JPH0625555A - 制電性被覆材組成物 - Google Patents

制電性被覆材組成物

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JPH0625555A
JPH0625555A JP4013303A JP1330392A JPH0625555A JP H0625555 A JPH0625555 A JP H0625555A JP 4013303 A JP4013303 A JP 4013303A JP 1330392 A JP1330392 A JP 1330392A JP H0625555 A JPH0625555 A JP H0625555A
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操 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐摩耗性及び制電性が共に優れ耐久性を有し、
また耐薬品性、耐候性、に優れた架橋硬化皮膜を活性エ
ネルギ−線照射により、合成樹脂成形品等の表面に形成
し得る被覆材組成物を提供する。 【構成】(A)一次粒径1〜200ミリミクロンのコロ
イダルシリカ5〜50重量部、(B)一般式(R1a
Si−(OR24-a(式中R1、R2は置換又は非置換の
一価炭化水素基、aは0〜3)のオルガノアルコキシシ
ラン1〜40重量部、(C)ポリエチレングリコ−ル
(メタ)アクリレ−ト1〜40重量部、(D)1分子中
に少なくとも1個のアクリロイルオキシ基及び/又はメ
タクリロイルオキシ基を有する重合性単量体20〜80
重量部、(E)チオシアン酸金属塩1〜20重量部及び
(F)活性エネルギ−線感応触媒0.1〜10重量部か
らなる(ただしA〜Fの合計量は100重量部)制電性
被覆材組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐摩耗性及び制電性が
共に優れ耐久性があり、また耐薬品性、耐侯性に優れた
架橋硬化被膜を形成し得る被覆材組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリメチルメタクリレ−ト樹脂、ポリカ
−ボネ−ト樹脂、ポリアリレ−ト樹脂等の合成樹脂成形
品は、ガラスと比べて軽量で耐衝撃性に優れているばか
りではなく、安価で成形加工が容易であるなどの種々の
利点を有しており、これらの利点を生かして多くの分野
で広く利用されている。例えば、自動車、バス、航空機
などのグレ−ジング、ヘッドランプレンズ、コ−ナ−レ
ンズ、フォグランプ等のレンズ類、眼鏡及び光学装置用
のレンズ類、自動車メ−タ−パネルなどに利用されてい
る。しかしながら、これらの合成樹脂成形品は、表面硬
度が不十分なため、成形品の輸送中、部品の取り付け時
あるいは使用中に他の物体との接触、衝撃、ひっかきな
どによって表面が損傷を受けやすく、製品歩留まりが低
下したり、美観が損なわれ、短時間で使用不能になった
りするので表面の耐摩耗性を改良することが強く要求さ
れている。
【0003】また、これらの合成樹脂成形品は、電気絶
縁性が高いため、摩擦、接触などによって静電気が発生
し、帯電するため、成形品表面に埃が付着しやすくな
り、これが傷付着の原因となり美観を損なうばかりでな
く、これらの近接した電子回路等にも誤動作などの悪影
響を及ぼす。このような合成樹脂成形品の欠点を改良す
る方法については、従来より種々なされており、例え
ば、1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ
基を有する多官能性単量体を主成分とした塗料組成物中
にイオン性の化合物、例えばアニオン系、カチオン系あ
るいは両性の界面活性剤を添加し、この塗料を合成樹脂
成形品表面に塗布し、紫外線を照射し硬化被膜を形成さ
せることで合成樹脂成形品の耐摩耗性と制電性を改善す
る方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
界面活性剤を添加する方法の塗料組成物は以下の問題点
を有している。その一つは、耐摩耗性と制電性が両立し
得ないという問題である。界面活性剤の添加量が少ない
場合は耐摩耗性は優れるが、制電性についての性能は不
十分であり、逆に、添加量が多い場合は制電性は優れる
が、耐摩耗性は不十分となる。又、界面活性材の添加量
を増やしていくと、透明性、密着性も低下してくるため
実用的な硬化膜の形成は困難である。二つめは耐久性の
問題である。制電性効果は半永久的に持続するのが望ま
しく、特に水を用いたくり返しの洗浄や、過酷な環境下
(温度、湿度)において制電性効果が失活したり、透明
性や密着性が低下したりするのは好ましいことではな
い。上記の塗料組成物は耐久性が不十分で、制電性の低
下や透明性、密着性の低下があり、耐久性に関し実用的
レベルに達していない。本発明は、上述の背景になされ
たものであり、基材表面に耐摩耗性、耐薬品性、耐久
性、耐侯性、基材との密着性及び恒久的制電性に優れた
架橋硬化被膜を形成しうる制電性被覆材組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述のような問題点に鑑
み、本発明者らは耐摩耗性と制電性との両立及び耐久性
の改善について鋭意検討したところ、コロイダルシリ
カ、特定のオルガノアルコキシシラン、特定のジ(メ
タ)アクリレ−ト、重合性の(メタ)アクリレ−ト、チ
