JPH06225933A - 液体分離装置 - Google Patents

液体分離装置

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JPH06225933A
JPH06225933A JP5016646A JP1664693A JPH06225933A JP H06225933 A JPH06225933 A JP H06225933A JP 5016646 A JP5016646 A JP 5016646A JP 1664693 A JP1664693 A JP 1664693A JP H06225933 A JPH06225933 A JP H06225933A
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JP
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bag
container
layer
outlet
parent
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JP5016646A
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English (en)
Inventor
Tadashi Misumi
匡史 三角
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の層からなる液体を収容する容器に下方
層の液体を容器の頂部から取出すための通路が形成され
ていなくても、各層の液体を容器の頂部または下部から
容易にしかも精度よく取り出すことができる液体分離装
置を提供することを目的とする。 【構成】 上方層S1 と中間層S3 と下方層S2 とに
分離された液体を収容した柔軟性のある素材からなる親
バッグB1 の側方端部からローラ53が親バッグB1 の
腹面側と背面側の一部を相互に密着させるように押圧し
ながら移動した後に所定位置で停止し、親バッグB1 の
側方部に下方層S2 の液体を第2ポートQ2 に導く通路
を形成する。この後、親バッグB1 を加圧し、上方層S
1 の液体を第1ポートQ1 から、また、下方層S2 を第
2ポートQ2 の液体から取出しそれぞれ子バッグB2a,
B2bに収容するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液バッグ等のように
層状の分離液体が封止された柔軟性のある容器から各層
毎に液体を取り出す液体分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、全血輸血に代わり、血液中の
必要な成分のみを患者等に輸血する成分輸血が行われた
り、また、血漿製剤作成のために血液中から血漿のみの
採取も行われている。このような成分輸血や血漿製剤用
の血液を得るためには、従来から柔軟性のある、いわゆ
るマルチバッグと称される血液バッグが使用されてい
る。この血液バッグは、供血者から採取した血液を入れ
る血液採取用バッグ(いわゆる親バッグ)と、この親バ
ッグにチューブを介して連通された1個あるいは複数個
の分離バッグ(いわゆる子バッグ)とから構成されてお
り、この親バッグに収容される血液を遠心分離機によっ
て、血漿層、赤血球層及び中間層(血小板や白血球ある
いは脂肪、さらには雑菌等が含まれる軟膜層であり、い
わゆるバフィーコート層と称されている)の各成分に分
離して、遠心分離された親バッグ中の各成分を、成分毎
に取り出して子バッグに取り込んでいる。なお、各成分
を子バッグに取り込む際、各成分が相互に混入しないよ
うにしなければならない。
【0003】このような血液バッグとしては、図14〜
図16に示すものがある。図14に示す血液バッグ10
0Aでは、採血された血液を収容する親バッグ101の
上部にチューブが取り付けられている。このチューブに
は2つのT字形分岐管を介してチューブt1 〜t3 が接
続され、各チューブt1 〜t3 の先端には赤血球保存液
が収容された子バッグ102a と、空の2つの子バッグ
102b ,102c とが接続されている。
【0004】この親バッグ101から各成分を分離する
には、まず、遠心分離により前記血漿層S1 、赤血球層
S2 及び中間層S3 の3つの層に分離された血液を収容
する親バッグ101の腹面を加圧するなどして、上方層
S1 を形成する血漿成分をチューブt2 を介して子バッ
グ102b に移送する。そして血漿成分の移送が終了す
ると、親バッグ101内に少量残った血漿成分と、中間
層つまりバフィーコート層の成分と、下方層の赤血球成
分の一部を、チューブt3 を介して子バッグ102c に
移送する。このようにして親バッグ101内から中間層
を取り除くと、次に子バッグ102a 内に収容されてい
る赤血球保存液をチューブt1 を介して親バッグ101
内に移送する。このようにして血液の成分を分離する血
