JPH0624816U - 多用途ドリル・錠の組合わせ工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】ドリル及びねじ締め両用の、構造簡単で操作簡
単な組合せ工具を提供する。 【構成】ドリル柱体２先端の適当な位置に、一つの凸ほ
ぞ２１を設ける。錠筒１に入れ、その上側の案内みぞ１
２の前後に沿って移動し、はめみぞ１３ａ、１３ｂによ
り定位を調整し、ドリル柱体２前端に固接したドリル先
４をして、錠筒１に突出したり縮入できる二段式取り換
えを形成させる。更に錠筒１前端には、別にねじ錠穴型
式１１を設計し、該工具をしてドリル穴及び錠しめ二重
用途の組合わせ工具と成らしめる。ドリル柱体２へのド
リル先４の固定は、ボール球５を介して、その上のボー
ル球みぞに止めさせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一種の多用途ドリル・錠組み合わせ工具の新規設計に関するもので、 その特殊の構造設計に依り、ドリル穴あけと、ねじ込み工作操作において、更に 快速且便利にさせるだけでなく、且その全体の構造が大幅に簡単化し、周知のも のに比べて、製造コストがより経済的になり、同時に周知のものより、その使用 寿命が長く、確に実用にして経済等の価値の高い考案であって、業界に一種の又 とない完全な実用工具を提供する者。

【０００２】

【従来の技術】

案ずるに、従来、我々が穴をあけ、ねじをしめ込む作業をする時、通常先に一 つの電気ドリル機で目標物に穴をあけ、然る後に手道具、例えば、金槌でねじを 穴の中に打ち込む。そして次にドライブでねじを穴の中にねじ込み固定して、そ のゆるみを防止する。この作業は、通常ねじを緊密にねじ込む作業に見られる。 然るに、この作業方式から見れば、須く数種の道具を取り換えながら使用され、 始めて穴開けやねじ込みの目的に達する事になるが、非常に時間がかかり、力が 必要であり、作業上の品質から見ても、実用的な方式とは言え無い。それで、逐 次に更に一歩進んだ組み合わせ工具の使用に代わる事になる。

【０００３】 然るに、一種の比較的新規な組み合わせ工具は、図７に図示した如く、主に前 ・後段の錠筒(1)(2)を合わせ構造せる錠筒と、ドリル先(D) と、ドリル柱体(3) 及び一個のボール球(B) と、ボール球止めリング(C) を含んだものより組み合わ せより成り、ドリル柱体(3) の錠筒内に装填する事を利用し、且、錠筒表面に設 けたボール球止めリング(C) を介して、ボール球(B) を引き緊め、以て錠筒内部 のドリル柱体(3) 表面のボール球みぞ位置(31)に嵌め込み停止させ、ドリル柱体 (3) が錠筒内において、軸方向移転時に於ける定位安定を計り、そしてドリル柱 体(3) の表面軸の方向に向かって一つの平面(36)を切り込み、錠筒後端の一定位 置の縁(24)に照らし合わせ、ドリル柱体(3) が前方に押し出された時、ドリル先 (D) をして錠筒より凸出させれば、電気ドリルの穴あけ作業をする事ができる者 、叉ドリル柱体(3) の平面(36)の末端には、別に一つの円弧(38)及び第二定位面 (37)を設け、ドリル柱体(3) が錠筒に沿って反対方向に向かい末端迄に引き、ド リル先(D) をして錠筒に引き込ませれば、即ち錠筒は円弧(38)に沿って回転する 事ができる。更に第二次定位面(37)の相対せる錠筒の定位縁(24)に至った時、第 二次底面(37)が、定位縁（24) に止まった時、ドリル柱体(3) は叉も前方に推進 する事ができず、錠筒前端の特殊形式(11)をして凸出させ、ねじをねじ穴の中に ねじ込ませる者：総じて言えば、上述の既に専門特許を得た習用の構造は、錠筒 とドリル柱体の組み合わせ設計を介し、その軸方向の伸縮変換を利用して、穴あ けとねじ込み作業を行わさせる。そして、繁雑なる作業工程順序及び工具の応用 を経ずして、完全に一般の電気ドリル機具並に、迅速な穴あけ、ねじ込みの目的 に達する事ができ、作業時間の短縮と力の節約等の諸巧効を兼ねる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

