JPH05275987A - ドライバ回路に対する回路装置 - Google Patents

ドライバ回路に対する回路装置

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JPH05275987A
JPH05275987A JP4335569A JP33556992A JPH05275987A JP H05275987 A JPH05275987 A JP H05275987A JP 4335569 A JP4335569 A JP 4335569A JP 33556992 A JP33556992 A JP 33556992A JP H05275987 A JPH05275987 A JP H05275987A
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output
amplifier stage
offset voltage
circuit
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JP4335569A
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Hans-Martin Rein
ライン ハンス‐マルチン
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45479Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of common mode signal rejection
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/02Shaping pulses by amplifying

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  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力パルス形状が簡単に所与の必要条件に合
わせられ得る構成の簡単なモノリシック集積可能なドラ
イバ回路装置を提供する。 【構成】 それぞれ2つの相補性入力端および出力端を
有する第1の差動増幅器段EF1、EF2、EF3、D
S1および第2の差動増幅器段EF4、EF5、EF
6、DS2が設けられており、第1の差動増幅器段の出
力端の差信号により第2の差動増幅器段が駆動され、調
整可能な第2のオフセット電圧源OS2が第2の差動増
幅器段の入力端と接続され、従って第2のオフセット電
圧の印加により第2の差動増幅器段の第1のトランジス
タのスイッチオン電圧が同時のスイッチオフ電圧の拡大
の際に縮小可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライバ回路の出力段に
対する回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速ディジタル伝送システムに対してま
た測定技術ではしばしば、切換しきい値に関して可能な
かぎり対称であるべき比較的大きい電力を有するパルス
が必要とされる。これらのパルスはドライバ回路により
発生される。
【0003】ドライバ回路はしばしば少なくとも1つの
差動増幅器を有する出力段を含んでいる。差動作動でド
ライバ回路が作動する際には、切換しきい値に関して対
称なパルスを発生することが比較的容易である。しかし
この作動形式は多くの応用に対して複雑である。
【0004】差動作動が可能でない応用もある。たとえ
ばガラスファイバ伝送路の送信器のなかのレーザーダイ
オードは差動作動を有するドライバにより駆動され得な
い。たといレーザードライバの出力段がたいてい境をな
す差動増幅器により形成されるとしても、レーザーダイ
オードを駆動するために差動増幅器の両相補性出力端の
1つからしかパルスが取り出され得ない。この作動形式
はシングル‐エンドと呼ばれる。シングル‐エンド作動
の際のパルスの形状はしばしば非対称である。バイポー
ラトランジスタを有する回路では形状は必然的に非対称
である。なぜならば、出力電流パルスのスイッチオン過
程の際に明らかなオーバーシュートを示し、またさらに
エッジがスイッチオフ過程の際よりも強く遅延するから
である。コレクタ電流はその極性を変化し得ないので、