液バッグ100Aでは、親バッグ101の一方の方向
(この例では上方)から成分を採集できるので実用的で
ある。
【0005】図15に示すものは、親バッグ101の上
下にチューブt1,t2 を設けたもので、遠心分離するこ
とにより前記3つの層に分離された親バッグ101を液
体分離装置に取り付け、この親バッグ101の腹面を加
圧することにより上方のチューブt1 からは血漿層S1
を子バッグ102a に取り出し、下方のチューブt2か
らは赤血球層S2 を子バッグ102b に取り出し、中間
層S3 を親バッグ101内に残すようにしたものである
(特公昭63−20,144号公報参照)。この血液バ
ッグ100Bは、遠心分離された状態の親バッグ101
から上下にそれぞれ所望の成分を取り出すので、中間層
を効率良く血液中から分別採取できる。尚、図14及び
図15中の符号「103」は採血針である。
【0006】図16に示す血液バッグ100Cは、親バ
ッグ101の表裏両面を熱融着などすることによりバッ
グの底部まで伸びるシール部104を形成し、これによ
り上方取り出し用の通路105を親バッグ101内に独
立に形成したものである。そして、遠心分離された血液
を収容する親バッグ101を液体分離装置に取り付け、
バッグの腹面を加圧することにより第1のチューブt1
からは血漿層S1 を、第2のチューブt2 からは赤血球
層S2 を取り出し、中間層S3 を親バッグ101内に残
すようにしたものである(ヨーロッパ特許公開第048
4751A1号公報参照)。この血液バッグ100C
は、上方から各成分を取り出すことができるので実用的
である。
【0007】一方、液体分離装置には、従来から遠心分
離された親バッグを加圧する方式により、図17に示す
ような、下部圧偏方式(例えば、特公昭55−17,5
85号公報等参照)と、図18に示すような、平行加圧
方式(例えば、特開昭55−155,652号公報等参
照)がある。前者は、分離スタンド106に設けられた
フックfに親バッグ101を吊り、下端が回動可能に支
持された加圧プレート107によりバッグの腹面を加圧
するようにしたものであり、後者は分離スタンド106
に平行に加圧プレート108を設け、この平行な状態で
バッグの腹面を加圧するようにしたものである。これら
には、自動加圧あるいは手動加圧のものがあるが、最近
多用されている自動加圧のものでは、いずれの方式も中
間層の位置を界面センサー(図示せず)により検知しつ
つ加圧プレート107又は108によりバッグを加圧す
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図14に示
す血液バッグ100Aのように、親バッグ101の上方
に3本のチューブtを設けたものは、親バッグ101か
ら血漿層S1 と親バッグ101の内面につきやすい中間
層S3 を取り出し、その後、赤血球保存液を親バッグ1
01に入れるものなので、親バッグ101に中間層S3
が残ってしまうこととなると共に、中間層S3 を取り出
すタイミングが難しく、制御性に問題がある。図15に
示す血液バッグ100Bのように親バッグの上下にチュ
ーブtが設けられたものは、成分取り出しポートが上下
となるので、液体分離装置にバッグを取り付けた時にチ
ューブtの取扱いが不便となる。
【0009】また、図16に示す血液バッグ100Cの
ように親バッグ101内に上方取り出し用の通路を独立
に形成したものは、この通路内にまで中間層S3 が入り
込む虞があり、完全な成分分離を行うことができず、ま
た、親バッグ101の表裏両面を熱融着などすることに
よりバッグの底部まで伸びるシール部を形成しなければ
ならないため製造工程が増加する。さらに、親バッグ1
01を分離装置に取付ける際、取付けの表裏が決まって
いるため親バッグ101を取扱う際の作業性が悪いとい
う欠点がある。
【0010】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたものであり、下方層の液体を容
器の上部から取出すための通路が形成されていない容器
からであっても、容易に下方層の液体を容器の上部から
取出すことができ、しかもチューブの取扱いが簡単であ
ると共に分離精度が極めて高い液体分離装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、内部に上方層、中間層、下方層の少なくと
も3つの層に分画された成分が収納され、該上方層また
は該下方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備
えた柔軟性のある親容器を保持する容器保持部と、該容
器保持部に保持された該親容器の対向する2つの面のう
ちの1つの面を支持する支持部材及び他方の面を押圧す
る押圧部材とからなる容器押圧部とを有する液体分離装
置であって、該押圧部材を駆動する押圧手段を備え、該
押圧部材は、ローラー型押圧部材とこれに隣接して設け
られた第2押圧部材とからなり、ローラー型押圧部材を
該上方層、該中間層ならびに該下方層の3つの領域を維
