JPH06199242A - 押しグリップを備えたプラットホーム付き台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 労働力投下量の改善を考慮しながら、製造を
一層経済的にし、しかも使用を一層安全にする。 【構成】 Ｕ字形押しグリップ３が、それぞれグリップ
端部５で終わる２つの押しロッド４によって形成されて
おり、該押しロッドが、横方向ロッド６によって互いに
結合されてＵ字形押しグリップ３を形成しており、前記
横方向ロッド６が、前記グリップ端部５に相当する間隔
をおいて前記押しロッド４の端部から遠ざけられて配置
されており、前記グリップ端部５が、開いた、ほぼ真直
な２つの押しエレメントを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プラットホームに固定
されたＵ字形押しグリップを備えたプラットホーム付き
台車であって、プラットホームがその下面に台脚ホイー
ル対と、特に追従操向可能な少なくとも１つの操向ロー
ラとを備えている形式のものに関する。

【０００２】

【従来の技術】押しグリップを備えたプラットホーム付
き台車は、たとえば工場運輸組織において充分に知られ
ている。プラットホーム付き台車は、運搬したい積み荷
を収容する積載プラットホームを有しており、このプラ
ットホームの下には、一般に２つのホイール対が配置さ
れている。これらのホイール対のうち、通常では押しグ
リップとは反対の側に配置されたホイール対が、台脚ロ
ーラによって形成され、押しグリップ寄りの側に配置さ
れたホイール対が、旋回可能で一般に追従する操向ロー
ラによって形成される。これによって、たしかに操向力
は低く保持され得るが、しかし操縦性は著しく制限され
てしまう。この欠点は、狭い通路を備えた特にスペース
節約的に整備された倉庫においては、大きな障害を招い
てしまう。このようなプラットホーム付き台車を押した
り、引っ張ったり、操向したりするために役立つ押しグ
リップは、端面辺を形成する２つの小幅辺のうちの１つ
に設けられていて、閉じられたＵ字形押しグリップとし
て構成されている。プラットホーム付き台車を移動させ
るためには、Ｕ字形押しグリップの水平方向のロッドが
利用され、このことは力導入の点で不都合となる。ま
た、取り扱いやすいグリップも設けられていない。特に
その理由は、Ｕ字形押しグリップの管直径が、静力学的
な理由と別の理由とから、本来触覚的に最適なグリップ
直径とされる直径よりも小さく保持されるからである。
このようなプラットホーム付き台車は労働力投下量に関
する認識をも充足していない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のプラットホーム付き台車を改良して、労
働力投下量の改善を考慮しながら、製造が一層経済的と
なり、しかも使用が一層安全となるようなプラットホー
ム付き台車を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、Ｕ字形押しグリップが、それぞれ
グリップ端部にまで延びる２つの押しロッドによって形
成されており、該押しロッドが、横方向ロッドによって
互いに結合されてＵ字形押しグリップを形成しており、
前記横方向ロッドが、前記グリップ端部に相当する間隔
をおいて前記押しロッドの端部から遠ざけられて配置さ
れており、前記グリップ端部が、開いた、ほぼ真直な２
つの押しエレメントを形成しているようにした。

【０００５】

【発明の効果】本発明の構成により、操作者によって把
持されて案内され得る突出したハンドグリップを備えた
Ｕ字形押しグリップが形成され、このＵ字形押しグリッ
プによってプラットホーム付き台車は移動させられて操
向され得る。さらに、プラットホーム付き台車の押しと
案内とが横方向ロッドを介しても可能となる。前記押し
ロッドは静力学的な特性に相応して設計することができ
る。なぜならば、グリップ部分は握りに好都合な直径で
簡単に、困難なく前記突出したハンドグリップに装着さ
れ得るからである。前記押しロッドの過剰寸法設定を招
くような最も好都合なグリップ直径に合わせてＵ字形押
しグリップのロッド直径を適合させることは不要とな
る。

【０００６】本発明の有利な構成では、押しロッドの、
ハンドグリップを形成するグリップ端部が、互いに平行
に押し方向に向いて折り曲げられており、鉛直線に対す
る折り曲げ角度（α）が、４０〜５０゜の範囲にある。
このような折り曲げによって、押しロッドの前記ハンド
グリップを形成する端部の、操作者から押しグリップへ
の良好で確実な力伝達を可能にするような位置が得られ
る。同じく、前記押しロッドの、ハンドグリップを備え
たグリップ端部が、台車中心部の方向で互いに向かって
折り曲げられており、鉛直線に対する折り曲げ角度
（β）が、１５〜３０゜の範囲にあっても有利である。
このような互いに向かって方向付けられた傾斜に基づ
き、操作者の手は、たとえば２つのプラットホーム付き
台車の出合頭時に与えられているような衝突範囲から出
される。この場合に押しロッドの突出したグリップ端部
は、有利にはプラスチックから成る装着されたハンドグ
リップを備えていると有利である。この場合に前記グリ
ップは材料選択により、たとえばグリップ表面の点で確
実な握りを可能にし、グリップ熱伝導性の点で快適な感
覚を媒介するように構成され得る。このためには、前記
グリップがプラスチックから製造され、この場合、製造
は射出成形によって行なわれると有利である。押しロッ
ドのグリップ端部もしくは装着されたグリップから出発
するハンドガードが設けられていると有利である。この
ハンドガードはほぼ押しロッドの延長に向いたウェブに
よって形成されるので、このウェブはグリップ範囲を外
側で制限している。さらに、ハンドガードを形成する前
記ウェブは押しロッドの端部に設けられたハンドグリッ
プに支持されているので、閉じられたヨークが形成され
ている。こうして、グリップに位置する操作者の手は、
このようなプラットホーム付き台車を用いた作業では再
三生じる衝突危険から保護され得る。

