JPH06200804A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH06200804A
JPH06200804A JP9767593A JP9767593A JPH06200804A JP H06200804 A JPH06200804 A JP H06200804A JP 9767593 A JP9767593 A JP 9767593A JP 9767593 A JP9767593 A JP 9767593A JP H06200804 A JPH06200804 A JP H06200804A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発燃料のパージ実行中においても空燃比の
学習を正確にできること。 【構成】 燃料タンク2に発生する蒸発燃料をキャニス
タ23に吸着し、このキャニスタ13に吸着した蒸発燃
料を空気と共にパージ弁16を介して内燃機関の吸気側
にパージさせるものであって、パージ弁16による通常
のパージ率制御中において、酸素センサ6により検出さ
れる空燃比フィードバック値を平均化処理し、この平均
化処理した値の理論空燃比1よりの偏差とパージ率とに
よりパージ弁16を通して内燃機関に吸入される蒸発燃
料の濃度を検出する。また、パージを開始してから所定
期間経過後、空燃比フィードバック値に応じて空燃比学
習値を更新して、RAM35に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料タンク内で発生する
蒸発燃料を内燃機関(エンジン)の吸気側に吸入させて
燃焼させるための内燃機関の空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を
キャニスタに蓄え、このキャニスタに蓄えられた蒸発燃
料を空気と共に内燃機関の吸気側に放出するさせて燃焼
させるものにおいて、キャニスタパージ量を一定値だけ
変化させ、その時の空燃比フィードバック値の変化量に
より、キャニスタより内燃機関の吸気側に吸入される蒸
発燃料の濃度を検出し、この濃度に応じて空燃比学習値
を補正するものがある(例えば、特開平2−13024
0号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のものでは、パージ開始初期には蒸発燃料の濃度が濃
く、学習すべき空燃比フィードバック値の変化量に対
し、蒸発燃料の影響による空燃比フィードバック値の変
化量の方が大きくなるとともに、パージ開始初期にはま
だ蒸発燃料の濃度も正確に検出しきれていないので、正
確な空燃比学習が十分にできないという問題がある。
【0004】そこで本発明は、濃度の濃い蒸発燃料の影
響を受けずにパージ制御中であっても良好に空燃比の学
習をすることを目的とする。さらに、燃料カット中であ
っても特定の運転状態ではパージ制御を継続させてパー
ジ効率を向上させることを別の目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】そのため本発明は、燃
料タンクに発生する蒸発燃料をキャニスタに蓄え、この
キャニスタに蓄えられた蒸発燃料を空気と共に放出通路
を介して内燃機関の吸気側に放出するようにした内燃機
関の空燃比制御装置であって、前記内燃機関の空燃比を
検出する空燃比検出手段と、この空燃比検出手段により
検出された空燃比に応じて内燃機関に供給される混合気
の空燃比をフィードバック制御する空燃比フィードバッ
ク手段と、前記キャニスタより前記放出通路を介して前
記内燃機関の吸気側に放出される蒸発燃料を含む空気の
パージ率を変化させる流量制御弁と、前記流量制御弁に
よるパージ率を機関状態に応じて制御するパージ率制御
手段と、空燃比学習値を格納する学習値格納手段と、前
記フィードバック手段による空燃比フィードバック値に
基づき前記空燃比学習値を更新する学習値更新手段と、
前記蒸発燃料の濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃
度検出手段により検出した蒸発燃料濃度と前記パージ率
制御手段によるパージ率とに応じて空燃比が所定値とな
るように燃料量を補正するパージ応動燃料量補正手段
と、前記流量制御弁によるパージが開始されてから所定
期間経過するまでは前記学習値の更新を禁止する学習禁
止手段とを備える内燃機関の空燃比制御装置を提供する
ものである。
【0006】また、前記パージ率制御手段によるパージ
率が小さいとき、及び内燃機関が加減速中のときの少な
くとも1つを検出し、前記パージ率が小さいときまたは
前記加減速中のときには前記濃度検出手段による濃度検
出を禁止する濃度検出禁止手段をさらに備えるようにし
てもよい。また、学習値格納手段として、内燃機関の複
数の運転領域に応じて空燃比の学習値を格納するように
し、前記空燃比フィードバック手段による空燃比フィー
ドバック実行中において前記パージ率を0にするととも
に前記偏差検出手段により検出した基準値よりの偏差が
所定値以下になるように燃料量を増減する一律学習用制
御手段と、この一律学習用制御手段による燃料量の増減
により前記偏差が所定値以下となったときの前記一律学
習用制御手段の燃料増減量に基づいて前記学習値格納手
段のすべての領域の学習値を更新する一律学習値更新手
段と、この一律学習値更新手段による学習値更新後に前
記パージ率制御手段によるパージ率制御の開始を許可す
