JP2015158214A - 管継手構造 - Google Patents

管継手構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015158214A
JP2015158214A JP2014032029A JP2014032029A JP2015158214A JP 2015158214 A JP2015158214 A JP 2015158214A JP 2014032029 A JP2014032029 A JP 2014032029A JP 2014032029 A JP2014032029 A JP 2014032029A JP 2015158214 A JP2015158214 A JP 2015158214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint structure
connection target
pipe joint
polyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014032029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6419436B2 (ja
Inventor
清水 孝
Takashi Shimizu
孝 清水
誠二 松島
Seiji Matsushima
誠二 松島
光義 星野
Mitsuyoshi Hoshino
光義 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Nippon Chutetsukan KK
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Nippon Chutetsukan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Nippon Chutetsukan KK filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2014032029A priority Critical patent/JP6419436B2/ja
Publication of JP2015158214A publication Critical patent/JP2015158214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419436B2 publication Critical patent/JP6419436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

【課題】接続対象管の管端部の接続スペースを短くすることにより接続対象管の長さを自在に調整することができる範囲を継手により確保でき、しかも、これにより鋳鉄管からポリエチレン管への入れ替え工事における作業性を改善することができる管継手構造を提供することにある。
【解決手段】ポリエチレン管1の端部に接続継手部材2を接続する、抜け止め手段4を備えた管継手構造において、抜け止め手段4は、ポリエチレン管1の管端部内に挿入される抜け止め部材5と、接続継手部材2の端部内周面とポリエチレン管1の端部外周面との間に形成された隙間(M)内に挿入される封止部材6と、隙間(M)内であって、封止部材6と抜け止め部材5との間に挿入される係止部材7と、封止部材6を押し込んで、ポリエチレン管1を縮径させ、かくして、ポリエチレン管1の内周面を抜け止め部材5の外周面に押し付ける押し込み機構8とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、管継手構造、特に、接続対象管の管端部の接続スペースを短くすることにより接続対象管の長さを自在に調整することができる範囲を継手により確保でき、しかも、これにより鋳鉄管からポリエチレン管への入れ替え工事における作業性を改善することができる管継手構造に関するものである。
ポリエチレン管と鋳鉄管とを接続するための従来の継手構造としては、図5に示すようなメカニカル継手構造が知られている。
この継手構造は、鋳鉄管22の端部に設けられた、フランジ23を有するメカニカル継手部24を介してポリエチレン管21と鋳鉄管22とを接続するものである。ポリエチレン管21の端部内には、補強部材25が打ち込まれて、ポリエチレン管21の端部の剛性が高められており、その端部外周には、ロックリング26とカラーリング27とからなる抜け止めリング28が装着されている。
さらに、抜け止めリング28からポリエチレン管21の奥側に隣接して、バックアップリング30、丸ゴム輪31、角ゴム輪32、座金34、押し輪29がこの順に装着されている。このように各部材が装着され、ポリエチレン管21がメカニカル継手部24に挿入された状態で、押し輪29のリブ部で座金34を押すように、フランジ23のボルト孔23aと押し輪29のボルト孔29aにボルト35を通してナット36で締め付けることにより、ポリエチレン管21と鋳鉄管22とを接続するものである(特許文献1参照)。
特開平10−132168号公報