持しながら、該親容器の一端の側壁から他端の側壁に向
かって横方向に押圧させながら所定距離移動させて、該
第1の出口及び該第2の出口の間から該中間層を横切っ
て該親容器の他端の所定距離手前まで該親容器の対向す
る2面に密着部を形成させ、且つ、該密着部により該親
容器内に該第2の出口に連通する通路を形成し、該第2
押圧部材により、該親容器を押圧し、該上方層が該第1
の出口及び該第2の出口側にある場合は、該通路を通じ
て該下方層を該第2の出口に導くと共に、該上方層を該
第1の出口に導き、該下方層が該第1の出口及び該第2
の出口側にある場合は、該通路を通じて該上方層を該第
2の出口に導くと共に、該下方層を該第1の出口に導く
ことを特徴とする液体分離装置である。さらに、本発明
は、親容器の重量を常に測定する重量測定部を備える。
【0012】
【作用】内部に上方層、中間層、下方層の少なくとも3
つの層に分画された成分が収納され、該上方層または該
下方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備えた
柔軟性のある親容器を容器保持部に取付ける。そして、
ローラー型押圧部材が該上方層、該中間層ならびに該下
方層の3つの領域を維持しながら、該親容器の一端の側
壁から他端の側壁に向かって横方向に押圧させながら所
定距離移動する。こうして、該第1の出口及び該第2の
出口の間から該中間層を横切って該親容器の他端の所定
距離手前まで該親容器の対向する2面に密着部を形成さ
せ、且つ、該密着部により該親容器内に該第2の出口に
連通する通路を形成する。次に、第2押圧部材により、
該親容器が押圧され、該上方層が該第1の出口及び該第
2の出口側にある場合は、該通路を通じて該下方層は該
第2の出口に導かれると共に、該上方層は該第1の出口
に導かれる。また、該下方層が該第1の出口及び該第2
の出口側にある場合は、該通路を通じて該上方層は該第
2の出口に導かれると共に、該下方層は該第1の出口に
導かれる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る液体分離装置の
概略斜視図、図2は血液バッグの一例を示す概略平面
図、図3は図1の3−3線に沿う断面図、図4は、図1
の要部を示す水平断面図、図5は押圧ユニット及び加圧
プレートの拡大斜視図、図6は容器加圧ユニットの加圧
動作を示す説明図、図7は容器加圧ユニットのロック解
除状態を示す説明図である。
【0014】図1において、液体分離装置10は、遠心
分離された親バッグ(親容器)B1から成分血液毎に取
り出すものであり、親バッグB1を保持する容器保持部
11と、チューブt1 ,t2 を選択的にクランプするク
ランプ部材12と、親バッグB1に収納された液体を2
つの領域に分割し下方層の液体を第2ポート(第2の出
口に相当する)に導き出す通路を形成する押圧ユニット
51と、容器保持部11に保持された親バッグB1を加
圧する容器加圧ユニット13と、前記押圧ユニット51
や前記容器加圧ユニット13等を制御する制御部Cとを
有している。
【0015】血液バッグBは、柔軟性のある合成樹脂よ
りなり、図2に示すように、供血者から採取した血液を
入れる血液採取用バッグ、いわゆる親バッグB1 と、こ
の親バッグB1 にチューブtを介して連通された複数個
の分離バッグ、いわゆる子バッグB2a,B2bとを有して
いる。図示されるように、親バッグB1 には、第1ポー
トQ1 と第2ポートQ2 (第1の出口と第2の出口に相
当する)とが形成されており、第1ポートQ1 にはチュ
ーブt1 を介して子バッグB2aが、また第2ポートQ2
にはチューブt2 を介して子バッグB2bが連通されてい
る。親バッグB1 中の血液を遠心分離すると、血漿層S
1 、赤血球層S2 及び中間層S3 に分離されるが、利用
されるのは血漿層S1 と赤血球層S2 であり、これら成
分血液は、親バッグB1 中から取り出され子バッグB2
a,B2bに取り込まれる。
【0016】押圧ユニット51は、図1に示すように、
本体ケース14の前方側部に取付けられたケース50の
内部に設けられている。この押圧ユニット51は、図5
に示すように、親バッグB1 の腹面側と背面側の一部を
密着させるように押圧する押圧部52と、この押圧部5
2に設けられた2つのローラ(ローラー型押圧部材)5
3a,53bを相互に接近させたり離反させたりするロ
ーラ開閉手段65と、前記押圧部52を親バッグB1 に
対して側方から近接離反移動させるローラ移動手段70
とを有する。
【0017】押圧部22は、内部に自転させるためのモ
ータを内蔵し鉛直方向に配置された2つのローラ53
a,53bを有している。このローラ53a,53bの
上端部は、ピン54によって相互に回動自在に連結され
た上部第1レバー55a及び上部第2レバー55bの一
端にそれぞれ回動自在に連結され、前記ローラ53a,
53bの下端部は、ピン57によって相互に回動自在に
連結された下部第1レバー58a及び下部第2レバー5