るパージ開始許可手段と、前記パージ開始許可手段によ
り前記パージ率制御手段によるパージ率制御の開始が許
可されている状態において前記空燃比フィードバック制
御手段による空燃比フィードバック値に基づいて前記学
習値格納手段の学習値を各領域別に更新する領域別学習
値更新手段とをさらに備える構成としてもよい。
【0007】また、前記濃度検出手段による濃度検出中
か、前記濃度検出手段による濃度検出値が安定している
かの少なくとも1つを判別し、前記濃度検出中でない、
または前記濃度検出値が安定していると判断すると前記
領域別学習値更新手段による学習値の更新を許可する学
習条件判断手段をさらに備えるようにしてもよい。ま
た、内燃機関の燃料カット状態を検出する燃料カット状
態検出手段と、この燃料カット状態検出手段により前記
燃料カット状態であると検出しいてる時に前記流量制御
弁によるパージが可能な運転状態であるか判断し、パー
ジ可能な運転状態であると判断すると前記燃料カット中
においても前記流量制御弁によるパージを制御する燃料
カット時パージ率制御手段とをさらに備えるようにして
もよい。
【0008】さらに、前記燃料カット時パージ率制御手
段は、前記内燃機関の温度が所定値以上か、前記流量制
御弁によるパージが開始されてからの経過期間が所定値
以上か、前記濃度検出手段による濃度検出値が所定値以
下かの少なくとも1つを判別する運転状態判別手段と、
この運転状態判別手段により前記内燃機関の温度が所定
値以上、前記流量制御弁によるパージが開始されてから
の経過期間が所定値以上、前記濃度検出値が所定値以下
のいずれかが判別されたときに前記パージが可能な運転
状態であると判断する手段を含むようにしてもよい。
【0009】
【作用】これより、空燃比フィードバック手段による空
燃比フィードバック値に基づき学習値格納手段の空燃比
学習値を空燃比学習値更新手段により更新する。また、
濃度検出手段によって蒸発燃料の濃度を検出し、検出し
た蒸発燃料濃度とパージ率制御手段によるパージ率とに
応じて空燃比が所定値となるようにパージ応動燃料量補
正手段によって燃料量を補正する。そして、流量制御弁
によるパージが開始されてから所定期間経過していない
ときには、学習禁止手段により空燃比学習値の更新を禁
止する。
【0010】さらに、燃料カット状態検出手段により燃
料カット状態であると検出しいてる時に流量制御弁によ
るパージが可能な運転状態であるかを燃料カット時パー
ジ率制御手段により判断し、パージ可能な運転状態であ
ると判断すると前記燃料カット中においても流量制御弁
によるパージを制御することもできる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、車両には多気筒
エンジン1が搭載され、このエンジン1には吸気管2と
排気管3とが接続されている。吸気管2の内端部には電
磁式のインジェクタ4が設けられるとともに、その上流
側にはスロットル弁5が設けられている。さらに、排気
管3には空燃比検出手段としての酸素センサ6が設けら
れ、同センサ6は排気ガス中の酸素濃度に応じた電圧信
号を出力する。
【0012】前記インジェクタ4に燃料を供給する燃料
供給系統は、燃料タンク7、燃料ポンプ8、燃料フィル
タ9及び調圧弁10を有している。そして、燃料タンク
7内の燃料(ガソリン)が燃料ポンプ8にて燃料フィル
タ9を介して各気筒のインジェクタ4へ圧送されるとと
もに、調圧弁10にて各インジェクタ4に供給される燃
料が所定圧力に調整される。
【0013】燃料タンク7の上部から延びるパージ管1
1は吸気管2のサージタンク12と連通され、そのパー
ジ管11の途中には、燃料タンクに発生する蒸発燃料を
吸着する吸着材としての活性炭を収納したキャニスタ1
3が配設されている。又、キャニスタ13には外気を導
入するための大気開放孔14が設けられている。パージ
管11はキャニスタ13よりもサージタンク12側を放
出通路15とし、この放出通路15の途中に可変流量電
磁弁16(以下、パージソレノイド弁という)が設けら
れている。このパージソレノイド弁16は、スプリング
(図示略)により常に弁体17がシート部18を閉じる
方向に付勢されているが、コイル19を励磁することに
より弁体17がシート部18を開くようになっている。
従って、パージソレノイド弁16のコイル19の消磁に
より放出通路15が閉じ、コイル19の励磁により放出
通路15が開くようになっている。このパージソレノイ
ド弁16はパルス幅変調に基づくデューティ比制御によ
り後述するCPU21によって開度調節される。
【0014】従って、このパージソレノイド弁16にC
PU21から制御信号を供給し、キャニスタ13がエン
ジン1の吸気管2に連通されるようにしてやれば、大気
中から新しい空気Qaが導入され、これがキャニスタ1
3内を換気してエンジン1の吸気管2からシリンダ内に
送り込まれ、キャニスタパージが行われ、キャニスタ1
3の吸着機能の回復が得られることになるのである。そ
して、このときの新気Qaの導入量Qp(l/min
は、CPU21からパージソレノイド弁16に供給され
るパルス信号のデューティを変えることにより調節され
る。図2は、このときのパージ量の特性図で、吸気管内
の負圧が一定の場合でのパージソレノイド弁16のデュ
ーティとパージ量との関係を示しており、この図から、
パージソレノイドを0%から増加させてゆくにつれて、
ほぼ直線的にパージ量、すなわちキャニスタ13を介し
てエンジン1に吸い込まれる空気の量が増加してゆくこ
