JPH062053Y2 - ト−ショナルダンパ付フライホイ−ル - Google Patents

ト−ショナルダンパ付フライホイ−ル

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JPH062053Y2
JPH062053Y2 JP6968087U JP6968087U JPH062053Y2 JP H062053 Y2 JPH062053 Y2 JP H062053Y2 JP 6968087 U JP6968087 U JP 6968087U JP 6968087 U JP6968087 U JP 6968087U JP H062053 Y2 JPH062053 Y2 JP H062053Y2
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flywheel
coil spring
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drive
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寛 伊藤
浩明 二村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転数のすべての領域で共振の発生を防止さ
せた、2分割型フライホイールからなる、トーショナル
ダンパ付フライホイールに関する。
さらに詳しくは、本考案は、実願昭61-135608号にて提
案したトーショナルダンパ付フライホイールの、摩擦機
構経時変化に伴なう共振点通過時の振動特性悪化を防止
したトーショナルダンパ付フライホイールに関する。
〔従来の技術〕
フライホイールを2つのマスに分割し、それらをばねで
連結してトルク変動を吸収するようにした分割型フライ
ホイールは知られている。従来技術では2つのマスは通
常全回転域で同じばね定数のばね機構で結合されてお
り、したがってあるエンジン回転で1つの共振点をも
つ。共振点がエンジン回転の常用回転域よりも低回転側
となるようにばね定数を決定するが、エンジン始動、停
止時には共振点を通過することになるため、分割された
フライホイール間に摩擦力を与え、低回転域のトルクの
小さいときに駆動側フライホイールと従動側フライホイ
ールとを一体化し、共振現象を抑えている。これは共振
現象が生じると、共振から抜け出ることが難しく(いわ
ゆる引き込み現象)、走行不能となるので、それを避け
るためである。
従来技術を個々の例をとって説明すれば、実開昭61-235
42号公報のトルク変動吸収装置は、フライホイールを駆
動側フライホイールと従動側フライホイールとに分割し
て、その間に同じばね定数のばね機構を介装し、さら
に、常時分割された両フライホイール間に摩擦力が働く
ようにヒステリシス機構が設けられた分割型フライホイ
ールを示しており、分割型フライホイールの代表的な一
般的全体構成を示している。
また、特開昭61-59040号公報は共振点をアイドル回転よ
り低く設定する技術を開示しており、実開昭59-113548
号広報、実開昭59-108848号広報は共振点を低回転側に
ずらしたフライホイールを開示している。また、実公昭
56-6676号公報は、2分割型のフライホイールではない
が、ハウジング内を滑るダンパーディスクを示してお
り、この種の機構における摩擦付与構造を示している。
さらに、特開昭60-109635号公報は、1種類のばねを用
い、遠心力によって半径方向に移動する摩擦体を用いて
駆動側フライホイールと従動側フライホイール間の伝達
トルクを調整するようにしたダンパを示しているが、遠
心力を利用したものはフライホイールが一体化状態から
分離状態になるタイミングが不安定になり、確実な共振
防止が望めない。
前記の如く、従来技術では、共振現象を抑えるために、
比較的大きな、一定値以上の摩擦力を与える必要があ
る。このため、ヒステリシス機構によって駆動側フライ
ホイールと従動側フライホイール間に常時一定値以上の
摩擦力がかかり、常用回転域においても、駆動側フライ
ホイールと従動側フライホイール間に摩擦力によってス
ティック(一体化)が発生しやすくなり、スティック時
には駆動側フライホイールの回転変動(エンジン回転変
動)が従動側フライホイールに伝達されて、常用回転域
におけるトルク変動吸収効果が小さくなる。すなわち、
トーションナルダンパとしての回転変動低減効率が小さ
くなるという問題があった。
上記問題を解決するために未だ公開された段階にないの
で、公知の従来技術ではないが、関連技術として、本出
願人は、先に実願昭61-135608号(出願日:昭和61年9
月5日)において、分割型フライホイールから成るトー
