JPH0624263Y2 - 四輪駆動車のフロントデフアレンシヤルマウント装置 - Google Patents

四輪駆動車のフロントデフアレンシヤルマウント装置

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JPH0624263Y2
JPH0624263Y2 JP1986077861U JP7786186U JPH0624263Y2 JP H0624263 Y2 JPH0624263 Y2 JP H0624263Y2 JP 1986077861 U JP1986077861 U JP 1986077861U JP 7786186 U JP7786186 U JP 7786186U JP H0624263 Y2 JPH0624263 Y2 JP H0624263Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
differential
stopper
cross member
wheel drive
front differential
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986077861U
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English (en)
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JPS62189230U (ja
Inventor
寛 吉田
徹三 佐々木
啓悟 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば、ワンボックスカーなどの四輪駆
動車のフロントデファレンシャルマウント装置に関す
る。
(従来の技術) ワンボックスカーの四輪駆動車の普及とともに、搭載す
るエンジンの高出力化およびタイヤの大形化が進んでい
る。したがって、車両の足廻りに加わる入力は従来の車
両に比較して2〜3割増大している。このため、通常走
行時は問題がないが、急発進、加速時にフロントデファ
レンシャルの上下方向の変位が大きくなる。したがっ
て、インナシャフトの抜けなどのフロントデファレンシ
ャルの破損等の恐れがある。
これは通常走行時における振動伝達を防ぐためにデフマ
ウント機構としてばね定数の低いインシュレータを使用
し、振動を吸収しているためであり、デファレンシャル
の変位を規制する手段としてインシュレータのばね定数
をアップさせることも考えられている。しかし、インシ
ュレータのばね定数をアップさせると、振動伝達が著し
くなり、乗り心地が悪くなるとともに、騒音の原因とな
るという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のように、従来のフロントデファレンシャル装置
は、振動伝達の低減とデファレンシャルの上下方向の変
位を規制との両立ができないという問題がある。
この考案は、簡単が構造でありながら、通常走行時はば
ね定数の低いマウントで振動伝達を防ぎ、急発進、加速
時のフロントデファレンシャルの変位を規制することが
できる四輪駆動車のフロントデファレンシャル装置を提
供することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は、フロントデファレンシャルに車体の前後方
向に延びた複数の連結腕を固着し、サイドメンバ間に架
設されたクロスメンバに前記各連結腕を弾性連結部を介
して支持するように構成された四輪駆動車のフロントデ
ファレンシャルマウント装置において、前記クロスメン
バを前記デファレンシャルの車体前後方向に延びた部分
の下方に交差するように配置すると共に、前記クロスメ
ンバの上部に両端部を固着され前記クロスメンバにおけ
る前記部分に対して空間を存して囲繞するデフストッパ
を備え、前記連結腕の1つを前記弾性連結部を介して前
記デフストッパに支持させたことを特徴とする。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図において、1、1はサイドメンバであ
り、2、3はサスペンションクロスメンバである。これ
らサスペンションクロスメンバ2、3の両端部は前記サ
イドメンバ1、1間に架設されている。また、前記サス
ペンションクロスメンバ2と3との間にはフロントデフ
ァレンシャル、以下単にデファレンシャル4と言うが設
けられている。このデファレンシャル4は歯車機構を内
蔵した本体5と、この本体5から左右に突出するアウタ
パイプ6およびインナパイプ7さらに車体のリヤ側に延
長するプロペラシャフト8とから構成されている。そし
て、前記デファレンシャル4は第1〜第3のデフマウン
ト機構9〜11によって前記サスペンションクロスメン
バ2、3に弾性的に支持されている。
まず、第1のデフマウント機構9について説明すると、
12はサスペンションクロスメンバ2に固定されたコ字
状のブラケットであり、このブラケット12には支持軸
13が架設され、この支持軸13にはインシュレータ1
5を介して連結腕16の一端部が連結されている。この
インシュレータ15はインナパイプ17とアウタパイプ
18および両パイプ17、18間に充填された抜き孔1
9a、19aを有するゴム19とによって弾性連結部2
0を構成されている。そして、インナパイプ17には前
記支持軸13が挿入され、アウタパイプ18には前記連
結腕16が固着されている。そして、この連結腕16の
先端部は前記デファレンシャル4のアウタパイプ6に溶
接固定されている。
また、前記第2のデフマウント機構10は、第1のデフ
マウント機構9と基本的に同一構造であり、連結腕21
の一端部はデファレンシャル4のアウタパイプ6の端部
にボルトナット22…によって連結されている。そし
て、この連結腕21の他端部は前記第1のデフマウント
機構9と基本的に同一構造の弾性連結部20を介して前
記サスペンションクロスメンバ3に連結されている。
さらに、前記サスペンションクロスメンバ3と交差する
デファレンシャル4はサスペンションクロスメンバ3の
上部に離間して位置しており、このデファレンシャル4
に対向するサスペンションクロスメンバ3にはデファレ
ンシャル4を囲繞するデフストッパ23が設けられてい
る。このデフストッパ23は金属板材を逆U字状に折曲
し、その両端部に取付け部24、24を有している。そ
して、この取付け部24、24は前記サスペンションク
ロスメンバ3に溶接固定した取付け台25、25に対し
てボルト26、26によって固定されている。そして、
このデフストッパ23の湾曲面における内面にはストッ
パゴム27が装着され、このストッパゴム27は通常時
