JPH06265785A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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Publication number
JPH06265785A
JPH06265785A JP7881593A JP7881593A JPH06265785A JP H06265785 A JPH06265785 A JP H06265785A JP 7881593 A JP7881593 A JP 7881593A JP 7881593 A JP7881593 A JP 7881593A JP H06265785 A JPH06265785 A JP H06265785A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
zoom
zoom lens
group
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7881593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Ueda
喜一郎 植田
Hiroshi Miyamae
博 宮前
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7881593A priority Critical patent/JPH06265785A/ja
Publication of JPH06265785A publication Critical patent/JPH06265785A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ズームレンズの変倍域を簡易な構
造で拡大させることを目的とする。 【構成】 最も物体側に配置したレンズ群10の一部の
レンズ群23を1枚のレンズ24を残して、脱着機構4
に取り付ける。脱着機構4はモータ7を作動させること
により、レンズ群23をズームレンズ2の光路から移動
させることができる。これにより、レンズ群23をズー
ムレンズ2に取り付けた状態では、通常の変倍域でのズ
ーミングができ、脱着機構4を作動させてレンズ群23
を光路から外すことにより、新たな変倍域を前記変倍域
に加えることができ、容易に変倍域を拡大させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型、軽量でかつ高変
倍を可能にしたズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、家庭用の一体型ビデオカメラの普及
に伴い各種ビデオカメラ用レンズの開発が盛んに行なわ
れるようになってきた。これらのズームレンズとしては
10倍程度といった比較的高変倍なものがいくつか知ら
れている。この内コンパクトなタイプのものとして特開
平4−13109号公報に見られるような、物体側より
順に正、負、正、正、正の各屈折力を有する5つのレン
ズ群から構成し、変倍時に第2レンズ群と第4レンズ群
を移動させるものが知られている。このタイプは、移動
群が2群となることから、全体をコンパクトにでき、し
かも高倍率が得られるという特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイプでは移動群が2群しかないため12倍程度以
上といったより一層の高変倍化を実施するには、変倍時
のレンズの移動による収差変化を十分に抑えるためレン
ズ群の移動量を大きくしたり、又レンズ枚数を増加させ
る必要があった。このことは、レンズの全長を増大させ
たり、重量を増加させることから、コンパクト化を進め
るにあたり問題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、最も物体側に配置したレンズ群の一部を
少なくとも1枚のレンズを残してこのレンズ群から脱着
自在に構成し、このレンズ群の一部を脱着させることに
より、変倍域を大幅に拡大させることができるようにし
てズームレンズを構成したのである。
【0005】
【作用】最も物体側のレンズ群の一部を光路から外すこ
とにより焦点距離が変更でき、ズームレンズの変倍域を
レンズ群の移動前の変倍域に加えて更に拡大させること
ができる。又この一部のレンズを脱着機構により支持さ
せたことから、倍率の変換作業が容易にでき、かつこの
レンズを取りはずしてしまうことがないので保管、運搬
等を容易にすることができる。そして、少なくとも1枚
のレンズをズームレンズの本体側に残すので、この残さ
れたレンズがカバーガラスの役割を果たして埃等の侵入
を防止し、内部機構、例えばレンズ群の移動手段等に埃
が付着することによる不都合を回避させることができ
る。更に最も物体側のレンズ群を移動させるので、撮像
装置内部との干渉を少なくできる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0007】図1はズームレンズ2の外観を示すもの
で、物体側、すなわち図の左方側に脱着機構4が設けら
れ、これによって第1レンズ群の一部が回動され、光路
から移動できるようになっている。図2に、このズーム
レンズ2の内部のレンズ構成を示す。図2のズームレン
ズ2は、テレ側、すなわち望遠側に各レンズ群が設定さ
れた状態である。レンズ群は物体側より正の第1レンズ
群10、負の第2レンズ群12、正の第3レンズ群1
4、正の第4レンズ群16、弱い屈折力の第5レンズ群
18で構成されている。具体的には、第1レンズ群10
は、負レンズ21と正レンズ22の貼り合わせで全体と