思うに、本案申請者が詳らかに周知技術の構造を研究するに当たり、該快速変 換を具えた工具は、その組み立て方式が、須くドリル柱体(3) を先じめ後側錠筒 (2) に装填し、更に前面の錠筒(1) を、後方の錠筒(2) に接ぎ固め、ドリル柱体 (3) をして、完全に錠筒の内に納め込み、次に、再び錠筒外側の円周においてボ ール球止めリング(C) 及びボール球(D) を装填して、全体の組み合わせ工具の組 み合わせを完成し、その繁雑なる取り組み順序に依って、以下の如き二点の欠点 を生ずる。 ａ．架構の構造が繁雑性である事、それに依って各架構は、加工順序において、 時間を費やし手間取り、且部分品が多く、構造の繁複等で、更に材料の原価費用 の増加を形成し、進んでは、物品の小売値段を引上げ、マーケットの競争力を失 う。 ｂ．架構が繁多で、物品をして組み合わせ成型する時において、順序上において 手間取り簡単容易でない。一般の人は、その組み合わせ実施の仕様を余り明瞭に できない上に、更に進んで使用上の困惑を造る。因って、完全最善の境地に達し 難い。

【０００５】 又、その習用の技術は、ドリル柱体（３）の軸方向位置に一平面（３６）を切 りだしている故、該ドリル柱体（３）の平均直径が縮減し、実際に使用するに当 たり、ドリル柱体（３）において相当のひねりを受けた際、その力の負荷を受け られずに，常に断裂の状態をつくり、同時にドリル柱体（３）前端の第二次定位 面（３７）の位置において、相対的回転が錠筒末端の定位縁（２４）に有る時、 組み合わせ工具は、長時間電気ドリル機具に依って生じた強大なひねり力の影響 と穴堀り方向に施せる増加応力の影響に因って、該第二次定位面（３７）は容易 にそれに依って磨損変形し、その変形が錠筒の内径を越えた時、即ちドリル柱体 （３）をして、再び軸方向に向かい錠筒内にしまい込む事ができない様になって 、鑚孔作業を進める事ができなくなる。従って、習用技術は使用寿命において構 造設計から見て完璧で無い事が証明され、更に一歩進んだ改善を待たなくてはな らない。

【０００６】

【考案の目的】

事のゆかりは、前述の諸缺失を改善せんが為、本考案者の主要目的は、一体式 の錠筒設計を利用して、中空錠筒の上に定位案内みぞを設け、別にドリル柱体の 前端には一つの凸出した凸面ほぞを設け、且ドリル柱体は完整なる円柱造型と成 さしめ、該ドリル柱体は錠筒の一端に沿って貫通し、凸ほぞをして定位案内みぞ において、前後二段式軸方向の位置移動を呈させ、ドリル柱体前端のドリル先に ロック接続させ、錠筒に伸出や後退の変換を呈させる者、依ってドリル穴及びね じ込み二段作業の快速変換組み合わせ工具を提供させる者、更にドリル柱体が錠 筒より離脱を阻止する装置は、錠筒案内みぞの中段位置の錠筒の内リング面に沿 った所に、一つの垂直の導入みぞを開設して、凸ほぞの滑り込みに供させ、導入 みぞの出口が、案内みぞと一直線運動を形成する事から免れ、それに因って、ド リル柱体の取外し、組み合わせに便利にさせる以外に、亦ドリル柱体が、作業中 に錠筒から離脱するのを阻止する事ができる者、然して、本考案の具備せる効能 は、 １．構造が簡単完全である為、且架構の加工作業上において大幅な簡単化が有り 、加工コストの減少以外に、加工時間の縮小ができ、生産の能率と量産の増加が できる。 ２．製品の組み合わせが簡単で、僅かにドリル柱体を直接導入みぞに沿って、錠 筒にはめ込めばすぐにも組み合わせが完了し、且操作使用上においても一目瞭然 で、諸周知のものの定位平面の繁雑な設計に比較して、更に使用上の便利性と快 速性を増加する。 ３．本考案は、錠筒、ドリル柱体共に完成された物品加工で、一つの完璧なる造 型を成し、使用受力においても、亦良好のひねり応力に堪える事ができ、断裂る 防止ができる。同時に、本考案は、凸ほぞの定位導入みぞ内に於ける往復の滑り 移動を利用して、凸ほぞ軸方向両側の受力をして変形されず、亦その導入みぞ内 の滑り移動に影響を及ぼさない故、一種の周知のものに比べて、更に使用寿命の 長い実用組み合わせ工具を提供できる者。

