JP2015518786A - 迅速継手 - Google Patents

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Abstract

本出願は、回転シャフト(20)を有する回転式外科用器具用の迅速継手(100)を開示し、回転シャフトの遠位端面には、回転式外科用器具をともに回転するように受け入れるように適合された器具受け(24)が形成される。回転シャフト(20)は、その遠位端(21)の領域に、少なくとも1つの半径方向突起(22)および少なくとも1つの半径方向開口部を有し、係止体が少なくとも1つの開口部に配置され、前記係止体は回転シャフト(20)に対して半径方向に移動可能である。迅速継手にスリーブ(10)がさらに設けられ、スリーブの近位端は回転シャフト(20)の遠位端(21)の上に押され得る。スリーブ(10)の内面は、遠位端部分(102)の内径が近位端部分(101)の内径に比較して拡大した領域を含み、スリーブ(10)は、第1溝穴部分(11、11’)および少なくとも1つのさらなる溝穴部分(12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)を有する少なくとも1つの溝穴(11、11’、12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)を有し、第1溝穴部分(11、11’)はスリーブ(10)の近位端から延在し、さらなる溝穴部分(12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)は第1溝穴部分(11、11’)に接続される。弾性要素(30)が、スリーブ(10)を回転シャフト(20)に対して遠位端方向に付勢する。

Description

本発明は、回転式外科用器具、たとえば骨ドリルまたは骨カッタ用の迅速(Schnellspann)継手に関する。
患者の骨に対して行われる手術では、骨に穴をあけるかまたは骨を切断する必要があることが多い。これを行うために使用される回転式器具を、摩耗した結果、または径の異なるドリルあるいは表面の異なるカッタを使用するよう意図されるため、手術中に交換しなければならないことが多い。外科手術の分野では、コストを低減するように求められる相当な圧力があり、したがって、器具を迅速にかつ安全に交換することができることが重要である。器具の交換が遅れる場合、これは、デバイスを操作している人だけでなく、手術室にいるスタッフの他のすべての人々に影響を与え、それは、それによって他の人々が、その人がデバイスを操作するのを待たなければならないためである。
しかしながら、臨床分野では、たとえば建設分野において同等の器具に対するより、器具に対してはるかに大きい要求が課される。器具は、すべての環境において安全に動作しなければならないが、建築現場では、継手にドリルを挿入している時にドリルが最初に地面に落下しても問題ではない。臨床分野では、無菌状態が常に確保されなければならず、したがって、床に落下するかまたは滅菌されているとみなされない領域(通常、手術台の下に位置するすべての面および領域)に入る器具は、滅菌した器具と交換しなければならない。これにより、手術を行う上で遅れが生じ、手術後に両器具を洗浄し滅菌しなければならないため、器具を再度使える状態にするためにコストが増大する。
さらに、器具ホルダも、繰返し使用することができるようにするために、洗浄し滅菌することができなければならない。ここで、器具ホルダは、たとえば穴あけ機または切断機である。継手は器具ホルダの一部であるため、それもまた、洗浄および滅菌に適していなければならない。このため、器具継手にさらなる要求が課される可能性がある。
欧州特許出願第0056266A1号明細書は、クイック−リリースチャックを開示している。このクイックリリースチャックは回転シャフトを有しており、その遠位端に器具受けが形成されており、器具受けは、挿入される器具とともに形状適合(form−fit)係合をもたらし、それにより器具は器具受け内で回転可能ではない。この目的で、器具用の受入領域は通常六角形である。キノコ状係止体が、器具受けのジャケット面の半径方向開口部に受け入れられ、器具受けの回転軸に向かって予張力が与えられ(pre−tensioned)、それにより、器具が器具受け内に挿入されると、係止体が、器具に形成された円周方向溝に入る。係止体の位置は、ばねによって予張力が与えられている回転可能スリーブによって固定され、それにより、スリーブがばねの予張力に対して反対の開放位置まで回転しない限り、器具は器具受け内で固定して保持される。しかしながら、このクイック−リリースチャックは、大量の構造部品から構成されており、それらは、組み立てられた後、解体することができないように互いに接続される。さらに、組織部分および体液が集まる可能性があるいくつかの中空空間(たとえば、ばねハウジング)および溝穴が形成されており、それは、臨床滅菌処置に関して安全に洗浄し滅菌することができない。したがって、このクイック−リリースチャックは、回転式外科用器具には決して適していない。
