JPH06259Y2 - 樹脂製筒形カバー - Google Patents
樹脂製筒形カバーInfo
- Publication number
- JPH06259Y2 JPH06259Y2 JP7158788U JP7158788U JPH06259Y2 JP H06259 Y2 JPH06259 Y2 JP H06259Y2 JP 7158788 U JP7158788 U JP 7158788U JP 7158788 U JP7158788 U JP 7158788U JP H06259 Y2 JPH06259 Y2 JP H06259Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- pieces
- edge portion
- resin
- tubular cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は樹脂製筒形カバーに係り、該カバーを軸方向で
同形の二個に切割して成形し、パイプ部材等の外面で各
切割端面を接合してパイプ部材等の外面を緊密に包囲す
る筒形に組立て、又は分離できるようにするものであ
る。
同形の二個に切割して成形し、パイプ部材等の外面で各
切割端面を接合してパイプ部材等の外面を緊密に包囲す
る筒形に組立て、又は分離できるようにするものであ
る。
（従来の技術） 例えば第６図に示すように燃料タンクから突出する給油
パイプａの給油口ｂとボディｄとを直接に接触してあっ
ては、ボディｄの振動が直接に給油パイプａに伝わるだ
けでなく、事故発生の場合にボディｄによって給油パイ
プａが破損され、給油口ｂに施されている給油蓋ｃが衝
撃により吹き飛ばされて燃料洩れを生ずる危険がある。
このことを防止する目的で本出願人は実願昭62−82082
号により樹脂製筒形カバーｅを給油口ｂの外周に巻きつ
けて保護する考案を出願した。
パイプａの給油口ｂとボディｄとを直接に接触してあっ
ては、ボディｄの振動が直接に給油パイプａに伝わるだ
けでなく、事故発生の場合にボディｄによって給油パイ
プａが破損され、給油口ｂに施されている給油蓋ｃが衝
撃により吹き飛ばされて燃料洩れを生ずる危険がある。
このことを防止する目的で本出願人は実願昭62−82082
号により樹脂製筒形カバーｅを給油口ｂの外周に巻きつ
けて保護する考案を出願した。
しかるに樹脂製筒形カバーｅを給油口ｂの外周に嵌める
には該カバーｅを軸方向で二つ割りにした筒形の切割片
に形成してヒンジにより展開自由に連結する必要がある
が、ヒンジと各切割片とを一体成形するには、金型の製
作が高価になる欠点がある。
には該カバーｅを軸方向で二つ割りにした筒形の切割片
に形成してヒンジにより展開自由に連結する必要がある
が、ヒンジと各切割片とを一体成形するには、金型の製
作が高価になる欠点がある。
（本考案が解決しようとする問題点） 前記に鑑み、本考案は各切割片を別個の金型により成形
し、しかも各々の切割片を軸方向の切割端面を接合さ
せ、各切割片に一体状で成形した連結部により連結して
第６図の給油パイプａ又は給油口ｂ等のパイプ部材の保
護カバーに使用することができると共に、これを連結部
の操作により分離して外すことも可能な構成にすること
を解決しようとする問題点とし、本考案の目的とするも
のである。
し、しかも各々の切割片を軸方向の切割端面を接合さ
せ、各切割片に一体状で成形した連結部により連結して
第６図の給油パイプａ又は給油口ｂ等のパイプ部材の保
護カバーに使用することができると共に、これを連結部
の操作により分離して外すことも可能な構成にすること
を解決しようとする問題点とし、本考案の目的とするも
のである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は前記した目的に合致する具体性をもつもので、
端縁に内面方向に突出して周方向で連続する縁部２，
２′を設けた樹脂製筒形カバー本体１を、前記縁部２，
２′を含めて軸方向で切割した２個の同形の切割片３，
３ａに成形し、各切割片の内面に切割端部に前記の縁部
２，２′の内面方向への突出度を超えない突出度の肉厚
部６，６ａを一体に設け、その各肉厚部６，６ａに係合
溝７，７ａを成形すると共に、その係合溝に合致する係
合突起からなる延長片８，８ａを切割端面４，４ａから
突出して一体成形を施してなる樹脂製筒形カバーに係
り、両端の切割端面から設ける各切割片の一体成形を可
能にできる構成を持つものである。
端縁に内面方向に突出して周方向で連続する縁部２，
２′を設けた樹脂製筒形カバー本体１を、前記縁部２，
２′を含めて軸方向で切割した２個の同形の切割片３，
３ａに成形し、各切割片の内面に切割端部に前記の縁部
２，２′の内面方向への突出度を超えない突出度の肉厚
部６，６ａを一体に設け、その各肉厚部６，６ａに係合
溝７，７ａを成形すると共に、その係合溝に合致する係
合突起からなる延長片８，８ａを切割端面４，４ａから
突出して一体成形を施してなる樹脂製筒形カバーに係
