JPH06194007A - 流路切替バルブとそれを使用する空調装置 - Google Patents

流路切替バルブとそれを使用する空調装置

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JPH06194007A
JPH06194007A JP5097889A JP9788993A JPH06194007A JP H06194007 A JPH06194007 A JP H06194007A JP 5097889 A JP5097889 A JP 5097889A JP 9788993 A JP9788993 A JP 9788993A JP H06194007 A JPH06194007 A JP H06194007A
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holes
housing
spool
switching valve
flow path
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JP5097889A
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English (en)
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Kunio Iritani
邦夫 入谷
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Hiroki Ishii
弘樹 石井
Toshiki Kobayashi
俊樹 小林
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • F25B41/26Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves of fluid flow reversing valves

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調装置の運転モードの切り替えに使用され
るような多数の切替バルブを単一のものとしてまとめて
小型化し、消費電力も低減させる。 【構成】 スプール37には、複数の断面B〜Eにおい
て半径方向の穴が穿孔され、それらの穴を円周方向或い
は軸方向に接続する溝が予め形成されており、それをハ
ウジング36の中に挿入して固定すると、ハウジング3
6の穴がそれらに接続する。半径方向の穴を有しスプー
ル37内に挿入されるロータ38がモータ31によって
回動することにより、スプール37の穴を順次開閉して
流路を切り替える。この際、各断面がそれぞれ独立の切
替バルブとして作動する。切り替えが終わるとモータ3
1が停止し、その状態の保持に電力を消費することがな
い。例えばアキュームレータと一体に締結すると配管が
簡単になる。ハウジング36の穴を集中的に設けて配管
の便宜をはかることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばヒートポンプ式
空調装置のような流体を取扱うシステムにおいて、その
流路を切り替えるバルブと、それを使用した空調装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】流体を取扱うシステムの一例として、冷
房、暖房、除湿暖房、除霜・除湿という多くの運転モー
ドに切り替えを行う図2のような空調装置のヒートポン
プサイクルを考えた場合、1aは室外熱交換器、1bは
室内コンデンサ、1cは室内エバポレータ、1dはコン
プレッサ、1eはアキュームレータ、1fは膨張弁、1
gはキャピラリチューブ、1hは逆止弁、11〜18は
ジョイント部、21〜25は切替バルブであるが、従来
技術では、21,22,23,24,25の切替バルブ
として、それぞれ独立の電磁式切替バルブ等を使用して
いたため、それら多数の切替バルブがシステム全体を大
型化する原因の一つになっていた。また、電磁式切替バ
ルブを使用すると、前記のような多くの運転モードの一
つを選択してその状態を保つために、運転中は常時いづ
れかの電磁式切替バルブに通電をしておく必要があるの
で、省電力を考えた際には切り替えのできないものにく
らべて不利な点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来技術の有する問題点を解決した流路切替バルブを
提供することを、発明の解決課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、ヒー
トポンプ式空調装置のような流体を取扱うシステムに於
いて、従来個々に配置されていた電磁式切替バルブを一
体化することによりシステム全体を小型化し、さらに、
それをモータ駆動によるロータリ切替バルブとすること
により、切替時のみの通電によって切替可能とし、省電
力化を図ったものである。
【0005】具体的にいえば、本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、配管を接続し流路を形成す
るために径方向に穿孔される複数個の穴が軸方向及び周
方向の所定の位置に配置されているハウジングと、前記
ハウジングに固定される回転用駆動手段と、前記ハウジ
ングの内部に固定される筒状体であって前記ハウジング
の前記複数個の穴と連通するように径方向に穿孔される
複数個の穴が軸方向及び周方向の所定の位置に配置され
ていると共に、それらの穴同士が選択的に軸方向及び周
方向の溝によって連通されることによって流路を形成す
るスプールと、前記スプールの中心の円筒形空間に挿入
され流路を形成するために径方向に穿孔される複数個の
穴が軸方向及び周方向の所定の位置に配置されていると
共に、前記回転用駆動手段によって回転駆動されて所定
の位置に停止することにより前記スプールの複数個の穴
を選択的に連通させる流路を形成するロータとを備えて
いる流路切替バルブを提供する。
【0006】本発明はまた、更に具体的に、空調装置に
おける前記の課題を解決するための手段として、従来技
術において使用されていた複数個の切替バルブに代えて