上述したメカニカル継手構造は、以下のような問題を有していた。
(1)接続対象管(例えば、ポリエチレン管21)の端部の外周に抜け止めリング28(ロックリング26、カラーリング27)を装着するスペースと、バックアップリング30、ゴム輪33(丸ゴム輪31、角ゴム輪32)、座金34等の封止部材を配置するスペースが必要となる。このため接続対象管の管端から管軸に沿って接続するに要するスペースが長くなり、しかも接続に必要な部品が多いことから接続作業に時間がかかるため、良好な作業性が得られなかった。
(2)管の交換工事等の際に、接続対象管である旧管と新管とを一時的に配管(仮配管)する必要があるが、この時、新旧管の地表面からの埋設深さは必ずしも同一とは限らない。この場合、埋設深さの違いを仮配管で調整する必要性が生じるため、仮配管を行う度に、現場に応じて、その都度、仮配管を新たに製作するしかないので、管の交換作業に時間と手間と費用を要していた。
(3)地震時等において、接続対象管に抜け出し力が作用した場合、上述したメカニカル継手構造では、接続対象管の長さ調整代は、基本的にはないので、例えば、接続対象管がポリエチレン管の場合には、ポリエチレンの材質による伸びにより、接続対象管の抜け出しに対応しているため、ポリエチレン管へのダメージは避けられないものであった。
従って、この発明の目的は、管同士を接続するための管継手構造において、接続対象管の管端部の接続スペースを短くすることができ、それにより接続対象管の長さを調整することができる範囲を継手により確保することで、鋳鉄管からポリエチレン管への入れ替え工事における作業性を改善することができる管継手構造を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、接続対象管の端部に継手部材を接続する、抜け止め手段を備えた管継手構造において、前記抜け止め手段は、前記接続対象管の管端部内に挿入される抜け止め部材と、前記継手部材の端部内周面と前記接続対象管の端部外周面との間に形成された隙間内に挿入される封止部材と、前記隙間内であって、前記封止部材と前記抜け止め部材との間に挿入される係止部材と、前記封止部材を押し込んで、前記接続対象管を縮径させ、かくして、前記接続対象管の内周面を前記抜け止め部材の外周面に押し付ける押し込み機構とを備えていることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記抜け止め部材の外周面には、前記接続対象管の内周面に食い込ませるための凸部が形成されていることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記凸部は、2面により形成された歯形状をなすことに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記凸部は、前記抜け止め部材の挿入側面と、前記抜け止め部材の反挿入側面とを有し、前記挿入側面の、前記抜け止め部材の軸線に対する角度は、前記反挿入側面の、前記抜け止め部材の軸線に対する角度より小さいことに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4の何れか1つに記載の発明において、前記凸部は、前記抜け止め部材の軸回りに螺旋状に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1つに記載の発明において、前記係止部材の前記封止部材側の端面は、凸状に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れか1つに記載の発明において、前記押し込み機構は、前記封止部材に当接される押し輪と、前記押し輪と前記継手部材とを締結するボルトとナットとからなることに特徴を有するものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7の何れか1つに記載の発明において、前記継手部材は、前記接続対象管の端部と被接続対象管の端部とを接続することに特徴を有するものである。。
請求項9に記載は、請求項1から8の何れか1つに記載の発明において、前記封止部材は、ゴム製であることに特徴を有するものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9の何れか1つに記載の発明において、前記接続対象管は、樹脂製であることに特徴を有するものである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記樹脂は、ポリエチレンであることに特徴を有するものである。
請求項12に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記被接続対象管は、金属管であることに特徴を有するものである。
請求項13に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記被接続対象管は、樹脂製であることに特徴を有するものである。
