JPH0620403A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH0620403A
JPH0620403A JP17801192A JP17801192A JPH0620403A JP H0620403 A JPH0620403 A JP H0620403A JP 17801192 A JP17801192 A JP 17801192A JP 17801192 A JP17801192 A JP 17801192A JP H0620403 A JPH0620403 A JP H0620403A
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JP17801192A
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English (en)
Inventor
Takaaki Maehara
孝明 前原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 読み出し誤り率の少ない磁気ディスク装置を
提供する。 【構成】 データ部のECCエラー訂正方式としてリー
ドソロモン符号を採用し、エラー訂正符号を複数個記録
して読取り後の複数のエラー訂正符号データのうち同じ
データが多い方を正しいとして採用する多数決回路10
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどの記
憶装置して使用される磁気ディスク装置、特に小型高容
量の磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置は小型スライダ
薄膜磁気ヘッドの登場,高平滑度磁気記録媒体の進歩,
精密位置決めサーボ技術の性能向上,信号処理・変調方
式の進化などの技術革新が相次ぎ、その性能,単位面積
当たりの記録密度の向上は目覚ましいものがある。
【0003】また、それらの技術革新を背景にした小型
化の動向も急速に進み、3.5インチから2.5イン
チ、最近では1.8インチを下回るものも出現しつつあ
る。しかし、このような小型磁気ディスク装置では、単
位面積当たりの記録密度が非常に高くなるので、再生信
号のS/Nが低くなり、磁気記録媒体上の磁気的欠陥の
存在が無視できなくなる。
【0004】そのため、磁気記録媒体上の欠陥が存在し
ても読み書きされるデータの信頼性を高めるために、ス
ラー訂正処理と、データフォーマットが重要になってき
ている。
【0005】以下に、従来の磁気ディスク装置のデータ
フォーマットおよびエラー訂正処理を含めた動作につい
て、記録媒体上のデータの再生を例にとって説明する。
【0006】図5は、従来の磁気ディスク装置の信号処
理系の構成を示すブロック図である。1は点線内が磁気
ディスク装置全体であり、2はデータが記憶されている
磁気記録媒体、3は磁気記録媒体2に対してデータの書
き込みおよび読み出しを行うためのデータヘッド、4は
データヘッド3の信号を増幅する増幅器、5は増幅器4
の出力を2値化するパルス弁別器、6は読み出し時に信
号を取り込み、書き込み時に書き込み信号の出力をあら
かじめ決められたデータフォーマットに従って制御する
ためのHDC(ハードディスクコントローラ)、7はH
DC6を制御する中央処理手段、8は磁気記録媒体2か
らの読み出し時にはHDC6に取り込まれたデータを格
納し、磁気記録媒体2への書き込み時にはHDC6を通
して書き込むデータを格納しているバッファ、13は、
読み取りデータに読み誤りが発生したことを検出し、誤
り訂正を行うためのECC回路で、通常32ビットある
いは56ビットのコンピュータ生成符号が使用されるこ
とが多い。11はインタフェースで、バッファ8を介し
て後述する外部ホスト装置と磁気ディスク装置1との間
で読み書きするデータを送受する。12は外部ホスト装
置で、この磁気ディスク装置を外部記憶装置として動作
する情報処理装置本体であり、この磁気ディスク装置の
構成には含まれない。
【0007】フォーマットについて説明する。磁気ディ
スク装置においては、データレコードを256バイト,
512バイト,1024バイトと一定の小ブロック単位
で記録・再生するようになっており、その単位をセクタ
と呼ぶ。このセクタにヘッダ情報としてのID部やエラ
ー訂正のためのECC情報などを付加し、磁気記録媒体
の同心円上に多数配列されたトラックに順次複数個割り
当てる。通常、セクタは1本のトラック上に数十個配置
される。
【0008】図6に従来のフォーマットの一例を示す。
図6において、14,15は磁気記録媒体2上に同心円
上に形成されたトラックTおよびT+1であり、ここで
