JPH06206097A - 2段式スラリー処理方法及び装置 - Google Patents

2段式スラリー処理方法及び装置

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JPH06206097A
JPH06206097A JP5016833A JP1683393A JPH06206097A JP H06206097 A JPH06206097 A JP H06206097A JP 5016833 A JP5016833 A JP 5016833A JP 1683393 A JP1683393 A JP 1683393A JP H06206097 A JPH06206097 A JP H06206097A
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slurry
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casing
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TOUFUKU KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スラリーを一次脱水と二次脱水を2段に行い、
低含水率のスラッジを得、更に、乾留処理により資源有
効再利用を図る。 【構成】圧送装置のケーシング3内の弾性膜体10を作
動オイルにより拡縮し、併せて、スクリュータイプのフ
イーダ兼ミキサー20により遠心分離装置22で一次脱
水したスラリーをスラッジ状態としてスラッジ室12に
供給し、分散された気泡を排気チャンバ14で内部のシ
リコンフイルタ14´を介して脱気し、みずみちのない
低含水比のスラッジとしてフィルタプレス28に供給し
てチョコレート状のケーキ30を得て該チョコレート状
のケーキ30をオートクレーブ31により乾留し、乾留
ガスを循環通路40により循環し水分を脱水,脱臭し、
脱水,脱臭後のガスをバーナ44で燃焼させ、コークス
化した固形分を有効再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、工場廃液や建設廃材
等から排出されるスラリー,スラッジの有効な固液分
離、及び、固液分離されたチョコレート状のケーキの有
効再利用を図るシステムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、産業の隆盛は市民生活の向
上,文化の発展に大いに寄与しているが、近時、産業の
発達が大規模な公害問題を引き起こしたり、地球規模の
環境汚染を招来するに至り、産業の発達はこれらを無視
することが出来ないようになり、これらとの調和なくし
ては存続し得ないまでにもなってきており、公害防止産
業や環境調和産業等も新たな産業として注目を浴びるよ
うになってきてさえいる。
【0003】而して、各種の化学産業,薬品産業,食品
産業,化成産業,農水産業,建設業等にあっては、それ
らが排出する産業廃液や産業廃棄物の有効処理のみなら
ず、積極的には有効再利用も図るような要求が強いられ
るようになり、特に、工場廃液,建設廃液等のスラリー
から生ずるスラッジの減容化や焼却,埋設等のし易さ等
はこれまで単に消極的な廃棄物処理とされていたものが
凝集剤等を添加混合して建設資材,脱臭剤,濾過剤,界
面活性剤等に有効再利用出来る技術が開発され、更に両
者を含めたシステム等も研究改善されている。
【0004】そのうえ、スラリーを一次固液分離したス
ラッジ等を最終的に固液分離してチョコレート状のケー
キに至るまでに減容化し、焼却,埋設、更には固化して
有効再利用する手段として極めて高い固液分離効率が図
れるシステムにフィルタプレスが広く用いられて有効に
活躍している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基本的
に極めて固液分離効率の高いかかるフィルタプレスは各
種の固液分離装置に比し、有効性が強いものの、供給さ
れるスラリーの含水率が高い場合にはスラッジの固液分
離プロセスにおいて、固形粒子間隙に所謂みずみちの通
水路が形成されて該通水路外の所定分領域からの脱水が
行われても、該通水路、及び、その近傍の含水率が高い
ことから、各濾枠間の固液分離領域に於てチョコレート
状のケーキが得られないという欠点があり、又、ケーキ
に水分が多いことから、濾布に対する該ケーキの付着性
が高くなってケーキの剥離,除去がスムーズに行われ難
い難点があり、結果的にフィルタプレスの設計通りの運
転が妨げられるという不都合さがあった。