オシアン酸金属塩及び活性エネルギ−線感応触媒を特定
の割合に配合した被覆材組成物を合成樹脂成形品に塗布
して活性エネルギ−線照射により硬化させることによ
り、耐摩耗性、制電性が共に優れ、且つ耐久性がよく、
透明性に優れた合成樹脂成形品が得られることを見出し
本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、 (A)一次粒径が1〜200ミリミクロンのシリカ粒子
からなるコロイダルシリカ:5〜50重量部、 (B)一般式〔I〕で示されるオルガノアルコキシシラ
ン:1〜40重量部、
【化3】(R1)a−Si−(OR2)4-a 〔I〕 (式中、R1は、置換又は非置換の一価炭化水素基であ
り、フェニル基、アミノ基、メタクリロイルオキシ基、
アクリロイルオキシ基、グリシジル基、メルカプト基、
ビニル基、ヒドロキシル基、イソシアネ−ト基、水素原
子、ハロゲン原子の群より選ばれる官能基を有する炭化
水素基が置換又は非置換の二価炭化水素基を介して、S
i原子と結合していてもよい。また、R2は置換又は非
置換の一価炭化水素基を示し、同じでも異なっていても
よい。aは0〜3の整数を示す。) (C)一般式〔II〕で示されるポリエチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−ト:1〜40重量部、
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R3、R4は、水素またはメチル基
を示し、同じでも異なっていてもよい。nは1〜20の
整数を示す。) (D)1分子中に少なくとも1個のアクリロイルオキシ
基及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する重合性単
量体:20〜80重量部、 (E)チオシアン酸金属塩:1〜20重量部、 (F)活性エネルギ−線感応触媒:0.1〜10重量
部、 からなる(ただし、A、B、C、D、E及びFの合計量
は100重量部である。)ことを特徴とする制電性被覆
材組成物である。
【0009】上記した制電性被覆材組成物を合成樹脂成
形品の表面に塗布し、活性エネルギ−線を照射すること
により、膜厚1〜30μmの架橋硬化被膜を有する耐摩
耗性、耐薬品性、耐久性、耐侯性、制電性に優れた合成
樹脂成形品を得ることができる。本発明を詳しく説明す
る。先ず本発明の制電性被覆材組成物の各成分について
説明する。
【0010】(A)成分について (A)成分である、一次粒径が1〜200ミリミクロン
のシリカ粒子からなるコロイダルシリカは、一般に、分
散媒を用いた無水ケイ酸の超微粒子状コロイド溶液であ
る。また、分散媒を含有しない粉末状のコロイダルシリ
カも本発明に使用可能である。コロイダルシリカの分散
媒としては、水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソ−プロ
ピルアルコ−ル、n−ブチルアルコ−ル、n−プロピル
アルコ−ルなどのアルコ−ル類;エチレングリコ−ルな
どの多価アルコ−ル類;エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブなどの多価アルコ−ル誘導体;メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類;2−ヒド
ロキシエチルアクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピルア
クリレ−ト、テトラヒドロフルフリルアクリレ−トなど
の重合性単量体類及び一般有機溶剤類があるが、本発明
においては、アルキル基が1〜4のアルコ−ル類が好ま
しい。
【0011】これらのコロイダルシリカは周知の方法で
製造され市販されているものを用いることができる。例
えば、日産化学(株)から市販されている水分散系コロ
イダルシリカ(商品名;スノ−テックス)、メタノ−ル
分散系コロイダルシリカ(商品名;メタノ−ルシリカゾ
ル)、イソプロピルアルコ−ル分散系コロイダルシリカ
(商品名;IPA−ST)などがあり、触媒化成(株)
から市販されているメタノ−ル分散系コロイダルシリカ
(商品名;OSCAL1132)、イソ−プロピルアル
コ−ル分散系コロイダルシリカ(商品名;OSCAL1
432),粉末状コロイダルシリカ(商品名;OSCA
P)などを挙げることができる。粒径は1〜200ミリ
ミクロンのものを使用することが好ましく、特に5〜8
0ミリミクロンのものが好ましい。粒径が1ミリミクロ
ンに満たないものは分散状態が悪く品質の一定したもの
を得ることが困難であり、また、200ミリミクロンを
越えるものを用いた場合は、皮膜の透明性が悪くなり濁
りの大きいものしか得られない。本発明で用いるコロイ
ダルシリカは、酸性又は塩基性形態で入手可能である
が、本発明の被覆材組成物を製造するには、酸性の形態
を使用することがより好ましい。
【0012】(A)成分は、硬化被膜の耐摩耗性と制電
性の両立及び耐久性の改善について必須な成分である。
(A)成分を用いることで、(E)成分を比較的多量に
添加しても耐摩耗性、透明性、密着性を低下させること
なく優れた制電性を得ることが可能となる。また、耐温
水試験、耐湿試験後における制電性、透明性及び密着性
の低下が無く、耐久性の改善についても優れた効果をも
たらす。更に(A)成分を用いない場合は、硬化被膜は
