JPH06244397A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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Publication number
JPH06244397A
JPH06244397A JP5028330A JP2833093A JPH06244397A JP H06244397 A JPH06244397 A JP H06244397A JP 5028330 A JP5028330 A JP 5028330A JP 2833093 A JP2833093 A JP 2833093A JP H06244397 A JPH06244397 A JP H06244397A
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JP
Japan
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transistor
amplification
photoelectric conversion
solid
imaging device
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Pending
Application number
JP5028330A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Yamamoto
秀和 山本
Sotohisa Asai
外壽 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素部を微細化できる増幅読出し型固体撮像
素子を得る。 【構成】 リセット用トランジスタを、増幅用トランジ
スタ32のゲート電極を形成するポリシリコン1の該ゲ
ート電極になる部分とは異なる部分を用いた薄膜トラン
ジスタ2で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体撮像素子に関す
るものであり、特に、画素の縮小化及び微細化を容易に
図ることができる素子構造を備えた増幅読出し型固体撮
像素子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子の高解像度,高密度
化に伴って、固体撮像素子の1画素当りの面積を縮小し
なければならず、これにより、固体撮像素子に入射する
光量が減少することから、固体撮像素子から読み出され
る信号量が減少し、S/Nが劣化するといった問題点が
生じている。このため、このような問題点を解消できる
ものとして、増幅読出し型の固体撮像素子が有力視され
ている。
【0003】図7は、例えば従来の増幅読出し型の固体
撮像素子の構成を示す等価回路図であり、図において、
31は例えばpn接合で形成された光電変換素子、32
は増幅用MOSトランジスタ(Qa)、33は垂直選択
用MOSトランジスタ(Qv)、34は光電変換素子リ
セット用MOSトランジスタ(Qr)であり、これら光
電変換素子31,増幅用MOSトランジスタ(Qa)3
2,垂直選択用MOSトランジスタ(Qv)33,及び
光電変換素子リセット用MOSトランジスタ(Qr)3
4により一画素が構成される。また、35は画素に電源
を供給する水平電源線、36は垂直方向に配列された画
素を選択するための垂直選択線、37は垂直方向に配置
された垂直信号線、39は水平方向に配列された画素を
選択するための水平MOSトランジスタ、40は水平信
号線、41は信号電流を電圧に変換するためのI/V変
換アンプ、42は水平走査回路、43は垂直走査回路で
ある。
【0004】図8は、図7の画素部を拡大して示した等
価回路図であり、図において、図7と同一符号は同一ま
たは相当する部分を示し、36a,36bは垂直選択線
である。
【0005】以下、これらの図に基づいて増幅読出し型
固体撮像素子の動作を説明する。垂直選択線36a,3
6bがlowレベルであり、光電変換素子リセット用M
OSトランジスタ(Qr)34および垂直選択用MOS
トランジスタ(Qv)33がオフの状態で、光電変換素
子31に光が入射すると、該光電変換素子31に光電変
換されたキャリア(電子あるいは正孔)が蓄積される。
そして、このキリャリアの蓄積により、増幅用MOSト
ランジスタ(Qa)32のゲートの電位が変化する。そ
して、この状態で、垂直選択線36bをhighレベル
にすると、垂直選択用MOSトランジスタ(Qv)33
がオン状態になり、増幅用MOSトランジスタ(Qa)
32のゲート電位に応じた電流が垂直選択用MOSトラ
ンジスタ(Qv)33および増幅用MOSトランジスタ
