JP2551470B2 - エレベーター式立体駐車装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車を載置して昇降する昇降台を備えた
エレベーター式立体駐車装置に関し、特に、昇降台が昇
降する昇降路の縦方向前後両側にそれぞれ自動車を横並
び状態に複数駐車させるようにしたものに関する。

（従来の技術） 従来より、エレベーター式立体駐車装置として、昇降
台が自動車を駐車して駐車場内の昇降路を昇降動可能に
設けられ、該駐車場の各駐車階における昇降路の縦方向
前後両側にそれぞれ自動車を横並び状態に駐車させる駐
車スペースが設けられてなるものは知られている。この
場合、昇降台上から自動車を駐車スペースに横並び状態
に移送する方式としては、昇降台に駐車スペースと同じ
横幅を有するものを使用し、該昇降台上で自動車を横送
りした後、昇降台を駐車スペースに縦送りする方式のも
のと、昇降台に自動車１台の幅を有するものを使用する
一方、該昇降台自体が自動車を載置した状態で横方向
（幅方向）に移動できる構成にし、かつ昇降台から自動
車を駐車スペースに縦送りする方式のもの（この移動方
式は特にエレベータースライド方式ともいう）とがあ
る。

（発明が解決しようとする課題） ところが、上記従来の移送方式では、いずれも昇降台
を昇降動させる昇降装置が大型化し、設備コストが高く
つくなどの問題がある。また、駐車スペースは駐車場の
各駐車階における昇降路の縦方向前後両側にしかない
が、昇降路の横方向側方にも駐車スペースを設けて駐車
場の収容効率を高めたいという要求がある。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、昇降台を自動車１台分のスペース
に相当する広さのものとする一方、該昇降台から自動車
を載置したパレットを台車によって昇降路の縦方向前後
の駐車スペースに自動車を横並び状態に移送することに
より、昇降装置を小型化して設備コストの低廉化を図る
とともに、昇降路の横方向側方にも自動車を駐車させて
駐車場の収容効率を高め得るようにするものである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、請求項１及び２の発明は、
エレベーター式立体駐車装置として、自動車１台分の駐
車スペースに相当する広さを有する昇降台が駐車場内に
設けた昇降路を昇降動可能に設けられ、該駐車場の各駐
車階における上記昇降路の縦方向前後両側に、それぞれ
自動車をパレット上に載置して横並び状態に複数駐車さ
せる駐車スペースが設けられていることを前提とする。

そして、このようなエレベーター式立体駐車装置にお
いて、請求項１の発明の解決手段は、上記駐車スペース
で各々パレットを支持するパレット支持部材と、上記昇
降台上に設けられ、該昇降台が上記駐車場の各駐車階で
停止したときに当該駐車階で昇降路を挟んで横方向に移
動する横送り台車と、該横送り台車上に設けられ、横送
り台車が横方向に移動した際に該横送り台車と上記駐車
スペースとの間で縦方向に移動する縦送り台車と、該縦
送り台車に設けられ、縦送り台車が駐車スペース側に移
動した際に該縦送り台車と上記パレット支持部材との間
でパレットの受け渡しをする受渡手段とを備えたものと
する。

また、請求項２の発明の解決手段は、上記昇降台上に
設けられ、パレットを支持する昇降台側のパレット支持
部材と、上記駐車スペースで各々パレットを支持する駐
車スペース側のパレット支部部材と、上記駐車場の各駐
車階毎に設けられ、各駐車階で昇降路を挟んで横方向に
移動する横送り台車と、該各横送り台車上に設けられ、
横送り台車が昇降路を挟んで横方向に移動した際に該横
送り台車と上記駐車スペースとの間で縦方向に移動する
縦送り台車と、該各縦送り台車に設けられ、縦送り台車
が上記昇降台側及び駐車スペース側に移動した際に該縦
送り台車と上記昇降台側及び駐車スペース側パレット支
持部材との間でパレットの受け渡しをする受渡手段とを
備えたものとする。

