JP2000326852A - 運搬用機器 - Google Patents

運搬用機器

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JP2000326852A
JP2000326852A JP11138522A JP13852299A JP2000326852A JP 2000326852 A JP2000326852 A JP 2000326852A JP 11138522 A JP11138522 A JP 11138522A JP 13852299 A JP13852299 A JP 13852299A JP 2000326852 A JP2000326852 A JP 2000326852A
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Kazuhiro Narisei
和弘 成清
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包体の荷台への積載と荷下ろしを人手を多
くかけないで安全に操作できる運搬用機器の提供。 【解決手段】 荷台前端が床面に接し、荷台後端が後端
部分に設けたキャスタ車輪2で支えた緩い傾斜面で荷受
け部材1A,1Bよりなる荷台を形成して、前輪6を天
秤レバー7の先端に設け、この天秤レバー7の後端に当
接して天秤レバー7を枢支する第1軸を介して荷台を浮
上させる操作ハンドル10A,10B部材を荷台後部に
傾斜可能に設け、荷台浮上状態を維持するため天秤レバ
ーを保持するレバー部材を設け、一対の荷受け部材を連
結するとともに梱包体の幅に合わせて荷台幅を調整可能
な荷台連結部材14,15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】大形家電商品の梱包体の運搬
用機材に関するもので、詳しくは運搬用機材が組み立て
可能で配達員が一人でも安全に荷積み,荷下ろしの操作
が可能な運搬用機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パッケージされた大形家電品やこれに類
した形状の梱包体であって倉庫内または購入者の住宅地
域で個々の梱包体を移動する際使用される機器は機器自
体が比較的簡便なものが使用されている。一般的には四
輪を有するハンドル付の台車であって四輪のうち少なく
とも2輪が旋回機能を有するキャスタ仕様となってい
る。 従ってこの種の台車に例えば大形の冷蔵庫のよう
な縦長の家電品を載荷するのは容易ではない。家電品を
内蔵する縦長の立方形状梱包体を四輪付台車の荷台に載
荷するのは荷台下にキャスタが取り付けられているため
人手だけで持ち上げる場合でも、梱包体を傾け、更に台
車の前輪側の荷台面を梱包体の下に作った隙間に入れて
傾斜させた荷台と梱包体を一体として起こして台車上に
乗せる場合でも多くの人手を必要としている。更に荷台
から梱包体をおろす際も梱包体を転倒させることなく床
面に静置させるには常に危険が伴っている。
【0003】これらの作業を安全に行うためには、台車
への載荷及び荷下ろし作業に多くの人手が不可欠であ
る。また梱包体を載荷するフオークの上下操作を動力で
行う小形の荷揚げ機器でも梱包体重量とバランスする動
力駆動部分が必要であり機器を小形簡便に構成するのが
困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で述べたよう
に、従来大形家電品等の梱包物を運搬する簡便な人力移
送機器としては四輪でハンドルを持った台車が多く使用
されている。市販されている台車は荷台の高さは一定で
あり使用する車輪径やキャスタの寸法により定まるもの
である。荷台高さを載荷時に傾斜させたり随時低い位置
に調整することはできないので前記のような縦長で転倒
禁止が要求される梱包体の移動の際に台車に載荷したり
荷下ろしする際に安全性・操作性・省力性・設備費用等
で簡便に使用できる機器が入手できないという問題があ
った。
【0005】本発明は従来技術下におけるこのような問
