JPH06216410A - 発光素子ドライバ - Google Patents

発光素子ドライバ

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JPH06216410A
JPH06216410A JP715893A JP715893A JPH06216410A JP H06216410 A JPH06216410 A JP H06216410A JP 715893 A JP715893 A JP 715893A JP 715893 A JP715893 A JP 715893A JP H06216410 A JPH06216410 A JP H06216410A
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current
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light emitting
semiconductor integrated
integrated circuit
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JP715893A
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Hideaki Yoda
秀昭 依田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】様々な動作特性の発光素子に対し同一の半導体
集積回路を用いることができるようにする。 【構成】入力バッファ回路20Aに電流スイッチ回路3
0Aが後続されている。入力バッファ回路20AのCM
L回路は、電流入力端がIC10Aの端子T7に接続さ
れ、端子T7に抵抗R20が外付けされており、発光素
子Dの動作電圧VDに応じ、抵抗R20の抵抗値を定め
て、エミッタホロア回路のトランジスタ24のエミッタ
電位を可変にしている。電流スイッチ回路30Aは、対
応する電流入力端及び信号入力端が互いに共通に接続さ
れた複数のCML回路を備え、これらCML回路はいず
れも、電流出力端がIC10Aの端子T8、T9、T1
0に接続されており、端子T8、T9、T10をグラン
ド線に接続するかどうかにより、電流スイッチ回路30
Aの動作電流を可変にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号を増幅して駆
動電流を発光ダイオード(LED)やレーザダイオード
(レーザダイオード)などの発光素子に流す発光素子ド
ライバに関する。
【0002】
【従来の技術】光LAN(ローカル・エリア・ネットワ
ーク)やFTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)等
の光通信技術の進展に伴い、この種の発光素子を1〜2
00Mbpsで高速変調するための安価な発光素子ドラ
イバが要求されている。
【0003】図7は、光通信装置の光伝送部を示す。
【0004】発光素子Dは、そのアノードが電源配線V
ccに接続され、カソードが半導体集積回路10の出力端
に接続されており、半導体集積回路10に、論理が互い
に反転している一対のシリアル信号DATA及び*DA
TAを供給すると、これに応じて発光素子Dがオン・オ
フし、発光素子Dからの光が光結合レンズ11を介し光
ファイバ12へ導入される。半導体集積回路10に外付
けされた抵抗R30は、発光素子Dの抵抗値とのバラン
スを取るためのものであり、発光素子Dの抵抗値に応じ
たものが用いられる。
【0005】半導体集積回路10は、図8に示す如く、
高速動作のためにバイポーラトランジスタを用いて構成
されており、前段の入力バッファゲート20と、後段と
電流スイッチ回路30と、発光素子Dがレーザダイオー
ドの場合に用いられるバイアス電流源40とを備えてい
る。
【0006】入力バッファゲート20は、ECL回路で
あり、CML回路の出力端にエミッタフォロア回路の入
力端が接続されている。このCML回路は、NPN型の
差動トランジスタ21、22、電流源23、抵抗R2
1、R22及びR23を備え、エミッタフォロア回路
は、NPN型のトランジスタ24、25、抵抗R24及
びR25を備えている。電流スイッチ回路30もCML
回路であり、差動トランジスタ31、32及び電流源3
3を備え、その各々は4個のNPN型トランジスタが並
列接続された構成となっている。電流源33のベースに
は、定電圧回路34の出力電圧が印加される。発光素子
Dがレーザダイオードの場合には、このレーザダイオー
ドにしきい電流をバイアス電流として流すために、バイ
アス電流源40が用いられる。
【0007】電流スイッチ回路30のトランジスタサイ
ズは入力バッファゲート20のトランジスタサイズより
も大きく、コレクタ電流の定格値は例えば、電流スイッ