はトラックT上のn番目のセクタ22について説明して
いる。セクタ22はID部16,データ部17、および
エラー訂正符号部18に分けられる。101はPLO
(Phase Locked Osillator)で9バイト、102はSY
NC(SynchronizationByte)で1バイト、103はI
Dデータ(Identity Data Field)で6バイト、104
はCRC(Cyclic Redundancy Code)で2バイト、10
5はPADで2バイト、106はSPLICEで2バイ
ト、107はPLOで9バイト、108はSYNCで1
バイト、109はデータフィールドで、256または5
12または1024バイト、115はECC(Error Co
rrection Code)で4または7バイト、113はPAD
で2バイト、114はSPLICEで2バイトである。
ここで記述したそれぞれのバイト数およびフォーマット
の順番は、任意に変えられるものである。以下に、それ
ぞれの情報の目的を説明する。通常、パルス弁別器5は
データの読み出し時に記録媒体上に記録されているビッ
ト列に対し、所定の幅のデータ弁別窓を設け、この弁別
窓内で磁化反転があれば1、なければ0の情報であると
判断している。よって、誤りなく情報を読み出すために
は、スピンドルモータの回転変動を含む弁別窓の再生ビ
ット列に所定の時間内でVCO(Voltage Control Osci
llater)を追従させなければならない。このために設け
られたのが、PLO101および107で、フォーマッ
ト中でID情報およびDATA情報の先頭に配し、この
PLO101および107の時間内で弁別窓の再生ビッ
ト列に追従させるようにしている。SYNC102およ
び108は、PLO101および107とその後に続く
ID情報およびDATA情報との区分けをするためのも
のである。IDデータ103は、記録および再生しよう
とするセクタが、記録媒体上のどこに割り当てられてい
るか示すものである。この部分には、記録および再生時
にそのセクタの属性を示すための情報を記録する場合も
あり得る。CRC104は、SYNC102とIDデー
タ103から生成した読み出し誤りの検出情報を付加し
ていて、読み出し時にHDC6において読み出し誤りを
検出するためのものである。PAD105および113
は、データの記録方式として例えば、(2,7)変調方
式を採用した場合、データのパターンによってはデータ
の最終ビット迄に変換できなくなるので、変換できるな
くなるので、変換できるように1バイト付加しているも
のである。ID部16や前のセクタに対し書き込み動作
を行っている最中にモータの回転変動などがあり正常よ
り時間が長くかかった場合、SPLICE106および
114がなければ、次に配しているPLO101または
107の部分まで記録してしまい、PLO101または
107の役目である弁別窓の再生ビット列にVCOを十
分追従させることができなくなり、データの再生が正し
くできなくなる。そのため、その時間変動を吸収するた
めにSPLICE106および114が配置されてい
る。ECC115は、SYNC108およびデータフィ
ールド109の読み出し誤りの検出訂正情報を冗長ビッ
トとして付加していて、読み出し時にECC回路13で
生成されたECCデータと記録媒体から読み出されたE
CC115とを比較し、データ読み出し誤りの検出/訂
正を行うためのものである。
【0009】また、上記データフォーマットに従って、
記録媒体に対して記録および再生を行うプロセスは、中
央処理手段7によってプログラムされた手順に従って、
HDC6が制御する。
【0010】以下、従来の磁気ディスク装置のデータ再
生処理およびそのエラー処理動作について、データ読み
出し時を例に図7のフローチャートを参照しながら説明
する。中央処理手段7は初期設定として、読み出しセク
タ数および読み出したデータのバッファ格納位置を示す
ポインタを設定し、リトライカウンタにリトライ回数を
セットする(201)。HDC6に読み出しセクタのヘ
ッダ情報となるID部のシリンダ番号,ヘッド番号,セ
クタ番号,フラグ情報をセットし、HDC6に読み出し
動作を開始させる(202)。HDC6は信号処理系の
回路に対して読み出しモードを指令し、磁気記録媒体2
に記録されている信号をデータヘッド3から増幅器4お
よびパルス弁別器5を通して取り込む。こうして、HD
C6はディスク上の現トラックのデータ読み出しを開始
し、トラック上に該当するセクタのID情報が存在する
かどうか、ID情報の比較を開始する。読み取ったID
情報が目的セクタのID情報と違ったままディスクが1
回転してしまったことが検出されたり(203)、エラ