とが判る。
【0015】CPU21はスロットル弁5の開度を検出
するスロットルセンサ5aからのスロットル開度信号
と、エンジン1の回転数を検出する回転数センサ(図示
略)からのエンジン回転数信号と、スロットル弁5を通
過した吸入空気の圧力を検出する吸気圧センサ5bから
の吸気圧信号(吸入空気量センサからの吸入空気量信号
でもよい)と、エンジン冷却水の温度を検出する水温セ
ンサ5cからの冷却水温信号と、吸入空気温度を検出す
る吸気温センサ(図示略)からの吸気温信号とを入力す
る。
【0016】又、CPU21は前記酸素センサ6からの
信号(電圧信号)を入力し、混合気のリッチ・リーン判
定を行う。そして、CPU21はリッチからリーンに反
転した場合及びリーンからリッチに反転した場合は燃料
噴射量を増減すべく、フィードバック補正係数を階段状
に変化(スキップ)させるとともに、リッチ又はリーン
のときにはフィードバック補正係数を徐々に増減させる
ようになっている。尚、このフィードバック制御はエン
ジン冷却水温が低いとき、及び高負荷・高回転走行時に
は行わない。又、CPU21はエンジン回転数と吸気圧
により基本噴射時間を求め、基本噴射時間に対しフィー
ドバック補正係数等による補正を行って最終噴射時間T
AUを求め、前記インジェクタ4による所定の噴射タイ
ミングでの燃料噴射を行わせる。
【0017】ROM34は、エンジン全体の動作を制御
するためのプログラムやマップを格納している。RAM
35は各種のデータ、例えば前記スロットル弁5の開
度、エンジン回転数等の検出データ等を一時的に記憶す
る。そして、CPU21はROM34内のプログラムに
基づいてエンジンの動作を制御する。図3は、全開パー
ジ率マップを示したもので、エンジン回転数Neと負荷
(今回は吸気管圧力、その他に吸入空気量やスロットル
開度でもよい)により決定される。このマップは、吸気
管2を通してエンジン1に流入する全空気量に対するパ
ージソレノイド弁16のデューティ100%時に放出路
15を通して流れる空気量の比を示しており、ROM3
4内に記憶されている。
【0018】本システムは、空燃比フィードバック(F
AF)制御、パージ率制御、蒸発燃料(エバポ)濃度検
出、燃料噴射量制御、空燃比学習制御およびパージソレ
ノイド弁制御を操作して行われる。以下、実施例の動作
について、各制御毎に説明する。 空燃比フィードバック制御 空燃比フィードバック制御を図4に従って説明する。こ
の空燃比フィードバック制御は約4ms毎にCPU21
のベースルーチンで実行されるものである。
【0019】第1にステップS40でフィードバック
(F/B)制御可能か判断する。このF/B条件として
は、主に以下示す条件をすべて満足した場合である。
(1)始動時でない。(2)燃料カット中でない。
(3)冷却水温(THW)≧40℃である。(4)TA
U>TAUmin である。(5)酸素センサ活性状態であ
る。
【0020】条件成立ならば、ステップS42へ進んで
酸素センサ出力と所定判定レベルとを比較し、それぞれ
遅れ時間(H・Imsec)を持って空燃比フラグXOXR
を操作する。例えば、XOXR=1のときリッチ、XO
XR=0のときリーンとする。次にステップS43へ進
んでこのXOXRに基づき、FAFの値を操作する。す
なわち、XOXRが変化(0→1),(1→0)した
時、FAFの値を所定量スキップさせ、XOXRが1ま
たは0を継続中は、FAF値の積分制御を行う。そし
て、次のステップS44へ進んでFAF値の上下限チェ
ックをした後、ステップS45へ進んで決定したFAF
値を基にしてスキップ毎、又は所定時間毎になまし(平
均化)処理を行い、なまし値FAFAVを求める。な
お、ステップS40においてF/B制御が成立しない時
はステップS46へ進んでFAFの値を1.0とする。
【0021】パージ率制御 パージ率制御のメインルーチンを図5に示す。このルー
チンも約4ms毎にCPU21のベースルーチンで実行さ
れるものである。ステップS501でパージ制御可能か
判断する。このパージ制御可能条件としては、主に以下
に示す条件をすべて満足した場合である。
【0022】(1)始動時でない。(2)冷却水温(T
HW)≧50℃である。(3)TAU>TAUmin であ
る。(4)酸素センサ6が活性状態である。次のステッ
プS503で一律ずれ検出が終了したかを後述する図1
3の一律ずれ検出終了フラグXICHIが1かで判断
し、一律ずれ検出が終了していると判断するとステップ
S504で燃料カット中か否かを判断し、燃料カット中
の時、ステップS505へ進んで燃料カット時パージ率
(PGR)制御を行う。また、ステップS504で燃料
カット中でないと判断した時、ステップS506へ進ん
で通常パージ率制御を行った後、パージ率制御を実行さ
せるためステップS507でパージ未実施フラグXIP
GRを0にする。なお、ステップS501,S503で
パージ率条件が成立していない時、ステップS512へ
進んでパージ率を0とした後、ステップS513へ進ん
で、パージ未実施フラグXIPGRを1とする。
【0023】図5のステップS506における通常パー
ジ率制御サブルーチンを図6に示す。まず、ステップS
601でFAF値(または、FAFなまし値)が基準値
1.0に対して3領域(,,)の内どの領域にあ
るか検出する。ここで、図7の(a)で示すごとく領域
は1.0±F%以内、領域は1.0±F%以上離れ
±G%(ただし、F<G)以内にいる時、領域は1.