においてはデファレンシャル4と離間対向し、急発進、
加速時にデファレンシャル4が上下方向に変位したとき
デフストッパ23のストッパゴム27に当接してデファ
レンシャル4の変位を規制するようになっている。そし
て、このように構成されたデフストッパ23と前記デフ
ァレンシャル4のアウタパイプ6との間に第3のデフマ
ウント機構11が設けられている。
この第3のデフマウント機構11は、第2のデフマウン
ト機構10と基本的に同一構造であり、連結腕28の一
端部はデファレンシャル4のアウタパイプ6にボルトナ
ット29によって連結されている。そして、この連結腕
28の他端部は前記第1のデフマウント機構9と基本的
同一構造の弾性連結部30を介して前記サスペンション
クロスメンバ3に連結されている。すなわち、前記デフ
ストッパ23の一部にはブラケット31が固着され、こ
のブラケット31には弾性連結部30を構成するインナ
パイプ17に挿入される支持軸32が架設されている。
したがって、デファレンシャル4は第1〜第3のデフマ
ウント機構9〜11によってサスペンションクロスメン
バ2、3に弾性的に支持され、デファレンシャル4の上
下方向の変位はデフストッパ23によって規制されてい
る。このため、通常走行中は、ばね定数の低い第1〜第
3のデフマウント機構9〜11のインシュレータ15に
よって振動を吸収し、車体への振動伝達を吸収できる。
また、急発進、加速時にデファレンシャル4が上下方向
に変位すると、デファレンシャル4はデフストッパ23
の内面に設けらたれストッパゴム27に衝突し、その変
位が規制される。このとき、デファレンシャル4は金属
であるが、デフストッパ23の内面はゴム製のストッパ
ゴム27であるために金属同志の衝突を避けることがで
き、衝突時の衝撃を吸収することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、フロントデフ
ァレンシャルが同デファレンシャルに固着された複数の
連結腕および弾性連結部を介してクロスメンバに支持さ
れているので、デファレンシャルの微妙な振動は各弾性
連結部によって吸収されてクロスメンバへの伝達を効果
的に遮断される。また、デファレンシャルの車体前後方
向に延びた部分に対して空間を存して囲繞するデフスト
ッパが設けられているので、駆動反力により同フロント
デファレンシャルの該部分が上下方向に変位しても、同
デフストッパによりその変位を確実に抑制することがで
きる。これにより、各弾性連結部を、フロントデファレ
ンシャルの静荷重を受け持つことができるとともに、そ
の微妙な振動を吸収することができるように構成するこ
とができるという効果を奏する。
しかも、フロントデファレンシャルを支持する連結腕の
1つがその弾性連結部を介してデフストッパに支持され
ているので、その弾性連結部をクロスメンバに支持させ
るための部材をクロスメンバ自体に特別に設ける必要が
なく、これによりスペース的にも著しく有利であり、エ
ンジンおよびトランスミッションが近傍に存在するフロ
ントデファレンシャルにおいて極めて有用であり、また
大物のクロスメンバにブラケットを別途取り付ける等の
工程が不要となり、製造コストを低減することができる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はフロ
ントデファレンシャルマウント装置の平面図、第2図は
第1図の要部の平面図、第3図は第2図のIII−III線に
沿う断面図、第4図はデフマウント機構の弾性連結部の
断面図である。 1……サイドメンバ、2、3……サスペンションクロス
メンバ、16,21,28……連結腕、20,30……
弾性連結部、4……デファレンシャル、23……デフス
トッパ、27……ストッパゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントデファレンシャルに車体の前後方
    向に延びた複数の連結腕を固着し、サイドメンバ間に架
    設されたクロスメンバに前記各連結腕を弾性連結部を介
    して支持するように構成された四輪駆動車のフロントデ
    ファレンシャルマウント装置において、 前記クロスメンバを前記デファレンシャルの車体前後方
    向に延びた部分の下方に交差するように配置すると共
    に、前記クロスメンバの上部に両端部を固着され前記ク
    ロスメンバにおける前記部分に対して空間を存して囲繞
    するデフストッパを備え、前記連結腕の1つを前記弾性
    連結部を介して前記デフストッパに支持させたことを特
    徴とする四輪駆動車のフロントデファレンシャル装置。
JP1986077861U 1986-05-23 1986-05-23 四輪駆動車のフロントデフアレンシヤルマウント装置 Expired - Lifetime JPH0624263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986077861U JPH0624263Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23 四輪駆動車のフロントデフアレンシヤルマウント装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62189230U JPS62189230U (ja) 1987-12-02
JPH0624263Y2 true JPH0624263Y2 (ja) 1994-06-29

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ID=30926265

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JP1986077861U Expired - Lifetime JPH0624263Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23 四輪駆動車のフロントデフアレンシヤルマウント装置

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JP2002307963A (ja) * 2001-02-28 2002-10-23 Honda Motor Co Ltd 車両用プロペラシャフトの中央支持構造体

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JPS62189230U (ja) 1987-12-02

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