【0006】そして、まがりなりにも固液分離が出来た
としても、それでも含水比が高いことから該固液分離に
よって得られたケーキから再利用材が得られ難いという
難点がある。
【0007】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく産業の発達に伴う公害防止,環境調和に供する固
液分離システムに用いられるフィルタプレスを中心とす
るスラリー処理における問題点を解決すべき技術的課題
とし、該フィルタプレスの機能をフルに発揮することが
出来るようにスラリーのスラッジへの固液分離について
予め半脱水状態に一次脱水を行い、次いで、高圧圧送に
より該一次脱水したスラッジをフィルタプレスに圧送し
て確実に二次脱水による低含水比のチョコレート状のケ
ーキへ、更に、次段の乾留処理により活性汚泥の廃材再
利用に供することが出来るようにして各種産業における
公害防止技術、及び、環境調和技術利用分野に益する優
れた2段式スラリー処理方法、及び、該方法に直接用い
るスラリー処理装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、工場廃液や建設排泥,
活性汚泥等のスラリーを所定の凝集剤添加等を行って、
含水率を無機物系スラリーでは40〜60%、更には有
機物系スラリーで75〜90%程度に半脱水状態等にし
てミキサーにより混練状態とし、これを高圧圧送装置の
弾性膜体内に圧入し、そして、該弾性膜体を負圧,正圧
等により反復して膨縮させ、該膨縮行程においてスラッ
ジ内に形成され、次段のフィルタプレスによる固液分離
において阻害条件となる通水路のみずみち形成を防止す
るべく、排出脱気、或いは、吸気脱気し、この間スラッ
ジミストを除去し、高圧エアで爆気掃気するようにし、
含水率を低下させて、30kgf/cm2 の圧力でフィ
ルタプレスに圧送し、或いは、活性汚泥等のスラリーに
ついては一旦40〜60%程度半脱水して上述同様混練
状態にし、フィルタプレスに圧送して高圧での固液分離
を行い、厚さ17〜20mm程度のチョコレート状のケ
ーキにし、得られたチョコレート状のケーキを、更に、
オートクレーブに供給して真空加熱し乾留を行って排出
ガスは循環して冷却脱水すると共に脱臭し、バーナで燃
焼させるようにし、最終的に濾過材,脱臭剤,界面活性
剤,燃料炭、或いは、建設用固化材等の有用材に有効再
利用することが出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
【0009】
【実施例】次に、この出願の発明の1実施例を図面を参
照して説明すれば以下の通りである。
【0010】図示実施例は、建設排泥等から出るスラリ
ーを資材としての濾過材や脱臭剤、或いは、建設材料等
に有効再利用化するスラッジ処理システムの態様であ
り、ハード部分を示してあり、図1に示す前段の固液分
離プラント1と図2の後段に示す乾留プラント2から成
り、両者は相隣って設置されるようにされている。
【0011】而して、図1に示す様に、固液分離プラン
トは圧送装置1のドラム型のケーシング3の一側に作動
液のオイル吸排口4がチェックバルブ5を通り、切換バ
ルブ6を介し油圧ポンプ7を有してオイルタンク8に接
続され、又、該ケーシング3の内部にの膨出型の金網製
メッシュ体の支持体9が設けられ、その内部にはゴム製
等の膨出型の弾性膜体10が拡縮自在に設けられて該メ
ッシュ体9の基部と共に共締め的にケーシング3に設け
られ、該弾性膜体10の外側は作動液室11と内側のス
ラッジ室12に郭成されており、該スラッジ室12内の
ケーシング3の基部上側には電磁式の開閉バルブ13を
介し排気チャンバ14が設けられ、開閉バルブ15を介
し相当距離離隔した部位に外部フィルタ16が接続され
ている。
【0012】又、該排気チャンバ14の内部にはその全
断面に内部フイルタとしての微細空隙を有するセラッミ
ックフイルタ14´が横設され後述する如くスラリー室
12から混圧空気等の脱気を行うに際しスラリーミスト
等が該排気チャンバ14に侵入し推積されることにより
排気機能を損なわないようにされ、又、該セラミックフ
イルタ14' の上部一側には高圧エア噴出口14''が開
口して高圧圧縮エア源14''' に電磁式開閉バルブ13
' を介して接続され、排気チャンバ14内に不測にして
スラリーミストセラミックフイルタ14' を介して侵入
して推積するような場合、高圧エアをエア噴出口14''
から爆気的に噴出して外部フイルタ16を介して排出す
ることが出来るようにされている。
【0013】又、ケーシングの後部にはスラッジ供給口
17が設けられ電磁式の開閉シャッタ18を介し駆動モ
ータ19に連結されたスクリュータイプのフイーダ兼ミ