ー検出のために設けたCRCによってID情報のエラー
が検出された場合(205)は、最初に設定したリトラ
イカウンタから1引き(206)、リトライを開始する
(207)。もし、リトライカウンタが0になっても、
探しているID情報が現トラック上に見つからないか、
CRCによって検出されたエラーが回復されなかった場
合には、エラー終了する(208)。
【0011】目的のセクタのID情報が発見された場合
(204)には、続くデータフィールド109の信号を
データであると判断して、バッファ8内にポインタをイ
ンクリメントしながら取り込んでいき、読み出しを開始
する。読み出しは1セクタのデータ数分とそれに続くE
CCバイト数の合計したバイト数について行われる(2
09)。こうして1セクタ分のセクタデータがバッファ
8に蓄えられ、1セクタ分の読み取りが終了する。
【0012】さらに、1セクタ分のセクタデータの読み
取りが終了した後に中央処理手段7はECC回路13の
ECCステータスをチェックし、読み取ったセクタデー
タ中にエラーが発生していないかどうかを点検する(2
10)。もし、エラーが発生した場合には中央処理手段
7はECC回路13を用いて、発生したエラーの位置と
エラービット長を検出する(211)。エラービット長
がある長さ以内であればエラー訂正可能であるから、中
央処理手段7はバッファ8中のセクタデータに対してエ
ラー訂正処理を行う(212)もし、エラービット長が
長くエラー訂正が不可能であると判断された場合、中央
処理手段7はそのセクタの読み出しをエラー終了させる
(208)。
【0013】こうして、1セクタの読み出しが終了する
とHDC6は最初に設定された読み出しセクタ数をデク
リメントし、ID部のセクタ情報をインクリメントし、
1セクタ読み出し処理を再度開始し、読み出しセクタ数
が0になるまで繰り返し、読み出し処理を完了する(2
13)。
【0014】このとき、中央処理手段7は同時にインタ
フェース11を介して、外部ホスト装置12の状態を監
視しながら、読み出したデータを順次ハンドシェークを
行いながら送出していく。もし、途中で回復不能の読み
出しエラーが発生した場合には、中央処理手段7は、エ
ラーステータスを外部ホスト装置12に伝達して読み出
し処理を途中で停止させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、EC
Cによるエラー訂正が不可能になるエラーバースト長の
長いデータ部のエラーが発生する頻度は非常に低いと考
えて設計されていた。また、エラーが発生しても、リト
ライによって繰り返し読み直すことによって充分対応で
きていた。ところが、近年の磁気ディスク装置では、高
容量化が進み、トラック密度および線記録密度の両方が
大幅に高くなってきている。このため、データ部のエラ
ー訂正に、従来のコンピュータ生成符号よりも強力なエ
ラー訂正符号であるリードソロモン符号を採用するな
ど、磁気記録媒体上の欠陥の存在、および再生信号のS
/Nの低下にともなう読み誤りが発生することを前提に
した設計に変わりつつある。
【0016】しかし、エラー訂正符号そのものに読み取
りエラーが発生すると、エラー訂正符号によるエラー位
置、エラーバースト長の検出を正確に行うことができな
くなる。そのため、読み取りデータに発生したエラー訂
正を行った場合に、エラー誤り訂正を行ってしまい読み
取りデータを破壊してしまう。
【0017】前述したように、エラー訂正を協力にする
ために、訂正符号としてリードソロモン符号などを用い
るが、これらのエラー訂正符号は、データフィールドの
データ数に対して冗長度を増加させる必要があるため
に、符号長が比較的長く、そのため、エラー訂正符号自
身のエラー発生頻度は高くなってきている。
【0018】もし、エラー訂正符号自身の読み取りエラ
ーによりデータのエラー誤り訂正が発生すると、この磁
気ディスク装置に対しデータの読み書きを指令する外部
ホスト機器は、誤ったデータを正しいデータとして取り
込んでしまうという大きな課題があった。
【0019】本発明は上記課題を解決するもので、読み
出し誤り率の少ない磁気ディスク装置の提供を目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、データ部のECCエラー訂正方式とし
て、リードソロモン符号を用いた訂正方式を採用し、ま
た、エラー訂正符号を複数個記録し、読み取り後に複数
のエラー訂正符号データのうち同じデータが多いほうを
正しいとして採用する多数決回路を備えた構成を有す
る。
【0021】
【作用】本発明は上記した構成によって、強力なエラー
訂正方式であるリードソロモン符号を採用したので、訂