チ回路30の各NPN型トランジスタで20mA、入力
バッファゲート20の各NPN型トランジスタで5mA
となっている。図8中、端子T1〜T6は半導体集積回
路10の端子であり、また、Vbはトランジスタ23の
ベースに印加される定電圧である。
【0008】上記構成において、信号DATAが高レベ
ルで信号*DATAが低レベルの場合、トランジスタ2
4のエミッタ出力TXが低レベル、トランジスタ25の
エミッタ出力*TXが高レベルとなり、発光素子Dが消
光し、抵抗R30側に電流が流れる。逆に、信号DAT
Aが低レベルで信号*DATAが高レベルの場合、トラ
ンジスタ24のエミッタ出力TXが高レベル、トランジ
スタ25のエミッタ出力*TXが低レベルとなり、発光
素子Dが発光し、抵抗R30側に電流が流れない。
【0009】発光素子Dは、様々な仕様のものが使われ
ているが、主に、 (1)波長1.3μm帯LED 動作電流80〜100mA 動作電圧1.5〜1.8V (2)波長1.3μm帯LD 動作電流15〜50mA 動作電圧1.0〜1.5V (3)波長0.68μm帯LED 動作電流第2CML回路60〜90mA 動作電圧2.5〜2.8V が使用されている。
【0010】発光素子ドライバのコストダウンを図るた
めには、このような様々な仕様の発光素子に対し共通に
使用できる半導体集積回路が必要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、様々な仕様の
発光素子Dに対し同一の半導体集積回路を用いようとす
ると、上記のように、発光素子Dの動作電圧が1.0〜
2.8Vと広範になり、かつ、発光素子Dの動作電流が
15〜100mAと広範になるため、次のような問題が
生じ、従来では発光素子Dの動作特性に応じて異なる半
導体集積回路を用いる必要があった。
【0012】(1)発光素子Dの動作電圧が1.0〜
2.8Vと広範であることによる問題発光素子Dの動作
電圧をVDとし、発光素子Dが動作時の電源配線Vccと
差動トランジスタ31のベースとの間の電圧をVIとす
ると、VI>VDかつ両者の差が比較的小さいときに
は、図9(A)に示すように発光素子Dの光出力波形は
正常となる。
【0013】しかし、動作電圧が比較的高い発光素子D
を用いた場合にはVI<VDとなり、差動トランジスタ
31のベース・コレクタ間のPN接合が順バイアスされ
て発光素子Dが消光する際にも電荷注入されるため、図
9(B)に示す如く、発光素子Dの光出力の立ち下がり
が緩やかになり過ぎる。逆に、VI>VDかつ両者の差
が比較的大きくなると、電流スイッチ回路30におい
て、回り込みによる発振が生じ易くなる。
【0014】このような問題を避けるには、発光素子D
の動作電圧VDに応じて適当な電圧VIを有する複数種
の半導体集積回路10を製造し、様々な仕様の発光素子
Dに対応できるようにする必要がある。
【0015】(2)発光素子Dの動作電流が15〜10
0mAと広範であることによる問題電流スイッチ回路3
0は、ある動作電流に最適化して設計され、例えば、動
作電流100mAに最適化して設計された電流スイッチ
回路30を用いた場合、発光素子Dに流れる電流の波形
は図10(A)に示すようになる。
【0016】しかし、動作電流が設計値より低くなるに
つれ、図10(B)〜(D)のようにオーバシュートが
大きくなり、かつ、デューティ比が変化する(ジッタが
生ずる)。図10の場合には、動作電流が設計値の1/
2以下になると、実用に適さなくなる。
【0017】このような問題を避けるには、発光素子D
の動作電流に応じて複数種の半導体集積回路10を製造
し、様々な仕様の発光素子Dに対応できるようにする必
要がある。
【0018】図11は、動作電流50mAに最適化して
設計された電流スイッチ回路30を用いた場合の、発光
素子Dに流れる電流の波形を示す。この場合、動作電流
が20〜40mAと低くても、電流スイッチ回路30が
動作電流50mAに最適化して設計されているので、図
10と比べて波形が良好であることがわかる。
【0019】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、様々
な動作特性の発光素子に対し同一の半導体集積回路を用
いることができる発光素子ドライバを提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る発光素子ドライバを、実施例図中の対応する構成要素
の符号を引用して説明する。
【0021】第1発明では、例えば図1〜3に示す如
く、発光素子Dが外付けされ、入力信号を増幅して駆動
電流を発光素子Dに流す半導体集積回路10Aを備えた
発光素子ドライバにおいて、半導体集積回路10Aは、
CML回路の出力段にエミッタホロア回路を接続した入
力バッファ回路20Aと、エミッタホロア回路のトラン
ジスタ24、25のエミッタ出力に応じて、差動トラン
ジスタ対51、52のベース電位を制御することによ
