JPH06267766A - 箔巻トランス - Google Patents
箔巻トランスInfo
- Publication number
- JPH06267766A JPH06267766A JP5049216A JP4921693A JPH06267766A JP H06267766 A JPH06267766 A JP H06267766A JP 5049216 A JP5049216 A JP 5049216A JP 4921693 A JP4921693 A JP 4921693A JP H06267766 A JPH06267766 A JP H06267766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- coil
- foil
- coil bobbin
- terminal board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は巻線位置ずれ等の発生、生産性を悪
化させることなく、かつ、トランス形状を小さくできる
ようにして、小型化の市場ニーズに対応できる高品質の
箔巻トランスを自動生産し、安価に提供することを目的
とする。 【構成】 コイルボビン1の下端に上面にテーパ部分5
を設けた端子板部1aを設け、引き出しリード4を接続
した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイル部2
と、上記コイルボビン1の端子板部1aのテーパ部分5
に沿って折り曲げられ端子板部1aに固定された引き出
しリード4と、コイルボビン1に組み込まれた磁心3と
からなる構成とし、引き出しリード4がテーパ部分5に
沿って巻回され、端子板部1aとの接触もなくなり、か
つ、コイル部2と端子板部1aとの距離を大きくする必
要もなくなる。
化させることなく、かつ、トランス形状を小さくできる
ようにして、小型化の市場ニーズに対応できる高品質の
箔巻トランスを自動生産し、安価に提供することを目的
とする。 【構成】 コイルボビン1の下端に上面にテーパ部分5
を設けた端子板部1aを設け、引き出しリード4を接続
した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイル部2
と、上記コイルボビン1の端子板部1aのテーパ部分5
に沿って折り曲げられ端子板部1aに固定された引き出
しリード4と、コイルボビン1に組み込まれた磁心3と
からなる構成とし、引き出しリード4がテーパ部分5に
沿って巻回され、端子板部1aとの接触もなくなり、か
つ、コイル部2と端子板部1aとの距離を大きくする必
要もなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器に使用され
る箔巻トランスに関するものである。
る箔巻トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、トランスは低コスト化、小型化、
大電流化の市場ニーズに対応するため、少巻数でも高結
合を有し、構造的に自動化に向いている箔巻トランスが
注目されるようになってきた。
大電流化の市場ニーズに対応するため、少巻数でも高結
合を有し、構造的に自動化に向いている箔巻トランスが
注目されるようになってきた。
【0003】箔巻トランスの構造としては図3に示すも
のが一般的である。以下、従来のトランスについて図3
を用いて説明する。
のが一般的である。以下、従来のトランスについて図3
を用いて説明する。
【0004】図3は従来のトランスの外観図である。図
3において1はコイルボビン、2はコイル部、3は磁
心、4は引き出しリードである。
3において1はコイルボビン、2はコイル部、3は磁
心、4は引き出しリードである。
【0005】図3において構成を説明するとコイルボビ
ン1に引き出しリード4を接続した金属箔を絶縁シート
を介して巻回したコイル2と、このコイル部2の引き出
しリード4を上記コイルボビン1の下端の端子板部1a
に沿って折り曲げ、端子板部1aに固定した後、磁心3
を組み込んで箔巻トランスを完成させる。
ン1に引き出しリード4を接続した金属箔を絶縁シート
を介して巻回したコイル2と、このコイル部2の引き出
しリード4を上記コイルボビン1の下端の端子板部1a
に沿って折り曲げ、端子板部1aに固定した後、磁心3
を組み込んで箔巻トランスを完成させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図3の構成では、引き出しリード4を接続した金属
箔を絶縁シートを介して巻回するとき、引き出しリード
4がコイルボビン1の端子板部1aのコーナー部分に接
触し、箔巻線の位置ずれ等が発生し生産性を悪化させる
要因となっていた。
来の図3の構成では、引き出しリード4を接続した金属
箔を絶縁シートを介して巻回するとき、引き出しリード
4がコイルボビン1の端子板部1aのコーナー部分に接
触し、箔巻線の位置ずれ等が発生し生産性を悪化させる
要因となっていた。
【0007】図4を用いて詳細な説明を行う。図4は従
来の箔巻トランスの巻線時の状態を示す図である。図4
において巻線時に引き出しリード4がコイルボビン1の
端子板部1aのコーナー部Aに接触し、箔巻線の位置ず
れ等が発生し生産性を悪化させる要因となっていた。こ
の要因対策としては、従来は図4におけるC寸法、つま
り、コイル部2と端子板部1aとの距離を大きくして問
題を解決していた。
来の箔巻トランスの巻線時の状態を示す図である。図4
において巻線時に引き出しリード4がコイルボビン1の
端子板部1aのコーナー部Aに接触し、箔巻線の位置ず
れ等が発生し生産性を悪化させる要因となっていた。こ
の要因対策としては、従来は図4におけるC寸法、つま
