JPH0623909B2 - 液分配装置 - Google Patents

液分配装置

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JPH0623909B2
JPH0623909B2 JP15208588A JP15208588A JPH0623909B2 JP H0623909 B2 JPH0623909 B2 JP H0623909B2 JP 15208588 A JP15208588 A JP 15208588A JP 15208588 A JP15208588 A JP 15208588A JP H0623909 B2 JPH0623909 B2 JP H0623909B2
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえばゼログラフィー式複写機など静電写
真式印字装置の定着装置に使用するのに特に適している
が、それに限定されず、一般の液分配装置に関するもの
である。
発明が解決しようとする課題 ゼログラフィー式複写機では、複写する原稿書類の光像
が静電潜像の形で感光性部材の上に記録され、続いて樹
脂を基材とするトナーと呼ばれる粉末が塗布されて可視
化される。この可視トナー像は、静電気の力で感光性部
材からコピーシートへ転写される。次にトナー像に熱と
圧力が加えられ、トナー物質が軟化し、粘着性を帯び
て、コピーシートの繊維または細孔に流れ込んだり、あ
るいは表面に流れる。その後冷却すると、トナー物質は
凝固してコピーシートにしっかり結合する。静電写真技
術においては、熱エネルギーと圧力を用いてトナー像を
コピーシートに定着する方法がよく知られている。
熱と圧力と同時に加えてトナー像をコピーシートに定着
する最も迅速かつ確実な方法の1つは、同時にコピーコ
ートを加圧する高温の表面たとえば加熱ローラーに、樹
脂を基材とするトナー像を直かに接触させることである
と長い間認識されてきた。その試みの1っは、対向して
ニップを形成し、少なくとも一方のローラーが内側から
加熱された一対のローラーの間に、トナー像を保持する
コピーシートを通過させる方法である。実際の温度およ
び圧力の範囲は、トナーに用いられている特定の樹脂の
軟化点の範囲に応じて変わることは言うまでもない。一
般には、トナー粉末を約 180℃以上に加熱する必要があ
ろう。市販の定着装置では 200 ℃またはそれ以上の温
度もまれではない。
この形式の定着装置に伴う問題は、トナーが粘着性を帯
びると、定着ローラーの表面に付着することである。こ
れは、その後定着ローラー上のトナーの一部が定着中の
次のコピーシートへ転移することがあるので望ましくな
い。この作用は、オフセット(裏移り)と呼ばれ、明ら
かにコピーの品質を害する。さらに、ローラー間のニッ
プにコピーシートが存在してないとき、ローラーが回転
すると、トナーが定着ローラーからバックアップ・ロー
ラーへ転移するので、次のコピーシートがニップを通過
するとき、トナーの一部がコピーシートの反対面に転移
することがある。また、コピーシートがローラー間を単
に通過せずに、ローラーに付着して、剥離不良が起きる
ことがある。
問題のオフセット(裏移り)を最小限にする方法は、た
とえばテフロン(商標)と呼ばれるポリテトラフルオロ
エチレンの外面すなわち被覆層を定着ローラーに付け
て、その表面に液体剥離剤たとえばシリコン油を塗布す
る方法である。テフロンの厚さは、一般に数十ミクロン
程度であり、油の厚さは、1ミクロン以下である。シリ
コンを基材とする油たとえばポリジメチルシロキサン
は、比較的表面エネルギーが低いので、テフロンが定着
ローラーの外面を構成している加熱定着ローラーの環境
で使用するのに適した物質であることがわかっている。
実際には、加熱された定着ローラーの表面にシリコン油
の薄い層が塗布され、定着ローラーの表面とコピーシー
トに保持されたトナー像との間に、境界面が形成され
