JPH06237641A - 芝生マットの製造方法及び装置 - Google Patents

芝生マットの製造方法及び装置

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JPH06237641A
JPH06237641A JP6005569A JP556994A JPH06237641A JP H06237641 A JPH06237641 A JP H06237641A JP 6005569 A JP6005569 A JP 6005569A JP 556994 A JP556994 A JP 556994A JP H06237641 A JPH06237641 A JP H06237641A
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lawn mat
substrate
lawn
mat
producing
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JP6005569A
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Gilbert Loesken
レスケン ギルベルト
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Aktual Bauteile & Unweltschutz Syst & Co KG GmbH
Akuchiyuaru Bautaire & Unbueru
Akuchiyuaru Bautaire & Unbuerutoshiyutsutsu Jiyusuteme & Co KG GmbH
Original Assignee
Aktual Bauteile & Unweltschutz Syst & Co KG GmbH
Akuchiyuaru Bautaire & Unbueru
Akuchiyuaru Bautaire & Unbuerutoshiyutsutsu Jiyusuteme & Co KG GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、くずれ防止部材の要らない芝生マ
ットの製造方法及び芝生マットの基質に関するものであ
る。 【構成】 特に地表面被覆に使用するくずれ防止部材の
要らない芝生マット10の製造方法であって、土と根の
張った植物又は苔で構成され、立ち上がり端部14を有
し、寸法的に安定な基質12を設け、その中で芝生マッ
ト10を育成し、これらを運搬し、芝生マット10をス
ライドさせることにより、又は引き出すことにより基質
12から分離し、敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芝生マットを製造する方
法、特に、地表面被覆に使用するくずれ防止部材の要ら
ない芝生マットを製造する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】芝生マットを製造する方法については、
製造工程の構造的な実施例の数々が公知技術として開示
されている。これらの実施例によると、あらかじめ用意
された、かなり広い開放面に、芝が植えられ、それがし
っかりと根付くまで通常どおり育てられ、最終的に機械
によって一定の幅に刈られ、巻き上げられ、敷設場所ま
で運搬される。しかし、このような巻き上げ芝、又は手
で刈り取られた芝は多くの欠点がある。
【0003】まず第一に、手で刈り取るのは不正確であ
り、また端部においては欠陥が発生しやすく、結合が不
均一になりやすいことである。第二に、運搬中又は保管
中に圧縮荷重により、また、巻き上げられることにより
空気が出て行き、損傷することである。これによって、
2、3日後にひどく損傷することがある。第三に、特
に、多肉種(ベンケイ草属)のような根を張る植物につ
いては、くずれ防止部材なしに連続的に製造、運搬、敷
設することができないのが特に大きな欠点である。実際
に、それらは非常に損傷し易く、離れ易い。従って、 D
E-A-1801460 には、巻き上げ芝には、織物状の、切断さ
れたプラスティック製のくずれ防止部材が必要であると
の記載がある。最近の文献にも、上記目的のため、種々
のくずれ防止部材が必要であると記載されている。
【0004】リーゼック等による文献「地表面基礎の敷
設」の1989年版第10編における、第10.1.4
章の「緑化工程及びその保護」において芝生マットに関
する技術について記載されている。
【0005】また、州立建築学会(FFL)の地表面被
覆のガイドラインの1990年版に、地表面被覆の分野
における信頼性のある工事及び最新技術が記載されてい
る。そして、その第10.2.7章において、「育成、
運搬、敷設、使用において、芝生マットには適切なくず
れ防止部材を挿入することが必要である。」と記載され
ている。
【0006】さらに、ベルン クルプカの文献「地表面
被覆」における、オイゲーン ウルマー ファーラーク
による美化工事に関する一連のハンドブックの第16.