【０００７】 次に、本考案の今一つの目的は、一種の全新的なドリル先とドリル柱体の組み 合わせ構造を提供する事に有って、ドリル柱体前穴とドリル先柄とに相対した多 角形の設計を利用し、同時にドリル先柄の適当な位置において一個のボール球み ぞを設け、そしてドリル柱体の相対した表面において一つのボール球穴を貫き設 置し、その内には一個のボール球を置き、ドリル柱体より錠筒迄に貫き通した際 、錠筒の内壁面にボール球を密接球みぞに付ければ、ドリル先をして安定堅固な 接合が得られ、その最も大きな優点は即ち、取り下し方式に便利ならしめ、ドリ ル柱体を取り下すだけで、ドリル先の取り下げが完成し、周知使用の様なドリル ゲージを配合して、取りはずす時間が省かれる事が、誠に一つの実用且つ進歩的 新規な構造設計である。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は一種の多用途ドリル・錠の組合わせ工具で、一つの錠筒、一つのドリ ル柱体及び一特殊設計をしたドリル先等が包括構成され、その中、ドリル柱体先 端の適当な位置において、一つの凸ほぞを設け、錠筒を入れさせ、その上側の案 内みぞの前後に沿って、位置の移動と定位を調整し、ドリル柱体前端に固接した ドリル先をして、錠筒に突出したり縮入できる二段式取り換えを形成させる者、 更に錠筒前端には、別にねじ錠穴型式を設計し、該工具をしてドリル穴及び錠し め二重用途の組合わせ工具と成らしめる、叉該ドリル柱体の固定ドリル先の方式 は、主としてドリル先柄及びドリル先穴を、多角造形に設計しお互い配合させ、 並びに別に一ボール球を介して、その上のボール球みぞに止めさせ、そして、ド リル柱体が錠筒にしまい込まれた時、ボール球の止め作用に依って確実なる接合 効果を得る事ができる者。

【０００９】 本考案の構造の更に一歩進んだ了解を得るため、その特徴及びその他の目的を 図を添えて以下に説明する。

【００１０】

【実施例】

先ず、図１を参照されよ。本考案の提供せる多用途ドリル、錠組み合わせ工具 は、一つの錠筒（１）、一つのドリル柱体（２）、一個のバネ（３）、及び一つ の特殊設計を施したドリル先（４）で以って組み合わせ成ったもので、その中、 錠筒（１）は，一個の中空円筒状を呈し、その前端には、一つの特殊成型の穴（ １１）を設け，ねじ込みのねじ頭型と配合する事ができ、然して錠筒（１）の表 面には、一すじの長い導入みぞ（１２）を貫かせ、内部の中空みぞと相貫かせ、 長い導入みぞ（１２）の両端は、それぞれ垂直方向に定位はめみぞ（１３ａ）、 （１３ｂ）を設ける、導入みぞ（１２）の中段に至っては、錠筒（１）の内リン グ面に沿って、一つの垂直行程の案内みぞ（１４）を設け、錠筒（１）の外と相 接し、ドリル柱体（２）の取り付けに便利ならしめる、ドリル柱体（２）の部分 は、主として一つの円柱状を呈し、その後端の比較的細い部分は、電気ドリル機 具のチャックの固接に供する、そしてその前端の比較的太い部分は、錠筒（１） にねじ込むのに供する。そして該ドリル柱体（２）の前端には、一つの凸出した 凸出ほぞ（２１）を設け、ドリル柱体（２）が錠筒（１）にはめ込んだ時、その 凸出した部分が、丁度錠筒（１）の導入みぞ（１４）に沿って、案内みぞ（１２ ）に迄すべり込み、移動する者、更に、ドリル柱体（２）の比較的太い端におい て、予め一つの圧縮バネ（３）をはめ込み、ドリル柱体（２）が錠筒（１）内に はめ込んだ時、同時に凸出ほぞ（２１）が前定位のはめみぞ（１３ａ）にはめ込 み固定した時、バネ（３）の作用で以って、錠筒（３）とドリル柱体（２）をし て、密接させ、ゆるみの現象を引き起こさせない者。

【００１１】 上述の錠筒（１）及びドリル柱体（２）の結合関係に依り、ドリル柱体（２） をして、錠筒（１）において軸方向の伸縮位置移動ができ、並びに定位はめみぞ （１３ａ）、（１３ｂ）の設計で以って、ドリル柱体（２）伸縮をして二段式の 変換ができ、同時にドリル柱体一端のドリル先（５）に接合させ、錠筒（１）に 伸出と縮入の変化を呈し、以って、伸出した時、ドリル先（５）を利用して穴を 開け、縮退した時、錠筒（１）前端の成型穴（１１）を利用してねじを穴の内に ねじ込ませる者、尚その他の外観型式上の変換に置いては、即ち図３、図４に図 示した如しである。

