JPH06209936A - 超音波観測装置 - Google Patents

超音波観測装置

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Publication number
JPH06209936A
JPH06209936A JP5008441A JP844193A JPH06209936A JP H06209936 A JPH06209936 A JP H06209936A JP 5008441 A JP5008441 A JP 5008441A JP 844193 A JP844193 A JP 844193A JP H06209936 A JPH06209936 A JP H06209936A
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JP
Japan
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data
image
image data
screen
ultrasonic
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Withdrawn
Application number
JP5008441A
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English (en)
Inventor
Yoshihito Shimizu
佳仁 清水
Kazuhiro Misono
和裕 御園
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06209936A publication Critical patent/JPH06209936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも所望の領域を含む、縮小されてい
ない画像を静止画像で複数同時に画面表示し得るように
して、その中からオペレータが所望の画像を選択するこ
とができる超音波観測装置を提供する。 【構成】 超音波振動子1がラジアル走査により取り込
んだ全画面分の画像データは、DSC5で座標変換され
た後に、メモリ6〜9に入力されている。オペレータ
が、図示しないフリーズスイッチを複数回操作すると、
データ書き込み制御回路14が発する指令信号に応じて、
各スイッチ操作の時点のラジアル走査に対応する座標変
換後の画像データが夫々メモリ6〜9に書き込まれる。
メモリ6〜9に書き込まれた画像データの中の領域指定
された画像データは、データ読み出し制御回路15の指令
信号に応じてセレクタ10により読み出された後、CRT
12の所定の領域に夫々、静止画像として同時表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内等の断面像を表
示する超音波観測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波観測装置においては、所望
の画像を取り込むには、CRTを観測していたオペレー
タが、CRT内に所望の画像が表示されたときに超音波
観測装置の停止スイッチ(フリーズスイッチ)を押して
CRTに静止画像(フリーズ像)として表示し、その画
像を取り込むようにしていた。しかし、被検体として人
間等の動体が設定され、体腔内、血管内等を観測対象と
する場合はプローブを固定できないことから、所望の部
位と異なる画像しか得られないことが多かったので、所
望の部位の画像が得られるまで上記静止画像の取り込み
を繰り返す必要があり、作業効率がよくなかった。
【0003】このような不具合を解消するため、図7
(a),(b)に示す従来例が提案されている。この従
来例は、まず、所望の静止画像を含む複数の静止画像を
超音波観測装置のメモリ(例えばRAM)に蓄積した後
に、同図(b)に示すように縮小してCRT画面上に同
時表示し、その中から所望の静止画を選択して同図
(a)に示すように全画面表示している。また、走査速
度の遅いメカニカルスキャンでラジアルタイプの機器を
用いる場合、図8に示すように、画像の書き始めと書き
終わりが食い違ってしまうことがあるため、上記従来例
と同様に複数の静止画像を縮小して蓄積しておき、その
中から所望の静止画像を選択するようにしている従来例
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例においては、縮小した静止画像の中からオペレー
タが1枚の静止画像を所望の条件に基づいて選択するの
で、オペレータに多大な負担がかかるばかりでなく、分
解能の劣化した画像を見ながら選択作業を行うので、実
際にCRT画面上に表示される画像がオペレータの意図