8bの一端にそれぞれ回動自在に連結されている。この
上部第1レバー55a及び下部第1レバー58aの他端
は、鉛直方向に配置した支柱60aによって固着支持さ
れており、同様に上部第2レバー55b及び下部第2レ
バー58bの他端は、支柱60bによって固着支持され
ている。また、第1レバーと第2レバーとの先端部が開
くような付勢力を与えるばね部材56,59が設けられ
ている。したがって、ローラ53a,53bは通常離反
した位置にあるが、ローラ開閉手段65によりローラ5
3aと53bとを接近させ親バッグB1 の腹面側と背面
側との一部を相互に密着させて親バッグB1 に収納され
た液体を2つの領域に分割すると共に、親バッグB1 に
形成された第2ポートに下方層S2 の液体を導く通路を
形成することができる。
【0018】前記ローラ開閉手段65は、先端にV字状
の溝を設けたV字体66を有しており、このV字体66
の端部には進退棒67が接続され、この進退棒67を進
退移動させるソレノイド(押圧手段)68が設けられて
いる。そして、V字体66のV字状の溝の斜面66aを
前記支柱60a,60bに押し付けて前記支柱60aと
60bとを接近させることにより、ローラ53aと53
bとを接近させるようにしたものである。このローラ開
閉手段65は図示しない支持部材により前記基板71に
支持されている。また、ローラ移動手段70は、前記押
圧部22を支持する基板71を有しており、この基板7
1の底部に設けられた図示しない接続部材には進退棒7
2が接続され、この進退棒72を進退移動させるソレノ
イド(押圧手段)73が設けられている。これにより、
前記押圧部52を親バッグB1 に対して側方から近接離
反移動させ所定の位置に停止させることができる。尚、
ローラ53aと53bとを近接離反させる構造は上記に
限定されるものではなく適宜変更でき、ローラ開閉手段
65とローラ移動手段70との駆動源はとくにソレノイ
ドに限られず、モータやシリンダを用いてもよい。
【0019】前記容器加圧ユニット13は、図1,3に
示されるように、本体ケース14の前部に内装されたハ
ウジング15内に設けられ、このハウジング15の前面
壁15aには、容器保持部11が突設され、この容器保
持部11に親バッグB1 に開設された通孔17が掛けら
れ、親バッグB1 を吊持する。
【0020】容器加圧ユニット13のハウジング15内
には、図3に示すように、容器保持部11に吊持された
親バッグB1 の腹面側と背面側から加圧する容器加圧部
18が設けられている。この容器加圧部18は、親バッ
グB1 の腹面側に当接し加圧する第1加圧プレート(支
持部材)19と、親バッグB1 の背面側に当接する第2
加圧プレート(第2押圧部材)20と、この第2加圧プ
レート20が親バッグB1 を押圧する方向、つまり第1
加圧プレート19側に向かうように加圧するばね部材2
1とを有している。
【0021】本実施例では、第1加圧プレート19は、
ハウジング15の前面部分を開閉する扉体により構成さ
れている。なお、この扉体は、内部の親バッグB1 の状
態が目視できるように、例えば、アクリル樹脂等のよう
な透明体により構成することが好ましい。
【0022】一方、第2加圧プレート20は、第1加圧
プレート19と対向するようにハウジング15内に設け
られているが、図6に示すように、この第2加圧プレー
ト20の背面側には、第1リンク22が回動可能にピン
22aにより連結され、この第1リンク22の後端には
前記ハウジング15に取り付けられた支持軸23に回動
可能に支持された第2リンク24の端部が連結されてい
る。この第2リンク24の端部には、第3リンク25が
取り付けられ、この第3リンク25の端部は、加圧部材
26に当接されている。この加圧部材26は、リンク機
構27を介して前記扉体と連結され、扉体の開放に伴っ
てリンク機構27を介して第3リンク25を押圧し、第
2加圧プレート20をばね部材21の弾撥力に抗して後
退させるようになっている。つまり、独立した加圧プレ
ートを設けず扉体を容器加圧部18の一部材として第1
加圧プレート19と兼用したのは、部品点数の低減を図
り、構成を簡素化するためと、扉体の開閉力を利用して
第2加圧プレート20を後退させ、扉体の開放に伴って
容器加圧部18が加圧準備状態となるようにするためで
ある。これにより、扉体を開放すれば直ちに親バッグB
1 を加圧する準備が出来ることになる。
【0023】ここで、押圧ユニット51により親バッグ
B1 に形成された第2ポートに下方層S2 の液体を導く
通路を形成する作動が終了すると、第2加圧プレート2
0のロック状態を解除するようにしている。つまり押圧
ユニット51のローラ移動手段70に設けられた図示し
ないカム部材が押し棒30をばね部材31の弾撥力に抗
して押し下げるようになっている。押し棒30は、先端
部にテーパ部分30aが形成され、このテーパ部分30
aが爪部32に取り付けられたピン33と係合するよう
になっている。爪部32は、ばね部材(図示せず)等に
