JPH0622221Y2 - 電流検出器 - Google Patents
電流検出器Info
- Publication number
- JPH0622221Y2 JPH0622221Y2 JP1987106786U JP10678687U JPH0622221Y2 JP H0622221 Y2 JPH0622221 Y2 JP H0622221Y2 JP 1987106786 U JP1987106786 U JP 1987106786U JP 10678687 U JP10678687 U JP 10678687U JP H0622221 Y2 JPH0622221 Y2 JP H0622221Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- gap
- circuit component
- mounting board
- component mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は電子機器又は電気機械などに使用され強磁性体
コアの磁気ギャップ内にホール素子，又は磁気抵抗素子
を挿入してなる電流検出器に関し，特に外部ノイズの影
響がなくホール素子又は磁気抵抗素子と処理回路部を１
体化しコンパクトにした電流検出器に関する。
コアの磁気ギャップ内にホール素子，又は磁気抵抗素子
を挿入してなる電流検出器に関し，特に外部ノイズの影
響がなくホール素子又は磁気抵抗素子と処理回路部を１
体化しコンパクトにした電流検出器に関する。
従来の電流検出器は第３図に示す如くリングの強磁性体
コア２に被測定電流が流れるコイル５が巻回されてい
る。強磁性体コア２には磁気ギャップが設けられ，コイ
ル５に流れる被測定電流に比例した磁界が磁気ギャップ
１内に発生する。磁気ギャップ１内にホール素子又は磁
気抵抗素子の如き感磁素子が挿入されており該感磁素子
３により磁界の強さに比例した出力電圧が得られる。
コア２に被測定電流が流れるコイル５が巻回されてい
る。強磁性体コア２には磁気ギャップが設けられ，コイ
ル５に流れる被測定電流に比例した磁界が磁気ギャップ
１内に発生する。磁気ギャップ１内にホール素子又は磁
気抵抗素子の如き感磁素子が挿入されており該感磁素子
３により磁界の強さに比例した出力電圧が得られる。
この電流検出器において被測定電流がパルス電流のよう
に立上りの速い電流の時は感磁素子３の出力側では求め
る磁界に比例した電気信号に，磁界変化に比例した誘起
電圧が発生しこの誘起電流が誤差として重畳されるとい
う問題があった。
に立上りの速い電流の時は感磁素子３の出力側では求め
る磁界に比例した電気信号に，磁界変化に比例した誘起
電圧が発生しこの誘起電流が誤差として重畳されるとい
う問題があった。
そのため磁気ギャップ間の感磁素子３の出力パターンに
おいて有害な誘導起電力を打消す補償用ループ方式が行
なわれている。しかしフリージング現象という漏れ磁束
の影響が残るという問題があった。これが対策として第
４図に示す様に誘導起電力を補償した感磁素子及びパタ
ーン回りを含んだ感磁素子実装基板部からリード線をツ
イストして離れた場所に処理回路部基板を接続してい
た。
おいて有害な誘導起電力を打消す補償用ループ方式が行
なわれている。しかしフリージング現象という漏れ磁束
の影響が残るという問題があった。これが対策として第
４図に示す様に誘導起電力を補償した感磁素子及びパタ
ーン回りを含んだ感磁素子実装基板部からリード線をツ
イストして離れた場所に処理回路部基板を接続してい
た。
本考案の目的は感磁素子を実装した基板と処理回路部品
を離れた場所においてツイストすることなく漏れ磁束に
よる誘導起電圧を低減し誤差の少いコンパクトな電流検
出器を提案することにある。
を離れた場所においてツイストすることなく漏れ磁束に
よる誘導起電圧を低減し誤差の少いコンパクトな電流検
出器を提案することにある。
本考案はリング状の磁路の一部にギャップを設け巻線し
た強磁性体コアと、前記ギャップ内に配置された感磁素
子とからなり、前記巻線に流れる被測定電流によって前
記感磁素子に誘導される電圧を、回路部品実装基板に装
着された処理回路部品を通して測定する電流検出器にお
いて、前記ギャップ内に配置された感磁素子は該ギャッ
プ内に平行に配置された印刷基板に装着され、前記ギャ
ップ内の印刷基板と前記回路部品実装基板とは略直交す
るように配置され、且つ前記回路部品実装基板上に、前
記感磁素子の出力部から処理回路入力部までのパターン
を前記ギャップの中心部を境に鎖交する磁束の量が等し
くなるようにループ状に作り、磁気ギャップの漏れ磁束
による誘導起電圧を打ち消すように構成したことを特徴
とする電流検出器である。前記回路部品基板にはリード
フレームを設け感磁素子の出力と回路部品実装基板上の
回路を接続することが望ましく，このようにすれば、上
記のループは回路部品接続用のリード線とリードフレー
ムの間に接続されることになる。
た強磁性体コアと、前記ギャップ内に配置された感磁素
子とからなり、前記巻線に流れる被測定電流によって前
記感磁素子に誘導される電圧を、回路部品実装基板に装