【０００７】Ｕ字形押しグリップが取り外し可能である
ような構成では、Ｕ字形押しグリップの押しロッドが、
差込み端部を有しており、該差込み端部が、積載プラッ
トホームに設けられた差込みブシュに導入されて、この
場所に固定されるようになっている。さらに、前記差込
み端部は差込みピンによって前記差込みブシュに着脱可
能に固定されるようになっている。これに対して択一的
な構成では、Ｕ字形押しグリップを解離可能にロックす
るための手段として、ばねまたは重力を負荷されたロッ
ク体、有利には掛け金に似たロック体が設けられてい
る。このような構成は、使用場所における積重ね可能性
が重要視されないような場合に、このようなプラットホ
ーム付き台車を運搬するために特に適している。

【０００８】さらに別の有利な構成では、Ｕ字形押しグ
リップの両押しロッドが、積載プラットホームに枢着さ
れており、枢着部が、旋回部を解離可能にロックするた
めの手段を備えており、前記枢着部の旋回軸が、有利に
は押しロッドの直径の少なくとも半分だけ積載プラット
ホーム上縁部よりも上に位置している。これに対して択
一的な別の構成では、両押しロッドが積載プラットホー
ムの外面に取り付けられている。このような取り付けに
よって、折り畳まれたＵ字形押しグリップを積載プラッ
トホームの平面よりも下に旋回させることができるの
で、たとえば運搬の目的でプラットホーム付き台車の高
さは、ローラ上に位置する積載プラットホームの高さの
寸法にまで減じられる。このような枢着部によって、突
出したハンドグリップを備えたＵ字形押しグリップを折
り畳むことが可能となり、このことは、たとえば運搬時
または倉庫保管時におけるプラットホーム付き台車の積
重ねを可能にする。

【０００９】押しロッドのロックとロック解除とのため
には、前記差込み端部が差込みピンによって前記差込み
ブシュに解離可能にロックされるようになっている。こ
れに対して択一的な構成では、Ｕ字形押しグリップを解
離可能にロックするための手段として、ばねまたは重力
を負荷されたロック体、有利には掛け金に似たロック体
が設けられている。こうして、差込み後に差込み結合部
がロックされるか、もしくはＵ字形押しグリップの取り
外し後に差込み結合部がロック解除される。前記枢着部
は力伝達のための立て置き後に押しの目的でロックさ
れ、折り畳みの目的でロック解除される。この場合に原
則的には、ロック時に装着され、ロック解除時に引き抜
かれるような差込みピンで充分となる。しかしながら、
ばねおよび／または重力を負荷されたロック体で作動す
ると有利である。このようなロック体によって単純なロ
ック結合自体は既に充分となるが、しかし掛け金状に構
成されたロック体は、一層高い操作快適性、たとえばフ
ットペダルまたはハンドレバーを用いた操作を可能にす
る。

【００１０】ばねおよび／または重力を負荷されたロッ
ク体との協働において本発明の別の構成では、押しロッ
ドの少なくとも一方が、前記枢着部に近い側の、同枢着
部を越えて突出した端部に、突出したピン端部を有して
おり、該ピン端部が、掛け金状に構成されたロック体と
協働するようになっており、該ロック体が、有利にはロ
ック解除もしくはロックのためのペダルを備えており、
前記ピン端部が両側に配置されていて、両ピン端部が横
方向ロッドを介して互いに結合されている。この場合
に、掛け金状に構成されたロック体はロック解除方向と
は逆の方向に向けられた保持モーメントを形成するため
の手段を有しており、この保持モーメントはばね力およ
び／または重力によって形成される。掛け金状に構成さ
れたロック体は両側に配置されていると有利である。こ
の場合、ピン端部が両側に配置されていると、これらの
ピン端部はロックロッドによって互いに結合されてお
り、このロックロッドは、横方向ロッドを介して結合さ
れたロック体と協働し、これらのロック体はロック解除
もしくはロックのためのペダルを備えていると有利であ
る。ロック解除のための手段としては、機械的な手段が
設けられると有利である。この手段は直接操作者によっ
て足リリースまたは手引張レバーによって操作され得
る。

