サツカリンナトリウム 0.05% 香 料 1.0 パラベン 0.1 精製水 残 計 100.0% 実施例 12 練歯磨 第2リン酸カルシウム 35.0% ソルビツト 8.0 グリセリン 8.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 POE(40モル)硬化ヒマシ油 1.5 塩化ナトリウム 20.0 アラントインクロルヒドロキシアルミニウム
0.1 イノシン酸ナトリウム 0.001 グアニル酸ナトリウム 0.001 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 パラベン 0.05 ラウリン酸ジエタノールアシド 0.5% 精製水 残 計 100.0% 実施例 13 練歯磨 炭酸カルシウム 35.0% 無水ケイ酸 2.0 ソルビツト 16.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5 塩化ナトリウム 10.0 トラネキサム酸 0.05 アラントインクロルヒドロキシアルミニウム
0.1 サツカリンナトリウム 0.1 香 料 1.0 パラベン 0.05 精製水 残 計 100.0% 実施例1〜13の練歯磨はいずれも使用感が良好
で、液分離が生じ難く、低温押出し性に優れてい
るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平均エチレンオキシド付加モル数が50モル、
    40モル、30モル、20モル及び10モルのポリオキシ
    エチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1
    種を組成物全体の0.1〜3重量%含有していると
    共に、アルキル基の炭素数8〜18の高級アルキル
    硫酸エステルの水溶性塩及び/又はα−オレフイ
    ンスルフオン酸の水溶性塩を組成物全体の0.5〜
    5重量%含有してなることを特徴とする口腔用組
    成物。 2 平均エチレンオキシド付加モル数が50モル、
    40モル、30モル、20モル及び10モルのポリオキシ
    エチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1
    種を組成物全体の0.1〜3重量%含有していると
    共に、アルキル基の炭素数8〜18の高級アルキル
    硫酸エステルの水溶性塩及び/又はα−オレフイ
    ンスルフオン酸の水溶性塩を組成物全体の0.5〜
    5重量%含有し、かつ塩化ナトリウムを配合して
    なることを特徴とする口腔用組成物。 3 塩化ナトリウムの配合量が組成物全体の3〜
    30重量%である特許請求の範囲第2項記載の口腔
    用組成物。
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