ショナルダンパ付きフライホイールであって、運転中に
回転数によって共振点の位置をずらし、これによって従
来のような全回転域で摩擦力を与えるヒステリシス機構
を廃止してトルク変動を常用回転域において効果的に低
減させることを目的としたトーショナルダンパ付フライ
ホイールを提案した。
実願昭61-135608号で提案したトーショナルダンパ付フ
ライホイールは、フライホイールを駆動側フライホイー
ルと従動側フライホイールに分割した分割型フライホイ
ールにおいて、駆動側フライホイールと従動側フライホ
イール間に設けられるばね機構に互いに異なるばね定数
を有する2種類のばね機構を用い、該2種類のばね機構
の一方に駆動側フライホイールと従動フライホイールと
を直結させ、2種類のばね機構の他方に摩擦機構を介し
て駆動側フライホイールと従動側フライホイールとを連
結させてなるトーショナルダンパ付きフライホイールか
ら成るものであった。
実願昭61-135608号で提案したトーショナルダンパ付き
フライホイールにおける作用を説明するに先立ち、各部
の名称およびスプリング力、作動力を次のように称する
こととする。
・第1のコイルスプリング…駆動側フライホイールと従
動側フライホイールとを直結するトーショナルスプリン
グ ・第2のコイルスプリング…駆動側フライホイールと従
動側フライホイールとを摩擦機構を介して連結するトー
ショナルスプリング ・Fr…第2のコイルスプリングに直列に接続された摩
擦機構の設定摩擦力 ・F…駆動側フライホイールと従動側フライホイールと
の相対捩れ(相対回転)時に第1のコイルスプリングお
よび第2のコイルスプリングの撓みによって生じるトル
クがかかったときに第2のスプリング側の摩擦機構部に
かかる力 ・K…第1のコイルスプリングを有するばね機構のばね
定数 ・K…第2のコイルスプリングを有するばね機構のば
ね定数 上記において、駆動側フライホイールと従動側フライホ
イール間にトルクが伝達されるとき相対捩れが発生し、
第1のコイルスプリングと第2のコイルスプリングは同
時に撓んでいく。
低回転域(通常低トルクに対応)においては、Fr≧F
であるので、摩擦機構部にすべりは発生せず、第1のコ
イルスプリングと第2のコイルスプリングがともに働
き、系合体のばね定数はK+Kであり、全スプリング
がトルク変動の抑制に働く。
回転数(エンジン回転数)が増大していく場合(始動
時)、回転数がばね定数K+Kの系の共振点に近づい
ていくと相対捩れが増大されてFが大きくなり、ばね定
数K+Kの共振点の手前でついにF>Frとなって摩
擦機構部にすべりが発生し、第2のコイルスプリングは
ばねとしての働きを失って第2のコイルスプリングはF
r以上のトルクを伝達しなくなり、同時に系全体のばね
定数がKに低下する。すなわち系全体の共振点がばね定
数Kを有する系の共振点つまりより低回転側にシフトす
る。シフトした時点での系の実際の回転数は、ばね定数
Kの系の共振点より大で、シフトした時点で既にばね定
数Kの共振点を越えた位置にあるから、第1のコイルス
プリングを有するばね機構のばね定数Kの系の共振点を
外れた位置でのダイピングに従ってトルク変動を吸収で
きる。したがって共振点を越してしまうから相対回転は
小さくなっていき、Fr>Fとなって、再び第2のコイ
ルスプリング側の摩擦機構のすべりが止まって第1のコ
イルスプリングと第2のコイルスプリングが働き、全コ
イルスプリングでトルク変動の抑制を行なうようにな
る。
すなわち、始めK+Kのばね定数を有していた系で、
回転数を上げていってK+Kのばね定数の系の共振点
に近づいていくと、摩擦機構がすべって一時Kのばね定
数の系の特性に近づいて作動(Kの系の共振点はK+K
の共振点から外れているので共振は生じない。ただ
し、一方のばねは滑っているので、完全にKの特定曲線
に沿うわけではないが、Kの特性曲線に近づく)するこ
とによりK+Kの共振点を外れて回転数が上昇してい
き、常用回転域近傍迄くると共振点から外れたことから
駆動側フライホイールと従動側フライホイールの相対動
きが小さくなり(Fr<F)摩擦機構のすべりが止まっ
て再びK+Kの特性に従って作動し、全回転域におい
て共振が避けられることになる。
回転数が大から小に減少していく場合(停止時)におい
ても同様のシフト現象が得られる。
このため、従来の1種類のばね定数のばね機構を有する
分割型フライホイールで必要であったヒステリシス機構
による常時作動の摺動摩擦力は不要となる。第2のコイ
ルスプリングを有するばね機構側の摩擦機構は、起動、
停止時にK+Kの共振点近傍を通過するときに共振を
避けるために一時的にすべりを生じるに過ぎないから全
回転域において低摩擦化がはかられ、とくに運転上問題