題に鑑みなされたものであり梱包体をわずかに傾斜させ
たときに生ずる床面との楔状の隙間に、ハンドル側の荷
台面は一定高さのキャスタが一対設けられており先端部
分は殆ど床面に接する緩やかに傾斜した荷台きの先端を
進入させ梱包体の下面の殆ど全長を荷台上面と接触させ
て後、荷台と梱包体とを一体で床面から浮上させ、レバ
ー操作で高さの位置決めをする運搬用機器を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、四輪
式の運搬用機器であって、梱包体の横外側の側方案内と
該梱包体の下面を支える支え板とを有する荷受け部材を
対向配置し一対で構成する荷台と、前記荷受け部材のそ
れぞれの後部に操舵自在に設けた一対の第1車輪と、前
記荷受け部材のそれぞれの中央部分より前方で外側水平
に突出する第1軸に軸承される一対の天秤レバーと、該
天秤レバーのそれぞれの前端に軸承された一対の第2車
輪と、前記荷台の後部で水平に突出する第2軸にL形屈
曲部で軸承され前記天秤レバーと同一平面で揺動可能且
つL形形状の先端を前記天秤レバーの後端下面に当接可
能な一対の操作ハンドルと、一対の該操作ハンドルを傾
斜させてL形先端を前記天秤レバーに当接し前記第2車
輪と床面との接触位置を支点として前記第1軸軸心を浮
上させることにより前記荷台を床面から浮上させその状
態を維持する一対の荷台保持部材と、前記荷受け部材の
側方案内の一方の内側から突出した部材を他方の内側か
ら対向して突出した部材で梱包体の幅に合わせて間隔を
調整可能に構成した第1荷台連結部材とを含んでなり、
梱包体の下面に荷台を進入させ操作ハンドルを操作して
接地する第2車輪に対し荷台を浮上させて運搬するもの
である。
【0007】この発明によれば梱包体を載架する荷台の
先端部分を梱包体に接近させたとき本発明の場合荷台の
後端は第1車輪の高さによって定まるが前端は床面に接
し荷台は緩やかな傾斜面を形成している。前端が車輪で
なく直接床面に接しているので荷台は安定した状態で待
機している。前端が車輪であるときは車輪が小さくても
運搬台の着地面は転がり接触であり不安定である。梱包
体を若干傾斜させるだけで荷台の大部分を梱包体の下面
に押し込むことが可能である。把手を前傾操作して前側
の揺動車輪を支点にしてレバー機構を介し一対の荷受け
部材を浮上させその状態を保持するよう操作することに
より梱包体は四輪式の荷台上に安定して載荷される。載
荷や荷下ろしの際に多くの人手を要しないで安全な作業
が可能である運搬機器自体も組立式であり作業場所への
運搬・保管が容易である。
【0008】請求項2の発明は、前記荷台保持部材は、
前記荷受け部材のそれぞれの後部の支軸で水平旋回可能
に設けられ前端が前記天秤レバーの下面と前記荷受け部
材の側方案内の上面との間に生ずる空間に挿入可能に形
成された一対の操作レバーでなるものである。この発明
によれば少し傾斜させた梱包体の下に運搬台をおおむね
進入させて後操作ハンドルを操作し荷台を床面に平行に
なるまで荷台の前面を梱包体ととともに浮上させるこの
操作は両手で一対の操作ハンドルを握って行う。荷台を
浮上させた状態を維持するため足元の二つの保持レバー
を足でも操作できるようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、前記荷台保持部材は、
前記荷受け部材のそれぞれに前記操作ハンドルの前面に
沿って設けられた一対のストッパ部材と、前記操作ハン
ドルに沿って移動自在に設けられ操作ハンドルを傾斜さ
せたときに生じる前記ストッパとの隙間に挿入可能な一
対の楔部材とでなるものである。この発明によれば操作
ハンドルを一定以上の角度に傾けると荷台が床面より浮
上し荷台の前側が第2車輪で支えられるようになる。こ
の際常時ばねで付勢されている場合は楔部材が押し下げ
られ、ばねのない場合は自重または手の操作で楔部材が
押し下げられ操作ハンドルと支え部材間に生じた隙間に
挿入され一対の荷受け部材で形成される荷台の高さを一
定に保持する。荷下ろしの際は一時的に操作ハンドルを
更に手前側に傾斜させて前記隙間を大きくし楔部材を引