前項に記載したような流路切替バルブを1個だけ使用す
ることにより、複数箇所の冷媒の流路を一斉に切り替え
て、複数の運転モードへの切り替えを可能としたヒート
ポンプ式空調装置を提供する。
【0007】本発明は、ヒートポンプ式空調装置の運転
モードの切替バルブとして使用されるのに好適なよう
に、ハウジングがヒートポンプ式空調装置におけるアキ
ュームレータに対して一体的に締結されており、前記ア
キュームレータの冷媒の入口と出口が前記ハウジングに
設けられた開口に直接に接続されていることを特徴とす
る前述のような構成の流路切替バルブを提供する。
【0008】本発明は、また、ロータに設けられた流路
の一部がオリフィス状に形成されており、前記ロータの
回転による流路の切り替えと同時に、絞りの程度が変化
するように構成されていることを特徴とする前述のよう
な構成の流路切替バルブを提供する。
【0009】本発明は、更に、ハウジングの一部に集中
的に、他の機器へ配管を接続するためのジョイント部と
なる複数個のハウジングポートが形成されていることを
特徴とする前述のような構成の流路切替バルブを提供す
る。
【0010】
【作用】本発明のロータリ式流路切替バルブは、ハウジ
ング、スプール、及びロータからなる三層構造を有する
ので、組み付けに先立って、予め、ハウジング、スプー
ル、及びロータのそれぞれの軸方向及び周方向の所定位
置に、径方向に必要な数の穴を穿孔すると共に、特にス
プールには径方向の穴に加えて、それらの穴を縦方向或
いは横方向に連通する溝等も形成しておくことができる
ので、穿孔や溝加工等の工程はきわめて簡単なものとな
り、複数個の切替バルブを集約した立体的な構造である
にもかかわらず、複雑な加工工程を全く必要としない。
このようにして3個の部品の加工が終わった後に、ハウ
ジングの中にスプールを挿入して固定し、そのスプール
の中にロータを回転可能に挿入することによって本発明
の流路切替バルブが容易に完成する。
【0011】ハウジングとスプールは一体化されて固定
部材となるので、それらの内部に挿入されたロータが、
回転用駆動手段によって駆動されることによって自由に
回転し、所定の位置で停止することにより、スプールに
形成された複数の穴の間をロータの流路が選択的に連通
し、或いは遮断することによって、流路の切り替えを行
う。
【0012】本発明の流路切替バルブにおいては、各部
品の穴が周方向のみならず軸方向の所定の位置に配置さ
れているので、複数個の切替バルブを一体化したのと同
じ作用をする。従って、流体を取り扱うシステムにおい
て、同時に複数箇所の流路を切り替える必要がある場合
でも、唯1個の本発明の切替バルブを使用して、一斉に
切り替えを行うことが可能になり、切替バルブが占める
空間を著しく小さくすることができる。しかも、切り替
える時だけ回転用駆動手段を付勢すればよいので、定常
運転中は切替バルブを付勢する電力等を必要としない。
【0013】本発明の切替バルブがヒートポンプ式空調
装置の運転モードの切替バルブとして使用されると共
に、切替バルブのハウジングがヒートポンプ式空調装置
におけるアキュームレータに対して一体的に締結される
場合には、前記アキュームレータの冷媒の入口と出口を
前記ハウジングに設けられた開口に直接に接続すること
によって、切替バルブとアキュームレータとの接続配管
を省略して構造を簡単にすることができる。
【0014】本発明によって、切替バルブのハウジング
の一部に集中的に、他の機器へ配管を接続するためのジ
ョイント部となる複数個のハウジングポートを形成した
場合には、配管の接続作業を容易に且つ正確に行うこと
ができ、接続された配管も整然と配列して保守作業も容
易になる。
【0015】具体的に、本発明のロータリ式切替バルブ
をヒートポンプ式の空調装置に使用すると、冷房、暖
房、除湿、除霜等の運転モードの切り替えのために、従
来技術において使用されていた複数個の切替バルブに代
えて、唯1個、或いは少数の本発明の流路切替バルブを
使用するだけで、複数箇所の冷媒の流路を一斉に切り替
えることが可能になるので、小型で製造の容易な切替バ
ルブによって複数の運転モードへの切り替えを可能とし
た空調装置が実現する。
【0016】
【実施例】図2に例示した前述のヒートポンプ式の空調
システムにおいては、1個の室外熱交換器1aに対し
て、コンデンサ1bとエバポレータ1cという2個の室
内熱交換器を使用しているので、コンプレッサ1dによ
って加圧された冷媒の流し方のパターンを変えることに
よって、多くの運転モードを選択することが可能である
が、具体的にはその切替モードとして、冷房、暖房、除
湿暖房、及び除霜・除湿の4つが考えられる。これらの
各モードの切り替えは、冷媒の多くの流路部分に設けら
れた切替バルブ21〜25を開弁又は閉弁することによ
って行なうことができる。
【0017】例えば、冷房モードの場合には、コンプレ
ッサ1dから室外熱交換器1aへ、さらに冷媒の流路を
絞るキャピラリチューブ1gを通り、室内に設けられた
エバポレータ1cよりアキュームレータ1eを経て、コ
ンプレッサ1dへ戻る冷媒の循環回路が構成される必要
がある。なお、アキュームレータ1eは公知のものであ
って、コンプレッサ1dに液相の冷媒が吸入されるのを
防止すると共に、余剰の冷媒を蓄えるために用いられ
る。
【0018】ところで、切替バルブ21,22,23,
24,及び25として使用される開閉バルブの各作動状
態を考えて見ると、冷房時には、切替バルブ21が閉、
22が開、23が閉、24が閉、25が閉になっていれ
ばよいということになる。以下同様に暖房時には、切替
バルブ21が閉、22が閉、23が開、24が開、25
が閉、除湿暖房では、切替バルブ21が閉、22が閉、
23が開、24が閉、25が開、更に除霜・除湿では、
切替バルブ21が開22が閉、23が開、24が閉25
が閉となればよい。これらの組合わせをまとめたものが
表1である。
【0019】
【表1】
【0020】次に、空調装置における前述の切替バルブ
部21〜25を一体化して1個の切替バルブとした本発
明の第1実施例としてのロータリバルブ3の構造を図1
に示す。ロータリバルブ3は、概ね、駆動用のモータ3