となる吸収効果が常用回転域において、トルク変動吸収
効果が摺動摩擦力の影響を受けずに増大される。
なお、その他の従来技術として、特開昭61-149638号公
報、特公昭61-50168号公報を挙げておく。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、先に提案した実願昭61-135608号のトーショ
ナルダンパ付フライホイールには、未だ、以下に述べる
ような、解決すべき問題点があった。
すなわち、摩擦機構は、静的ねじり特性によれば、ばね
定数Kの第2のコイルスプリングのたわみによる荷重
が設定摩擦力Fr値を越えた時にすべりを生じるもの
で、すべり出し時の第2のコイルスプリングのたわみ量
は第2のコイルスプリングの全ストローク量よりも小さ
く設定してある。ばね定数Kの第2のコイルスプリン
グの全ストローク量は第9図(実願昭61-135608号の第
4図と同じ)で示すと、O→P点までの角度と、Q点→
C,D領域の角度の和であるのに対し、すべり出し点の
角度はO→P点までの角度のみである。
しかるに、設定摩擦力Fr値は経時変化増大する値であ
ることに注意を払わなければならない摩擦機構部は、拡
大して示せば第2図のような構造を有するが、コールス
プリング48で摩擦材(スラストライニング49、50)の押
しつけ力を出しているため、長期使用においてスラスト
ライニング49、50が摩耗してくると、コーンスプリング
40のおさまっているスペースが広くなる。コーンスプ
リング40の特性は、第5図に示すような特性を有するの
で、コーンスプリング40のたわみが減少してくると、コ
ーンスプリング40の荷重(押しつけ力)はΔLだけ増大
し、ΔLの荷重変動分が出てくる。
Fr値が経時変化で増大した場合、実願昭61-135608号
ではすべり出し点をFrとばね定数Kの第2のコイル
スプリングのたわみとのバランスにまかせているため、
すべり出し角度(P点角度)も大きくなる。すなわち摩
擦機構がすべらずに第1のコイルスプリング(ばね定数
K)と第2のコイルスプリング(ばね定数K)が共同
で作用している角度(O→Pまで)が大きくなる。第1
0図(実願昭61-135608号の第5図と同じ)では、P点
の位置は初期に共振曲線XとYの交点に調整されていた
ものが、Fr値増加により共振曲線X上を上昇する。す
なわち、PQが第3図のP′Q′′′に上昇し、すべり
出しがおそくなる。このため、K+K共振点通過時の
加速度伝達率が大きくなり、回転変動加速度が悪化す
る。同時に変動振幅、トーション部ねじれ角も増大す
る。
また、P点が共振曲線上を上昇すると駆動側フライホイ
ールと従動側フライホイールの相対ねじれ角が大きくな
るが、経時変化が大きく、Fr値が大きく増加すると、
相対ねじれ角がトーション機構のねじれ限度内に収まら
ず、第9図(実願昭61-135608号の第4図と同じ)のC
領域の上端で、クッションシートどうしが衝突すること
になる。これにより大きな振動を発生するとともに、耐
久的にも不利となる。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる、Fr経時変化に伴なう共振点通過時の振動特性
悪化のおそれは、本考案によるトーショナルダンパ付フ
ライホイールによって解決される。
本考案のトーショナルダンパ付フライホイールは、フラ
イホイールを駆動側にフライホイールと従動側フライホ
イールに分割した分割型フライホイールから構成し、駆
動側フライホイールと従動側フライホイール間に設けら
れるばね機構に互いに異なるばね定数K,Kを有する
2種類のばねを用い、該2種類のうちばね定数Kのばね
に駆動側フライホイールと従動側フライホイールとを直
結させ、2種類のうちばね定数Kのばねに設定摩擦力
Frの摩擦機構を介して駆動側フライホイールと従動側
フライホイールとを連結させたトーショナルダンパ付フ
ライホイールであって、ばね定数Kのばねのたわみに
よるトルクが設定摩擦力Frに等しくなったとき、ばね
定数Kのばねの両端のシートに設けた弾性体クッショ
ン同志を当てて摩擦機構を強制的にすべらせるようにし
たことを特徴とするトーショナルダンパ付フライホイー
ルである。
〔作用〕
本考案では、ばね定数Kを有する第2のコイルスプリ
ングのたわみによるトルクが、設定摩擦力Fr値に等し
くなった時、第2のコイルスプリングの両端のシートに
設けた弾性体クッションどうしを当てることにより摩擦
機構を強制的にすべらせるように構成してあるので、こ
れにより、経時変化でFr値が大きくなっても、変化分
はシートの弾性体クッションで受け、摩擦機構をすべら
せることができ、すべり出し点Pの角度変化は少なくて
すむ。一般に、クッションのはね定数は第2のコイルス
