JP2001065713A - 空調機用冷媒流量制御弁 - Google Patents

空調機用冷媒流量制御弁

Info

Publication number
JP2001065713A
JP2001065713A JP24382899A JP24382899A JP2001065713A JP 2001065713 A JP2001065713 A JP 2001065713A JP 24382899 A JP24382899 A JP 24382899A JP 24382899 A JP24382899 A JP 24382899A JP 2001065713 A JP2001065713 A JP 2001065713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
cam
air conditioner
refrigerant flow
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24382899A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mochizuki
和男 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP24382899A priority Critical patent/JP2001065713A/ja
Publication of JP2001065713A publication Critical patent/JP2001065713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/31Expansion valves
    • F25B41/34Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
    • F25B41/35Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators by rotary motors, e.g. by stepping motors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1台で冷媒流量を分流でき、または複数の冷媒
流量特性を得ることができ、そのために各種の空調運転
モードに最適な冷媒流量に制御できると共に、冷媒配管
の簡素化を図る。 【解決手段】ステッピングモータのロータ33に固定さ
れるカム状弁体34の軸方向に沿う冷媒流入口37の両
側に、第1,第2の冷媒流出口38,39をそれぞれ配
設し、これら第1,第2の冷媒流出口にそれぞれ径方向
で対向するカム状弁体の第1,第2のカム状部34a,
34bの径方向断面形状を、冷媒流入口の中心において
このカム状弁体を径方向に通る中心軸Obを対称軸とす
る対称に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス駆動のステッ
ピングモータにより駆動される弁(PMV:Puls
Motor Valve)に係り、特に、弁体の軸横断
面形状をカム状に形成した空調機用冷媒流量制御弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8はこの種の従来の空調機用冷媒流量
制御弁1(以下従来例1という)の要部縦断面図であ
り、これはパルスモータ(ステッピングモータ)のステ
ータ2内で回転するロータ3に移動ねじ4を設け、この
移動ねじ4の自由端部に形成した円錐状弁体5をロータ
3の軸心O周りの回転により軸方向に進退させることに
より、本体弁室部6の弁ポート7の開度を制御して冷媒
流入口8から弁室9を経由して冷媒流出口10へ流出す
る冷媒流量を制御するものである。なお、図8中符号1
1は冷媒流入口8に接続される冷媒流入管であり、12
は冷媒流出口10に接続される冷媒流出管である。
【0003】図9は他の従来の空調機用冷媒流量制御弁
1A(以下第2の従来例という)の要部縦断面図であ
る。これは上記パルスモータのロータ3にカム状弁体1
3を設け、このカム状弁体13を弁室9内で軸心O周り
に回転させることにより、カム状体12と弁室9とのク
リアランス量を制御して冷媒流入口10aから弁室9を
経て冷媒流出口10bへ流出する冷媒流量を制御するも
のである。カム状弁体13の軸横断面形状は図10に示
すようにカム形状であり、軸方向ほぼ全長に亘って形成
されている。なお、図9中、図8と同一または相当部分
には同一符号を付している。
【0004】図11はこのような従来の空調機用冷媒流
量制御弁1または1Aを使用した従来のマルチエアコン
システム14の一例の冷凍サイクル図である。このマル