スイッチオフ過程の終わりにかけてアンダーシュートが
出力電流に生じない。非対称なパルスはレーザードライ
バの場合に、生起する時間ジッタのゆえにリピータなし
で可能な伝送路の長さが減ぜられることに通ずる。
【0005】シングル‐エンド作動でのドライバ回路に
より発生されるパルスの対称性を、ドライバ段がより小
さい電圧スパンで駆動されることにより改善することは
知られている。しかしながら、それによりパルスのエッ
ジ急峻度が小さくされる。このことは、可能なデータレ
ートが減ぜられることに通ずる。
【0006】さらに、このようなパルスの対称性をたと
えばフィルタのような受動性構成要素により改善するこ
とは知られている。しかし、これは高価なマッチングを
必要とする。その上、受動性構成要素の最適化は伝送デ
ータレートおよびドライバ回路およびその負荷の特性に
強く関係している。
【0007】別の公知の可能性は、差動増幅器の出力端
において両相補性信号を、両信号の1つの信号の同時の
反転の際に対称な信号に、ハイブリッド構成要素の使用
により加算することにある(たとえば180°ハイブリ
ッド)。しかし、この措置は非常に高価でありかつフレ
キシビリティに乏しいという欠点を有する。加えて、そ
れはしばしば望ましくない帯域幅の制限に通ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ドラ
イバ回路の出力段に対する回路装置であって、シングル
‐エンド作動で対称な信号を供給し、簡単に構成されて
おり、また容易にモノリシックに集積可能であり、また
その出力パルス形状が簡単に所与の必要条件に合わせら
れ得る回路装置を提供することである。パルス形状の一
回の設定が急峻なパルスエッジの維持のもとに非常に低
いデータレートから非常に高いデータレートまでの任意
のパルス列に対して有効であるべきである。さらに、出
力スパンが容易に調節可能であるべきである。回路装置
はディジタル伝送システムでのレーザーダイオードの作
動および測定技術でのパルスの発生のために特に適して
いなけばならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1による回路装置により解決される。
【0010】本発明による回路装置では第2の差動増幅
器段の入力端への第2のオフセット電圧の印加により、
スイッチオン過程により惹起されるパルス形状中のオー
バーシュートが減ぜられる。その際に第2のオフセット
電圧の極性は、制御電圧の振幅が、負荷に出力信号を与
える第1のトランジスタのスイッチオンの際に小さくな
るように選ばれる。それにより同時に制御電圧の振幅が
スイッチオフの際により大きくなる。こうしてスイッチ
オンの際の出力パルスの急峻度がまさにこのパルスが十
分に小さいアンダーシュートを有するまで減ぜられる。
この措置はさらに、物理的関係により惹起されるスイッ
チオフの際の多少より緩徐なエッジがより急峻になるよ
うにする。第2のオフセット電圧の印加により、“高”
レベルと“低”レベルとの間の中心により定められる制
御パルスの対称線が、差動増幅器が切換わる零線にくら
べてシフトする。それにより出力パルスの上昇するエッ
ジおよび下降するエッジが“高”レベルと“低”レベル
との間の中心で、必要なように、交わらない。第1の差
動増幅器段の入力端への第1のオフセット電圧の印加に
より、第1の差動増幅器段により発生される差信号のメ
ーク‐ブレーク比は、出力レベルを変更することなし
に、変更可能である。この差信号が第2の差動増幅器段
を駆動するために使用されるので、こうして差信号のメ
ーク‐ブレーク比の変更により出力パルスの上昇するエ
ッジおよび下降するエッジがまさに“高”レベルと
“低”レベルとの間の中心で交わるようにシフトされ
る。
【0011】第1のオフセット電圧源および第2のオフ
セット電圧源の調整は2つのポテンシオメータを介して
行われ得る。回路装置はこうして簡単な仕方で出力端の
種々の負荷に適合させられ得る。さらにテクノロジーの
変動、回路設計の不正確さおよび組立技術により惹起さ
れる寄生物(ボンドワイア、ケースなど)の影響が補償
され得る。
【0012】固定のテクノロジーおよび組立技術を有す
る所与の応用に対して、このポテンシオメータをチップ
上に集積された抵抗により置換することを考えることは
有利であり得る。
【0013】本発明による回路装置は、バイポーラテク
