JPH0622087A - 原稿照明装置 - Google Patents
原稿照明装置Info
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Abstract
光量変化を小さくできて、しかも光の利用効率の高いデ
ジタル複写機やイメージスキャナー用として好適な原稿
照明装置を提供する。 【構成】 棒状光源と、この棒状光源を取り囲む樋状の
反射ミラーとよりなり、該棒状光源よりの放射光が原稿
面上でスリット状に集光される原稿照明装置であって、
前記樋状の反射ミラーは、複数に分割された平面の組合
せにより構成され、この複数の平面が異寸法に形成され
ていることを特徴とする。
Description
ージスキャナーなどに好適に使用される原稿照明装置に
関する。
ー機は、棒状光源より放射される光を樋状の反射ミラー
で反射させて原稿面上にスリット状の照明領域を形成
し、相対的に移動する原稿を照明し、図3の(イ)に示
すように原稿よりの反射光をレンズ4を介して感光体ド
ラム5で受光する方式がとられており、アナログ複写機
とも称されている。このアナログ複写機においては、感
光体ドラム5の受光部51が面積の大きいもの(感光体
の直径は、Φ30〜80程度)であるため、スリット状
に集光した部分の断面配光分布SA については、特にこ
れといった規格がなく不明確なものであるが、一般的に
光量アップが図れることから鋭い集光性を有する断面配
光分布が良いということにされてきた。
やイメージスキャナーの技術分野においても、このデジ
タル技術を使用した商品が出現している。このデジタル
技術を使用した複写機やイメージスキャナーは、種々の
点でアナログ複写機とは異なる構成が取られているが、
受光部に電子受光素子(CCDセンサー)を使用してい
るのが大きな相違点である。
写機においては、図3の(ロ)に示すように、原稿より
の反射光はレンズ4を介して電子受光素子6の受光部6
1で受光するが、CCDセンサーなどの電子受光素子
は、受光部61の幅が狭く(通常0.05〜0.1mm程
度)、従来の鋭い集光性を有する断面配光分布SA を形
成する原稿照明装置を使用すると、ミラー角度のズレな
どによる読取ズレにより、受光部61に達する光量が大
きく変化し、形成される画像に直接大きく影響を与える
こととなる。このことを図4に基づいて説明すると、従
来のアナログ複写機においては、受光部の幅が例えば6
mm程度と広いため、図4の(イ)、(ロ)に示すよう
に、読取部がズレても光量の面積差はほとんどない(S
1 ≒S2 )。これに対して、デジタル複写機の場合は、
受光部の幅が例えば0.1mm程度と狭いため、図4の
(ハ)、(ニ)に示すように、読取部がズレると大幅に
光量の面積差が生じてしまう(S3 >S4 )。このた
め、デジタル複写機などにおいては、例えば、図4の
(ホ)、(ヘ)に示すような、断面配光分布を幅広くで
きるような矩形の波形を形成して、読取部がズレても面
積差が生じない(S5 ≒S6 )原稿照明装置が求められ
ている。
矩形の波形を形成させるために、ミラーの反射面に白色
塗装をするか微小な凹凸を設けて拡散面とする手段が知
られているが、このような手段を用いると、集光性が悪
くなって、光の利用効率が減少してしまう問題点があ
る。
ために成されたものであり、その目的とするところは、
断面配光分布が幅広く、読取ズレなどによる光量変化を
小さくできて、しかも光の利用効率の高いデジタル複写
機やイメージスキャナー用として好適な原稿照明装置を
提供することにある。
めに、本発明の原稿照明装置は、棒状光源と、この棒状
光源を取り囲む樋状の反射ミラーとよりなり、該棒状光
源よりの放射光が原稿面上でスリット状に集光される原
稿照明装置であって、前記樋状の反射ミラーは、複数に
分割された平面の組合せにより構成され、この複数の平
面が異寸法に形成されていることを特徴とする。そし
て、前記複数の平面は、光源からの放射角度が均等にな
るように形成されていることが好ましい。また前記スリ
ット状に集光されるスリット照明領域における断面配光
分布が、レンズ中心軸に対して±4mmの幅で相対的光量
変化を8%以内に抑えることが好ましい。
の平面が異寸法に形成されているので、スリット状に集
光する部分は、ある幅を持った集光部となる。そして、
この複数の平面を光源からの放射角度が均等になるよう
に形成すれば、集光部の幅を一定にすることができる。
従って、この集光手段は、光を全体に拡散させるもので
はないので、光の利用効率が極端に減少することもな
い。また、断面配光分布をレンズ中心軸に対して±4mm
の幅で相対的光量変化を8%以内に抑えたので、デジタ
ル複写機などの原稿照明装置としては最も理想的な断面
配光分布とすることができる。
説明する。図1は本発明の原稿照明装置の説明用断面図