き上げることにより隙間から楔部材を除き荷台の前端を
接地させることにより容易である。
【0010】請求項4の発明は、前記荷台保持部材は前
記荷受け部材のそれぞれの操作ハンドルの前面に直立し
て設けられた一対のストッパ部材と、前記荷受け部材に
ほぼ鉛直面内で旋回可能に設けられ前記操作ハンドルを
傾斜させてときに生じる前記ストッパ部材との隙間に挿
入可能な保持レバーとでなるものである。この発明によ
れば操作ハンドルを手前側に一定以上の角度に傾けると
荷台が床面より浮上し、荷台の前側が第2車輪で支えら
れるようになる。操作ハンドルとストッパ部材との間に
生じた隙間に保持した保持レバーを旋回させて先端を挿
入することにより、操作ハンドルの傾きが保たれL部先
端が天秤レバー端を持ち上げ、第1軸を介して荷台を一
定の高さに保持し、梱包体を浮上させて隙間から容易に
移動させることができる。荷下ろしの際は一時的に操作
ハンドルを更に前傾させて隙間を大きくして保持レバー
を逆旋回させて隙間から外し操作ハンドルを戻すことに
より荷台の前端を接地させることができる。
【0011】請求項5の発明は、前記第1荷台連結部材
と平行に前記一対の荷受け部材または操作ハンドルから
対向する方向に突出させて梱包体の幅に合わせて調整可
能に設けた第2荷台連結部材を設けてなり、構造を強化
するものである。この発明によれば一対の荷受け部材か
らなる傾斜した荷台は長手方向のほぼ中央に床面との間
に若干の隙間を有している。この位置あるいは操作ハン
ドル端に機器全体の構成を強固にするため第1荷台連結
部材に平行して第2荷台連結部材を設けて四角枠に構成
することにより荷台を拡げて使用する場合や重量梱包体
を運搬する場合フレームの変形を少なくすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】〔実施例1〕実施例1を図1,図
2,図3で説明する。
【0013】図1は載荷前の荷台状態。ばねで付勢した
先端が楔部材の荷台保持部材の側面図である。荷受け部
材1A,1Bと一辺の上面1aを支え板とし該支え板に
直角に配したほかの側方案内面1bからなっている。梱
包体Pの側面を案内するように対向して配置された一対
の荷受け部材が一つの荷台を形成している。装置の構成
説明は便宜上片側の荷受け部材との関連において説明し
片側のみの符番を記載する。
【0014】該荷受け部材の上面1aには、荷受け部材
の前端1cから緩やかな傾斜面1dが付与されており梱
包体Pのわずかに傾斜させた際でも梱包体Pの下面と床
面との間に進入できるように形成されている。該荷受け
部材の後端1eの近傍に第1車輪2が設けられ、該第1
車輪は該荷受け部材の内側面1bに固定した支え3に取
着されており旋回自在のキャスタとすることができる。
該荷受け部材の長手方向の中央部外側面1fに取着した
第1軸4を支持軸として第2車輪6を荷台の前端1c側
に、当接面4aを後端側1eに有する天秤レバー7が設
けられている。該天秤レバーは第1軸4により外側面1
fに強固に固定された第1軸4を中心に揺動自在であ
る。前記天秤レバー7において当接面4aと第1軸4の
軸心間との寸法と該第1軸と第2車輪の軸心間との寸法
との比を1以上にして当接面4aに加わる力を増力可能
とするよう寸法配分されている。
【0015】軸受で回転可能に軸承された第2車輪6は
軸付ボルト5により天秤レバー7端に強固に固定され円
滑な回転が保証される。該荷受け部材1Aの荷台となる
上面1aを床面に対し平行若しくは若干前端1cに近い
部分を高くした緩斜面にする操作は操作ハンドル10
A,10Bで行われる。該操作ハンドルは前記荷受け部
材1Aの後端の外側面1fに強固に固定された第2軸8
に下端のL形部の屈曲部を中心として揺動可能に設けら
れている。該操作ハンドル10A,10Bの下端から荷
台の前端1cの方向に延長して形成されたL形の前端1
0aの上側端面10bは前記天秤レバー7の後端下面7
aと当接している。前記第2軸8を中心として操作ハン
ドル10A,10Bの把握部10cまでの寸法と前記前
端10aまでの寸法比で前記天秤レバー7の後端下面7