る。この結果、トナーが定着ニップを通過するとき、低
表面エネルギー層がトナーと向かい合うので、トナーが
定着ローラーの表面へオフセットするのが防止される。
加熱ローラー式定着装置で定着される像の品質を改善す
るために、シリコン・ゴムまたは Viton(フッ化ビニリ
デンとヘキサフルオロプロピレンの重合体を基材とする
一連のフルオロ・エラストマーに用いられるデュポン社
の商標)から成る順応性のある表面を定着ローラーに付
ける試みがなされた。テフロンで被覆された定着ローラ
ーの場合と同様に、オフセット(裏移り)をできるだけ
少なくし、かつ、コピーシートの剥離を容易にするため
に、シリコン・ゴムまたは Viton の表面に、剥離液た
とえばシリコンを基材とする油が塗布される。シリコン
・ゴムまたは Viton にシリコン油を塗布するように構
成された定着装置の場合、たとえば、12,000 〜 60,000
cs 程度のかなり高粘度の剥離液も用いられているが、
低粘度のシリコン油(100 〜 1000 cs 程度)が広く用
いられてきた。
定着ローラーの表面に液体剥離剤を供与するために、い
ろいろな形式の塗布装置が用いられた。たとえば米国特
許第4,231,653号は、剥離油が入っている細長いトラフ
を備えた塗布装置を開示している。剥離油に一部が浸さ
れた吸上げ芯は、圧接状態の一対のローラー、すなわち
被駆動の塗布ローラーと回転自在の供与ローラーを介し
て定着装置に塗布する剥離油をトラフから吸い上げる。
吸上げ芯は供与ローラーと接触しているので、剥離油が
直接供与ローラーの表面に塗布される。供与ローラー
は、2っのローラーの間にある程度の油があると塗布ロ
ーラーの上で滑って回転しないが、油が切れると両ロー
ラー間の摩擦係数が大きくなるので塗布ローラーによっ
て駆動される。言い換えると、定着装置へ油を塗布した
ために塗布ローラーの表面に油がほとんど、または全く
無いときだけ、供与ローラーが回転される。したがって
ローラー対は定着装置へ運ばれる剥離油の量をチェック
する計量装置の役目を果たす。
以上述べた形式の塗布装置のトラフへ剥離油を供給する
ために、いろいろな装置が使用され、また提案されてい
る。ある方法では、蠕動式ポンプを使用しているが、専
用の駆動モーターまたは複写機内の既存のモーターの1
っから導いた別個の駆動装置が必要である。供給しなけ
ればならない剥離油の量は少なく、1日に数 ml 程度で
あるから、そのほかに減速歯車装置が必要である。この
ため、複写機がさらに複雑になり、製造コストが高くな
る。液を一定レベルまで供給する簡単な構造の代りの装
置は、倒立びん式装置すなわち“鶏給餌式装置”であ
る。しかし、空間的制約があるため、そのような装置を
定着装置の近くに取り付けると、問題が起きる。すなわ
ち定着装置からの熱がびん内の空気を膨張させ、過剰な
油をトラフに押し出すために、油がトラフからあふれる
のである。
これらの装置はどれも、小型低コスト複写機にとって完
全に満足できるものではない。本発明の目的は、低コス
トで、しかも信頼性の高い剥離油分配装置を提供するこ
とである。
課題を解決するための手段 本発明による液分配装置は、貯蔵タンク、分配容器およ
びオバーフロー・タンクで構成され、貯蔵タンクに熱が
加わると貯蔵タンク内の液が分配容器へ供給され、分配
容器内の液が所定のレベルに達すると出口を通ってオー
バーフロー・タンクにオバーフローし、貯蔵タンク内の
液が冷却するとオーバーフロー・タンクから液が吸い上
げられて貯蔵タンクへ戻されるようになっている。
本発明による液分配装置をゼログラフィー式複写機の定
着装置に使用する場合は、密封された貯蔵タンクを使用
して、液上に常に空気空気が存在するようにすれば、定
着装置が加熱されるたびに分配容器へ剥離油を供給する
ことができる。貯蔵タンクは定着装置のすぐそばに配置
されており、貯蔵タンクが定着装置から吸収する熱は少
なくとも複写機の一日の動作に必要な剥離油を吐出させ