【００１１】さらに別の有利な構成では、ロック体がレ
バーとして構成されており、ロック体および／または横
方向ロッドが、自動的なロックを生ぜしめる対抗モーメ
ントを形成する手段を有しており、この場合、１構成で
は、対抗モーメントを形成する手段として、ロック体お
よび／または横方向ロッドと協働するばねが設けられて
いる。択一的な構成では、対抗モーメントを形成する手
段としてロック体および／または横方向ロッドにカウン
タウエイトが設けられており、この場合、横方向ロッド
が前記カウンタウエイトを形成していると有利である。
このような構成は、特にロック体が両側に配置されてい
る場合に有利である。なぜならば、両ロック体が横方向
ロッドを介して互いに結合されていて、１つのペダルま
たは引張レバーによって同時に解除可能となるからであ
る。前記構成では、ロック解除されたロック体の戻しが
カウンタウエイトによって簡単に得られる。このカウン
タウエイトは、ロック解除を生ぜしめる力が消滅する
と、レバーとして構成されたロック体をロック解除され
た位置からロック位置に戻し旋回させる。

【００１２】さらに別の有利な構成では、グリップ下方
の押しロッドの端部がＶ字形に成形されており、横方向
ロッドを介して互いに結合されている「Ｖ」字の両先端
部が、押し方向に向けられており、押し方向に向いた、
約４０〜５０゜だけ折り曲げられた前記押しロッドのハ
ンドグリップが、押しロッドと横方向ロッドとによって
形成された平面を越えて突出していない。この場合に両
押しロッドは積載プラットホームの外縁部の内側でこの
積載プラットホームに取り付けられていると有利であ
る。この構成により、押しロッドは積載プラットホーム
に完全に載置され、折り曲げられたグリップ端部は積載
プラットホームに向かって開いた「Ｖ」字を形成する。
このような構成では、積重ね可能性を簡単に得ることが
できる。この場合、積載プラットホームの下には少なく
とも１つのアングル部材が設けられており、この場合、
押しロッドの「Ｖ」字形の成形部の間に設けられた横方
向ロッドは、プラットホーム付き台車の積重ね状態で前
記アングル部材によって収容される。アングル部材の長
さもしくはアングル部材の相互間距離は両押しロッドの
間の横方向ロッドの長さに相当していると有利である。
このような構成により、積み重なられたプラットホーム
付き台車の下位のプラットホーム付き台車の、「Ｖ」字
形の上方に向けられた先端部の間に配置された横方向ロ
ッドは、それぞれ上位に位置するプラットホーム付き台
車のアングル部材に嵌入するので、プラットホーム付き
台車は前記準形状接続によって位置固定されている。こ
のことは、アングル部材が横方向ロッドの長さに相当し
ているか、もしくは２つのアングル部材においてその相
互間距離が前記長さに相当している場合に、側方の運動
にも該当する。

【００１３】積重ね確保の択一的な可能性は、押しロッ
ドの間に別の横方向ロッドが設けられており、Ｕ字形押
しグリップが積載プラットホームの積載面に載置された
状態で、前記横方向ロッドが、グリップから遠い方の操
向ローラおよび／またはグリップに近い方の台脚ローラ
に相当している。これに対して択一的な構成では、押し
ロッドの間に、固定の端面壁が設けられており、該端面
壁に凹部および／または切欠きが設けられており、Ｕ字
形押しグリップが積載プラットホームの積載面に載置さ
れている状態で、前記横方向ロッドが、グリップに遠い
方の操向ローラおよび／またはグリップに近い方の台脚
ローラに相当している。前記横方向ロッドによって、操
向ローラおよび／または台脚ローラが前記横方向ロッド
の間に嵌め込まれて、ローラ位置が前記横方向ロッドに
よって保持されるように前記横方向ロッドの位置が調整
されていると、積重ねを確実に行なうことが可能とな
る。前記横方向ロッドはプラットホーム付き台車の規定
通りの運転時においても積載面に位置する積み荷のため
の安全性機能を満たしている。同様のことは前記端面壁
によっても得られる。この端面壁は押しロッドの間でＵ
字形押しグリップの平面に設けられている。この場合、
横方向ロッドは凹部および／または切欠きと同様に設け
られていてよい。これらの凹部および／または切欠きは
積み重ねられたプラットホーム付き台車を確保し、この
場合、当然ながら、前記凹部および／または前記切欠き
の位置は操向ローラおよび／または台脚ローラの位置に
相当している。