り、発光素子Dから差動トランジスタ対51、52の一
方へ流れる電流をオン・オフする電流スイッチ回路30
Aとを有し、該CML回路は、差動トランジスタ対2
1、22の各エミッタが共に電流源23の入力端に接続
され、差動トランジスタ対21、22の各コレクタが抵
抗R21、R22を介して共通に半導体集積回路10A
の端子T7に接続されており、端子T7に図1に示す抵
抗R20(可変抵抗でも可)又は図6に示すトランジス
タ26である電流制限素子の一端が外付けされ、該電流
制限素子の他端に電源配線Vccが接続され、該電流制限
素子の特性に応じてエミッタホロア回路のトランジスタ
24、25のエミッタ電位を可変にしている。
【0022】本第1発明では、図1の抵抗R20の抵抗
値を選定し若しくは可変抵抗の抵抗値を調整することに
より、又は、図6のトランジスタ26のベース電位Vc
を調整することにより、発光素子Dの動作電圧VDに対
し、発光素子Dが動作時の電源配線Vccとトランジスタ
24のエミッタとの間の電圧VIを、VI>VDなる適
当な値にすることができる。
【0023】これにより、動作電圧VDが異なる種々の
発光素子Dに対し、同一の半導体集積回路10Aを用い
ることが可能となり、図9(B)に示すような上記問題
点が解決される。
【0024】第2発明では、例えば図3又は4に示す如
く、発光素子Dが外付けされ、入力信号を増幅して駆動
電流を発光素子Dに流す半導体集積回路を備えた発光素
子ドライバにおいて、該半導体集積回路は、対応する電
流入力端及び信号入力端が互いに共通に接続された第1
〜第nCML回路50、60、70(図3及び4ではn
=3)を備えた電流スイッチ回路30Aを有している。
第1〜第nCML回路50、60、70はいずれも、差
動トランジスタ対の各エミッタが共に電流源の入力端に
接続され、差動トランジスタ対のベースが信号入力端と
なっており、差動トランジスタ対のコレクタが電流入力
端となっており、差動トランジスタ対の一方のコレクタ
が外付けの発光素子Dを介して電源配線Vccに接続され
ている。例えば図4に示す如く、第1〜第nCML回路
50、60、70の1つ以上の電流源の出力端が、それ
ぞれ半導体集積回路内の抵抗R50、R60を介して該
半導体集積回路の端子T8、T9に接続され、残りの該
CML回路70の電流源の出力端が該半導体集積回路内
で抵抗R70を介してグランド線に接続されており、端
子T8、T9をグランド線に接続するかどうかにより電
流スイッチ回路30Bの動作電流を可変にしている。な
お、図3では、「1つ以上」が全てである場合、すなわ
ち、「残りのCML回路」がない場合を示しており、こ
のような特殊な例も本第2発明に含まれる。
【0025】本第2発明では、図3の端子T8、T9、
T10又は図4の端子T8、T9をそれぞれグランド線
に接続するかどうかにより、電流スイッチ回路30A又
は30Bの電流容量を変えることがきる。
【0026】これにより、動作電流が異なる種々の発光
素子Dに対し、同一の半導体集積回路を用いることが可
能となり、図10に示すような上記問題点が解決され
る。
【0027】第3発明では、例えば図5に示す如く、発
光素子Dが外付けされ、入力信号を増幅して駆動電流を
発光素子Dに流す半導体集積回路を備えた発光素子ドラ
イバにおいて、該半導体集積回路は、対応する電流入力
端及び信号入力端が互いに共通に接続された第1〜第n
CML回路50、60、70(図5ではn=3)を備え
た電流スイッチ回路30Aを有している。第1〜第nC
ML回路50、60、70はいずれも、差動トランジス
タ対の各エミッタが共に電流源の入力端に接続され、該
差動トランジスタ対のベースが該信号入力端となってお
り、該差動トランジスタ対のコレクタが該電流入力端と
なっており、該差動トランジスタ対の一方のコレクタが
外付けの発光素子Dを介して電源配線Vccに接続され、
第1〜第nCML回路50、60、70の1つ以上の電
流源の出力端が該半導体集積回路の端子T8、T9、T
10に接続され、残りの該CML回路の該電流源の出力
端が該半導体集積回路内で抵抗を介してグランド線に接
続されており、端子T8、T9、T10を、外付け抵抗
R50、R60、R70を介しグランド線に接続するか
どうかにより電流スイッチ回路30Cの動作電流を可変
にしている。なお、図5では、「1つ以上」が全てであ
る場合、すなわち、「残りのCML回路」がない場合を
示しており、このような特殊な例も本第3発明に含まれ
る。
【0028】本第3発明では、端子T8、T9、T10
を、それぞれ外付け抵抗R50、R60、R70を介し
グランド線に接続するかどうかにより、電流スイッチ回
路30Cの電流容量を変えることがきる。
【0029】これにより、動作電流が異なる種々の発光
素子Dに対し、同一の半導体集積回路を用いることが可
能となり、図10に示すような上記問題点が解決され
る。
【0030】また、第1〜nCML回路50、60、7