るのに十分な熱量である。必要量以上の剥離油は、オー
バーフロー・タンクにオバーフローし、装置の電源が切
られたり、あるいは装置が一定時間使用されないとき、
装置が冷却すると、液が吸い上げられて貯蔵タンクに戻
される。もし複写機の動作中、複写機の電源を「オン」
にしたとき最初に供給された量以上の剥離油を供給する
必要があれば、要求に応じて剥離油を供給できるよう
に、貯蔵タンク内に簡単な電熱器を設置することができ
る。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
実施例 第1図は本発明を組み入れたゼログラフィー式複写機を
略図で示す。複写機は支持ローラー1a,1bのまわりを
(第1図で時計方向に)回転してその感光性像形成表面
を一連のゼログラフィー処理ステーションすなわち帯電
ステーション 2 、像形成ステーション 3 、現像ステー
ション 4 、転写ステーション 5 、清掃ステーション 6
に順次通過させる可撓エンドレス感光体ベルト 1 を用
いている。
帯電ステーション 2には、感光体ベルト 1 の上に静電
荷を一様に置くコロトロン 2a が設置されている。
プラテン13の上に置かれた原稿書類 D はタングステン
・ハロゲン・ランプ14から成る光源によって、既知のや
り方で1度にスリップ(帯状部分)づつ照明される。ラ
ンプからの光は楕円形反射器15で集められ、プラテン13
に向かい合っている原稿書類の D の面上に光の狭い帯
として投じられる。このようにして露光された原稿書類
D はミラー M1 〜 M6 と結像レンズ18で構成された光
学装置によって感光体ベルト 1 の上に像形成される。
光像は感光体を像の形状に選択的に放電させるので、像
形成ステーション 3 において、感光体ベルト 1 の上に
原稿書類の静電潜像が記録される。原稿書類全体を複写
するために、プラテンのすぐ下を一定の速度で横に移動
して原稿書類全体を走査する全速走査キャリッジ(図示
せず)に、ランプ14と反射器15とミラー M1 が取り付け
られている。光路が折れ曲がっているので、光路を一定
に維持するため、ミラー M2 と M3 は全速走査キャリッ
ジの半分の速度で移動する別のキャリッジ(図示せず)
に取り付けられている。感光体 1も同様に移動している
ので、像は1ストリップづつ記録され、原稿書類全体が
1っの像として感光体の上に再生される。
現像ステーション 4 では、磁気ブラシ現像装置20が静
電潜像を現像して可視化する。ここでは、磁力で吸引可
能なキャリヤ粒子とトナー粒子とから成る二成分混合現
像剤が入っている現像剤ハウジング23に、ホッパー(図
示せず)からトナー粒子が補給される。混合現像剤は、
現像ローラー24によって感光体ベルト 1 の帯電した領
域に塗布される。
現像された像は、転写ステーション 5 において、感光
体ベルトからコピーシートへ転写される。コピーシート
は像と同期してベルトに接触するように給止装置25から
送られてくる。給止装置25のトレー27には、コピーシー
トのスタック26が置かれている。要求に応じて、トレー
27内のスタック26の一番上のシート分離給送装置28が接
触する。給送装置28によって送り出されたスタック26の
一番上のシートは、二組のニップ・ローラー対29,30に
よって180゜通路を経由して感光体ベルトまで送られて
くる。コピーシートがたどる通路を、第1図に破線で示
す。転写ステーチョン 5では、転写用コロトロン 7 が
提供する電界の助けを借りて、トナー粒子がコピーシー
トへ転写される。
続いて、現像された像を保持するコピーシートがベルト
1 から剥離され、定着ステーション10へ運ばれる。定
着ステーション10には、以下詳しく説明するように剥離
油が塗布される加熱ローラー定着装置が設置されてい
る。現像された像は、定着装置の2っのローラー10a,10
bのニップの中で熱と圧力によってコピーシートへ定着
される。でき上がったコピーは、定着装置のローラ10a,