り、コイル部2と端子板部1aとの距離を大きくして問
題を解決していた。
【0008】しかしながら、従来の方法では箔巻トラン
スの形状が大きくなるという欠点を有していた。
スの形状が大きくなるという欠点を有していた。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、箔巻
トランスを巻線するとき、位置ずれ等の発生で生産性を
悪化させることなく、かつ、トランス形状を小さくでき
るようにして、小型化の市場ニーズに対応できる高品質
の箔巻トランスを安価に提供することを目的とする。
トランスを巻線するとき、位置ずれ等の発生で生産性を
悪化させることなく、かつ、トランス形状を小さくでき
るようにして、小型化の市場ニーズに対応できる高品質
の箔巻トランスを安価に提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の箔巻トランスは、下部に上面にテーパ部分を
設けた端子板部を有するコイルボビンと、引き出しリー
ドを接続した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイ
ル部と、上記端子板部のテーパ部分に沿って折り曲げら
れ端子板部に固定された引き出しリードと、コイルボビ
ンに組み込まれた磁心とからなる構成としたものであ
る。
に本発明の箔巻トランスは、下部に上面にテーパ部分を
設けた端子板部を有するコイルボビンと、引き出しリー
ドを接続した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイ
ル部と、上記端子板部のテーパ部分に沿って折り曲げら
れ端子板部に固定された引き出しリードと、コイルボビ
ンに組み込まれた磁心とからなる構成としたものであ
る。
【0011】
【作用】上記構成によって、引き出しリードが端子板部
のテーパ部分に沿って巻回されるため、端子板部との接
触もなくなり、かつ、コイル部と端子板部との距離を大
きくする必要もなくなる。
のテーパ部分に沿って巻回されるため、端子板部との接
触もなくなり、かつ、コイル部と端子板部との距離を大
きくする必要もなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0013】図1は本発明の実施例を示すトランスの外
観図、図2は本発明の箔巻トランスの巻線時の状態を示
す図である。図1、図2において基本的には、図3、図
4における従来と同一の構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図1、図2において従来例と大
きく異なる点はコイルボビン1の下端に上面にテーパ部
分5を設けた端子板部1aを設けた構成としたことであ
る。
観図、図2は本発明の箔巻トランスの巻線時の状態を示
す図である。図1、図2において基本的には、図3、図
4における従来と同一の構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図1、図2において従来例と大
きく異なる点はコイルボビン1の下端に上面にテーパ部
分5を設けた端子板部1aを設けた構成としたことであ
る。
【0014】図1において構成を説明するとコイルボビ
ン1に引き出しリード4を接続した金属箔を絶縁シート
を介して巻回したコイル部2と、このコイル部2の引き
出しリード4を上記コイルボビン1の端子板部1aの上
面のテーパ部分5に沿って折り曲げ、端子板部1aに固
定した後、磁心3を組み込んでトランスを完成させる。
ン1に引き出しリード4を接続した金属箔を絶縁シート
を介して巻回したコイル部2と、このコイル部2の引き
出しリード4を上記コイルボビン1の端子板部1aの上
面のテーパ部分5に沿って折り曲げ、端子板部1aに固
定した後、磁心3を組み込んでトランスを完成させる。
【0015】以上、本実施例によれば、図2に示すよう
にコイルボビン1は上面にテーパ部分5を設けた端子板
部1aとなっているため、コイル部2の巻回時に引き出
しリード4が端子板部1aの上面のテーパ部分5に沿っ
て巻回される。このため、端子板部1aとの接触もなく
なり、かつ、コイル部2と端子板部1aとの距離を大き
くする必要もなくなる。
にコイルボビン1は上面にテーパ部分5を設けた端子板
部1aとなっているため、コイル部2の巻回時に引き出
しリード4が端子板部1aの上面のテーパ部分5に沿っ
て巻回される。このため、端子板部1aとの接触もなく
なり、かつ、コイル部2と端子板部1aとの距離を大き
くする必要もなくなる。
【0016】したがって箔巻トランスを巻線するとき、
巻線位置ずれ等の発生がなく生産性を悪化させることな
く、かつ、トランス形状を小さくできるようにして、小
型化の市場ニーズに対応できる高品質の箔巻トランスを
自動生産し、安価に提供することが可能となる。
巻線位置ずれ等の発生がなく生産性を悪化させることな
く、かつ、トランス形状を小さくできるようにして、小
型化の市場ニーズに対応できる高品質の箔巻トランスを
自動生産し、安価に提供することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の箔巻トランスは、
筒状の巻線部の下端に上面にテーパ部分を設けた端子板
部1aを有するコイルボビンと、引き出しリードを接続
した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイル部と、
上記コイルボビンの端子板部のテーパ部分に沿って折り
曲げられ、端子板部に固定された引き出しリードと、コ
イルボビンに組み込まれた磁心とからなる構成としたの
で、 (1)巻回時に引き出しリードと端子板部との接触がな
くなる。
筒状の巻線部の下端に上面にテーパ部分を設けた端子板