正後のエラー率を減少でき、もし、エラー訂正符号自身
の一部に磁気記録媒体の欠陥、あるいはS/Nの低下に
よる読み出し誤りが発生したとしても、多数決回路によ
ってより正しいらしい方のエラー訂正符号データを採用
するので、エラー訂正ミスを減少するように作用する。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例の磁気ディスク装置
の信号処理系の構成を示すブロック図である。1は点線
内が磁気ディスク装置全体であり、2はデータが記録さ
れている磁気記録媒体、3は磁気記録媒体2に対してデ
ータの書き込みおよび読み出しを行うためのデータヘッ
ド、4はデータヘッド3の信号を増幅する増幅器、5は
増幅器4の出力を2値化するパルス弁別器、6は読み出
し時に信号を取り込み、書き込み時に書き込み信号の出
力をあらかじめ決められたデータフォーマットに従って
制御するためのHDC、7はHDC6を制御する中央処
理手段、8は磁気記録媒体2からの読み出し時にはHD
C6に取り込まれたデータを格納し、磁気記録媒体2へ
の書き込み時にはHDC6を通して書き込むデータを格
納しているバッファであり、ここまでは従来例と同一で
ある。
【0023】9は読み取りデータに読み誤りが発生した
ことを検出し、誤り訂正を行うためのECC回路で、8
8ビットあるいはそれ以上のビット長をもつリードソロ
モン符号を用いる。10はエラー訂正符号データ多数決
回路で後述する。11はインタフェースで、バッファ8
を介して後述する外部ホスト装置と読み書きするデータ
を送受する。12は外部ホスト装置で、この磁気ディス
ク装置を外部記憶装置として動作する情報処理装置本体
であり、この磁気ディスク装置の構成には含まれない。
【0024】図2に本発明の一実施例におけるフォーマ
ットの一例を示す。図2において、14,15は磁気記
録媒体2上に同心円上に形成されたトラックTおよびT
+1であり、ここではトラックT上のn番目のセクタ2
2について説明している。セクタ22はID部16,デ
ータ部17、およびエラー訂正符号部18に分けられ、
エラー訂正符号部18はさらに、第1のエラー訂正符号
情報19,第2のエラー訂正符号情報20,第3のエラ
ー訂正符号情報21に分けられる。
【0025】101はPLOで9バイト、102はSY
NCで1バイト、103はIDデータで6バイト、10
4はCRCで2バイト、105はPADで2バイト、1
06はSPLICEで2バイトでここまでがID部16
を構成している。
【0026】107はPLOで9バイト、108はSY
NCで1バイト、109はデータファイルで、256ま
たは512または1024バイトで、これらがデータ部
を構成している。
【0027】110は、88ビットリードソロモン符号
を用いた第1のエラー訂正符号(ECC)で11バイ
ト、111は、第2のエラー訂正符号で同じく11バイ
ト、112は第3のエラー訂正符号で同じく11バイ
ト、113はPADで2バイト、114はSPLICE
で2バイトであり、これらがエラー訂正符号部18を構
成する。ここで記述したそれぞれのバイト数およびフォ
ーマットの順番は、任意に変えられるものである。それ
ぞれの情報がもつ意味は従来例で説明した通りである。
【0028】また、上記データフォーマットに従って、
記録媒体に対して記録および再生を行うプロセスは、中
央処理手段7によってプログラムされた手順に従って、
HDC6が制御する。
【0029】図3に、本実施例におけるエラー訂正符号
データ多数決回路の一例を示す。図3で、301は第1
のエラー訂正符号情報が収納される第1のレジスタ、3
02は第2のエラー訂正符号情報が収納される第2のレ
ジスタ、303は第3のエラー訂正符号情報が収納され
る第3のレジスタであり、これらは、ECC回路9に内
蔵されている。ここで、レジスタは8ビット分のみ示し
ているが、実際はエラー訂正符号長に合わせて用意す
る。10は多数決回路であり、その内部は、305,3
07,309に示すAND素子および306,308,
310に示すOR素子で構成されている。ただし、図3
には3ビット分のみ示しているが、残りのビットについ
ても同様に構成されているため、省略している。以下に
このエラー訂正符号データ多数決回路について説明す
る。
【0030】多数決回路とは、複数のロジックの出力が
すべて一致していない場合、一致する数が多い方のデー
タを採用するロジックである。ここでは、第1のレジス
タ,第2のレジスタ、および第3のレジスタの同位置の
ビットが0か1のどちらか多い方を出力する。例えば、
各レジスタの最下位ビットがそれぞれ、0,0,1や
0,1,0などの組み合せであれば0を出力し、1,