【００１４】さらに別の有利な構成では、台脚ローラが
グリップ側に設けられており、操向ローラとして、一対
の、有利には追従する操向ローラがグリップから遠い側
に配置されている。この場合に操向ローラの軌間幅は台
脚ローラの軌間幅よりも、有利には少なくともローラ幅
２つ分だけ小さく形成されている。操向ローラの軌間幅
をこのように減少させることによって、第１に操作可能
性の改善が得られ、このような改善により、特に狭い通
路を備えたマガジンや倉庫における取り扱いを促進する
ようなプラットホーム付き台車の操作が得られる。第２
に、特に操向ローラがグリップの間にいわば「締め付け
られ」ていると、積重ね可能性が改善される。経験によ
れば、互いに向かって傾けられたグリップ部分の端部の
間に自由幅が位置しているので、操向ローラの位置固定
を得るためには、軌間幅を各側で各１つのホイール幅だ
け減少させれば充分となる。当然ながら、グリップ端部
の別のジオメトリは別の軌間幅減少を生ぜしめることが
できる。このような構成はＵ字形押しグリップの範囲に
台脚ローラを備えていて、Ｕ字形押しグリップとは反対
の側の端部に操向ローラを備えているホイール配置形式
を可能にする。それというのは、このような配置形式に
おいて加えたい操向力が、労働力投下量に関して調整さ
れたハンドグリップを介して困難なく付与されるからで
ある。これによって、重量のある積み荷を負荷されたプ
ラットホーム付き台車は、前側に配置された操向ローラ
において有利な可動性を得て、ひいては操作性が向上す
る。

【００１５】さらに別の有利な構成では、重なり合って
格納されたプラットホーム付き台車の積載プラットホー
ムが、積載プラットホームの両側で、たとえば重心位置
の範囲に切欠きまたはグリップ凹部を備えている。確実
な積載を得るためには、個々の積載プラットホームが、
周囲を延びる縁部を備えている。同じく、ホイールを収
容するための凹部が設けられていてもよい。さらに、ホ
イール対の少なくとも１つの位置固定が積み重ねられた
プラットホーム付き台車の固定を生ぜしめ、この場合、
このような位置固定装置は、前記プラットホーム付き台
車の規定通りの運転のためにも有利である。

【００１６】積載プラットホームは、積み荷を固定する
目的で、積み荷の滑脱を防止する、周囲を延びる縁部を
有していると有利である。このような滑脱縁部は、プラ
ットホーム付き台車のグリップ側にＹ字形押しグリップ
の旋回軸が存在していると不要にすることができる。な
ぜならば、積載プラットホームの積載平面の上方に位置
する、積載プラットホームの幅全体にわたって一貫して
延びる前記旋回軸が、滑脱縁部の機能を引き受けるから
である。積み荷を固定するために、さらに有利な構成で
は、積載プラットホームの上面が、滑りのない構造を備
えている。このような構成は、積載プラットホームがプ
ラスチック成形体であると簡単に得られる。このプラス
チック成形体は、単純に積重ねを容易にするための切欠
きもしくはグリップ凹部を備えていてもよい。ホイール
セットのための収容部および／またはＹ字形押しグリッ
プの枢着もしくは差込みのための手段は単純に、同じく
一体成形され、有利には射出成形により一体成形され得
る。この場合に、台脚ローラの保持装置が一緒に射出成
形されると有利である。操向ローラを取り付けるために
は、操向ローラの上側ベルトの収容もしくは嵌め込みの
ための切欠きが設けられる。

【００１７】プラットホーム付き台車を簡単にかつスペ
ース節約的に片付けるためには、積載プラットホームの
前側の支持体が、下方に向けられた立て置き用突起を備
えており、この立て置き用突起は少なくとも両側で長手
方向中心軸線に対して対称的に配置されている。この立
て置き用突起は、プラットホーム付き台車をたとえば直
接に作業現場で、荷下ろし後に鉛直に起立させることを
可能にするので、前記プラットホーム付き台車は作業現
場における運動または一般的な交通のために必要とされ
るスペースを不必要に取らない。前記立て置き用突起
は、前側の操向ローラの手前に配置されていて、ひいて
はこの操向ローラの保護に役立つと有利である。この場
合に、長手方向中心軸線に対する対称性は、一貫して延
びる立て置き用薄板が設けられていることを排除してい
ない。立て置き用突起もしくは立て置き用薄板の自由端
部における僅かな縁曲げは、立て置き時のプラットホー
ム付き台車の傾動を簡単にする。この場合に縁曲げ角度
は小さく設定されており、この縁曲げ角度は５〜１５゜
の範囲にある。

【００１８】

【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。

【００１９】図１には、積載プラットホーム２を備えた
プラットホーム付き台車１の斜視図が示されている。積
載プラットホーム２は周囲を取り囲むフレーム１．１に
嵌め込まれており、このフレームは横方向に延びる横方
向支持体１．２によって補強されている。横方向支持体
１．２の上面は周囲を延びるフレーム１．１の成形体の
支持フランジと同じ高さに位置しており、この場合、前
記フレームの突出した縁部は、前記フレーム１．１に嵌
め込まれて横方向支持体１．２の成形体によって支持さ
れた積載プラットホームの高さに相当しているので、こ
の積載プラットホームは前記フレームの縁部と「同一平
面内で」嵌め込むことができる。積載プラットホームに
載置された積載物の滑脱を阻止するためには、積載プラ
ットホーム２が滑脱縁部２．１によって取り囲まれてい
る。この滑脱縁部は別個に取り付けられているか、また
は全周にわたって延びるフレーム１．１の成形体に設け
られた、対応する突出部によって形成されていてもよ
い。手前側には、グリップ端部５を備えたＵ字形押しグ
リップ３が配置されており、このＵ字形押しグリップは
二点鎖線で示したように折り畳むことができる。横方向
支持体１．２は台脚ローラ９のための保持装置９．１も
しくは操向ローラ１０のための保持装置１０．１を収容
するためにも働く。この場合、台脚ローラ９と操向ロー
ラ１０の外縁部が、Ｕ字形押しグリップ３によって規定
された内寸法の内側に位置していると有利である。操向
ローラは約１〜２ローラ幅分だけ減じられたホイールベ
ース（軌間幅）で取り付けられていると有利である。こ
のようなローラ配置では、複数のプラットホーム付き台
車１，１′等の積重ね（二点鎖線で示す）が容易にな
る。