aへは増力して伝えるように寸法比が定められる。従っ
て前記天秤レバー7に操作ハンドル10A,10Bから
操作力を伝達し、第2車輪を床面に接地し接地点を支点
として前記荷受け部材1Aを梱包体Pをのせたまま浮上
させる。この場合床面に平行にするか前端1cの荷台側
を後端1e側に比し高くする。一定以上天秤レバー7が
傾斜し該天秤レバーの後端部下面7bと前記側方案内の
上面1gとがV形状の空間を形成し後述する保持レバー
12の楔端部12aが挿入可能な空間が出現する。
【0016】荷受け部材1Aの後端1e近くに設けた支
え3の上部鉛直に旋回支軸11を有し常時荷受け部材の
外側から前記空間に水平旋回して進入するようにばね1
3で付勢された保持レバー12が設けられており、該保
持レバーの前端が楔状に形成された先端12aが空間に
挿入されることにより天秤レバー7の傾斜状態を保ち梱
包体Pを浮上させた状態が保持される。前記保持レバー
12の後端は荷下ろしする際に操作ハンドル10A,1
0Bを傾角を深める方向手前側に操作して、足で保持レ
バー12の後端を押しその先端12aを外転させて天秤
レバー7と上面1gとによる挟持状態を開放することが
できる。
【0017】本発明の運搬用機器には運搬する梱包体の
幅に対応して荷受け部材の間隔を調整できる荷台連結部
材が設けられている。
【0018】すなわち対向して配置した一対の荷受け部
材1A,1Bは梱包体Pが積載可能に上面1aを支え板
として互いに平行である。載置する梱包体の幅に応じ荷
受け部材1A,1B相互間の内のり寸法を変更する必要
があり、そのため荷受け部材の後端1eに、荷受け部材
の内側壁面1bに直角に突出した軸14と該軸を内装す
る穴を有するスリーブ付軸15を設け必要な内のり寸法
で軸14とスリーブ付軸15を固定するボルト16を設
ける。
【0019】実施例1の作用について説明する。
【0020】図1において荷台の上面1aは操作ハンド
ル10A,10B側の第1車輪2によって定まる荷受け
部材1Aの荷台の位置を最高の高さとし、荷台の先端1
cは床面と接触しているのでこの間は緩やかな傾斜面で
形成された荷台となっている。従って梱包体Pを荷台に
載せる場合は荷台の前端1cを梱包体Pの前面に接近し
て停める。次に荷受け部材の内のり寸法が梱包体を荷重
上に収納できるようボルト16をゆるめ、調整の後固定
する。ボルト16の固定により荷受け部材1A,1Bが
連結されて運搬用機器の剛性が確保される。
【0021】次に梱包体Pの荷台が接近している側を押
圧するか何らかの方法により床面から持ち上げて傾斜さ
せ荷台前端を進入させる。梱包体Pの傾斜量はわずかで
よく危険を伴う作業でなく片手で押して傾かせることが
できる程度の梱包体であれば一人での作業が可能であ
り、従来の運搬用機器ではこのような作業は全く困難で
あり殆ど不可能に近かった。本発明の機器では荷受け部
材の内側に後述の第2荷台連結部材等を設けない場合に
は梱包体の前面でジャッキを使用し傾けておき荷台を進
入させることも可能である。
【0022】梱包体Pの前縁は第1荷台連結部材に接す
るまで荷台を梱包体Pに進入させ荷重の多くは前側の第
2車輪に加わるようになる。次いで荷台を床面からあげ
るため操作ハンドル10A,10Bを後方に傾ける。こ
の場合操作する人の体重をかけるとレバー比で増力され
第2車輪を固定した天秤レバー7を一定量傾斜させ保持
レバー12の先端12aが傾斜してできた空間に進入し
荷台が床面から浮上して第2車輪と第1車輪とで梱包体
Pを支えるにいたる。第1車輪2に加わる重量は第2車
輪6に加わる重量により少ないので、第1車輪2に旋回
自在のキャスタを使用した場合には運搬時の操舵性に優
れている。荷下ろしの場合は操作ハンドル10A,10
Bに更に傾斜を付与して空間を拡げ保持レバー12の後
端を足で操作して隙間から前端の楔部を外転させて外
し、徐々に操作ハンドル10A,10Bの力を抜いてい
き傾きを戻して荷台の先端が接地するようにする。荷台
を梱包体Pの下から抜去するのは進入させた場合と逆の
動作を行えばよい。
【0023】本実施例の運搬用機器を使用することによ