1と、モータの出力を減速するための減速機32とカッ
プリング35、減速機を固定するためのハウジング外蓋
(A)33、中蓋34、ハウジング36、スプール3
7、ロータ38、ハウジング外蓋(B)39、センシン
グ用磁石40、及びセンサ部41から構成されている。
【0021】モータ31は減速機32に対して直接組み
付けられており、減速機32はハウジング外蓋(A)3
3の外側にねじによって固定されている。また、ハウジ
ング外蓋(A)33、ハウジング外蓋(B)39、中蓋
34は、ハウジング36に対してボルトのような手段に
よって固定されている。更に、ハウジング36には、B
−B,C−C,D−D,E−Eの各断面上に、図2に示
された多数のジョイント部、11〜18に相当する配管
接続用の穿孔が施されている。
【0022】また外周面上に溝が形成されると共に、B
−B,C−C,D−D,E−Eの各断面上において穿孔
を施されたスプール37が、ハウジング36の円筒形の
内面に対して、穴の位置を合せて打ち込み固定されてい
る。それによって外周溝とハウジング36の内周面との
間には冷媒の流路が形成される。
【0023】スプール37の内面には、一端面の偏心し
た位置にセンシング用磁石40を接着等の方法によって
固定すると共に、B−B,C−C,D−D,E−Eの各
断面上に穿孔を施されたロータ38が回転自在となるよ
うに組み込まれている。一方、ハウジングの外蓋(B)
39の外側には、センシング用磁石40の位置を検出す
るためのリードスイッチ等を備えたセンサ部41がねじ
等により固定されている。また、ロータ38と減速機3
2の出力軸との間にはカップリング35を介在させてお
り、ロータ38が回動する時にそれら両者の軸線のずれ
による回動不良を吸収する構造となっている。
【0024】次に同じく図1を用いてロータリバルブ3
の概括的な作動を先に説明する。空調装置の運転モード
の切り替えを行なう時は、まず、図示しない制御装置が
作動してモータ31に通電することにより、モータ31
を回転させる。その回転出力が減速機32に伝達され、
減速された出力によりカップリング35と、それに連結
されたロータ38が緩やかに回転する。この時、ロータ
38の端面のセンシング用磁石40の位置を、磁気に感
応して開閉するリードスイッチ等が組み込まれたセンサ
部41によって検出し、所望の位置でモータ31への通
電を止めることによりロータ38の回転を停止させる。
なお、ロータ38の回動位置の検出方法及び駆動手段に
ついては、センシング用磁石40とリードスイッチを用
いたセンサ部41の代りに、その他の磁気的、或いは光
学的等のエンコーダを使用したり、通常のモータ31の
代りにステッピングモータ等を使用することもできるこ
とは言うまでもない。
【0025】ロータリバルブ3の詳細な構造は後で説明
することにして、次に、ロータリバルブ3が行うべき切
替動作について説明する。表1に示すような空調装置に
おける4つのモードの切り替えをロータリーバルブ3の
ロータ38の1回転の中で行うには、ロータ38を90
deg づつ回転させた位置で切り替えが行なわれるように
すればよい。
【0026】表1から明らかなように、バルブ21〜2
5をそれぞれ動作パターンによって分類すると、ロータ
38が1回転するうちに、1回だけ開になるものと、3
回開になるものとの2種類のものがある。この動作をロ
ータリバルブ3によってどのような構成によって実現す
るかということを図3及び図4を用いて説明する。
【0027】図3及び図4は、いずれもスプール37と
ロータ38の穿孔の位置関係を示す図であるが、図3の
場合、ロータ38の2つの穴91,92が共にスプール
37の2つの穴93,94に連通して流路が形成された
場合を開とし、それ以外を閉とする。図4の場合、ロー
タ38の3つの穴95,96,97のいづれか2つ又は
3つがスプール37の3つの穴98,99,100と連
通するか、又はこれらのうちの2つの穴と連通して、流
路が形成された場合を開とし、それ以外を閉とする。
【0028】以上の定義により、図3の場合、(a)で
はロータ38の2つの穴91,92がそれぞれスプール
37の2つの穴93,94に連通して矢印のように流路
が形成されるために開となる。図3(b)の場合、ロー
タ38の穴92とスプール37の穴93は連通するがロ
ータの穴91とスプールの穴94は連通しないため流路
が形成されず閉となる。図3(c)の場合はロータの穴
91,92は共にスプールの穴93,94に連通しない
ため閉となる。図3(d)の場合もロータの穴91とス
プールの穴94は連通するが、ロータの穴92とスプー
ルの穴93が連通しないため流路が形成されず閉とな
る。
【0029】図3に示したように、ロータ38に91,
92からなるL字形に直交する穴を設けると共に、スプ
ール37には、円周上の90deg 方向に2つの穴93,
94を設けることにより、ロータ38を1回転させる間
に、図3(a)に示した場合だけ開とすることができ
る。
【0030】また、図4の場合、(a)ではロータ38
の3つの穴95,96,97がそれぞれスプール37の
3つの穴98,99,100と連通するため、矢印のよ
うに流路が形成されて開となる。図4(b)の場合は、
ロータ38の穴95がスプール37の穴99と連通する
と共に、ロータの穴96がスプールの穴100にそれぞ
れ連通して、スプール37の穴98と99とを結ぶスプ
ール外周の溝101によって矢印のような流路が形成さ
れて開となる。図4(c)はロータの穴96及び97が
それぞれスプールの穴98及び99と連通するが、スプ
ールの溝101によりスプールの穴98及び99が同圧
力となるだけで、流路が形成されないため閉となる。そ
して、図4(d)の場合はロータの穴95,97がスプ
ールの穴100,98とそれぞれ連通し、それによって
矢印のように流路が形成されるので開となる。
【0031】図4に示したように、ロータ38に95,
96,97からなるT字形に直交する半径方向の穴を設
け、また、スプール37には円周方向に90deg おきに
3つの穴98,99,100を設けて、それらのうち穴
98と99とを結ぶようにスプール37の外周に円周方
向の溝101を設けると、ロータ38が1回転する間に
図4の(a),(b),(d)の3回が開となる。