プリングのばね定数Kより数倍大きいため実際の点P
位置変化はごく小さく、共振点通過時の振動特性を悪化
させるほどにはならない。
〔実施例〕
以下に、本考案に係るトーショナルダンパ付フライホイ
ールの望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第5図は、本考案実施例のトーショナルダ
ンパ付フライホイールの特有の構成、作用を示した図で
あり、第6図ないし第12図は、本考案のトーショナルダ
ンパ付フライホイールのうち、実願昭61-135608号に準
じる構成、のさようを有する部分の構成、作用を示した
図である。
まず、実願昭励磁61〜135608号に準じる部分を第6図な
いし第12図を参照して説明する。
第6図および第7図は本考案実施例のトーショナルダン
パ付フライホイールの構造を示し、第8図はその振動系
モデルを示し、第9図、第10図はその作動特性を示し、
第11図、第12図はばね機構の拡大断面を示している。
第6図および第7図において、フライホイールは、駆動
軸(たとえばエンジンのクランクシャフト)に連結され
る駆動側フライホイール10と、被駆動側部材(たとえ
ばクラッチ)に連結される従動側フライホイール20との
2分割フライホイールから成る。駆動側フライホイール
10と従動側フライホイール20は、互いに異なるばね定数
を有する2種類のばね機構、すなわち第1のコイルスプ
リング31を有するばね機構30A(ばね機構30Aのばね
定数Kは第1のコイルスプリング31のばね定数の和)
と第2のコイルスプリング32とを有するばね機構30B
(ばね機構30Bのばね定数Kは第2のコイルスプリン
グ32のばね定数の和)を介して連結される。このうち第
1のコイルスプリング31は駆動側フライホイール10と従
動側フライホイール20とを直結するばねであり、第2の
コイルスプリング32は駆動側フライホイール10と従動側
フライホイール20とを、第2のコイルスプリング32に振
動的に直列に連結された摩擦機構33を介して、連結する
ばねである。上記において、K≠K+Kであればよ
く、個々の第1のコイルスプリング31のばね定数と個々
の第2のコイルスプリング32のばね定数は等しくてもよ
い。すなわち、第1のコイルスプリング31と第2のコイ
ルスプリング32に同じばね定数のばねを用いても、第1
のコイルスプリング31が4本、第2のコイルスプリング
32が2本のときはK:K=1:2となり、目的に合
う。
駆動側フライホイール10は、外周部のリング状のリング
ギヤ11、内周部のリング状のインナボディ12、リングギ
ヤ11を両側から挟持固定し一方がインナボディ12側部迄
内周側に延びてくるドライブプレート13、14を有する。
インナボディ12と一方のドライブプレート13はボルト15
によって駆動軸に、駆動軸と一体回転可能に、連結され
る。
従動側フライホイール20はフライホイール本体21と内周
部位のドリブンプレート22とのボルト23による連結構造
となっている。ドリブンプレート22はベアリング24を介
して同芯状に駆動側フライホイール10のインナボディ12
の外周に相対回転可能に支持される。ドリブンプレート
22は巾方向中央部に外周側に突出するアーム22aを有し
ている。
ドリブンプレート22の外周面より半径方向外側でドライ
ブプレート13とフライホイール本体21との間のスペース
に、2枚の第1のコントロールプレート41、42と、2枚
の第2のコントロールプレート43、44が、ドリブンプレ
ート22に対してドライブ側にもドリブン側にも相対回転
可能に配設されている。第1のコントロールプレート4
1、42はドリブンプレート22のアーム22aの両側にそれぞ
れ配設されピン45によって連結されており、第2のコン
トロールプレート43、44もドリブンプレート22のアーム2
2aの両側にそれぞれ配設されピン46によって連結されて
いる。第1のコントロールプレート41、42はそれぞれ半
径方向外方に延びるアーム41a、42aを有し、第2のコン
トロールプレート43、44も半径方向外方に延びるアーム4
3a、44aを有する。アーム22a、41a、42a、43a、44aは、何れ
もリングギヤ11の内周面のすぐ近傍迄延びている。
第1のコイルスプリング31を有するばね機構30Aは、第
6図においては第1のコイルスプリング31が左右に2個
づつ計4個示してあり、第7図においては下半分断面に
示してある。第11図は断面の拡大を示している。第1の
コイルスプリング31は、両端をスプリングシート34、35
に当接されており、スプリングシート34、35は対向端に
弾性体34a、35aを有する。スプリングシート34、35のうち
一方のスプリングシート34は第2のコントロールプレー
