JPH05228153A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH05228153A
JPH05228153A JP7007392A JP7007392A JPH05228153A JP H05228153 A JPH05228153 A JP H05228153A JP 7007392 A JP7007392 A JP 7007392A JP 7007392 A JP7007392 A JP 7007392A JP H05228153 A JPH05228153 A JP H05228153A
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JP7007392A
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English (en)
Inventor
Ken Ishihara
原 謙 石
Shinji Kishimoto
本 眞 治 岸
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運動部位を対象として、高フレームレートの
超音波差分画像を画像表示装置で観察するに際し、複数
画像を同時に表示して画像を時系列的に比較しながら観
察可能にするとともに、異常画像は通常倍率画像で精密
に観察可能にする。 【構成】 第1の画像メモリ6に取り込まれた断層像か
ら、順次時系列の2画像間で引き算して差分画像を生成
し、第2の画像メモリ11へ記憶する。表示モード設定
器31,表示時間設定器33,表示開始画像設定器3
4,画像送り設定器35により、画像表示装置15へ表
示する画像数等を設定すると、第2の画像メモリ11か
ら読み出された画像データは、表示倍率変換器12,表
示変換器13,表示切換器16を介して画像表示装置1
5の表示画面へ列状に表示される。そして、異常画像を
画像選択操作器32で指定すると、その画像が通常倍率
で表示される。このとき、上記列状画像の観察により、
隣接画像との比較判定が可能となり、通常倍率表示の異
常画像の観察により、精密診断が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置に係り、
特に断層像同士を差分演算することによって差分画像を
生成して、その差分画像を画像表示装置へ表示し、その
差分画像を観察することによって、生体内の心臓や血
管、血流等の運動部位、組織等の診断を可能ならしめる
ようにした超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波診断技法の1つとして、新
たに非常に高フレームレートで取り込んだ超音波断層像
同士の差分画像を用いて、心臓や血管、更には血流を診
断する技術が研究されている。この超音波差分画像法と
もいうべき技術は、例えば、特開昭62-189054号公報や
特開平3-121058号公報等に開示されている。これらの公
報に開示された技術において、超音波差分画像は、探触
子により被検体に対し超音波を送受信して得られた複数
の時系列の断層像を一旦メモリに記憶し、順次記憶され
た2フレームの断層像の対応する画素同士で引き算して
生成され、この生成された差分画像は1フレームずつ画
像表示装置の画面へ表示され、診断に供されるようにな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記超音波差分画像法
は、その診断対象が被検体内で動いている心臓や血管や
血液等である。このような心臓、血管、血液のながれを
診断する場合、ある時間の経時的現象により行う方法
や、ある瞬時の現象を捕えて行う方法がある。上記した
従来技術での超音波差分画像の表示方法は、画像表示装
置の画面へ差分画像を一つのみ、且つそれを動画的に表
示するものであるため、経時的に大まかに観察すること
はできるが、ある瞬時の現象を捕えてそれを詳細に観察
するのには適したものとは言えないものであった。
【0004】また、ある瞬時の現象を捕えるということ
だけを考えるならば、従来よりの超音波診断装置のフリ
ーズ機能を用いたり、大容量記憶媒体を介しての画像の
スロー再生、コマ送り再生の方法を用いる等により、そ
れが可能であるが、その場合にもその現象の前後の画像
は同時には表示し得ないため、微小な異常を見つけるに
は適したものとは言えないものであった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたもので、心臓、血管、血流を超音波差分画像法に
よって画像表示する超音波診断装置において、複数の差
分画像を発現時刻順に単一の表示画面へ列状に表示し得
るようにするとともに、複数の表示画像数を維持したま
ま、表示される画像を発現時刻に対応して画像単位でス
クロール表示することにより、ある瞬時の現象画像をそ
の前または後の画像をも含めて観察し得るようにして、
診断をし易くすることを目的としている。そしてまた、