【0032】従って、図3及び図4において(a)〜
(d)のいづれかを基準として、90deg おきの位置で
ロータ38の回転を停止させると、1回転中1回の開、
3回の閉という図3の構造による作動パターンと、1回
転中3回の開、1回の閉という図4の構造による作動パ
ターンとの2種類のパターンを同時に実現させることが
できる。
【0033】以上の説明から明らかなように、単一のロ
ータリバルブ3によって表1に示されたような空調装置
の4つの運転モードにおける切替バルブ21〜25の開
閉状態を実現するためには、図1に示されたB−B,C
−C,D−D,E−Eの各断面上に図5及び図6のよう
な穿孔を行なう必要がある。先に述べたように、ハウジ
ング36には図2に示されたジョイント部11〜18に
相当する配管接続用の穿孔が施してあり、これらが図5
及び図6に示す穴71〜78に対応する。これらの穴は
ハウジング36に設けられているので、Hポートと呼ぶ
ことにする。同様に、スプール37に設けられた穴51
〜61をSポート、ロータ38に設けられた穴80〜8
8をRポートと呼ぶ。
【0034】この場合には、Hポート71がジョイント
部11に、Hポート72がジョイント部12に、Hポー
ト73がジョイント部13に、Hポート74がジョイン
ト部14に、Hポート75がジョイント部17に、Hポ
ート77がジョイント部18に、Hポート76がジョイ
ント部15に、Hポート78がジョイント部16にそれ
ぞれ相当する。
【0035】なお、図2に示された切替バルブ21,2
2は共通のジョイント部11に連続されており、切替バ
ルブ22,23は共通のジョイント部13に接続されて
いるので、ロータリバルブ3では、図5及び図7に示す
ように、B−B断面のHポート71が連通するSポート
51からC−C断面のSポート53に向かってスプール
37の表面に縦溝62が形成されており、同じく図5,
図6及び図7に示すように、C−C断面のHポート73
が連通するSポート54から、D−D断面のSポート5
5に向ってスプール37の表面に縦溝63が形成されて
いる。
【0036】更に、図2の切替バルブ24においては、
ジョイント部15と16が共通であるため、ロータリバ
ルブ3では図6のE−E断面に示すようにHポート76
が連通するSポート60からHポート78が連通するS
ポート61に向って、スプール37の表面に円周方向に
横溝65が形成されている。この場合、図2において切
替バルブ21,22,23,24,及び25の切り替え
が、それぞれ図5に示すB−B,C−C断面、及び図6
に示すD−D,E−Eの各断面上で行なわれるため、B
−B,C−C,E−Eの各断面上では、4回中1回の
開、D−D断面上では4回中3回の開となるような穿孔
を行なうことになる。
【0037】このため図5の左列に示すB−B断面上で
は図3に示したような穴の加工となり、スプール37に
Sポート51及び52を円周方向に90deg の間隔をお
いて設け、また、ロータ38にL形に直交する穴として
Rポート80及び81 を穿孔する。同じくC−C断面上
でも図3のような穴の加工となり、図5の右列に示すよ
うに、スプール37にSポート53及び54を円周方向
に90deg の間隔をおいて設け、ロータ38にL型に直
交する穴としてRポート82及び83を穿孔する。さら
に、E−E断面上においても同様で、図6の右列に示す
ようにスプール37にSポート58,59及び60を円
周方向に90deg の間隔をおいて設け、ロータ38にL
形に直交する穴としてRポート87,88を穿孔してあ
る。
【0038】一方、図1のD−D断面では、図4に示し
たような穴の加工となり、図6の左列に示すようにスプ
ール37に円周方向90deg おきに3個のSポート5
5,56,57を設け、また、ロータ38にはT形に直
交する3個の穴としてRポート84,85,86を加工
する。さらに、Sポート55とSポート56を結ぶため
に、スプール37の表面に円周方向の横溝66を加工し
てある。
【0039】このような穴や溝の加工を終ったハウジン
グ36、スプール37、及びロータ38を図5及び図6
に示す4つのモードのいずれかとなるように、穴部を合
せて組み付ける。図7に組付けるべき3個の部品の概観
を示す。例えば組付時に、冷房モードとなっていた場
合、ロータ38を90deg 回転させると暖房モードに、
さらに、90deg 回転させると除湿暖房モードに、同じ
く90deg 回転させると除霜・除湿モードに、最後に9
0deg 回転させると冷房モードに戻るというような切り
替えのサイクルができる。
【0040】このようにしてロータリバルブ3のロータ
38の回転を90deg 単位で制御すると、本来5個の切
替バルブ21〜25を必要とするヒートポンプ式空調シ
ステムにおける4つの運転モードの切り替えを、唯1個
のロータリバルブ3のみによって、任意に一度に行うこ
とができる。従って、スペース的にもコスト的にも有利
となる。また、ロータリバルブ3は切替時にだけモータ
31に通電すればよいので、同一モードで継続運転中は
ロータリバルブ3の消費電力が零となるから、省電力の
目的にも適うことになる。
【0041】図8は、本発明の第2実施例としての流路
切替バルブの構造を示す図である。第1実施例と同じ部
分については同じ参照符号を付して説明を省略する。第
2実施例の特徴の1つは、例えば第1実施例に関連して
図2を用いて説明したような空調装置のヒートポンプサ
イクルにおけるアキュームレータ1eとロータリバルブ
3とを、ボルトのような固着手段によって締結して相互
に一体化し、ロータリバルブ3とアキュームレータ1e
との間や、更には、それらとコンプレッサ1dとの間の
相互の連結配管をなるべく外部に出すことなく、また、
外部に出すにしてもジョイント部の位置を一箇所に集中
させて接続の作業を容易にすると共に、システム全体の
構成を更に簡単なものにした点にある。
【0042】また、第2実施例における流路切替バルブ
であるロータリバルブ3’においては、アキュームレー
タ1e’と一体化するために、またシステムの作動を円
滑化するために、第1実施例のロータリバルブ3の各断
面の構造に若干の変更を加えており、それらの位置も入
れ換えている。新しい断面をF−F,G−G,H−H及
