JPH0623943Y2 - マスフローコントローラー用ヒーター - Google Patents

マスフローコントローラー用ヒーター

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JPH0623943Y2
JPH0623943Y2 JP17881387U JP17881387U JPH0623943Y2 JP H0623943 Y2 JPH0623943 Y2 JP H0623943Y2 JP 17881387 U JP17881387 U JP 17881387U JP 17881387 U JP17881387 U JP 17881387U JP H0623943 Y2 JPH0623943 Y2 JP H0623943Y2
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JP
Japan
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heater
mass flow
flow controller
heat
plate
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JP17881387U
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JPH0184022U (ja
Inventor
恒雄 相川
Original Assignee
日本タイラン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、半導体の製造工程等において用いられるガラ
スの質量流量を制御するマスフローコントローラーのヒ
ーターに関する。
従来技術及びその問題点 ガスの計測と制御は、従来体積流量計(ローラーメータ
ー)で行なわれてきたが、最近、製造装置の自動化、コ
ンピューター化に伴い、電気信号ですべての操作を行な
うことのできるマスフローコントローラーが多く用いら
れるようになってきた。
このようなマスフローコントローラー10′の一例を第
5図に示す。金属製のベース部14′には、流入側の継
手12aを具えたインレットフイッティング13が取付
けられる。中間の流量検知部は、センサー部17とバイ
パス部18から構成されている。センサー部17は熱式
質量流量センサーで、センサー管19の外側に一対の抵
抗発熱体(図示せず)が巻かれており、その発熱抵抗体
がガスの通過により熱を奪われ抵抗発熱体に温度差がで
る。この温度をブリッジ回路(図示せず)における抵抗
値変化として検出し、出力として取出すものである。
マスフローコントローラー10′において、常温近辺で
液化しやすいガス、SiCl4、SiH2Cl2、BCl、NH
等を計測制御しようとすると、バルブ16、センサー部
17等で生じる圧力変化により、前述のガス固有の気液
平衡がくずれてガスが液化し、安定した流量測定ができ
なくなることががある。そのため、ベース部14′にラ
バーヒーター或いはリボンヒーター等を接着したり、ベ
ース部14′に孔を開けてカートリッジヒーター等を挿
入してマスフローコントローラー10′を加熱昇温して
対処するようにしたものがある。
しかしながら、前者は、マスフローコントローラーへの
取付手段の煩雑さに起因するメンテナンス性の低下、温
度測定手段の位置や放熱状況のバラツキによる温度制御
の不安定性等の問題点がある。
一方、後者は、マスフローコントローラーの配設後のカ
ートリッジヒーター取付け及び故障時のヒーターの交換
が困難であるという問題がある。
しかも、いずれの場合も、昇温部が露出しているため、
発生熱量の大気への拡散や放射が多く、熱損失をまね
き、マスフローコントローラーの温度制御に安定を欠
き、不慮の接触によって火傷を負う危険もある。
問題点を解決するための手段 本考案は、加熱手段を具えたプレートの長手方向の両端
部に締付金具を有する一対のヒーターユニットの前記締
付金具を着脱可能手段により締付けることにより、マス
フローコントローラーのベース部の表裏面を挟持するよ
うにしたマスフローコントローラー用ヒーターにより、
前記問題点を解決した。
作用 プレートは加熱手段によって加熱され、密着するベース
部方向に熱が移動して、加熱が行なわれる。
ヒーターを取付けるには、一対のヒーターユニットをベ
ース部の表裏面に当て、締付金具を着脱可能手段で締付
けるだけでよいから、取付け、取り外しは容易に行なわ
れる。
実施例 第1図は、本考案のヒーターを分解して、マスフローコ
ントローラーとの関係を示す斜視図である。
マスフローコントローラー10は、ベース部14の長手
方向に、ガス流入用の継手12aとガス流出用の継手1
2bが設けられている。ヒーター20は、このマスフロ
ーコントローラー10の表裏面を挟持するような、一対
のヒーターユニット36a、36bからなっており、締
付金具22a、22bをねじ24a、24bで絞めつけ
ることによって装着される。
第2図は、ヒーター組立時の正面図であり、熱伝導率の
よいアルミニウム製のプレート26のほぼ中心に加熱手
段28を有している。加熱手段28は、ロッド形状のカ
ートリッジヒーターであり、これは円筒状の金属シース
内に、コイル状のヒートエレメントをシース内周面に近
接して嵌挿するとともに、熱伝導性電気絶縁体を充填し
たものである。また、プレート26には、温度センサー
30が設けられている。このプレート26のサイズは、
マスフローコントローラー10のベース部14の表裏面
とほぼ等しくなっている。なお、ヒーター20は、主と
してガスの液化を防止するために用いるものであるか
ら、センサー30は温度検知する対象となるバルブ16
の近辺のプレートの部分に設けられていることが望まし
い。
第3図、第4図は、ヒーター20の上面図及び右側面図
である。プレート26は、マスフローコントローラー1
0のベース部14と反対の面を発泡ウレタン等の断熱層
32で被覆され、かつこの断熱層32の外面を、強度と