濁りのあるものしか得られず、耐温水試験、耐湿試験後
の制電性が大幅に低下するため実用的水準には達し得な
い。(A)成分の使用割合は、分散媒を含まないシリカ
微粒子の含量として、被覆材組成物100重量%中5〜
50重量%、より好ましくは10〜40重量部である。
50重量%を越えて用いた場合、硬化被膜にクラックの
発生が認められ、5重量%未満では、耐摩耗性、透明
性、制電性が不足する。
【0013】(B)成分について (B)成分である一般式〔I〕で示されるオルガノアル
コキシシランは無機成分である(A)成分と有機成分で
ある(C),(D),(E)及び(F)成分の相溶性を
向上し、硬化被膜の透明性と耐久性を改善するものであ
る。(B)成分を用いない場合は、濁りのある皮膜しか
得られず透明性に劣り、耐温水試験後に制電性、密着性
の低下や、濁りの増大が認められる。(B)成分はその
ままの状態で添加し塗料組成物を調製してもよいし、あ
るいは(B)成分と水と有効量の加水分解触媒、例えば
塩酸の存在下、常温から還流温度までの温度で撹拌する
などの常法によって加水分解した状態で添加してもかま
わない。
【0014】(B)成分の具体例としては、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポ
キシシラン(aが0の化合物)、メチルトリメトキシシ
ラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシ
シラン、エチルトリエトキシシラン、n−ブチルトリメ
トキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−
ドデシルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチ
ル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−ヒドロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−イソシアネ−トプロピルトリメト
キシシラン(aが1の化合物)、ジメチルジメトキシシ
ラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ジフェニ
ルジメトキシシラン、メチルジエトキシシラン、フェニ
ルメチルジエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)
−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキ
シシラン(aが2の化合物)、トリメチルメトキシシラ
ン、トリメチルエトキシシラン、トリエチルメトキシシ
ラン、トリエチルエトキシシラン(aが3の化合物)な
どを挙げることができる。
【0015】(B)成分の使用割合は、被覆材組成物1
00重量%中1〜40重量%、より好ましくは5〜30
重量%である。40重量%をこえて用いた場合、耐摩耗
性、耐久性が低下し、1重量%未満では、透明な硬化被
膜が得られない。
【0016】(C)成分について (C)成分の一般式〔II〕で示されるポリエチレングリ
コ−ルジ(メタ)アクリレ−トは、(E)成分の他の成
分への相溶性を高める成分である。(C)成分の具体例
としては、エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、ジエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ト
リエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、テトラ
エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエ
チレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ヘキサエチ
レングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ヘプタエチレ
ングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、オクタエチレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ノナエチレングリ
コ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、デカエチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレ−ト、ウンデカエチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレ−ト、ドデカエチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−ト、トリデカエチレングリコ−ル
ジ(メタ)アクリレ−ト、テトラデカエチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレ−ト、ペンタデカエチレングリコ
−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ヘキサデカエチレングリ
コ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ヘプタデカエチレング
リコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、オクタデカエチレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ノナデカエチレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、エイコサエチレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、などを挙げること
ができる。
【0017】(C)成分の使用割合は、被覆材組成物1
00重量%中1〜40重量%、より好ましくは10〜3
0重量%である。40重量%を超えて用いた場合、耐摩
耗性、耐久性が低下し、1重量部%未満では、十分な制
電性が得られない。
【0018】(D)成分について (D)成分の1分子中に少なくとも1個のアクリロイル
オキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する重
合性単量体は、周知な方法で製造され、市販もされてい
るものであり、例えば、ポリオ−ルポリ(メタ)アクリ
レ−ト、ポリエステルポリ(メタ)アクリレ−ト、エポ
キシポリ(メタ)アクリレ−ト、ウレタンポリ(メタ)
アクリレ−ト、ポリエ−テルポリ(メタ)アクリレ−
ト、メラミンポリ(メタ)アクリレ−ト、アルキッドポ
リ(メタ)アクリレ−ト、シリコンポリ(メタ)アクリ
レ−ト等が挙げられ、「UV.EB硬化ハンドブック−
原料編−(高分子刊行会)」に記載の化合物などが使用
可能である。
【0019】上記した中でも、テトラヒドロフルフリル
アクリレ−ト、ジシクロペンタニルアクリレ−ト、ヘキ
サメチレンジアクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパント
リ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリスリト−ルトリ
(メタ)アクリレ−ト、トリス〔(メタ)アクリロキシ
エチル〕イソシアヌレ−ト、ジトリメチロ−ルプロパン
テトラ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリスリト−ルテ
トラアクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルペンタ(メ
タ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルヘキサ(メ
タ)アクリレ−ト、2塩基酸と3価又は4価アルコ−ル
と(メタ)アクリル酸とから合成されるポリエステルテ
トラ、ペンタ又はヘキサ(メタ)アクリレ−ト、ポリイ
ソシアネ−トとヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ−
トとから合成されるウレタンジ、トリ、テトラ、ペン
タ、又はヘキサ(メタ)アクリレ−ト等を用いるのが好
ましい。これらの単量体は1種を単独で用いてもよいし
2種以上を併用して用いてもよい。
【0020】上記した中でも、ペンタエリスリト−ルト
リアクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルペンタアクリ
レ−ト、ジペンタエリスリト−ルヘキサアクリレ−ト
は、上述した効果と空気硬化性に優れるため特に好まし
いものである。この(D)成分は、他の(A)、
(B)、(C)成分及び(E)成分と相互作用を奏しつ
つ、主に硬化皮膜に耐摩耗性や強靱性、可撓性を付与
し、硬化被膜のクラック発生防止や密着性を改善する。
また、これらラジカル重合性単量体を用いることで、生
産性の良い紫外線硬化型塗料とすることができる。
(D)成分を用いない場合は、十分な密着性が得られな
いばかりでなく、耐温水試験等の耐久試験においてクラ
ック発生が認められるため、より実用的な硬化被膜の形
成は困難である。(D)成分の使用割合は、被覆材組成
物100重量%中20〜80重量%、より好ましくは3
0〜60重量%である。80重量%を超えて用いた場
合、制電性が低下し、20重量部%未満では、耐摩耗
性、耐久性、基材との密着性が低下する。
【0021】(E)成分について、 (E)成分のチオシアン酸金属塩は、(A),(B),
(C)及び(D)成分と併用することにより、透明で耐
摩耗性、制電制に優れる硬化被膜を与えるものである。
(E)成分の具体例としては、チオシアン酸リチウム、
チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、ジチ
オシアン酸マグネシウム、ジチオシアン酸ストロンチウ
ム、ジチオシアン酸バリウム、テトラチオシアン酸チタ
ン、テトラチオシアン酸ジルコニウム、チオシアン酸ネ
オジウムなどを挙げることができる。(E)成分の使用
割合は、被覆材組成物100重量%中1〜20重量%、
より好ましくは5〜10重量%である。20重量%を超
えて用いた場合、耐摩耗性、耐久性が低下し、1重量部
%未満では、十分な制電性が得られない。
【0022】(F)成分について (F)成分である活性エネルギ−線感応触媒としては、
ベンゾイン、ベンゾインモノメチルエ−テル、ベンゾイ
ンモノイソプロピルエ−テル、アセトイン、ベンジル、
ベンゾフェノン、p−メトキシベンゾフェノン、ジエト
キシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタ−ル、2、
2−ジエトキシアセトフェノン、2、2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、メチルフェニルグリオキシレ−
ト、エチルフェニルグリオキシレ−ト、2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−
メチル−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフ
ォリノ−1−プロパン等のカルボニル化合物、テトラメ
チルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィドなどの硫黄化合物、2、4、6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドなどのア
シルフォスフィンオキサイド等を挙げることができる。
これらは1種又は2種以上の混合系で使用される。これ
らの中でも、ベンゾフェノン、ベンゾインモノイソプロ
ピルエ−テル、メチルフェニルグリオキシレ−ト、2−
ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−オン、1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジル
ジメチルケタ−ルを用いるのがより好ましい。
【0023】(F)成分の使用割合は、被覆材組成物1
00重量%中1〜10重量%、より好ましくは3〜7重
量%である。1重量部%未満では、硬化性が不十分で、
耐摩耗性、耐久性に優れる硬化被膜が得られず、10重
量%を超えて用いた場合、硬化被膜の着色を招き、耐久
性も低下する。
【0024】本発明の制電性被覆材組成物は、上記した
(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F)成
分からなるが、必要に応じて、有機溶剤、酸化防止剤、
黄変防止剤、ブル−イング剤、顔料、レベリング剤、消
泡剤、増粘剤、沈降防止剤、防曇剤等の各種の添加剤が
含まれていてもよい。有機溶剤は、基材の種類により選
択して用いるのがよい。有機溶剤の使用量は、被覆材組
成物100重量部に対して20〜800重量部を用いる
のがよい。本発明の制電性被覆材組成物を基材に塗布す
る際には、ハケ塗り、スプレ−コ−ト、ディップコ−
ト、スピンコ−ト、カ−テンコ−トなどの方法が用いら
れるが、被覆材組成物の塗布作業性、被膜の平滑性及び
均一性の面から、ディップ方法が好ましいが、複雑な形
状の成形品に塗布するには、スプレ−コ−トを用いるの
が良い。
【0025】本発明の制電性被覆材組成物は基材に塗布
した後の活性エネルギ−線照射により、架橋し、硬化被
膜を形成する。活性エネルギ−線照射により硬化する際
には被覆材組成物を基材上に1〜30μm、好ましくは
2〜10μmになるように塗布し、高圧水銀ランプ、中
圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キ
セノンランプ、メタルハライドランプ、等を用いて、1
00〜400nmの紫外線を1000〜5000mJ/
cm2となるように照射する。照射する雰囲気は、空気
中でもよいし、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気で
もよい。また、被膜の強度向上、密着性向上を目的とし
て、紫外線照射前に、赤外線ヒ−タ−あるいは、熱風乾
燥機等を用いて、成形品の熱変形温度以下の温度で熱処
理を行ってもよい。
【0026】本発明の制電性被覆材組成物の被覆の対象
となる合成樹脂としては、従来より耐摩耗性及び制電性
の改善要求のある各種の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂で
ある。具体的には、ポリメチルメタクリレ−ト樹脂、ポ
リカ−ボネ−ト樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリアリレ−ト樹脂、ポリメタクリル
イミド樹脂、ポリアリルジグリコ−ルカ−ボネ−ト樹脂
などが挙げられる。上記した中でも、ポリメチルメタク
リレ−ト樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリメタクリルイミド樹脂は、透明性に優れかつ耐
摩耗性及び制電性の改善要求が強いので、本発明の制電
性被覆材組成物を適用するのに特に有効である。また、
合成樹脂形成品とは、これらの樹脂からなるシ−ト状成
形物、フィルム状成形物、各種射出成形品などである。
【0027】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明を更
に詳しく説明する。なお、実施例中の「部」はすべて
「重量部」を意味する。また、実施例中の測定評価は次
の方法で行った。 (1)硬化被膜の外観 組成物の塗布、硬化後の外観を目視評価した。表面が平
滑で透明であるものを「○」とし、一部クモリがあるも
のを「△」とし、白化やクモリが観察されるものを
「×」とした。 (2)耐摩耗性 ♯000のスチ−ルウ−ルを直径25mmの円筒先端に
装着し、水平に置かれたサンプル面に接触させ、1Kg
の荷重で50回往復摩耗した後、拡散透過率(ヘイズ
値)を測定し、耐摩耗性の判定を行った。耐摩耗性の判