ト43、44のアーム43a、44aに周方向に着脱可能に支持さ
れ、他方のスプリングシート35はドリブンプレート22の
アーム22aに周方向に着脱可能に当接される。スプリン
グシート35の突出アーム35bはドライブプレート13に設
けた穴16とドライブプレート14に設けた切欠17に周方向
に一方向に相対回転不能に係合して、ドライブプレート
13、14からのトルクをスプリングシート35に直接伝達
する。すなわち、第6図において、左側の2個の第1の
コイルスプリング31、31を例にとって説明すると、第1
のコイルスプリング31のスプリングシート35の突出アー
ム35bはドライブプレート13、14に嵌合し、スプリングシ
ート35の中央部はドリブンプレート22のアーム22aに嵌
合する。そして、ドライブプレート13、14が一方の第1
のコイルスプリング31(たとえば第6図上半分にあるも
の)のスプリングシート35の突出アーム35bを押すと、
第2のコントロールプレート43、44を介して他方の第1
のコイルスプリング31(たとえば第6図下半分にあるも
の)のスプリングシート35を押し、ドリブンプレート22
のアーム22aを押す。逆回転も可である。他方のスプリ
ングシート34はスプリングシート35と同形状であり、ス
プリングシート34の突出アーム34bに対応する位置に
は、ドライブプレート13、14に周方向に延びる穴または
切欠きが形成されていて、他方のスプリングシート34は
ドライブプレート13、14に対して周方向に相対的に移動
できる。第2のコントロールプレート43、44は2本の第
1のコイルスプリング31をつなぐだけで、ドライブプレ
ート13、14にも、ドリブンプレート22にも固定されず、
回動可能である。この構造によって、ドライブプレート
13、14はドリブンプレート22に第1のコイルスプリング3
1を介して直結され、ドライブプレート13、14のトルクは
第1のコイルスプリング31を撓ませてドリプンプレート
22へと伝達される。
第2のコイルスプリング32を有するばね機構30Bは、第
6図においては第2のコイルスプリング32が上下に1個
ずつ計2個示してあり、第7図においては上半分断面に
示してある。第12図は断面の拡大を示している。第2の
コイルスプリング32は、両端をスプリングシート36、37
に当接されており、スプリングシート36,37は対向端に
弾性体36a、37aを有する。スプリングシート36、37は、そ
れぞれ第1のコントロールプレート41、42のアーム41a、4
2aに周方向に着脱可能に当接されている。また、第2の
コイルスプリング32の両端は、スプリングシート36、37
を介してドライブプレート13に設けた窓18とドライブプ
レート14に設けた切欠19に周方向に着脱可能に当接され
ている。この構造によってドライブプレート13、14は第
1のコントロールプレート41、42に第2のコイルスプリ
ング32を介して連結され、ドライブプレート41、42のト
ルクは第2のコイルスプリング32を撓ませて第1のコン
トロールプレート41、42へと伝達される。
しかし、第2のコイルスプリング32を有するばね機構30
B側には、つぎに説明するように、第1のコントロール
プレート41、42とドリブンプレート22との間に摩擦機構3
3が設けられており、ドライブプレート13、14から第2の
コイルスプリング32を介して第1のコントロールプレー
ト41、42に伝わったトルクは、該摩擦機構33の設定摩擦
力Frの範囲内においてしか、ドリブンプレート22には
伝達されない。第7図の上半分断面において、第1のコ
ントロールプレート41,42のうち一方のコントロールプ
レート42とドリブンプレート22のアーム22aとの間には
スラストプレート47が両者に対して相対回転可能に設け
られており、スラストプレート47はスラストプレート47
とコントロールプレート42との間に介装したコーンスプ
リング48によっドリブンプレート22のアーム22a側に軸
方向に付勢されている。コントロールプレート41とアー
ム22aとの間およびスラストプレート47とアーム22aとの
間にはスラストライニング49、50が介装され、第1のコ
ントロールプレート41、42とドリブンプレート22のアー
ム22a間に周方向に摩擦力を与える。この摩擦力はコー
ンスプリング48によって一定の摩擦力Frに設定されて
いる。摩擦機構33はコーンスプリング48、スラストプレ
ート47、スラストライニング49、50によって構成され
る。
第8図は上記構成を振動モデルで表わしたものである。
駆動側フライホイール10と従動側フライホイール20は、
第1のコイルスプリング31で直結されるとともに、第2
のコイルスプリング32と摩擦機構33とを介して連結され