したものと大きくかけ離れている場合がしばしば生じて
いた。
【0005】本発明は、上記不具合を解決するためにな
されたものであり、少なくとも所望の領域を含む、縮小
されていない画像を複数同時表示し得るようにして、そ
の中からオペレータが所望の画像を選択することができ
る、超音波観測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の超音波観測装置は、超音波画像データを記憶する記憶
手段と、取り込んだ全画面画像データを前記記憶手段に
書き込むデータ書き込み手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた超音波画像データを読み出して画面表示するデータ
読み出し手段と、前記データ書き込みおよびデータ読み
出しのタイミングを制御するタイミング制御手段とを具
える超音波観測装置において、1画像画面表示または複
数画像画面表示を選択する画面表示選択手段と、全画面
画像データの中の所望の領域を指定する領域指定手段と
を設け、複数画像画面表示選択時に、異なるタイミング
で書き込んだ全画面画像データの中の指定領域内の超音
波画像データを複数同時表示し得るようにしたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記構成により、複数画像画
面表示選択時には、異なるタイミングで書き込んだ全画
面画像データの中から指定領域内の超音波画像データが
抽出されて複数同時表示されるから、オペレータがそれ
らの中から1つを選択する際に見る画像は少なくとも所
望の指定領域を含み、しかも縮小されていないため分解
能は劣化していない。したがって、オペレータの意図通
りの画像が得られるとともに、オペレータの画像選択作
業が容易になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の超音波観測装置の第1実施例
の構成を示すブロック図であり、図中1は、図示しない
超音波プローブの先端に配置される超音波振動子を示
す。超音波振動子1は、体腔内に挿入されてラジアル方
向に回転してラジアル走査を行う間、パルサ13が発生す
る高電圧パルスを印加されて超音波を送信するとともに
そのラジアル方向のエコー信号を受信することにより画
像取り込みを行う。取り込んだ超音波画像データ(以
下、画像データと称す)は超音波振動子1で電圧に変換
された後にアンプ2に入力される。その後、上記超音波
画像データ信号はアンプ2で増幅され、検波回路3で検
波されてキャリアを除去され、A/Dコンバータ4でデ
ジタル信号に変換された後に、DSC(Digital Scan C
onverter)5で座標変換されるとともに補間処理が施さ
れる。
【0009】座標変換後の画像データはメモリ6〜9に
順次入力される。メモリ6〜9は、後述するCRTの全
画面に対応する超音波画像データ(以下、全画面画像デ
ータと称す)を記憶する記憶容量を有しており、データ
書き込み制御回路14によってデータの書き込みを制御さ
れるとともに、データ読み出し制御回路15によってデー
タの読み出しおよび読み出すべき領域を制御される。読
み出された画像データはセレクタ10に入力された後、D
/Aコンバータ11でアナログ信号に変換され、CRT12
に超音波画像として表示される。
【0010】データ書き込み制御回路14およびデータ読
み出し制御回路15に各種指令信号を入力するため、操作
卓16を設ける。操作卓16は、例えば図示しないオペレー
タの入力操作(スイッチ操作、マウスによる領域指定操
作等)に応じて以下に詳述するような各種指令信号を発
する。
【0011】次に、本実施例の超音波観測装置の動作を
説明する。まず、超音波振動子1を被検体の体腔内等に
挿入してラジアル走査を開始すると、超音波振動子1が
取り込んだ画像データはアンプ2、検波回路3、A/D
コンバータ4、DSC5を経てメモリ6に入力される。
このとき、メモリ6内では入力された全画面画像データ
が絶えず上書きされているため、メモリ6の記憶内容が
セレクタ10、D/Aコンバータ11を経てCRT12に入力
されると、CRT画面上には1つの全画面画像のみが表
示される。この全画面画像は、メモリ6の記憶内容が絶
えず変化するため、静止画像とはならず動画となる。
【0012】次に、オペレータは、操作卓16の図示しな
いセレクトスイッチを操作して、画面表示の切り換えを
行う。例えば、セレクトスイッチ操作がない場合に1つ
の全画面画像が表示される1画像画面表示モードに設定
してあるとすると、このセレクトスイッチ操作によって
1画像画面表示モードから複数画像画面表示モードに切
り換わることになる。この複数画像画面表示モードにお
いては、CRT12の表示画面を複数(この場合4つ)に
分割して各分割画面に夫々別の画像を表示できるように
なるが、この画面表示切り換え時にはまだ以下のオペレ