米国特許第5,013,194号明細書は、円周方向溝が設けられた器具の六角形後端を受け入れることができる器具チャックを開示している。この器具は、係止位置で可動スリーブの突出する内面に位置する係止体としての2つのボールを有している。スリーブの解除位置では、ボールは、スリーブに形成された環状空間に入ることができる。係止位置でスリーブに予張力を与えるばねは、スリーブの第2環状空間内に配置される。ばねは、支持突起の側壁と、回転シャフトの溝に係合する保持リングとに支持される。この場合もまた、この器具チャックを分解することができず、したがって滅菌することができない。この種の器具チャックを、回転式外科用器具に使用することはできない。
したがって、本発明の目的は、迅速に、容易にかつ安全に作動させることができ、さらに臨床的洗浄および滅菌処置に好適である、迅速継手を利用可能とすることである。本発明のさらなる目的は、この種の迅速継手を有する器具ホルダを利用可能とすることである。
本発明の目的は、請求項1に記載の迅速継手によって、かつ請求項11に記載の器具ホルダによって達成される。本発明の有利な改良は、従属請求項の主題である。
本発明の一態様によれば、回転式外科用器具用の迅速継手であって、回転シャフトを有し、回転シャフトの遠位端面に器具受けが形成されている、迅速継手が利用可能となる。この器具受けは、回転式外科用器具をともに回転可能に受け入れるように適合されている。これは、通常、器具の後端と、対応する器具受けの内壁面とが、多角形および好ましくは六角形断面で構成されていることによって達成される。回転シャフトは、その遠位端の領域において、少なくとも1つの半径方向突起および少なくとも1つの半径方向開口部を有しており、係止体が少なくとも1つの開口部内に配置されている。係止体は、回転シャフトに対して半径方向に移動可能に保持されている。
迅速継手はさらにスリーブを有し、スリーブの近位端は、回転シャフトの遠位端に押圧されることが可能である。スリーブの内面は、近位端部分の内径が遠位端部分の内径より小さい領域を有している。さらに、スリーブの内面は、たとえば後述する弾性要素用の支持面を形成する、さらなる領域を有することができるが、ここで定義する領域は、遠位端方向における移動中に少なくとも1つの係止体の上に位置し、係止体を回転シャフトの軸に向かって付勢するように適合されている。スリーブが近位端方向において反対に移動する場合、少なくとも1つの係止体が解放され、それにより、少なくとも、その内端が器具受けから現れる程度まで、半径方向外側に移動することができる。スリーブは、第1溝穴部分と少なくとも1つのさらなる溝穴部分とを有する少なくとも1つの溝穴を有し、第1溝穴部分はスリーブの近位端から延在し、さらなる溝穴部分は第1溝穴部分に接続されている。さらなる溝穴部分は、好ましくは、第1溝穴部分と少なくとも90°の角度αを形成している。さらなる溝穴部分を、第2溝穴部分、第3溝穴部分または別の溝穴部分とすることができ、さらにはこれらの溝穴部分のうちのいくつかから構成することも可能である。第1溝穴部分がスリーブの近位端から延在しているという事実は、第1溝穴部分がスリーブの近位端に向かって開放しており、それにより、回転シャフトの関連する突起を、スリーブの近位端の方向からこの溝穴内に挿入することができることを意味する。溝穴を、スリーブの内壁に設けられた溝として構成することも可能であり、それにより、溝穴および個々の溝穴部分は、外側から確認することができない。さらに、迅速継手は、スリーブを回転シャフトに対して遠位端方向に付勢する弾性要素を有している。