【００２０】図２、図３および図４には、台脚ローラ９
と操向ローラ１０とを備えたプラットホーム付き台車１
が示されている。それぞれＵ字形押しグリップ３は種々
様々に積載プラットホーム２に枢着されている。図２に
示したＵ字形押しグリップ３の枢着部は外部に設けられ
ている。Ｕ字形押しグリップ３の折り畳み時に、このＵ
字形押しグリップはその内方に折り曲げられたグリップ
端部５で前記積載プラットホームに載置され、この場
合、グリップ５．１を備えたグリップ端部は、積重ね時
に載設したいプラットホーム付き台車１の軌間幅を規定
する。図３には、積載プラットホーム２の内側における
枢着部が示されている。Ｕ字形押しグリップ３の押しロ
ッド４は積載プラットホームに載置され、この場合、Ｕ
字形押しグリップの内方に向けられたグリップ端部５
は、このグリップ端部の変位と戻し変位とが正三角形に
相当している場合にのみ、自由端部で前記積載プラット
ホームに載置される。図４には、図２に示した外部枢着
形式の変化形が示されている。Ｕ字形押しグリップ３の
長さは、Ｕ字形押しグリップ３の折り畳み時に横方向ロ
ッド６が積載プラットホーム６を越えて案内されるよう
に形成されているので、Ｕ字形押しグリップ３は、たと
えば搬送目的でホイール対の起立平面に載置される。

【００２１】図５および図６には、プラットホーム付き
台車１の正面図と側面図とが示されている。プラットホ
ーム付き台車１の、台脚ローラ側の端部には、Ｕ字形押
しグリップ３が配置されている。このＵ字形押しグリッ
プ３は２つの押しロッド４が形成される。これらの押し
ロッドの自由端部５はまず押し方向とは逆の方向に折り
曲げられて、その後に押し方向に折り曲げられている。
この場合、少なくとも押し方向に向いた折り曲げ角度α
は４０〜５０゜の範囲にある。このような折り曲げは、
ハンドグリップ５，１を介して押し力を導入するため
に、労働力投下量的に見て有利である。したがって、本
発明の構成では、操向ローラを押し方向で前方に配置す
ることも可能である。このような配置は、プラットホー
ム付き台車１に極めて良好な操縦性を付与する。押しロ
ッド４の折り曲げられた端部５のグリップ端部は触覚的
に快適なハンドグリップ５．１を備えているので、第１
に、力伝達のために固い把持が容易となり、第２に、押
しロッドの管太さが一般に比較的大きなグリップ直径に
適合されるのではなく、力伝達のために必要となる静力
学にのみ適合され得る。両押しロッド４は横方向ロッド
６を介して互いに結合されているので、前記両押しロッ
ド４は横方向ロッド６と共にＵ字形押しグリップ３を形
成している。このＵ字形押しグリップは上前方に向いた
ハンドグリップ５．１を有しており、この場合、このハ
ンドグリップ５．１は通常の運動に役立つが、しかし横
方向ロッド６は特に操向と操作とのために利用される。

【００２２】Ｕ字形押しグリップ３は横方向に延びるグ
リップ軸８を介してプラットホーム付き台車１のフレー
ム１．１に枢着されており、この場合、旋回軸線は少な
くとも押しロッド４の直径の半分だけ積載プラットホー
ム２の積載平面よりも上方に位置している。これによっ
て、Ｕ字形押しグリップ３を折り畳むことができるよう
になり、この場合、前記Ｕ字形押しグリップは、折り曲
げられたハンドグリップ５を除いて積載プラットホーム
２に完全に載着する。この場合、なぜ折り曲げがまず押
し方向とは逆の方向に行なわれ、その後に再び押し方向
で行なわれるのかが、明らかになる。すなわち、これに
よって押しロッド４の少なくとも真っ直ぐにされた部分
の規定された完全な載着が可能となる。もちろん、周囲
を取り囲む滑脱縁部２．１は前記押しロッド４の範囲で
切り欠かれており、この場合、Ｕ字形押しグリップ３の
側では、滑脱縁部２．１全体を不要にすることが可能と
なる。それというのは、この範囲では滑脱縁部の代わり
に、一貫して延びるグリップ軸８を使用することができ
るからである。