この発明によれば、封止部材を押し込んで接続対象管を縮径させ、かくして、接続対象管の内周面と抜け止め部材の外周面との摩擦抵抗を増大させることによって、接続対象管の外周面に抜け止めリングとメカニカル継手部とを並べて配置する従来の管継手構造に比べて、接続対象管の管端から管軸に沿って接続するに要するスペースの長さを短くすることができる。すなわち、接続対象管の管端部の接続スペースを短くすることができる。
また、この発明によれば、抜け止め部材の外周面に凸部を形成し、接続対象管の内周面に食い込ませることにより、抜け止め部材が挿入された接続対象管の抜け出し防止効果をさらに増大させることができる。
また、この発明によれば、接続対象管の長さを調整することができる範囲を継手により確保することで、従来の管継手構造のように、接続対象管の外周面に抜け止めリングとメカニカル継手部とを並べて配置する必要がないので、接続に要する部品数を減らすことができる。この結果、管継手の接続作業を改善することができる。
また、この発明によれば、管接続時において、予め接続対象管の端部を継手部材の奥部に挿入しておくことにより、管の交換工事等の際に、新旧管の埋設深さの違いに対応可能となる。この結果、仮配管を繰り返し使用することができるので、現場に応じてその都度、新たな仮配管を用意する必要がなくなり、管の交換作業が円滑に行える。
また、この発明によれば、地震時等において、接続対象管に抜け出し力が作用した場合、接続対象管の長さの調整代が大きいので、接続対象管の材質による伸びに頼らず、接続対象管の抜け出しに対応することができる。
この発明の管継手構造を示す断面図である。 図1のA矢視図である。 抜け止め部材の部分拡大図である。 この発明の管継手構造による接続対象管の長さ調整代の説明図である。 従来の継手構造を示す断面図である。
次に、この発明の管継手構造の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の管継手構造を示す断面図、図2は、図1のA矢視図、図3は、抜け止め部材の部分拡大図である。
図1から図3において、1は、接続対象管であるポリエチレン管である。接続対象管は、ポリエチレン管以外の樹脂管であっても良い。2は、継手部材としての接続継手部材である。接続継手部材2は、ポリエチレン管1の端部と被接続対象管である別のポリエチレン管3の端部とを接続する。被接続対象管は、ポリエチレン管3以外に鋳鉄管や鋼管等の金属管であっても良い。
接続継手部材2の内周面の軸方向中央部には、突条2aが形成され、ポリエチレン管1を接続継手部材2の奥部まで挿入した際に、後述する抜け止め部材5のフランジ5aが突条2aに当接する。接続継手部材2は、フランジ5aが突条2aに当接したときに、フランジ5aと後述する係止部材8との間に調整代(T1)が形成されるような長さを有している。
4は、抜け止め手段であり、抜け止め部材5と封止部材6と係止部材7と押し込み機構8とから構成されている。
抜け止め部材5は、筒状をなし、ポリエチレン管1の管端部内に挿入される。抜け止め部材5の一端には、ポリエチレン管1の管端面に当接するフランジ5aが形成され、抜け止め部材5の外周面には、周方向に亘って凸部5bが形成されている(図3参照)。フランジ5aの外径は、ポリエチレン管1の外径より大きく、ポリエチレン管1の外周面から突出したフランジ5a部分に係止部材7が当接される。
凸部5bは、2面により歯形状に形成され、図3に示すように、凸部5bの挿入側面(S2)の、抜け止め部材5の軸線に対する角度(θ2)は、反挿入側面(S1)の、抜け止め部材5の軸線に対する角度(θ1)より小さく形成されている。このように凸部5bを形成することによって、抜け止め部材5をポリエチレン管1の端部内に挿入しやすく、一方、後述するように、ポリエチレン管1の縮径により、凸部5bがポリエチレン管1の内周面に食い込んだ後は、ポリエチレン管1の抜け出しを確実に阻止することができる。
凸部5bは、抜け止め部材5の軸方向に間隔をおいて独立して形成されているが、凸部5bを抜け止め部材5の軸回りに螺旋形状に形成しても良い。凸部5bを螺旋形状にすることにより、抜け止め部材5をポリエチレン管1の端部内に挿入する際、挿入がきつい状況においても、抜け止め部材5を回転させながら挿入することにより、螺旋形状部がねじの作用をなして、抜け止め部材5を容易に挿入することができる。また、抜け止め部材5を取り外す際にも、ねじの作用により取り外しが容易に行える。
なお、凸部5bは、ポリエチレン管1の縮径により、ポリエチレン管1の内周面と抜け止め部材5の外周面との間に十分に大きな摩擦抵抗が得られるような場合には、形成する必要はない。
封止部材6は、ゴム輪からなり、接続継手部材2の端部内周面とポリエチレン管1の端部外周面との間に形成された隙間(M)の入口部分(M1)内に挿入される。隙間(M)から入口部分(M1)を差し引いた隙間の長さは、調整代(T1)の長さと同じである。
係止部材7は、封止部材6に当接し、係止部材7の封止部材6側の端面は、凸状に形成されている。係止部材7の封止部材6側の端面を凸状に形成することによって、封止部材6に、後述する押し込み機構8により押し込み力が作用した際に、封止部材6に生じる反力を、接続継手部材2の端部内周面とポリエチレン管1の端部外周面に効率良く伝達することができる。この結果、シール性が向上すると共に、ポリエチレン管1を確実に縮径させることができる。凸状部分は、係止部材7の周方向に沿って環状に形成すると良い。