ている。第1のコイルスプリング31と、第2のコイルス
プリング32と摩擦機構33との組み合せ体とは、互にばね
的に並列であり、第2のコイルスプリング32と摩擦機構
33とは振動的に直列である。
つぎに第6図ないし第12図のトーショナルダンパ付フラ
イホイールの作用を、第9図および第10図を参照して説
明する。
第9図は、駆動側フライホイール10と従動側フライホイ
ール20との相対角変位、いわゆる捩れ角と、トルクとの
関係を示しており、第10図は回転数と加速度伝達率との
関係を示している。
捩れ角が小さいときはトルクも小さく、したがって摩擦
機構33に加わる力Fも小なので、Fは摩擦機構33の設定
摩擦力Frよりも小であり、すなわちF≦Frである。
このときは、摩擦機構33で第1のコントロールプレート
41、42とドリブンプレート22のアーム22a間にすべりは生
じず、第2のコイルスプリング32が有効に作動するの
で、系のばね定数は第1のコイルスプリング31を有する
ばね機構30Aのばね定数Kと第2のコイルスプリング32
を有するばね機構30Bのばね定数Kとの和になる(第
9図のAの領域)。このような現象はトルク伝達の小さ
い領域(第10図のAの領域)において得られる。このと
きは、ばね定数K+Kの特性(第10図でXで示した特
性)に従って作動する。
回転数が増大していくと、ばね定数K+Kの系の共振
点に近づいていき、トルク変動(加速度伝達率に対応)
も少しづつ大きくなっていき、Fが上昇して、ついには
設定摩擦力Frになる。このFrは共振点に達する前に
F=Frとなるように設定されている。したがって、共
振点の手前でついにはF>Frとなり、第1のコントロ
ールプレート41、42がドリブンプレート22に対してすべ
り始める。このため第2のコイルスプリング32はばね要
素としての働きを失なう。(実際には摩擦力Frに相当
するトルク伝達分はある。)したがって系全体のばね定
数Kは、第9図において点PにおいてKに変わり(第9
図Bの領域)、第10図においてばね定数Kの系の特性
(第10図でYで示してある特性)に従って作動するよう
にシフトする(第10図でBで示した領域)。第10図のB
の領域は、ばね定数の系の特性からずれているがこれは
摩擦力Frが働いているから生じる現象である。領域B
における作動は、第10図から明らかなようにばね定数K
を有する系の共振点を回転数大側にすでに越えてしまっ
た位置にあるから、シフトした時点ですでに共振点を外
れており、回転数が増加していくに従ってトルク変動も
低減するのでFは小となり、すぐに点Q、Q′、Q″に
おいて再びF<Frの現象が生じる。Q、Q′、Q″の
時点で、F<Frのため、摩擦機構33にすべりが発生し
なくなるから、第2のコイルスプリング32が再びトルク
変動吸収に関与するので、ばね定数は再びK+Kに戻
る(第9図E、E′、E″の領域)とともに、第10図に
おいて振動は再びばね定数K+Kを有する系の特性に
従って作動する(第10図E、E′、E″の領域)。第10
図のA、B、C、D、E、E′、E″は第9図のA、
B、C、D、E、E′、E″に対応し、第10図のE、
E′、E″の領域に常用回転域が設定されている。第10
図E、E′、E″の領域においては、駆動側フライホイ
ール10と従動側フライホイール20とは、従来のヒステリ
シス機構の摩擦を伴わないでK+Kのばね定数でダン
ピングしているから、その加速度伝達率は非常に小で、
トルク変動吸収効果は極めて大である。
なお、第9図において領域C、Dは、さらに捩れ角が増
大して対向するスプリングシートの弾性体が互いにあた
って変形しスプリング力が増大した状態を示している。
また、回転数が大から小に変化していくときは、第10図
においては特性E(E′、E″)、B、Aの順に戻り、
上記と同様のシフト効果を生じる。なお、第9図におい
て変形の原点を座標の原点にとったが、これは前回の停
止の条件に従って第9図のEの菱形で囲まれた範囲内の
どこかの点で停止するので、次の起動時にはその点から
K+Kのばね定数で立上っていくことになる。ただ
し、Eの菱形の位置は不動である。
このように、第6図ないし第12図のトーショナルダンパ
付フライホイールでは共振回避のために摩擦力を使いK
を連結しているが、この摩擦部は共振回避(エンジン
始動、停止時など)のときにすべるとともに、大トルク
入力時(第9図のP点を越える部分)もすべりを生じ
る。
第6図ないし第12図のトーショナルダンパ付フライホイ
ールの作用を従来のヒステリシス機構を有する分割型フ
ライホイール(たとえば実開昭61-23542号のもの)と比
較するために、第10図に従来技術(第10のSの特性)の
場合を併せ示してある。特性図はこの従来例の場合を示
