JPH061991U - 管継手の防食スリーブ - Google Patents

管継手の防食スリーブ

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Publication number
JPH061991U
JPH061991U JP4047092U JP4047092U JPH061991U JP H061991 U JPH061991 U JP H061991U JP 4047092 U JP4047092 U JP 4047092U JP 4047092 U JP4047092 U JP 4047092U JP H061991 U JPH061991 U JP H061991U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tubular
opening
receiving
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP4047092U
Other languages
English (en)
Inventor
修一 三浦
広 地紙
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP4047092U priority Critical patent/JPH061991U/ja
Publication of JPH061991U publication Critical patent/JPH061991U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管継手の接水部の腐食を抑制するとともに、
たとえ発錆してもその錆が管内に流入するのを防止す
る。 【構成】 管の挿口12の先端部の内周に第1の筒状部
2をはめ込み、受口11の奥側の管胴部21の内周に第
2の筒状部3をはめ込み、これら筒状部2、3の間を蛇
腹部4にて接続した防水スリーブ1によって、接水部へ
の管内流体の出入りを抑制する。筒状部2、3の外周に
複数のリブ5を突して成形することで、管の内径の公差
を吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管継手における受口挿口間を防食するための管継手の防食スリーブ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、管継手として、図3に示すように、受口11内に挿口12を挿入し 、受口11の開口端の内周のテーパ状のシール面14と挿口12の外周面の間に シール材13を配置し、このシール材13を押輪15にて押圧するように構成し たメカニカルタイプのものが知られている。あるいは、図4に示すように、受口 31の内周面に収容溝34を設けてシール材33を配置し、このシール材33を 圧縮しながら挿口32を受口31内に挿入するように構成されたスリップオンタ イプのものも、多用されている。
【0003】 これらの管継手においては、シール材13、33よりも奥側の受口11、31 の内周と挿口12、32の外周との間の空間に管内の水などの流体が浸入する。 このため、挿口12、32の先端部の外周面と先端面、および受口11、31の 奥部の内周面と奥端面20とは接水部となる。
【0004】 受口11、31の奥側から挿口12、32の先端にわたる管胴部21、35の 内周面には、通常モルタルライニング22、36が施されるため、接水にもとづ く腐食などの発生は完全に防止されている。また、上記接水部も、通常は防食塗 装が施されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、接水部に防食塗装が施されていても、長期間流水に晒される間に徐 々に防食塗装が退化し、発錆しやすいという問題点がある。また特に管長調整の ために切管した場合には、挿口12、32の先端の切断面が露出し、その切断端 面を速乾性塗料などで補修塗装しても、その厚みが薄く十分な防食性能が期待で きずに短期間で発錆し、しかもその錆が管内に流入しやすいという問題点がある 。
【0006】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、管継手の接水部の腐食を抑制でき るとともに、たとえ発錆してもその錆が管内に流入するのを防止できるようにす ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、挿口の先端部の内周にはまり合う第1の筒 状部と、受口の奥側の管胴部の内周にはまり合う第2の筒状部と、これら第1お よび第2の筒状部どうしの間を接続する蛇腹部と、第1および第2の筒状部の外 周に突出して形成された管内径の公差吸収用の複数のリブとを有するようにした ものである。
【0008】
【作用】
このような構成によると、管内の流体が管継手の接水部に浸入することが抑制 され、挿口の先端面や外周面、および受口の奥部の内周面や奥端面における腐食 の発生が抑制される。かつ発錆した場合でもその錆の管内への流入が防止される 。また蛇腹部によって受口挿口間の伸縮および屈曲が許容される。筒状部の外周 に突出して形成されたリブの変形によって、管内径の公差が吸収される。
【0009】
【実施例】
まず、本実施例の防食スリーブの適用対象であるメカニカルタイプの伸縮管継 手の詳細構造を図3を参照して説明する。シール材13よりも奥側の受口内周に はロックリング17が装着され、このロックリング17とシール材13との間に はバックアップリング18が設置されている。挿口12の先端部の外周にはロッ クリング17に受口奥側から係り合い可能な突部19が形成され、ロックリング 17と突部19の係り合いにより受口11と挿口12の離脱が防止されている。 挿口12はその先端が受口11の奥端面20に対応する位置と突部19がロック リング17に係り合う位置との間で管軸方向に伸縮可能であり、また受口11と 挿口12との間の屈曲動作も可能である。
【0010】 テーパシール面14よりも奥側の受口11の内周面とその奥端面20と挿口1 2の先端部の外周面とその先端面とには防食塗装が施され、切管した場合にはそ の挿口先端面に補修塗装が施される。