封止部材6が押し込み機構8により隙間(M1)内に押し込まれると、この押し込み力は、封止部材6の外周面が接続継手部材2により拘束されているので、ポリエチレン管1を縮径する力となる。ポリエチレン管1が縮径すると、抜け止め部材5の凸部5bがポリエチレン管1の内周面に食い込む。
押し込み機構8は、封止部材6に当接される押し輪9と、押し輪9と接続継手部材2とを締結するボルト10と、ボルト10に螺合するナット11とから構成されている。ボルト10は、押し輪9に形成されたボルト孔9aと接続継手部材2に形成されたボルト孔2aとに挿通される。
以上のように構成されている、この発明の管継手構造によれば、以下のようにして、ポリエチレン管の端部に接続継手部材を接続することができる。
図1および図2に示すように、予めポリエチレン管1の管端の奥部に、押し輪9と封止部材6と係止部材7とを嵌め込み、ポリエチレン管1の端部内に抜け止め部材5を挿入する。
次いで、抜け止め部材5を挿入したポリエチレン管1の端部に接続継手部材2を嵌め込む。この際、抜け止め部材5のフランジ5aが接続継手部材2の突条2aに当接するまで挿入する。なお、接続継手部材2の長さを調整する必要がある場合には、突条2aに当接する前まで挿入する。
次いで、接続継手部材2の端部内周面とポリエチレン管1の端部外周面との間に形成された隙間(M)の入り口部分(M1)内に係止部材7と封止部材6とを挿入し、ボルト10を押し輪9に形成されたボルト孔9aと接続継手部材2に形成されたボルト孔2aとに挿通し、ナット11を締める。これによって、封止部材6は、隙間(M1)内に押し込まれる。
封止部材6が押し込まれると、封止部材6によってポリエチレン管1が縮径し、抜け止め部材5の凸部5bがポリエチレン管1の内周面に食い込む。この結果、ポリエチレン管1に抜け出し力が作用しても、ポリエチレン管1の内周面に抜け止め部材5の凸部5bが食い込むので、フランジ5aが係止部材7に当接するまで、ポリエチレン管1は、移動するが、その後、ポリエチレン管1が接続継手部材2から抜け出るおそれはない。
このように、ポリエチレン管1に抜け出し力が作用した場合、フランジ5aが係止部材7に当接するまでポリエチレン管1は、移動可能であるので、管の交換工事等の際に、ポリエチレン管1の長さを調整する必要性が生じた場合、ポリエチレン管1を切断したり、新たなポリエチレン管1を用意する必要がなくなるので、管の交換作業が円滑に行える。
また、地震時等において、ポリエチレン管1に抜け出し力が作用した場合、ポリエチレン管1の長さの調整代が大きいので、ポリエチレン管1の材質による伸びに頼らず、ポリエチレン管1の抜け出しに対応することができる。
このようにして、ポリエチレン管1の端部に接続継手部材2を接続することができる。接続継手部材2を介してポリエチレン管1に接続する被接続対象管は、ポリエチレン管3以外に鋳鉄管や鋼管等の金属管としても良い。また、接続継手部材2を被接続対象管の端部に形成しても良い。
この発明の管継手構造による接続対象管の長さ調整代について、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、管路Aと管路Bとが上下に水平に敷設され、管路Aと管路Bとが、この発明の管継手構造を介してポリエチレン管1からなる管路Cにより接続されている場合を例に挙げる。
(a)に示すように、当初、ポリエチレン管1が接続継手部材2の奥部に嵌め込まれた状態で敷設されていたが、地震等によって、管路Aと管路Bとの間隔が広がった場合、ポリエチレン管1は、この発明の管継手構造を介して接続されているので、(b)に示すように、調整代分だけ移動する。従って、管路Aと管路Bとの接続は、確実に維持される。
このように、この発明の管継手構造を介して管同士を接続することによって、地震時等において、ポリエチレン管1に抜け出し力が作用した場合、ポリエチレン管1の長さの調整代が大きいので、ポリエチレン管1の材質による伸びに頼らず、ポリエチレン管1の抜け出しに対応することができる。
また、仮配管とした場合に、当初の現場では管路Aと管路Bとの埋設深さの違いが(a)に示す程度であったが、次の現場では(b)に示す状態であった。このような場合においても図4に示す調整代があることにより、両方の現場でこの仮配管が使用可能となり、現場ごとにその都度、新たに仮配管を製作する必要はない。
さらに、図4では省略しているが、仮配管部として、新管である管路Aに接続している部分に、この発明の管継手構造による接続継手部材を使用すれば、上下方向での調整に加え、水平方向での調整も可能となるため、接続作業をさらに改善することができる。
以上、説明したように、この発明の管継手構造によれば、封止部材6を押し込んでポリエチレン管1を縮径させ、かくして、ポリエチレン管1の内周面に抜け止め部材5の凸部5bを食い込ませる構造とすることによって、ポリエチレン管1の外周面に抜け止めリング28とメカニカル継手部24とを並べて配置する従来の管継手構造に比べて、ポリエチレン管1の管端から管軸に沿って接続するに要するスペースの長さ(L1)を短くすることができる(図1参照)。従来の管継手構造におけるスペースの長さを、図5において(L2)で示す。