(Qa)32に流れ、垂直信号線37の電位が変化す
る。次に、水平MOSトランジスタ39がオン状態にな
ると、水平信号線40に信号電流が流れ、これがI/V
変換アンプ41を通して外部に出力として取り出され
る。蓄積電荷は、垂直選択線36aがhighレベルに
なると、光電変換素子リセット用MOSトランジスタ
(Qr)34がオン状態になり、リセットされる。な
お、蓄積電荷のリセットのための垂直選択線36aは、
隣の画素の垂直選択線を兼ねており、隣の画素が選択さ
れているときに、リセット動作状態になる。
【0006】一方、図9は図7,8に示した固体撮像素
子の画素部とその周辺の半導体基板上におけるこれらを
構成する素子要素の配置構成を示したパターンレイアウ
ト図であり、図中太い一点鎖線で囲んだ領域が一画素で
ある。図において、50はポリシリコン等による増幅用
MOSトランジスタ(Qa)32のゲート金属を表すパ
ターン、51は垂直選択用MOSトランジスタ(Qv)
33および光電変換素子リセット用MOSトランジスタ
(Qr)34のゲート金属および垂直選択線36を表す
パターン、52aは光電変換素子31と光電変換素子リ
セット用MOSトランジスタ(Qr)34のソース拡散
層を表すパターン、52bは光電変換素子リセット用M
OSトランジスタ(Qr)34のドレイン拡散層を表す
パターン、53aは垂直選択用MOSトランジスタ(Q
v)33のドレイン拡散層を表すパターン、53bは垂
直選択用MOSトランジスタ(Qv)33のソース及び
増幅用MOSトランジスタ(Qa)32のドレイン拡散
層を表すパターン、53cは増幅用MOSトランジスタ
(Qa)32のソース拡散層を表すパターン、55は垂
直信号線37のコンタクト部を表すパターン、56は光
電変換素子31と増幅用MOSトランジスタ(Qa)3
2のゲート金属とをつなぐためのコンタクト部を表すパ
ターン、57および58は電源を供給する水平電源線3
5のコンタクト部を表すパターン、59は積層型にする
際の図示しない画素電極を引き上げるためのコンタクト
部を表すパターンである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅読出し型の
固体撮像素子は以上のように構成されており、一画素を
構成するのに光電変換素子と増幅用,垂直選択用,及び
リセット用の3つのMOSトランジスタが必要であり、
また、画素毎に垂直信号線,垂直選択線,及び水平電源
線が必要であり、画素の縮小化,微細化が容易に行え
ず、縮小化,微細化の程度を大きくすることができない
という問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、画素を容易に縮小化,微細化す
ることができる増幅読出し型固体撮像素子を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる増幅読
出し型固体撮像素子は、画素を構成する光電変換素子を
光電変換膜を用いて形成したものである。
【0010】更に、この発明にかかる増幅読出し型固体
撮像素子は、画素を構成するトランジスタのうちの少な
くとも1つのトランジスタを他のトランジスタのゲート
電極に繋がるゲート金属層の一部を用いた薄膜トランジ
スタで形成したものである。
【0011】更に、この発明にかかる増幅読出し型固体
撮像素子は、画素を構成するトランジスタ及び光電変換
素子を半導体基板上に形成したウェル内に形成し、この
うちの垂直選択用トランジスタとリセット用トランジス
タの各1つの端子を上記半導体基板に接続し、半導体基
板から電源を供給するようにしたものである。
【0012】更に、この発明にかかる増幅読出し型固体
撮像素子は、上記画素を構成するトランジスタのうちの
増幅用トランジスタと垂直選択用トランジスタの各ゲー
トの一部或いは全部を相互に重ねて形成したものであ
る。
【0013】
【作用】この発明においては、画素を構成する光電変換
素子を光電変換膜を用いて形成したから、光電変換素子
と他の画素を構成する増幅用トランジスタとを繋ぐ配線
を減らすことができ、画素部を容易に微細化することが
できる。
【0014】更に、この発明においては、画素を構成す
るトランジスタのうちの少なくとも1つのトランジスタ
を他のトランジスタのゲート電極に繋がるゲート金属層
の一部を用いた薄膜トランジスタで形成したから、画素
を構成するトランジスタ間を繋ぐ配線を減らすことがで
き、画素部を容易に微細化することができる。
【0015】更に、この発明においては、画素を構成す
る垂直選択用トランジスタとリセット用トランジスタの
電源を半導体基板から供給できるよう構成したから、電
源供給用の配線を減らすことができ、画素部を容易に微
