JPH06213321A - 走行モータの油圧回路 - Google Patents

走行モータの油圧回路

Info

Publication number
JPH06213321A
JPH06213321A JP2371193A JP2371193A JPH06213321A JP H06213321 A JPH06213321 A JP H06213321A JP 2371193 A JP2371193 A JP 2371193A JP 2371193 A JP2371193 A JP 2371193A JP H06213321 A JPH06213321 A JP H06213321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
hydraulic
switching valve
traveling motor
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2371193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Ogawa
和典 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP2371193A priority Critical patent/JPH06213321A/ja
Publication of JPH06213321A publication Critical patent/JPH06213321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クローラ車両のずり落ちを防止できる2速走
行モータを具備したクローラ式車両の油圧回路を提供す
る。 【構成】 油圧ポンプ(1)、油圧ポンプからの圧油を
受けて回転する2速切換え走行モータ(6)からなり、
走行モータはパイロット作動式切換弁(10)により1
速と2速以上とが切換えられるようになっており、パイ
ロット作動式切換弁を作動する操作用切換弁(13)の
パイロットに走行モータの油圧回路(13、14)の圧
力が供給され、走行モータの油圧回路に駆動油圧がある
とともに操作用切換弁を2速側に切換えた場合にパイロ
ット作動式切換弁が作動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワーシャベルのような
クローラ車両の走行モータの油圧回路に関する。より詳
しくは、本発明は油圧ポンプと油圧ポンプからの圧油を
受けて回転する走行モータからなり、この走行モータが
多速切換え可能であって、走行モータを切換えることに
よりクローラ車両の低速および高速走行を可能とした走
行モータの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来このようなクローラ車両の走行モー
タの油圧回路にあっては、図3に示すように、定容量型
油圧ポンプ1から一対の給排路14、15を介して油圧
モータ6を回転駆動するようになっている。定容量型油
圧ポンプ1から供給される油は、例えばレバーなどによ
り操作される手動式三位置方向切換弁3により流れ方向
が切換えられる。
【0003】油圧モータ6は、モータに内蔵され、シリ
ンダ部分9aおよび傾動ピストン9bからなる速度切換
装置9により油圧モータ6内の斜板角度を切換えて油圧
モータ6の回転速度を切換えるようになっている。油圧
モータ6は減速機8を介してクローラ式車両のスプロケ
ット(図示せず)に回転力を伝達する。
【0004】上述した手動式三位置方向切換弁3と油圧
モータ6の間にはカウンタバランス弁4が設けられ、更
に給排路14、15間に両側作動式リリーフ弁11が設
けられており両給排路管14、15を連通している。油
圧モータ6にはパーキングブレーキ7が設置されてお
り、パーキングブレーキ7はシリンダ7aとピストン7
bからなり、ピストン7bにより油圧モータ6のモータ
軸の後端部を制動するようになっている。
【0005】油圧モータ6の回転時に給排路14、15
からパーキングブレーキ作動用パイロット作動式二位置
切換弁5により供給される圧力によりパーキングブレー
キ7のピストン7bを開いてブレーキを解除し、また油
圧モータ6の停止時にはパーキングブレーキに内蔵され
たスプリング7cによりパーキングブレーキを作動する
ようになっている。
【0006】上述した油圧モータ6の2速切換シリンダ
9は2速切換用パイロット作動式3ポート二位置切換弁
10によりそのピストン9bの位置を低速走行用の1速
(図の右側)位置および高速走行用の2速(図の左側)
位置に切換えるようになっている。また、上述した2速
切換用パイロット作動式二位置切換弁10は、例えば電
磁−油圧式の二位置切換弁13をオペレータにより手動
またはボタン操作により操作し、その操作により速度切
換用に設けた定容量型油圧ポンプ12からの供給圧油が
2速切換用パイロット作動式二位置切換弁13のパイロ
ットポートに伝えられ、それにより2速切換シリンダ9
を作動し2速走行油圧モータ6の走行を1速(低速)か
ら2速(高速)に切換えるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
油圧回路により2速走行モータでクローラ車両を登り坂
を登りその状態で停止させ、または下り坂を下り停止さ
せたような場合に、パワーシャベルのようなクローラ車
両がずり落ちるという問題がある。この問題は、特に、
2速走行モータを2速(高速)側にした状態で停止した
場合に生じ易く、1速(低速)側にし急坂を登搬状態と
して止まった場合にはあまり問題とならない。
【0008】
【発明の目的】本発明は上述した多速走行モータを具備
したクローラ式車両の油圧回路を改良し、クローラ車両
のずり落ちを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、油圧
ポンプ、該油圧ポンプからの圧油を受けて回転する多速
切換え走行モータからなり、該走行モータはパイロット
作動式切換弁により1速と2速以上とが切換えられるよ
うになっている走行モータの油圧回路において、前記パ
イロット作動式切換弁を作動する操作用切換弁のパイロ
ットに走行モータの油圧回路の圧力が供給され、走行モ
ータの油圧回路に駆動油圧があるとともに操作用切換弁
を2速側に切換えた場合にパイロット作動式切換弁が作
動するようにしたことを特徴とする走行モータの油圧回
路により上記の目的を達成する。
【0010】
【作用】本発明においては、多速走行モータを具備した
走行モータの油圧回路において油圧モータ駆動側圧力を
パイロット作動式切換弁を作動する操作用切換弁のパイ
ロット圧として供給し、油圧モータ駆動時に操作用切換
弁を切換えたときにのみ多速切換パイロット圧が多速切
換装置に作用するようにし、油圧モータ駆動時以外にお
いては2速走行モータが1速側となるようにし、このよ
うな状態でクローラ車両を停止した場合にも確実に停止
させることができ、坂道停止時にクローラ車両のずり落
ちが生じないようにする。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の第1実施例の油圧回路図であ
り、図3を参照して説明した従来装置と類似している。
すなわち、定容量型油圧ポンプ1から一対の給排路1
4、15を介して油圧モータ6を回転駆動するようにな
っている。定容量型油圧ポンプ1から供給される油は、
例えばレバーなどにより操作される手動式三位置方向切