0±G%以上にいる時を示す。
【0024】領域ならステップS602へ進んでパー
ジ率(PGR)を所定値D%ずつ増加させる。領域の
時はステップS603へ進んでPGRの増減なし。領域
の時はステップS604へ進んでPGRを所定値E%
ずつ減少させる。ここで、所定値D,Eは図7の(b)
で示すごとくエバポ濃度(FGPG)に応じて変化させ
るのが好ましい。そして、次のステップS605でPG
Rの上下限チェックを行う。ここで、上限値は、図7の
(c)で示すパージ開始時間、図7の(d)で示す水
温、図7の(e)で示す運転条件(全開パージ率マッ
プ)等の各種条件の内1番小さい値とする。
【0025】図5のステップS505における燃料カッ
ト時PGR制御サブルーチンを図8に示す。まず、ステ
ップS801で燃料カット中であってもパージ可能な運
転状態であるか判断する。このパージ可能な運転状態と
しては、排気ガス温度またはエンジンオイル温度など
を検出して得られる内燃機関温度が所定値以上で、燃料
カット中においてパージしても、排気管経路中の排気浄
化用触媒(図示せぬ)によって、パージされた蒸発燃料
を浄化することが可能なとき、パージソレノイド弁1
6によるパージが開始されてから充分大きな時間または
回転回数内燃機関の運転が継続されていてパージされる
エバポ濃度が充分小さくなっていると思われる期間が経
過していると判断したときの少なくとも一つを判断する
ものであればよい。そして、ステップS801でパージ
可能な運転状態でないと判断されるとステップS802
へ進んでパージ停止フラグXFGFCを1にした後、ス
テップS803へ進んでPGRを0にする。
【0026】また、ステップS801でパージ可能な運
転状態であると判断されるとステップS804へ進んで
パージ補正係数Rを演算する。このステップS804に
おいては、図9の(a)に示すごとくエバポ濃度FGP
Gに応じて、エバポ濃度が濃くなる程小さな値になるよ
うにあらかじめ設定されているパージ補正係数Rをテー
ブルルックアップして求めるものである。または図9の
(b)に示すごとく排気ガス温度またはエンジンオイル
温度などの内燃機関温度に応じて、温度が高くなる程大
きな値になるようにあらじめ設定されているパージ補正
係数Rをテーブルルックアップして求めるものである。
【0027】なお、パージ補正係数演算ステップS80
4にて図9の(a)、(b)に示すようにエバポ濃度が
所定値以上になるか、内燃機関温度が所定値以下になる
とパージ補正係数Rを0に設定するようにした場合には
このステップにてパージ可能領域をも判別していること
になるので、ステップS801は省略することもでき
る。そして、次のステップS805で図6の通常PGR
制御サブルーチンにて以前に求められているパージ率P
GRにパージ補正係数Rを乗算した後、ステップS80
6へと進み、パージ停止フラグXFGFCを0にする。
【0028】エバポ濃度検出 CPU21のベースルーチンで約4ms毎に実行されるエ
バポ濃度検出のメインルーチンを図10に示す。まず、
ステップS101でパージ制御が開始されていてパージ
未実施フラグXIPGRが1でないとステップS102
へ進み、フラグXIPGRが1であってパージ制御が未
だ開始されていない場合には、ステップS103へ進ん
でエバポ濃度FGPGを基準値の1.0にして終了す
る。また、ステップS102では加減速中か否かを判断
する。ここで、加減速中か否かの判断は、アイドルスイ
ッチ、スロットル弁開度変化、吸気管圧力変化、車速等
を検出することにより一般的によく知られている方法で
行えばよい。
【0029】そして、ステップS102で加速中である
と判断されるとそのまま終了し、加速中でないと判断さ
れるとステップS104へ進んで、初回濃度検出終了フ
ラグXNFGPGが1か判断し、1の時には次のステッ
プS105へ進み、1でない時にはステップS105を
バイパスしてステップS106へ進む。なお、この初回
濃度検出終了フラグXNFGPGはキースイッチの投入
時に0に初期設定されるようにすればよい。そして、初
回濃度検出が終了していない時にはステップS105で
パージ率PGRが所定値(β%)以上かを判断し、以上
でない時にはそのまま終了し、以上の時には次のステッ
プS106へ進む。
【0030】このステップS106では図4のステップ
S45で求めたFAFAVの基準値1よりの偏差の絶対
値が所定値(ω%)以上かを判断し、以上でない時には
そのまま終了し、以上の時には次のステップS108へ
進んで、エバポ濃度を検出する。このステップS108
ではFAFAVの基準値1よりの偏差をPGRで除算し
たものを前回のエバポ濃度FGPGに加算して今回のエ
バポ濃度FGPGを求める。従って、この実施例におけ
るエバポ濃度FGPGの値は、放出通路15中のエバポ
濃度が0(空気が100%)のとき1となり、放出通路
15中のエバポ濃度が濃くなる程、1より小さな値に設
定されるものである。ここで、図10のステップS10
8においてFAFAVと1とを入れ替えて、FGPGの
値がエバポ濃度が濃くなる程、1より大きな値に設定さ
れるようにしてエバポ濃度を求めるようにしてもよい。
【0031】そして、次のステップS109で初回濃度
検出終了フラグXNFGPGが1か判断し、1でない時
には次のステップS110へ進み、1の時にはステップ
110,S111をバイパスしてステップS112へ進
む。そして、ステップS110ではエバポ濃度FGPG
の前回検出値と今回検出値との変化が所定値(θ%)以
下が3回以上継続してエバポ濃度が安定したかを判断
し、エバポ濃度が安定すると次のステップS111へ進
んで、初回濃度検出終了フラグXNFGPGを1にした
後、次のステップS112へ進む。また、ステップS1
10でエバポ濃度が安定していないと判断するとステッ
プS112へ進む。このステップS112では今回エバ
ポ濃度FGPGを平均化のために所定なまし(例えば、
1/64なまし)演算し、エバポ濃度平均値FGPGA
Vを求める。
【0032】燃料噴射量制御 CPU21のベースルーチンで約4ms毎に実行される燃
料噴射量制御を図11に示す。まず、ステップS151
でROM34にマップとして、格納されているデータに
基づき、エンジン回転数と負荷(例えば、吸気管内圧
力)により基本燃料噴射量(TP)を求め、次のステッ
プS152で各種基本補正(冷却水温、始動後、吸気温
等)を行う。次に、ステップS153で後述する図13
の一律制御燃料補正係数KOFを反映させた後ステップ
S154へ進む。このステップS154ではエバポ濃度
平均値FGPGAVにパージ率PGRを乗算してパージ
補正係数FPGを求めた後、次のステップS156でF
AF,FPG,各エンジン運転領域毎に持つ空燃比学習
値(KGj)を、
【0033】
【数1】1+(FAF−1)+(KGj−1)+FPG の演算により補正係数として求めて、燃料噴射量TAU
に反映させる。 パージソレノイド弁制御 CPU21により100ms毎の時間割込みにより実行さ
れるパージソレノイド弁制御ルーチンを図12に示す。
ステップS161でパージ未実施フラグXIPGRが1
またはステップS162でパージ停止フラグXFGFC
が1の時には、ステップS163へ進んでパージソレノ
イド弁16のDutyを0とする。それ以外ならば、ス
テップS164へ進んで、パージソレノイド弁16の駆
動周期を100msとすると、
【0034】
【数2】Duty=(PGR/PGRfo)×(100ms
−PV )×PPa+PV の演算式でパージソレノイド弁16のDutyを求め
る。ここで、PGRは図6,図8で求められたパージ
率、PGRfoはパージソレノイド弁16が全開時におけ
る各運転状態でのパージ率(図3参照)、PV はバッテ
リ電圧の変動に対する電圧補正値、PPaは大気圧の変動
に対する大気圧補正値である。
【0035】空燃比学習制御 次に、FAF値がスキップするごとに実行される空燃比
学習制御ルーチンを図13に示す。まず、ステップS1
31で一律ずれ検出終了フラグXICHIが1か否かを
判断し、1の時にはステップS132へ進んで、一律制
御燃料補正係数KOFを基準値1に設定する。ここで、
一律ずれ検出終了フラグXICHIはキースイッチが投
入されるときに0に初期設定されるようにすればよい。
また、ステップS131で一律ずれ検出終了フラグXI
CHIが1でないと判断すると、ステップS133へ進
んで一律ずれ検出可能か判断する。
【0036】ここで、このステップS133では空燃比
フィードバック中、冷却水温THWが50℃以上、始動
後増量が0、暖機増量が0、バッテリ電圧が11.5V
以上の基本条件をすべて満足したとき一律ずれ検出可能
と判断してステップS134に進み、これらの条件を1
つでも満足しない時にはそのまま終了する。そして、ス
テップS134ではFAFAVの基準値1よりの偏差が
所定値(a%)以下かを判断し、以下でない時にはステ
ップS135へ進んで一律制御燃料補正係数KOFを、
前回の一律制御燃料補正係数KOFに対して基準値1よ
りのFAF値のずれに応じて所定量bずつ増減補正した
後ステップS136へ進む。
【0037】また、一律制御燃料補正係数KOFのステ
ップS135での増減の結果、図4での空燃比フィード
バック制御によりステップS134でFAFAVの基準
値1よりの偏差が所定値(a%)以下になったと判断す
ると、ステップS137へ進んで、FAF値が3回以上
スキップしたか判断し、3回以上スキップしていないと
きにはそのまま終了し、3回以上スキップした時には次
のステップS138へ進んで、一律ずれ検出終了フラグ
XICHIを1にした後、ステップS139へ進んでそ
の時の運転領域をチェックした後ステップS136へ進
む。
【0038】このステップS136では一律ずれ検出終
了フラグXICHIが0から1に変化したかを判断し、
変化してなければそのまま終了し、変化していればステ
ップS140へ進んで一律制御燃料補正係数KOFの基
準値1からの偏差分だけ各領域の空燃比学習値KG0
KG7 を更新後、一律制御燃料補正係数KOFを基準値
1に戻す。ここで、各領域の空燃比学習値KG0 〜KG
7 の更新量は、ステップS139での領域チェック時の
領域を中心にしてあらかじめ設定した値ずつ変えるよう
にしてもよい。また、ステップS140,ステップS1
32の終了後はステップS141へ進んで領域別学習値
更新を実行する。
【0039】次に、図13のステップS141の領域別
学習値更新サブルーチンを図14に示す。まず、ステッ
プS1701で初回濃度検出終了フラグXNFGPGが
1か判断し、1でないときにはそのまま終了し、1のと
きには次のステップS1702へ進んで、空燃比フィー
ドバック中、冷却水温THWが80℃以上、始動後増量
が0、暖機増量が0、現在の運転領域に入ってからFA
F値が5回以上スキップした、バッテリ電圧が11.5
V以上の基本条件をすべて満足したことをステップS1
702で判断し、基本条件を1つでも満足しない時には
そのまま終了し、すべて満足した時には次のステップS
1716へ進む。
【0040】このステップS1716では、パージソレ
ノイド弁16によるパージが開始されてから十分大きな
時間または回転回数内燃機関の運転が継続されていて、
パージされるエバポ濃度が十分小さくなっていると思わ
れる期間Xt(例えば60秒)が経過しているか判断
し、経過していない時にはそのまま終了し、経過してい
る時には領域別の学習制御を行う。
【0041】学習制御はステップS1703でFAFA
Vの値を読み込んだ後、ステップS1705でのアイド
ルか否かの判断結果によりアイドル時KG0 (ステップ
S1708)と走行時(ステップS1710)に分けて
行われ、走行時は負荷(例えば吸気管内圧力)により所
定数(例えば7つ)の領域KG1 〜KG7 に分かれて行
われる。また、ステップS1706,S1709で所定
エンジン回転数以内にある時(アイドル時は600〜1
000rpm 、走行時は1000〜3200rpm)のみ、
学習値を更新するようになっている。さらにアイドル時
はステップS1707により吸気管圧力PMが173m
mHg以上のときに学習値が更新される。
【0042】各領域の学習値KG0 〜KG7 の更新方法
は、FAFのなまし値FAFAVと基準値1.0との差
が所定値(例えば2%)より大きい時、その領域の学習
値KG0 〜KG7 を所定値(K%,L%)ずつ増減する
ことによりなされる(ステップS1711〜S171
4)。最後に、KGjの上下限チェックを行う(ステッ
プS1715)。ここで、KGjの上限値は例えば1.
2に、下限値は0.8に設定され、またこの上下限値は
エンジン運転領域毎に設定することもできる。なお、各
領域の学習値KG0 〜KG7 はキースイッチを切った後
も記憶値を保持するように電源バックアップされたRA
M35(学習値格納手段)に格納されていることは勿論
である。
【0043】以上説明した実施例のタイムチャートを図
15に示す。(a)は一律制御燃料補正係数KOFを示
し、(b)はパージ率PGRを示し、(c)は検出エバ
ポ濃度値FGPG及びそのなまし値FGPGAVを示
し、(d)は燃料減量補正係数FPGを示し、(e)は
FAF値を示す。そして、まず、空燃比フィードバック
中でパージ率を0とした状態において、一律制御燃料補
正係数KOFを増減させて空燃比の一律ずれを検出する
ことにより全ての領域の空燃比学習値を更新した後、パ
ージ率制御を開始して初回のエバポ濃度検出をし、その
後、エバポ濃度の更新をしつつ、パージ制御に応じた燃
料減量補正係数FPGを反映させて、エバポ濃度FGP
Gが安定し、かつパージが開始されてから十分大きな期
間が経過した後、各領域の空燃比学習値を個別に更新す
るものである。
【0044】また、上述した実施例においては、一律制
御燃料補正係数KOFを増減させて空燃比の一律ずれを
検出することにより各領域の空燃比学習値を更新するよ
うにしたが、この各領域の空燃比学習値とは別に全域一
律学習値をRAMに格納するようにし、一律制御燃料補
正係数KOFを増減させて空燃比の一律ずれを検出する
ことにより単一の全域一律学習値を更新するようにして
もよい。
【0045】なお、上述した実施例においては、図14
のステップS1716において、パージソレノイド弁1
6によるパージ開始から、時間または機関回転回数が所
定値以上経過すると領域別の学習制御が開始されるよう
にしたが、パージソレノイド弁16によるパージが開始
されてから、放出通路15を介して内燃機関の吸気通路
側に放出されるエバポのパージ流量を積算し、この積算
されたパージ流量が所定値以上になると領域別の学習を
開始するようにすれば、より良好に空燃比の学習を行う
ことができる。
【0046】この場合のパージ流量の積算を実行する実
施例を図16において説明する。図16は図12のパー
ジソレノイド弁制御ルーチンにおいて、ステップS16
1でXIPGRが1であると判断された時に、パージ流
量の積算値PFIを0にリセットするステップS165
を追加し、さらに、ステップS164の後に、燃料噴射
量TAUと機関速度NEとパージ率PGRとを乗算し
て、放出通路15を介して内燃機関の吸気通路側に放出
されるパージ流量PFを求めるステップS166を追加
すると共に、ステップS166の後に、パージ流量PF
を積算して積算パージ流量PFIを求めるステップS1
67を追加したものである。
【0047】そして、図14のステップS1716の代
わりに、図17に示すごとく、積算パージ流量PFIを
所定値PFItと比較し、積算パージ流量PFIが所定
値PFIt以下の場合には領域別の学習を実行しないで
終了し、積算パージ流量PFIが所定値PFItより大
きい場合には、パージが開始されてからエバポのパージ
実行期間が、エバポ濃度が十分小さくなっている所定の
積算パージ流量分以上、経過したとして領域別の学習制
御を実行するようにする。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、空
燃比フィードバック手段による空燃比フィードバック値
に基づき学習値格納手段の空燃比学習値を空燃比学習値
更新手段により更新すると共に、濃度検出手段によって
蒸発燃料の濃度を検出し、検出した蒸発燃料濃度とパー
ジ率制御手段によるパージ率とに応じて空燃比が所定値
となるようにパージ応動燃料量補正手段によって燃料量
を補正し、さらに、流量制御弁によるパージが開始され
てから所定期間経過していないときには、学習禁止手段
により空燃比学習値の更新を禁止するから、濃度の濃い
蒸発燃料の影響を受けずにパージ制御中であっても良好
に空燃比の学習をすることができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】上記実施例におけるパージソレノイド弁の特性
図である。
【図3】上記実施例における全開パージ率マップであ
る。
【図4】上記実施例における空燃比フィードバック制御
のフローチャートである。
【図5】上記実施例におけるパージ率制御のフローチャ
ートである。
【図6】上記実施例における通常パージ率制御サブルー
チンのフローチャートである。
【図7】(a)〜(e)は上記実施例における通常パー
ジ率制御サブルーチンに用いられる各種特性図である。
【図8】上記実施例における燃料カット時パージ率制御
サブルーチンのフローチャートである。
【図9】(a),(b)は上記実施例における燃料カッ
ト時パージ率制御サブルーチンに用いられる各種特性図
である。
【図10】上記実施例におけるエバポ濃度検出のフロー
チャートである。
【図11】上記実施例における燃料噴射量制御のフロー
チャートである。
【図12】上記実施例におけるパージソレノイド弁制御
のフローチャートである。
【図13】上記実施例における空燃比学習制御のフロー
チャートである。
【図14】上記実施例における領域別学習値更新サブル
ーチンのフローチャートである。
【図15】上記実施例における各部波形を示すタイムチ
ャートである。
【図16】パージソレノイド弁制御の他の実施例を示す
フローチャートである。
【図17】図14の他の実施例における要部のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 多気筒エンジン 2 吸気管 5 スロットル弁 5a スロットルセンサ 5b 吸気圧センサ 6 酸素センサ 7 燃料タンク 13 キャニスタ 15 放出通路 16 パージソレノイド弁 21 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 312 Q 7536−3G 340 D 7536−3G 358 Z 7536−3G 364 K 7536−3G F02M 25/08 301 J 7314−3G (72)発明者 森川 潤也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクに発生する蒸発燃料をキャニ
    スタに蓄え、このキャニスタに蓄えられた蒸発燃料を空
    気と共に放出通路を介して内燃機関の吸気側に放出する
    ようにした内燃機関の空燃比制御装置であって、 前記内燃機関の空燃比を検出する空燃比検出手段と、 この空燃比検出手段により検出された空燃比に応じて内
    燃機関に供給される混合気の空燃比をフィードバック制
    御する空燃比フィードバック手段と、 前記キャニスタより前記放出通路を介して前記内燃機関
    の吸気側に放出される蒸発燃料を含む空気のパージ率を
    変化させる流量制御弁と、 前記流量制御弁によるパージ率を機関状態に応じて制御
    するパージ率制御手段と、 空燃比学習値を格納する学習値格納手段と、 前記フィードバック手段による空燃比フィードバック値
    に基づき前記空燃比学習値を更新する学習値更新手段
    と、 前記蒸発燃料の濃度を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段により検出した蒸発燃料濃度と前記パ
    ージ率制御手段によるパージ率とに応じて空燃比が所定
    値となるように燃料量を補正するパージ応動燃料量補正
    手段と、 前記流量制御弁によるパージが開始されてから所定期間
    経過するまでは前記学習値の更新を禁止する学習禁止手
    段とを備える内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記パージ率制御手段によるパージ率が
    小さいとき、及び内燃機関が加減速中のときの少なくと
    も1つを検出し、前記パージ率が小さいときまたは前記
    加減速中のときには前記濃度検出手段による濃度検出を
    禁止する濃度検出禁止手段をさらに備える請求項1記載
    の内燃機関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 前記空燃比フィードバック手段による空
    燃比のフィードバック値を平均化処理する平均化手段
    と、 前記パージ率制御手段によりパージ率を制御していると
    きの前記平均化手段の出力の基準値よりの偏差を検出す
    る偏差検出手段とをさらに備え、 前記濃度検出手段は、前記偏差検出手段により検出した
    基準値よりの偏差と前記パージ率制御手段のパージ率と
    により前記蒸発燃料の濃度を検出する手段を含む請求項