1,0や0,1,1などであれば1を出力する。もちろ
ん、すべて一致すれば一致した値が出力される。相当す
るロジックは図3に示す、305,307,309のA
ND素子および、306,308,310に示すOR素
子で実現でき、このロジックを所望ビット分揃えて多数
決回路10は構成される。
【0031】以下、本実施例におけるデータの再生処理
およびそのエラー処理動作について、データ読み出し時
を例にとり図4のフローチャートを参照しながら説明す
る。中央処理手段7は初期設定として、読み出しセクタ
数および読み出したデータのバッファ格納位置を示すポ
インタを設定し、リトライカウンタにリトライ回数をセ
ットする(301)。HDC6に読み出しセクタのヘッ
ダ情報となるID部のシリンダ番号,ヘッド番号,セク
タ番号,フラグ情報をセットし、HDC6に読み出し動
作を開始させる(302)。HDC6は信号処理系の回
路に対して読み出しモードを指令し、磁気記録媒体2に
記録されている信号をデータヘッド3から増幅器4およ
びパルス弁別器5を通して取り込む。こうして、HDC
6はディスク上の現トラックのデータ読み出しを開始
し、トラック上に該当するセクタのID情報が存在する
かどうか、ID情報の比較を開始する。読み取ったID
情報が目的セクタのID情報と違ったままディスクが1
回転してしまったことが検出されたり(303)、エラ
ー検出のために設けたCRCによってID情報のエラー
が検出された場合(305)は、最初に設定したリトラ
イカウンタから1引き(306)、リトライを開始する
(307)。もし、リトライカウンタが0になっても、
探しているID情報が現トラック上に見つからないか、
CRCによって検出されたエラーが回復されなかった場
合には、エラー終了する(308)。
【0032】目的のセクタのID情報が発見された場合
(304)には、続くデータフィールド109の信号を
データであると判断して、バッファ8内にポインタをイ
ンクリメントしながら取り込んでいき、読み出しを開始
する。読み出しは、1セクタのデータ数分とそれに続く
3個のECCバイト数の合計したバイト数について行わ
れる(309)。こうして1セクタ分のセクタデータが
バッファ8に蓄えられ、1セクタ分の読み取りが終了す
る。
【0033】さらに、1セクタ分のセクタデータの読み
取りが終了した後に中央処理手段7はリードソロモン符
号によるECC回路9のECCステータスをチェック
し、読み取ったセクタデータ中にエラーが発生していな
いかどうかを点検する(310)。もし、エラーが発生
した場合には中央処理手段7はECC回路9を用いて、
発生したエラー位置とエラービットの長を検出する(3
11)。エラービット長がある長さ以内であればエラー
訂正可能であるから、中央処理手段7はバッファ8中の
セクタデータに対してエラー訂正処理を行う(31
2)。もし、エラービット長が長くエラー訂正が不可能
であると判断された場合、中央処理手段7は、そのセク
タの読み出しをエラー終了させる(308)。
【0034】こうして、1セクタの読み出しが終了する
とHDC6は最初に設定された読み出しセクタ数をデク
リメントし、ID部のセクタ情報をインクリメントし、
1セクタ読み出し処理を再度開始し、読み出しセクタ数
が0になるまで繰り返し、読み出し処理を完了する(3
13)。
【0035】このとき、中央処理手段7は同時にインタ
フェース11を介して、外部ホスト装置12の状態を監
視しながら、読み出したデータを順次ハンドシェークを
行いながら送出していく。もし、途中で回復不能の読み
出しエラーが発生した場合には、中央処理手段7は、エ
ラーステータスを外部ホスト装置12に伝達して読み出
し処理を途中で停止させる。データフィールドのデータ
読み込みに関しては、ECCエラーの検出に88ビット
以上のリードソロモン符号を採用し、より強力なECC
エラー検出および訂正を行っている。また、ECC回路
9はセクタ中に存在する3個のECCバイトを読み込
み、多数決回路10を用いてECCデータ中の誤りを許
容し、正しくエラー訂正回復処理を行うよう構成されて
いる。
【0036】以上のように本発明によると、セクタデー
タの読み取り信頼性を向上させる情報として重要なエラ
ー訂正符号に、長符号長のリードソロモン符号を採用
し、長符号長の符号情報の読み出し誤りによるデータ誤
り訂正の危険を除くため、符号情報を多重化し、符号情
報の読み出し誤りを許容するための多数決回路を設けて
あるので、セクタデータの信頼性を従来に比べて大幅に
高めることができる。
【0037】なお、本実施例ではエラー訂正符号の多重
化について、説明したが、これはID部のIDデータな
ど、セクタデータの他の部分についての多重化を行って