定基準は次の通りである。 ○…増加ヘイズ値=0〜0.5 :ほとんど傷はつい
ていない。 △…増加ヘイズ値=0.5〜3.0:少し傷がつく。 ×…増加ヘイズ値=3.0以上 :ひどく傷がつく。
【0028】(3)密着性 硬化被膜に1mm間隔で基材まで達するクロスカットを
入れ、1mm2の碁盤目を100個作り、その上にセロ
テ−プを貼り付け急激に剥がし、剥離した碁盤目を数え
た(JIS K5400に準拠)剥離がまったくないも
のを「○」、剥離した碁盤目が1〜50個のものを
「△」、51〜100個のものを「×」とした。 (4)表面抵抗値 塗装サンプルを20℃、湿度65%の雰囲気に24時間
放置した後、この雰囲気下で、表面抵抗測定器(アドバ
ンテスト社製、ハイメグオ−ムメ−タ−、TR−860
1、印加電圧500V)を用い、JIS K6911に
準拠して測定した。 (5)耐湿性 塗装サンプルを60℃、湿度95%の雰囲気に240時
間放置した後、硬化膜の外観、表面抵抗値、密着性の変
化を評価した。 (6)耐光性 サンシャインカ−ボンウエザオメ−タ−(スガ試験機
製、WEL−SUN−HC−B型)耐候試験機を用い
て、ブラックパネル温度63±3℃、降雨なし、連続照
射の条件で試験した。500時間後の硬化膜の外観、表
面抵抗値、密着性の変化を評価した。
【0029】実施例1〜7、比較例1〜7 表1及び表2に示す塗料組成物を調整した。この塗料組
成物を浸漬法にて、ポリメチルメタクリレ−ト樹脂射出
成形板(商品名、アクリペットVH001/色調クリア-、三
菱レイヨン(株)製、100mm×100mm×3mm
厚)に塗布し、40℃で10分間放置し、溶剤を乾燥し
た。次に高圧水銀灯にて1000mJ/cm2(波長3
20〜380nmの紫外線での積算UVエネルギ−)の
紫外線を照射し、硬化後の膜厚が4〜5μmの硬化皮膜
を形成した。得られた被覆アクリル板を用いて、各種の
測定及び試験を行った。得られた結果を表1及び表2に
示した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】尚、表中の化合物の記号は次の通りであ
る。 B−1:γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン B−2:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン B−3:メチルトリメトキシシラン B−4:ジメチルジメトキシ B−5:トリメチルメトキシシラン C−1:テトラエチレングリコ−ルジアクリレ−ト C−2:ノナエチレングリコ−ルジアクリレ−ト C−3:ジエチレングリコ−ルジアクリレ−ト C−4:テトラデカエチレングリコ−ルジアクリレ−ト DPHA:ジペンタエリスリト−ルペンタアクリレ−ト
ロライド E−1:ジチオシアン酸バリウム E−2:チオシアン酸ナトリウム BIP:ベンゾインイソプロピルエ−テル BNP:ベンゾフェノン
【0033】
【発明の効果】本発明の被覆材組成物は、前記した
(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F)成
分を組み合わせたので、これを合成樹脂成形品に塗布
後、活性エネルギ−線照射することにより、耐摩耗性と
制電性とが共に優れ耐久性があり、また透明性、基材と
の密着性、耐薬品性、耐候性に優れた硬化被膜を形成す
ることができ、特にポリメチルメタクリレ−ト樹脂、ポ
リカ−ボネ−ト樹脂、メタクリルイミド樹脂等の透明性
が要求される成形品の表面処理に有効に適用することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一次粒径が1〜200ミリミクロン
    のシリカ粒子からなるコロイダルシリカ:5〜50重量
    部、 (B)一般式〔I〕で示されるオルガノアルコキシシラ
    ン:1〜40重量部、 【化1】(R1)a−Si−(OR2)4-a 〔I〕 (式中、R1は、置換又は非置換の一価炭化水素基であ
    り、フェニル基、アミノ基、メタクリロイルオキシ基、
    アクリロイルオキシ基、グリシジル基、メルカプト基、
    ビニル基、ヒドロキシル基、イソシアネ−ト基、水素原
    子、ハロゲン原子の群より選ばれる官能基を有する炭化
    水素基が置換又は非置換の二価炭化水素基を介して、S
    i原子と結合していてもよい。また、R2は置換又は非
    置換の一価炭化水素基を示し、同じでも異なっていても
    よい。aは0〜3の整数を示す。) (C)一般式〔II〕で示されるポリエチレングリコ−ル
    ジ(メタ)アクリレ−ト:1〜40重量部、 【化2】 (式中、R3、R4は、水素またはメチル基を示し、同じ
    でも異なっていてもよい。nは1〜20の整数を示
    す。) (D)1分子中に少なくとも1個のアクリロイルオキシ
    基及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する重合性単
    量体:20〜80重量部、 (E)チオシアン酸金属塩:1〜20重量部、 (F)活性エネルギ−線感応触媒:0.1〜10重量
    部、からなる(ただし、A、B、C、D、E及びFの合
    計量は100重量部である。)ことを特徴とする制電性
    被覆材組成物。
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