ータの操作がなされていないため、実際にCRT12に表
示されるのは全画面画像である。
【0013】次に、オペレータは、変化している全画面
画像を見ながら、所望の全画面画像が現れたときに操作
卓16の図示しないフリーズスイッチを押す操作を行う。
このフリーズ操作に応じて出力されるデータ書き込み制
御回路14からの指令信号によりデータ書き込みのタイミ
ングが決定され、その時点の全画面画像がメモリ6に書
き込まれるとともに、CRT12の画面表示が固定されて
静止画像(フリーズ像)となる。
【0014】次に、オペレータは、上記静止画像を見な
がら、所望の領域(オペレータが特に希望する領域)を
指定する。この領域指定は、例えば、オペレータがCR
T12の表示画面を図3に示すように4分割したときの領
域1〜4のどれに該当するかを表わす1〜4の内の1つ
の数字をキー入力したり、マウスで任意の矩形領域を指
示することにより行う。ここで指定された領域は、上記
フリーズ操作および以下の各フリーズ操作により得られ
た画像データにおいて有効となる。この領域指定の完了
後には、CRT12の画面表示は再び全画面画像の動画と
なる。
【0015】次に、オペレータは、変化している全画面
画像を見ながら、所望の全画面画像が現れたときに操作
卓16の図示しないフリーズスイッチを押す操作を再び行
う。このフリーズ操作に応じて出力されるデータ書き込
み制御回路14からの指令信号によりデータ書き込みのタ
イミングが決定され、その時点の全画面画像がメモリ7
に書き込まれるとともに、CRT12の画面表示が固定さ
れて静止画像(フリーズ像)となる。以下同様にしてメ
モリ8、9への全画面画像の書き込みを行う。
【0016】上述のようにして異なるタイミングで書き
込まれた4回分の全画面画像の書き込みが完了すると、
4回目のフリーズ操作信号を入力された操作卓16からデ
ータ読み出し制御回路15に指令信号が入力されてデータ
読み出しのタイミングが決定され、そのタイミングでデ
ータ読み出し制御回路15がセレクタ10を駆動する。それ
によりセレクタ10は、メモリ6〜9に書き込まれた画像
データの中の上記指定により決定された領域に該当する
画像データのみを選択的に読み出す。そしてセレクタ10
の出力信号はD/Aコンバータ11でアナログ信号に変換
されて、図2(b)に示すように、4分割されたCRT
12の各分割画面に夫々表示される。このとき、オペレー
タが、同時表示された各分割画面の中から最も好ましい
ものを選択するため例えば領域1〜4のどれか1つの数
字をキー入力すると、同図(a)に示すように、所望の
超音波画像のみを静止画像で全画面表示することがで
き、データの収集等が簡単になる。
【0017】上記複数画像データの同時表示は以下のよ
うにして行う。例えば、図3に示すように、CRT12の
全画面に水平アドレスH0〜H199および垂直アドレ
スV0〜V199を対応させた場合、CRT12の表示画
面を4分割すると、領域1〜4は夫々、H0〜H99か
つV0〜V99、H0〜H99かつV100〜V19
9、H100〜H199かつV0〜V99、H100〜
H199かつV100〜V199に対応することにな
る。なお、メモリ6〜9に記憶されているH0〜H19
9かつアドレスV0〜V199の全画面画像データの中
の、上記指定により決定された領域の画像データが夫
々、領域1〜4に対応することになる。
【0018】この第1実施例は、上記構成によって、オ
ペレータが特に希望する領域を含む画像(つまりオペレ
ータの関心がある部位の画像)が複数得られるから、そ
れら画像を比較することによりオペレータの意図する通
りの部位の静止画像が容易に得られる。その際、比較に
用いる画像は縮小されていないから、分解能が劣化する
こともない。
【0019】なお、この第1実施例では画面分割を4分
割としたが、これに限定されるものではなく、分割数を
4より多く(例えば9分割等)にしてより多数の画像を
同時表示するようにしてもよい。また、領域の指定を1
回目のフリーズスイッチの操作後に行うようにしている
が、領域の指定を1回目のフリーズスイッチの操作前に
行うようにしてもよい。
【0020】図4は本発明の超音波観測装置の第2実施
例の要部の構成を示すブロック図である。この第2実施
例は、フリーズスイッチの操作回数を1回だけで済むよ
うにするための変更を第1実施例に加えたものであり、
図示しない部分は第1実施例と同様に構成する。
【0021】すなわち、この第2実施例においては、D
SC5の出力である座標変換後の全画面画像データはメ
モリ6〜8に常時入力され続けているが、全画面画像デ
ータを書き込むタイミングが夫々異なるようにしてあ
る。例えば、オペレータが操作卓16でフリーズスイッチ
を操作すると、その操作の時点を基準にして所定時間t
遡った時点の全画面画像データがメモリ6に書き込ま