また、従来の管継手構造(図5参照)のように、ポリエチレン管1の外周面に抜け止めリング28とメカニカル継手部24とを並べて配置する必要がないので、接続に要する部品数を減らし、かつ、接続するに要するスペースの長さ(L1)を短くすることが可能となるので、ポリエチレン管1の長さを自在に調整することができる範囲を継手により確保することができる。この結果、管継手の接続作業を改善することができる。
1:ポリエチレン管(接続対象管)
2:接続継手部材(継手部材)
2a:突条
2b:ボルト孔
3:ポリエチレン管(被接続対象管)
4:抜け止め手段
5:抜け止め部材
5a:フランジ
5b:凸部
6:封止部材
7:係止部材
8:押し込み機構
9:押し輪
9a:ボルト孔
10:ボルト
11:ナット
21:ポリエチレン管
22:鋳鉄管
23:フランジ締結部
23a:ボルト孔
24:メカニカル継手
25:補強材
26:ロックリング
27:カラーリング
28:抜け止めリング
29:押し輪
29a:ボルト孔
30:バックアップリング
31:丸ゴム輪
32:角ゴム輪
33:ゴム輪
34:座金
35:ボルト
36:ナット

Claims (13)

  1. 接続対象管の端部に継手部材を接続する、抜け止め手段を備えた管継手構造において、
    前記抜け止め手段は、前記接続対象管の管端部内に挿入される抜け止め部材と、前記継手部材の端部内周面と前記接続対象管の端部外周面との間に形成された隙間内に挿入される封止部材と、前記隙間内であって、前記封止部材と前記抜け止め部材との間に挿入される係止部材と、前記封止部材を押し込んで、前記接続対象管を縮径させ、かくして、前記接続対象管の内周面を前記抜け止め部材の外周面に押し付ける押し込み機構とを備えていることを特徴とする管継手構造。
  2. 前記抜け止め部材の外周面には、前記接続対象管の内周面に食い込ませるための凸部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の管継手構造。
  3. 前記凸部は、2面により形成された歯形状をなすことを特徴とする、請求項2に記載の管継手構造。
  4. 前記凸部は、前記抜け止め部材の挿入側面と、前記抜け止め部材の反挿入側面とを有し、前記挿入側面の、前記抜け止め部材の軸線に対する角度は、前記反挿入側面の、前記抜け止め部材の軸線に対する角度より小さいことを特徴とする、請求項3に記載の管継手構造。
  5. 前記凸部は、前記抜け止め部材の軸回りに螺旋状に形成されていることを特徴とする、請求項2から4の何れか1つに記載の管継手構造。
  6. 前記係止部材の前記封止部材側の端面は、凸状に形成されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに記載の管継手構造。
  7. 前記押し込み機構は、前記封止部材に当接される押し輪と、前記押し輪と前記継手部材とを締結するボルトとナットとからなることを特徴とする、請求項1から6の何れか1つに記載の管継手構造。
  8. 前記継手部材は、前記接続対象管の端部と被接続対象管の端部とを接続することを特徴とする、請求項1から7の何れか1つに記載の管継手構造。
  9. 前記封止部材は、ゴム製であることを特徴とする、請求項1から8の何れか1つに記載の管継手構造。
  10. 前記接続対象管は、樹脂製である請求項1から9の何れか1つに記載の管継手構造。
  11. 前記樹脂は、ポリエチレンであることを特徴とする、請求項10に記載の管継手構造。
  12. 前記被接続対象管は、金属管であることを特徴とする、請求項8に記載の管継手構造。
  13. 前記被接続対象管は、樹脂製であることを特徴とする、請求項8に記載の管継手構造。
JP2014032029A 2014-02-21 2014-02-21 管継手構造 Active JP6419436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032029A JP6419436B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 管継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032029A JP6419436B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 管継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015158214A true JP2015158214A (ja) 2015-09-03
JP6419436B2 JP6419436B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=54182359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014032029A Active JP6419436B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 管継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419436B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180216754A1 (en) * 2017-02-02 2018-08-02 Victaulic Company Mechanical Coupling for Mechanical and Structural Tubing