迅速継手のこうした構成により、迅速継手を少なくとも2つの個々の部品、すなわちスリーブおよび器具受けに分解することができ、その場合、弾性要素を、その2つの他の部品のうちの1つの一部とすることができ、またはその2つの他の部品のうちの1つに固定して取り付けることができ、または個々の第3構造部品として設けることができる。このように、迅速継手を、洗浄および滅菌のために容易にかつ迅速に分解することができ、その後、再度組み立てることができ、それにより、洗浄および滅菌中、迅速継手には、洗浄および滅菌が困難な中空空間または狭いスリットがない。同時に、構造部品の数が最大限まで低減し、したがって、複雑な組立および分解が不要である。これに加えて、組立および分解にいかなる種類の器具も不要である。
本発明の有利な改良によれば、さらなる溝穴部分が、第1溝穴部分に対して少なくとも90°の角度を形成するようにすることができる。この場合、スリーブは、スリーブが器具受けから取外し可能である位置に達するために、さらなる溝穴部分と器具受けの横方向突起との間に形成されかつ弾性要素によってもたらされる、スリーブの軸を中心とする摩擦力に対して少なくとも対向しなければならない。90°を超える角度では、スリーブがその軸を中心に回転することができるのを確実にするように、弾性要素はまた、ともに押圧されなければならない。
本発明の有利な実施形態によれば、弾性要素は、回転シャフトの周囲に配置されたコイルばねである。有利には、このばねは、組立状態でスリーブによって完全に覆われる。コイルばねは、外科用機器において既知の構造部品であり、したがって、コイルばねが洗浄され滅菌され得ることに関して疑う余地はない。さらに、こうしたコイルばねを作製するために十分に好適な材料が既知である。器具受けの外側にコイルばねを配置することにより、迅速継手の長さを最小限にすることができる。ばねが器具受けの内側に配置された場合(原則的に可能である)、器具との形状適合係合に関与する器具受けの領域は、ばねが配置されている領域に対して近位端方向に配置されなければならない。コイルばねが外側に配置されていることにより、コイルばねおよび器具との形状適合係合は、同じ軸方向領域に存在し得る。
本発明の別の有利な実施形態によれば、弾性要素用の支持面が、スリーブおよび/または回転シャフトに形成される。これに対して別の方法として、弾性要素を、器具受けの外面に押圧されるように設計することも可能である。弾性要素がスリーブに加えなければならない力は、それほど大きくはない。弾性要素が器具受けの外面に押圧される場合、これは、器具なしでも依然として可能であり、弾性要素は、器具なしで器具受けから再度取り除くことも可能である。しかしながら、器具受けに支持面が設けられ、それにより、弾性要素が器具受けからほとんど力なしに外れることができる場合、さらに好ましい。別の方法として、弾性要素を器具受けに、たとえば溶接することによって固定して取り付けることができる。この場合、弾性要素は、器具受けから外れることができず、したがって紛失する可能性がない。
本発明のさらに別の有利な実施形態によれば、係止体はボールであり、開口部は、両側部に、前記側部の間に位置する部分に比較して小さい直径を有している。ボールは、係止体として特に好適であり、それは第1に、ボールをあらゆる所望の位置に設置することができ、それによって設置が容易になるためであり、第2に、ボールは開口部内で回転することができ、それにより、器具が器具受けに挿入されそのため係止体と接触した時に摩擦が低減されるためである。後者はまた、係止体とスリーブの支持面、すなわち直径が低減するスリーブの内面の領域との間の接触にも当てはまる。別の方法として、円筒状、円錐状またはキノコ状の係止体もまた設けることができる。しかしながら、回転対称体である必要はない。それでもなお、係止体は、好ましくは回転対称であり、特にボールの場合のように、両側に、すなわち器具に向かってかつ支持面に向かって丸い面が設けられている。
本発明の別の有利な実施形態によれば、第1溝穴部分は実質的に遠位端方向に延在し、その遠位端において、この第1溝穴部分は、実質的に半径方向に延在している第2溝穴部分に接続されている。ここではまず、さまざまな溝穴部分の基礎をなす原理について扱う。