3章に芝生マットに関する記載がある。
【0007】また、上記刊行物に、芝生マットに関して
詳細な記載がある。これらの文献では、公知技術におけ
る芝生マットは、育成、運搬、敷設において、くずれ防
止部材又は挿入物が必要であるという点に特徴があると
記載されている。
【0008】さらに、例えば、 DE-C-3805069 には、過
度に水分を含む危険性を避けるために、育成植物のため
の給水マット及び排水マットには、機械的に安定化した
ポリエステル製の孔空き織布のくずれ防止層が設けられ
ていると記載されている。
【0009】公知の芝生マットはすべて、くずれ防止部
材として、藁、ココナッツ又は不織布マットを使用して
いる。それらのマットは腐食するが、いわゆる爪織りマ
ットは同じ機能を発揮するけれども、腐食せず、また引
張力に対抗することができる。上記の腐食性のくずれ防
止部材用挿入物が有する主な機能は、マットを運搬でき
るようにすることである。従って、育成後、そのマット
は巻き上げることができ、パレットに載せて運搬でき、
例えば、地表面上、塩、石炭又は廃棄物の山の上に単に
平らに敷設できる。腐食性のくずれ防止部材用挿入物
は、腐食後はその機能を失うけれども、爪織りマットは
その機能を維持する必要がある。くずれ防止部材を有す
る従来の芝生マットは、いくつかの欠点がある。すなわ
ち、プラスチックシート等の上で育成が行われるけれど
も、1回又は2回の育成工程を経た後は使用できないも
のとなり、高価な費用で廃棄しなければならないのであ
る。汚染の問題があるため、プラスティックシートのリ
サイクルは、現在では不可能である。1年間乃至2年間
は十分に強度を発揮させるには、腐食性くずれ防止層の
少なくとも30%は、プラスティック繊維又はプラステ
ィック織物の腐食しない部分で構成しなければならず、
また、いわる不織布マットの場合は、マットの基質は単
に不織布の上に置かなければならないか、爪織りマット
の場合のように、くずれ防止部材とからみ合っていない
ので、育成の間、特に端部において、風化及び水による
劣化の問題を生ずる。不織布マットが、例えば、地表面
上に置かれた場合であるが、修復されていない緑化部分
や基質がある場合には、それらが運搬によって脱落し、
これらの部分では、風化又は水による劣化の可能性が大
きくなる。そして、これらの部分では不織布が露出す
る。すなわち、いわゆる「はげ」が形成される。その部
分は実質上、芝の植えられていない部分であり、この部
分を緑化するには別途労力と費用を要する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保管中及び
運搬中における長期安定性を確保することにより、上記
工程を改善することにあり、それによって、端部におけ
るより早く、よりきれいな育成状態を得ることにある。
本発明のもう一つの目的は、くずれ防止部材用挿入物等
を使用する芝生マットの上記欠点を解消することにあ
る。これによって、ベンケイ草のような多肉種を高い割
合で使用することができる。さらに、本発明の目的は、
育成中及び運搬中に天候の影響を受けずに仕事ができる
ようにすることにある。また、上記手順は、安価で環境
に悪影響を与えないようにすべきことも明らかである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の芝生マット製造方法は、特に地表面被覆に使
用するくずれ防止部材の要らない芝生マットの製造方法
であって、土と根の張った植物又は苔で構成され、立ち
上がり端部を有し、寸法的に安定な基質を設け、その中
で芝生マットを育成し、これらを運搬し、芝生マットを
スライドさせることにより、又は引き出すことにより基
質から分離し、敷設することを特徴とする。
【0012】さらに、上記目的を達成するための芝生マ
ットの基質は、特に地表面被覆のため、くずれ防止部材
のない芝生マットの育成と運搬に使用され、立ち上げ端
部を有し、積み重ねることが可能な、寸法的に安定性の
ある基質であって、土壌と、根を有する植物又は苔とで
構成され、該芝生マットは、スライドさせることによ
り、又は引き出すことにより、前記基質から分離して敷
設されることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明にかかる芝生マットは育成するだけでな
く、積み重ねることができ、寸法的に安定した立ち上が
り端部を有する基質として運搬される。積み重ねること
ができ、寸法的に安定な基質を有するくずれ防止部材の
ない芝生マットの育成及び運搬は、従来と比較して種々
の長所がある。すなわち、シートもくずれ防止のための
不織布も不要であり、また、これらを廃棄する必要もな
く、基質は再使用できるため生産コストが大幅に低減さ
れる。従って、本発明で使用される芝生マットは、プラ
スティックを使用していないため環境に対して悪影響を
及ぼさないものとなっている。また、巻き上げ芝の場合
のように、強固に根を張らせることも不要である。
【0014】本願の発明における芝生マットは、基質が
二重になっているため、運搬及び保管に有利であり、巻
き上げる必要はなく、パレットの上に特別な支持装置に