CN109237161A (zh) * 2018-10-23 2019-01-18 筑梦高科建筑有限公司 薄壁金属管道新型连接件及其安装施工工艺
JP7499077B2 (ja) 2020-06-11 2024-06-13 株式会社栗本鐵工所 管体の離脱防止継ぎ手、離脱防止構造、及び、離脱防止構造の施工方法

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4070046A (en) * 1976-11-01 1978-01-24 Coupling Systems, Inc. Pipe and tubing connecting sleeve
JPH061991U (ja) * 1992-06-15 1994-01-14 株式会社クボタ 管継手の防食スリーブ
JPH09210267A (ja) * 1996-01-31 1997-08-12 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH10122461A (ja) * 1996-10-17 1998-05-15 Kubota Corp ポリオレフィン系管の離脱防止継手
JPH11270764A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 管継手構造
JP2000130659A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 管接続構造
JP2000146082A (ja) * 1998-11-16 2000-05-26 Kurimoto Ltd 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法
JP2004100761A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Kawasaki Factory Kk 管の接合方法及び抜止押輪
JP2004138207A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Shimizu Gokin Seisakusho:Kk 軟質合成樹脂管継手用インナーコア
JP2004190700A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 伸縮管継手構造
JP2006275206A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kurimoto Ltd 挿し口端面の防食構造及びその防食方法
JP2007303548A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Victaulic Co Of Japan Ltd 伸縮可撓管継手
JP2008169868A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手部の離脱防止構造と挿口管部の係止部大径改造方法及び挿口管部用係止部大径改造具
JP2008267549A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Onda Seisakusho Seki Kojo:Kk インコアの製造方法

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4070046A (en) * 1976-11-01 1978-01-24 Coupling Systems, Inc. Pipe and tubing connecting sleeve
JPH061991U (ja) * 1992-06-15 1994-01-14 株式会社クボタ 管継手の防食スリーブ
JPH09210267A (ja) * 1996-01-31 1997-08-12 Sekisui Chem Co Ltd 管継手
JPH10122461A (ja) * 1996-10-17 1998-05-15 Kubota Corp ポリオレフィン系管の離脱防止継手
JPH11270764A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 管継手構造
JP2000130659A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Sekisui Chem Co Ltd 管接続構造
JP2000146082A (ja) * 1998-11-16 2000-05-26 Kurimoto Ltd 耐震用管継手端部の防食構造とその成形方法