よりピン34を中心に一方向に付勢され、前記支持軸2
3に取り付けられた爪車35に噛合され、これをロック
するものであるが、前記押し棒30によりピン33を押
し、爪車35に噛合している爪部32を後退させると、
前記支持軸23に取り付けられた前述の第2リンク24
のロックは解除され、自由に回動できる状態となり、ば
ね部材21により第2加圧プレート20が親バッグB1
を加圧するようになる。尚、加圧するための駆動源とし
て、モータやシリンダ等も使用可能であることはいうま
でもない。上述のように、本実施例によれば、ローラ5
3と第2加圧プレートとから押圧部材91が構成され、
そして、この押圧部材91と、この押圧部材91が押し
付けられるのを支持する第1加圧プレート19とにより
容器押圧部90が構成されている。
【0024】また、前記本体ケースの上部には、図1,
4に示すように、親バッグB1 の一端部から伸延された
2本のチューブt1 ,t2 内を流通する成分血液の流れ
を個々独立に遮断−解放制御する前記クランプ部材12
が設けられている。このクランプ部材12は、血漿成分
が内部を流れるチューブt1 を開放−遮断する第1クラ
ンプ部材40aと、赤血球成分が内部を流れるチューブ
t2 を開放−遮断する第2クランプ部材40bと、これ
らクランプ部材40a,40bを作動するソレノイド4
1a,41bとを有しており、遠心分離された血液の中
間層S3 の位置と、親バッグB1 の重量と、加圧時間と
に応じて発せられる制御部Cからの信号により遮断−解
放制御されるようになっている。そして、このチューブ
tを通って流出された成分血液は、前記本体ケース14
の上部に形成されたトレー42内に設置された子バック
B2a,B2b内に蓄えられる。
【0025】この中間層S3 の位置は、前記第2加圧プ
レート20に設けられた界面検知部材43により検知さ
れる。この界面検知部材43は、一般的にはフォトセン
サーが使用され、前述した3つのそれぞれの層の光吸収
率の差により界面を検出するものであり、この界面検知
部材43からの信号は、制御部Cに入力される。
【0026】親バッグB1 の重量は、重量測定部Gによ
り測定されるようになっているが、この重量測定部G
は、前記容器加圧ユニット13の下部に設けられた重量
センサー44により構成されている。親バッグB1 の重
量を測定するには、前記容器加圧ユニット13の総重量
からハウジング15及び第1、第2加圧プレート19,
20等の風袋を差し引くことにより算出されるようにな
っている。容器加圧ユニット13の総重量は、容器加圧
ユニット13の下部に設けられた重量センサー44によ
り検知される。この重量センサー44は、例えば、容器
加圧ユニット13のハウジング15を支持するように設
けられたブロック45の側面に歪みゲージを取り付けら
れたものにより構成することができる。尚、図中、符号
「46」は秤ストッパである。
【0027】また、子バッグB2a,B2bが収容されるト
レー42は上蓋47により閉塞され、周囲のパッキン4
8により密封シールされている。したがって、ポンプP
及び導菅49によってトレーの内部を減圧することによ
り、親バックB1 から子バッグB2 に成分血液が流入し
やすくすることができる。
【0028】前記加圧時間は、本体ケース14の前面に
設けられたコントロールパネル50に設けられたタイマ
ー51により検知され、このタイマー51からの信号
も、制御部に入力される。
【0029】次に実施例の装置により、親バッグB1 に
おいて分離された状態で収容される血液の各成分を各成
分毎に子バックB2a,B2bに収容する動作を説明する。
まず図1に示されるように、第1加圧プレート19を開
いた状態で、親バッグB1 の通孔17を容器保持部11
に掛けて親バッグB1 を装着し、同時にこの親バッグB
1 から伸延されたチューブt1 ,t2 をそれぞれクラン
プ部材40a,40b内に嵌装する。また同時に子バッ
グB2a,B2bをトレー42内に載置し、この後、上蓋4
3を閉じる。なお、親バッグB1 内の血液は、既に遠心
分離機により、上方層、中間層および下方層に分離され
ている。
【0030】このようにして血液バッグBを、ハウジン
グ15内にセットし終えると、扉体である第1加圧プレ
ート19を閉じる。次に図4に示される制御部Cの開始
スイッチ87をオンする。なお、両クランプ部材40
a,40bはソレノイド41a,41bにより閉状態に
なっている。開始スイッチ87がオンされると、まずタ
イマー51がセットされ、親バッグB1 の重量が測定さ
れる。親バッグB1 の重量は、容器加圧ユニット13の
総重量からハウジング15及び第1,第2加圧プレート
19,20等の風袋を差し引くことにより算出される。
つまり、重量センサー44が検知した容器加圧ユニット
13の重量から予め制御部Cに入力されている容器加圧
ユニット13の風袋の重量を差し引くことにより検知さ
れる。ここで、親バッグB1 の重量が所定重量でない場
合には、親バッグB1 は不適合であるとして除去され、