0の特性に製造上のばらつきがあっても、このばらつき
に応じて抵抗R50、R60、R70の抵抗値を適当な
ものにすることにより、ばらつきを補償することができ
る。
【0031】第4発明では、上記第1発明の入力バッフ
ァ回路と、上記第2発明又は上記第3発明の電流スイッ
チ回路を有している。
【0032】この構成の場合、動作電圧及び動作電流が
異なる種々の発光素子に対し、すなわち、上記第1〜3
発明で対応可能な動作特性よりも広い様々な動作特性の
発光素子に対し同一の半導体集積回路を用いることが可
能となる。
【0033】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、図8と同一構成要素には、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0034】[第1実施例]図1は、第1実施例の発光
素子ドライバを示す。
【0035】半導体集積回路10Aは、前段の入力バッ
ファゲート20Aと、後段の電流スイッチ回路30A
と、発光素子Dがレーザダイオードの場合に用いられる
バイアス電流源40とを備えている。図中、T1〜T9
は、半導体集積回路10Aの端子である。
【0036】バイアス電流源40に流す電流は、実際に
は、例えば従来と同様に、外部端子に外付けされる抵抗
の有無及び抵抗値により定められるが、本案のポイント
ではないので図示省略している。
【0037】入力バッファゲート20Aは、抵抗R21
と抵抗R22の共通端を、端子T5に接続せずに新たな
端子T7に接続している点で、図8の入力バッファゲー
ト20と異なっている。端子T7には、出力電圧調整抵
抗R20の一端が外付けされ、この抵抗R20の他端が
電源配線Vccに接続されている。抵抗R20の抵抗値を
選定することにより、発光素子Dの動作電圧VDに対
し、発光素子Dが動作時の電源配線Vccとトランジスタ
24のエミッタとの間の電圧VIを、VI>VDなる適
当な値にすることができる。
【0038】これにより、動作電圧VDが異なる種々の
発光素子Dに対し、同一の半導体集積回路10Aを用い
ることが可能となり、図9(B)に示すような上記問題
点が解決される。なお、出力電圧調整抵抗R20の代わ
りに、可変抵抗を用いてもよい。
【0039】一方、電流スイッチ回路30Aは、例えば
図2に示す如く、機能が互いに同一の第1CML回路5
0、第2CML回路60及び第3CML回路70が、そ
の信号入力端及び電流入力端の各々について並列接続さ
れている。また、図8の抵抗R32に対応して、第1C
ML回路50の電流出力端と端子T8との間に第1CM
L回路50が接続され、第2CML回路60の電流出力
端と端子T9との間に第2CML回路60が接続され、
第3CML回路70の電流出力端と端子T10との間に
抵抗R70が接続されている。第1CML回路50、第
2CML回路60及び第3CML回路70の電流源を構
成するトランジスタのベースには、定電圧回路34の出
力電圧が共通に供給される。
【0040】第1CML回路50、第2CML回路60
及び第3CML回路70は、構成が互いに同一であって
も、図3に示す如く異なっていてもよい。図3では、第
1CML回路50の差動トランジスタ51、52及び電
流源53は、それぞれ3個のNPN型トランジスタが並
列接続されて構成され、第2CML回路60の差動トラ
ンジスタ61、62及び電流源63は、それぞれ2個の
NPN型トランジスタが並列接続されて構成され、第3
CML回路70の差動トランジスタ71、72及び電流
源73は、それぞれ1個のNPN型トランジスタで構成
されている。したがって、第1CML回路50、第2C
ML回路60及び第3CML回路70の電流容量の比
は、3対2対1となっている。端子T8、T9、端子T
10をそれぞれグランド線に接続するかどうかにより、
電流スイッチ回路30Aの電流容量を最小電流容量の1
倍、2倍、3倍、4倍、5倍又は6倍とすることがき
る。例えば、第1CML回路50を電流容量18mAで
最適設計すると、電流スイッチ回路30Aを18mA、
36mA、54mA、72mA、90mA及び108m
Aで最適設計したことになる。
【0041】これにより、動作電流が異なる種々の発光
素子Dに対し、同一の半導体集積回路10Aを用いるこ
とが可能となり、図10に示すような上記問題点が解決
される。
【0042】[第2実施例]図4は、発光素子ドライバ
の半導体集積回路に用いられる第2実施例の電流スイッ
チ回路30Bを示す。図2と同一構成要素には、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0043】この電流スイッチ回路30Bは、抵抗R7
0の電流出力端を半導体集積回路内のグランド線に接続
して、第3CML回路70を必ず使用するようにしてい
る。この構成の場合、半導体集積回路の端子数を1個減
らすことができる。