細化することができる。
【0016】更に、この発明においては、画素を構成す
る増幅用トランジスタと垂直選択用トランジスタのゲー
トの一部或いは全部を重ねて形成したから、これらトラ
ンジスタの基板上での面積が小さくなり、画素部を容易
に微細化することができる。
【0017】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
増幅読出し型固体撮像素子における画素部とその周辺部
の半導体基板上におけるこれらを構成する素子要素の配
置を示したパターンレイアウト図であり、図2は図1の
II−II線における断面図である。尚、この固体撮像素子
の全体の等価回路図は図7に示した従来の増幅読出し型
固体撮像素子の等価回路図と基本的に同じである。図
1,2において、図7〜図9と同一符号は同一または相
当部分を示し、1は増幅用MOSトランジスタ(Qa)
32のゲートとリセット用薄膜トランジスタ(Qr′)
2を形成するためのポリシリコンのパターン、3は画素
電極引き上げのためのコンタクト、4,5は電源を供給
する水平電源線35のコンタクト、6は増幅用MOSト
ランジスタ(Qa)32のゲート酸化膜、7は垂直選択
用MOSトランジスタ(Qv)33およびリセット用薄
膜トランジスタ(Qr′)2のゲート酸化膜、8は垂直
信号線36および画素電極68引き上げのための配線金
属、60はp型半導体基板、62は素子分離のための酸
化膜、63、65は層間絶縁膜、68は画素毎に分離さ
れた画素電極、102はアモルファスシリコンなどによ
る光電変換膜、101、103は電極からのキャリアの
注入阻止層、104は透明導電膜である。ここで、上記
光電変換膜102はそれ自体が光電変換素子として機能
するものである。尚、図2中、Qa,Qr′,Qvで特
定した領域は、それぞれ、増幅用MOSトランジスタ
(Qa)32,光電変換素子リセット用薄膜トランジス
タ(Qr′)2,垂直選択用MOSトランジスタ(Q
v)33の形成領域を示している。
【0018】次に、上記光電変換素子とリセット用薄膜
トランジスタ(Qr′)2の形成方法を説明する。先
ず、基板上に、ゲート酸化膜6と低ドーピングのポリシ
リコン膜1をこの順に堆積形成し、図1,2に示すよう
に、増幅用MOSトランジスタ(Qa)32が形成され
るべき基板領域と、光電変換素子及び光電変換素子リセ
ット用薄膜トランジスタ(Qr′)2が形成されるべき
基板領域上に堆積したゲート酸化膜とポリシリコン膜の
みが残されるようにパターニングする。つぎに、ゲート
酸化膜7と、垂直選択用MOSトランジスタ(Qv)3
3と光電変換素子リセット用薄膜トランジスタ(Q
r′)2のゲート電極及び垂直選択線となる金属層51
とを堆積形成し、図1,2に示す状態にパターニングす
る。次に、光電変換素子リセット用薄膜トランジスタ
(Qr′)2のゲ−ト電極をマスクにしたイオン注入に
よりポリシリコン層1を高ドーピングし、光電変換素子
リセット用薄膜トランジスタ(Qr′)2のソース,ド
レインを形成する。
【0019】次に、動作について説明する。図2におい
て、光電変換膜104に光が入射すると、光電変換膜1
04内で信号電荷となるキャリア(電子および正孔)が
発生する。そして、光電変換により発生した電子および
正孔は透明導電膜104に印加されたバイアスによって
分離され、この内の何れか一方が画素電極68と金属配
線8を通してポリシリコン層1に蓄積され、その結果、
ポリシリコン層1の電位(即ち、増幅用MOSトランジ
スタ(Qa)のゲート電位)が変化する。そして、この
後、従来と同様の動作により信号電流が外部に取り出さ
れる。尚、上記ポリシリコン層1に蓄積される信号電荷
のリセットは、光電変換素子リセット用薄膜トランジス
タ(Qr′)2をオンすることにより行われる。
【0020】このように本実施例の増幅読出し型固体撮
像素子では、光電変換素子を光電変換膜104によって
形成し、光電変換素子リセット用トランジスタを増幅用
MOSトランジスタ(Qa)32のゲートポリシリコン
に繋がるポリシリコンを用いた薄膜トランジスタ(Q
r′)2で構成したため、従来必要としていた光電変換
素子及びリセット用トランジスタのソースと増幅用トラ
ンジスタのゲートとを接続するための配線,及び,リセ
ット用トランジスタのソースと増幅用トランジスタのゲ
ートを繋ぐための配線を無くすことができ、画素部を容
易且つ大幅に微細化することができる。
【0021】尚、上記実施例では、光電変換素子を光電
変換膜を用いて形成したが、従来とと同様に光電変換素
子を拡散層によるpn接合で形成した場合は、光電変換
素子の電荷蓄積部と増幅用トランジスタのゲートとを接
続するための配線を無くすことができないため、微細化
の程度は小さくなる。