換弁3により流れ方向が切換えられる。
【0012】油圧モータ6は、モータに内蔵され、シリ
ンダ部分9aおよび傾動ピストン9bからなる速度切換
装置9により油圧モータ6内の斜板角度を切換えて油圧
モータ6の回転速度を切換えるようになっている。油圧
モータ6は減速機8を介してクローラ式車両のスプロケ
ット(図示せず)に回転力を伝達する。
【0013】上述した手動式三位置方向切換弁3と油圧
モータ6の間にはカウンタバランス弁4が設けられ、更
に給排路14、15間に両側作動式リリーフ弁11が設
けられており両給排路管14、15を連通している。油
圧モータ6にはパーキングブレーキ7が設置されてお
り、パーキングブレーキ7はシリンダ7aとピストン7
bからなり、ピストン7bにより油圧モータ6のモータ
軸の後端部を制動するようになっている。
【0014】油圧モータ6の回転時に給排路14、15
からパーキングブレーキ作動用パイロット作動式二位置
切換弁5により供給される圧力によりパーキングブレー
キ7のピストン7bを開いてブレーキを解除し、また油
圧モータ6の停止時にはパーキングブレーキに内蔵され
たスプリング7cによりパーキングブレーキを作動する
ようになっている。
【0015】上述した油圧モータ6の2速切換シリンダ
9は2速切換用パイロット作動式3ポート二位置切換弁
10によりそのピストン9bの位置を低速走行用の1速
(図の右側)位置および高速走行用の2速(図の左側)
位置に切換えるようになっている。また、上述した2速
切換用パイロット作動式二位置切換弁10は、例えば電
磁−油圧式の二位置切換弁13をオペレータにより手動
またはボタン操作により操作し、その操作により速度切
換用に設けた定容量型油圧ポンプ12からの供給圧油が
2速切換用パイロット作動式二位置切換弁10のパイロ
ットポートに伝えられ、それにより2速切換シリンダ9
を作動し2速走行油圧モータ6の走行を1速(低速)か
ら2速(高速)に切換えるようになっている。
【0016】図1において2速切換走行油圧モータ6を
切換えるパイロット作動式3ポート二位置切換弁10
と、このパイロット作動式3ポート二位置切換弁10を
作動させる電磁−油圧式3ポート二位置切換弁13を設
けるとともに、油圧ポンプ1と油圧モータ6を連通する
2本の給排路14、15間にシャトル弁22を設け、シ
ャトル弁22の出口圧力を電磁−油圧式切換弁13のパ
イロット圧として供給するようになっている。
【0017】この電磁油圧式3ポート二位置切換弁13
はシャトル弁22から供給されるポート圧および電磁ソ
レノイド13aの両方が作動した場合のみオンする構造
となっている。従って、この回路においてはオペレータ
が2速、1速の切換えを行い、2速に切換えるように電
磁ソレノイド13aをオンしたとしてもシャトル弁22
に圧力が発生していない場合、すなわち、油圧モータ6
に駆動圧力が発生していない場合には、この電磁−油圧
式3ポート二位置切換弁13は閉じたままとなる。
【0018】一方、オペレータが2速に切換えるように
しておいてシャトル弁22に圧力が発生した場合には、
すなわち油圧モータ6に駆動圧力が発生した場合には電
磁油圧式3ポート二位置切換弁13がオンし、これによ
り走行モータ6が2速に切変わり高速走行する。従って
走行モータの駆動圧がなくなった場合に、すなわちクロ
ーラ車両を登り坂で停止または下り坂で停止した場合に
は、電磁−油圧式切換弁13にはシャトル弁22からの
出力圧力が作用しないため、この電磁−油圧式切換弁1
3は閉じたままとなり、走行モータ6は1速状態(斜板
の傾斜角度が大、すなわち、行程容積が大で、保持圧力
が低い低速側)となり、従ってずり落ちが防止される。
【0019】他の実施例を図2に示す。上記の図1実施
例においては給排路(14、15)間に設けたシャトル
弁22の出力圧により電磁−油圧式3ポート二位置切換
弁13′を作動させるようにしていたが、図2の実施例
では、この圧力としてパーキングブレーキ7作動圧を用
いている。
【0020】以上の実施例においては2速走行モータを
具備した油圧回路について説明したが、本発明は3速走
行モータにも同様に適用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、2速切換油圧モータを
作動する場合の作動式二位置切換弁を作動している電磁
油圧式切換弁を油圧モータを作動する油圧回路に圧油が
存在する場合にのみ作動する形式としているために、走
行モータが走行していない場合、すなわち登り坂停止ま
たは下り坂停止しているような場合には強制的に走行モ
ータを1速とし、ずり落ちを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の油圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施例の油圧回路図である。
【図3】従来の回路の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 4 カウンタバランス弁 6 2速油圧モータ 7 パーキングブレーキ 9 速度切換装置 10 パイロット作動式二位置切換弁 12 油圧ポンプ 13 電磁−油圧式切換弁 14 給排路 15 給排路 22 シャトル弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ、該油圧ポンプからの圧油を
    受けて回転する多速切換え走行モータからなり、該走行
    モータはパイロット作動式切換弁により1速と2速以上
    とが切換えられるようになっている走行モータの油圧回
    路において、前記パイロット作動式切換弁を作動する操
    作用切換弁のパイロットに走行モータの油圧回路の圧力
    が供給され、走行モータの油圧回路に駆動油圧があると
    ともに操作用切換弁を2速側に切換えた場合にパイロッ
    ト作動式切換弁が作動するようにしたことを特徴とする
    走行モータの油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記油圧ポンプと走行モータとの間の給
    排路間にシャトル弁が設けられ、該シャトル弁の出口ポ
    ート圧が前記操作用切換弁に供給されることを特徴とす
    る走行モータの油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記操作用切換弁に前記走行モータのパ
    ーキングブレーキ圧が供給されることを特徴とする走行
    モータの油圧回路。
JP2371193A 1993-01-19 1993-01-19 走行モータの油圧回路 Pending JPH06213321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2371193A JPH06213321A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 走行モータの油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2371193A JPH06213321A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 走行モータの油圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213321A true JPH06213321A (ja) 1994-08-02