びI−Iとして示す。
【0043】第2実施例のロータリバルブ3’が使用さ
れている空調装置のヒートポンプサイクルが図9に示さ
れているが、これを第1実施例の場合の図2と比較する
と判るように、キャピラリチューブ1gが小径のオリフ
ィスである絞り1g’に置き換えられており、更に絞り
1g’と並列に設けられた通路を開閉する切替バルブ2
5が新設されている。そしてこの場合は特に、切替バル
ブ25をロータリバルブ3’の一部(J−J断面)に組
み込み、その内部に絞り1g’を切り替え可能に設けて
いる。
【0044】第1実施例におけるアキュームレータ1e
は、コンプレッサ1dに液相の冷媒が吸入されるのを防
止すると共に、余剰の冷媒を蓄えるために用いられるも
のであるが、図8に示す第2実施例におけるアキューム
レータ1e’も同様の目的を有しており、それ自体の内
部構造や作用は公知のものと同じである。従って詳細な
説明は省略するが、アキュームレータ1e’の容器11
0の上部には、ロータリバルブ3’に対する接続部11
1が容器110の蓋を兼ねて形成されており、接続部1
11には入口112と出口113が開口している。
【0045】ロータリバルブ3’から図9に示すジョイ
ント部15に対応するHポート175と入口112の接
続部分を通ってアキュームレータ1e’に流入する冷媒
は、容器110内の気液分離用の傘114の上面に沿っ
て矢印のように流れ、ガス冷媒115と液冷媒116に
分離する。液冷媒116は重力によって容器110の底
部に溜まるが、ガス冷媒115は軽いから気液分離用の
傘114の内側に回り込んで、出口113に接続してい
る出口管117と、その外側に同心的に支持されている
外管118からなる二重管構造の隙間を通って下降し、
更に出口管117内を上昇して、出口113からロータ
リバルブ3’のHポート119へ抜けることができる。
出口113とHポート119の接続部分は図9に示すジ
ョイント部19に対応する。Hポート119は、後述の
ようにロータリバルブ3’の内部において他のジョイン
ト部20、即ちHポート120と常時連通しており、H
ポート120からコンプレッサ1dの吸入側に接続され
る。
【0046】第2実施例においてアキュームレータ1
e’と一体的に締結されるロータリバルブ3’は、第1
実施例のロータリバルブ3と同様に、ハウジング13
6、スプール137、及びロータ138という3つの主
要な構成部分を有する。そのF−F,G−G,H−H,
I−I,J−Jの各断面の構造と、作動時において冷
房、暖房、除湿暖房、除霜・除湿の各モードに対応する
ロータ138の回転位置が図10〜図12に示されてい
る。これらの図面は、第1実施例のロータリバルブ3の
作動に関して図5及び図6に示したものと概ね対応して
いる。従って、ロータリバルブ3’において、ロータリ
バルブ3と同様な構造や作用については説明を簡略化す
る。
【0047】図9に示された空調装置のヒートポンプサ
イクルに使用されている5個の切替バルブ21〜25を
第2実施例における単一のロータリバルブ3’によって
置き換えて、第1実施例の場合と同様に、表1に示され
た空調装置の4つの運転モードにおける各開閉状態を実
現するためには、図8に示されたF−F,G−G,H−
H,I−I,J−Jの各断面上のハウジング136、ス
プール137、及びロータ138に対して、図10〜図
12及び図16等に示したような位置や形の穿孔や溝の
加工を行なう必要がある。
【0048】ロータリバルブ3’の図10の左列に示し
たF−F断面は、図9における切替バルブ23に相当す
るもので、第1実施例のロータリバルブ3における図6
のD−D断面に対応するものである。従って、ロータ1
38の1回転中、1回の閉と3回の開という図4におい
て説明した作動パターンをとる。
【0049】F−F断面の切替バルブは、図6のD−D
断面と同様にロータ138に対して半径方向に穿孔され
た3つのRポート184,185,186を有している
が、スプール137の穴の配置については若干異なって
いる。即ち、スプール137には基本的に円周方向90
deg おきに3個のSポート155,156,157を設
けているが、Sポート155からSポート156とは反
対方向の45deg の位置に補助的なSポート255を設
けて、これを横溝355によってSポート155に連通
させている。また、Sポート155とSポート156を
連通する横溝166の中央の45deg の位置に、補助的
なSポート266を設けると共に、Sポート156とS
ポート157の中間の45deg の位置に補助的なSポー
ト257を設けて、これを横溝357によってSポート
157に連通させている。このように補助的なSポート
255,257,266を設けているのは、ロータ13
8の回転の途中でコンプレッサ1dの吐出通路が完全に
塞がれてしまう時期がないようにして、空調装置の運転
において運転モードの切り替えが円滑に行われるように
すると共に、コンプレッサ1dを保護するためである。
【0050】一方、F−F断面におけるハウジング13
6には、図9に示すジョイント部14に対応するHポー
ト174が開口しており、それが室内コンデンサ1bに
連通しているほか、ハウジング136にはジョイント部
13に対応するHポート173が開口してコンプレッサ
1dの吐出側に連通している。
【0051】従って、ロータ138が1回転する間に、
冷房運転のモードではF−F断面の切替バルブが閉弁す
るが、他の3つの運転モード、即ち、暖房、除湿暖房、
除霜・除湿においては開弁して、図10に矢印で示した
ように冷媒が流れる。以下、図中の矢印は、いずれも冷
媒の流れを意味している。
【0052】次に、図10の右列に示すG−G断面の切
替バルブは、第1実施例のロータリバルブ3におけるC
−C断面に対応するもので、図9における切替バルブ2
2に相当するものである。G−G断面では、スプール1
37にSポート153及び154を円周方向に90deg
の間隔をおいて設け、ロータ138にL型に直交する穴
としてRポート182及び183が穿孔されている。
【0053】G−G断面においてもSポート153に対
して補助的なSポート253が設けられて横溝353に
よって連通していると共に、Sポート154に対して補