よって積み重ねられる。すなわち、巻き上げる必要がな
く、トラクタのパレットフォークの上に直接載せること
ができるため、人手を省くことができる。また、本発明
における芝生マットは、巻き上げ芝生マットと異なり、
巻き上げ工程で発生するような、露出による損傷、及
び、巻き上げ状態において空気が抜けることにより発生
する損傷を防止することができる。本発明では、基質が
二重になっているため、運搬中及び保管中に芝生マット
がいかなる圧縮荷重にも曝されることなく、また、通風
領域において絶え間なく空気が通るため、上記のように
積み重ねられ、運搬された芝生マットは、約2週間二重
にした状態で載置することができる。
【0015】また、基質の端部を立ち上げているため、
さらに、育成中及び運搬中の端部の腐食を避けることが
できる。
【0016】育成中はスペーサ、すなわち脚部を設けて
あるため、芝生マットの支持部材が地面から離れている
点で有利である。すなわち、地面に対向する側はシール
されていないため、雨水は何ら問題なく、芝生マットの
支持部材の下からしみ出ていく。
【0017】また、地面とは接していないため、これま
で芝生マットとの間で生育した外部の植物については、
成長してマットの中に入っていくことは不可能である。
従って、除草剤を使用する必要はなく、そのような外部
の植物を刈り取る必要もない。
【0018】
【実施例】以下に、本発明をよりよく理解するため、芝
生マット10の例について種々紹介する。
【0019】プラスティック製、木製、又は金属製の基
質12は、板状の底部を有する。この底部は、表面がな
めらかにできており剛性を高めるために下側にはリブが
取付られている。この基質12の上に、所定の目的に使
用されるもう一つの基質及び緑化構成物、植物の一部分
(苗木)、芝生マット10に要求される目的に適合した
苔、及び適切な植物や草の種が載せられる。
【0020】選択育成の機能を発揮させるため、種々の
芝生マットの型があり、これらは概略、以下のように分
類することができる。
【0021】1.ベンケイソウ/苔マット10 これらのマットは、おもにベンケイソウでできているこ
とに特徴がある。そして、このマットは、自然に苔の種
子が成長することにより、又は部分的に分散させること
により、ある程度の苔を含んでいる。
【0022】2.ベンケイソウ/育成植物/草マット1
0 このマットにおいても、突出した地表面被覆の約50%
乃至60%がベンケイソウで占められている。そして、
雑草や植物によって、マットの強度が高められている。
苔を生やすことも可能であるが、限られた割合に留める
ことが望ましい。敷設の際のマットとしての機能をより
よく発揮させるため、草及び育成植物の刈り取りを、ベ
ンケイソウの種蒔き及びベンケイソウの苗木の分散とと
もに直接行うか、例えば、天井の上の基質層の厚さが6
cm以下の場合は出荷の2、3週間前に行う。
【0023】3.ベンケイソウ部分を有する草/育成植
物マット10 これらの芝生マットは、芝の層の厚さが5cm以上のも
のに適している。これらの芝生マットにおけるベンケイ
ソウの割合は少なくとも全体の30%とする。
【0024】好ましい数の基質12が、圧縮育成の要領
(press-planted manner)で積み重ねられ、育成の期間
は、注意して歩き、また車両等の運転をしなければなら
ない。基質12と植物の生育する地面間の基質12の結
合部及びそれらの脚部18又はスペーサ及びそれらの間
に形成される空気の層を通って、降水すなわち雨水が土
の中に入っていく。これによって、一次的に水分が多く
なること、芝生マットが浮き上がること、また、水によ
る腐食を防止している。
【0025】発芽及び苗木の段階で、乾燥、日光、風に
非常に敏感な植物は、空気中に開放されるとすぐに、
「織物製カバー」によって完全に覆われる。生育の段階
および季節によっては、このカバーは2、3週間又は
2、3ヶ月の間、その植物の上に置かれることがある。
【0026】乾燥期及び育成植物に水を与える必要のあ
る場合には、短い間隔で、また、通常の土壌において育
成する場合よりも少なめに水を与える必要がある。とい
うのは、比較的薄い基質層にあまり多くの水を留めてお
くことができないからである。上記の織物製カバーによ
って、日光及び風による水分の蒸発を低減することがで
きる。
【0027】水分と養分を適度の割合で与えることによ
り、生育は順調に行われる。所望の生育段階を経た後、
これらの要素を計画的に変化させることにより、植物に
対して環境的な圧迫を与え、これによって将来の過酷な
場所に敷設された場合に必要な最適な活力を植物に与え
ることができる。
【0028】本願における工程は、また、本来、水分と
温度が制御された温室における改善された生育環境をも
提供する。
【0029】収穫の際には、完全に生育した芝生マット
10、及び、その中に植物が育成された基質12がそれ
ぞれ積み重ねられ、積載車両のフォークの上に手作業で
重ね置きされる。立ち上がり端部を有する基質12、端
部14及び脚部すなわちスペーサ18の形状を整えるこ
とにより、それらは重ねることが可能となり、図1に示
すように、パレット16の上に二つの基質12によって