している。従来例はヒステリシス機構の存在のために共
振現象は回避できるが、ヒステリシス機構の摺動摩擦が
常にきいているので、ばねのダンピングが影響を受け
て、常用回転域における加速度伝達率の低下が本考案に
比べてよくなく、トルク変動吸収効果が本考案に比べて
よくない。第10図において斜線を施した部分が改善され
た部分である。もっとも実開昭61-23542号のものは、そ
れより従来のものに比べれば極めて優れているのである
が、本考案のものは、常用回転域のダンピング特性がさ
らによいということである。しかし、本考案のものは、
ヒステリシス機構がないためにそして共振回転域を別の
特性にシフトしてそれに従って作動することによってジ
ャンプするときに、摩擦機構33の設定摩擦力Frの摺動
が一時点に働くために、従来のヒステリシス機構付きの
ものに比べて領域Bにおいて若干トルク変動吸収効果が
減少するが、実質的に共振現象を回避できるものであ
り、かつ一時的に作動するに過ぎないから問題はなく、
それよりも、常用回転域において得られる良好なダンピ
ング効果を、共振現象を誘起することなく得られるとい
う意義が大きい。なお、第10図中Rは一体型フライホイ
ールの特性を参考までに併せ示してあり、従来の分割型
フライホイールも本考案のフライホイールも一体型に比
べて良好なダンピング特性が得られることを示してい
る。
次に、第1図ないし第5図を参照して本考案特有の構
成、作用について説明する。
第1図に本考案特有の構成を示す。図中、符号32、36、36
a、37、37aは第6図のそれぞれと対応している。摩擦機構
33を介して2つのフライホイール間に設けられている第
2のコイルスプリング32のたわみがδ(角度に直すと
θ)となったとき、2本の第2のコイルスプリング32に
よるトルクが設定摩擦トルクFrに等しくなるようにさ
れている。すなわちFr=2・(K/2)・θ=K
Q、このとき、第2のコイルスプリング32の両端の弾性
体クッション36a、37aも同時に当たるようにδの値(θ
の値)を決定する。
トーショナルダンパの摩擦機構33は、使用により第2図
のスラストライニング49、50が摩耗し、厚さが減少す
る。このためコーンスプリング48のたわみが減り、第5
図に示すように荷重がΔLだけ増加する。これによりF
r値は増加するが、第2のコイルスプリング32のばね定
数Kは経時的にほとんど変化しないため、初期設定の
Fr値と等しいトルクまでたわんだ時、弾性体クッショ
ン36a、37aどうしが当たり、摩擦機構を強制的にすべら
せようとする。このとき、弾性体クッション36a、37aも
Fr値増加分に見合うだけたわむが、弾性体クッション
36a、37aのばね定数はKの数倍程度であるため、たわ
み量は少ない。結果としてすべり出し点Pの位置は第4
図においてP′に上昇せず経時変化後も変化は小さく、
共振点通過時の振動特性悪化を防止することができる。
第3図は、第1図のように構成された場合の特性と、実
願昭61-135608号の特性との相違を、P点近傍において
拡大して示している。実線が第1図の構成による特有の
特性であり、破線が実願昭61-135608号の特性を示して
いる(P点が第3図中左方に移動する。) 〔考案の効果〕 本考案のトーショナルダンパ付フライホイールによると
きは、クッションを当ててFr値上限を機構的に決定す
ることにより、ばね定数KとFrとのバランスにまか
せていた実願昭61-135608号に対し、 (イ)摩擦機構のすべり出し点Pの角度の精度が大幅に向
上し、ばらつきの少ない安定した性能のダンパ付フライ
ホイールを作ることができる。これは、P点の角度はシ
ート、プレート類の寸法精度により決まるためである。
(ロ)Fr値管理は主に下限に注目して実施すればよく、
品質管理上有利である。従ってコスト的にも有利とな
る。
(ハ)摩擦機構33はスラストライニング49、50とコーンスプ
リング48を使って摩擦力を得ているが、スラストライニ
ングの動μ、静μの差が大きい場合(μ、μ
材料によって決まっている)、本考案を実施しないもの
は、摩擦機構がすべる際にスティツクスリップを発生す
る。このとき捩れ特性は第13図のようにのこぎり歯状に
なる。のこぎり歯の斜面はスティック状態で、このとき
のばね定数はK+Kであるため、K+K共振点通過
時に入力側振動と同期して通過時の振動を悪化させる。
しかし、全体を見ればのこぎり歯の並びの傾きがばね定
数Kであるので初期の共振点シフト機構は完全には失な
われず、共振には至らない。
本考案により、Kばねのクッションを、μより求め
たFr値に達したところで当てることにより、捩れ特性
第13図の点Pで強制的にすべられることができるためス
ティック・スリップを防止することができ、共振点通過