【００１２】 再び図２を参照されよ。前に述べたドリル柱体（２）の凸ほぞ（２１）は，錠 筒（１）後端の案内みぞ（１４）に従ってこれを押し込み、そして、ドリル柱体 （２）が、組み合わされた後、再び案内みぞ（１４）より退出するのを防止する 。因って該案内みぞ（１４）の設計は、主として、錠筒（１）導入みぞ（１２） の中段位置で、錠筒（１）の内リング面に沿い、垂直に錠筒（１）の外に迄延長 し、ドリル柱体（２）の凸ほぞ（２１）をして、錠筒（１）の案内みぞ（１４） に沿って、出口端の軸方向に押し込み（図２（ｂ）に図示した如し）、垂直回転 後、能く錠筒（１）の導入みぞ（１２）の中に滑り込む（図２（ｂ）の如し）。 そして錠筒（１）とドリル柱体（２）の結合を完成する。それに相反して、その 両者を取りはずす時は、即ちドリル柱体（２）の凸ほぞ（２１）を導入みぞ（１ ２）の中段案内みぞ（１４）の位置に押し出して、更に反対の方向に、ドリル柱 体（２）をして、案内みぞ（１４）から抜き出せば良いのである。かつ、案内み ぞ(14)は、錠筒（１）の導入みぞ（１２）の中段に設け、ドリル柱体（２）が錠 筒（１）の内で伸縮位置移動に影響を及ぼさない、因って、取り付け或いは取り はずし操作上、本考案は均しく一種の便利で迅速な方式を提供する事ができ、誠 に進歩した、実用の新規設計と言える。

【００１３】 更に、図１及び図５を参照されよ。本考案が考案せるドリル先（４）とドリル 柱体（２）との結合方式において、ドリル先（４）のドリル先柄（４１）を、多 角柱体造型にする事ができる（本件は６角造型を例として居る）。且、相対的に 、ドリル柱体（２）前端のドリル先穴（２２）も亦、内多角穴と設計する（本案 は内６角穴を例として居る）。そしてドリル先柄（４１）も、相対してドリル先 穴（２２）の内に挿し込む。そしてドリル先柄（４１）の表面の適当な位置にお いて、一つのボール球みぞ（４２）を設け、ドリル柱体（２）の表面に相対した 位置には、一つの貫通せるボール球穴（２３）を設け（本案は凸ほぞの反対方向 位置に設けた方が妥当である）、ボール球穴（２３）の内には一個のボール球（ ５）を置き、ボール球（５）をしてドリル先柄（４１）上のボール球みぞ（４２ ）に嵌接させる事ができ、ドリル柱体（２）が錠筒（１）に滑り移動しかみあわ さった時、ドリル柱体（２）の表面に凸出せるボール球（５）は、錠筒（１）内 壁の圧迫に因って緊密結合を形成し、進んでボール球（５）をしてしっかりとボ ール球みぞ（４２）にはまり込み、ドリル先（４）がドリル柱体（２）に堅固に 接続する。尚この事項の設計の最大なる優点は、ドリル先（４）を取りはずす時 に有って、その他の工具の助けを必要とせず、ドリル柱体（２）が錠筒（１）か ら脱離した後、該ドリル先（４）は、転々とた易くドリル柱体（２）のドリル先 穴（２２）より抜き取る事ができ、極めて実用で便利である。

【００１４】 次に、図６は本考案が提供する別の一実施例である。前述のドリル先（４）と ドリル柱体（２）の組み合わせは、別の方式にてこれに替える事ができる。即ち 、ドリル先柄（４１）の型式の末端を多角柱端（４１ａ）に設計する事ができる 。そしてその上方は、一つの外径が比較的大きい平滑円柱（４１ｂ）に設計する 事ができる。同時に該円柱（４１ｂ）の上側リングに、一つのボール球みぞ（４ １ｃ）を設け、別にドリル柱体（２）の前方ドリル先穴（２２）内にも、ドリル 先柄（４１）に相対した造型を設計し、ドリル先柄（４１）の挿し込みに供する 、且ドリル柱体の表面の上側に、一つのボール球穴（２３）に相対せる円柱（４ １ｂ）において、ボール球みぞ（４１ｃ）を設計し、同じ様にドリル柱体（２） に挿し込む前に、ドリル先穴（２２）をあけ、ボール球（５）を、ボール穴（２ ３）より置き、然してドリル先柄（４１）のボール球みぞ（４１ｃ）にはめ込み 、並びにドリル柱体（２）を錠筒（１）の中に通す時、錠筒（１）の内壁を介し てドリル先（４）を、ドリル柱体（２）の内に固定接続させる。