れ、その操作の時点の全画面画像データがメモリ7に書
き込まれ、その操作の時点を基準にして所定時間t経過
した時点の全画面画像データがメモリ8に書き込まれる
ような指令信号を書き込み制御回路14が出力する。
【0022】この第2実施例は、1回のフリーズスイッ
チの操作のみで操作時点およびその前後の時点の全画面
画像データを取り込むことができるから、オペレータが
フリーズスイッチを操作するタイミングを逸することが
なくなり、操作性がさらに向上する。なお、上記構成に
おいてメモリの数は3つに限定されるものではなく、そ
れより大きい奇数にすればCRT12の分割画面に同時表
示される画像数が増加する。また、その操作の時点の全
画面画像を取り込まず前後の時点の全画面画像のみを取
り込むようにすればメモリの数を偶数にすることができ
る。
【0023】図5は本発明の超音波観測装置の第3実施
例の構成を示すブロック図であり、図中100 は超音波振
動子を示す。超音波振動子100 は、体腔内に挿入されて
ラジアル方向に回転してラジアル走査を行う間、パルサ
118 が発生する高電圧パルスを印加されて超音波を送信
するとともにそのラジアル方向のエコー信号を受信する
ことにより画像取り込みを行い、取り込んだ画像データ
は超音波振動子100 で電圧に変換された後にアンプ101
に入力される。その後、上記画像データ信号はアンプ10
1 で増幅され、検波回路102 で検波されてキャリアを除
去され、A/Dコンバータ103 でデジタル信号に変換さ
れた後に、DSC104 で座標変換され、フレームメモリ
105 〜108 に順次格納される。
【0024】フレームメモリ105 〜108 は、後述するC
RTの全画面に対応する全画面画像データを記憶する記
憶容量を有しており、1回目の走査により取り込んだ画
像データはフレームメモリ105 に格納され、以下同様に
して2回目〜n回目の走査により取り込んだ画像データ
はフレームメモリ106 〜フレームメモリ108 に格納され
る。フレームメモリ105 〜108 に格納された画像データ
は夫々、セレクタ119〜122 、ラインバッファ109 〜112
で後述する処理を加えられてから比較演算回路113 に
入力されるとともに、そのままセレクタ114 に入力され
る。セレクタ114 は、後述する比較演算回路113 の指令
に基づき、入力された全ての画像データの中から選択さ
れた画像データのみをフレームメモリ115 に格納し、フ
レームメモリ115 に格納された画像データは、D/Aコ
ンバータ116 でアナログ信号に変換され、CRT117 に
超音波画像として表示される。
【0025】次に、本実施例の超音波観測装置の動作を
説明する。超音波振動子100 を被検体の体腔内等に挿入
してラジアル走査を開始すると、超音波振動子100 が取
り込んだ画像データはアンプ101 、検波回路102 、A/
Dコンバータ103 、DSC104 を経てフレームメモリ10
5 に入力される。このようなラジアル走査をn回繰り返
すと、フレーム105 〜108 に1フレーム目からnフレー
ム目までのn回分の画像データが夫々格納されることに
なる。上述したようにして画像データを書き込まれた各
フレームメモリ105 〜108 より、当該ラジアル走査に対
応する書き初めの第1走査線のデータおよび書き終わり
の第m走査線のデータをセレクタ119 〜122 によりアド
レス走査して読み出し、ラインバッファ109 〜112 に格
納する。なお、(n+1)回目以降の走査によって(n
+1)フレーム目の画像データがフレームメモリ105 に
上書きされ、以下同様に上書きがなされるため、ライン
バッファ109 〜112 の内容も時間の経過とともに順次書
き換えられることになる。
【0026】ここで、例えばオペレータのフリーズ操作
に応じて図示しない制御手段より走査停止命令が発せら
れると、その時点に実施していたラジアル走査において
第m走査線のデータを当該フレームメモリに格納した後
に走査を停止し、各ラインバッファ109 〜112 は夫々、
第1走査線および第m走査線のデータが書き込まれた状
態になる。この状態において、比較演算回路113 は、各
ラインバッファ109 〜112 に夫々格納されている第1走
査線および第m走査線のデータ間の相関を取り、第1走
査線のデータと第m走査線のデータとが最も近似してい
るフレームデータを全フレームデータの中から選択し、
その結果をセレクタ114 に転送する。これに応じてセレ
クタ114 は、フレームメモリ105 〜108 より入力された
画像データの中から、第1走査線のデータと第m走査線
のデータとが最も近似しているフレームデータを選択し
て、フレームメモリ115 に格納する。フレームメモリ11
5 に格納された画像データは、D/Aコンバータ116 で