重ねられ、圧力、巻き上げによる損傷、光又は空気の不
足等を生ずることなしに、最終的な生育段階にて運搬す
ることができる。巻き上げられたものと異なり、積み重
ねられたものには空気や光が入りやすいため、本発明に
係るマットは従来品と比較して、運搬後、より長期間に
わたって一時的な保存が可能である。
【0030】芝生マット10の敷設にあたっては、芝生
マット10及びそれらの基質12が、例えば地表面まで
運搬される。板状の基質を傾斜させることによって、く
ずれ防止部材の要らない芝生マット10を所定の面にス
ライドさせることができる。この種の芝生マットの敷設
にあたっては、2、3日は持ち上げに対して抵抗力を有
するように根がしっかりと張られているため、問題とな
るクラックは発生しない。また、芝生マット10は圧縮
育成の要領で載置されているため、端部において二次的
な仕事は必要としない。
【0031】芝生マットの敷設時にのみ、スライドさせ
ることによって、又は、引っ張ることによって、芝生マ
ットが基質から分離される。芝生マットの分離は、基質
をある程度傾斜させることによって都合よく行うことが
できる。従って、芝生マットは、重力により基質からス
ライドし、敷設場所に運搬され、そこで最終的に育成さ
れる。給水のため及び強固な端部を有する芝生マットを
提供するため、生育中は、基質の端部を立ち上げること
が必要である。それらは、地面からパン焼き皿のように
連続的に立ち上がっている。この立ち上げられた端部の
高さは非常に重要であるというわけではないが、所望の
芝生マットの厚さに応じて、又はそれより若干大くす
る。具体的には、2cm乃至8cmである。基質の底の
表面に関しては、前記立ち上げ端部は浅くすべきであ
る。本発明で使用される基質の形状、大きさ及び材質は
限定されるものではなく、広い範囲にわたって選択でき
る。しかし、80cmx120cmのプラスティック製
の基質を使用した場合には、特別の配慮が必要である。
芝生マットの部分はパレットと同様の大きさ、又はこれ
より小さく選定することが可能であり、これによって、
運搬を促進することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明にかかる芝生マットでは、シート
もくずれ防止のための不織布も不要であり、また、これ
らを廃棄する必要もなく、基質は再使用できるため生産
コストが大幅に低減される。従って、プラスティックを
使用していないため環境に対して悪影響を及ぼさないも
のとなっている。
【0033】また、本願の発明における芝生マットは、
運搬及び保管に有利であり、巻き上げる必要はなく、ト
ラクタのパレットフォークの上に直接載せることができ
るため、人手を省くことができる。
【0034】さらに、本発明における芝生マットは、巻
き上げ芝生マットと異なり、巻き上げ工程で発生するよ
うな、露出による損傷、及び、巻き上げ状態において空
気が抜けることにより発生する損傷を防止することがで
きる。また、基質の端部を立ち上げているため、さら
に、育成中及び運搬中の端部の腐食を避けることができ
る。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芝生マット製造方法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 芝生マット 12 基質 14 立ち上がり端部 16 パレット 18 脚部(スペーサ)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に地表面被覆に使用するくずれ防止部
    材の要らない芝生マット(10)の製造方法であって、
    土と根の張った植物又は苔で構成され、立ち上がり端部
    (14)を有し、寸法的に安定な基質(12)を設け、
    その中で芝生マット(10)を育成し、これらを運搬
    し、芝生マット(10)をスライドさせることにより、
    又は引き出すことにより基質(12)から分離し、敷設
    することを特徴とする芝生マット(10)の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記植物の生育の間、前記基質(12)
    が自然の土壌又は人工的な土壌から離して保持されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の芝生マット(10)の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基質(12)を繰り返し使用できる
    ことを特徴とする請求項1に記載の芝生マット(10)
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 土壌、種、育成植物の部分又は苔を伴う
    基質(12)が、育成場所、特に建物の中において、独
    立して提供されることを特徴とする請求項1から3のい
    づれかに記載の芝生マット(10)の製造方法。
  5. 【請求項5】 育成が温室、緑化建築物又は囲いのない
    場所で行われることを特徴とする請求項1から4のいづ