溝穴部分は合わせて、3つの異なる役割、すなわち(1)ピンに対するアクセスを形成する役割、(2)迅速継手を偶発的な分解に対して固定する役割、および(3)挿入された器具に対して解除位置と係止位置との間でのスリーブの移動を確保する役割を果たさなければならない。これに加えて、(4)スリーブを解除位置および/または係止位置で一時的に固定する役割も果たすことができる。これらの3つまたは4つの役割は、異なる溝穴部分によって全体として果たされ、1つの溝穴部分がまたいくつかの役割を一緒に果たすことも可能であり、1つの役割がいくつかの溝穴部分に及ぶことができる。しかしながら、役割(1)は、常に、第1溝穴部分によって果たされ、それは、第1溝穴部分が、スリーブの近位端に向かって開放している溝穴部分として画定されるためである。ここでは、役割(1)および役割(3)を同じ溝穴部分が請け負わないことが重要であり、それは、それによって、迅速継手が不注意で分解されないことを確実にすることができないためである。役割(2)を、専用の溝穴部分によって、または単独であるいは別の溝穴部分と合わせて役割(1)あるいは(3)および/または任意選択的に役割(4)もまた果たす溝穴部分によって果たすことができる。
使用される方向指標について以下説明する。遠位端方向は、器具チップに向かう方向であり、器具ホルダに向かって延在する近位端方向の反対である。半径方向は、近位端方向および遠位端方向に対して直角であり、器具受けおよびスリーブの円周に沿って延在する。半径方向は、概して、両方のあり得る円周方向を示す。反半径方向は、上述した方向に対して直径方向に反対の、すなわち言わば反対の回転方向における、半径方向である。溝穴部分は、半径方向にかつ遠位端方向にまたは近位端方向に延在する場合、スリーブに沿って斜めに延在する。方向指標はすべて、主方向に関し、機能性に影響を与えないわずかなずれを考慮する。屈曲するかまたは湾曲した溝穴の場合、方向は、スリーブの外装(ジャケット)面における溝穴部分の両端の間の最短接続である。スリーブが円筒形状である結果として、単に遠位端方向にまたは近位端方向に延在する溝穴を除き、すべての溝穴は湾曲している。しかしながら、これは、湾曲した溝穴または屈曲した溝穴という用語によって記載されることが意図されていない。代りに、これらの用語は、スリーブの外装面が平面において延ばされた場合であっても湾曲または屈曲を有する溝穴を表す。したがって、多次元に湾曲または屈曲した溝穴もまた設けることができる。さらに、溝穴部分を段状にすることも可能であり、すなわち、遠位端/近位端部分および半径方向/反半径方向部分から構成することができる。
迅速継手スリーブの上述した設計によれば、個々の溝穴部分に対して多数のあり得る配置および対応する役割の分配があるが、個々の溝穴部分は、役割(1)〜(3)のすべてを合わせて果たし、したがって機能的な迅速継手を形成する。
本発明のさらに別の有利な実施形態によれば、第1溝穴部分は、遠位端および半径方向に斜めに延在し、その遠位端において、第2溝穴部分に接続されている。ここで、第1溝穴部分は役割(1)および(2)を果たし、第2溝穴部分は役割(3)を果たす。器具受けにおける器具の解除または係止(役割(1))は、ここでは第2溝穴部分によって行われ、分解および組立(役割(3))は、第1溝穴部分によって行われる。不注意の分解に対する固定(役割(2))は、同様に、ここでは第1溝穴部分によって行われる。分解および組立を可能にするために、スリーブを、各々回転させ、同時に遠位端方向に押さなければならない。弾性要素の摩擦および強度に応じて、スリーブの遠位端方向における移動もまた、弾性要素が請け負うことができる。第3溝穴部分が段状である場合、たとえば、スリーブが物体、たとえば組織と接触した時に器具が偶発的に解除されるのを防止することができる。近位端方向に単に押すことにより、スリーブを、係止位置から中間位置にのみ移動させることができ、そこから、スリーブを、近位端方向にさらに押すことによって解除位置にする可能性、またはさらなる半径方向回転および後続する遠位端方向の移動によって継手を分解する可能性があるために、まず半径方向回転が必要である。
本発明のさらに別の有利な実施形態によれば、半径方向段が、第1溝穴部分においてスリーブの近位端縁の近くに形成される。この段は、弾性要素の予張力の結果として、スリーブが組立または分解中に偶発的に解放された場合にスリーブが器具受けからゆるんで外れる状況を防止するために設けられる。このように設計された第1溝穴部分には、組立または分解中に、突起が第1溝穴部分の半径方向段から遠位端方向に位置している間に、スリーブが、偶発的に解放された場合、突起が半径方向段に突き当たり、そこに接触し続けるという効果がある。