（作用） 上記の構成により、請求項１の発明では、昇降路の縦
方向前後両側に設けられた駐車スペースにある空のパレ
ット上に自動車を駐車させるために該パレットを昇降台
に移送する場合には、先ず、昇降台を昇降路の対応する
駐車階に停止させた後、当該駐車階で横送り台車を昇降
台上から昇降路を挟む横方向に移動させ、該横送り台車
上から縦送り台車を上記空のパレットがある駐車スペー
ス側に移動させる。そして、該駐車スペースにおいてパ
レット支持部材に支持されたパレットを縦送り台車の受
渡手段によって受け取る。しかる後、受渡手段でパレッ
トを保持した状態のまま縦送り台車を駐車スペース側か
ら横送り台車上に移動させ、続いて、該横送り台車を横
方向に移動させて昇降台上に載せる。これにより、昇降
台上にパレットが縦送り台車および横送り台車を介して
載置される。

ここで、駐車場の各駐車階における昇降路の横方向側
方にパレットを配置して自動車を駐車させる場合でも、
上記パレットを移載配置する空きスペースを設けておけ
ば上述の横送り台車および縦送り台車によるパレットの
駐車スペースから昇降台への移送に支障を来たすことは
ない。

更に、請求項２の発明では、昇降台が駐車場の所定の
駐車階に来るまでの間、該駐車階において、横送り台車
が昇降路を挟んで横方向に移動し、かつ該横送り台車上
に搭載された縦送り台車が横送り台車と駐車スペースと
の間を移動して、該駐車スペースにある空のパレットを
昇降路に移送することができるので、駐車に要する時間
の短縮化を図ることができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第５図は請求項１の発明の実施例（第１
実施例）に係わるエレベーター式立体駐車装置を示す。
第４図および第５図において、１は自動車を縦横３列ず
つ配置できる広さを有する駐車場の建屋たる駐車構造物
であって、該駐車構造物１内の中央部には、自動車１台
分の駐車スペースに相当する広さを有する昇降台２が昇
降動可能に設けられているとともに、駐車構造物１の各
駐車階における昇降路Ｅの縦方向前後両側には、それぞ
れ自動車３台を横並び状態に駐車させる駐車スペース
（各駐車スペースでの自動車１台分のスペースを前側に
おいてP1,P2,P3とし、後側においてP4,P5,P6とする）が
設けられている。上記各駐車スペースP1〜P6では自動車
を矩形状のパレット３上に載置して駐車させるようにな
っており、該パレット３は、その四隅部において、駐車
構造物１から突設されたパレット支持部材4,4,…（第１
図および第２図参照）により支持されている。

上記昇降台２は、その四隅部でローラチェーン（また
はワイヤロープ）5,5,…により吊下げられている。該各
ローラチェーン５は、駐車構造物１の天井部に設けられ
たそらせ車６と駆動モータ７により駆動される駆動車８
とに巻き付けられているとともに、バランスウェイト９
に連結されていて、上記駆動モータ７の作動により昇降
台２がガイドレール10（第３図参照）の案内の下に昇降
路Ｅ内を昇降動するように構成されている。

そして、上記昇降台２上には、第１図ないし第３図に
示すように、２本の横部材11a,11aを２本の縦部材11b,1
1bにより連結して構成された横送り台車11が配置されて
おり、該横送り台車11の各横部材11aにはその左右両側
端部に各々、鍔付きの車輪12,12,…が外向きに、鍔無し
の車輪13,13,…が内向に２個ずつ設けられている。駐車
構造物１の各駐車階には、上記鍔付き車輪12,12…に対
応して左右方向（横方向）に延びる一対のレール14,14
が配設され、横送り台車11は、それに搭載したモータ
（図示せず）の作動により、駐車構造物１の各駐車階に
おいて車輪12,12,…が該レール14,14上を転動して昇降
路Ｅを挟んで横方向に移動するように構成されている。