り体重の数倍に及ぶ重量の梱包体の運搬を安全に行うこ
とができる。更に荷揚げ,荷下ろし時の省力化が可能で
ある。また小さいパッケージをまとめて立方体形状に一
体化すれば本発明による機器による搬送が容易となる。
本発明に係る運搬用機器は配達先で容易に組み立て使用
できるので、大形家電品で立方形梱包品を需要先へ搬入
する際に有効である。
【0024】〔実施例2〕実施例2を図4,図5,図6
で説明する。実施例2は実施例1と一対の荷受け部材,
第1車輪,天秤レバー部,操作ハンドル,第1荷台連結
部材を共通にするのでこれらの構成の説明を省略し、荷
受け部材を床面から浮かせた状態を維持させる実施例2
の荷台保持部材について説明する。
【0025】図4は一対の荷受け部材1A,1Bで形成
する荷台に梱包体Pを載せる前の運搬用機器の側面図で
ある。図5は図4の上面図である。荷台は前端1cの下
端が床面に接触し、後端1eは車軸高さ一定の第1車輪
2で支えられる高さまで緩やかな傾斜面で形成されてい
る。待機状態での荷台保持部材を図4に示す。
【0026】先端部を楔状に形成した楔部材21は操作
ハンドル10A,10Bに平行に摺動可能に複数の支え
22で保持され常時第1車輪2の方向にばね23で付勢
され、操作ハンドル10A,10Bの把握部10cに近
い操作棒24の先端は屈曲しており指先で持ち上げ可能
である。操作棒24の下端に楔部材21は固着されてい
る。待機状態の操作ハンドル10A,10Bが傾斜を深
めた際に空隙を形成するようにストッパ部材25が支え
3に設けられている。待機状態では前記楔部材21はス
トッパ部材25の上面に下方向にばね23で付勢されて
当接している。荷台前端1cを梱包体Pの下面に進入さ
せた後、実施例1と同様に操作ハンドル10A,10B
を更に傾斜させると荷台の前端が上昇するとともに楔部
材21は下降を開始し前記空隙に挿入される。
【0027】図6は楔部材21が挿入され荷台が持ち上
げられた状態を示す。実施例2の作用を実施例1と対比
して説明する。
【0028】梱包体の載荷時にはいずれも荷台前端を梱
包体下面に進入させて後、操作ハンドル10A,10B
を人手で操作し人体側に傾斜させていくと、荷台前端が
一定の高さになる位置で楔状部材がばね23で付勢され
ているので、荷台上昇で形成された空間に自動的に挿入
され、荷台の浮上状態即ち運搬機器が梱包体Pを運搬可
能の状態となる。従っていずれの実施例においても操作
ハンドル10A,10Bを傾斜させるだけの操作で荷揚
げが完了する。従って操作手順に差異はない。但し荷台
保持部材の構成のみが異なる。
【0029】実施例1では第2車輪を支承する天秤レバ
ー7に直接楔状の端部を先端に有する保持レバー12を
作用させるのに対し実施例2では操作ハンドル10A,
10Bに楔部材21を作用させている。但し荷下ろしす
る場合に実施例1で保持レバー12の後端を足を使って
操作し楔係合を解放するのに対し、実施例2では操作ハ
ンドル10A,10Bの把持部近くの操作棒の屈曲部2
4aを両指先で引上げて操作して楔係合を解放する点で
相違する。
【0030】〔実施例3〕次に実施例1又は実施例2の
いずれの運搬用機器にも装備可能なフレーム構成を強化
する第2荷台連結部材を図7,図8で説明する。
【0031】図7において、梱包体Pの側面を案内する
荷台の側壁を外側にして対向して平行に配した一対の荷
受け部材1A,1Bの梱包体Pの下面を支える支え板の
内側に対向して突出板27,28を突出させ、これらの
突出板に嵌着可能なさや状スリーブ29を一方の突出板
には固定し他方の突出板にはボルト30で荷台幅調整後
に固定するように部材を構成することが可能である。第
2車輪6からやや後方位置に、傾斜した荷台の上面から
上にはスリーブ29が出ることのないよう配置する。梱
包体重量が大きい場合やガイド幅を広くした場合にL形
ガイドのフレーム構成を強固にする。
【0032】〔実施例4〕実施例4はその上面図を示す
図9、側面図を示す図10、図10のX−X矢視図で操
作ハンドルを省略した図11により説明する。実施例
1、並びに2と同じ部品は同符号を付して説明を省略す
る。