部1aを有するコイルボビンと、引き出しリードを接続
した金属箔を絶縁シートを介して巻回したコイル部と、
上記コイルボビンの端子板部のテーパ部分に沿って折り
曲げられ、端子板部に固定された引き出しリードと、コ
イルボビンに組み込まれた磁心とからなる構成としたの
で、 (1)巻回時に引き出しリードと端子板部との接触がな
くなる。
【0018】(2)巻線位置ずれ等の発生がなくなり生
産性を悪化させることがなくなる。 (3)コイル部と端子板部との距離を大きくする必要も
なくなるため、トランス形状を小さくできる。
産性を悪化させることがなくなる。 (3)コイル部と端子板部との距離を大きくする必要も
なくなるため、トランス形状を小さくできる。
【0019】以上のように多大な効果が生まれ、小型化
の市場ニーズに対応できる高品質の箔巻トランスを自動
生産し、安価に提供することが可能となる。
の市場ニーズに対応できる高品質の箔巻トランスを自動
生産し、安価に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す箔巻トランスの正面図
【図2】同箔巻トランスの巻線時の状態を示す正面図
【図3】従来の箔巻トランスの正面図
【図4】従来の箔巻トランスの巻線時の状態を示す正面
図
図
1 コイルボビン 1a 端子板部 2 コイル部 3 磁心 4 引き出しリード 5 テーパ部
Claims (1)
- 【請求項1】 下部に上面にテーパ部分を設けた端子板
部を有するコイルボビンと引き出しリードを接続した金
属箔を絶縁シートを介してコイルボビンに巻回したコイ
ル部と、上記端子板部のテーパ部分に沿って折り曲げら
れ端子板部に固定される引き出しリードと、コイルボビ
ンに組み込まれた磁心とからなる箔巻トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04921693A JP3410136B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 箔巻トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04921693A JP3410136B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 箔巻トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06267766A true JPH06267766A (ja) | 1994-09-22 |
JP3410136B2 JP3410136B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=12824766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04921693A Expired - Fee Related JP3410136B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 箔巻トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410136B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP04921693A patent/JP3410136B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3410136B2 (ja) | 2003-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2388789A2 (en) | Ferrite core coil | |
JP3554209B2 (ja) | 面実装型コイル部品 | |
KR20010095333A (ko) | 자동 장착용 코일 | |
JPH06267766A (ja) | 箔巻トランス | |
JP2001068364A (ja) | トロイダルコイルおよびその製造方法。 | |
TW202244959A (zh) | 共模電感器 | |
JPH11273973A (ja) | インダクタンス素子 | |
JP2607763Y2 (ja) | トランス | |
JP2002334807A (ja) | インダクタ | |
JPH0831644A (ja) | 面実装型電極直付けインダクタ | |
JP2734923B2 (ja) | 高圧トランス | |
TWM556915U (zh) | 電感元件 | |
JPH04348507A (ja) | コイル部品 | |
JP3647133B2 (ja) | インダクタンス素子 | |
JPH0864433A (ja) | 面実装型コイル部品 | |
JP2001285005A (ja) | ノイズフィルタ | |
JPH07283044A (ja) | トランス | |
JPH0714624U (ja) | トランス | |
US20190378652A1 (en) | Magnetic inductor coil printing method | |
JPH1167553A (ja) | 電子部品用コイル、インダクタ、およびトランス | |
JPH062653U (ja) | 変圧器 | |
JP2000311822A (ja) | チョークコイル | |
JPH07201600A (ja) | 箔巻トランス | |
CN110600245A (zh) | 一种变压器绕线方法 | |
JPH0113382Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |