JPH0620328B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH0620328B2
JPH0620328B2 JP58238755A JP23875583A JPH0620328B2 JP H0620328 B2 JPH0620328 B2 JP H0620328B2 JP 58238755 A JP58238755 A JP 58238755A JP 23875583 A JP23875583 A JP 23875583A JP H0620328 B2 JPH0620328 B2 JP H0620328B2
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opening
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container
disconnector
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純美夫 下田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、変電所等の電気所に設置されるガス絶縁開閉
装置に関するものである。
従来技術 最近変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置として、開
閉装置を構成する複数の機器を比較的低圧の絶縁ガスを
充填した共通の金属容器内に収納する構造のものが注目
されている。この構造によれば、各機器をそれぞれ別個
の環状容器内に収納して容器相互間を絶縁スペーサを介
して接続する型式のガス絶縁開閉装置に比べて構造をは
るかに簡単にすることができ、また装置の小形化を図っ
て設置スペースの節約を図ることができる。更に外観の
簡素化を図ることができるため、周囲環境との調和を図
ることができる。
ところで従来提案されているこの種の装置においては、
遮断器と該遮断器にケーブルを引き込むケーブルヘッド
とを含む受電側ユニットと該遮断器を母線に接続する母
線側断路器を含む母線側ユニットとを共通の容器内に収
納していたため、母線側または受電側のいずれか一方で
事故が生じると全体の運転を停止する必要があって好ま
しくなかった。また従来提案されている装置では遮断器
が水平に取付けられているため該遮断器の保守点検の際
に遮断器を支持しているボルトを外すと遮断器に急に自
重がかかって遮断器が落下する危険があり、保守点検の
際の遮断器の着脱作業が面倒な上に危険を伴う欠点があ
った。
発明の目的 本発明の目的は、母線側または受電側のいずれか一方で
事故が生じた際に他方に影響が及ぶのを防ぐことがで
き、、また遮断器の着脱を容易且つ安全に行うことがで
きるガス絶縁開閉装置を提供することにある。
発明の構成 本発明は、遮断部と該遮断部を操作する操作機構部とを
ハウジング内に収納して構成した遮断器と、前記遮断器
の一方の端子に電気的に接続される少なくとも1組の母
線側断路器と、前記遮断部の他方の端子に電気的に接続
されるケーブルを引込むケーブルヘッドとを備えたガス
絶縁開閉装置であって、本発明においては、上方に開口
する第1の開口部を上端部に有し上下方向に並ぶように
設けられて水平方向に開口する第2乃至第4の開口部を
胴部に有する略円筒状の主容器が設けられている。前記
遮断器は前記主容器の第1の開口部から前記遮断部を下
側に向けて該主容器内に垂直に挿入されて該第1の開口
部を気密に閉じるように設けられた支持板に支持されて
いる。前記少なくとも1組の母線側断路器は補助容器内
に収納されて前記主容器の胴部に設けられた最上方の第
1の開口部または該第1の開口部の下方に設けられた第
2の開口部に絶縁スペーサを介して取付けられ、前記ケ
ーブルヘッドは最下方に設けられた第4の開口部に取付
けられている。
上記のように、主容器には受電側の機器を取付け、母線
側の機器を該主容器にガス区分した状態で取付けると、
母線側または受電側で事故が生じたときに事故が生じて
いない側は運転を続けることができ、全体が停電状態に
なるのを防ぐことができる。
上記の構成において遮断器を主容器から外す際には、該
遮断器を取付けているボルトを外して該遮断器を上方に
引き抜けばよい。このように遮断器を上方に引き抜くこ
とにより取り外す構造にしておくと、遮断器を固定して
いるボルトを外した際に遮断器に急に自重がかかって該
遮断器が落下することがないので作業を安全に進めるこ
とができる。
また上記のように遮断器をその遮断部を下側に向けた状
態で垂直に配置すると、遮断部の周辺の絶縁消弧媒体は
その上方に配置されていて発熱が無い操作機構部側に速
やかに移動する。従って遮断器内での絶縁消弧媒体の対
流を促進して遮断器からの放熱を良好にすることがで
き、絶縁消弧媒体の温度上昇により遮断性能が低下する
のを防ぐことができる。
更に上記のように主容器の胴部に設けられた、水平方向
に開口する第2または第3の開口部に絶縁スペーサを介
して母線側断路器を取付けるようにすると、絶縁スペー
サが垂直に配置されることになるので、該スペーサに塵
が堆積して絶縁性能が低下するのを防ぐことができる。
また上記のように主容器を円筒状に構成すると、該主容
器の強度を高めることができるので、内圧の上昇による
容器の変形を防ぐことができ、信頼性の高い装置を得る
ことができる。また主容器の強度を高くできるため主容
器内のガス圧力を高めることにより定格電圧を高くする
ことができる。
上記のように主容器の胴部に第2及び第3の開口部を設
けてこれらの開口部に母線側断路器を取付け得るように
すれば、二重母線構成の開閉回路を構成できるのは勿
論、第2及び第3の開口部の一方を用いることにより単
母線構成の開閉回路をも構成できる。
実施例 以下添附図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図乃至第4図は本発明を二重母線構成の開閉装置に
適用した一実施例を示したもので、第1図は正面図、第
2図は第1図の右側面を正面とした上面図、第3図は第
1図のIII−III線断面図、第4図は同実施例の各相の電
気的な構成を示す単線結線図である。
第4図においてBS1及びBS2はそれぞれ第1及び第
2の母線、CBは遮断器で、遮断器CBはその一端が第
1及び第2の母線側断路器DS11及びDS12を介して第
1及び第2の母線BS1及びBS2にそれぞれ接続され
ている。遮断器CBの他端は線路側断路器DS2を介し
てケーブルヘッドCHに接続され、ケーブルヘッドCH
にはケーブルCが接続されている。線路側断路器DS2
の線路側端子と接地間に線路側断路器用接地装置ES1
が設けられている。また線路側断路器DS2とケーブル
ヘッドCHとを接続する導体部分に変流器CTが装着さ
れ、線路側断路器DS2の線路側端子に計器用電圧変成
器LPTが接続されている。
本実施例においては、上記のような構成のガス絶縁開閉
装置GISが2組設けられ、該2組のガス絶縁開閉装置
GISが第1図及び第2図に示したように横方向に並べ
て設置されている。両ガス絶縁開閉装置の機械的な構成
は全く同様である。以下各ガス絶縁開閉装置GISの内
部構造を第3図を参照して説明する。
第2図において、1は縦長円筒状に形成された主容器
で、この主容器はその軸線を鉛直方向に向けて設置ベー
ス2の上に支持されている。主容器1の上端には第1の
開口部101が設けられ、その胴部の背面側には上記第
1の開口部101と直角な方向に開口する第2乃至第4
の開口部102乃至104が上下方向に並べて設けられ
ている。また主容器の前面側の略中央部には第5の開口
部105が、また下端部には第6の開口部106がそれ
ぞれ設けられ、主容器1の第6の開口部106は底板1
10により気密に閉じられている。第2乃至第5の開口
部102乃至105は、主容器1の胴部に設けられた孔
の周縁に円筒状の管状体111を溶接することにより形
成され、開口部102乃至105の開口端(各管状体1
11の開口端)には取付けフランジ102a乃至105
aが設けられている。これらの開口部はすべて同径に形
成され、各取付けフランジには同ピッチでボルト挿通用
の孔が設けられて取付けフランジの標準化が図られてい
る。
主容器1の上端の第1の開口部101の周縁に取付けフ
ランジ101aが設けられ、該取付けフランジ101a
の上に遮断器支持板112が配置され、該支持板に3相
の遮断器CBが支持されている。各遮断器CBは固定接
触子と可動接触子と適宜の消弧機構とからなる遮断部と
該遮断部を操作する操作機構部とを絶縁消弧媒体(例え
ばSF6ガス)とともに円筒状のハウジング4に収納し
たものである。遮断部はハウジング4の長手方向の略中
間部から先端部にかけて配置されていて、ハウジング4
の先端には固定接触子につながる固定側端子電極5が設
けられ、ハウジング4の長手方向の略中央部の側面には
可動接触子につながる可動側端子電極6が設けられてい
る。3相の遮断器CBはそれぞれの容器4の中心軸線が
水平面上に仮想した三角形の頂点を通って主容器の軸線
と平行に伸びるように三角配置され、各遮断器のハウジ
ング4は支持板112に設けられた取付け孔を貫通して
該支持板112に支持されている。ハウジング4の上端
部にはフランジ4aが設けられていて、該フランジ4a
が支持板112に設けられた取付け孔の周辺に当接して
おり、該フランジ4aが該取付け孔を気密に閉じるよう
に支持板112に接続されている。ハウジング4の主容
器1外に位置する端部には遮断器の可動接触子を操作す
る操作機構部の端部を覆う略円筒状のカバー7が取付け
られ、該カバー7によりハウジング4内が気密に閉じら
れている。カバー7はハウジング4から取外すことがで
きるようになっており、このカバーを取外すことにより
主容器1内を開放することなく、各遮断器のハウジング
4内を点検し得るようになっている。そして本実施例に
おいては、3相の遮断器CBの可動側端子電極6が主容
器1の第2の開口部102に臨むように設けられ、固定
側端子電極5が第3の開口部103に臨むように設けら
れている。
主容器1の前面側の第5の開口部105を気密に閉じる
ように機器取付け板113が取付けられ、該機器取付け
板113の内面に線路側断路器DS2が支持されてい
る。断路器DS2はほぼV字形の絶縁支持物13に可動
接触子ユニット14と固定接触子ユニット15とを支持
したものからなり、可動接触子ユニットを遮断器側に位
置させて、且つ両接触子ユニット14,15の中心軸線
を鉛直方向に向けて配置されている。可動接触子ユニッ
ト14は適宜の操作機構により直線移動するように駆動
される棒状接触子をシールド内に配置したものからな
り、固定接触子ユニット15は上記可動接触子が接離す
るチューリップコンタクトをシールド内に配置したもの
からなっている。各相の断路器DS2の可動接触子は接
続導体17を介して対応する相の遮断器CBの固定側端
子電極5に接続されている。各断路器DS2の固定側接
触子ユニット15には接続導体18の一端が接続され、
該接続導体18の他端は主容器1の底板102に固定さ
れた計器用電圧変成器LPTの端子に接続されている。
各断路器DS2の固定接触子ユニット15につながる接
続導体18に接地装置用固定電極19が設けられ、該固
定電極の近傍には該固定電極19とともに接地装置ES
1を構成する回動型の接地装置用可動電極20が配設さ
れている。該可動電極20は主容器1に対して適宜の手
段により支持されている。
主容器1の前面側には上下に並べて操作器箱21及び2
2が配置され、上方の操作器箱21は主容器1の胴部
に、また下方の操作器箱22は機器取付け板113にそ
れぞれ支持されている。上方の操作器箱21内には遮断
器CBの操作器が収納され、下方の操作器箱22内には
断路器DS2及び接地装置ES1の操作器が収納されて
いる。各操作器箱内の操作器は対応する機器の操作軸に
リンク機構等を介して連結されている。
本実施例のように、遮断器CBを主容器の上端の第1の
開口部101から主容器内に垂直に取付ける構造にする
と、遮断器を主容器から取り外す場合には、遮断器支持
板112を主容器に固定しているボルトを外し、該支持
板112を上方に引き上げれば良い。この場合支持板1
12を固定しているボルトを外しても遮断器CBが自重
により落下することが無いので安全である。また上記の
ように遮断器を、その遮断部を下向きにして取付ける
と、通電により熱せられた絶縁消弧媒体を発熱の無い操
作機構部側に移動させることができるため遮断器内での
絶縁消弧媒体の対流を促進して遮断器の放熱を良好にす
ることができ、ガスの温度上昇により遮断性能が低下す
るのを防ぐことができる。
主容器1の背面側の第2及び第3の開口部102及び1
03にはそれぞれ第1及び第2の母線側断路器ユニット
23及び24が取付けられている。
各母線側断路器ユニットは、第1の管状部25aと該第
1の管状部25aと直交するように設けられた第2の管
状部25bとからなる十字管の形(第2図参照)に形成
された補助容器25を備えている。母線側断路器ユニッ
ト23及び24のそれぞれの補助容器25はその第1の
管状部25aの一端を第2及び第3の開口部102及び
103に整合させ、且つ第2の管状部25bを横方向に
向けた状態で主容器の背面後方に配置され、第1の管状
部25aの一端が絶縁スペーサ26を介して開口部10
2及び104にフランジ結合により気密に接続されてい
る。絶縁スペーサ26を気密に貫通して3相の導体27
が設けられ、これらの導体の補助容器25内に位置する
端部に断路器用固定接触子ユニット28が取付けられて
いる。第1及び第2の母線側断路器ユニット23及び2
4の補助容器25の第2の管状部25b内にはそれぞれ
第1及び第2の母線BS1及びBS2を構成する3相の
母線導体30が平行に配置され、これらの母線導体30
は第2の管状部25bの両端を気密に閉じるように取付
けられた絶縁スペーサ31に支持されている。第1及び
第2の母線側断路器ユニット23及び24の各相の母線
導体30には、対応する相の断路器用固定接触子ユニッ
ト28に対向する断路器用可動接触子ユニット32が取
付けられている。各可動接触子ユニット32は直線変位
して固定接触子28に接離する棒状接触子をその駆動機
構とともにシールド内に配置したもので、第1の母線側
断路器ユニット23の各相の断路器用固定接触子ユニッ
ト28と可動接触子ユニット32とにより第1の母線側
断路器DS11が構成されている。また第2の母線側断路
器ユニット24の各相の断路器用固定接触子28と可動
接触子ユニット32とにより第2の母線側断路器DS12
が構成されている。各補助容器25の第1の管状部25
aの背面側開口部を気密に閉じるように蓋板33が取付
けられ、第1及び第2の母線側断路器ユニット23及び
24の蓋板32の外面に母線側断路器DS11及びDS12
を操作する操作器を収納した操作器箱34及び35が取
付けられている。操作器箱34及び35内の操作器は第
1の管状部25aの側壁または蓋板32を気密に貫通し
て設けられたリンク等の適宜の機構により対応する相の
断路器DS11またはDS12の可動接触子ユニット32の
操作軸に連結されている。なお36は断路器DS11また
はDS12を操作器に連結する機構と各断路器との間に配
設されたシールドである。このように母線側断路器の操
作器を該断路器を収納する補助容器に取付けた操作器箱
内に収納する構造にすると、断路器と操作器との間を短
い距離で接続することができ、両者を接続するリンク機
構を簡単にすることができる。
第1の母線側断路器ユニット23の絶縁スペーサ26に
設けられた各相の導体27は接続導体37を介して相応
する相の遮断器CBの可動側端子電極6に接続され、ま
た第2の母線側断路器ユニット24の絶縁スペーサ26
に設けられた導体27は接続導体38を通して相応する
相の遮断器CBの可動側端子電極6に接続されている。
上記のように、水平方向に開口する第2または第3の開
口部に絶縁スペーサを介して母線側断路器を取付けるよ
うに構成すると、該絶縁スペーサが垂直に配置されるた
め絶縁スペーサに塵が堆積して絶縁耐力が低下するのを
防ぐことができる。
上記第2の母線側断路器ユニット25の下方にはケーブ
ルヘッドユニット40が配置されている。このケーブル
ヘッドユニット40は軸線を水平方向に向けて配置され
た管状容器41を備え、管状容器41の一端が主容器1
の第4の開口部104に気密に接続されている。管状容
器41の開口部を気密に閉じるように蓋板42が取付け
られ、該蓋板にスリップオン形のケーブルヘッドCHが
取付けられている。ケーブルヘッドCHはケーブルCの
端部に取付けられたコネクタ43と該コネクタを抜き差
し自在に接続するレセプタクル44とからなり、レセプ
タクル44は蓋板42に内側から取付けられて該レセプ
タクルに外部からコネクタ43を接続し得るようになっ
ている。ケーブルヘッドCHのレセプタクル44の端子
は、相応する相の断路器DS2と計器用変成器LPTと
を接続する導体18につながる導体接続部45に接続導
体46を介して接続され、管状容器41内を平行に伸び
る各接続導体46に変流器CTが装着されている。
本実施例では、ケーブルヘッドCHを主容器の背面側で
水平方向から着脱するように構成されている。このよう
に構成しておくと、主容器の背面側には広いスペースを
確保することができるため、ケーブルヘッドの接続作業
を容易にすることができる。また地下に設けるケーブル
ピットP内にケーブルヘッドの着脱の為の作業空間を確
保する必要が無くなるので該ケーブルピットの深さを浅
くすることができる。
主容器1及び各補助容器25内にはSF6等の絶縁ガス
が充填されるが、このガスの圧力は通常は2kg/cm2
下の低い値に設定される。尚本発明においては主容器を
始め各容器が円筒状に形成されるので、各容器の強度を
高くすることができる。従って各容器内に充填するガス
の圧力を上記の値より高めて定格電圧を高めることもで
きる。
主容器1の前面側には直方体状のカバー容器60が取付
けられ、遮断器CBの端部に取付けられたカバー7、操
作器箱21及び22等、主容器1の前面側に取付けられ
た構成部材はすべてカバー容器60により覆われてい
る。第1図に示したようにカバー容器60の前面には開
閉自在な扉61及び62が設けられ、これらの扉を開く
ことにより操作器箱21及び22内の機器の点検、操作
等を行い得るようになっている。カバー容器60は装置
の前面の略全体を覆うように設けられ、装置を前面側か
ら見た場合に、装置全対があたかも直方体状を呈するよ
うに見えるように配慮されている。
上記の各部によりガス絶縁開閉装置GISが構成され、
主容器1と該主容器内に収納された機器とにより受電側
のユニットが構成され、第1及び第2の母線側断路器ユ
ニット23及び24により母線側ユニットが構成されて
いる。電気所に複数台のガス絶縁開閉装置GISが設置
される場合には、第1図に示すように複数台(図示の例
では2台)のガス絶縁開閉装置GISが横方向に並べて
配置され、隣接するGISの第1及び第2の母線側断路
器ユニット内の母線導体が相互に接続される。この場合
母線側断路器ユニット同志の接続は隣接するガス絶縁開
閉装置の補助容器を、母線導体を支持した絶縁スペーサ
31を介して相互に接続することにより行うので、隣接
するガス絶縁開閉装置相互間の間隔は極めて小さくする
ことができる。従って複数のガス絶縁開閉装置が近接配
置された列盤を構成することができ、外観を簡素にして
周囲環境との調和を容易に図ることができるだけでな
く、機器の点検の能率向上に寄与することができる。
上記実施例の装置の組立ては例えば以下に示す順序で行
うことができる。先ず主容器1の前面側の第5の開口部
105から該主容器内に計器用電圧変成器LPTを挿入
して固定する。次いで支持板112に支持された遮断器
CBを第1の開口部101から主容器内1に挿入し、支
持板112を第1の開口部101に取付ける。また断面
器DS2を支持した機器取付け板113を第5の開口部
105に取付ける。次に主容器1の背面側の開口部10
2乃至104をハンドホールとして遮断器CBと断路器
DS2との間の接続を行い、更に断路器DS2と計器用
電圧変成器LPTとの接続を行う。その後予め組立てた
第2の母線側断路器ユニット24を主容器1の背面側の
開口部103に取付け、開口部102をハンドホールと
して第2の母線側断路器ユニット24と遮断器CBとの
接続を行う。次いで第1の母線側断路器ユニット23を
主容器2の開口部102に取付ける。その後開口部10
4にケーブルヘッドユニット40を取付け、更に各操作
器箱及びカバー容器60を取付けて装置の組立てを終了
する。
上記のように構成すると、受電側ユニット(主容器)内
で事故が生じた場合には、母線側断路器ユニット23及
び24を停電させることなく、両母線側断路器ユニット
から主容器を切離して前方に引出すことができ、該主容
器内の点検修理を行うことができる。また母線側断路器
ユニット内で地絡事故等が生じた場合には、主容器を開
放することなく補助容器25のみを絶縁スペーサ26か
ら切離して母線側断路器ユニットの点検修理を行うこと
ができる。
ところでOFケーブル等が用いられる場合、通常ケーブ
ルヘッドの取付けはケーブル製造業者がケーブルの端末
を処理する際に行われ、ガス絶縁開閉装置の組立て現場
において組立て作業者がケーブルヘッドをケーブルから
外すことは許されない。上記実施例のように構成する
と、ケーブルヘッドCHをケーブルの端末に取付けた後
にケーブルヘッド容器の取付けを行い得るので、上記の
ようにケーブルヘッドの着脱が許容されない場合にも装
置の組立てを容易に行うことができる。すなわち、OF
ケーブル等が用いられる場合には、ケーブルの端末処理
を行ってケーブルヘッドCHを取付ける際に該ケーブル
ヘッドに予め蓋板46を取付けておき、管状容器41を
主容器1に取付けた後ケーブルヘッドを取付けた蓋板4
2を管状容器41の開口端に取付ける。
上記の実施例では、二重母線構成のガス絶縁開閉装置を
例にとったが、単母線構成のガス絶縁開閉装置にも同様
に本発明を適用することができる。単母線構成の場合に
は第2及び第3の開口部102及び103の一方に母線
側断路器ユニットを取付ける。
発明の効果 以上のように、本発明の装置は、主容器には受電側の機