それらの複数の画像のうちの一つを指定したとき、その
指定された差分画像を縮小画像から実大画像(通常倍率
画像)に切替えて表示して、詳細に観察できるようにす
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波診断装置は、超音波送受信手段
によって運動組織を含む被検体内の断層像データを所定
周期で繰り返して得る断層走査手段と、この断層走査手
段によって得た時系列の画像間で引き算を行ってそれら
の差分画像データを生成する手段と、この差分画像デー
タ生成手段によって生成された差分画像データに基づく
画像を表示する画像表示手段とを有する超音波診断装置
において、前記画像表示手段の単一画面へ前記差分画像
を列状に、かつ時系列に複数表示可能な如く設定された
数の差分画像データを縮小変換して前記画像表示手段へ
出力する画像データ変換手段と、前記画像表示手段の表
示画面へ列状に表示された差分画像のうちの特定画像を
指定する画像選択手段と、この画像選択手段によって特
定画像が選択されたときには複数画像の列状表示を中止
して、特定された画像を通常の表示倍率で表示させる画
像表示切換手段を設けたものである。
【0007】また、前記画像データ変換手段は、設定さ
れた表示画像を維持したまま、画像単位でスクロール表
示させ得るようにデータを順次更新して出力するように
すると効果的である。
【0008】
【作用】前記請求項1のように構成された超音波診断装
置は、超音波探触子による超音波送受信により得られた
時系列の断層像から生成された差分画像は、設定された
数だけ画像データ変換手段により縮小され、かつ画像表
示装置の表示画面へ列状に表示可能となるようにデータ
を変換して画像表示手段へ出力される。これにより、表
示画面へ差分画像が列状に表示され、隣接画像間での比
較により診断を可能とする。そして、それらの画像のう
ち異常のある特定画像を精密に診断を行う場合には、画
像選択手段によりその特定画像を指定し、画像表示切換
手段によりその特定画像を通常表示倍率により表示さ
せ、その画像により精密な診断を可能とする。
【0009】また、前記請求項2のように構成された超
音波診断装置においては、画像データ変換手段は設定さ
れた画像数を維持したまま、画像単位でスクロール表示
させるようにデータを変換する。したがって、表示画像
も画像単位でスクロール表示する。これにより画像の前
後の継がりが保たれるため、画像の継がりを観察者の記
憶にたよる必要はないようにすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による超音波診断装置の
実施例を示すブロック図である。図1において、符号1
は被検体内へ超音波を送波し、被検体内からの反射波
(エコー)を受信する超音波探触子を示し、例えば電子
リニア型や電子セクタ型の高速スキャンの可能なもので
ある。符号2は送波回路を示し、送波パルス発生回路、
送波遅延回路等からなる。符号3は受波回路を示し、前
置増幅回路、受波遅延回路、加算回路、検波回路等から
なる。符号4は受波回路3の出力信号をA/D変換する
A/D変換器を示している。符号5はバッファメモリ回
路を示し、A/D変換器4の出力信号を超音波の送受信
周期に同期して、二つのラインメモリにより書込みと読
出しを繰り返すものである。符号6は第1の画像メモリ
を示し、超音波走査によって得られた被検体内からのエ
コーデータを画像として表示し得るような態様で記憶す
るメモリであり、例えばフレームメモリ、またはシネメ
モリと呼ばれる半導体メモリから成る。なお、上記第1
の画像メモリ6には、いわゆる超音波断層像(以下、断
層像という)と呼ばれる態様の画像データが複数画像分
記憶し得るようになっていることが望ましい。
【0011】また、符号7は引算器を示し、第1の画像
メモリ6から出力される二つの断層像データ同士の画素
を対応させて引き算して、差分画像データを生成するも
のである。符号9は引算器7から出力される差分画像デ
ータへ色相情報を付与するカラーエンコーダを示してい
る。符号10は第1の画像メモリ6から出力された断層
像データとカラーエンコーダ9を介して出力された差分
画像データとの双方を画素アドレスを対応させて加算合
成する加算器を示し、符号11は加算器10から出力さ
れた合成画像データを複数フレーム分記憶する第2の画
像メモリを示している。符号12は第2の画像メモリ1
1から出力された画像の表示倍率を変更する表示倍率変
換器を示し、符号13は第2の画像メモリ11より複数
フレームの画像を画像表示装置の表示画面へ並列的に表
示できるように画像データを変換する表示変換器を示し
ている。符号14は画像データを表示用ビデオ信号に変
換するD/A変換器を示し、符号15はカラーCRTデ
ィスプレイ等の画像表示装置を示し、さらに符号16は
通常倍率画像と縮小倍率による並列画像との表示を切り
換える表示切換器である。
【0012】以上の構成のルートに従って、被検体から
取り込んだエコー信号を複数画像間で引き算を行って得
た差分画像と、断層像とを合成して画像表示装置15の