10bによって送り出され、別の2っのローラー対31a,31b
によってキャッチ・トレー32に送り込まれる。
ベルトから現像された像が転写された後、通常若干のト
ナー粒子がベルトの表面に残っているが、これらのトナ
ー粒子は清掃ステーション 6 において、ドクター・ブ
レード34でベルトから除去される。除去されたトナー粒
子は下のトナー受け箱35の中に落ちる。ベルトの表面に
残っているすべての静電荷は感光体表面を端から端まで
均一に投光する消去ランプ11によって放電される。これ
により、次のコピー・サイクルの最初のステップとして
感光体ベルトを帯電する準備が完了する。
感光体ベルト 1 、帯電用コロトロン2a、現像装置20、
転写用コロトロン 7 および清掃ステーション 6 はすべ
て、ゼログラフィー式複写機の主フレーム100に着脱可
能に取り付けられるようになっている処理ユニット12に
組み入れることができる。
第2図に詳しく示すように、定着装置10は、たとえば V
iton (デュポン社の商標)で被覆された鋼製シリンダ
ーで作られた被駆動加熱ローラー10aを備えており、そ
の内部に 1 kW のタングステン・フィラメント・ランプ
10c が軸方向に配置されている。同様に Viton 被覆層
を有する鋼製シリンダーで作られた被駆動加圧ローラー
10bは、たとえばばね(図示せず)によって約 68 kg の
力で加熱ローラー10aに押し付けられ、この2っのロー
ラー10a,10bの間に形成されたニップで、定着処理が行
われる。
第2図の破線の矢印は、定着装置を通過するコピーシー
トの通路を示す。トナーのオフセットを防止し、かつ加
熱ローラー10aからコピーシートを容易に剥離させるた
め、ローラー10aの表面にシリコン剥離油が塗布装置40
によって塗布される。
油塗布装置40は第3図に示すような細長いトラフ41すな
わち分配容器を備えている。剥離油42は貯蔵タンク(第
4図および第5図参照)からトラフ41の一端にある入口
43に導入され、トラフ41の底の溝44に沿ってトラフの反
対端に向かって流れる。吸上げ芯45はトラフの底から上
方に伸びている城郭風の壁46によってトラフの側面の内
側に保持されている。第3図のトラフの斜視図には、紛
らわしくないように、吸上げ芯45が図示されていないこ
とに留意されたい。剥離油は壁46のすき間46cを通って
吸上げ芯45へ達することができる。
吸上げ芯45は油を吸い上げて、芯45と接触している計量
ローラー47の表面に油を塗布する。計量ローラー47はス
テンレス鋼で作られた管の形をしており、トラフ41の両
端にある軸受46a,46bで支持されている。次に計量機構
の動作を詳しく説明する。計量ローラーは接触している
供与ローラー48に剥離油を塗布し、供与ローラー48は一
定量の油を加熱ローラー10aの表面へ転移させる。供与
ローラー48は、たとえばシリコン・ゴムで被覆されたア
ルミニウムで作られた管の形にすることができる。第2
図にすべてのローラーの回転方向を短い実線の矢印で示
してあるが、加熱ローラー10a のみは直接駆動されるこ
とに留意されたい。加圧ローラー10bと供与ローラー48
と計量ローラー47は、加熱ローラー10aによって駆動さ
れる。
計量ブレード49は、たとえば Viton (デュポン社の商
標)などのエラストマーで作ることができ、ブレードの
端を計量ローラー47の表面から所定の距離に置き、計量
ローラー47にかかるブレード49の荷重を制御する保持器
50内に固定されている。このように、ブレード49は、鋭
利な刃物のように、表面に所定の厚さの油膜を残して、
ローラー47から過剰の油を除去する。
計量ブレード49は、ローラー47から除去された過剰の油
が重力によりトラフ41の底の溝44へ戻るように配置され
ている。計量ブレード49のすぐ下には、トラフ41の側壁
の全長にわたって3個の同一傾斜面51a,51b,51cが、の