【００２３】起立されたＵ字形押しグリップ３をロック
するためには、図７および図８に示したつめ１１を備え
たロック装置が設けられている。前記つめは基本フレー
ム１．１に固定された支承部１２に旋回軸１３を中心に
して旋回可能に配置されている。この場合、前記つめ１
１は、両押しロッド４をハンドグリップ５とは反対の側
の端部で互いに結合するロックロッド７を収容するため
の切欠き１１．１を備えている。この切欠き１１．１に
係合したロックロッド７は、プラットホーム付き台車１
の押し動作時に押しロッド４を介して、グリップ軸８に
設けられた支承部に伝達される力によって形状接続的も
しくは摩擦接続的に保持され、この場合、つめ範囲に位
置する前記押しロッド４の端部は、切欠き１１．１の後
面に作用する力モーメントでつめ１１の背面１１．２に
支持される。この背面１１．２は、伝達される力が大き
くなればなるほど、ロックロッド７が前記切欠きにます
ます固く保持されるように加工成形されている。このた
めには、切欠きの背面が斜めの面取り部または丸い面取
り部を有しており、丸みの半径「Ｒ」はロックロッドの
半径の約４倍の範囲にあると有利である。つめ１１自体
はつめ軸１３で支承部１２に支承されており、この支承
部は周囲を延びるフレーム１．１に支持されている。支
承部の高さ位置は、つめ１１がロック解除時に、たとえ
ばペダル１４の踏込みによって運動可能となり、ただし
前記つめの旋回が積載プラットホーム２の下面によって
制限されるように設定されている。つめ１１の自由端部
は、戻し力を生ぜしめるカウンタウエイトを備えている
と有利である。当然ながら、このカウンタウエイトの代
わりに、戻し力を生ぜしめるばねを使用することもでき
る。２つのつめが設けられると有利である。両つめは、
カウンタウエイトとして作用する横方向ロッド１１．３
を介して互いに結合されているので、ハンガに似た結合
が生じる。この場合、個別つめまたはつめ対の解除は１
つのペダル１４を介して行なわれる。

【００２４】図９には、ハンドグリップ５．１の有利な
構成が示されている。この構成では、ハンドガード部分
５．２が設けられている。このハンドガード部分はグリ
ップに支持されており、これによって、閉じられたＵ字
形柄が生じる。この場合に、ハンドガード部分５．２は
押しロッド４のほぼ延長に位置している。したがって、
ハンドグリップ全体はプラットホーム付き台車１の輪郭
内に位置しており、突出したハンドガード部分は回避さ
れる。

【００２５】前記配置形式は、Ｕ字形押しグリップ３の
折り畳まれた状態でプラットホーム付き台車１の積重ね
を可能にする（図１の符号１′）。この場合にホイール
対は、それぞれ下位に位置するプラットホーム付き台車
の上面に載置される。この場合、操向ローラ１０のホイ
ールベースは比較的小さいほうが有利である。なぜなら
ば、プラットホーム付き台車１の積重ね時に内方に向け
られたハンドグリップ５．１が前記操向ローラ１０を間
に挟むことができるからである。これによって操向ロー
ラは位置調整され、Ｕ字形押しグリップ３のハンドグリ
ップ５．１の間の開いた幅に合わせて調節された軌間幅
で、前記ハンドグリップによっても位置固定される。山
形のグリップ端部５は、このような複数のプラットホー
ム付き台車１，１′の積重ねにおいて、積重ね体を位置
固定するための補助として働く。載設を容易にするため
には、プラットホーム付き台車１，１′の積載プラット
ホーム２の下面に、グリップ凹部、たとえば切欠き１．
３が設けられている。この切欠きは長辺のほぼ真ん中に
配置されているので、Ｕ字形押しグリップ３が折り畳ま
れている状態では、両側における重量がほぼ等しくな
り、プラットホーム付き台車１は持ち上げ時にバランス
状態（またはほぼバランス状態）を保つ。積み重ねられ
たプラットホーム付き台車１，１′を確実に保持するた
めには、積載プラットホームの下面の両側に各１つのア
ングル部材１５（または対応する、一貫して延びるアン
グル成形材）が配置されており、この場合、このアング
ル部材は折り畳まれたＵ字形押しグリップ３の横方向ロ
ッド６に被さって係合する。これによって、積重ね時に
載設されるプラットホーム付き台車１，１′は固定さ
れ、この場合、積重ね体自体が強固となる。スペース節
約形の片付けを可能にする別の可能性は、立て置き用突
起１６によって与えられている。この立て置き用突起
は、たとえば使用場所において、プラットホーム付き台
車がたとえば荷下ろし後に、搬送路を解放するために通
過交通を妨害してしまうような場合に有利になる。この
場合、プラットホーム付き台車１は鉛直方向で前記立て
置き用突起１６で立て置きされるので、プラットホーム
付き台車はＵ字形押しグリップ３の折り畳み状態で、極
めて僅かな設置面積しか占めない。