【0011】 挿口12の先端と受口11よりも奥側の管胴部との間には、防食スリーブ1が 設けられている。図1および図2に示すように、防食スリーブ1は、ポリプロピ レンまたはポリエチレンにて形成され、挿口12の先端部の内周にはまり合う第 1の筒状部2と、受口11の奥側の管胴部21の内周にはまり合う第2の筒状部 3と、第1および第2の筒状部2、3どうしの間を接続する伸縮自在な蛇腹部4 とを備えている。第1および第2の筒状部2、3の外周面には、管の内径公差を 吸収するための管軸方向のリブ5が周方向に複数突出して形成されている。この リブ5は、筒状部2、3の先端から蛇腹部4に向かって徐々に突出高さが大きく なるように形成され、筒状部2、3を容易に管内にはめ合わせて固定できるよう にされている。筒状部2、3における蛇腹部4側の端部にはそれぞれフランジ6 、7が設けられ、挿口12の先端面および受口11の奥端面20に接するように 構成されている。
【0012】 このような構成において、防食スリーブ1を図3に示すように受口11と挿口 12との間の所定位置に装着するには、受口11内に挿口12を挿入する際に、 受口11の奥側の管胴部21の内周に筒状部3をはめ込んでおくか、あるいは挿 口12の先端部の内周に筒状部2をはめ込んでおき、その状態で挿口12を受口 11内に挿入することによって、図示のように確実に装着して固定することがで きる。その際に、筒状部2、3の外周面にリブ5を設けているので、このリブ5 の変形によって管内径の公差を吸収でき、この公差の存在にかかわらず筒状部2 、3を確実にはめ合わせることができる。
【0013】 こうして、挿口12の先端部の内周に筒状部2をはめ合わせて固定するととも に、受口11の奥側の管胴部21の内周に筒状部3をはめ合わせて固定すると、 これら筒状部21どうしの間が蛇腹部4で閉鎖されるため、管内の流体が受口挿 口間に浸入するのを制限できる。このため挿口12の先端面や、その外周面や、 受口11の内周面や、その奥端面20の腐食を抑制でき、かつ錆が発生した場合 でもその錆が管内に流入するのを防止できる。また筒状部2、3間は蛇腹部4に て構成され、伸縮自在であるので、受口11と挿口12とが互いに伸縮動作や屈 曲動作を行っても、それに追従することができる。
【0014】 以上においては、離脱防止機構付きのメカニカルタイプの伸縮管継手に本考案 の防食スリーブを適用した例を示したが、本考案のスリーブは、図4に示すよう な受口31の内周面と挿口32の外周面との間でシール材33を圧縮するように したスリップオンタイプの管継手にも適用できる。その場合には、挿口32側に 防食スリーブ1をはめ込んでおいてから、この挿口32を受口31内に挿入すれ ばよい。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、挿口の先端部の内周に第1の筒状部をはめ 込むとともに、受口の奥側の管胴部の内周に第2の筒状部をはめ込むことにより 、受口挿口間への管内流体の浸入を抑制できて、挿口の先端面やその外周面や受 口の内周面やその奥端面の腐食を抑制でき、また錆が発生した場合でもその錆が 管内に流入するのを防止できる。また第1および第2の筒状部間を蛇腹部で接続 しているので、受口と挿口との間の伸縮や屈曲に対応することができる。さらに 筒状部の外周に突出して形成されたリブにて管内径の公差を吸収することができ るため、筒状部を常に確実にはめ合い状態に固定して、防食効果を発揮すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の防食スリーブの断面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】同防食スリーブを適用したメカニカルタイプの
管継手の縦断面図である。
【図4】同防食スリーブを適用したスリップオンタイプ
の管継手の縦断面図である。
【符号の説明】
1 防食スリーブ 2 第1の筒状部 3 第2の筒状部 4 蛇腹部 5 リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口内に挿口を挿入して接合される管継
    手において、挿口の先端部の内周にはまり合う第1の筒
    状部と、受口の奥側の管胴部の内周にはまり合う第2の
    筒状部と、これら第1および第2の筒状部どうしの間を
    接続する蛇腹部と、第1および第2の筒状部の外周に突
    出して形成された管内径の公差吸収用の複数のリブとを
    有することを特徴とする管継手の防食スリーブ。
JP4047092U 1992-06-15 1992-06-15 管継手の防食スリーブ Pending JPH061991U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4047092U JPH061991U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 管継手の防食スリーブ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4047092U JPH061991U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 管継手の防食スリーブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061991U true JPH061991U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12581527

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4047092U Pending JPH061991U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 管継手の防食スリーブ

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JP (1) JPH061991U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190700A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 伸縮管継手構造
JP2005083438A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Masakazu Yamamoto 管継部に夾雑物等が堆積するのを防止するスリーブ
JP2012154401A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Cosmo Koki Co Ltd 防錆部材
JP2015158214A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 日本鋳鉄管株式会社 管継手構造

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