ノロジーでの差動増幅器を含んでいるドライバ段でも対
称なパルス形状を可能にする。バイポーラトランジスタ
の使用の際には、同時に急峻なパルスエッジを得ようと
努められるならば、オーバーシュートが物理的関係に基
づいて避けられ得ない。
【0014】第1の差動増幅器段および第2の差動増幅
器段はそれぞれレベルシフトおよび脱結合のための装置
ならびに第1または第2の差動増幅器を含んでいる。そ
の際に、第1の差動増幅器および第2の差動増幅器をそ
れぞれ、カスケード接続されている境をするエミッタ結
合された差動増幅器として設けることは本発明の範囲内
にある。レベルシフトおよび脱結合のための装置は特に
3つの直列に接続されたエミッタホロワ対を含んでい
る。しかし、それよりも少ないエミッタホロワ対を使用
することもできる。
【0015】第2の差動増幅器段の第1の出力端におけ
るパルスの振幅を調整するため、第2の差動増幅器およ
び第2の差動増幅器の前に接続されているエミッタホロ
ワ対にそれぞれ調節可能な定電流源を介して給電するこ
とは有利である。第2の差動増幅器における電流の調整
により、発生されるパルスの振幅が変化する。パルスの
望ましくない変形を避けるため、同時に第2の差動増幅
器の前に接続されているエミッタホロワ対における電流
が、電流の比が互いにほぼ一定にとどまるように変更さ
れる。この措置により、変更された振幅の際にも、最適
化されたパルス形状、従ってまた出力パルスの対称性が
保たれる。パルスの振幅の設定可能性または調節可能性
は特にレーザーダイオードの作動の際に有利である。な
ぜならば、レーザーダイオードの許容差を補償する必要
があり、さらにまたレーザーダイオードは劣化の際によ
り高い電流を必要とするからである。
【0016】第1の差動増幅器および第1の差動増幅器
の前に接続されているエミッタホロワ対にそれぞれ調節
可能な定電流源を介して給電することは本発明の範囲内
である。第1の差動増幅器および第1の差動増幅器の前
に接続されているエミッタホロワ対を通る電流のマッチ
ングにより第2の差動増幅器の出力信号のパルス形状が
さらに影響され得る。こうして回路装置のプロセスおよ
び設計許容差への、また出力端における負荷の形式への
パルス形状の依存性が補償され得る。特に出力信号のエ
ッジ急峻度および時間ジッタがこうしてさらに最小化さ
れ得る。
【0017】負荷が特性インピ−ダンスZを有する導線
を介して第2の差動増幅器の第1の出力端と接続され、
また負荷が抵抗RL を有すると、負荷と導線の端との間
に大きさRS =Z−RL の抵抗が接続され得る。こうし
て、RL がオーム性でありかつ周波数に無関係であるか
ぎり、無反射の導線終端が行われる。
【0018】負荷としてレーザーダイオードが使用され
ると、これは非線形かつ周波数に関係するインピ−ダン
スを有する。従って、オーム性抵抗RS の中間接続によ
りマッチングが正確でないことがあり得る。その結果と
しての二重反射を減ずるために、第2の差動増幅器の第
1の出力端および対称性の理由からそれに対して相補性
の出力端はそれぞれ抵抗RQ により終端される。ここで
妥協が行われる。たとえば、第2の差動増幅器の第1の
出力端における反射係数が半減されるように抵抗RQ
値を定めることが望ましい。この場合、出力端の終端と
結び付けられるスイッチング速度の減少および損失電力
の増大は受け入れ可能な限度内にとどまる。
【0019】
【実施例】以下、実施例および図面により本発明を一層
詳細に説明する。
【0020】誤解を避けるため、先ず、図1中に記入さ
れている理想的なオフセット電圧源OS1およびOS2
のオフセット電圧VOS1 およびVOS2 は図2による回路
図では供給電圧VO からポテンシオメータおよび直列抵
抗R1 およびR2 により導き出されることを指摘してお
く。R1 >>R´I かつR2 >>R´D (図2参照)のゆえ
にR1 ≒R´I かつRD ≒R´D が成り立つ(図1参
照)。
【0021】回路装置は第1の差動増幅器段および第2
の差動増幅器段を含んでいる。その際に第1の差動増幅
器段は第1のエミッタホロワ対EF1、第2のエミッタ
ホロワ対EF2、第3のエミッタホロワ対EF3および
第1の差動増幅器DS1を含んでいる(図1参照)。第
1のエミッタホロワ対EF1のエミッタ端子は第2のエ
ミッタホロワ対EF2のベース端子と接続されている。