【0022】実施例2.図3はこの発明の実施例2によ
る増幅読出し型固体撮像素子の画素部の構成を示す断面
図であり、図において、図2,10と同一符号は同一ま
たは相当する部分を示し、9はn型埋込層、53a′は
垂直選択用トランジスタ(Qv)のドレイン拡散層、6
0はp型ウェル、70はn型半導体基板である。ここ
で、上記垂直選択用トランジスタ(Qv)のドレイン拡
散層は図示しないリセット用トランジスタ(Qr)のド
レイン拡散層と同一の拡散層により形成されている。
尚、図中、Qa,Qvで特定した領域は、それぞれ、増
幅用MOSトランジスタ(Qa),垂直選択用MOSト
ランジスタ(Qv)の形成領域を示している。尚、図3
は従来の増幅読出し型固体撮像素子の図9のIII −III
線に相当する部分の断面図である。
【0023】この実施例の増幅読出し型固体撮像素子
は、図3に示すように、n型半導体基板70上にp型ウ
ェル60を形成し、このp型ウェル60に増幅用MOS
トランジスタ(Qa),垂直選択用トランジスタ(Q
v),及びリセット用トランジスタ(Qr)を形成し、
リセット用トランジスタ(Qr)のドレイン拡散層と同
一の拡散層で形成された垂直選択用トランジスタ(Q
v)のドレイン拡散層53aをn型埋込層9を介してn
型半導体基板70に接続して、n型半導体基板70か
ら、リセット用トランジスタ(Qr)と垂直選択用トラ
ンジスタ(Qv)に電源電圧が供給されるように構成し
たものである。
【0024】このような本実施例の増幅読出し型固体撮
像素子では、垂直選択用トランジスタ(Qv)のドレイ
ン拡散層53aがn型半導体基板70に接続され、n型
半導体基板70から垂直選択用トランジスタ(Qv)と
リセット用トランジスタ(Qr)に電源電圧が供給され
るよう構成されているので、垂直選択用トランジスタ
(Qv),リセット用トランジスタ(Qr)に電源を与
えるための水平電源線(図7の水平電源線35に相当)
が不要になり、画素部を容易に微細化することができ
る。
【0025】実施例3.図4はこの発明の実施例3によ
る増幅読出し型固体撮像素子の画素部の構成を示す断面
図であり、図において、図1〜3と同一符号は同一また
は相当する部分を示す。尚、この図は実施例1の増幅読
出し型固体撮像素子の図1のIV−IV線に相当する部分の
断面図である。また、図中、Qa,Qvで特定した領域
は、それぞれ、増幅用MOSトランジスタ(Qa),垂
直選択用MOSトランジスタ(Qv)の形成領域を示し
ている。
【0026】この実施例の増幅読出し型固体撮像素子
は、図1,2に示した実施例1の増幅読出し型固体撮像
素子を更に改良したもので、図4に示すように、n型半
導体基板70上にp型ウェル60を形成し、該p型ウェ
ル60に増幅用トランジスタ(Qa)と垂直選択用トラ
ンジスタ(Qv)を形成し、上記実施例1と同様にして
増幅用トランジスタ(Qa)のゲートに繋がるポリシリ
コン膜1を用いて薄膜トランジスタからなるリセット用
トランジスタ(Qr′)を形成し、ポリシリコン膜1と
垂直選択用トランジスタ(Qv)のドレイン拡散層53
aをn型埋込層9を介してn型半導体基板70に接続
し、n型半導体基板70から電源電圧が供給されるよう
に構成したものである。
【0027】このような本実施例の増幅読出し型固体撮
像素子では、光電変換素子が光電変換膜で形成され、光
電変換素子リセット用トランジスタが増幅用MOSトラ
ンジスタ(Qa)のゲートポリシリコンに繋がるポリシ
リコン膜1を利用して形成され、更に、垂直選択用トラ
ンジスタ(Qv)のドレイン拡散層53aとリセット用
トランジスタ(Qr′)のポリシリコン膜1がn型半導
体基板70に接続され、該n型半導体基板70から垂直
選択用トランジスタ(Qv)とリセット用トランジスタ
(Qr′)に電源電圧が供給されるようになっているの
で、光電変換素子及びリセット用トランジスタ(Q
r′)のソースと増幅用トランジスタ(Qa)のゲート
とを接続するための配線,リセット用トランジスタ(Q
r′)のソースと増幅用トランジスタ(Qa)のゲート
とを繋ぐための配線,及び、垂直選択用トランジスタ
(Qv)とリセット用トランジスタ(Qr′)に電源を
与えるための水平電源線(図7の水平電源線35に相
当)が不要になることから、画素部を容易且つ大幅に微
細化できる。
【0028】実施例4.図5はこの発明の実施例4によ
る増幅読出し型固体撮像素子の画素部の構成を示す断面
図であり、図において、図4と同一符号は同一または相
当する部分を示す。尚、図中、Qa,Qvで特定した領
域は、それぞれ、増幅用MOSトランジスタ(Qa),
垂直選択用MOSトランジスタ(Qv)の形成領域を示
している。 この実施例の増幅読出し型固体撮像素子