重量が所定重量であり適合であると判断されると、押圧
ユニット51が作動する。図5に示したように、ソレノ
イド68が作動して進退棒67を押し出し、この進退棒
67の先端に設けたV字体のV字状の溝の斜面66aを
支柱60a,60bに押し付けることにより、支柱60
a,60bがV字体のV字状の溝に挾み込まれるように
して次第に接近する。従って、支柱60a,60bと反
対側他端に設けたローラ53aと53bとは接近し密着
する。この状態でローラ53a,53bの内部に設けた
モータにより図5のA方向にローラを自転させながら、
ソレノイド73を作動して進退棒67を押し出し、基板
71に支持された押圧部52を親バッグB1 の側方から
接近させる。したがって、図8に示すように、2つのロ
ーラ53a,53bにより親バッグB1 の側方端部から
順に親バッグB1 の腹面側と背面側との一部を相互に密
着させ押圧しながら(図8(A) )、即ち、しごきなが
ら、ローラ53a,53bが移動し所定の位置で停止す
るようになっている(図8(B) )。これにより、親バッ
グB1 に収納された液体を2つの領域に分割すると共
に、親バッグB1 に形成された第2ポートに下方層S2
の液体を導く通路81を形成することができる。
【0031】しかも、本実施例の場合はローラによって
押圧しながら行うため、図8に示したように中間層S3
がローラの移動によって押しやられ図中左方のローラと
反対側に回り込むことを防止できる。このため成分の分
離精度が大幅に向上する。
【0032】尚、図8に示したように、ローラ53a,
53bの下端部は、親バッグB1 の下端部より上側に位
置しているので、形成された通路81と下方層S2 とは
連通されている。このように、通路81と下方層S2 の
連通部を確保するためには、ローラ53a,53bの下
端部の位置は、親バッグB1 の下端部より上側であるの
がよい。しかし、中間層S3 が形成される位置は一定で
ないので、ローラ53a,53bの下端部位置を上側に
位置させると下方層S2 の液体を通路81を介して第2
ポートから送り出す際に、中間層S3 の液体が通路81
内に流入してしまう。従って、ローラ53a,53bの
下端部の位置は、通路81と下方層S2との連通部を確
保できる範囲で、できるだけ下方に位置させるのがよ
い。また、本実施例の場合は、押圧部52にはローラが
2つ設けられ、親バッグB1 の腹面側と背面側との両面
からローラで押圧しながら移動するようにしているた
め、図8に示したように第1加圧プレート19の側方の
一部にローラ53bが進入してきた際の逃げ82を設け
ている。尚、ローラは2つに限定されるものではなく、
1つでもよい。この場合は、図9に示すように、ローラ
83を第1加圧プレート19に押し付け押圧しながら移
動させるとよい。
【0033】親バッグB1 の一方の側方部に、下方層S
2 の液体を第2ポートに導く通路81が形成されると、
次に、容器加圧ユニット13が作動し、親バッグB1 が
加圧される。加圧は、押圧ユニット51のローラ移動手
段70に設けられた図示しないカム部材が、押し棒30
をばね部材31の弾撥力に抗して押し下げることにな
り、押し棒30の先端テーパ部分30aが爪部32のピ
ン33と係合し、爪部32と歯車35との噛合を解除
し、支持軸23に取り付けられた前述の第2リンク24
のロックは解除され、自由に回動できる状態とし、ばね
部材21により第2加圧プレート20が親バッグB1 を
加圧するようになる。親バッグB1 は、腹面側と背面側
から第1加圧プレート19と第2加圧プレート20との
間で挟圧されるが、この挟圧状態は扉体が透明体により
構成されているので、作業者は目視できる。
【0034】また、真空ポンプPも作動を開始し、トレ
ー42内の圧力を減圧する。このようにして、成分血液
が子バッグB2a,B2bへ円滑に送り出されるようにす
る。親バッグB1 の加圧が開始されると、両クランプ部
材40a,40bは適宜開閉作動され、親バッグB1 内
の血漿層S1 あるいは赤血球層S2 は、それぞれチュー
ブtを通って子バッグB2a, B2bに送られる。ただし、
この加圧中、親バッグB1 の中間層S3 の位置、トレー
42内の圧力、及び親バッグB1 の重量は、常に検知さ
れている。
【0035】親バッグB1 の中間層S3 の位置は、第1
加圧プレート19に設けられた界面検知部材43により
検知される。この界面検知部材43の測定値が、初期値
X0より±a(ここに、+aは中間層S3 の位置が上方
に変位していることを示し、−aは中間層S3 の位置が
下方に変位していることを示す)という所定の範囲内に
あると、両クランプ部材40a,40bの開閉状態は継
続される。しかし、例えば、親バッグB1 の中間層S3
の位置が+aを越えた場合には、上方の血漿層S1 の流
出量が多いので、血漿層S1 が流通しているチューブt
のクランプ部材40aを閉塞する。逆に、親バッグB1
の中間層S3 の位置が−aを越えた場合には、下方の赤
血球層S2 の流出量が多いので、赤血球層S2 が流通し