JP2004100761A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Kawasaki Factory Kk 管の接合方法及び抜止押輪
JP2004138207A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Shimizu Gokin Seisakusho:Kk 軟質合成樹脂管継手用インナーコア
JP2004190700A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 伸縮管継手構造
JP2006275206A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kurimoto Ltd 挿し口端面の防食構造及びその防食方法
JP2007303548A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Victaulic Co Of Japan Ltd 伸縮可撓管継手
JP2008169868A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 管継手部の離脱防止構造と挿口管部の係止部大径改造方法及び挿口管部用係止部大径改造具
JP2008267549A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Onda Seisakusho Seki Kojo:Kk インコアの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180216754A1 (en) * 2017-02-02 2018-08-02 Victaulic Company Mechanical Coupling for Mechanical and Structural Tubing
CN110249168A (zh) * 2017-02-02 2019-09-17 维克托里克公司 用于机械和结构管件的机械联接件
US10731776B2 (en) 2017-02-02 2020-08-04 Victaulic Company Mechanical coupling for mechanical and structural tubing
CN109237161A (zh) * 2018-10-23 2019-01-18 筑梦高科建筑有限公司 薄壁金属管道新型连接件及其安装施工工艺
JP7499077B2 (ja) 2020-06-11 2024-06-13 株式会社栗本鐵工所 管体の離脱防止継ぎ手、離脱防止構造、及び、離脱防止構造の施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6419436B2 (ja) 2018-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6623261B2 (ja) 管継手
US8857861B2 (en) Self-restrained pipe joint system
KR101418783B1 (ko) 수평 추진형 이탈방지 스파이크가 장착된 주철관용 압륜
US9879805B2 (en) Pipe coupling device and construction method therefor
WO2015170407A1 (ja) フランジ接合部補強治具
JP6419436B2 (ja) 管継手構造
EP3460305B1 (en) Restraining clamp ring for joining two pipes and pipes to fittings
JP5475851B1 (ja) 管継手構造
JP2024009299A (ja) 管継手離脱防止構造
JP5435719B2 (ja) 杭の継手構造
JP6101089B2 (ja) 管継手構造
JP6093193B2 (ja) 管継手構造
JP2010019408A (ja) 電蝕防止用のステンレス鋼管継手、及び、電蝕防止用のステンレス鋼管継手の絶縁スペーサー
AU2020296357B2 (en) Pipe coupling
JP2015124801A (ja) 管継手
JPH10122466A (ja) 管継手の耐震構造
JP2012047280A (ja) 管継手
JP2008115911A (ja) 管継手におけるパッキング締め付け装置
JP2014142050A (ja) 挿し口用突部
JP2002295753A (ja) 管継手構造
WO2013010191A1 (en) Pipe connector fittings and method
KR101308401B1 (ko) 파이프와 고강도 연결구를 일체로 하는 하수관 연결 조립체
EP3732387B1 (en) Restraining pipe coupling
JP2016080121A (ja) 管継手
JPS5916622Y2 (ja) 管の伸縮・可撓継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250