【００１５】 以上述べた所を総合すると、本考案の提供する多用途ドリル・錠の組み合わせ 工具は、確かに設計の初に預期した所の簡単なる操作と品質の精良化の目的に到 達する事ができ、使用寿命を伸ばす巧効のある、実用にして進歩した新規設計で ある者である、この種類の技芸に秀でた人にとって言へば、上述の説明を根拠に すると、具体的実施例に対し、幾多の変化及び修改が可能であるが、やはり本考 案の精神範囲よりかけ離れる事ができない故、本考案の特許範囲は、添付した特 許申請範囲より制限を加えるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造分解図。

【図２】本考案の部分構造解剖図。

【図３】本考案の組み合わせ動作の外観図。

【図４】本考案の別の組み合わせ動作の外観図。

【図５】本考案のドリル先取り付け取りはずし構造透視
図。

【図６】本考案のドリル先取り付け取りはずし構造実施
例図。

【図７】周知技術の構造分解図。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一種の多用途ドリル・錠の組み合わせ工
   具で、主として一つの前端開口所に、一つの成型穴の錠
   筒の中に、錠筒中に挿し込める、且その後端外径が比較
   的小さく、電気ドリル挟み先のドリル柱体及び、ドリル
   柱体前端のドリル先に固定できて組み合い成る者で、そ
   の特徴として、錠筒は中空円筒状を呈し、且その錠筒表
   面には、封閉せる長い案内みぞが内部中空みぞとを貫
   き、相通じさせ、案内みぞの両端には夫々垂直方向に、
   定位はめみぞを設け、更に案内みぞ中段の位置におい
   て、中空錠筒の内リング面に沿って、導入みぞを設け、
   垂直に錠筒軸方向の末端迄延長させ、導入みぞの進出方
   向を、案内みぞと同じくない運動直線をさせない者。ド
   リル柱体は、一つの実質円柱状造型を呈し、その前端の
   適当な位置に於いて、一つの凸ほぞを設け、その凸した
   高さは、丁度ドリル柱体をして錠筒の案内みぞに沿って
   押し込む事ができ、ドリル柱体をして錠筒内部を貫き、
   並びに凸ほぞをして、案内みぞ定位に沿って伸縮円滑移
   動ができる者、ドリル柱体前端には一つのドリル先を接
   ぎ、凸ほぞに於いて夫々案内みぞ両端の定位ははめ込
   み、みぞにはめ込んだ時、ドリル先をして、錠筒の内に
   於いて前進・退縮の動作をさせ得る者、更にドリル柱体
   前端の比較的大きい外径端には、予め一つの圧縮バネを
   はめ込むことが出き、凸ほぞが錠筒の前定位はめみぞに
   嵌つた時、ドリル柱体と錠筒の密差度を高め、そこから
   離脱できない者。
2. 【請求項２】 請求項第１項に述べた如き多様ドリル・
   錠組み合わせ工具に於いて、その中、ドリル先とドリル
   柱体の結部分が、ドリル先のドリル柄部分が多角柱状に
   造型設計され、ドリル柱体のドリル先穴も亦、相対の穴
   状に造型設計され、お互いに能くかみ合わせ、そしてド
   リル先柄の表面の適当な位置に於いて、別に一つのボー
   ル球みぞを設け、並びにドリル先柄を、前ドリル先穴の
   ドリル柱体表面に挿入し、一相対せるボール球穴を貫か
   せ、ボール球穴の中にはボール球をはめ込ませ、ドリル
   先柄のボール球みぞに止まさせる、そしてドリル柱体が
   錠筒内に挿し込まれた時、錠筒内壁の阻碍ボールを介し
   て、ドリル先を、ドリル柱体の前ドリル先穴に固定接ぎ
   させ、ドリル先の取はずしに便利で快速の優点を具えさ
   せる者。
3. 【請求項３】 請求項第２項に述べた如き多用途ドリル
   ・錠組み合わせ工具に於いて、該ドリル先とドリル柱体
   との組み合わせが、別にドリル先柄をしてその末端が多
   角柱状である事ができ、そして多角柱の上側は、一つの
   比較的外径が大きい平滑円柱状とし、且その平滑円柱状
   の表面リングに於いて一つのボール球みぞを設け、ドリ
   ル柱体の前ドリル先穴も亦、相対的穴状造型に設計し、
   ドリル先柄を挿し込む事に供させる者、並びに、ドリル
   先柄を挿し込む相対的なボール球みぞ部分に於いて、ド
   リル柱体の表面に一つのボール球穴を貫通設置し、その
   内にボール球を入れさせる、同様にドリル柱体が錠筒に
   挿し込まれた場合、錠筒の内壁に依って、ボール球を阻
   碍し、ドリル先をドリル柱体に堅固に接ぐ者。