り、両端の切割端面から設ける各切割片の一体成形を可
能にできる構成を持つものである。
（実施例） 添付図面の第１〜３図は本考案の第１実施例を示し、第
４，５図は第２実施例を示すものであって、第１図は斜
視図、第２図は切割片を分離して示した斜視図、第３図
は切断平面図、第４図は分離状態の切断平面図、第５図
は係合状態の切断平面図である。
４，５図は第２実施例を示すものであって、第１図は斜
視図、第２図は切割片を分離して示した斜視図、第３図
は切断平面図、第４図は分離状態の切断平面図、第５図
は係合状態の切断平面図である。
第１実施例においては筒形カバー本体１の上縁及び下縁
に円周方向に突出する縁部２，２′を設けると共に、縁
部２，２′を含めて第２図のとおりに軸方向で切割した
筒形の切割片３，３ａを成形し、各切割片３，３ａには
切割端面４，４ａを両端に生じさせる。
に円周方向に突出する縁部２，２′を設けると共に、縁
部２，２′を含めて第２図のとおりに軸方向で切割した
筒形の切割片３，３ａを成形し、各切割片３，３ａには
切割端面４，４ａを両端に生じさせる。
各切割片３，３ａの内面には両端が切割端面４，４ａで
終る突条５，５ａを縁部２′に接近させて設け、さらに
切割端部に縁部２，２′の内面への突出度を超えない突
出度にした肉厚部６，６ａを縁部２，２′と突条５，５
ａの間に形成し、それらの肉厚部６，６ａに係合溝７，
７ａを形成すると共にその係合溝に合致する係合突起か
らなる延長片８，８ａを切割端面４，４ａから突出す
る。この結果各切割片３，３ａは第３図に示すように全
く同じ形状に形成することができるため、同じ金型によ
る成形が可能になる。
終る突条５，５ａを縁部２′に接近させて設け、さらに
切割端部に縁部２，２′の内面への突出度を超えない突
出度にした肉厚部６，６ａを縁部２，２′と突条５，５
ａの間に形成し、それらの肉厚部６，６ａに係合溝７，
７ａを形成すると共にその係合溝に合致する係合突起か
らなる延長片８，８ａを切割端面４，４ａから突出す
る。この結果各切割片３，３ａは第３図に示すように全
く同じ形状に形成することができるため、同じ金型によ
る成形が可能になる。
本実施例は各切割片の係合溝７，７ａと延長片８，８ａ
とを連結部とし、端面では第３図のとおりに切割端面
４，４ａを接合し、係合溝７，７ａと延長片８，８ａの
係合突起とを第３図のとおりに嵌め合って円筒形などの
筒形にするものである。
とを連結部とし、端面では第３図のとおりに切割端面
４，４ａを接合し、係合溝７，７ａと延長片８，８ａの
係合突起とを第３図のとおりに嵌め合って円筒形などの
筒形にするものである。
第４，５図は一方の切割片３の係合溝７を各外面に設
け、係合突起を外方に向けた延長片８を肉厚部６の内面
から切割端面４を超えて突出させて成形し、他方の切割
片３ａは係合溝７ａを肉厚部６ａの内面に設け、係合突
起を内方に突出した延長片８ａを肉厚部６ａの各外面か
ら延長形に突出した構成にする。
け、係合突起を外方に向けた延長片８を肉厚部６の内面
から切割端面４を超えて突出させて成形し、他方の切割
片３ａは係合溝７ａを肉厚部６ａの内面に設け、係合突
起を内方に突出した延長片８ａを肉厚部６ａの各外面か
ら延長形に突出した構成にする。
本実施例は切削片３と３ａは成形形状が両端で第４図で
明瞭なように異なるため、成形を別個の金型により行わ
ねばならない。しかし両端の係合溝７，７ａと延長片
８，８ａに設ける係合突起を連結部として施す切割片
３，３ａの嵌め合い連結は第５図のとおりになって、第
１実施例と原則的な変化はない。
明瞭なように異なるため、成形を別個の金型により行わ
ねばならない。しかし両端の係合溝７，７ａと延長片
８，８ａに設ける係合突起を連結部として施す切割片
３，３ａの嵌め合い連結は第５図のとおりになって、第
１実施例と原則的な変化はない。
又、第１、第２実施例の筒形カバー本体１は、共にパイ
プ等の外周に嵌めるものであるので（第６図参照）、そ
の嵌め込みにより連結形状を保持する。外したいときは
外側になった延長片８，８ａ又は８ａ，８ａを外方に引
いて施す。
プ等の外周に嵌めるものであるので（第６図参照）、そ
の嵌め込みにより連結形状を保持する。外したいときは
外側になった延長片８，８ａ又は８ａ，８ａを外方に引
いて施す。
（作用） 本考案は縁部２，２′の内周と殆んど等しい外径のパイ
プ等の部材の外周両側から切割片３，３ａを接近し、切
割片の夫々に設けられた係合溝７，７ａと、延長片８，
８ａの各突起との嵌め合わせによって筒形を生じさせて
前記のパイプ等を保護する保護カバーとして使用する。
プ等の部材の外周両側から切割片３，３ａを接近し、切
割片の夫々に設けられた係合溝７，７ａと、延長片８，
８ａの各突起との嵌め合わせによって筒形を生じさせて
前記のパイプ等を保護する保護カバーとして使用する。
（効果） 本考案は樹脂製筒形カバー本体１を筒形に成形すること
なく、縁部２，２′を含めて軸方向で切削した２個同形
の切割片３，３ａとするものである上に、樹脂ヒンジと