器を取付け、母線側の機器を該主容器にガス区分した状
態で取付けたので、母線側または受電側で事故が生じた
ときに事故が生じていない側は運転を続けることがで
き、全体が停電状態になるのを防ぐことができる。また
遮断器を上方に引き抜くことにより取り外す構造にした
ので、遮断器を固定しているボルトを外した際に遮断器
に急に自重がかかって該遮断器が落下することがなく、
作業の安全性を高めることができる。更に本発明におい
ては、遮断器をその遮断部を下側に向けた状態で垂直に
配置するので、遮断部周辺の絶縁消弧媒体を上方に配置
されていて発熱が無い操作機構部側に速やかに移動させ
ることがでる。従って遮断器内での絶縁消弧媒体の対流
を促進して遮断器からの放熱を良好にすることができ、
温度上昇により遮断性能が低下するのを防ぐことができ
る。また本発明においては主容器の胴部に設けられた、
水平方向に開口する第2または第3の開口部に絶縁スペ
ーサを介して母線側断路器を取付けることにより絶縁ス
ペーサが垂直に配置されるようにしたので、該スペーサ
に塵が堆積して絶縁性能が低下するのを防ぐことができ
る。更に主容器を円筒状に構成することにより該主容器
の強度を高めたので、内圧の上昇による容器の変形を防
ぐことができ、信頼性の高い装置を得ることができる。
また主容器の強度を高くできるため主容器内のガス圧力
を高めることにより定格電圧を高くすることもできる。
更に本発明においては、主容器の胴部に第2及び第3の
開口部を設けてこれらの開口部のいずれにも母線側断路
器を取付け得るようにしたので、二重母線構成の開閉回
路を構成できるのは勿論、第2及び第3の開口部の一方
を用いることにより単母線構成の開閉回路をも構成でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を二重母線構成の開閉装置に適用した一
実施例の構成を示した正面図、第2図は第1図の右側面
を正面として同実施例を上方から見た上面図、第3図は
第1図のIII−III線断面図、第4図は同実施例の各相の
電気的な構成を示す単線結線図である。 1……主容器、101〜105……第1乃至第5の開口
部、23……第1の母線側断路器ユニット、24……第
2の母線側断路器ユニット、25……補助容器、26…
…絶縁スペーサ、40……ケーブルヘッドユニット、4
1……管状容器、CB……遮断器、D11,DS12……母
線側断路器、DS2……線路側断路器、CH……ケーブ
ルヘッド、ES1……接地装置、CT……変流器、LP
T……計器用電圧変成器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断部と該遮断部を操作する操作機構部と
    をハウジング内に収納して構成した遮断器と、前記遮断
    器の一方の端子に電気的に接続される少なくとも1組の
    母線側断路器と、前記遮断部の他方の端子に電気的に接
    続されるケーブルを引込むケーブルヘッドとを備えたガ
    ス絶縁開閉装置において、上方に開口する第1の開口部
    を上端部に有し上下方向に並ぶように設けられて水平方
    向に開口する第2乃至第4の開口部を胴部に有する略円
    筒状の主容器が設けられ、前記遮断器は前記主容器の第
    1の開口部から前記遮断部を下側に向けて該主容器内に
    垂直に挿入されて該第1の開口部を気密に閉じるように
    設けられた支持板に支持され、前記少なくとも1組の母
    線側断路器は補助容器内に収納されて前記主容器の胴部
    に設けられた最上方の第1の開口部または該第1の開口
    部の下方に設けられた第2の開口部に絶縁スペーサを介
    して取付けられ、また前記ケーブルヘッドは最下方に設
    けられた第4の開口部に取付けられていることを特徴と
    するガス絶縁開閉装置。
JP58238755A 1983-12-20 1983-12-20 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0620328B2 (ja)

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JP3314000B2 (ja) * 1997-04-01 2002-08-12 株式会社日立製作所 ガス絶縁開閉装置

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