【0044】第1CML回路50、第2CML回路60
及び第3CML回路70の電流容量の比が図3のように
3対2対1のとき、端子T8、T9をそれぞれグランド
線に接続するかどうかにより、電流スイッチ回路30B
の電流容量を最小電流容量の1倍、3倍、4倍又は6倍
とすることがきる。例えば、第1CML回路50を電流
容量15mAで最適設計すると、電流スイッチ回路30
Aを電流容量15mA、45mA、60mA及び90m
Aで最適設計したことになる。
【0045】他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0046】[第3実施例]図5は、発光素子ドライバ
の半導体集積回路に用いられる第3実施例の電流スイッ
チ回路30Cを示す。図2と同一構成要素には、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0047】この電流スイッチ回路30Cは、第1CM
L回路50、第2CML回路60及び第3CML回路7
0の電流出力端をそれぞれ端子T8、T9及び端子T1
0に接続し、電流スイッチ回路30Cに必要な電流容量
に応じて、端子T8、T9又は端子T10とグランド線
との間にそれぞれ抵抗R50、R60又は抵抗R70を
接続するようになっている。
【0048】この第3実施例では、第1CML回路5
0、第2CML回路60及び第3CML回路70の特性
に製造上のばらつきがあっても、このばらつきに応じて
抵抗R50、R60及びR70の抵抗値を適当なものに
することにより、ばらつきを補償することができる点
で、第1実施例よりも優れている。
【0049】他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0050】[第4実施例]図6は、第4実施例の発光
素子ドライバを示す。図1と同一構成要素には、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0051】この発光素子ドライバは、図1の出力電圧
調整抵抗R20の代わりに、出力電圧調整トランジスタ
26を用い、そのベース電圧VCを変えることにより、
電圧VIをVI>VDなる適当な値にすることが可能と
なっている。抵抗R21がオンのときに抵抗R21に流
れる電流をiとすると、このときの電圧VIは、約Vc
−1.6−i・R21となる。
【0052】他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く、本第1発明に係る発
光素子ドライバによれば、半導体集積回路に対する外付
け抵抗の抵抗値又は外付けトランジスタのベース電位を
適当な値にすることにより、動作電圧が異なる種々の発
光素子に対し、同一の半導体集積回路を用いることが可
能となるという優れた効果を奏する。
【0054】本第2発明及び本第3発明に係る発光素子
ドライバによれば、半導体集積回路の1個又は複数の端
子をそれぞれグランド線に接続するかどうかにより、動
作電流が異なる種々の発光素子に対し、同一の半導体集
積回路を用いることが可能となるという優れた効果を奏
する。
【0055】また、本第3発明によれば、第1〜nCM
L回路の特性に製造上のばらつきがあっても、このばら
つきに応じて外付け抵抗の抵抗値を適当な値にすること
により、ばらつきを補償することができるという効果を
奏する。
【0056】本第4発明に係る発光素子ドライバによれ
ば、動作電圧及び動作電流が異なる種々の発光素子に対
し、すなわち、第1〜3発明で対応可能な動作特性より
も広い様々動作特性の発光素子に対し同一の半導体集積
回路を用いることが可能となるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の発光素子ドライバ回路図
である。
【図2】図1の電流スイッチ回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】図2の電流スイッチ回路の構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の電流スイッチ回路図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例の電流スイッチ回路図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例の発光素子ドライバ回路図
である。
【図7】光通信装置の光伝送部構成図である。
【図8】従来の発光素子ドライバ回路図である。
【図9】発光素子の光出力波形図である。
【図10】発光素子に流れる電流の波形図である。
【図11】発光素子に流れる電流の波形図である。
【符号の説明】
20 入力バッファゲート 26 出力電圧調整トランジスタ 30、30A〜30C 電流スイッチ回路 21、22、31、32、51、52、61、62、7