キサー20が接続されている。
【0014】尚、該スクリュータイプのフイーダ兼ミキ
サー20はスクリューフインを有していることによりホ
ッパ21から供給される一次脱水後のスラッジ前送中に
を全体的に固形分、及び、気泡が均一分散状態になるよ
うに充分に混練し、弾性膜体10内に於て気密状態で各
気泡が排気チャンバ14に排気され易いようにされる。
【0015】該スクリュータイプのフイーダ兼ミキサー
20の供給ホッパ21には周公知の適宜の遠心分離装置
22を介しスラリータンク24と凝集剤タンク25に接
続されている。
【0016】而して、該スラリータンク24には建設工
事現場等からの廃泥を含む高含水比のスラリーが所定に
貯留され、又、凝集剤タンク25には塩鉄や生石灰等の
適宜の凝集剤が貯留されている。
【0017】そして、遠心分離装置22に於ては周公知
の遠心脱水機が設けられてスラリータンク24からのス
ラリーに凝集剤タンク25よりの上記凝集剤剤を混入され
たスラリーを供給されて適宜に固液分離し、一次脱水状
態のスラッジにして供給ホッパ21に供給するようにさ
れている。
【0018】そして、ケーシングの後部にはそのスラッ
ジ供給口17に隣位してスラッジ排出口17' が設けら
れ、電磁式の開閉バルブ26を介して圧送通路27が固
液分離装置としてのフィルタプレス28に接続され、そ
の下側のケーキ搬出ベルトコンベヤ29がチョコレート
状のケーキ30を次に詳述する乾留プラント2のオート
クレーブ31に供給することが出来るようにされてい
る。
【0019】而して、該乾留プラント2に於ては図2に
示す様に、電磁式の開閉バルブ32を介してダクト33
が排気ポンプ34に接続されて該オートクレーブ31内
を所定の真空状態にすることが出来るようにされてい
る。
【0020】又、35はオートクレーブ31内の開閉自
在な密封式の蓋体であり、ジョイント36、フック37
により密閉気密状態にし得ると共に開放自在にされてお
り、耐久性のフレキシブルホース38を介し電磁式の開
閉バルブ39を有する循環パイプ40が設けられ、所定
の冷却式除湿液装置41、及び、脱臭装置42を介挿
し、ポンプ43でオートクレーブ31のバーナ44に該
オートクレーブ31内のスラッジ30からの乾留ガスを
循環式に燃焼することが出来るようにされている。
【0021】又、45は循環する乾留ガス中の水分を回
収する水タンクである。
【0022】上述構成のシステムプラントにおいて、所
定の排泥を高濃度に含む建設現場からのスラリーをスラ
リータンク24から遠心分離装置22に供給し、併せ
て、凝集剤タンク25から塩鉄,生石灰等の所定の凝集
剤を、例えば、5〜10重量%供給し、遠心分離装置2
2を通し、その遠心脱水材を介し設計通りに一次脱水さ
せ、含水率75〜90%の半脱水状態のスラッジにして
スクリュータイプのフイーダ兼ミキサー20の供給ホッ
パ21に供給する。
【0023】この場合、スラリーの構成物が、有機物比
率40%以下程度の場合は、含水率が40〜60%程度
の一次脱水スラッジにする設計も可能である。
【0024】そして、スクリュータイプのフイーダ兼ミ
キサー20をモータ19で回転、半脱水状態のスラッジ
を均一分散状態になるように更に混練攪拌しつつ電磁式
シャッタ18、及び、電磁式開閉バルブ15を開き、こ
れに対し電磁式開閉バルブ26、及び、13を閉じ状態
にしてケーシング3の弾性膜体10のスラッジ室12内
に圧送供給する。
【0025】この場合、スラリータンク24から遠心分
離装置22、及び、供給ホッパ21等の各機構部を経て
供給されるスラッジはその内部に不可避的に微細の気泡
を含有する状態にあるが、スクリュータイプのフイーダ
兼ミキサー20によりそれを通過するプロセスで該起泡
は一体化して大サイズ化され、均一分散状態にされてケ
ーシング3の弾性膜体10の内部にスラッジと共に供給
される。
【0026】そのプロセスでケーシング3内の作動液室
11に対しては切換バルブ6、及び、油圧ポンプ7の作
用により作動オイルがオイルタンク8に戻され、吸送さ
れて弾性膜体10はプッシュプル裡に拡縮し、スクリュ
ータイプのフイーダ兼ミキサー20の押出圧用と相俟っ
て気泡を均一分散状態にされたスラッジは弾性膜体10
内のスラッジ室12に充満状態に供給される。
【0027】そして、該弾性膜体10が支持体のメッシ
ュ体9に内側から当接すると、当該状態を図示しない光
センサにより検出し、同じく図示しない制御装置を介し
てモータ19、及び、油圧ポンプ7が停止し、弾性膜体
10の膨脹状態は停止し、支持体9の内面に圧接されオ
ーバーテンション状態の現出は防止され材質疲労を避け
られる。