上記レール14は、昇降台２が昇降動するとき該昇降台
２の所定位置（停止位置）にある横送り台車11の鍔付き
車輪12,12,…と干渉しないよう５つの部分14a,14b,14c,
14d,14eに分割されている。一方、横送り台車11の横部
材11aの一方の側端部で互いに隣接する鍔付き車輪12,12
同士の間隔は、上記レール14の分割部分間の間隔よりも
大きく設定されていて、横送り台車11が昇降台２の所定
位置（停止位置）以外ではこの分割部分間に落ち込むこ
となく算盤玉の如く通過するようになっている。また、
上記鍔無し車輪13,13,…は、横送り台車11が昇降台２の
停止位置にあるとき、横送り台車11が昇降台２の停止位
置から右側（S2側）に移動して該横送り台車11の各横部
材11aの左側端部の２つの鍔付き車輪12,12がレール14の
S2側の分割部分14cと14b間または14bと14a間に来たと
き、および横送り台車11が昇降台２の停止位置から左側
（S1側）に移動して該横送り台車11の各横部材11aの右
側端部の２つの鍔付き車輪12,12がレール14のS1側の分
割部分14cと14d間または14dと14e間に来たときにそれぞ
れ、昇降台２の前後両端部に各々設けられた左右一対の
補助レール15,15上に位置し、あるいは該補助レール15,
15上を転動して昇降台２が上記レール14の分割部分間に
落ち込むのを防止するようになっている。

さらに、16は上記横送り台車11上に配置された縦送り
台車であって、該縦送り台車16は、その前・後部の左右
両側端面に横送り台車11の縦部材11b上を転動可能な４
つの片鍔付きの車輪17,17,…を有している。一方、駐車
構造物１の各駐車階における各駐車スペースP1〜P6に
は、それぞれ前後方向（縦方向）に互いに平行に延びる
２本のレール18,18が配設されており、該レール18,18
は、その間の間隔が上記横送り台車11の縦部材11b,11b
間の間隔と同一に設定され、かつ横送り台車11が横方向
に移動して所定位置で停止すると該横送り台車11の縦部
材11b,11bに接続した状態になるように設けられてい
る。そして、この横送り台車11の縦部材11b,11bと各駐
車スペースP1〜P6のレール18,18とが接続した状態のと
き、上記縦送り台車16は、されに搭載したモータ（図示
せず）の作動により、車輪17,17,…がこの縦部材11b上
及びレール18上を転動して横送り台車11と駐車スペース
P1〜P6との間で縦方向に移動するように構成されてい
る。

また、上記縦送り台車16の前後両端にはそれぞれ横部
材25,25が設けられ、該各横部材25の左右両端部にはジ
ャッキ19,19が設けられている。上記ジャッキ19,19,…
は、各駐車スペースP1〜P6のパレット支持部材４上端の
高さ位置を基準として上下方向に伸縮動可能（つまり持
上げ・持下し移動可能）に設けられていて、縦送り台車
16と上記パレット支持部材４との間でパレット３を受け
渡しする受渡手段としての機能を発揮するようになって
いる。尚、20は縦送り台車16の縦移動（横送り台車11上
と駐車スペースP1〜P6との間での移動）をガイドするガ
イドローラ、21は昇降路Ｅの左右両側の空きスペースS
1,S2に設けられたパレット支持部材である（この機能は
後述する）。

次に、上記第１実施例において、駐車スペースP1〜P6
にあるパレット３上に自動車を駐車させる場合の動作順
序を、昇降路Ｅの左前方に位置する駐車スペースP1への
駐車の場合を例にして説明する。

今、第１図に示すように、昇降台２がその上に横送り
台車11および縦送り台車16を載置した状態で駐車構造物
１の自動車を駐車させる所定の駐車階に上昇して来てい
る。このような状態から、先ず、横送り台車11がその上
に縦送り台車16を載置した状態のままレール14,14に沿
って昇降台２上から昇降路Ｅ左側の空きスペースS1に移
動し、横送り台車11の縦部材11b,11bが駐車スペースP1
のレール18,18と連続する位置で停止する。続いて、縦
送り台車16が横送り台車11上から駐車スペースP1側に移
動する。尚、この際、縦送り台車16のジャッキ19,19,…
はそれぞれ収縮した状態にあって、駐車スペースP1にお
いてパレット支持部材4,4,…に支持されている空のパレ
ット３の下方を通る。