助的なSポート254が設けられて横溝354によって
連通している。G−G断面ではハウジング136にHポ
ートが設けられていないが、Sポート154が図16に
示す縦溝256によってF−F断面のSポート156に
常時連通しており、ジョイント部13に対応するHポー
ト173を介してコンプレッサ1dの吐出側に接続され
ている。また、Hポート153は図16に示す縦溝25
1によって後述のH−H断面のSポート151に常時連
通しており、そのHポート171に対応するジョイント
部11を介して室外熱交換器1aに接続されている。
【0054】G−G断面は図9における切替バルブ22
に相当するものであるから、図3によって説明し、且つ
表1に示したように、ロータ138の1回転中に1回、
即ち冷房の時だけ開弁して冷媒が矢印のように流れる
が、他の3回即ち暖房、除湿暖房、除霜・除湿の時は閉
弁するという作動パターンをとる。
【0055】図11の左列に示すH−H断面の切替バル
ブは、第1実施例のロータリバルブ3におけるB−B断
面に対応するもので、図9における切替バルブ21に相
当するものである。H−H断面では、スプール137に
Sポート151及び152を円周方向に90deg の間隔
をおいて設け、ロータ138にL型に直交する半径方向
の穴としてRポート180及び181が穿孔されてい
る。そして、Sポート151はHポート171に対応す
るジョイント部11を介して室外熱交換器1aに接続さ
れていると共に、Sポート152はHポート172に対
応するジョイント部12を介して、逆止弁1f及び1h
の間に接続されている。
【0056】H−H断面の切替バルブも、図3において
説明したように、ロータ138の1回転中に1回だけ開
弁し、他の3回は閉弁するという作動パターンをとる
が、表1の切替バルブ21の欄に示すように、開弁する
のは除霜・除湿の時だけで、他の冷房、暖房、除湿暖房
の時はいずれも閉弁している。
【0057】図8及び図11から明らかなように、ハウ
ジング136の下面におけるH−H断面に含まれる部分
(必ずしもH−H断面と一致させる必要はないが)に
は、第1実施例のロータリバルブ3には見られないHポ
ート119が設けられており、Hポート119はアキュ
ームレータ1e’の出口113に接続されてジョイント
部19を形成している。Hポート119はスプール13
7の表面に少し斜めに形成された横溝229を介して後
述のI−I断面に含まれる(必ずしもI−I断面と一致
させる必要はないが)Hポート120に常時連通してい
る。Hポート119及び120をこのような位置に設け
たのは、ロータリバルブ3’に対するアキュームレータ
1e’の接続部分の配置の都合と、ロータリバルブ3’
とコンプレッサ1d等との間の配管の接続作業を容易に
するためである。
【0058】図11の右列に示すI−I断面の切替バル
ブは、第1実施例のロータリバルブ3におけるE−E断
面に対応するもので、図9における切替バルブ24に相
当するものである。I−I断面では、スプール137に
Sポート158及び160を円周方向に90deg の間隔
をおいて設け、ロータ138にL型に直交する半径方向
の穴としてRポート187及び188が穿孔されてい
る。そして、Sポート158は、スプール137の表面
に形成された図16にも示されているL字形の溝258
を介して、後述のJ−J断面におけるSポート358に
接続されていると共に、Sポート160は、ハウジング
136の下面のHポート175に対して横溝221によ
って連通している。この場合、Hポート175は前述の
ように、アキュームレータ1e’の入口112と接続さ
れてジョイント部15を形成する。更に、横溝221は
Hポート175とI−I断面の上部に設けられたHポー
ト177とを連通しており、Hポート177は室内エバ
ポレータ1cの出口に接続されるジョイント部16を構
成している。
【0059】第2実施例のロータリバルブ3’において
は、1つの特徴として図12に示したようなJ−J断面
を設けている。J−J断面は図9に示す切替バルブ25
に相当するもので、第1実施例においては切替バルブ2
5に対応するものを設けていない。
【0060】切替バルブ25は、表1に示すようにロー
タ138の1回転中、除湿暖房の時だけ開弁し、他の冷
房、暖房、除霜・除湿の時は閉弁する。そのために、J
−J断面ではスプール137にHポート176に通じる
Sポート358と、Hポート178に通じるSポート2
78とを円周方向に90deg の間隔をおいて設け、ロー
タ138にL型に直交する穴としてRポート191及び
192が穿孔されている。そして、Rポート191及び
192をそれぞれ延長するような形で、絞り1g’を構
成するオリフィス193及び194がロータ138のJ
−J断面内で半径方向に穿孔されており、オリフィス1
93及び194の中心側の端部は、いずれもRポート1
91又は192の内部に開口している。
【0061】図9に示すように、切替バルブ24と切替
バルブ25とが共通のジョイント部17に接続されてい
るので、この場合はJ−J断面のHポート176がジョ
イント部17に相当し、そこから室外熱交換器1aの出
口に接続される。また、もう1つのHポート178はジ
ョイント部18に相当し、そこから室内エバポレータ1
cの入口に接続される。
【0062】図9には絞り1g’が切替バルブ25とは
別のものとして図示されているが、第2実施例における
絞り1g’は切替バルブ25のロータ138の内部に形
成されたオリフィス193及び/又は194によって構
成される。図12において、ロータ138が冷房の位置
にある時は、Sポート358とSポート278との間は
ロータ138によって遮断されて、形としては閉弁の状
態にあるが、オリフィス193及び194が直列に繋が
って、それらの間を僅かに連通している。この状態が冷
房運転に最も適した絞り1g’の1つの作動状態であ
る。
【0063】次に、ロータ138が90deg だけ回転し
て暖房の位置を取った時も切替バルブ25は閉弁状態で
あるが、Sポート358とSポート278との間はオリ
フィス194のみによって連通している。しかし、切替
バルブ24が開弁状態になって、Hポート175へ冷媒
が円滑に流れるため、Hポート176からHポート17
