JPH06221369A - 防振装置用オリフィス構造 - Google Patents

防振装置用オリフィス構造

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JPH06221369A
JPH06221369A JP14072492A JP14072492A JPH06221369A JP H06221369 A JPH06221369 A JP H06221369A JP 14072492 A JP14072492 A JP 14072492A JP 14072492 A JP14072492 A JP 14072492A JP H06221369 A JPH06221369 A JP H06221369A
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JP
Japan
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liquid chamber
bottom plate
plate
vibration
orifice
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JP14072492A
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JPH0819993B2 (ja
Inventor
Takuya Dan
琢也 団
Nobunaga Fujiwara
伸祥 藤原
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で容易にオリフィス空間を形成す
る。 【構成】 液室24内には隔壁筒30が配置されてい
る。隔壁筒30の底板30Aには円板32が固着される
ようになっている。この円板32は底板30Aとの対向
面にC字状の溝状凹部を形成するための***部34が設
けられている。この***部34の一端部付近には貫通孔
36が穿設されて***部34の内部と上液室24Aとを
連通している。また底板30Aには***部34の中間部
又は貫通孔36と反対側の***部34の端部に対応して
貫通孔38が穿設されて***部34の内部と下液室24
Bとを連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動減少用の防振装置に
用いられて防振装置内の液体に粘性抵抗で減衰作用を生
じさせるための防振装置用オリフィス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に防振ゴムと呼ばれる防振装置
は、一例として自動車のエンジンマウントに用いられて
自動車エンジンの振動を吸収し車体へ伝達させないよう
になっている。
【0003】この防振装置では一般的に、その内部へオ
リフィス構造が採用されており、液体がこのオリフィス
内を通過する場合の粘性抵抗に基づく減衰作用で防振効
果を向上するようになっている。
【0004】この観点からオリフィスはその長手寸法を
大きくすることにより大きな減衰効果を生じさせること
が可能である。このため従来外側に螺旋溝を刻設した成
形品を円筒孔内へ挿入して螺旋状の長いオリフィスを形
成したり(特開昭55−107142)、連通溝を形成
した一対の円盤状鋳造品を用いる構造(一例として特開
昭57−9340)が採用されている。
【0005】ところがこれらはいずれも加工時間の長い
切削加工、鋳造加工を用いているため製造が煩雑でコス
トアツプの原因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、簡単に製造可能でコストを低減することができる
防振装置用オリフィス構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防振装置用
オリフィス構造では、一対の重合される板材の少なくと
も一方へ溝状凹部を屈曲形成してこの凹部を他方の板材
へ面して配置し、これらの板材にはそれぞれこの凹部と
連通する貫通孔を形成してある。これによって一対の板
材間には一方の貫通孔から他方の貫通孔へかけて長手寸
法の大きなオリフィスが形成されている。
【0008】
【実施例】図1には本発明に係るオリフィス構造が適用
された防振装置の断面図が示されている。
【0009】この防振装置はエンジンマウントとして用
いられ、底板10の中央下部には取付ボルト12が突出
されて図示しない車体への固着用となっている。この底
板10の上部には円筒形状の中空成形体であるゴム14
の下端部が加硫接着されている。
【0010】このゴム14の頂部には円板形状の接続板
16が加硫接着されており、この接続板16の上部へ頂
板18が固着されている。この頂板18の中央部は***
しており、上端部へ取付ボルト20が固着されて図示し
ないエンジンの搭載用となっている。
【0011】頂板18と接続板16との間にはダイアフ
ラム22の外周部が挟持されている。このダイアフラム
22は底板10の上部及びゴム14の内部を液室24と
し、頂板18の***部との間を空気室26としている。
この空気室26は頂板18に形成した小孔28で外部へ
連通されている。従ってこのダイアフラム22は液室2
4の圧力上昇によって空気室26の縮小方向に弾性変形
可能である。
【0012】液室24内には隔壁筒30が配置されてい
る。この隔壁筒30はその上端部が半径方向へ屈曲され
ており、この屈曲部がダイアフラム22とゴム14との
間に挟持固着されている。これによってこの隔壁筒30
は液室24内をダイアフラム22との間の上液室24A
及び底板10との間の下液室24Bとに区画している。
【0013】隔壁筒30の底板30Aには図2にも示さ
れる円板32が固着されるようになっている。この円板
32は底板30Aとの対向面にC字状の溝状凹部を形成
するための***部34が設けられている。この***部3
4の一端部付近には貫通孔36が穿設されて***部34
の内部と上液室24Aとを連通している。また底板30
Aには***部34の中間部又は貫通孔36と反対側の隆
起部34の端部に対応して貫通孔38が穿設されて***
部34の内部と下液室24Bとを連通している。
【0014】これによって***部34の内部は貫通孔3
6、38を介してのみ上液室24A及び下液室24Bと
連通するオリフィス空間40を形成している。
【0015】この隔壁筒30、円板32の製作は薄肉板
材をプレス成形することにより容易に製作可能であり、
これによって簡単にオリフィス構造ができあがる。
【0016】このように構成される本実施例の防振装置
では、頂板18へ搭載されるエンジンの振動が頂板18
を介して伝達されることになる。ゴム14は吸振主体と
して作用し、ゴム14の内部摩擦に基づく制振機能によ
って振動を吸収することができる。さらに上液室24A
及び下液室24Bの液体がオリフィス空間40を通って
相互に流通し、オリフィス空間40に生ずる液体流動の
粘性抵抗に基づく減衰作用で防振効果を向上することが
できる。特にこのオリフィス空間40は単に隔壁筒30
と円板32とを重合するだけで構成されており、これら
の隔壁筒30、円板32の製作も板材を屈曲成形するの