時の振動レベルを抑えることができる。これにより、μ
、μ差の大きい材料でもライニングとして使用可能
となると同時に、ライニング部への油、ごみ等の付着で
発生するスティック・スリップ防止にもなる。
さらに本考案によるときは、当然に実願昭61-135608号
の効果も得られる。すなわち、 (ニ)全回転において共振を発生させずに、常用回転域に
おけるトルク変動吸収効果を増大できる。
(ホ)また、従来のヒステリシス機構、トルクリミット機
構を防止できることにより装置の単純化、小型化、コス
トダウンがはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトーショナルダンパ付フライホイール
の第2のコイルスプリング近傍の構成図、 第2図は摩擦機構部の拡大断面図、 第3図は本考案のトーショナルダンパ付フライホイール
の角度−トルク特性図、 第4図は本考案のトーショナルダンパ付フライホイール
の回転数−加速度伝達率特性図、 第5図はコーンスプリングのたわみ−荷重特性図、 第6図は本考案の一実施例に係るトーショナルダンパ付
フライホイールの軸芯を含む平面と直角方向の面に沿う
断面図、 第7図は第6図のトーショナルダンパ付フライホイール
の軸芯を含む平面に沿ってみた断面図で第6図のVII−V
II線に沿う断面図、 第8図は第6図のトーショナルダンパ付フライホイール
の振動モデル図、 第9図は第6図のトーショナルダンパ付フライホイール
の捩れ角−トルク特性図、 第10図は第6図のトーショナルダンパ付フライホイール
の回転数−加速度伝達率特性図、 第11図は第7図において第1のコイルスプリング近傍の
拡大断面図、 第12図は第7図において第2のコイルスプリング近傍の
拡大断面図、 第13図は本考案のトーショナルダンパ付フライホイール
の他の効果を示す特性図、 である。 10…駆動側フライホイール 20…従動側フライホイール 31…第1のコイルスプリング 32…第2のコイルスプリング 33…摩擦機構 36a、37a…弾性体クッション 48…コーンスプリング 49、50…スラストライニング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライホイールを駆動側フライホイールと
    従動側フライホイールに分割した分割型フライホイール
    から構成し、駆動側フライホイールと従動側フライホイ
    ール間に設けられるばね機構に互いに異なるばね定数
    K、Kを有する2種類のばねを用い、該2種類のうち
    ばね定数Kのばねに駆動側フライホイールと従動側フラ
    イホイールとを直結させ、2種類のうちばね定数K
    ばねに設定摩擦力Frの摩擦機構を介して駆動側フライ
    ホイールと従動側フライホイールとを連結させたトーシ
    ョナルダンパ付フライホイールであって、ばね定数K
    のばねのたわみによるトルクが設定摩擦力Frに等しく
    なったとき、ばね定数Kのばねの両端のシートに設け
    た弾性体クッション同志を当てて摩擦機構を強制的にす
    べらせるようにしたことを特徴とするトーショナルダン
    パ付フライホイール。
JP6968087U 1986-09-05 1987-05-12 ト−ショナルダンパ付フライホイ−ル Expired - Lifetime JPH062053Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6968087U JPH062053Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 ト−ショナルダンパ付フライホイ−ル
EP87307821A EP0259173B1 (en) 1986-09-05 1987-09-04 Flywheel with a torsional damper
US07/093,573 US4947706A (en) 1986-09-05 1987-09-04 Flywheel with a torsional damper
DE8787307821T DE3768062D1 (de) 1986-09-05 1987-09-04 Schwungrad mit einem drehmomentschwingungsdaempfer.

Applications Claiming Priority (1)

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JPS63178651U JPS63178651U (ja) 1988-11-18
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