して正のレンズ群23と、正のメニスカスレンズ24よ
り構成され、第2レンズ群12は負のメニスカスレンズ
25、負の両凹レンズ26、正レンズ27より構成さ
れ、第3レンズ群14は正レンズ28及び非球面を有す
る凸面を物体側と反対方向に向けた屈折力の弱いレンズ
29より構成され、第4レンズ群16は非球面を有する
凸面を物体側へ向けた屈折力の弱いレンズ30、および
負レンズ31と正レンズ32の貼り合わせレンズで構成
され、第5レンズ群18は非球面を有する凸面を物体側
と反対方向へ向け屈折力の弱いレンズ33より構成され
ている。また、レンズ33とフィルム面(図示せず)の
間には、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、フェ
ースプレートに相当するカバーガラス35が取り付けら
れている。
【0008】又図3には、各レンズ群の通常のズーミン
グによる光軸方向の作動を示す。すなわち、第1レンズ
群10はズームレンズ2の本体に固定されており、第2
レンズ群12は変倍に伴って移動する群で、その移動は
テレ端からワイド端まで光軸に沿って直線的に移動す
る。第3レンズ群14は固定群であって、第4レンズ群
16は変倍に伴い図に示すように往復するように移動す
る群であり、第5レンズ群18は固定群となっている。
このようなレンズ群の構成により、10倍程度の変倍比
を有している。
【0009】そして更に、第1レンズ群10のうち最も
物体側の正レンズ22と負レンズ21の貼り合わせたレ
ンズ群23は駆動枠6(図1に図示)に収納させてあ
り、他のレンズ群から脱着機構4により脱着可能となっ
ている。
【0010】脱着機構4は、ズームレンズ2の外周に軸
回りに回動可能な支持軸3を備え、この支持軸3にギア
5を介してモータ7を噛み合わせている。このため、モ
ータ7を作動させると、ギア5を介して支持軸3が回転
し、この支持軸3に取り付けられた駆動枠6が上下方向
にズームレンズ2の前面を移動するようになっている。
モータ7は、ロータリエンコーダやストッパ等により駆
動枠6が所定の位置に達したら停止するようになってお
り、駆動枠6は常に所定の位置に駆動、停止される。
又、ズームレンズ2の光路にレンズ群23を合わせたと
きには、駆動枠6に設けられた係止部6aがズームレン
ズ2の外周に当接し、モータ7の停止とともに正確に位
置決めがなされる。
【0011】図4に、ズームレンズ2をワイド側に設定
し、かつズームレンズ2の光路からレンズ群23を移動
させた状態を示す。図において移動させたレンズ群23
は実線で示す側である。
【0012】尚、この場合のように隣合ったレンズ面、
すなわちレンズ22のレンズ24側のレンズ面と、レン
ズ24のレンズ22側の面とが同符号の曲率を持つとき
には、次の条件を満足することが望ましい。
【0013】(R−(R2 −H21/2 )/D<1.0 但しR>0 Rはレンズ22のレンズ24側のレンズ面の曲率半径。
【0014】Hはレンズ22の有効半径。
【0015】Dはレンズ24とレンズ22との軸上間隔
である。
【0016】尚本実施例では、レンズ移動時の広角から
望遠の焦点距離の間にレンズ移動前の広角端の焦点距離
を含み、またディストーションを考慮してレンズ移動前
の広角端の画角を含む範囲にしている。また、このよう
なレンズ構成の場合は、性能上、レンズ移動時の望遠側
焦点距離は以下の条件を満足することが望ましく、この
条件を超えた場合、画面周辺部で像面がアンダー化する
ことによる画質の低下が生じることがある。
【0017】FW/F’T>0.35 ここで、FWはレンズ移動前の広角端の焦点距離 F’Tはレンズ移動後の望遠端の焦点距離である。
【0018】したがって、ズームレンズ2は、モータ7
を作動させることにより、レンズ群23をズームレンズ
2の光路から移動させることができるので、倍率をより
広角にすることができる。通常のズームの倍率は10倍
程度の変倍比であるが、これに加えて倍率をより大きく
変更することができ、12倍以上の変倍比を達成するこ
とができる。更に、モータ7を作動させてレンズ群23
を戻し、光路上に設置させれば、従来のズームレンズと
しても使用することができる。
【0019】尚、駆動機構4は、第2レンズ群12や第
3レンズ群14等径の小さなレンズ群の付近であれば、
これらと干渉しないようによりズームレンズ2の内側に
取り付けてもよい。又第1レンズ群10は、固定でなく
ともよく、ズーミング等に伴って光軸方向に移動するよ
うな構造でもよい。
【0020】図6にズームレンズ2の他の実施例を示
す。これは、レンズ群23を支持した駆動枠6をズーム
レンズ2の本体側に蝶番9によって取り付けたものであ
る。したがって、蝶番9を中心にして駆動枠6を移動さ
せることにより、第1レンズ群10の一部のレンズ群2
3をズームレンズ2の光路から外したり、また組みつけ
たりできるので、前述したズームレンズ2と同様に簡易
に高倍率のズームレンズを得ることができる。
【0021】次に、本発明のズームレンズの具体例につ
いて数値を挙げて説明する。図5にズームレンズ2の各
レンズの曲率半径の値を示す。又、15面の非球面係数
を図9に、16面の非球面係数を図10に、22面の非
球面係数を図11に示す。この場合の、各レンズ群1〜
5の焦点距離Fを図8に示し、又レンズ群23を移動さ
せる前の各レンズ群の群間隔を図9に、レンズ群23を
移動させた後の各レンズ群の群間隔を図10に示す。図
7に上記条件での、ズームレンズ2の、レンズ群23を
移動させる前後の焦点距離F、Fナンバ等を示す。尚各
図中、Rは各屈折面の曲率半径、Dは屈折面間隔、Nは
レンズの硝材の屈折率、Vはレンズの硝材のアッベ数を
示し、又、Fはレンズ全系の焦点距離、2ωは画角、F