【００２６】このような立て置き用突起は前側の操向ロ
ーラ１０の手前に配置されていてよく、この場合、前記
立て置き用突起によってローラガードが得られる。もち
ろん、両側に図示された前記立て置き用突起１６を一貫
して延びる立て置き用薄板として構成することもでき
る。前記立て置き用突起１６もしくは立て置き用薄板の
自由端部がローラの方向に僅かに折り曲げられていると
有利である。これによって立て置き時にプラットホーム
付き台車１を一層簡単に移動させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるプラットホーム付き台車の斜視図
である。

【図２】Ｕ字形押しグリップの１配置形式を示す概略図
である。

【図３】Ｕ字形押しグリップの別の配置形式を示す概略
図である。

【図４】Ｕ字形押しグリップのさらに別の配置形式を示
す概略図である。

【図５】プラットホーム付き台車の側面図である。

【図６】プラットホーム付き台車をＵ字形押しグリップ
の側から見た図である。

【図７】Ｕ字形押しグリップ枢着部の正面図である。

【図８】Ｕ字形押しグリップ枢着部の側面図である。

【図９】別のグリップ構成を示す概略図である。

【符号の説明】

１，１′ プラットホーム付き台車、 １．１ フレー
ム、 １．２ 横方向支持体、 ２ 積載プラットホー
ム、 ２．１ 滑脱縁部、 ３ Ｕ字形押しグリップ、
４ 押しロッド、 ５ グリップ端部、 ５．１ ハ
ンドグリップ、５．２ ハンドガード部分、 ６ 横方
向ロッド、 ８ グリップ軸、 ９台脚ローラ、 ９．
１ 保持装置、 １０ 操向ローラ、 １０．１ 保持
装置、 １１ つめ、 １１，１． 切欠き、 １１，
２ 背面、 １１．３ 横方向ロッド、 １２ 支承
部、 １３ 旋回軸、 １４ ペダル、 １５ アング
ル部材、 １６ 立て置き用突起

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス フォム ブラウケ ドイツ連邦共和国 フロト カールシュト ラーセ 23