であって、1は棒状光源、2は樋状の反射ミラー、3は
原稿載置ガラス、Sはスリット照明領域を示す。
をコイル状に巻いて形成した発光部と、モリブデンなど
の短絡芯線よりなる非発光部とが交互に配置されたハロ
ゲン白熱電球であり、本実施例においては、全長350
mm、8点発光で、出力は150Wである。
21と底部反射ミラー部22と下部反射ミラー部23と
よりなり、板金光輝アルミあるいはアルミの押し出し成
型で一体に形成されている。上部反射ミラー部21は楕
円状の反射面を有し、この反射光は対向反射ミラー24
で再反射された後、スリット照明領域Sに向かうように
なっている。底部反射ミラー22は断面が円形をしてお
り、ここで反射された光は、白熱電球の管軸上に位置す
るフィラメントに戻るようになっている。そして下部反
射ミラー23は、楕円形状をベースとして、光源よりの
放射角度θが均等になるように、複数の平面に分割され
ている。この実施例においては、平面がA〜Dの4分割
に形成された例を示しており、放射角度を均等にしてい
るので、この平面の幅は、光源側が狭く、遠ざかるに従
って太くなるように、異寸法に形成されている。
によるスリットSへの集光原理を、図2を用いてさらに
詳細に説明する。平面部はA〜Dの4分割されており、
光源からの放射角度θが全て18°になるようにこれら
の平面部が形成されている。図2においては、説明をし
易くするためにDおよびCの反射光を図示した。すなわ
ち、D平面部の左端D1 で反射した光は原稿載置ガラス
のS1 に向かい、D2、D3 、…と右にずれるにしたが
って、原稿載置ガラスへ向かう点はS2 、S3、…と右
にずれ、D平面部の右端Dn では、Sn に向かう。そし
て、C平面部の左端C1 における反射光はS1 に向か
い、右端Cn における反射光はSn に向かう。同様に
B、A平面部における左端と右端の反射光はそれぞれS
1 とSn に向かうこととなる。このように、A〜Dにお
ける反射光は原稿載置ガラスの一定の幅Sの範囲に集光
されることとなる。
平面の伸びる長さを変えることにより適宜変更すること
ができるが、断面配光分布のレンズ中心軸に対して、±
4mmの幅で相対光量の変化を8%以内に抑えられるよう
に形成することが最も好ましい。この幅における相対光
量の変化が8%以上になると、デジタル複写機としての
性能を満足させることが難しくなる。
稿照明装置においては、光源として使用されるハロゲン
白熱電球のフィラメントが多少偏芯していても、集光分
布のバラツキを低く抑えることができるので、デジタル
複写機ばかりでなくアナログ複写機に適用した場合に
も、スリット照明領域における配光調整が簡単になるな
どの利点も有する。
稿照明装置によれば、断面配光分布が広く取れ、読取ズ
レなどによる光量の変化を小さくでき、しかも光の利用
効率も高くすることができるので、デジタル複写機やイ
メージスキャナー用として好適な原稿照明装置とするこ
とができる。
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 棒状光源と、この棒状光源を取り囲む樋
状の反射ミラーとよりなり、該棒状光源よりの放射光が
原稿面上でスリット状に集光される原稿照明装置であっ
て、 前記樋状の反射ミラーは、複数に分割された平面の組合
せにより構成され、この複数の平面が異寸法に形成され
ていることを特徴とする原稿照明装置。 - 【請求項2】 前記複数の平面は、光源からの放射角度
が均等になるように形成されていることを特徴とする請
求項1記載の原稿照明装置。 - 【請求項3】 前記スリット状に集光されるスリット照
明領域における断面配光分布が、レンズ中心軸に対して
±4mmの幅で相対的光量変化を8%以内に抑えたことを
特徴とする請求項1乃至2記載の原稿照明装置。
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Publications (2)
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JP2012060313A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Toshiba Corp | 照明装置、及び照明装置を備える画像読取装置 |
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-
1992
- 1992-07-03 JP JP4199012A patent/JP2994148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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