第2のエミッタホロワ対EF2のエミッタ端子は第3の
エミッタホロワ対EF3のベース端子と接続されてい
る。第3のエミッタホロワ対EF3のエミッタ端子はそ
れぞれ第1の差動増幅器DS1のエミッタ結合されたト
ランジスタ対のベース端子と接続されている(図2参
照)。
【0022】第1の差動増幅器段は入力端Iおよびそれ
に対して相補性の入力端バーIを含んでいる。相補性の
入力端バーIは等価な入力抵抗RI を介して(理想的
な)第1のオフセット電圧源OS1と接続されている
(図1参照)。入力端IおよびバーIはそれぞれ第1の
エミッタホロワ対EF1のベース端子と接続されてい
る。抵抗RI は場合によっては駆動する導線の特性イン
ピ−ダンスに等しく選ばれる(無反射の導線終端)。
【0023】第3のエミッタホロワ対のエミッタ端子は
調節可能な定電流源KSE3と接続されている。
【0024】第1の差動増幅器DS1はたとえば、エミ
ッタ端子を互いに接続されている一対のバイポーラトラ
ンジスタから成っている。第1の差動増幅器DS1のト
ランジスタ対のエミッタ端子は調整可能な定電流源KS
1 と接続されている。第1の差動増幅器DS1のトラン
ジスタ対のコレクタ端子は第1の差動増幅器段の出力端
を形成する。
【0025】第2の差動増幅器段は第4のエミッタホロ
ワ対EF4、第5のエミッタホロワ対EF5、第6のエ
ミッタホロワ対EF6および第2の差動増幅器DS2を
含んでいる。第2の差動増幅器段の入力端は第4のエミ
ッタホロワ対EF4のベース端子により形成される。第
4のエミッタホロワ対EF4のエミッタ端子は第5のエ
ミッタホロワ対EF5のベース端子と接続されている。
第5のエミッタホロワ対EF5のエミッタ端子は第6の
エミッタホロワ対EF6のベース端子と接続されてい
る。第6のエミッタホロワ対EF6のエミッタ端子はそ
れぞれ、第2の差動増幅器DS2の第1のトランジスタ
Q および第2のトランジスタ´Q から形成されるトラ
ンジスタ対のベース端子と接続されている。
【0026】第2の差動増幅器段の入力端はそれぞれ第
1の差動増幅器段の出力端と接続されている。第2の差
動増幅器段の第1の入力端は抵抗RD を介して第2の
(理想的な)オフセット電圧源OS2と接続されている
(図1参照)。第2の差動増幅器段の第2の入力端は抵
抗RD を介して接地電位と接続されている。抵抗RD
第1の差動増幅器DS1の負荷抵抗である。
【0027】第6のエミッタホロワ対EF6のエミッタ
端子は調節可能な定電流源KSE6と接続されている。第
2の差動増幅器段DS2のなかで第1のトランジスタT
Q および第2のトランジスタT´Q のエミッタ端子は互
いに接続されている。エミッタ端子は調節可能な定電流
源KS2 と接続されている。第6のエミッタホロワ対E
F6に給電する定電流源KSE6と、第2の差動増幅器D
S2に給電する定電流源KS2 とは、第2の差動増幅器
DS2に対する電流I2 の調節の際に第6のエミッタホ
ロワ対EF6に対する電流IE6が、比I2 /IE6がほぼ
一定にとどまるように変化するように互いに接続されて
いる。
【0028】第1のトランジスタTQ および第2のトラ
ンジスタT´Q のコレクタ端子は第2の差動増幅器段の
第1の出力端Qおよびそれに対して相補性の第2の出力
端バーQを形成する。シングルエンド作動では第1の出
力端Qのみが負荷Vにより負荷される。負荷Vはたとえ
ば、場合によっては直列抵抗を有するレーザーダイオー
ドである。第1の出力端Qおよび第2の出力端バーQは
それぞれ、導線を介しての負荷の駆動の際に二重反射を
減ずるため抵抗RQ により終端されている。有意義な妥
協としてRQ は導線の特性インピ−ダンスの2倍ないし
3倍に等しく選ばれ得る。
【0029】図2中の抵抗R´I およびR´D は、それ
らが各ポテンシオメータおよび供給電圧VO から形成さ
れる第1のオフセット電圧源S1および第2の外部のオ
フセット電圧源S2の内部抵抗に比較して大きいように
値を定められる。それにより第1の電圧源S1および第
2の電圧源S2から導き出される第1のオフセット電圧
OS1 および第2のオフセット電圧VOS2 が温度に無関
係になる。
【0030】第1の電圧源S1および第2の電圧源S2
とならんで定電流源KSE3およびKS1 もポテンシオメ
ータを含んでいる。それによって第1のオフセット電圧
OS 1 、第2のオフセット電圧VOS2 および電流IE3