しかる後、上記ジャッキ19,19,…が伸長動をして駐車
スペースP1のパレット支持部材4,4,…からパレットを受
け取って持上げ保持する。そして、このジャッキ19,19,
…によりパレット３を保持した状態のまま、縦送り台車
16が駐車スペースP1から空きスペースS1に位置する横送
り台車11上に移動し、次いで、横送り台車11がこの縦送
り台車16を載置した状態で空きスペースS1から昇降台２
上に移動する。

続いて、上記昇降台２が、パレット３を支持した状態
の縦送り台車16および横送り台車11を載置した状態のま
ま駐車構造物１の１階にまで下降し、この１階の位置で
上記パレット３上に自動車を乗り入れて載置する。その
後、昇降台２が元の駐車階の位置にまで上昇した後、上
述した空のパレット３を受け取りに行った場合と同じ動
作順序でもって自動車を載置したパレット３を昇降台２
上から駐車スペースP1に戻しに行く。

このように、第１実施例の場合、駐車構造物１の各駐
車階における昇降路Ｅの縦方向前後両側の駐車スペース
P1〜P6に自動車を駐車させることを確保しながら、昇降
台２は自動車１台分の駐車スペースに相当する広さのも
のに過ぎず、また、状来のエレベータースライド方式の
如く昇降台２自体が水平方向に移動するものではないの
で、昇降台２を昇降させる昇降装置を簡略化・小型化す
ることができ、設備コストの低廉化を図ることができ
る。

しかも、上記第１実施例の如き駐車装置においては、
駐車構造物１の各駐車階における昇降路Ｅの左右側方に
空きスペースS1,S2の少なくとも一方を駐車スペースと
して利用することができる。すなわち、例えば昇降路Ｅ
左側の空きスペースS1にパレット３を配置して駐車スペ
ースとして利用する場合、昇降路Ｅの左前方の駐車スペ
ースP1に自動車を駐車させるときでも、それに先立って
上記空きスペースS1にあるパレット３を昇降路Ｅ右側の
空きスペースS2に移載配置すれば、駐車スペースP1への
駐車に支障を来たすことがないからである。また、駐車
建造物１のある駐車階における１つの空きスペースS1ま
たはS2に、他の駐車階の空きスペースS1,S2に配置され
たパレット３移送配置するようにすれば、各駐車階の２
つの空きスペースS1,S2を共に駐車スペースとして利用
することができる。この結果、駐車場全体の駐車台数な
いし収容効率を大幅に増大することができる。尚、空き
スペースS1,S2にパレット３を配置するとき該パレット
３はその四隅部がパレット支持部材21,21,…により支持
される。

第６図および第７図は請求項２の発明の実施例（第２
実施例）に係わるエレベーター式立体駐車装置を示す。
この第２実施例の場合、駐車構造物１の各駐車階毎に縦
送り台車16を搭載した横送り台車11が配置されている。
該横送り台車11は、その横部材11a,11aの前後両端部に
片鍔付きの車輪12,12,…のみを有し、該車輪12,12,…が
各駐車階の昇降路Ｅを挟んで縦方向前後に配設された一
対のレール14′,14′上を転動して横方向に移動するよ
うになっている。一方、昇降台２の四隅部にはパレット
３を載置支持するパレット支持部材30,30,…が設けられ
ている。尚、上記レール14′は、昇降台２と干渉しない
ようにするために３つの部分14a′,14b′,14c′に分割
されている。また、エレベーター式立体駐車装置のその
他の構成は第１実施例の場合と同じであり、同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。

そして、第２実施例の場合、特に、昇降台２が駐車構
造物１の所定の駐車階にまで上昇して来るまでの間、該
駐車階において、横送り台車11が昇降路Ｅを挟んで横方
向に移動し、かつ該横送り台車11上に搭載された縦送り
台車16が横送り台車11と駐車スペースP1〜P6との間を移
動して、駐車スペースP1〜P6にある空のパレット３を昇
降路Ｅに移送することができるので、第１実施例の場合
と同様の効果に加えて駐車に要する時間の短縮化を図る
ことができるという効果が得られる。