は、上記実施例3の増幅読出し型固体撮像素子を更に改
良したもので、図5に示すように、増幅用MOSトラン
ジスタ(Qa)のゲート1と垂直選択用トランジスタ
(Qv)のゲート51の一部を重ねて形成し、ゲート5
1の下部に形成されるチャネルが増幅用MOSトランジ
スタ(Qa)のドレインとなり、ゲート1の下部に形成
されるチャネルが垂直選択用トランジスタ(Qv)のソ
ースとなるようにしたものである。
【0029】このような本実施例の増幅読出し型固体撮
像素子では、増幅用MOSトランジスタ(Qa)のゲー
ト1と垂直選択用トランジスタ(Qv)のゲート51の
一部を重ねて形成しているので、上記実施例3の固体撮
像素子に比べて、画素部をより一層微細化することがで
きる。
【0030】実施例5.図6はこの発明の実施例5によ
る増幅読出し型固体撮像素子の画素部とその周辺部の構
成を示す図であり、図6(a) は半導体基板上に素子要素
の配置を示したパターンレイアウト図、図6(b) は図6
(a) のVI−VI線における断面図である。図において、図
1,5と同一符号は同一または相当する部分を示す。
尚、図中、Qa,Qvで特定した領域は、それぞれ、増
幅用MOSトランジスタ(Qa),垂直選択用MOSト
ランジスタ(Qv)の形成領域を示している。
【0031】この実施例の増幅読出し型固体撮像素子
は、実施例4の増幅読出し型固体撮像素子を更に改良し
たもので、図6に示すように、増幅用トランジスタ(Q
a)のゲート1上に垂直選択用トランジスタ(Qv)の
ゲート51を完全に重ねて形成したものである。
【0032】次に、動作について説明する。垂直選択線
(垂直選択用トランジスタ(Qv)のゲート)51をh
ighレベルにした状態で薄膜トランジスタからなるリ
セット用トランジスタ(Qr′)をオンすると、増幅用
トランジスタ(Qa)のゲート1はある電位VGOにリセ
ットされる。次に、垂直選択線(垂直選択用トランジス
タ(Qv)のゲート)51をhighレベルにしたまま
リセット用トランジスタ(Qr′)をオフすると、増幅
用トランジスタ(Qa)のゲート1はフローティングの
状態になる。次に、垂直選択線(垂直選択用トランジス
タ(Qv)のゲート)51をlowレベルにすると、増
幅用トランジスタ(Qa)のゲート1はVGOより低いV
GLになり、信号電荷の蓄積が始まる。そして、信号電荷
の蓄積量に従って増幅用トランジスタ(Qa)のゲート
1の電位は変化するが、垂直選択線(垂直選択用トラン
ジスタ(Qv)のゲート)51がlowレベルにあるた
め、増幅用トランジスタ(Qa)はオフ状態に保たれ
る。一定の電荷の蓄積期間の後、垂直選択線(垂直選択
用トランジスタ(Qv)のゲート)51をhighレベ
ルにすると、増幅用トランジスタ(Qa)がオン状態に
なり、そのゲート1の電位に従って増幅用トランジスタ
(Qa)に電流が流れ垂直信号線の電位が変化する。以
後は、上記実施例1と同様に外部に出力が取り出され、
その後、再び増幅用トランジスタ(Qa)のリセット動
作に入る。
【0033】このような本実施例の増幅読出し型固体撮
像素子では、増幅用トランジスタ(Qa)のゲート1上
に垂直選択用トランジスタ(Qv)のゲート51を完全
に重ねて形成したので、トランジスタの基板上を占める
面積が小さくなり、上記実施例3の固体撮像素子に比べ
て、画素部をより一層微細化することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画素
を構成する光電変換素子を光電変換膜を用いて形成する
ようにしたので、光電変換素子と他の画素を構成する増
幅用トランジスタとを繋ぐ配線を減らすことができ、そ
の結果、画素部が微細化した小型の増幅読出し型固体撮
像素子を得ることができる効果がある。
【0035】更に、この発明によれば、画素を構成する
トランジスタのうちの少なくとも1つのトランジスタを
他のトランジスタのゲート電極に繋がるゲート金属層の
一部を用いた薄膜トランジスタで形成したので、画素を
構成するトランジスタ間を繋ぐ配線を減らすことがで
き、その結果、画素部が微細化した小型の増幅読出し型
固体撮像素子を得ることができる効果がある。
【0036】更に、この発明によれば、画素を構成する
垂直選択用トランジスタとリセット用トランジスタの電
源を半導体基板から供給できるようにしたので、電源供
給用の配線を減らすことができ、その結果、画素部が微
細化した小型の増幅読出し型固体撮像素子を得ることが
できる効果がある。
【0037】更に、この発明によれば、画素を構成する
増幅用トランジスタと垂直選択用トランジスタのゲート
の一部或いは全部を重ねて形成したので、これらトラン
ジスタの基板上での面積が小さくなり、その結果、画素
部が微細化した小型の増幅読出し型固体撮像素子を得る