8へは冷媒は流れない。
【0064】ロータ138が更に90deg 回転して除湿
暖房の位置をとると、J−J断面の切替バルブ25は開
弁状態になり、オリフィス193及び194からなる絞
り1g’の影響を全く受けなくなる。このように作動さ
せる理由は、除湿暖房の時には、絞り1g’を設けた位
置の前後において冷媒に圧力差を与える必要がないから
である。従って、図2に示した例におけるキャピラリチ
ューブ1gのように絞りを常設したものと異なり、除湿
暖房の時には冷媒は無用の抵抗を受けることなくHポー
ト176からHポート178へ、即ち図9においてジョ
イント部17からジョイント部18へ円滑に流れること
ができる。
【0065】ロータ138が更に90deg 回転して除霜
・除湿の位置をとると、切替バルブ25は再び閉弁の状
態になるが、今度はSポート358とSポート278と
の間がオリフィス193によって連通し、オリフィス1
93のみによって除霜・除湿に最も適した程度の絞り1
g’の値が得られる。このように、ロータ138の1回
転のうちの1回の開弁状態においては絞り1g’がキャ
ンセルされるし、オリフィス193とオリフィス194
との絞りの程度を異ならせて、それぞれに適当な値を与
えておけば、他の2回の閉弁状態においてそれぞれ異な
った絞り1g’の値をもたらすことができ、冷房、除霜
・除湿のそれぞれに最適の絞りの状態とすることができ
る。
【0066】図13〜図15は、第2実施例におけるロ
ータリバルブ3’とアキュームレータ1e’とをボルト
2によって締結して一体化した組立体を、右側、左側、
及び上側から見た外観をそれぞれ図示したものである。
第2実施例においては、ロータリバルブ3’の上面にH
ポートが現れていないG−G断面を除いて、F−F,H
−H,I−I,J−Jの4つの断面にそれぞれHポート
が2個ずつ外部に現れるように設定されているから、そ
れらを長手方向に略均等に配置すると、上側から見た平
面図である図15に示されているように、8個のHポー
ト173,174,172,171,120,177,
176,178が整然と配列する形にまとめることがで
きる。そのように配置すると配管の接続作業をきわめて
容易に、且つ正確に行い得るだけでなく、保守、点検の
作業も容易になる。
【0067】また、アキュームレータ1e’からコンプ
レッサ1dへの配管も、アキュームレータ1e’に直接
に接続しないで、ロータリバルブ3’の上面に集中的に
設けられたHポート群の中のHポート120を介して接
続することにより、接続作業が確実且つ容易になり、配
管が整然と並ぶようになる。もっとも、本発明において
はHポート120を設けないで、アキュームレータ1
e’の側面からコンプレッサ1dへ直接配管することも
できることは言うまでもない。
【0068】更に、第2実施例においては、ロータリバ
ルブ3’とアキュームレータ1e’とをボルト2によっ
て締結して一体的に構成したことによって、本来は配管
を必要とするアキュームレータ1e’の入口112とロ
ータリバルブ3’のHポート175の間、及び出口11
3とHポート119との間の接続部分、即ち図9におけ
るジョイント部15及び19に相当する部分が直接に接
続されるので、それらの部分を配管によって接続する必
要がなくなるから、外部に現れる配管の数が減少し、こ
の面でも配管の作業が容易になり、故障の原因になり得
る部分が少なくなるという利点がある。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、ヒートポンプ式空調装
置のような流体を取り扱うシステムにおいて、従来はば
らばらに配置され、別々に制御されていた複数個の切替
用電磁バルブに置き替えて、モータによって駆動するロ
ータリ式切替バルブ1個でまかなうことができるため、
システム全体を著しく小型化することができる。また所
定の回転角度だけロータを回転させ、且つ停止させて切
り替えを行うため、切替時にだけモータに通電すればよ
く、運転中は復数個の切替用電磁バルブの少くとも1個
に通電を行う必要があった従来のシステムに比較して電
力消費を低減させることができる。
【0070】また、復数個の切替バルブを唯1個のロー
タリ式切替バルブに集約することによってバルブの構造
が立体的になるにもかかわらず、ハウジング内に予め縦
溝や横溝を加工したスプールを挿入して固定し、そのス
プールの中にロータを回転可能に挿入するという三層構
造をとることにより、溝や穴の加工がきわめて容易にな
り、複雑な穴や溝の加工を必要としないという製作上の
利点もある。
【0071】本発明の切替バルブが具体的にヒートポン
プ式空調装置の運転モードの切替バルブとして使用さ
れ、切替バルブのハウジングがヒートポンプ式空調装置
におけるアキュームレータに対して一体的に締結される
と共に、アキュームレータの冷媒の入口と出口がハウジ
ングに設けられた開口に直接に接続される場合には、切
替バルブとアキュームレータとの間の配管を省略するこ
とができ、全体の構造を簡単にすることができる。
【0072】更に、本発明によって、切替バルブのハウ
ジングの一部、例えば上面に集中的に、他の機器への配
管を接続するジョイント部となる複数個のハウジングポ
ートを形成した場合には、配管の接続作業を容易に且つ
正確に行うことができ、接続された配管も整然と配列し
て保守作業等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての流路切替バルブを
示す縦断正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の流路切替バルブを適用す
るのに適したヒートポンプ式の空調装置を示すシステム
構成図である。
【図3】(a)〜(d)はいずれも本発明の流路切替バ
ルブの代表的な断面の構造と作動状態を概括的に説明す
るための断面図である。
【図4】(a)〜(d)はいずれも本発明の流路切替バ
ルブの図3とは異なる他の代表的な断面の構造と作動状
態を概括的に説明するための断面図である。
【図5】いずれも本発明の第1実施例としての流路切替
バルブの一部の断面の構造と作動状態を説明するための
断面図である。
【図6】いずれも本発明の第1実施例としての流路切替