断熱性を兼ねたステンレス製の保温カバー34で覆われ
ている。なお、断熱層32は、空気層であってもよい。
これらプレート26、断熱層32、保温カバー34が、
ヒーターユニットを構成する。
一方のヒーターユニット36aには長手方向の両端部が
一対の締付金具22aが、他方のヒーターユニット36
bには一対の締付金具22bがそれぞれ取付けられる。
締付金具22a、22bは逆L字状をしており、夫々の
ヒーターユニット36a、36bをマスフローコントロ
ーラー10に取付けた時には第4図に示すように逆U字
状となり、継手12a、12bと干渉することはない。
一対の締付金具22a、22bをねじ24bで取付け、
次いでねじ24aを調節的にねじ込み、互いの締付金具
22a、22bにモーメントをかけ、強固に締付けるこ
とによって、プレート26をマスフローコントローラー
10のベース部14に密着させる。また、締付金具22
a、22bの間にねじ24aを囲繞する(または、ねじ
24aに替えて)ばねを介装し、プレート26がベース
部14を弾性的に締付けるようにすることもできる。な
お、これらは、「着脱可能手段」の具体例を例示するも
のであって、ねじ24bの替わりにコイルばねを掛け渡
す等、着脱可能手段には、他にも変形例がありうること
は当然である。
夫々の加熱手段28は、プレート26中でのリード線と
の接続部分をシリコンコンパウンドで絶縁され、2極コ
ネクタ38に並列接続される。そして、センサー30
と、温調器(図示せず)によって、加熱手段28を調節
し、マスフローコントローラー10の温度制御を行な
う。
加熱手段28が通電されると、プレート26が熱せられ
る。プレート26は、良熱伝導体のアルミニウム製であ
るので、たとえ局所的に熱が奪われても、伝熱係数が高
いため、均一な温度分布が得られる。また、外面を断熱
層32、保温カバー34で覆われているから、加熱手段
28が発生する熱は内側に密接するベース部14に効率
よく移動する。
ヒーターの取外しが必要な時には、ねじ24a、24b
を抜き、各ヒーターユニット及び締付金具を開くように
して、ヒーター20をマスフローコントローラー10か
ら取り外す。取外し作業は取付時と同様、ねじ24a、
24bのみによって行なわれるから、大きなスペースと
取付工数を要しない。
なお、締付金具を保温カバーに一体的に形成して、取付
強度を具え、保温性能を向上させることもできる。
また、以上に説明した加熱手段は、一例を示したもの
で、これに限定する趣旨ではない。
考案の効果 本考案は、マスフローコントローラーが据え付けられた
後であっても、加熱を要するベース部を挟持するよう
に、着脱可能手段によって強固に、しかも容易に取付け
ることができ、取付作業も僅かなスペースでよい。した
がって、ヒーターの取替、修理の必要が生じた時も、容
易にその作業を行なうことができる。
また、締付金具が取付状態において逆U字状となるよう
にしておけば、継手との干渉もなく、密接に取付けで
き、その外面を断熱層で覆うようにすれば、プレートか
らの熱移動は、主としてベース部に対して効率よくおこ
なわれるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例であるヒーターを分解してマ
スフローコントローラーとの関係を示す斜視図、第2図
はヒーター組立時の正面図、第3図は第2図の上面図、
第4図は一部を断面で示した第2図の右側面図、第5図
はマスフローコントローラーの断面図である。 10……マスフローコントローラー 14……ベース部 16……バルブ 20……ヒーター 22a、22b……締付金具 24a、24b……ねじ(着脱可能手段) 26……プレート 28……加熱手段 30……温度センサー 32……断熱層 34……保温カバー 36a、36b……ヒーターユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段を具えたプレートの長手方向の両
    端部に締付金具を有する一対のヒーターユニットの前記
    締付金具を着脱可能手段により締付けることにより、マ
    スフローコントローラーのベース部の表裏面を挟持する
    ことを特徴とする、 マスフローコントローラー用ヒーター。
JP17881387U 1987-11-26 1987-11-26 マスフローコントローラー用ヒーター Expired - Lifetime JPH0623943Y2 (ja)

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JP17881387U JPH0623943Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 マスフローコントローラー用ヒーター

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Publication Number Publication Date
JPH0184022U JPH0184022U (ja) 1989-06-05
JPH0623943Y2 true JPH0623943Y2 (ja) 1994-06-22

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JP4195819B2 (ja) * 2003-01-17 2008-12-17 忠弘 大見 弗化水素ガスの流量制御方法及びこれに用いる弗化水素ガス用流量制御装置
WO2015141437A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 日立金属株式会社 熱式質量流量計及びこれを用いた質量流量制御装置

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JPH0184022U (ja) 1989-06-05

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