表示画面へ、通常倍率による単一画像と、縮小倍率によ
る複数並列画像の表示が行われる。
【0013】次に、画像表示の制御系について説明す
る。図1において、符号21は超音波診断装置の制御系
の中枢を司るコントローラ(CPU)を示している。符
号22,23は第1又は第2の画像メモリ6,11の書
き込み、読み出しアドレスを制御するアドレス制御器を
示し、アドレス制御器22は読みだしアドレスを、2フ
レームのアドレスをほぼ同時に同一アドレス対応で読み
出せるようにしたものである。符号24はキャラクタジ
ェネレータを示し、CPU21の制御の下に、第2の画
像メモリ11の画像メモリ領域の空きスペースへ書き込
む画像識別記号、例えば、1,2,3,…等の数字デー
タを発生するものである。符号31は画像表示装置15
の表示画面へ表示する画像数を単一画像とするか、複数
画像を列状に表示するかを設定する表示モード設定器を
示し、この設定値によりCPU21は表示倍率変換器1
2における縮小倍率の設定と、表示変換器13における
画像表示変換の制御を行う。符号32は画像表示装置1
5の表示画面に画像識別記号付で並列表示された画像の
うちの一つを選択指定する画像選択操作器を示し、操作
者がこれを操作すると、それによって選択された画像を
CPU21が第2の画像メモリ11をアクセスして読み
出すようにすると共に、CPU21は表示切換器16を
切り換えて、上記選択された画像が通常倍率で表示され
るようにするものである。符号33は表示時間設定器を
示し、表示画面に並列表示される画像をどれ位の時間表
示して次の画像を表示するかを設定するものである。符
号34は表示開始画像設定器を示し、符号35は画像の
送りを時間的に前後方向に切換設定する画像送り設定器
を示している。
【0014】次に、上記の如く構成された超音波診断装
置による画像表示態様を説明する。図2は第1の画像メ
モリ6へ記憶された1フレームの画像データを画像表示
装置15の表示画面へ通常表示倍率で表示したものを示
し、図2の(a)は時刻tにおける画像I1、図2の
(b)はそれよりも後の時刻t′における画像I2であ
る。そして、これらの画像間において、診断対象臓器、
例えば心臓が図2(a)の時刻tにおいて拡張期にあ
り、図2(b)の時刻t′においては収縮期にあること
を示している。図3は、例えば、図2の(a)と(b)
との差分画像Isを示している。差分画像Isでは、図2
に示す各画像I1,I2を画素を対応させて引き算するの
で、対象臓器の背景となっている静止組織部の差分デー
タは零となって背景は何もなくなり、また対象臓器部の
差分データは図2(a),(b)の重畳部が零となり、
重複しない部分が正又は負の値となって残り、その残っ
たデータの部分が差分画像として表示されている。
【0015】図4は第2の画像メモリ11に記憶された
1フレームの画像I3を表示したものを示し、これは図
3の差分画像Isへ図2の(a)又は(b)の断層像I1
又はI2を画素対応で加算合成したものとなっている。
この例では、差分画像Isに対し断層像I1又はI2の輝
度を低下させて表示し、背景の像が差分画像Isの読影
の妨げにならないようにしたものを示している。そして
図5は、第2の画像メモリ11に記憶された経時的複数
フレームの画像データを、表示倍率変換器12及び表示
変換器13により、画像表示装置15の1画面に一列に
並べて表示したものを示している。
【0016】ここで、図5(a)の場合、表示画像数を
3フレームとしたもので、三つの画像の各々には、
「1」,「2」,「3」の識別番号(IDNo.)を付し
て、各画像を観察者が識別できるようにしている。この
識別番号は、1画面中に表示された複数画像から特に注
意深く観察したい画像を認識した場合のその画像の識別
をするためのもので、この識別番号を観察者が装置へ入
力すると、その画像のみ1枚が通常の表示倍率で画面上
に表示されるようになるものである。なお、図5(b)
は表示画像数を4フレームとしたもので、この場合は2
列に配置して表示した例である。
【0017】次に、以上のように構成された超音波診断
装置の動作を図1〜図5により説明する。先ず、操作者
は診断対象部位、例えば心臓や血管等の被検体内の運動
組織部位や血流を有する部位へ向けて超音波送受信方向
を設定して超音波探触子1を被検体へ当接する。そし
て、超音波探触子1から被検体内へ超音波パルスを送波
する。被検体内へ伝播した超音波は、被検体内の音響イ
ンピーダンスが異なる境界で反射する。この実施例では
上記診断対象部位で反射し、その反射波(エコー)が超
音波探触子1で受信されるものとする。この探触子1に
て受信されたエコーは、受波回路3により増幅、整相、
検波等の処理が施され、次いで、A/D変換器4でディ
ジタル変換され、バッファメモリ回路5内の一方のライ
ンメモリへ記憶される。これによりバッファメモリ回路
5には超音波走査の1ライン分のデータが記憶される。
【0018】次に、CPU21は送波回路2を制御し、
第1番目の送受波とは異なる方向、例えば第1番目の送