NoはFナンバ、Hはレンズ有効半径、Yは像高、Zは
変倍比を表す。
【0022】そして、この条件でのズームレンズ2の球
面収差、非点収差、像面歪曲を図14〜18に示す。こ
こで図14から図16の各図は、レンズ群23を光軸か
ら移動させない状態での広角、中間、望遠位置でのもの
であり、図17と図18は、レンズ群23を光路から移
動させた状態で変倍を行なったものである。又、波長は
d線が587.56nmである。
【0023】
【発明の効果】本発明のズームレンズによれば、最も物
体側のレンズ群の一部を少なくとも1枚のレンズを残し
て脱着機構により脱着自在としたことから、この一部の
レンズを光路から外して移動させることにより変倍域を
拡大させ、軽量小型のズームレンズであっても約12倍
の変倍率にすることができる。また、最も物体側のレン
ズを移動させるようにしたので、撮像装置等との干渉を
少なくすることができ、かつ脱着自在のレンズはズーム
レンズ本体に脱着機構によって移動自在に支持されてい
るので、運搬時に邪魔になることがなく、変倍操作及び
取扱い等を容易にすることができる。更に、ズームレン
ズの本体側に少なくとも1枚のレンズが残されるので、
レンズ群の一部を移動させた後も、内部に埃等が侵入す
ることがなく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるズームレンズの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】本発明にかかるレンズ群の一実施例を示す平面
図である。
【図3】本発明にかかるレンズ群の作動を示す図であ
る。
【図4】本発明にかかるレンズ群の一実施例を示す平面
図である。
【図5】本発明にかかるズームレンズの各レンズの曲率
半径の一実施例を示す表である。
【図6】本発明のズームレンズの他の実施例を示す斜視
図である。
【図7】本発明にかかるズームレンズの焦点距離等の一
実施例を示す表である。
【図8】本発明にかかる各レンズ群の焦点距離の一実施
例を示す表である。
【図9】本発明にかかるレンズ群の群間隔の一実施例を
示す表である。
【図10】本発明にかかるレンズ群の群間隔の一実施例
を示す表である。
【図11】本発明にかかるズームレンズの各レンズの曲
率半径の一実施例を示す表である。
【図12】本発明にかかるズームレンズの各レンズの曲
率半径の一実施例を示す表である。
【図13】本発明にかかるズームレンズの各レンズの曲
率半径の一実施例を示す表である。
【図14】本発明の一実施例にかかるズームレンズの収
差を示すグラフである。
【図15】本発明の一実施例にかかるズームレンズの収
差を示すグラフである。
【図16】本発明の一実施例にかかるズームレンズの収
差を示すグラフである。
【図17】本発明の一実施例にかかるズームレンズの収
差を示すグラフである。
【図18】本発明の一実施例にかかるズームレンズの収
差を示すグラフである。
【符号の説明】
2 ズームレンズ 4 脱着機構 6 支持枠 7 モータ 9 蝶番 10 第1レンズ群 12 第2レンズ群 14 第3レンズ群 16 第4レンズ群 18 第5レンズ群 23 レンズ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレンズ群から構成されたズームレ
    ンズにおける最も物体側に配置されたレンズ群を少なく
    とも1枚のレンズを残して一部を脱着機構により該レン
    ズ群より脱着可能に支持させ、該一部のレンズを前記ズ
    ームレンズの光路に含まれない様に移動させることによ
    り変倍域を拡大させることができるようにしたことを特
    徴とするズームレンズ。
JP7881593A 1993-03-12 1993-03-12 ズームレンズ Withdrawn JPH06265785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7881593A JPH06265785A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ズームレンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7881593A JPH06265785A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ズームレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06265785A true JPH06265785A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13672344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7881593A Withdrawn JPH06265785A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ズームレンズ

Country Status (1)

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JP (1) JPH06265785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7542212B2 (en) 2006-06-01 2009-06-02 Sony Corporation Zoom lens and image capture apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000530