【0028】そこで、図示しない制御装置を介しそのプ
ログラムにより電磁式の開閉バルブ13' は閉じ、電磁
式の開閉バルブ13が開き、電磁式の開閉バルブ15が
閉ざされオイルポンプ7が設定微小時間作動して作動液
室11が作動オイルの供給により増圧し、弾性膜体10
が少し縮少すると、内部のスラッジ室12が被圧状態に
なり、そこで、該スラッジ室12内のスラッジが押圧作
用を受けて均一分散状態の大サイズ化された各気泡が強
制的に圧縮されて上方に逃げ、排気チャンバ14内に被
圧状態で閉じ込められる。
【0029】このプロセスにおいて、該排気チャンバ1
4にはセラミックフイルタ14' があるためスラッジ室
14内へのスラリーミストの侵入は阻止され、又、電磁
バルブ13' が閉じていることにより高圧エアは排気チ
ャンバ14内には噴出されずスラッジ内の混入気液のみ
が排気チャンバ14内に貯留される。
【0030】そして、この場合、電磁式の開閉バルブ1
5は閉ざされていてスラッジ内の気泡のエアーは該排気
チャンバ14に貯留されることになる。
【0031】そして、不測にして経時的に、セラミック
フイルタ14´の微細空隙を通り排気チャンバ14内に
スラッジミスト等のミクロ粒子が侵入推積した場合は、
電磁式の開閉バルブ13' を制御装置を介し所定に開き
高圧エア源14''' から高圧エアを高圧エア噴出口14
''から排気チャンバ14''に噴出し、その爆気エネルギ
ーにより推積しているスラッジミストを掃気し、開閉バ
ルブ15を介して外部フイルタ16側に排出する。
【0032】このプロセスで内部フイルタのセラミック
14' の空隙は微細であるので流通抵抗は大きく、爆気
エアはスラッジ室12には戻されず、スラッジミストも
戻されない。
【0033】尚、外部フイルタ16はその際のスラッジ
ミストを容易に濾過して排出する。
【0034】したがって排気チャンバ14の排気機能は
常に維持される。
【0035】そこで、設定微小時間後に制御装置を介し
電磁式の開閉バルブ13が閉ざされ、開閉シャッタ18
がスラッジ質12を被圧状態にし、閉鎖状態を維持し、
スクリュータイプのフイーダ兼ミキサー20へのスラッ
ジの逆良を防止し、次にプログラムに従い制御装置を介
し電磁式の開閉バルブ26,15は開放され、排気チャ
ンバ14内のエアーがフイルタ16を介し脱気され、ス
ラッジは分散状態の気泡が無い状態で開閉バルブ26,
圧送通路27を介しフィルタプレス28に供給され、充
分に圧縮作用を確実に受け、在来態様同様に所定の固液
分離がなされる。
【0036】この場合、固液分離作用としてその弾性膜
体10の縮少によるスラッジに対する加圧は、例えば、
40kgf/cm2 で良く(実際には39〜38kgf
/cm2 でも同一効果が現出出来る。)、したがって、
該フィルタプレス28に於ては二次脱水が行われ、全体
としては遠心分離装置22による一次脱水とその後の半
脱水のスラッジに対するフィルタプレス28の二次脱水
により2段脱水が行われて完全に近い脱水による固液分
離が行われて完全に近い脱水による固液分離が行われる
ことになる。
【0037】そして、該フィルタプレス28による固液
分離では圧送装置の弾性膜体10内のスラッジ室12に
於て大サイズ化された気泡が排気チャンバ14を介し系
外に脱気されるために、該気泡の給水通路(みずみち)
がスラッジ内から消失することになるため、含水率が低
くなり、高効率な固液分離がなされ、チョコレート状の
ケーキ30が形成されて開枠時に該チョコレート状のケ
ーキ30の低含水率による濾布に対する付着がなく、充
分に良好な剥離性が得られ、搬出コンベヤ29からのチ
ョコレート状のケーキ30の搬出が極めて容易に行わ
れ、フィルタプレス28のスムーズな運転がなされるこ
とになる。
【0038】このことは、上述の如く、通水路(みずみ
ち)が消失することから、極めて低含水率のチョコレー
ト状のケーキが得られ、在来の1段式のフィルタプレス
による固液分離よりも水分の少いチョコレート状のケー
キ30が得られることになる。
【0039】この場合の含水率は実験による測定で50
〜56%と高くなることが確認され、チョコレート状の
ケーキ30の厚みは17〜20mmものブロックタイプ
の厚いものが得られることが分った。
【0040】このようにして、得られたチョコレート状
のケーキ30をそのまま焼却,埋設廃棄処分にしても脱
水化による減容化が高く行われるために廃棄処分が極め
てし易い。
【0041】しかしながら、この出願の発明において
は、フィルタプレス28で固液分離されたチョコレート
状のケーキ30を、更に、乾留して各種の資材への有効
再利用に供するべく、図2に示す様に、乾留プラント2
に於て、蓋体35をジョイント36、フック37を介し