こぎり歯状に一列に配置されている。ブレード49によっ
てローラー47から除去された油は、傾斜面51a,51b,51c
の上に落下して、傾斜面51a,51b,51cとローラー47の間
の空間を満たす。ローラー47の回転方向は、油が直接ト
ラフ41の底の溝44に落下するのを妨げようとする。油は
直接落下するのではなく、縁からあふれる前に重力で傾
斜面を流下してトラフ41の底の溝44に戻る。この構造に
より、トラフ41の全長にわたって剥離油が迅速かつ確実
に分配される。
完全に連続循環する装置にするために、傾斜面51cに近
い端から入口43に近いトラフの端まで、トラフ41の底の
溝44を緩やかに下に傾斜させてもよい。すべての過剰の
油は入口43の近くのオバーフロー・タンク52に集めるこ
とができる。貯蔵タンクの入口に所定の高さのせき53を
設けて、トラフ41内の油のレベルを所望レベルに設定
し、油のレベルがその所望レベルを越えたときにのみ、
せき53からオバーフロー・タンク52に油があふれるよう
にすることができる。
加熱定着ローラーからコピーシートを確実に剥離するた
め、定着装置の長手方向に間隔をおいて弾力性のあるブ
レード状剥離フィンガー80が設けられている。この目的
で、フィンガー80の先端は、第2図に示すように、定着
装置の出口側で加熱ローラーの表面に当たっている。
次に第4図および第5図を参照して、定着装置に剥離油
を塗布するために使用される本発明の液分配装置を説明
する。
ボトル101の形をしたシリコン剥離油貯蔵タンクは、ト
ラフ41と一体のオバーフロー・タンク52の上に取り付け
られるようになっている。トラフ41は、前に述べたよう
に、剥離油の分配容器を形成している。ボトル101は、
その底から下向きに伸び、オバーフロー・タンク52の開
いた上面の近くの一対のラグ121にはめられる差し口120
によって、オバーフロー・タンク52の上に取り付けられ
る。差し口120のフック付き端122には、固定バンドたと
えばゴムバンド(図示せず)の両端が通される。
ボトル101は気密オイルキャップ102を通して剥離油が充
てんされる。定着装置によって生じた熱でボトル101が
暖まると、ボルト内の剥離油の上方に閉じ込められた空
気が膨張し、圧力が上昇する。この圧力上昇によって、
剥離油がボトル内部のパイプ103の中に押し上げられ
る。パイプ103の下端はボトル101の内底に近接してお
り、その上端はボトル101の上壁に取り付けられた弁104
に接続されている。弁104は、剥離油がボトル101の外へ
流れることを許すが、剥離油がパイプ103を通って戻る
ことを許さない逆止弁である。弁104の本体内のディス
ク105は、パイプ103の上端にかぶさりシールしている
が、圧力で持ち上がって弁本体ののこ歯状上面に当たる
ようになっているので、油はのこ歯状上面を通り抜けて
ボトル101の外側に取り付けられたパプ106に流れ込むこ
とができる。パイプ106は弁105から上方へ伸び、次に U
ターンして垂直に下降し、その下端107から剥離油を直
接トラフ41の入口43に供給する。前に述べたように、ト
ラフ41は所定のレベルまで剥離油で満たされ、過剰の油
はせき53を越えてオーバーフロー・タンク52に流れ込
む。
ボトル101内部の第2の垂直パイプ110は、開いた一端が
ボトルの上壁の近くにあり、垂直に下降して、その他端
がボトルの底壁に取り付けられた弁111に接続されてい
る。弁111の出口管112は垂直に下降し、その開いた端は
オーバーフロー・タンク52の底の近くに伸びている。弁
111内のディスク113は、ボトル101内の上昇した圧力で
下向きに押され、弁本体に当たってシールを形成し、パ
イプ110の下端を閉そくする。
複写機が「オフ」にされると、定着装置が冷却するので
ボトル101も冷却する。ボトル101内の空気は冷却すると
収縮し、この結果ボトル101内の空気圧が低下する。こ
の状態が起きると、弁104のディスク105が弁本体の滑ら