みでよいため、極めて安価で効果的なオリフィス空間4
0を形成することできる。
【0017】またオリフィス空間40の長手寸法を調節
する場合には、円板32を底板30Aへ固着する場合に
垂直軸心回りに適当な角度だけ回転させた後に重合すれ
ば、貫通孔36、38間の寸法が容易に調節できる。
【0018】なおこの実施例では円板32にのみ***部
34を形成した構造を示したが、底板30Aへも同様な
***部34を形成すれば、さらにオリフィス空間40の
調節範囲が大きくなる。
【0019】次に図3には本発明の第2実施例が適用さ
れた防振装置が示されている。この実施例では底板10
へ筒体42が固着されており、この筒体42の内部と頂
板18との間にゴム14が加硫接着されている。また底
板10と筒体42との間にはダイアフラム22の周縁部
が挟持されており、これによってダイアフラム22とゴ
ム14との間を液室24、ダイアフラム22と底板10
との間を空気室26としている。
【0020】この実施例の隔壁筒30は前記実施例での
使用状態と上下が逆とされており、下端部が半径方向に
屈曲されて筒体42とダイアフラム22との間に挟持固
定されている。
【0021】この隔壁筒30の底板30Aへはその上部
へ円板32が固着されている。この実施例においても円
板32には***部34が形成され、この***部34の端
部に貫通孔36が、底板30Aに貫通孔38が形成され
て***部34内へオリフィス空間40を設けている。
【0022】従って隔壁筒30で上液室24A、下液室
24Bに区画される液室24はこのオリフィス空間40
を通して連通されることになる。従ってこの実施例にお
いても前記実施例と同様にオリフィス空間40に生ずる
液体の粘性抵抗で防振効果を向上することができる。
【0023】さらにこの実施例では底板30Aの中央部
が円板32と離間する方向に屈曲されており、これによ
って底板30Aの中央部と円板32の中央部との間に室
44を形成している。この室44は図4、5に示される
如く底板30A及び円板32に穿設される複数の小孔4
6、48を介して上液室24A及び下液室24Bと連通
されている。さらにこの室44内には膜部材50が載置
されている。この膜部材50はゴム等の弾性体であり、
円板形状とされているが、その肉厚及び外形は室44よ
りも小さく、室44内で微小移動可能となっている。
【0024】従ってこの実施例では隔壁筒30、円板3
2がオリフィス空間40のみならず膜部材50を収容す
る室44をも形成可能となっている。
【0025】この結果、この実施例ではエンジンの振動
が高周波である場合に、室44内で膜部材50が微小振
動して高周波振動を吸収できるようになっている。
【0026】図6には本発明の第3実施例が適用された
防振装置が示されている。この実施例の隔壁筒30は底
板30A及び円板32の中央部に貫通孔52が形成され
ており、さらに底板30A、円板32にはこの貫通孔5
2よりも外周部寄りにリング状***部54、56が突出
されている。これらのリング状***部54、56には膜
部材58、60が張設されている。これによって膜部材
58、60間は貫通孔52によって連通される室62を
構成している。
【0027】このためこの実施例においてもオリフィス
空間40が液体の粘性抵抗で振動を減衰させるが、さら
に高周波振動時においては膜部材58、60が室62を
縮小させる方向に弾性変形して上液室24A、下液室2
4Bの体積変化を吸収し振動を減少させるようになって
いる。
【0028】従ってこの実施例においても前記実施例と
同様にオリフィス空間40に加えて高周波振動吸収部を
も底板30A、円板32へ形成させることが可能とな
る。
【0029】なお上記各実施例の外にも隔壁筒30の底
板30A、円板32に各種の高周波振動吸収手段を形成
させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る防振装置
用オリフィス構造では、一対の重合される板材の少なく
とも一方に他方へ面して溝状凹部を屈曲形成し、これら
の板材にはそれぞれ凹部と連通する貫通孔を形成するこ
とにより、簡単な構造で容易にオリフィス空間を形成す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が防振装置へ適用された第1実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1の主要部分解斜視図である。
【図3】第2実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3の主要部を示す平面図である。
【図5】図3の主要部を示す底面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
24 液室 30 隔壁筒 32 円板 34 ***部 36 貫通孔 38 貫通孔 40 オリフィス空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の重合される板材の少なくとも一方
    に他方へ面して溝状凹部を屈曲形成し、これらの板材に
    はそれぞれ前記凹部と連通する貫通孔を形成することを
    特徴とした防振装置用オリフィス構造。
JP4140724A 1992-06-01 1992-06-01 防振装置 Expired - Lifetime JPH0819993B2 (ja)

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JP4140724A JPH0819993B2 (ja) 1992-06-01 1992-06-01 防振装置

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JP58148946A Division JPS6040843A (ja) 1983-08-15 1983-08-15 防振装置用オリフイス構造

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JPH06221369A true JPH06221369A (ja) 1994-08-09
JPH0819993B2 JPH0819993B2 (ja) 1996-03-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579340A (en) * 1980-05-21 1982-01-18 Freudenberg Carl Springy buffer supporting body

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579340A (en) * 1980-05-21 1982-01-18 Freudenberg Carl Springy buffer supporting body

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JPH0819993B2 (ja) 1996-03-04

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