開き(その際、ガス排気循環通路40はフレキシブルホ
ース38を介しその循環機能に何ら支障はない)、内部
にチョコレート状のケーキ30を所定量供給充填し、閉
蓋して排気ポンプ34の稼動を介し電磁式の開閉バルブ
32を開き、ダクト33を介しオートクレーブ31内部
を所定低圧の真空状態にし、バーナ44により該オート
クレーブ31を加熱し、チョコレート状のケーキ30を
低圧加熱により乾留する。
【0042】そして、オートクレーブ31内で発生する
乾留ガスは開閉バルブ39が開放されていることにより
フレキシブルホース38を通り循環通路42によりポン
プ43を介し循環し、その経路に於て介装されている冷
却式除湿除液装置41により冷却凝集され、該乾留ガス
中に含まれる水(水蒸気)は冷却凝集して水タンク45
に強制排除され、又、乾留ガス中に含有される有機性の
臭気は脱臭装置42により脱臭され、バーナ44に強制
循環され、燃料として燃焼に供される。
【0043】そして、コークス状に乾留された固形分は
蓋体35の開放を介し適宜に取り出され、例えば、濾過
材,脱臭剤,土質改良剤、更には各種の建築資材、又固
形燃料炭等として有効に回収利用される。
【0044】そして、上述総合プラントは図示しない制
御装置によりフロー式に連続運転可能とされる。
【0045】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、固液分
離プラントのハードとして弾性膜体のスラッジ室側にも
メッシュ体等の縮少姿勢支持体を設けて弾性膜体の褶曲
による発生しわの反復を介しての亀裂発生や破断等を防
止するようにする等種々の態様が採用可能である。
【0046】又、適用対象のスラリーやスラッジ等につ
いては活性汚泥は勿論のこと建設排泥,工場廃液ばかり
でなく、農水産物の排出活性汚泥や食品工業に於ける、
例えば、おからの圧搾かす等にも適用可能であり有機
物,無機物の混合比率を問わないものである。
【0047】そして、設計変更的には弾性膜体を前述実
施とは逆向にすることも出来ることは勿論のことであ
る。
【0048】又、排気チャンバ内の内部フイルタはセラ
ミックフイルタ以外のチャコールフイルタ等も用いられ
るものである。
【0049】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に高含水比の建設排泥等のスラリーや活性汚泥を含むス
ラリー等の固液分離処理を図るに、極めて固液分離効率
の良いフィルタプレスを使用するに際し、該スラリーに
対し一次脱水を行って半脱水状態のスラッジを均一分散
状態にした後、内部に含有する気泡を脱気し、低含水比
のスラッジと成した後に、該スラッジを弾性膜体を有す
る高圧圧送装置によりフィルタプレスに圧送して二次脱
水するようにしたことにより、該二次脱水の固液分離プ
ロセスにおいて固形分の間の気泡が消失して所謂みずみ
ちの通水通路を無くすことにより極めて低含水比のスラ
ッジの固液分離が2段式に行われ、チョコレート状のケ
ーキが得られて次段の乾留処理等に際し確実に減容化が
図れ、直接的に焼却処分や廃棄埋設処分等も行うことも
出来、又、更に乾留処理を行うに際し、発生する乾留ガ
スの水蒸気分等が少く、乾留による濾過材や土質改良
剤、脱臭剤,界面活性剤や燃料炭等への再利用が有効に
行われ、資源の有効再利用化と共に公害防止,環境調和
が図れるという優れた効果が奏される。
【0050】したがって、固液分離において、一次脱水
を行い、該一次脱水による半脱水状態のスラッジに対し
フィルタプレスを介し二次脱水を行う2段式のスラリー
処理を行って施設的にはやや高コストについても、結果
的には産業政策上有効に作用するという優れた効果が奏
される。
【0051】又、濾過材,脱臭剤,界面活性剤,土質改
良剤,燃料炭,建設材等に有効再利用出来るために、資
源の活性化が図れ、リサイクル化が行えるという優れた
効果が奏される。
【0052】又、この出願の発明はシステム的にスラリ
ーに対して発生源から乾留まで全体処理が1プラントと
して行われるために、システムプラントとしても極めて
有効であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の固液分離プラントの構造模式
図である。
【図2】乾留プラントの構造模式図である。
【符号の説明】
3 ケーシング 10 弾性膜体 12 スラッジ室 28 固液分離装置(フィルタプレス) 14 排気チャンバ 20 スラッジ供給装置 17 供給口 17' 排出口 13,14,15 脱気装置 13,15,18,26 開閉バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 ZAB 303 H C02F 11/10 ZAB Z 7824−4D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に設けた膨出型の拡縮自在な