弾性要素を、この位置で依然としてスリーブに加えられている予張力が非常にわずかであるように構成することができ、その結果、突起が半径方向段から近位端方向に位置する場合、この残っている予張力が、スリーブがそれ以上器具受けからゆるんで外れるのを可能にするほど十分でなくなる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、2つまたは3つの溝穴がスリーブに設けられ、スリーブの円周方向に沿って均一な角度間隔で配置される。したがって、等しい数の半径方向突起が、回転シャフトに形成され、対応して配置される。したがって、各突起は溝穴内に伸びている。溝穴および突起が均一な角度間隔で配置されるため、溝穴内に単一の突起のみが受け入れられる限り、器具受けに対してスリーブが誤った方法で配置されることはない。これに対して別の方法では、たとえば、所定のスリーブの所定の器具受けに対する位置合せを確実にするために、均一でない角度間隔を採用することができる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、2つまたは3つの半径方向開口部が、器具受けの側壁に形成され、ボールが、各開口部内に係止体として配置される。このボールは、穴中心に向かって塑性変形している開口部の少なくとも1つの縁の少なくとも一部によって、開口部内に保持される。縁とボールとの摩擦を最小限にするために、開口部の円周方向端に沿った縁全体の少なくとも大部分が、開口部の中心に向かって塑性変形している場合、好都合である。塑性変形は、たとえば、器具受けの表面への、開口部よりわずかに直径が大きく開口部に対して同心状に押圧される中空円筒状穿孔機によって行うことができる。この原理は、空間の理由で開口部の内側幅に対して実施することは困難であるため、小さい貫通穴がまず開けられ、その後、同心のわずかに大きい止り穴があけられるように、またはチップ領域の方が小さい直径を有するドリルによって、開口部が開けられることによって、ボールを開口部の内側に向かって保持することができる。原則的に、開口部の一方の側部または両側部にねじ山を設けることも可能であり、その開口部内に、開口部の開口径を低減する狭窄リングがねじ込まれる。こうした狭窄リングを、開口部内に何らかの別の方法で導入して固定することも可能であり、またはスリーブに取り付けることができる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、段または傾斜面が、スリーブの内面の領域において近位端部分と遠位端部分との間に設けられる。段には、迅速継手を解除位置から係止位置に移動させるために必要な、遠位端/近位端方向におけるスリーブの移動間隔を非常に短くするという利点がある。傾斜面には、移動中にいかなる力のピークも発生せず、段が横方向(すなわち軸方向)から1つまたは複数の係止要素の上に位置する時に一時的に突き当たることがないという利点がある。支持面の他の形状も同様に可能である。たとえば、支持面は、複数の段または放物面あるいは双曲面形状を有することができる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、溝穴は、スリーブの壁厚さ全体を通して延在するように構成されている。原則的に、少なくとも1つの溝穴は、スリーブの内面に形成される溝としても設計される。しかしながら、これには、溝穴部分の輪郭が使用者に識別可能でなく、それにより迅速継手の扱いが困難になるという不都合がある。それでもなお、この不都合を、溝穴部分の輪郭がスリーブの外側にグラフィカルに示されるかまたは描かれるという方法で克服することができる。これには、使用者が、溝穴部分、特にその縁に接触しないという利点がある。
本発明の別の有利な実施形態によれば、回転式外科用器具は特にドリルまたはカッタである。しかしながら、本発明を、他のすべての回転式器具に使用することも可能である。
本発明のさらなる利点および特徴は、添付の図からかつ例示的な実施形態の詳細な説明から当業者には明らかとなろう。
第1の例示的な実施形態による、本発明による迅速継手および好適な器具の、器具の迅速継手への挿入中の側面図を示す。 器具が係止されている、図1Aによる迅速継手の側面図を示す。 図1Aによる迅速継手の分解されている側面図を示す。 図1Aに対応する側断面図を示す。 図1Bに対応する側断面図を示す。 図1Cに対応する側断面図を示す。 本発明の多数の例示的な実施形態によるスリーブの細部の概略側面図を示す。 本発明の多数の例示的な実施形態によるスリーブの概略断面図を示す。
本発明の第1の例示的な実施形態を、図1〜図3を参照して以下詳細に説明する。特に、この例示的な実施形態を、図1、図2Aおよび図3Aを参照して説明する。