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 積載プラットホーム（２）に固定された
   Ｕ字形押しグリップ（３）を備えたプラットホーム付き
   台車（１）であって、積載プラットホーム（２）がその
   下面に台脚ホイール対（９）と、操向可能な少なくとも
   １つの操向ローラ（１０）とを備えている形式のものに
   おいて、Ｕ字形押しグリップ（３）が、それぞれグリッ
   プ端部（５）にまで延びる２つの押しロッド（４）によ
   って形成されており、該押しロッドが、横方向ロッド
   （６）によって互いに結合されてＵ字形押しグリップ
   （３）を形成しており、前記横方向ロッド（６）が、前
   記グリップ端部（５）に相当する間隔をおいて前記押し
   ロッド（４）の端部から遠ざけられて配置されており、
   前記グリップ端部（５）が、開いた、ほぼ真直な２つの
   押しエレメントを形成していることを特徴とする、押し
   グリップを備えたプラットホーム付き台車。
2. 【請求項２】 押しロッド（４）の、ハンドグリップを
   形成するグリップ端部（５）が、互いに平行に押し方向
   に向いて折り曲げられており、鉛直線に対する折り曲げ
   角度（α）が、４０〜５０゜の範囲にある、請求項１記
   載のプラットホーム付き台車。
3. 【請求項３】 前記押しロッド（４）の、ハンドグリッ
   プ（５．１）を備えたグリップ端部（５）が、互いに向
   かって折り曲げられており、鉛直線に対する折り曲げ角
   度（β）が、１５〜３０゜の範囲にある、請求項１また
   は２記載のプラットホーム付き台車。
4. 【請求項４】 押しロッド（４）の突出したグリップ端
   部（５）が、装着されたハンドグリップ（５．１）を備
   えており、押しロッド（４）のグリップ端部（５）もし
   くは装着されたハンドグリップ（５．１）を起点とし
   て、ハンドガードが設けられており、該ハンドガード
   が、ほぼ押しロッド（４）の延長に向いたウェブ（５．
   ２）によって形成されており、該ウェブ（５．２）がグ
   リップ範囲の外側を制限している、請求項１から３まで
   のいずれか１項記載のプラットホーム付き台車。
5. 【請求項５】 Ｕ字形押しグリップ（３）の押しロッド
   （４）が、差込み端部を有しており、該差込み端部が、
   積載プラットホーム（２）に設けられた差込みブシュに
   導入されて、この場所に固定されるようになっており、
   しかも着脱可能に固定するための手段が設けられてい
   る、請求項１から４までのいずれか１項記載のプラット
   ホーム付き台車。
6. 【請求項６】 Ｕ字形押しグリップ（３）の両押しロッ
   ド（４）が、積載プラットホーム（２）に枢着されてお
   り、枢着部が、旋回部を解離可能にロックするための手
   段を備えており、前記枢着部の旋回軸（８）が、押しロ
   ッド（４）の直径の少なくとも半分だけ積載プラットホ
   ーム（２）の上縁部よりも上に位置している、請求項１
   から４までのいずれか１項記載のプラットホーム付き台
   車。
7. 【請求項７】 Ｕ字形押しグリップ（３）を解離可能に
   ロックするための手段として、少なくとも１つの差込み
   ピンが設けられている、請求項５または６記載のプラッ
   トホーム付き台車。
8. 【請求項８】 Ｕ字形押しグリップ（３）を解離可能に
   ロックするための手段として、ばねまたは重力を負荷さ
   れたロック体（１１）が設けられている、請求項５また
   は６記載のプラットホーム付き台車。
9. 【請求項９】 押しロッド（４）の少なくとも一方が、
   前記枢着部に近い側の、同枢着部を越えて突出した端部
   に、突出したピン端部を有しており、該ピン端部が、掛
   け金状に構成されたロック体（１１）と協働するように
   なっており、該ロック体が、ロック解除もしくはロック
   のためのペダル（１４）を備えており、前記ピン端部が
   両側に配置されていて、両ピン端部がロックロッド
   （７）を介して互いに結合されており、該ロックロッド
   が、横方向ロッド（１１．３）を介した互いに結合され
   た前記ロック体（１１）と協働するようになっている、
   請求項８記載のプラットホーム付き台車。
10. 【請求項１０】 グリップ端部(５)の下方の押しロッド
    （４）の端部がＶ字形に成形されており、横方向ロッド
    （６）を介して互いに結合されているＶ字の両先端部
    が、押し方向に向けられており、押し方向に向いた、約
    ４０〜５０゜だけ折り曲げられた前記押しロッド（４）
    のハンドグリップ（５．１）が、押しロッド（４）と横
    方向ロッド（６）とによって形成された平面を越えて突
    出していない、請求項１から９までのいずれか１項記載
    のプラットホーム付き台車。
11. 【請求項１１】 積載プラットホーム（２）の下に、少
    なくとも１つのアングル部材（１５）が設けられてお
    り、押しロッド（４）のＶ字形の加工成形部の間に設け
    られた横方向ロッド（６）が、プラットホーム付き台車
    （１，１′）の積重ね状態で前記アングル部材（１５）
    によって収容されるようになっており、該アングル部材
    （１５）の長さもしくは該アングル部材（１５）の相互
    間距離が、最大でも前記押しロッド（４）の間の横方向
    ロッド（６）の長さに相当している、請求項１から１０
    までのいずれか１項記載のプラットホーム付き台車。
12. 【請求項１２】 押しロッド（４）の間に別の横方向ロ
    ッド（６．１，６．２）が設けられており、Ｕ字形押し
    グリップ（３）が積載プラットホーム（２）の積載面に
    載置された状態で、前記横方向ロッド（６．１，６．
    ２）が、グリップから遠い方の操向ローラ（１０）およ
    び／またはグリップに近い方の台脚ローラ（９）と、ブ
    レーキシューの形式で協働するようになっている、請求
    項１から１１までのいずれか１項記載のプラットホーム
    付き台車。
13. 【請求項１３】 押しロッド(４)の間に、端面壁(４．
    １)が設けられており、該端面壁に凹部および／または
    切欠き(４．２)が設けられており、Ｕ字形押しグリップ
    (３)が積載プラットホーム（２）の積載面に載置されて
    いる状態で、前記凹部および／または前記切欠きが、グ
    リップに遠い方の操向ローラ（１０）および／またはグ
    リップに近い方の台脚ローラ（９）と、ブレーキシュー
    の形式で協働するようになっている、請求項１２記載の
    プラットホーム付き台車。
14. 【請求項１４】 台脚ローラ（９）がグリップ側に設け
    られており、操向ローラとして、一対の追従する操向ロ
    ーラ（１０）がグリップから遠い方に配置されており、
    操向ローラ（１０）の軌間幅が、台脚ローラ（９）の軌
    間幅よりも小さく形成されている、請求項１から１３ま
    でのいずれか１項記載のプラットホーム付き台車。
15. 【請求項１５】 積載プラットホーム（２）が、両側
    で、重心位置の範囲でフレームの長手方向支持体にグリ
    ップ切欠き（１．３）を有している、請求項１から１４
    までのいずれか１項記載のプラットホーム付き台車。
16. 【請求項１６】 積載プラットホーム（２）が、積み荷
    の滑脱を防止する、全周にわたって延びる縁部（２．
    １）を有している、請求項１から１５までのいずれか１
    項記載のプラットホーム付き台車。
17. 【請求項１７】 積載プラットホーム（２）がプラスチ
    ック成形体として構成されている、請求項１から１６ま
    でのいずれか１項記載のプラットホーム付き台車。
18. 【請求項１８】 台脚ローラ（９）と操向ローラ（１
    ０）とのためのローラ収容部が、積載プラットホーム
    （２）のプラスチック成形体に一体成形されている、請
    求項１７記載のプラットホーム付き台車。
19. 【請求項１９】 積載プラットホーム（２）の前側の支
    持体（１．２）が、下方に向けられた立て置き用突起
    （１６）を備えており、該立て置き用突起が、少なくと
    も両側で中心長手方向軸線に対して対称的に配置されて
    いる、請求項１から１８までのいずれか１項記載のプラ
    ットホーム付き台車。