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による増幅読出し型固体撮
像素子の画素部とその周辺部の半導体基板上におけるこ
れらを構成する素子要素の配置を示したパターンレイア
ウト図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】この発明の実施例2による増幅読出し型固体撮
像素子の画素部の構成を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例3による増幅読出し型固体撮
像素子の画素部の構成を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例4による増幅読出し型固体撮
像素子の画素部の構成を示す断面図である。
【図6】この発明の実施例4による増幅読出し型固体撮
像素子の画素部の構成を示す図である。
【図7】従来の増幅読出し型の固体撮像素子の構成を示
す等価回路図である。
【図8】図7の画素部を拡大して示した等価回路図であ
る。
【図9】図7,8に示した固体撮像素子の画素部とその
周辺の半導体基板上におけるこれらを構成する素子要素
の配置構成を示したパターンレイアウト図である。
【符号の説明】
1 増幅用MOSトランジスタのゲートおよび光電変
換素子リセット用薄膜トランジスタを形成するためのポ
リシリコン層 9 基板への埋め込み層 31 光電変変換素子 32 増幅読出し用MOSトランジスタ 33 画素選択用MOSトランジスタ 2,34 光電変換素子リセット用MOSトランジスタ 51 垂直選択用MOSトランジスタおよび光電変換素
子リセット用MOSトランジスタのゲート 60 p型ウェル 70 n型半導体基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記光電変換素子を光電変換膜を用いて形成したことを
    特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記トランジスタのうちの少なくとも1つのトランジス
    タを薄膜トランジスタで形成したことを特徴とする固体
    撮像素子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の増幅読出し型固体撮像
    素子において、 上記リセット用トランジスタを、その一部が上記増幅用
    トランジスタのゲート電極となるゲート金属層の該ゲー
    ト電極以外の部分を用いた薄膜トランジスタで形成した
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記光電変換素子及びトランジスタを、第1導電型半導
    体基板上に形成した第2導電型半導体層内に形成し、か
    つ、 上記リセット用トランジスタと画素選択用トランジスタ
    の各1つの端子を該第1導電型半導体基板に接続して、
    該第1導電型半導体基板から上記トランジスタに電源を
    供給するようにしたことを特徴とする固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記光電変換素子,増幅用トランジスタ及び画素選択用
    トランジスタを第1導電型半導体基板上に形成した第2
    導電型半導体層内に形成し、上記リセット用トランジス
    タを、その一部が上記増幅用トランジスタのゲート電極
    となるゲート金属層の該ゲート電極以外の部分を用いた
    薄膜トランジスタで形成し、かつ、 上記リセット用トランジスタと画素選択用トランジスタ
    の各1つの端子を該第1導電型半導体基板に接続し、該
    第1導電型半導体基板から上記トランジスタに電源を供
    給するようにしたことを特徴とする固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記増幅用トランジスタと画素選択用トランジスタの各
    ゲート電極の一部を相互に重ねて形成したことを特徴と
    する固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 少なくとも光電変換素子,増幅用トラン
    ジスタ,リセット用トランジスタ,及び画素選択用トラ
    ンジスタにより1つの画素を構成してなる増幅読出し型
    固体撮像素子であって、 上記増幅用トランジスタと画素選択用トランジスタの各
    ゲート電極を相互に完全に重ねて形成したことを特徴と
    する固体撮像素子。
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