かな下面へ落ちて弁を閉そくする。他方、弁111のディ
スク113はボトル101内の圧力減少によって持ち上げら
れ、のこ歯状上面に当たり、この結果オーバーフロー・
タンク52に入っている剥離油が吸い上げられパイプ110
を通ってボトル101に戻される。言い換えると、最初に
熱膨張によって押し出された過剰の油は、最後には熱収
縮によってボトル101へ戻される。このように、複写機
の動作中に起きる温度変動の間に、少量の剥離油をトラ
フ41へ供給することができる。
他の形式の弁を使用してもよいが、上記のディスク作動
弁は本発明の液分配装置に使用するときに生じる小さい
圧力差によって良好に動作する。たとえば、ばね作動弁
は重量が大きくなりがちである。このような弁の動作に
とって、完全なシールが望ましいが、不可欠な要件では
ない。液の密度とほぼ同じ密度を持つ材料から作られた
ディスクが最も良好に動作する。装置が熱的に安定する
と、重力はディスクを閉そく位置へ戻すように作用す
る。ディスクが曲がってシール不能な形状にならないよ
うに、ディスクはかなり硬質なものにすべきである。デ
ィスクをある方法たとえば一体ヒンジで保持してフラッ
プ弁にする場合は、表面張力によって比較的柔軟なディ
スクを弁本体の弁座の実際の形状に順応させるため、デ
ィスクの剛性を減らすことができる。
オーバーフロー・タンク52が空の状態で、最初に装置を
使用する場合は、空気が弁111とパイプ110を通って装置
に入ることができるので、サイホン作用が生じる。この
作用により、トラフ41を迅速に充てんできる。トラフ41
が一杯になると、剥離油はせき53を越えてオーバーフロ
ー・タンク52に流れ込み、管112をふさぐ。これにより
それ以上の空気の流入が阻止されるので、圧力が平衡し
てサイホン作用が止まる。代わりに、パイプ106の最上
部に空気を入れても、サイホン作用を止めることができ
る。この方法は、たとえキャップ102がはずれていて
も、あるいは完全にシールしていなくても、サイホン作
用でボトルの中身全部が無くなることがないようにする
必要があるとき望ましい。
パイプ110の開いた端はボトルの上壁のすぐ近くにある
ことが好ましい。これにより、たとえ弁111のディスク1
13が完全にシールしていなくても、油の滲出が防止され
る。
ほこりや汚染物質が弁に入るのを防止するため、フィル
タ55(第3図)を使用することができる。フィルタ55はせ
き53を越えた油がオーバーフロー・タンク52に集まる前
にフィルタを通過するように配置されている。このフィ
ルタ55に適した材質は、織った金網、蝕刻した金網、焼
結プラスチック、焼結金属または紙である。本発明の複
写機に使用する場合、捕そくすべき汚染物質は、紙繊維
と現像剤のキャリヤ粒子である。紙の製造に使用される
種類のセイズ剤や白色体質顔料は、弁に影響を及ぼすこ
とはないが、これらは、捕そくしたフィルタをすぐ詰ま
らせるから、フィルタを通過して流れるようにすべきで
ある。
本発明の装置を正しく機能させるためには、吸上げ作用
が生じるほどの多量の空気がボトルに閉じ込められるこ
とが重要である。オペレータはボトルを“ MAX”レベル
まで満たすことが可能であるが、過重充てんを防止する
装置を使用することが好ましい。このような防止装置を
ボトル101の首部の管114で構成することができる。たと
え望ましい“MAX ”マークを越えてボトルに油が充てん
されても、管114は油で一杯になるが、“MAX ”マーク
上の管114の外側のボトル内部に空気が残る。
一定量の液を供給する必要がある場合には、要求に応じ
て単に加熱器を「オン」にするだけで液を供給すること
ができるように、ボトル内部またはボトルの近くに加熱
器たとえば簡単な電熱器を設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による液分配装置を含む定着装置を組
み入れたゼログラフィー式複写機の略断面図、 第2図は、第1図の複写機に組み入れた定着装置の拡大