第1の例示的な実施形態による迅速継手100は回転シャフト20を有しており、その遠位端面には器具受け24が形成されている。器具受け24は、回転式外科用器具40の器具端41を、ともに結合して回転するように受け入れる。この目的で、器具受け24は、図1Aおよび図1Cに示すように、器具40の後端41の六角形断面形状に適合されている。六角形の器具受け24の個々の面27は、回転式器具の個々の面42にそれぞれ接触するように位置する。回転シャフト20は、その遠位端21の領域に、半径方向突起22および2つの半径方向開口部を有しており、それら開口部は図1A〜図1Cには示していない。2つの開口部の各々に、係止体としてボール25が配置されており、それらボールは、ともに、回転シャフト20に対して半径方向に移動可能であり、したがって、器具40の後端41が器具受け24内に位置する時、器具40の後端41の円周方向溝43に入ることができる。
迅速継手100はさらにスリーブ10を有し、その近位端は、回転シャフト20の遠位端21を押圧することが可能である。スリーブ10の内面は、図3Aに示すように、個々の段によって、近位端部分101の内径と比較して遠位端部分102の内径が拡大されている領域を有している。図1D〜図1Fから、スリーブ10が実質的に一定の内径を有していることが分かる。スリーブの内面の円周方向溝のみが、上述した段を生成し、したがって、内面の画定領域も確定する。スリーブ10は、さらに、第1溝穴部分11、第2溝穴部分12および第3溝穴部分13を有する溝穴11、12、13を有している。この例示的な実施形態では、溝穴は、連続溝穴として構成されている。第1溝穴部分11は、スリーブ10の近位端から延在している。第1溝穴部分11の遠位端において、第2溝穴部分12は半径方向に分岐し、第2溝穴部分11の他端には、第3溝穴部分13が位置し、それは、第2溝穴部分12から遠位端方向および近位端方向に延出している。第1溝穴部分11および第2溝穴部分12ならびに第2溝穴部分12および第3溝穴部分13は各々、それらの間に90°の角度αを形成している。コイルばね30が、スリーブ10を、回転シャフト20に対して遠位端方向に付勢する。図1Fから見ることができるように、スリーブ10および回転シャフト20それぞれに、ばね30用の軸受け面110および23が形成されている。
スリーブ10の作動をより容易にするために、その外面に、2つの環状ドレッシング19が設けられている。図1に示す器具40は、焼入れされたドリルチップ44を備えるツイストドリルである。この例示的な実施形態では、製造が単純かつ好都合であり、操作が容易であり、適切な洗浄および滅菌を確保するように迅速にかつ複雑でない方法で分解し再度組み立てることができる、迅速継手について説明する。
本発明の特に好ましい第2の例示的な実施形態について、図1、図2Fおよび図3Bを参照して以下詳細に説明する。第2の例示的な実施形態の回転シャフト20は、第1の例示的な実施形態のものと同一である。スリーブ10のみが第1実施形態のものと異なる。正確には、スリーブ10の内面と溝穴11、12、13の形状とにのみ相違がある。
第1の例示的な実施形態の内面は、2つの部分101および102の間に段があるように設計されているが、この例示的な実施形態では、2つの部分101および102の間に傾斜面103が設けられている。傾斜という用語は、図3Bにおける断面図に関連する。傾斜面103は、この例示的な実施形態でもまたボールである係止体が、器具40の溝43内により緩やかに付勢されることを確実にするように意図されている。このように、スリーブ10の操作がわずかにより容易にすることができるが、これによって、スリーブ10の必要な長さもまた増大する可能性があり、それは望ましくない。
第1の例示的な実施形態における溝穴と比較して、この例示的な実施形態の溝穴は、2つの領域が変更されている。一方では、この例示的な実施形態における第1溝穴部分11は、迅速継手の組立または分解中にスリーブが回転シャフト20から突然ゆるんで外れるのを防止するために、半径方向段17を有している。半径方向段は、この例示的な実施形態では大部分正確に遠位端方向に延在している第1溝穴部分11に、溝穴11が半径方向に延在する領域が設けられる処置によって形成される。正確には、この部分は、近位端方向にもわずかに延在している。これは、段17が、その遠位端側で、突起22が当接することになる可能性がある、ある種の隙間を形成することを意味する。突起22のこの位置において、ばね30によってスリーブ10に依然としてわずかな予張力が与えられる場合、これにより、突起22が言わば半径方向段17のこの隙間に固定されることが確実になる。