アナログ信号に変換された後に、CRT117 に静止画像
として表示される。
【0027】この第3実施例は、ラジアル走査中にプロ
ーブが動いたり被検体が動いた場合に書き初め(第1走
査線)のデータおよび書き終わり(第m走査線)のデー
タが不連続となる、図8に示すような不具合を防止する
ことができる。すなわち、上記構成により、書き初めお
よび書き終わりのデータが最も近似している画像データ
を、ラジアル走査停止命令を発した時点(フリーズ操作
時)より数フレーム遡って自動的に選択して表示するか
ら、書き初めおよび書き終わりのデータのずれを従来よ
りも格段に小さくすることができる。したがって、血管
の内腔面積等を測定する場合に、不連続点が最小となる
ため測定誤差が減少し、正確な診断が可能になり、オペ
レータの負担も軽減される。
【0028】なお、この第3実施例の構成に図示しない
変更を加えて取り込んだ画像データ(動画)をフレーム
メモリ115 に随時書き込む(上書きする)ようにすれ
ば、上記静止画像の取り込みを行う際に、オペレータは
CRT117 上でリアルタイムの画像データ(動画)をモ
ニタすることができる。
【0029】図6は本発明の超音波観測装置の第4実施
例の構成を示すブロック図であり、第3実施例と同一の
部分には同一符号を付けて説明を省略する。この第4実
施例の第3実施例との相違点は、第3実施例の図5の構
成のフレームメモリ115 およびD/Aコンバータ116 間
にスイッチ123 を挿入したことと、DSC104 およびス
イッチ123 間に新たにフレームメモリ124 を追加したこ
とと、図5のセレクタ119 〜122 の代わりにセレクタ12
5 を設けてA/Dコンバータ103 の出力信号がDSC10
4 をスルーした後にセレクタ125 を経て直接ラインバッ
ファ109 〜112に入力されるようにしたことである。
【0030】次に、本実施例の超音波観測装置の動作を
説明する。超音波振動子100 がラジアル走査により取り
込んだ画像データはアンプ101 、検波回路102 、A/D
コンバータ103 、DSC104 を経て座標変換されてフレ
ームメモリ105 および新設したフレームメモリ124 に入
力されるが、それと同時に、当該ラジアル走査に対応す
る第1走査線のデータおよび第m走査線にのデータは、
セレクタ125 のアドレス走査により読み出されて、座標
変換されずにラインバッファ109 に格納される。以下同
様にして、2回目のラジアル走査により取り込んだ第2
フレーム目の画像データはフレームメモリ106 および12
4 に入力され、第1走査線のデータおよび第m走査線の
データはラインバッファ110 に格納され、(n+1)回
目の走査によって取り込んだ(n+1)フレーム目の画
像データはフレームメモリ105 およびフレームメモリ12
4 に上書きされ、それに応じてラインバッファ109 の内
容も上書きされる。この間、図示しない制御手段によっ
てスイッチ123 がフレームメモリ124 を選択する状態に
されており、フレームメモリ124 内では画像データが絶
えず書き換えられているため、CRT117 上にはフレー
ムメモリ124 内の画像データが動画で表示されている。
【0031】ここで、例えばオペレータのフリーズ操作
に応じて図示しない制御手段より走査停止命令が発せら
れると、当該ラジアル走査において第m走査線までのデ
ータを取り込んだ後に第1走査線および第m走査線のデ
ータを当該フレームメモリに格納した後に走査を停止す
る。この停止時には、各フレームメモリ105 〜108 には
夫々、上記走査停止命令からn回前までの走査に対応す
る画像データが書き込まれ、フレームメモリ124 には最
後の走査に対応する画像データが書き込まれ、各ライン
バッファ109 〜112 は夫々、第1走査線および第m走査
線のデータが書き込まれた状態になっている。この状態
において、比較演算回路113 は、各ラインバッファ109
〜112 に夫々格納されている第1走査線および第m走査
線のデータ間の相関を取り、第1走査線のデータと第m
走査線のデータとが最も近似しているフレームデータを
全フレームデータの中から選択し、その結果をセレクタ
114 に転送する。
【0032】これに応じてセレクタ114 は、フレームメ
モリ105 〜108 の中から選択されたフレームメモリに対
応する画像データ、言い換えれば第1走査線のデータと
第m走査線のデータとが最も近似しているフレームデー
タを選択して、フレームメモリ115 に格納する。フレー
ムメモリ115 に格納された画像データは、図示しない制
御手段によってスイッチ123 がフレームメモリ115 を選
択するように切り換えられることにより、D/Aコンバ
ータ116 でアナログ信号に変換された後に、CRT117
に静止画像として表示される。
【0033】この第4実施例は、上記構成により、ライ