ているチューブtのクランプ部材40bを閉塞する。こ
のようにして中間層S3 が親バッグB1 内で常にほぼ中
間位置となるように制御しつつ成分血液を流出させるよ
うになっている。
【0036】そして、本実施例は、親バッグB1 の重量
を常に測定する重量測定部を備えることにより、親バッ
グB1 内の残重量が所定重量に達すると、親バッグB1
に対する押圧は停止し、両クランプ部材40a,40b
は閉塞され、成分血液の流出は停止される。なお、トレ
ー42内の圧力検知は、子バックB2 への成分血液の流
出を円滑にするためのものであるため、トレー42内が
所定の減圧とならない場合には、圧力エラーとして親バ
ッグB1 の加圧は停止される。このようにして行われた
加圧の時間は、本体ケース14の前面に設けられたコン
トロールパネル50に設けられたタイマー51により検
知され、制御部に入力される。
【0037】このようにして親バッグB1 から子バック
B2 に各成分血液毎に取り出されると、両クランプ部材
40a,40bが閉塞され、押圧ユニット51に設けら
れたローラ53a,53bは相互に離反してケース50
内に移動し初期位置で停止する。また、真空ポンプP、
重量測定等も停止する。この状態で、チューブt1 ,t
2 をクリップ等により閉じ、扉体を開き、親バッグB1
や子バックB2a, B2bを液体分離装置から外す。
【0038】ここにおいて、本実施例では、扉体を開く
ことにより、第2加圧プレート20が後退し、容器加圧
部18が加圧準備状態、つまり、扉体を開放すれば直ち
に親バッグB1 を加圧する準備が出来ることになる。扉
体の開放に伴ってリンク機構27を介して第3リンク2
5が押圧され、第2加圧プレート20がばね部材21の
弾撥力に抗して後退させられ、前記爪車35と爪部32
とが噛合し、ロックされる。
【0039】本発明は、上述した実施例のみに限定され
るものでなく、特許請求の範囲内で適宜変更使用するこ
とができる。例えば、前述した実施例は、血液バッグを
使用して成分血液毎に分別採取するものであるが、本発
明は、これのみでなく種々の液体の分別採取に使用でき
るものである。また、親バッグB1 は、図10に示され
るように、表裏両面を熱融着などすることによりバッグ
の頂部付近にのみシール部84を形成し、これにより上
方取り出し用の通路をバッグ内の頂部付近にのみに独立
に形成したものを用いてもよいし、図11に示されるよ
うに、ローラを押し当てて密着させる部分の腹面側と背
面側とが熱融着などによる断片的なシール部85が形成
されたものを用いてもよい。さらに、図12に示される
ように、チューブt1,t2 が接続された第1ポートQ1
及び第2ポートQ2 を下側に位置させた状態で、親バッ
グB1を容器保持部11により保持しても良い。この場
合は、ローラ53により通路81の連通部が親バッグB
1 の上方に形成されることになり、上方層S1 の成分が
下方から取出されることになる。また、図13は親バッ
グB1 付近を上方から見た図であるが、このように親バ
ッグB1 の両側にある加圧部材86を両方とも駆動して
親バッグB1 を加圧する加圧方法を採用してもよく、図
17に示した下部圧偏方式や図18に示した平行加圧方
式や図示しない上部圧偏方式としてもよい。さらに、実
施例では自動加圧を採用したが、手動加圧でもよい。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ーラー型押圧部材が該上方層、該中間層ならびに該下方
層の3つの領域を維持しながら、該親容器の一端の側壁
から他端の側壁に向かって横方向に押圧させながら所定
距離移動する。こうして、該第1の出口及び該第2の出
口の間から該中間層を横切って該親容器の他端の所定距
離手前まで該親容器の対向する2面に密着部を形成さ
せ、且つ、該密着部により該親容器内に該第2の出口に
連通する通路を形成する。次に、第2押圧部材により、
該親容器が押圧され、該上方層が該第1の出口及び該第
2の出口側にある場合は、該通路を通じて該下方層は該
第2の出口に導かれると共に、該上方層は該第1の出口
に導かれる。また、該下方層が該第1の出口及び該第2
の出口側にある場合は、該通路を通じて該上方層は該第
2の出口に導かれると共に、該下方層は該第1の出口に
導かれる。したがって、予め容器に通路を形成する必要
がなく、親容器の頂部または下部に、複数の流体取出し
の出口をすべて取付けることができるので、流体の各成
分を一方向から取り出すことができ、取扱いが極めて容
易になる。
【0041】また、ローラー型押圧部材が親容器を押圧
しながら進行するため、上方層及び中間層がローラー型
押圧部材の移動によって押しやられ、中間層がローラー
型押圧部材により形成した通路に回り込むことを防止で
きる。このため成分の分離精度が大幅に向上する。
【0042】さらに、親容器を分離装置に取付ける際、
いずれの面を表にしてもよいので、親容器を取扱う際の
作業性は極めて高いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例に係る液体分離装置の概
