JPH06196966A - 移動平均フィルタ - Google Patents

移動平均フィルタ

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JPH06196966A
JPH06196966A JP35726092A JP35726092A JPH06196966A JP H06196966 A JPH06196966 A JP H06196966A JP 35726092 A JP35726092 A JP 35726092A JP 35726092 A JP35726092 A JP 35726092A JP H06196966 A JPH06196966 A JP H06196966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving average
average filter
output
latch circuits
signals
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35726092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Ishii
英一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH06196966A publication Critical patent/JPH06196966A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理時間が短く且つ動作電流が少ない移動平
均フィルタを提供する。 【構成】 本発明は、入力信号の平滑化を行う移動平均
フィルタ1において、巡回出力手段2により、入力信号
をn個ずつサンプリングタイミング毎に巡回出力し、こ
の巡回出力手段2からのn個の出力信号を記憶手段3の
n個のラッチ回路3a乃至3nにより各々一時記憶し、
各ラッチ回路3a乃至3nの出力信号を加算する、各段
がn/2,n/4,n/8,・・・ の関係でm段に亘って
漸減する構成の合計n−1個の加算器からなる加算手段
7により加算処理するものである。これにより、動作速
度の高速化と動作電流の削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動平均フィルタに関
し、より詳しくは、オーバーサンプリングA/D変換器
におけるデシメーション(間引き)フィルタとして用い
て好適な移動平均フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動平均フィルタとして、図
2、図3に示すものが知られている。図2に示す移動平
均フィルタ30は、入力信号をシフトする従続接続した
n個のシフトレジスタ31a乃至31nからなる記憶手
段31と、入力信号と最終段のシフトレジスタ31nか
らのnサンプル遅れた信号との差分をとる差分演算器3
2と、この差分演算器32に従続接続した積分手段33
とを具備している。この積分手段33は、出力信号をシ
フトするシフトレジスタ34と、このシフトレジスタ3
4からの信号と差分演算器32の出力信号とを繰り返し
加算する加算器35とを具備している。
【0003】図2に示す移動平均フィルタ30によれ
ば、少ない構成要素であるため構成の簡略化を図ること
ができる。しかし、最終段に積分手段33を用いている
ため、一旦誤動作が生じるとその影響がずっと保持され
てしまう。このため、積分手段33にリーク要素を付加
する必要が生じ、かえって積分手段33の構成が複雑に
なり、また特性が劣化するという問題があった。
【0004】図3に示す移動平均フィルタ40は、入力
信号をシフトする従続接続したn個のシフトレジスタ4
1a乃至41nからなる記憶手段41と、入力信号及び
各シフトレジスタ41a乃至41nからの信号を各々加
算するn−1個の加算器42a乃至42n-1からなる加
算手段42とを具備している。
【0005】図3に示す移動平均フィルタ40によれ
ば、積分器を用いない構成なので、例え加算処理の途中
で誤動作が生じても、やがては正常動作に復帰できると
いう利点がある。しかしながら、この移動平均フィルタ
40の場合、n−1個の加算器42a乃至42n-1が1
サンプルタイミング毎に全て動作するため、処理時間が
長くなるという欠点があった。
【0006】また、移動平均フィルタ40をCMOS技
術でIC化した場合、1サンプルタイミング毎に全ての
加算器42a乃至42n-1の入力信号が変化するため、
全体の動作電流が大きくなってしまうという問題もあっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
移動平均フィルタ30の場合には、積分手段33の複雑
化、特性劣化を招くという問題があり、また、移動平均
フィルタ40の場合には、処理時間が長く、動作電流も
大きくなってしまうという問題があった。
【0008】本発明は上記の事情に基づいてなされたも
のであり、処理時間が短く且つ動作電流が少ない移動平
均フィルタを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、入力信号の平滑化を行う移動平均フィル
タにおいて、入力信号をn=2m 個(mは自然数)ずつ
サンプリングタイミング毎に巡回出力する巡回出力手段
と、この巡回出力手段からのn個の出力信号を一時記憶
するn個のラッチ回路からなる記憶手段と、前記ラッチ
手段に初段が接続され、前段の出力から選択された2つ
の信号を入力とし加算出力を出力する少なくとも1以上
の加算手段からなる段をm段有する多段加算手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上述した構成の移動平均フィルタの作用を以下
に説明する。この移動平均フィルタにおける巡回出力手
段は、サンプリングタイミングに応じて入力信号をn個
の出力信号として巡回的に出力する。記憶手段のn個の
ラッチ回路は、巡回出力手段からのサンプリングタイミ
ング毎のn個の出力信号を各々ラッチする。加算手段の
加算器は、n個のラッチ回路にラッチした各出力信号を
サンプリングタイミング毎に加算処理するが、このと
き、1回のサンプリングタイミング毎に実質的な加算処
理を行うのは、各段1個ずつ全部でm個の加算器であ
り、残余の加算器は動作中ではあるがその入力信号の変
化は生じ無い。この結果、移動平均フィルタの動作速度
を高速化できるとともに、CMOS技術でこの移動平均
フィルタをIC化した場合でも加算手段の動作電流を小
さく抑えることができる。また、この移動平均フィルタ
は、積分器を用いていないので、例え加算処理の途中で
誤動作が生じてもやがては正常動作に復帰させることが
できる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1に示す移動平均フィルタ1
は、入力信号をn個ずつサンプリングタイミング毎に巡