Family

ID=12117935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2371193A Pending JPH06213321A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 走行モータの油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06213321A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013538994A (ja) * 2010-08-25 2013-10-17 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車のオートマチックトランスミッションのための油圧制御装置
WO2017221449A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 ヤンマー株式会社 建設機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013538994A (ja) * 2010-08-25 2013-10-17 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車のオートマチックトランスミッションのための油圧制御装置
WO2017221449A1 (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 ヤンマー株式会社 建設機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001526368A (ja) 走行装置
JPH06213321A (ja) 走行モータの油圧回路
JP2004218687A (ja) ブレーキ制御機構
JPH06213320A (ja) 走行モータの油圧回路
JP2007177953A (ja) 作業車両
JPH11311267A (ja) 走行駆動トランスミッションの制御方法
JP4325851B2 (ja) Hst走行駆動装置
JP2006258237A (ja) 液圧モータユニット
JP3243411B2 (ja) 走行用油圧モータの制御回路
JPH065934Y2 (ja) 作業車の駐車ブレ−キ操作部
JPH0913428A (ja) ホイルローダの走行変速構造
JPS63235135A (ja) 油圧走行車両の走行速度切換装置
JP3147249B2 (ja) 走行用ポンプ圧の制御装置
JPS6363832A (ja) 油圧駆動車両の走行油圧制御装置
JP3503225B2 (ja) トラクタ−の旋回制御装置
JPH0248517Y2 (ja)
JP2527841Y2 (ja) 液圧式走行ブレーキを備えた油圧駆動走行車両
JP2758318B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JPH0414533A (ja) トラクタの油圧回路
JPH09142334A (ja) コンバインの走行装置
JP3865925B2 (ja) ホイールローダの作業モード切換装置
JPH11294580A (ja) 作業車両用の走行駆動トランスミッション
JPH0989100A (ja) 作業車両のブレーキ装置
JPH09177964A (ja) 車両用流体圧駆動装置
KR19980063239A (ko) 휠타입 중장비의 주행모터 리타딩토오크 가변제어장치