    1または2記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 前記学習値格納手段は、内燃機関の複数
    の運転領域に応じて空燃比の学習値を格納するものであ
    り、 前記空燃比フィードバック手段による空燃比フィードバ
    ック実行中において前記パージ率を0にするとともに前
    記偏差検出手段により検出した基準値よりの偏差が所定
    値以下になるように燃料量を増減する一律学習用制御手
    段と、 この一律学習用制御手段による燃料量の増減により前記
    偏差が所定値以下となったときの前記一律学習用制御手
    段の燃料増減量に基づいて前記学習値格納手段のすべて
    の領域の学習値を更新する一律学習値更新手段と、 この一律学習値更新手段による学習値更新後に前記パー
    ジ率制御手段によるパージ率制御の開始を許可するパー
    ジ開始許可手段と、 前記パージ開始許可手段により前記パージ率制御手段に
    よるパージ率制御の開始が許可されている状態において
    前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィー
    ドバック値に基づいて前記学習値格納手段の学習値を各
    領域別に更新する領域別学習値更新手段とをさらに備え
    る請求項3記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度検出手段による初期濃度検出中
    か、前記濃度検出手段による濃度検出値が安定している
    かの少なくとも1つを判別し、前記初期濃度検出中でな
    い、または前記濃度検出値が安定していると判断すると
    前記領域別学習値更新手段による学習値の更新を許可す
    る学習条件判断手段をさらに備える請求項4記載の内燃
    機関の空燃比制御装置。
  6. 【請求項6】 内燃機関の燃料カット状態を検出する燃
    料カット状態検出手段と、 この燃料カット状態検出手段により前記燃料カット状態
    であると検出しいてる時に前記流量制御弁によるパージ
    が可能な運転状態であるか判断し、パージ可能な運転状
    態であると判断すると前記燃料カット中においても前記
    流量制御弁によるパージを制御する燃料カット時パージ
    率制御手段とをさらに備える請求項1〜5のいずれかに
    記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  7. 【請求項7】 前記燃料カット時パージ率制御手段は、
    前記内燃機関の温度が所定値以上か、前記流量制御弁に
    よるパージが開始されてからの経過期間が所定値以上
    か、前記濃度検出手段による濃度検出値が所定値以下か
    の少なくとも1つを判別する運転状態判別手段と、この
    運転状態判別手段により前記内燃機関の温度が所定値以
    上、前記流量制御弁によるパージが開始されてからの経
    過期間が所定値以上、前記濃度検出値が所定値以下のい
    ずれかが判別されたときに前記パージが可能な運転状態
    であると判断する手段を含むものである請求項6記載の
    内燃機関の空燃比制御装置。
  8. 【請求項8】 前記燃料カット時パージ率制御手段は、
    前記運転状態判別手段により判別された前記機関温度ま
    たは前記濃度検出値に応じて前記流量制御弁による前記
    パージ率を変化させる手段を含むものである請求項7記
    載の内燃機関の空燃比制御装置。
  9. 【請求項9】 前記パージ応動燃料補正手段は、前記濃
    度検出手段により検出された蒸発燃料の濃度をなます手
    段と、このなまされた蒸発燃料濃度と前記パージ率とに
    応じて空燃比が所定値となるように燃料量を補正する手
    段とを含む請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の
    空燃比制御装置。
  10. 【請求項10】 前記学習禁止手段は、前記流量制御弁
    によるパージが開始されてからの、前記放出通路を介し
    て前記内燃機関の吸気通路側に放出される蒸発燃料のパ
    ージ流量を積算する積算手段と、この積算手段により積
    算された蒸発燃料のパージ流量が所定値以上になると前
    記学習値の更新の禁止を解除する手段とを含む請求項1
    〜9のいずれかに記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0610736A (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 Nippondenso Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
US5909727A (en) * 1997-06-04 1999-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Evaporated fuel treatment device of an engine
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