    弾性膜体内に、スラリーを一次脱水したスラッジを供給
    して該弾性膜体の拡縮を介して該スラッジを次段の固液
    分離装置に圧送して二次脱水し、次段処理に供するよう
    にした2段式スラリー処理方法において、上記スラリー
    を一次脱水したスラッジを均一分散状態に混練した後、
    上記弾性膜体内に供給し、該弾性膜体の拡縮プロセスで
    該スラッジ内の含有気体をケーシング外に脱気するよう
    にし、該脱気に際してスラッジミストを除去するように
    することを特徴とする2段式スラリー処理方法。
  2. 【請求項2】上記スラッジの弾性膜体内への供給を攪拌
    しながら行うようにすることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の2段式スラリー処理方法。
  3. 【請求項3】上記脱気を弾性膜体の収縮プロセスで行う
    ようにすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の2段式スラリー処理方法。
  4. 【請求項4】上記スラッジミストを爆気による掃気を介
    して排出するようにすることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の2段式スラリー処理方法。
  5. 【請求項5】上記スラリーの一次脱水を含水率75〜9
    0%に半脱水状態にするようにすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の2段式スラリー処理方法。
  6. 【請求項6】上記スラッジの一次脱水を含水率40〜6
    0%に半脱水状態にするようにすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の2段式スラリー処理方法。
  7. 【請求項7】ケーシング内に設けた膨出型の拡縮自在な
    弾性膜体内に、スラリーを一次脱水したスラッジを供給
    し、該弾性膜体の拡縮を介して該スラッジを次段の固液
    分離装置に圧送して二次脱水し次段処理に供するように
    した2段式スラリー処理方法において、一次脱水したス
    ラッジを混練した後、弾性膜体内に供給し、該弾性膜体
    の拡縮プロセスで該スラッジ内の含有気体をケーシング
    外にスラッジミストを除去して脱気するようにし、固液
    分離して得られたチョコレート状のケーキをオートクレ
    ーブにて乾留処理するようにすることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の2段式スラリー処理方法。
  8. 【請求項8】ドラム型ケーシング内に膨出型の弾性膜体
    がその基部を該ケーシングに固定させて拡縮自在に設け
    られ、該ケーシングの基部にスラッジ供給装置に接続さ
    れる供給口と次段の固液分離装置に接続される排出口が
    設けられているスラリー処理装置において、上記スラッ
    ジ供給装置が混練装置を有しており、又上記ケーシング
    の基部には脱気装置が配設されていることを特徴とする
    2段式スラリー処理装置。
  9. 【請求項9】上記脱気装置に内部フイルタが付設されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の2段
    式スラリー処理装置。
  10. 【請求項10】上記開閉バルブが電磁式開閉バルブであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載の2段式
    スラリー処理装置。
  11. 【請求項11】上記固液分離装置にオートクレーブが接
    続されていることを特徴とする特許請求の範囲第8項記
    載の2段式スラリー処理装置。
  12. 【請求項12】上記オートクレーブにガス循環装置が付
    設されていることを特徴とする特許請求の範囲第11項
    記載の2段式スラリー処理装置。
  13. 【請求項13】上記循環装置に除液装置と脱臭装置が付
    設されていることを特徴とする特許請求の範囲第12項
    記載の2段式スラリー処理装置。
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