バルブの図5とは異なる他の一部断面の構造と作動状態
を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第1実施例の流路切替バルブの構造を
示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第2実施例としての流路切替バルブを
示す縦断正面図である。
【図9】本発明の第2実施例の流路切替バルブを適用す
るのに適したヒートポンプ式の空調装置を示すシステム
構成図である。
【図10】いずれも本発明の第2実施例としての流路切
替バルブの一部の断面の構造と作動状態を説明するため
の断面図である。
【図11】いずれも本発明の第2実施例としての流路切
替バルブの図10とは異なる他の一部断面の構造と作動
状態を説明するための断面図である。
【図12】本発明の第2実施例としての流路切替バルブ
の図10及び図11とは異なる他の一部断面の構造と作
動状態を説明するための断面図である。
【図13】第2実施例の流路切替バルブの外観を示す右
側面図である。
【図14】第2実施例の流路切替バルブの外観を示す左
側面図である。
【図15】第2実施例の流路切替バルブの外観を示す上
側平面図である。
【図16】本発明の第2実施例の流路切替バルブの構造
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】 1a…室外熱交換器 1b…コンデンサ(室内熱交換器) 1c…エバポレータ(室内熱交換器) 1d…コンプレッサ 1e,1e’…アキュームレータ 1f…膨張弁 1g…キャピラリチューブ 1g’…絞り 3,3’…ロータリバルブ 11〜18…ジョイント部 21〜25…切替バルブ 31…駆動用モータ 32…減速機 35…カップリング 36…ハウジング 37…スプール 38…ロータ 40…センシング用磁石 41…センサ部 51〜61…S(スプール)ポート 62,63…縦溝 64〜66…横溝 71〜78…H(ハウジング)ポート 80〜88…R(ロータ)ポート 91〜100…径方向の穴 101…円周方向の溝 112…入口 113…出口 119,120,171,172,173,174,1
75,176,177, 178…H(ハウジング)ポート 136…ハウジング 137…スプール 138…ロータ 151,152,153,154,155,156,1
57,158,160,278,358…S(スプー
ル)ポート 166,221,229,353,354,258,3
55,357…横溝 229…斜めに形成された横溝 251,256…縦溝 253,254,255,257,266…補助的なS
ポート 258…L字形の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 石井 弘樹 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 小林 俊樹 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管を接続し流路を形成するために径方
    向に穿孔される複数個の穴が軸方向及び周方向の所定の
    位置に配置されているハウジングと、前記ハウジングに
    固定される回転用駆動手段と、前記ハウジングの内部に
    固定される筒状体であって前記ハウジングの前記複数個
    の穴と連通するように径方向に穿孔される複数個の穴が
    軸方向及び周方向の所定の位置に配置されていると共
    に、それらの穴同士が選択的に軸方向及び周方向の溝に
    よって連通されることによって流路を形成するスプール
    と、前記スプールの中心の円筒形空間に挿入され流路を
    形成するために径方向に穿孔される複数個の穴が軸方向
    及び周方向の所定の位置に配置されていると共に、前記
    回転用駆動手段によって回転駆動されて所定の位置に停
    止することにより前記スプールの複数個の穴を選択的に
    連通させる流路を形成するロータとを備えていることを
    特徴とする流路切替バルブ。
  2. 【請求項2】 前記回転用駆動手段として電動モータを
    使用することを特徴とする請求項1記載の流路切替バル
    ブ。
  3. 【請求項3】 複数個の切替バルブに代えて請求項1に
    記載された流路切替バルブを1個使用することにより、
    複数箇所の冷媒の流路を一斉に切り替えて、複数の運転
    モードへの切り替えを可能としたことを特徴とするヒー
    トポンプ式空調装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングがヒートポンプ式空調装
    置におけるアキュームレータに対して一体的に締結さ
    れ、前記アキュームレータの冷媒の入口と出口が前記ハ
    ウジングに設けられた開口に直接に接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の流路切替バルブ。
  5. 【請求項5】 前記ロータに設けられた流路の一部がオ
    リフィス状に形成されており、前記ロータの回転による
    流路の切り替えと同時に、絞りの程度が変化するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の流路切
    替バルブ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングの一部に集中的に、他の
    機器へ配管を接続するためのジョイント部となる複数個
    のハウジングポートが形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の流路切替バルブ。
  7. 【請求項7】 複数個の切替バルブに代えて請求項4に
    記載された流路切替バルブを1個使用することにより、
    複数箇所の冷媒の流路を一斉に切り替えて、複数の運転
    モードへの切り替えを可能としたことを特徴とするヒー
    トポンプ式空調装置。
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