ンデータ(第1走査線および第m走査線のデータ)を座
標変換前に取り出すことができるので、ラインバッファ
109〜112 へのデータ書き込みが容易になり、データ書
き込み時間が短縮される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面表示選択手段が複数画像画面表示を選択したときに
は、タイミング制御手段の制御による異なるタイミング
でデータ書き込み手段が記憶手段に書き込んだ全画面画
像データの中から、領域指定手段が指定した領域内の超
音波画像データが抽出されて複数同時表示されるから、
オペレータがそれらの中から1つを選択する際に見る画
像は少なくとも所望の指定領域を含み、しかも縮小され
ていないため分解能は劣化していない。したがって、オ
ペレータの意図通りの画像が得られるとともに、オペレ
ータの画像選択作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波観測装置の第1実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】(a),(b)は夫々、同例のCRTにおける
1画像画面表示モードおよび複数画像画面表示モードの
画面表示を例示する図である。
【図3】同例における画面分割とアドレスとの関係を例
示する図である。
【図4】本発明の超音波観測装置の第2実施例の要部の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の超音波観測装置の第3実施例の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の超音波観測装置の第4実施例の構成を
示すブロック図である。
【図7】従来技術を説明するための図である。
【図8】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子 5 DSC(Digital Scan Converter) 6〜9 メモリ 10 セレクタ 12 CRT 14 データ書き込み制御回路 15 データ読み出し制御回路 16 操作卓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 U

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波画像データを記憶する記憶手段
    と、取り込んだ全画面画像データを前記記憶手段に書き
    込むデータ書き込み手段と、前記記憶手段に記憶された
    超音波画像データを読み出して画面表示するデータ読み
    出し手段と、前記データ書き込みおよびデータ読み出し
    のタイミングを制御するタイミング制御手段とを具える
    超音波観測装置において、 1画像画面表示または複数画像画面表示を選択する画面
    表示選択手段と、全画面画像データの中の所望の領域を
    指定する領域指定手段とを設け、複数画像画面表示選択
    時に、異なるタイミングで書き込んだ全画面画像データ
    の中の指定領域内の超音波画像データを複数同時表示し
    得るようにしたことを特徴とする、超音波観測装置。
JP5008441A 1993-01-21 1993-01-21 超音波観測装置 Withdrawn JPH06209936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5008441A JPH06209936A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 超音波観測装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301398A (ja) * 2007-07-26 2007-11-22 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2010279506A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Fujifilm Corp 超音波診断装置及び信号処理プログラム
JP2011092677A (ja) * 2009-09-30 2011-05-12 Fujifilm Corp 肝臓造影像を用いた医用画像診断装置および方法、並びにプログラム
US8211021B2 (en) 2006-10-03 2012-07-03 Olympus Medical Systems Corp. Ultrasound image processing apparatus and ultrasound diagnostic apparatus

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