    れかに記載の芝生マット(10)の製造方法。
  6. 【請求項6】 圧縮育成の要領(press-planted manne
    r)で重ねられた前記複数の基質(12)が、並置され
    た形で保管されることを特徴とする請求項1から5のい
    づれかに記載の芝生マット(10)の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記基質(12)を積み重ねることによ
    り、前記芝生マットが運搬され、保管され、又は運搬及
    び保管されることを特徴とする請求項1から6のいづれ
    かに記載の芝生マット(10)の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基質(12)が前記育成された芝生
    マット(10)とともに、敷設場所まで運搬され、そこ
    で、傾斜させることにより、該芝生マット(10)が最
    終的な緑化面にスライドして敷設することを特徴とする
    請求項1から7のいづれかに記載の芝生マット(10)
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基質(12)が、平らな底面と、脚
    部すなわちスペーサ(18)を有する矩形の箱型容器に
    よって形成され、前記立ち上げ端部(14)が前記基部
    から離れるように回動可能であるか、前記基部から分離
    可能であるか、又はその両方であることを特徴とする請
    求項1から8のいづれかに記載の芝生マット(10)の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記立ち上げ端部(14)の高さが、
    前記所望の芝生マットの厚さよりも若干高いことを特徴
    とする請求項1から9のいづれかに記載の芝生マット
    (10)の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記芝生マット(10)が、根の張り
    が弱い植物、特に多肉種(ベンケイ草属)の割合が、突
    出した覆いのほぼ100%であることを特徴とする請求
    項1から10のいづれかに記載の芝生マット(10)の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 過剰な降水が前記圧縮育成の結合部、
    載置された基質(12)及び前記基質(12)と育成用
    地面の間の前記スペーサによってもたらされた開放領域
    を通って、土壌に達することを特徴とする請求項1から
    11のいづれかに記載の芝生マット(10)の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 特に地表面被覆のため、くずれ防止部
    材のない芝生マットの育成と運搬に使用され、立ち上げ
    端部(14)を有し、積み重ねることができる、寸法的
    に安定性のある基質(12)であって、土壌と、根を有
    する植物又は苔とで構成され、該芝生マットは、スライ
    ドさせることにより、又は引き出すことにより、前記基
    質から分離して敷設されることを特徴とする芝生マット
    の基質。
JP6005569A 1993-01-27 1994-01-24 芝生マットの製造方法及び装置 Pending JPH06237641A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE93101164:7 1993-01-27
EP93101164A EP0608450B1 (de) 1993-01-27 1993-01-27 Verfahren zum Herstellen einer trägerlosen Vegetationsmatte, insbesondere zur Dachbegrünung

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JPH06237641A true JPH06237641A (ja) 1994-08-30

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ID=8212557

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JP6005569A Pending JPH06237641A (ja) 1993-01-27 1994-01-24 芝生マットの製造方法及び装置

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US (1) US5410840A (ja)
EP (1) EP0608450B1 (ja)
JP (1) JPH06237641A (ja)
AT (1) ATE109617T1 (ja)
DE (1) DE59300007D1 (ja)

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