第3のエミッタホロワEF3により、また電流I1 は第
1の差動増幅器DS1により外部から調整され得る。そ
れに対して、図2の例では、電流源KSE6およびKS2
は共通の外部の調節電圧VC により駆動され、それによ
って電流IE6は第6のエミッタホロワEF6により、ま
た電流I2 は第2の差動増幅器により調節され得る。
【0031】回路装置は−5Vの供給電圧VO により作
動する。
【0032】作動中に第1の差動増幅器段の入力端に信
号vIdが印加される。信号vIdは差信号であってもシン
グルエンド信号であってもよい。第1の差動増幅器段の
出力端に信号vd が与えられている。差信号vd により
第2の差動増幅器段が駆動される。第2の差動増幅器段
の出力端に第1の出力端Qと第2の出力端バーQとの間
に差信号vQdが与えられている。第1の出力端Qにはシ
ングルエンド信号vQが与えられている。この信号は負
荷Vを駆動するために使用される。
【0033】回路装置の作動中に先ず第2のオフセット
電圧VOS2 が、出力電流中のオーバーシュートにより惹
起されるシングルエンド信号vQ の元々存在する強いア
ンダーシュートがほぼ除去されるように調整される。そ
のために第2のオフセット電圧VOS2 は、制御電圧の振
幅が第1の出力端Qと接続されている第1のトランジス
タTQ のスイッチオンの際により小さくなるように選ば
れる。スイッチオフの際には第1のトランジスタの制御
電圧は次いでより大きくなる。続いて第1のオフセット
電圧VOS1 が、それと結び付けられる差信号vd のメー
ク‐ブレーク比の変化により出力信号vQ のエッジが、
それらが“高”レベルと“低”レベルとの間の中心で
(すなわち対称線上で)交わるようにシフトされるよう
に調整される。そのためには、第1のオフセット電圧V
OS1 および第2のオフセット電圧VOS2 が、図1による
これらの電圧の定義が基礎とされている場合には、互い
に逆の極性を有することが必要である。
【0034】図3には、零線にくらべての差信号vd
対称線S2 のシフトへの第2のオフセット電圧Vos2
定性的な影響が示されている。
【0035】図4には、零線にくらべての入力信号vId
の対称線S1 のシフトへの第1のオフセット電圧Vos1
の定性的な影響が示されており、その際にvIdはこの例
で差信号として示されている。
【0036】回路装置はたとえば、凹み絶縁(トレンチ
絶縁)を有する自己整合される二重ポリシリコンテクノ
ロジーで0.8μmリトグラフィの使用のもとに製造さ
れるバイポーラトランジスタの使用のもとに実現され
る。これらのバイポーラトランジスタは0.4μmの有
効エミッタ幅を有する。
【0037】本発明による回路装置および現在存在する
バイポーラテクノロジーにより20Gbit/sまでの
データレートを有するパルス列が処理され得る。
【0038】図5にはこのような集積回路に対するシミ
ュレーション結果が示されている。図5aには10Gb
it/sのデータレートに対する出力信号vQ の図が示
されており、その際にオフセット電圧を設定するための
提案された措置はまだ講じられていない。明らかなアン
ダーシュートを有するパルス形状の非対称性が認められ
る。本発明による措置によるパルス形状の顕著な改善が
図5bから明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路のブロック回路図。
【図2】本発明による回路装置の回路図。
【図3】第2の差動増幅器段の入力端における信号への
第2のオフセット電圧の影響を示す図。
【図4】ドライバ回路の入力信号への第1のオフセット
電圧の影響を示す図。
【図5】本発明によるオフセット設定を応用しない場合
および応用した場合の出力信号を示す図。
【符号の説明】
DS 差動増幅器 EF エミッタホロワ対 KS 定電流源 OC オフセット電圧源 V 負荷 VC 外部調節電圧 VO 供給電圧 VOS オフセット電圧 vd 差信号 vQ 出力信号 vId 差信号またはシングルエンド信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバ回路の出力段に対する回路装置
    において、 ・第1の差動増幅器段(EF1、EF2、EF3、DS
    1)および第2の差動増幅器段(EF4、EF5、EF
    6、DS2)が設けられており、 ・それぞれ差動増幅器トランジスタ対の形式で接続され