着された処理回路部品を通して測定する電流検出器にお
いて、前記ギャップ内に配置された感磁素子は該ギャッ
プ内に平行に配置された印刷基板に装着され、前記ギャ
ップ内の印刷基板と前記回路部品実装基板とは略直交す
るように配置され、且つ前記回路部品実装基板上に、前
記感磁素子の出力部から処理回路入力部までのパターン
を前記ギャップの中心部を境に鎖交する磁束の量が等し
くなるようにループ状に作り、磁気ギャップの漏れ磁束
による誘導起電圧を打ち消すように構成したことを特徴
とする電流検出器である。前記回路部品基板にはリード
フレームを設け感磁素子の出力と回路部品実装基板上の
回路を接続することが望ましく，このようにすれば、上
記のループは回路部品接続用のリード線とリードフレー
ムの間に接続されることになる。
磁気ギャップに生する磁束の大部分は感磁素子に受け入
れられ，漏れ磁束は回路部品実装基板に直交しており、
更に回路部品実装基板上に漏れ磁束を打ち消すループを
設けているので、この漏れ磁束が回路部品に影響して測
定値に誤差を生ずることを防止する。
れられ，漏れ磁束は回路部品実装基板に直交しており、
更に回路部品実装基板上に漏れ磁束を打ち消すループを
設けているので、この漏れ磁束が回路部品に影響して測
定値に誤差を生ずることを防止する。
第１図は本考案の１実施例を示す全体的構成図でホール
素子又は磁気抵抗素子からなる感磁素子３が感磁素子印
刷基板６′に実装されている。この基板６′は感磁素子
３がリング状の強磁性体コア２の磁気ギャップ１の中心
部に位置するように配置されている。被測定電流を流す
ためのコイル５が前記コア２のギャップと反対側に巻か
れている。感磁素子印刷基板６′は処理回路部品１３の
実装基板６に直交して配置され，感磁素子３の出力は回
路部品実装基板６上のリードフレーム７を介して処理回
路部品８に接続される。この時ギャップの漏れ磁束が回
路部品実装基板６のパターンと鎖交しないため誘導起電
圧が回路部品実装基板上の回路に発生することはなく誤
差のない被測定電流のみが検出される。又強磁性体コア
２の磁気ギャップに回路部品実装基板をできるだけ近づ
けて電流検出器全体をコンパクトにすることができるが
磁気ギャップの漏れ磁界が強くなり，その影響が無視で
きなくなったときは感磁素子出力部から処理回路入力部
までのパターンを第５図に示すように磁気コアギャップ
１の中心部を境に鎖交する磁束の量が等しくなるように
回路部品実装基板上にループＡ１１，ループＢ１２を作
り漏れ磁束による誘導起電圧を打ち消し誤差のない電流
値を測定することができる。第２図は磁気コアの高さに
制限がありこれを低くした時の他の実施例を示す。
素子又は磁気抵抗素子からなる感磁素子３が感磁素子印
刷基板６′に実装されている。この基板６′は感磁素子
３がリング状の強磁性体コア２の磁気ギャップ１の中心
部に位置するように配置されている。被測定電流を流す
ためのコイル５が前記コア２のギャップと反対側に巻か
れている。感磁素子印刷基板６′は処理回路部品１３の
実装基板６に直交して配置され，感磁素子３の出力は回
路部品実装基板６上のリードフレーム７を介して処理回
路部品８に接続される。この時ギャップの漏れ磁束が回
路部品実装基板６のパターンと鎖交しないため誘導起電
圧が回路部品実装基板上の回路に発生することはなく誤
差のない被測定電流のみが検出される。又強磁性体コア
２の磁気ギャップに回路部品実装基板をできるだけ近づ
けて電流検出器全体をコンパクトにすることができるが
磁気ギャップの漏れ磁界が強くなり，その影響が無視で
きなくなったときは感磁素子出力部から処理回路入力部
までのパターンを第５図に示すように磁気コアギャップ
１の中心部を境に鎖交する磁束の量が等しくなるように
回路部品実装基板上にループＡ１１，ループＢ１２を作
り漏れ磁束による誘導起電圧を打ち消し誤差のない電流
値を測定することができる。第２図は磁気コアの高さに
制限がありこれを低くした時の他の実施例を示す。
上述したように本考案は感磁素子印刷基板を回路部品実
装基板に対して直交するように取り付け、更に回路部品
実装基板上に漏れ磁束を打ち消すループを設けたため、
磁気ギャップの漏れ磁束が互いに打ち消し合って誤差の
少い電流値を測定することができ且つ感磁素子を回路部
品実装基板に近づけて配置することができるためコンパ
クトな電流検出器を得ることができる。
装基板に対して直交するように取り付け、更に回路部品
実装基板上に漏れ磁束を打ち消すループを設けたため、
磁気ギャップの漏れ磁束が互いに打ち消し合って誤差の
少い電流値を測定することができ且つ感磁素子を回路部
品実装基板に近づけて配置することができるためコンパ
クトな電流検出器を得ることができる。
第１図，第２図は本考案による実施例の全体構造を示す
図，第３図，第４図は従来の電流検出器の全体の構造
図，第５図は回路実装基板上の誘導電圧を補正する回路
を示す。 図において１：磁気ギャップ，２：強磁性体コア，３：
感磁素子，４：磁界，５：コイル，６：回路部品実装基
板，６′：感磁素子印刷基板，７：リードフレーム，
８：処理回路部品，９：リード線，１１：ループＡ，１
２：ループＢ，１３：処理回路部品。