尚、上記第１および第２実施例では、いずれも駐車場
（駐車構造物１）が自動車を縦横３列ずつ配置できる広
さを有する場合について述べたが、本発明は、駐車場が
これ以外の広さを有する場合にも同様に適用するこがで
きる。例えば、第８図に示すように、駐車場が自動車を
縦方向に３列、横方向に６列配置できる広さを有する場
合、この駐車場内の中央列（縦方向の２番目の列）で左
側から２番目および５番目のスペースを各々昇降台が昇
降する昇降路E1,E2として、本発明を適用してもよい。
この場合、駐車場内の前列および後列にそれぞれ６つず
つの駐車スペースP1〜P6またはP7〜P12を設けることが
できるだけでなく、中央列の４つの空きスペースS1〜S4
のうち３つの空きスペースS1,S2,S4にパレットを配置し
て駐車スペースとして利用することができる。

（発明の効果） 以上の如く、請求項１及び２の発明のエレベーター式
立体駐車装置によれば、昇降路の縦方向前後両側の駐車
スペースに対して横送り台車と縦送り台車とによりパレ
ットを搬送して自動車を横並び状態に複数駐車させるこ
によって、昇降装置を簡略化・小型化して設備コストの
低廉化を図ることができるとともに、昇降路の横方向側
方にも自動車を駐車させて収容効率を大幅に増大させる
ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図ないし第５
図は第１実施例を示し、第１図はエレベーター式立体駐
車装置の主要部の構成を示す平面図、第２図および第３
図はそれぞれ第１図のＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線に沿って
見た矢視図であり、第４図はエレベーター式立体駐車装
置の全体構成を示す平面図、第５図は同側面図である。
第６図および第７図は第２実施例を示し、第６図は第１
図相当図、第７図は第６図のＣ−Ｃ線に沿って見た矢視
図であり、第８図は変形例を示すエレベーター式立体駐
車装置の平面配置図である。 Ｅ……昇降路 P1〜P6……駐車スペース １……駐車構造物（駐車場） ２……昇降台 ３……パレット ４……パレット支持部材 11……横送り台車 16……縦送り台車 19……ジャッキ（受渡手段） 30……パレット支持部材

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車１台分の駐車スペースに相当する広
   さを有する昇降台が駐車場内に設けた昇降路を昇降動可
   能に設けられ、該駐車場の各駐車階における上記昇降路
   の縦方向前後両側に、それぞれ自動車をパレット上に載
   置して横並び状態に複数駐車させる駐車スペースが設け
   られたエレベーター式立体駐車装置であって、 上記駐車スペースで各々パレットを支持するパレット支
   持部材と、 上記昇降台上に設けられ、該昇降台が上記駐車場の各駐
   車階で停止したときに当該駐車階で昇降路を挟んで横方
   向に移動する横送り台車と、 該横送り台車上に設けられ、横送り台車が横方向に移動
   した際に該横送り台車と上記駐車スペースとの間で縦方
   向に移動する縦送り台車と、 該縦送り台車に設けられ、縦送り台車が駐車スペース側
   に移動した際に該縦送り台車と上記パレット支持部材と
   の間でパレットを受け渡しをする受渡手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータ式立体駐車装置。
2. 【請求項２】自動車１台分の駐車スペースに相当する広
   さを有する昇降台が駐車場内に設けた昇降路を昇降動可
   能に設けられ、該駐車場の各駐車階における上記昇降路
   の縦方向前後両側に、それぞれ自動車をパレット上に載
   置して横並び状態に複数駐車させる駐車スペースが設け
   られたエレベーター式立体駐車装置であって、 上記昇降台上に設けられ、パレットを支持する昇降台側
   のパレット支持部材と、 上記駐車スペースで各々パレットを支持する駐車スペー
   ス側のパレット支持部材と、 上記駐車場の各駐車階毎に設けられ、各駐車階で昇降路
   を挟んで横方向に移動する横送り台車と、 該各横送り台車上に設けられ、横送り台車が昇降路を挟
   んで横方向に移動した際に該横送り台車と上記駐車スペ
   ースとの間で縦方向に移動する縦送り台車と、 該各縦送り台車に設けられ、縦送り台車が上記昇降台側
   及び駐車スペース側に移動した際に該縦送り台車と上記
   昇降台側及び駐車スペース側パレット支持部材との間で
   パレットの受け渡しをする受渡手段と、 を備えたことを特徴とするエレベーター式立体駐車装
   置。