受波方向に隣接する方向へ超音波を送波させる。この送
受に対し受信方向を同一にしてエコーを取り込む。この
第2番目の送受信に同期して、バッファメモリ回路5か
ら第1番目のエコー信号が読み出されて第1の画像メモ
リ6へ転送記憶される。一方、第2番目のエコー信号は
バッファメモリ回路5の他方のラインメモリに記憶され
る。このようにして、超音波の送受信は順次方向を変え
て行われ、1画像分の走査が完了すると送受信方向を初
期方向へ戻して繰り返して行われる。そして、第1画
像,第2画像,第3画像,…,第n画像というように複
数の断層像が取り込まれる。
【0019】上記のようにして、第1画像と第2画像と
いうように複数の断層像が第1の画像メモリ6へ記憶さ
れると、CPU21は第1画像と第2画像との二つの画
像データ同士の画素について対応するものを順次対にし
て引算器7へ出力させる。引算器7は、入力した画素デ
ータ同士で、例えば第2画像から第1画像を引き算す
る。引算器7の出力は、第2画像の画素データと第1画
像の画素データが等しい場合は零、第2画像の画素デー
タが第1画像の画素データより大ならば正、第2画像の
画素データが第1画像の画素データより小ならば負のデ
ータが出力される。そして、上記引算器7から出力され
た差分画像データにカラーエンコーダ9により色相情報
が付与される。ここで付与される色相としては、例え
ば、入力したデータが正のものに対しては赤、負のもの
に対しては青というようにすると良い。そして、カラー
エンコーダ9を介して出力されたデータは、加算器10
で第1の画像メモリ6から出力された断層像(差分画像
の背景像)としての第1画像又は第2画像と加算され、
第2の画像メモリ11へ記憶される。第2の画像メモリ
11への画像データの記憶に際して、CPU21はキャ
ラクタジェネレータ24により前記IDNo.を1フレー
ム画像毎に付与し、それを画像の表示に際しての空スペ
ースとなる部分へ記憶する。このようにして、第2の画
像メモリ11へ、順次差分画像とその背景となる断層像
とが合成された後にIDNo.付きで記憶される。
【0020】次に、第2の画像メモリ11内の画像デー
タの表示について説明する。図5(a)に示す如く、3
画像を一列に表示する例を挙げて説明する。この場合、
操作者は、差分画像の1番目から見たいものとし、その
ために表示開始画像設定器34に「1」をセットし、表
示モード設定器31には3画像表示のための「3」をセ
ットし、また画像の表示時間を例えば2秒として、表示
時間設定器33に「2」をセットするとともに、画像は
古い順に1フレーム画像ずつ順次ずらして表示するよう
に画像送り設定器35へ「+1」をセットする。
【0021】上記各設定器がセットされると、CPU2
1は、表示切換器16のa接点側を閉路するとともに、
表示倍率変換器12及び表示変換器13へ指令を送る。
CPU21から表示倍率変換器12へ送られる指令の一
つは、画像縮小のための指令で、一番単純な方法として
は、第2の画像メモリ11から画像データを間引きして
読み出す方法が良く知られている。これは、例えば本実
施例では、3画像を一列表示するには、そのうちの1画
像は縦横に所定比に縮小されたものとすれば良いので、
アドレス制御器23により、第2の画像メモリ11内の
1フレーム分のデータを縦横各方向に所定アドレス毎に
飛び越して読み出せば良い。もう一つの指令は、図5
(a)に示す画像表示のために画像の読出し順序を制御
するものである。この読出し方法としては、種々の方法
が採用し得るが、一例として、第1差分画像、第2差分
画像及び第3差分画像の水平方向の第1ライン、第mラ
イン、第nライン…をそれぞれ交互に読み出すものとす
ればよい。
【0022】そして、表示倍率変換器12から出力され
たデータは、表示変換器13で画像表示装置15の水
平、垂直走査に同期したデータに変換し、このデータを
D/A変換器14へ出力する。CPU21は、この出力
のタイミングをも制御する。そして、D/A変換器14
は、入力したデータを輝度変調してビデオ信号として画
像表示装置15へ出力する。これにより、上記画像表示
装置15の表示画面には図5(b)に示す画像が表示さ
れる。この画像は例えば2秒間表示される。
【0023】このとき、操作者が図5(a)の各画像中
に異常を発見せずに放置すれば、次に、第2差分画像,
第3差分画像,第4差分画像が表示され、順次表示画像
が1画像ずつ更新される。すなわち、スクロール表示さ
れる。そして今仮りに、図5(a)の第2差分画像に異
常を認めたとする。このとき、操作者は画像選択操作器
32にて「2」を入力する。これによる出力信号がCP
U21へ入力されると、CPU21は表示切換器16を
b接点側に閉路し、それと同時に表示倍率変換器12及
び表示変換器13への出力を停止し、第2の画像メモリ
11から第2差分画像のデータを総て読み出す指令をア
ドレス制御器23へ出力する。これにより、画像表示装
置15の表示画面は図4に示す状態に瞬時に切り替わ
る。そして、フリーズ状態が保持される。なお、画像の