【0033】操作ハンドル10A,10Bは、第2軸8
に旋回可能に枢支され、水平端9bを天秤レバー7後端
の下面に当接可能なL形レバー9の上下腕9aに、2個
のアングル31によって挟持固定されている。そして操
作ハンドル10A,10Bは管状をなしその上端は互い
に内方にL形10a,10bに曲げられていて幅中央で
対向し、管内に棒32が挿通され一方の10aには固定
され他方10bでは摺動自在であって梱包体Pの幅に対
応して間隙が調整可能である。
【0034】実施例2の楔部材に相当する楔レバー33
は、支え3の水平ピン34により鉛直面内で旋回可能に
枢支され、その先端はストッパ部材25と操作ハンドル
10A,10Bの傾斜によりL形レバー9の上下腕との
隙間に挿入可能である。楔レバー33の他端は腕33a
が内方に突出しており足の操作で楔レバー33を旋回さ
せる。35は操作ハンドル10A,10Bが前方に倒れ
るのを防止するためのL形レバー9のストッパである。
【0035】次にこの作用を説明する。梱包体Pの箱の
幅に合わせて第1荷台連結部材のボルト16を緩めて幅
を調整する。この調整に合わせて操作ハンドル10A,
10Bの10a,10bの幅が調整される。このあとボ
ルト16を締め付ける。梱包体Pを前傾させて操作ハン
ドル10A,10Bで荷受け部材1A,1Bを梱包体P
の下に挿し込み、操作ハンドル10A,10Bを手前人
体側に傾斜させると、L形レバー9の先端9bが天秤レ
バー7の後端を押し上げ荷受け部材1A,1Bは第1軸
4を介して第2車輪を支点として持ち上げられる。
【0036】操作ハンドル10A,10Bの傾斜により
ストッパ部材25とL形レバー9の上下腕9aとの間に
隙間が生じる。足を使って楔レバー33の突出片33a
をはね上げ楔レバー33を旋回させて前記の隙間に挿入
する。この動作を左右の楔レバーに行うことにより荷受
け部材1A,1Bは持ち上げ固定される。梱包体Pは完
全に浮上して軽く運搬が可能となる。梱包体Pを下ろす
ときは操作ハンドル10A,10Bを更に少し手前側に
傾けストッパ25とL形レバー9の上下腕9aとの隙間
を広げて楔レバー33の挟持を開放し、足で楔レバー3
3の突出片33aを踏み込むことにより楔レバー33を
隙間から外すことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の運搬用機器は前述のごとく荷台
前端の荷受け部分の上面を床面に極めて接近させ、荷台
後端を操舵可能なキャスタ等の車輪として後端側荷台上
面を低くして荷台全体を緩やかな傾斜面に形成したので
荷台への積み込みが非常に容易となった。梱包体側をわ
ずかに傾斜させることで荷台の前端を梱包体の下面に容
易に進入させることができる。梱包体と運搬用機器を傾
斜させて載荷する際の作業の危険性・不安定さを回避で
き、更に要する人員を削減することができる。また荷下
ろしの際も荷台の前端を床面に接地させるためのハンド
ル操作と楔部材の解除操作も簡単且つ安全である。また
梱包体の容積寸法に合わせて荷台のL形ガイドの間隔調
整が容易であり、大重量や大容積の梱包体の積載にも耐
え得る強化連結部材を付加することも可能である。本発
明の運搬用機器は、二個に分解できるので運送車輪に積
載可能である。
【0038】さらに実施例2及び4において、ストッパ
部材と操作ハンドル部材との間で生じる隙間に楔部材を
挿入するものでは、操作ハンドルに梱包体の重量が天秤
レバーを介して作用するので操作ハンドルに遊びがなく
運搬時の操作が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例例1の図面で荷台先端が着地した
状態で梱包体を荷台に載せる側の運搬用機器の側面図で
ある。
【図2】図1の上面図で、荷台を床面から浮上させた状
態を保持するための保持レバーを特に示している。
【図3】本発明の実施例1の図面で、操作ハンドルを傾
斜させて荷台を浮上させ梱包体を荷台に載せた後の運搬
用機器の側面図である。
【図4】本発明実施例2の図面で、梱包体を荷台に載せ
る前の運搬用機器の側面図である。
【図5】図4は実施例2の上面図で、特に第1荷台連結