一体成形するものでないから、内面が縁部２，２′の内
周より凹入した形状であっても、また切割端面の内面に
肉厚部６，６ａを設ける構成とし、さらに肉厚部の内面
に係合溝７，７ａを成形し、或るいは係合突起を内方に
突出した延長片８，８ａを成形することも容易になり、
しかも切割片３，３ａの夫々の切削端面４，４ａを互い
に接合して筒形カバーにする組立と保形とを施すことも
簡易になる等の効果をもつ。
なく、縁部２，２′を含めて軸方向で切削した２個同形
の切割片３，３ａとするものである上に、樹脂ヒンジと
一体成形するものでないから、内面が縁部２，２′の内
周より凹入した形状であっても、また切割端面の内面に
肉厚部６，６ａを設ける構成とし、さらに肉厚部の内面
に係合溝７，７ａを成形し、或るいは係合突起を内方に
突出した延長片８，８ａを成形することも容易になり、
しかも切割片３，３ａの夫々の切削端面４，４ａを互い
に接合して筒形カバーにする組立と保形とを施すことも
簡易になる等の効果をもつ。
添付図面の第１〜３図は本考案の第１実施例を示し、第
４，５図は第２実施例を示すものであって、第１図は斜
視図、第２図は切割片を分離して示した斜視図、第３図
は切断平面図、第４図は分離状態の切断平面図、第５図
は係合状態の切断平面図である。第６図は使用例を示し
た断面図である。 １→樹脂製筒形カバー本体 ２，２′→縁部 ３，３ａ→切割片 ４，４ａ→切割端面 ６，６ａ…肉厚部 ７，７ａ→係合溝 ８，８ａ…延長片
４，５図は第２実施例を示すものであって、第１図は斜
視図、第２図は切割片を分離して示した斜視図、第３図
は切断平面図、第４図は分離状態の切断平面図、第５図
は係合状態の切断平面図である。第６図は使用例を示し
た断面図である。 １→樹脂製筒形カバー本体 ２，２′→縁部 ３，３ａ→切割片 ４，４ａ→切割端面 ６，６ａ…肉厚部 ７，７ａ→係合溝 ８，８ａ…延長片
Claims (1)
- 【請求項１】端縁に内面方向に突出して周方向で連続す
る縁部を設けた樹脂製筒形カバー本体を、前記縁部を含
めて軸方向で切割した２個の同形の切割片に成形し、各
切割片の内面に切割端部に前記の縁部の内面方向への突
出度を超えない突出度の肉厚部を一体に設け、その各肉
厚部に係合溝を成形すると共に、その係合溝に合致する
係合突起からなる延長片を切割端面から突出して一体成
形を施してなる樹脂製筒形カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158788U JPH06259Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 樹脂製筒形カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158788U JPH06259Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 樹脂製筒形カバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174222U JPH01174222U (ja) | 1989-12-11 |
| JPH06259Y2 true JPH06259Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31296793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7158788U Expired - Lifetime JPH06259Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 樹脂製筒形カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06259Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193800A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Nippon Stud Welding Co Ltd | 燃料タンク注入口用カバー |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP7158788U patent/JPH06259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005193800A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Nippon Stud Welding Co Ltd | 燃料タンク注入口用カバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174222U (ja) | 1989-12-11 |
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