    ている第1の差動増幅器段および第2の差動増幅器段が
    2つの互いに相補性の入力端および2つの互いに相補性
    の出力端を含んでおり、 ・第1の差動増幅器段が入力信号により駆動され、また
    その際に差信号を発生し、 ・第2の差動増幅器段が差信号により駆動され、またそ
    の際に1つの出力信号を第1の出力端に、またそれに対
    して相補性の出力信号を第2の出力端に発生し、 ・調整可能である第1のオフセット電圧源(OS1)お
    よび第2のオフセット電圧源(OS2)が設けられてお
    り、 ・第1のオフセット電圧源(OS1)は第1の差動増幅
    器段の入力端と接続されており、従って差信号のメーク
    ‐ブレーク比が第1のオフセット電圧の印加により変更
    可能であり、 ・第2のオフセット電圧源(OS2)は第2の差動増幅
    器段の入力端と接続されており、従って第2のオフセッ
    ト電圧の印加により第2の差動増幅器段のトランジスタ
    の、回路の第1の出力端と接続されている第1のトラン
    ジスタのスイッチオン電圧が同時のスイッチオフ電圧の
    拡大の際に縮小可能であり、 ・第2の差動増幅器段の第1の出力端が負荷(V)によ
    り負荷されていることを特徴とするドライバ回路に対す
    る回路装置。
  2. 【請求項2】・第1の差動増幅器段がレベルシフトおよ
    び脱結合のための装置(EF1、EF2、EF3)およ
    び第1の差動増幅器(DS1)を含んでおり、 ・第2の差動増幅器段がレベルシフトおよび脱結合のた
    めの装置(EF4、EF5、EF6)および第2の差動
    増幅器(DS2)を含んでいることを特徴とする請求項
    1記載の回路装置。
  3. 【請求項3】・第1の差動増幅器(DS1)および第2
    の差動増幅器(DS2)がそれぞれ、カスケード接続さ
    れている境をするエミッタ結合された差動増幅器を含ん
    でおり、 ・レベルシフトおよび脱結合のための装置がそれぞれ少
    なくとも1つの直列に接続されたエミッタホロワ対(E
    F1、EF2、EF3)(EF4、EF5、EF6)を
    含んでいることを特徴とする請求項2記載の回路装置。
  4. 【請求項4】 第2の差動増幅器(DS2)および第2
    の差動増幅器(DS2)の前に接続されているエミッタ
    ホロワ対(EF6)がそれぞれ調節可能な定電流源(K
    E6、KS2 )を介して給電されることを特徴とする請
    求項3記載の回路装置。
  5. 【請求項5】 調節可能な定電流源(KSE6、KS2
    が、電流が調節可能な定電流源(KSE6、KS2 )によ
    り共通の電圧を介して調節可能であり、またその際に一
    定の比を有するように外部電圧源と接続されていること
    を特徴とする請求項4記載の回路装置。
  6. 【請求項6】 第1の差動増幅器(DS1)および第1
    の差動増幅器(DS1)の前に接続されているエミッタ
    ホロワ対(EF3)がそれぞれ調節可能な定電流源(K
    E3、KS1 )を介して給電されることを特徴とする請
    求項3ないし5の1つに記載の回路装置。
  7. 【請求項7】・負荷(V)が特性インピ−ダンスZを有
    する導線を介して第2の差動増幅器(DS2)の第1の
    入力端(Q)と接続されており、 ・負荷(V)と導線の端との間に大きさRS =Z−RL
    (ここでRL は負荷の抵抗)の抵抗(RS )が接続され
    ていることを特徴とする請求項1ないし6の1つに記載
    の回路装置。
  8. 【請求項8】 第2の差動増幅器(DS2)の出力端
    (Q)および相補性出力端(Q)がそれぞれ外部負荷に
    対して追加的に抵抗(RQ )と接続されていることを特
    徴とする請求項1ないし7の1つに記載の回路装置。
  9. 【請求項9】 負荷(V)がレーザーダイオードである
    ことを特徴とする請求項1ないし8の1つに記載の回路
    装置。
JP4335569A 1991-11-25 1992-11-20 ドライバ回路に対する回路装置 Pending JPH05275987A (ja)

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