もよい。また、本実施例においては3個の多重化を行っ
たが、これは別の個数でもよいことは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によると、磁気ディスク装置におけるデータの読み書き
で、データの読み誤りを検出し訂正する情報として、リ
ードソロモン符号を用い、かつ最重要情報である訂正符
号を多重化し、読み取りエラー訂正符号情報の多数決回
路を設けてあるので、磁気ディスク装置の小型化高記録
密度化にともなう線記録密度の増加およびトラック密度
の向上などによって無視できなくなってきた、磁気記録
媒体上の欠陥や、S/Nの低下によるデータの読み誤り
がエラー訂正符号部自身に発生した場合にも、エラー検
出誤りおよびエラー訂正誤りの発生が減少し、セクタの
どの部分に誤りが発生しても、読み出しデータの信頼性
を高く保つことができる磁気ディスク装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気ディスク装置の信号処
理系の構成を示すブロック図
【図2】同装置におけるデータフォーマットの説明図
【図3】同装置におけるデータ多数決回路の構成を示す
ブロック図
【図4】同装置におけるデータ読み取り動作手順のフロ
ーチャート
【図5】従来の磁気ディスク装置の信号処理系の構成を
示すブロック図
【図6】従来の磁気ディスク装置のデータフォーマット
の説明図
【図7】従来の磁気ディスク装置のデータ読み取り動作
手順のフローチャート
【符号の説明】
2 磁気記録媒体 6 ハードディスクコントローラ(HDC) 9 ECC回路 10 多数決回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセクタを有する複数のトラックが
    形成された回転磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体への
    情報の記録再生を制御するディスクコントローラと、再
    生情報に対するエラー訂正回路と、複数のエラー訂正情
    報の多数決回路を備え、前記セクタは該セクタのヘッダ
    情報としてのID情報が書き込まれたID部、該セクタ
    にデータを読み書きするデータフィールド、およびデー
    タに続く同一のエラー訂正情報を複数設けたエラー訂正
    符号部を含むデータフォーマットでなる磁気ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 セクタは、データフィールドの後に、エ
    ラー訂正符号部を複数個順次繰り返し書き込んだデータ
    フォーマットを備えた請求項1記載の磁気ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 多数決回路は、読み取った複数のエラー
    訂正情報を記憶する複数のレジスタ、AND素子および
    OR素子を組み合わせたロジックを備えた請求項1記載
    の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 エラー訂正符号としてリードソロモン符
    号を用いた請求項1記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 データフォーマットは、データフィール
    ドの後に、PAD部,PLO部,SYNC部,エラー訂
    正情報を順次繰り返し書き込み、最後にPAD部および
    SPLICE部を設けた請求項1記載の磁気ディスク装
    置。
JP17801192A 1992-07-06 1992-07-06 磁気ディスク装置 Pending JPH0620403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17801192A JPH0620403A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 磁気ディスク装置

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JP17801192A JPH0620403A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 磁気ディスク装置

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JPH0620403A true JPH0620403A (ja) 1994-01-28

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