回出力する巡回出力手段2と、この巡回出力手段2から
のn個の出力信号を各々一時記憶するn個のラッチ回路
3a乃至3nからなる記憶手段3と、前記各ラッチ回路
3a乃至3nの出力信号を、各段がn/2,n/4,n
/8,・・・ の関係でm段に亘って漸減する構成の合計n
−1個の加算器4a,4b,・・・,5a,5b,・・・ ,
6a,・・・ ,maからなる加算手段7とを具備してい
る。
【0012】巡回出力手段2は、基準クロックをカウン
トするカウンタ8と、このカウンタ8の出力信号に基づ
きサンプリングタイミングを示すタイミングクロックを
送出するデコーダ9と、このデコーダ9からのタイミン
グクロックにより入力信号に基づいたn(例えば、n=
m 、但しmは自然数)個のサンプリング用の出力信号
を各ラッチ回路3a乃至3nに送るマルチプレクサ10
とを具備している。
【0013】上述した構成の移動平均フィルタ1の作用
を以下に説明する。この移動平均フィルタ1における巡
回出力手段2のカウンタ8は、基準クロックをカウント
し、その結果をデコーダ9に送る。デコーダ9は、カウ
ンタ8の出力信号に基づきサンプリングタイミングを示
すタイミングクロックをマルチプレクサ10に送る。こ
れによりマルチプレクサ10は、サンプリングタイミン
グに応じて取り込んだ入力信号を、n個の出力信号とし
て巡回的に出力する。記憶手段3のn個のラッチ回路3
a乃至3nは、巡回出力手段2からのサンプリングタイ
ミング毎のn個の出力信号を各々ラッチする。
【0014】加算手段7の合計n−1個の加算器4a,
4b,・・・ ,5a,5b,・・・ ,6a,・・・ ,maは、
n個のラッチ回路にラッチした各出力信号をサンプリン
グタイミング毎に加算処理し、その結果を出力する。こ
れにより、高いサンプリング周波数から所望の低い周波
数に変換する。このとき、1回のサンプリングタイミン
グ毎に実質的な加算処理を行うのは、各段1個ずつ、即
ち、マルチプレクサ10が、例えば図1に示すようにラ
ッチ回路3aにサンプリング用の信号を送っている時に
は、加算器4a,5a,6a,・・・ ,maの全部でm個
であり、残余の加算器4b,5b等は動作中であるがそ
の入力信号の変化は生じ無い。
【0015】この結果、図3に示す従来のものに比べて
動作速度を高速化できるとともに、CMOS技術でこの
移動平均フィルタ1をIC化した場合でも加算手段7の
全てを一時に動作させる従来例のものに比べて、動作電
流を小さく抑えることができる。
【0016】また、本実施例の移動平均フィルタ1は、
積分器を用いていないので、たとえ加算処理の途中で誤
動作が生じてもやがては正常動作に復帰させることがで
きる。
【0017】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、特に巡回
出力手段及び加算手段を上記のように構成したことによ
り、動作速度の高速化を図るとともに、動作電流の削減
を図ることができる移動平均フィルタを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である移動平均フィルタのブ
ロック図である。
【図2】従来の移動平均フィルタのブロック図である。
【図3】従来の他の移動平均フィルタのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 移動平均フィルタ 2 巡回出力手段 3 記憶手段 7 加算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の平滑化を行う移動平均フィル
    タにおいて、入力信号をn=2m 個(mは自然数)ずつ
    サンプリングタイミング毎に巡回出力する巡回出力手段
    と、この巡回出力手段からのn個の出力信号を一時記憶
    するn個のラッチ回路からなる記憶手段と、 前記ラッチ手段に初段が接続され、前段の出力から選択
    された2つの信号を入力とし加算出力を出力する少なく
    とも1以上の加算手段からなる段をm段有する多段加算
    手段を備えたことを特徴とする移動平均フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記n個の出力信号は、n=2m (但
    し、mは自然数)である請求項1記載の移動平均フィル
    タ。
JP35726092A 1992-12-24 1992-12-24 移動平均フィルタ Withdrawn JPH06196966A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35726092A JPH06196966A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 移動平均フィルタ

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JP35726092A JPH06196966A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 移動平均フィルタ

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JPH06196966A true JPH06196966A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18453210

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35726092A Withdrawn JPH06196966A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 移動平均フィルタ

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JP (1) JPH06196966A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0419385A2 (fr) * 1989-09-21 1991-03-27 Elf Atochem S.A. Procédé de fabrication de pulpes végétales blanchies
JP2000245063A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Hitachi Ltd 電力系統シミュレート装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0419385A2 (fr) * 1989-09-21 1991-03-27 Elf Atochem S.A. Procédé de fabrication de pulpes végétales blanchies
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