断面図、 第3図は、定着装置の塗布装置のトラフの斜視図、 第4図は、本発明の液分配装置を示すための定着装置の
分解斜視図、 第5図は、液分配装置の断面図である。 符号の説明 D……原稿書類、M1〜M6……ミラー、 1 ……感光体ベルト、2 ……帯電ステーション、 2a……帯電用コロトロン、3 ……像形成ステーション、 4 ……現像ステーション、5 ……転写ステーション、 6 ……清掃ステーション、7 ……転写用コロトロン、 10……定着ステーション、10a……定着ローラー、 10b……加圧ローラー、 10c……タングステン・フィラメント・ランプ、 11……消去ランプ、12……処理ユニット、 13……プラテン、 14……タングステン・ハロゲン・ランプ、 15……反射器、18……結像レンズ、 20……磁気ブラシ現像装置、 23……現像剤ハウジング、24……現像ローラー、 25……給紙装置、26……スタック、 27……トレー、28……シート分離給送装置、 29,30……ニップ・ローラー対、 31a,31b……別のニップ・ローラー対、 32……キャッチ・トレー、34……ドクター・ブレード、 35……トナー受け箱、40……油塗布装置、 41……トラフ、42……剥離油、 43……入口、44……溝、 45……吸上げ芯、46……壁、 46a,46b……軸受、46c……すき間、 47……計量ローラー、48……供与ローラー、 49……計量ブレード、50……ブレード保持器、 51a,51b,51c……傾斜面、 52……オバーフロー・タンク、 53……せき、55……フィルタ、 80……剥離フィンガー、100……複写機の主フレーム、 101……ボトル、102……気密オイルキャップ、 103……パイプ、104……弁、 105……ディスク、106……パイプ、 107……下端、110……パイプ、 111……弁、112……出口パイプ、 113……ディスク、120……差し口、 121……ラグ、122……フック付き端。
フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ フレデリック メイル 英国 ハートフォードシャー ウェリン オークランズ ザ チェイス 17 (72)発明者 グラム ラザル 英国 ハートフォードシャー HP1 2 PE ヘメル ヘンプスティッド パドッ ク ウェイ 5 (72)発明者 バリー ジョン コーリア 英国 ベッドフォードシャー ヘンロー ストンドン ステイション ロード 198 (72)発明者 イアン ピッツ 英国 ケンブリッジシャー SG8 5L Q ベイシングボーン ザ コーズウェイ 16 (72)発明者 マーク アンソニー ステュワート 英国 ベッドフォードシャー SG18 9 NH ブルーム ザ ウッドランズ 11 (72)発明者 バリー サガーズ 英国 バッキンガムシャー HP21 9L U エイルズバリー ウォルトン コート ファーム エステイト ハーボーン ク ローズ 3 (72)発明者 ケヴィン ジョセフ スミス 英国 ベッドフォードシャー ルートン ロスリン コート 52 (72)発明者 ピーター マイケル ヒッチモー 英国 マージーサイド ワーラル ブロム ボロー ケント クローズ 8 (56)参考文献 特開 昭58−200264(JP,A) 特開 昭49−65238(JP,A) 特開 昭60−144777(JP,A) 特開 昭62−18585(JP,A) 実開 昭56−128662(JP,U) 実開 昭57−78062(JP,U) 実開 昭59−147165(JP,U) 実開 昭59−89362(JP,U) 実開 昭60−68563(JP,U) 実開 昭60−74160(JP,U) 英国特許8715012(GB,A)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵タンク、分配容器およびオバーフロー
    ・タンクを備え、前記貯蔵タンクは熱が加えられると液