1、72 差動トランジスタ 23、33、53、63、73 電流源 34 定電圧回路 40 バイアス電流源 50 第1CML回路 60 第2CML回路 70 第3CML回路 D 発光素子 R20 出力電圧調整抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子(D)が外付けされ、入力信号
    を増幅して駆動電流を該発光素子に流す半導体集積回路
    (10A)を備えた発光素子ドライバにおいて、該半導
    体集積回路は、 CML回路の出力段にエミッタホロア回路(24、2
    5、R24、R25)を接続した入力バッファ回路(2
    0A)と、 該エミッタホロア回路のトランジスタ(24、25)の
    エミッタ出力に応じて、差動トランジスタ対(51、5
    2)のベース電位を制御することにより、該発光素子
    (D)から該差動トランジスタ対の一方(51)へ流れ
    る電流をオン・オフする電流スイッチ回路(30A)と
    を有し、 該CML回路は、差動トランジスタ対(21、22)の
    各エミッタが共に電流源(23)の入力端に接続され、
    該差動トランジスタ対(21、22)の各コレクタが抵
    抗(R21、R21)を介して共通に該半導体集積回路
    の端子(T7)に接続されており、 該端子(T7)に抵抗又はトランジスタである電流制限
    素子(R20、26))の一端が外付けされ、該電流制
    限素子の他端に電源配線(Vcc)が接続され、該電流制
    限素子の特性に応じて該エミッタホロア回路のトランジ
    スタ(24、25)のエミッタ電位を可変にしたことを
    特徴とする発光素子ドライバ。
  2. 【請求項2】 発光素子(D)が外付けされ、入力信号
    を増幅して駆動電流を該発光素子に流す半導体集積回路
    を備えた発光素子ドライバにおいて、該半導体集積回路
    は、 対応する電流入力端及び信号入力端が互いに共通に接続
    された第1〜第nCML回路(50、60、70)を備
    えた電流スイッチ回路(30A、30B)を有し、 該第1〜第nCML回路はいずれも、差動トランジスタ
    対(51、52、61、62、71、72)の各エミッ
    タが共に電流源(53、63、73)の入力端に接続さ
    れ、該差動トランジスタ対のベースが該信号入力端とな
    っており、該差動トランジスタ対のコレクタが該電流入
    力端となっており、 該差動トランジスタ対の一方(51、61、71)のコ
    レクタが外付けの該発光素子(D)を介して電源配線
    (Vcc)に接続され、 該第1〜第nCML回路の1つ以上の該電流源の出力端
    が、該半導体集積回路内の抵抗(R50、R60)を介
    して該半導体集積回路の端子に接続され、残りの該CM
    L回路の該電流源の出力端が該半導体集積回路内で抵抗
    (R70)を介してグランド線に接続されており、 該端子をグランド線に接続するかどうかにより該電流ス
    イッチ回路の動作電流を可変にしたことを特徴とする発
    光素子ドライバ。
  3. 【請求項3】 発光素子(D)が外付けされ、入力信号
    を増幅して駆動電流を該発光素子に流す半導体集積回路
    を備えた発光素子ドライバにおいて、該半導体集積回路
    は、 対応する電流入力端及び信号入力端が互いに共通に接続
    された第1〜第nCML回路(50、60、70)を備
    えた電流スイッチ回路(30C)を有し、 該第1〜第nCML回路はいずれも、差動トランジスタ
    対の各エミッタが共に電流源の入力端に接続され、該差
    動トランジスタ対のベースが該信号入力端となってお
    り、該差動トランジスタ対のコレクタが該電流入力端と
    なっており、 該差動トランジスタ対の一方のコレクタが外付けの該発
    光素子を介して電源配線(Vcc)に接続され、 該第1〜第nCML回路の1つ以上の該電流源の出力端
    が該半導体集積回路の端子(T8、T9、T10)に接
    続され、残りの該CML回路の該電流源の出力端が該半
    導体集積回路内で抵抗を介してグランド線に接続されて
    おり、 該端子(T8、T9、T10)を、外付け抵抗(R5
    0、R60、R70)を介しグランド線に接続するかど
    うかにより該電流スイッチ回路の動作電流を可変にした
    ことを特徴とする発光素子ドライバ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の入力バッファ回路(20
    A)と、 請求項2又は3記載の電流スイッチ回路(30A、30
    B、30C)と、 を有することを特徴とする発光素子ドライバ。
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