図，第３図，第４図は従来の電流検出器の全体の構造
図，第５図は回路実装基板上の誘導電圧を補正する回路
を示す。 図において１：磁気ギャップ，２：強磁性体コア，３：
感磁素子，４：磁界，５：コイル，６：回路部品実装基
板，６′：感磁素子印刷基板，７：リードフレーム，
８：処理回路部品，９：リード線，１１：ループＡ，１
２：ループＢ，１３：処理回路部品。
Claims (1)
- 【請求項１】リング状の磁路の一部にギャップを設け巻
線した強磁性体コアと、前記ギャップ内に配置された感
磁素子とからなり、前記巻線に流れる被測定電流によっ
て前記感磁素子に誘導される電圧を、回路部品実装基板
に装着された処理回路部品を通して測定する電流検出器
において、 前記ギャップ内に配置された感磁素子は該ギャップ内に
平行に配置された印刷基板に装着され、前記ギャップ内
の印刷基板と前記回路部品実装基板とは略直交するよう
に配置され、且つ前記回路部品実装基板上に、前記感磁
素子の出力部から処理回路入力部までのパターンを前記
ギャップの中心部を境に鎖交する磁束の量が等しくなる
ようにループ状に作り、磁気ギャップの漏れ磁束による
誘導起電圧を打ち消すように構成したことを特徴とする
電流検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987106786U JPH0622221Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 電流検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987106786U JPH0622221Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 電流検出器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6415970U JPS6415970U (ja) | 1989-01-26 |
| JPH0622221Y2 true JPH0622221Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31340610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987106786U Expired - Lifetime JPH0622221Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 電流検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622221Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8339134B2 (en) * | 2010-10-08 | 2012-12-25 | Allegro Microsystems, Inc. | Apparatus and method for reducing a transient signal in a magnetic field sensor |
| EP3796007B1 (en) * | 2019-09-21 | 2022-03-02 | LEM International SA | Current transducer |
| WO2023223428A1 (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-23 | 三菱電機株式会社 | 電流センサ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6023738Y2 (ja) * | 1978-06-07 | 1985-07-15 | 株式会社東芝 | 磁界検出器 |
| JPS5740662A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-06 | Toshiba Corp | Circuit substrate device |
| JPS62151765A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-06 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 電流検出器 |
| JPS63186155A (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-01 | Stanley Electric Co Ltd | 電流検出装置 |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP1987106786U patent/JPH0622221Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6415970U (ja) | 1989-01-26 |
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