部材を示している。
【図6】本発明実施例2の側面で、梱包体を荷台に載せ
たときの状態を示してる。
【図7】本発明実施例1または2に特に併設した第2荷
台連結部材の上面図である。
【図8】第2荷台連結部材を併設したときの実施例3の
側面図である。
【図9】本発明の実施例4の上面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図10のX−X矢視図で操作ハンドルを省略
した図である。
【符号の説明】
1A,1B 荷受け部材 2 第1車輪 3,22 支え 4 第1軸 6 第2車輪 7 天秤レバー 8 第2軸 9 L形レバー 10A,10B 操作ハンドル 11 水平旋回支軸 12 保持レバー 13,23 ばね 14 軸 15 スリーブ付軸 21 楔部材 24 操作棒 25 ストッパ部材 27,28 突出部材 29 連結部材 33 楔レバー 34 水平ピン 35 ストッパピン P 梱包体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四輪式の運搬用機器であって、梱包体の
    横外側の側方案内と該梱包体の下面を支える支え板とを
    有する荷受け部材を対向配置し一対で構成する荷台と、
    前記荷受け部材のそれぞれの後部に操舵自在に設けた一
    対の第1車輪と、前記荷受け部材のそれぞれの中央部分
    より前方で外側水平に突出する第1軸に軸承される一対
    の天秤レバーと、該天秤レバーのそれぞれの前端に軸承
    された一対の第2車輪と、前記荷台の後部で水平に突出
    する第2軸にL形屈曲部で軸承され前記天秤レバーと同
    一平面で揺動可能且つL形形状の先端を前記天秤レバー
    の後端下面に当接可能な一対の操作ハンドルと、一対の
    該操作ハンドルを傾斜させてL形先端を前記天秤レバー
    に当接し前記第2車輪と床面との接触位置を支点として
    前記第1軸軸心を浮上させることにより前記荷台を床面
    から浮上させその状態を維持する一対の荷台保持部材
    と、前記荷受け部材の側方案内の一方の内側から突出し
    た部材を他方の内側から対向して突出した部材で梱包体
    の幅に合わせて間隔を調整可能に構成した第1荷台連結
    部材とを含んでなり、梱包体の下面に荷台を進入させ操
    作ハンドルを操作して接地する第2車輪に対し荷台を浮
    上させて運搬することを特徴とする運搬用機器。
  2. 【請求項2】 前記荷台保持部材は、前記荷受け部材の
    それぞれの後部の支軸で水平旋回可能に設けられ前端が
    前記天秤レバーの下面と前記荷受け部材の側方案内の上
    面との間に生ずる空間に挿入可能に形成された一対の保
    持レバーでなる請求項1に記載の運搬用機器。
  3. 【請求項3】 前記荷台保持部材は、前記荷受け部材の
    それぞれに前記操作ハンドルの前面に沿って設けられた
    一対のストッパ部材と、前記操作ハンドルに沿って移動
    自在に設けられ操作ハンドルを傾斜させたときに生じる
    前記ストッパとの隙間に挿入可能な一対の楔部材とでな
    る請求項1に記載の運搬用機器。
  4. 【請求項4】 前記荷台保持部材は前記荷受け部材のそ
    れぞれの操作ハンドルの前面に直立して設けられた一対
    のストッパ部材と、前記荷受け部材にほぼ鉛直面内で旋
    回可能に設けられ前記操作ハンドルを傾斜させてときに
    生じる前記ストッパ部材との隙間に挿入可能な保持レバ
    ーとでなる請求項1に記載の運搬用機器。
  5. 【請求項5】 前記第1荷台連結部材と平行に前記一対
    の荷受け部材または操作ハンドルから対向する方向に突
    出させて梱包体の幅に合わせて調整可能に設けた第2荷
    台連結部材を設けてなり、構造を強化することを特徴と
    する請求項1,2,3,4のいずれか1項に記載の運搬
    用機器。
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