略斜視図、
【図2】は、血液バッグの一例を示す平面図、
【図3】は、図1の3−3線に沿う断面図、
【図4】は、図1の要部を示す水平面断面図、
【図5】は、押圧ユニット及び加圧プレートの拡大斜視
【図6】は、容器加圧ユニットの加圧動作を示す説明
図、
【図7】は、容器加圧ユニットのロック解除状態を示す
説明図、
【図8】は、ローラによる押圧動作を示す概略正面図及
び平面断面図
【図9】は、別のローラによる押圧動作を示す平面断面
【図10】は、親バッグの実施例を示す正面図
【図11】は、親バッグの実施例を示す正面図
【図12】は、別の保持方式により保持される親バッグ
をローラにより押圧した状態を示す概略正面図及び平面
断面図
【図13】は、バッグの加圧方式の別の方式を示す平面
【図14】は、従来の血液バッグの一例を示す正面図、
【図15】は、従来の血液バッグの他の例を示す概略正
面図、
【図16】は、従来の血液バッグのさらに他の例を示す
概略正面図、
【図17】は、従来の液体分離装置の一例を示す概略説
明図。
【図18】は、従来の液体分離装置の他の例を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
11…容器保持部、 12…クランプ部
材、 13…容器加圧ユニット、 14…本体ケー
ス、 18…容器加圧部、 19…第1加圧プ
レート(支持部材)、 20…第2加圧プレート(第2押圧部材)、 51…押圧ユニット 53…ローラ(ローラー型押圧部材) 68,73…ソレノイド(押圧手段) 81…通路 B…バッグ、 B1…親バッグ(親容器)、 B2a, B2b…子バ
ッグ、 Q1…第1ポート(第1の出口)、 Q2…第2ポート
(第2の出口)、 S1…上方層、 S2…下方層、 S3…中間層、 t1,t2 …チュー
ブ、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図9】
【図10】
【図11】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図13】
【図14】
【図17】
【図18】
【図8】
【図12】
【図15】
【図16】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に上方層、中間層、下方層の少なくと
    も3つの層に分画された成分が収納され、該上方層また
    は該下方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備
    えた柔軟性のある親容器を保持する容器保持部と、 該容器保持部に保持された該親容器の対向する2つの面
    のうちの1つの面を支持する支持部材及び他方の面を押
    圧する押圧部材とからなる容器押圧部とを有する液体分
    離装置であって、 該押圧部材を駆動する押圧手段を備え、 該押圧部材は、ローラー型押圧部材とこれに隣接して設
    けられた第2押圧部材とからなり、 ローラー型押圧部材を該上方層、該中間層ならびに該下
    方層の3つの領域を維持しながら、該親容器の一端の側
    壁から他端の側壁に向かって横方向に押圧させながら所
    定距離移動させて、 該第1の出口及び該第2の出口の間から該中間層を横切
    って該親容器の他端の所定距離手前まで該親容器の対向
    する2面に密着部を形成させ、 且つ、該密着部により該親容器内に該第2の出口に連通
    する通路を形成し、 該第2押圧部材により、該親容器を押圧し、 該上方層が該第1の出口及び該第2の出口側にある場合
    は、 該通路を通じて該下方層を該第2の出口に導くと共に、
    該上方層を該第1の出口に導き、 該下方層が該第1の出口及び該第2の出口側にある場合
    は、 該通路を通じて該上方層を該第2の出口に導くと共に、
    該下方層を該第1の出口に導くことを特徴とする液体分
    離装置。
JP5016646A 1993-01-29 1993-02-03 液体分離装置 Pending JPH06225933A (ja)

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DE69429550T DE69429550T2 (de) 1993-01-29 1994-01-27 Vorrichtung zur Trennung von Flüssigkeiten
AT94101212T ATE211396T1 (de) 1993-01-29 1994-01-27 Vorrichtung zur trennung von flüssigkeiten
EP94101212A EP0608882B1 (en) 1993-01-29 1994-01-27 Apparatus for separation of liquid
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