他方で、第3溝穴部分13は段状構成を有している。すなわち、近位端方向に延在し、したがって、器具40が回転シャフト20の器具受け24に任意選択的に係止される溝穴部分である、第3溝穴部分13の領域13Aは、遠位端方向に延在し、したがって、器具44が器具受け24内で任意選択的に解除される溝穴部分である、第3溝穴部分の領域13Bに対して半径方向にずれている。半径方向に延在する領域13Cは、第3溝穴部分13の2つの部分13Aおよび13Bの間に設けられている。したがって、領域13Cは、第2溝穴部分12の延長である。
図2および図3に、本発明のさらなる例示的な実施形態を示す。図2に、スリーブ10の溝穴の多数の異なる形状を示す。これらのうち、図2A〜図2Eは、隣接する溝穴部分が、常に、それらの間に90°の角度αを形成し、半径方向にまたは遠位端/近位端方向に延在する、さらなる例示的な実施形態を示す。図2Gおよび図2Hは、溝穴部分がすべて斜めにまたは対角線上に延在する2つのさらなる例示的な実施形態を示す。さらに、両方の場合において、第1溝穴部分11’と第2溝穴部分14、15または16との間の角度αは90°より大きい。図2Jおよび2Kは、対角線溝穴部分および遠位端/近位端溝穴部分が結合された例示的な実施形態を示す。ここでもまた、溝穴部分の間に形成された角度αは90°よりはるかに大きい。これらの図は、溝穴部分のさまざまな必要なかつ任意選択的な役割の概説に鑑みて自明である。原則的に、ここでは、参照符号14が、回転シャフト20に対して近位端/遠位端方向にスリーブ10の実際の位置を固定する役割を果たす部分を常に示すことのみに留意されたい。当然ながら、図2の異なる例示的な実施形態のさまざまな溝穴部分を、好適に結合することも可能である。たとえば、図2Dによる半径方向溝穴部分14は、スリーブ10が係止位置で固定されることを確実にするために、図2Eによる溝穴部分13の近位端に隣接することができる。同じことを、図2G〜図2Jの例示的な実施形態に提供することも可能である。
図3Cは、スリーブ10の内面のさらなる構造を示す。この内面は、多段設計を有し、したがって、図3Aの実施形態と図3Bの実施形態との間の中間解決法を表している。中間段104および105は、部分101および102の間で、相対的に大きい方の段をさらに分割する役割を果たす。加工方法に応じて、傾斜面103の代りに複数の段101、102、104、105を構成することがより容易である可能性があり、それは特に、この傾斜面がスリーブ10の回転方向において湾曲しているためである。
当然ながら、図3によるスリーブ10の内面の実施形態のすべてを、図2によるスリーブ10の溝穴のすべての実施形態とあらゆる所望の方法で結合することができる。開示した他の特徴のすべてを、同様に好適に結合することができる。

Claims (15)

  1. 回転式外科用器具用の迅速継手(100)であって、
    回転シャフト(20)であって、その遠位端面に、回転式外科用器具をともに回転するように受け入れるように適合された器具受け(24)が形成され、前記回転シャフト(20)が、その遠位端(21)の領域において、少なくとも1つの半径方向突起(22)および少なくとも1つの半径方向開口部を有し、係止体が、前記少なくとも1つの開口部内に配置され、前記係止体が、前記回転シャフト(20)に対して半径方向に移動可能である、回転シャフト(20)と、
    スリーブ(10)であって、その近位端が、前記回転シャフト(20)の前記遠位端(21)の上に押圧されることが可能である、スリーブ(10)と、
    を具備し、
    前記スリーブ(10)の内面が、近位端部分(101)の内径が遠位端部分(102)の内径より小さい領域を有し、
    前記スリーブ(10)が、第1溝穴部分(11、11’)および少なくとも1つのさらなる溝穴部分(12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)を有する少なくとも1つの溝穴(11、11’、12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)を有し、前記第1溝穴部分(11、11’)が前記スリーブ(10)の前記近位端から延在し、前記さらなる溝穴部分(12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)が前記第1溝穴部分(11、11’)に接続されており、