    を前記分配容器へ供給するように構成され、前記分配容
    器は内部の液が所定のレベルに達すると液を前記オーバ
    ーフロー・タンクへオバーフローさせる出口を有し、前
    記貯蔵タンク内の液が冷却すると前記オバーフロー・タ
    ンクから液が吸い上げられて前記貯蔵タンクに戻される
    ようになっていることを特徴とする液分配装置。
  2. 【請求項2】使用中に前記分配容器中の液を消費し、か
    つ前記分配容器への液の供給が行われるだけの熱を発生
    する装置の近くに、前記貯蔵タンクが取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の液分配装置。
  3. 【請求項3】前記貯蔵タンクは実質的に密封された室で
    あり、前記室内のガスまたは蒸気の熱膨張により液が押
    し出されて、前記分配容器へ液の供給が行われることを
    特徴とする請求項2に記載の液分配装置。
  4. 【請求項4】前記貯蔵タンクから前記分配容器へ液が流
    れることを許す第1の逆止弁を備えていることを特徴と
    する請求項3に記載の液分配装置。
  5. 【請求項5】開いた一端が前記貯蔵タンクの底の近くに
    あり、そこから前記貯蔵タンクを貫通して外まで上方に
    伸び、前記分配容器へ液を供給するパイプを備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の液分配装置。
  6. 【請求項6】前記オバーフロー・タンクから前記貯蔵タ
    ンクへ液が流れることを許す第2の逆止弁を備えている
    ことを特徴とする請求項5に記載の液分配装置。
  7. 【請求項7】前記オバーフロー・タンクから前記貯蔵タ
    ンクの上面まで伸びた戻しパイプを備えていることを特
    徴とする請求項6に記載の液分配装置。
  8. 【請求項8】前記貯蔵タンクは実質的に密閉された室で
    あり、それにより前記室内のガスまたは蒸気の熱膨張に
    より液が押し出されて、前記分配容器へ液の供給が行な
    われることを特徴とする請求項1に記載の液分配装置。
  9. 【請求項9】貯蔵タンクから分配容器へ液が流れること
    を許す第1の逆止弁を備えていることを特徴とする請求
    項8に記載の液分配装置。
  10. 【請求項10】開いた一端が前記貯蔵タンクの底の近く
    にあり、そこから前記貯蔵タンクを貫通して外まで上方
    に伸び、前記分配容器へ液を供給するパイプを備えてい
    ることを特徴とする請求項9に記載の液分配装置。
  11. 【請求項11】前記オバーブロー・タンクから貯蔵タン
    クへ液が流れることを許す第2の逆止弁を備えているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の液分配装置。
  12. 【請求項12】前記オバーフロー・タンクから前記貯蔵
    タンクの上面まで伸びた戻しパイプを備えていることを
    特徴とする請求項11に記載の液分配装置。
  13. 【請求項13】前記貯蔵タンクの中味を必要に応じて加
    熱するためのヒーターを備えていることを特徴とする請
    求項12に記載の液分配装置。
JP15208588A 1987-06-26 1988-06-20 液分配装置 Expired - Lifetime JPH0623909B2 (ja)

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EP0296817B1 (en) 1993-07-21
DE3882450T2 (de) 1993-11-11
JPS6429884A (en) 1989-01-31
GB8715012D0 (en) 1987-08-05
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