プレイバックをする場合には、画像送り設定器35へ
「−」付きの数値を設定すればよい。また、画像を速く
スクロールしたい場合には、1より大きい整数値を入力
すれば良い。
【0024】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。本発
明の要旨は、被検体の運動組織の運動状態を時系列に画
像として取り込み、それらを画像表示装置の表示画面へ
縮小して列状に表示し、観察者が隣接する画像間で組織
の異常を判定し得るようにし、異常と認めた場合には、
その異常と認められた画像のみを表示画面へ通常の表示
倍率で表示できるようにすることにあり、それを特に超
音波差分画像表示法を実施するに適した高フレームレー
トの装置の画像観察を容易にするものである。
【0025】上記実施例では、表示画面に3画像を一列
に表示した場合を説明したが、それ以上の4画像,5画
像,6画像…を一画面に表示しても良い。そのような場
合には、一列表示に限定せず、上下に二列三列に並列的
に表示しても良い。また、上記実施例では、超音波差分
画像の表示のみ説明したが、本発明の応用例として、超
音波断層像のバイプレーン表示に適用することも可能で
ある。この場合には、図1の構成において、超音波探触
子1をバイプレーン型探触子とし、第1の画像メモリ6
をいわゆるシネメモリと呼ばれる大容量記憶素子とし、
それへ二方向の超音波断層像を交互に取り込み、それを
図5(b)の如く二列に分離して表示するようにしても
良い。この場合、図1の構成中の引算器7、カラーエン
コーダ9、加算器10は省略することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、次の
ような効果が得られる。 (1)請求項1によれば、非常に高フレームレートの超
音波差分画像を、数フレームずつ縮小変換して画像表示
装置の表示画面へ列状に、かつ時系列に表示することが
でき、またそれらの画像中の特定画像を通常表示倍率に
切り換えて表示できるようにしたので、観察者は先ず列
状表示画像の各画像を比較して異常の発生状況を診断す
ることができるようになる。そして、異常の認められた
画像のみを通常表示倍率にして表示し、それにより異常
部を精密に診断できるようになる。 (2)請求項2によれば、列状の表示の画面は画像単位
でスクロール表示されるので、画像の時系列の継がりが
維持されるため、観察者にとって記憶により継がりを保
つ必要はなくなり、診断が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の超音波診断装置の構成を
示すブロック図、
【図2】 差分画像の生成に供される断層像を示す図、
【図3】 図2の二つの断層像から生成された差分画像
を示す図、
【図4】 差分画像と背景となる断層像とを合成したも
のへIDNo.を付与した通常表示倍率の表示画像の一例
を示す図、
【図5】 表示画面へ列状に表示した画像例を示す図。
【符号の説明】
6…第1の画像メモリ、 7…引算器、 10…加算
器、 11…第2の画像メモリ、 12…表示倍率変換
器、 13…表示変換器、 15…画像表示装置、 1
6…表示切換器、 21…コントローラ(CPU)、
24…キャラクタジェネレータ、 31…表示モード設
定器、 32…画像選択操作器、 33…表示時間設定
器、 34…表示開始画像設定器、 35…画像送り設
定器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波送受信手段によって運動組織を含
    む被検体内の断層像データを所定周期で繰り返して得る
    断層走査手段と、この断層走査手段によって得た時系列
    の画像間で引き算を行ってそれらの差分画像データを生
    成する手段と、この差分画像データ生成手段によって生
    成された差分画像データに基づく画像を表示する画像表
    示手段とを有する超音波診断装置において、前記画像表
    示手段の単一画面へ前記差分画像を列状に、かつ時系列
    に複数表示可能な如く設定された数の差分画像データを
    縮小変換して前記画像表示手段へ出力する画像データ変
    換手段と、前記画像表示手段の表示画面へ列状に表示さ
    れた差分画像のうちの特定画像を指定する画像選択手段
    と、この画像選択手段によって特定画像が選択されたと
    きには複数画像の列状表示を中止して、特定された画像
    を通常の表示倍率で表示させる画像表示切換手段を備え
    たことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ変換手段は、設定された
    表示画像数を維持したまま、画像単位でスクロール表示
    させ得るようにデータを順次更新して出力することを特
    徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
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