    前記回転シャフト(20)に対して遠位端方向に前記スリーブ(10)を付勢する弾性要素(30)
    を具備する迅速継手(100)。
  2. 前記弾性要素(30)が、前記回転シャフト(20)の周囲に配置されたコイルばねである、請求項1に記載の迅速継手(100)。
  3. 前記弾性要素(30)用の支持面(23、110)が、前記スリーブ(10)および/または前記回転シャフト(20)に形成されている、請求項1または2に記載の迅速継手(100)。
  4. 前記係止体がボールであり、前記開口部が、両側部に、前記側部の間に位置する部分と比較して小さい直径を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  5. 前記第1溝穴部分(11)が、実質的に前記遠位端方向に延在し、その遠位端において、実質的に前記半径方向に延在する前記第2溝穴部分(12)に接続されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  6. 前記第1溝穴部分(11’)が、前記遠位端および半径方向において斜めに延在し、その遠位端において、前記第2溝穴部分(13’’、14、15、16)に接続されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  7. 前記第2溝穴部分(13’’、14、15、16)が前記近位端方向に延在し、好ましくは、前記近位端および半径方向に延在している、請求項6に記載の迅速継手(100)。
  8. 前記第1溝穴部分(11、11’)が、前記第2溝穴部分(12、12’)を介して、前記第2溝穴部分(12、12’)から実質的に前記遠位端および/または近位端方向に延在している第3溝穴部分(13、13’)に接続されている、請求項5〜7のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  9. 前記第3溝穴部分(13、13’)の一端が、実質的に前記半径方向に延在する第4溝穴部分(14)に接続され、前記第3溝穴部分(13、13’)の他端が、好ましくは、実質的に前記半径方向または反半径方向に延在する第5溝穴部分(14)に接続されている、請求項6に記載の迅速継手(100)。
  10. 半径方向段(17)が、前記スリーブ(10)の前記近位端縁の近くで前記第1溝穴部分(11、11’)に形成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  11. 前記溝穴部分(11、11’、12、12’、13、13’、13’’、14、15、16、17)が、屈曲形状または湾曲形状も有することができる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  12. 前記スリーブ(10)の円周方向に沿って均一な角度間隔で配置される2つまたは3つの溝穴が設けられ、等しい数の前記半径方向突起(22)が、前記回転シャフト(20)に形成されかつ対応して配置されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  13. 2つまたは3つの半径方向開口部が、前記器具受け(24)の側壁に形成され、ボールが、各開口部に係止体として配置され、前記ボールが、穴中心に向かって塑性変形している前記開口部の少なくとも1つの縁の少なくとも1つの部分によって、前記開口部内に保持されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  14. 段(104、105)または傾斜面(103)が、前記スリーブ(10)の前記内面の領域において前記近位端部分(101)と前記遠位端部分(102)との間に設けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
  15. 前記溝穴が、前記スリーブ(10)の壁厚さ全体を通って延在するように構成されている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の迅速継手(100)。
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