チエアコンシステム14は、コンプレッサ15、四方弁
16、図示しない複数の室内ファンによりそれぞれ送風
される複数のA,B室内熱交換器17,18にA,B室
用冷媒流量制御弁19,20を冷媒配管によりそれぞれ
直列に接続した両直列回路同士を並列に接続してなる並
列回路21、室外熱交換器22を冷媒配管23により順
次接続して冷媒を実線矢印方向または破線矢印方向に可
逆的に循環させることにより、複数の室内A,Bの冷暖
房等を行う閉じた冷凍サイクルを構成している。そし
て、上記冷媒流量制御弁19,20として図8,図9で
それぞれ示す従来の冷媒流量制御弁1または1Aを使用
しており、図中破線で示す冷房運転時に、これら冷媒流
量制御弁1または1AによりA,B室内熱交換器17,
18に等流入する冷媒流量を各々制御するようになって
いる。
【0005】図12は従来のシングルエアコンシステム
24の一例の冷凍サイクル図である。このシングルエア
コンシステム24は上記マルチエアコンシステム14に
おける並列回路21のA,B室内熱交換器17,18と
A,B室用冷媒流量制御弁19,20の両直列回路の一
方、例えば18,20を省略した点に特徴があり、冷媒
流量制御弁19として上記マルチエアコンシステム14
と同様、図8,図9で示す従来の冷媒流量制御弁1また
は1Aを使用しており、冷暖房運転時、冷凍サイクルに
流れる冷媒流量をこれら冷媒流量制御弁1または1Aに
より制御するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の空
調機用冷媒流量制御弁1または1Aを、マルチエアコン
システム14の空調機用冷媒流量制御弁19,20とし
て使用する場合には、この空調機用冷媒流量制御弁1
9,20を、複数の室内熱交換器17,18毎に個々に
設ける必要があるので、部品点数が増大してコストアッ
プを招くうえに、これらを接続する配管が複雑になり、
組立性とメンテナンス性が悪化するという課題がある。
【0007】さらに、上記従来の空調機用冷媒流量制御
弁1,1Aでは、これを備えた上記マルチエアコンシス
テム14またはシングルエアコンシステム24において
冷,暖房等種々の運転を行う場合、1つの弁体5,13
により冷媒流量を制御するので、各種運転モードに最適
な冷媒流量制御を行なうことが困難であるという課題が
ある。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、1台で冷媒流量を分流でき、ま
たは複数の冷媒流量特性を得ることができ、そのために
各種の空調運転モードに最適な冷媒流量に制御できると
共に、冷媒配管の簡素化を図ることができる空調機用冷
媒流量制御弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ステ
ッピングモータのロータに固定されるカム状弁体と、こ
のカム状弁体を回転自在に収容する弁室にて開口して、
上記カム状弁体に対向する冷媒流入口と冷媒流出口とを
形成した本体弁室部と、を有し、上記冷媒流入口からの
冷媒を上記弁室を経て上記冷媒流出口へ流出する冷媒流
量を制御する空調機用冷媒流量制御弁において、上記カ
ム状弁体の軸方向に沿う上記冷媒流入口の両側に、上記
冷媒流出口をそれぞれ配設し、これら第1,第2の冷媒
流出口にそれぞれ径方向で対向する上記カム状弁体の両
カム状部の径方向断面形状を、上記冷媒流入口の中心に
おいてこのカム状弁体を径方向に通る中心軸を対称軸と
する対称に形成したことを特徴とする空調機用冷媒流量
制御弁である。
【0010】この発明によれば、第1,第2の冷媒流出
口にそれぞれ対向するカム状弁体の両カム状部を、冷媒
流入口中心に対して対称形をなすように形成しているの
で、冷媒流入口から弁室を経て第1,第2の冷媒流出口
へそれぞれ分流される冷媒の分流量を対称的に制御する
ことができる。このために、1台の空調機用冷媒流量制
御弁により空調能力に適合した冷媒分流量に制御するこ
とができる。
【0011】請求項2の発明は、ステッピングモータの
ロータに固定されるカム状弁体と、このカム状弁体を回
転自在に収容する弁室にて開口して、上記カム状弁体に
対向する冷媒流入口と冷媒流出口とを形成した本体弁室
部と、を有し、上記冷媒流入口からの冷媒を上記弁室を
経て上記冷媒流出口へ流出する冷媒流量を制御する空調
機用冷媒流量制御弁において、上記カム状弁体の軸方向
に沿う上記冷媒流入口の両側に、上記冷媒流出口をそれ
ぞれ配設し、これら第1,第2の冷媒流出口にそれぞれ
径方向で対向する上記カム状弁体の両カム状部の径方向
断面形状を、相互に異なる形状に成形したことを特徴と
する空調機用冷媒流量制御弁である。
【0012】この発明によれば、第1,第2の冷媒流出
口にそれぞれ対向するカム状弁体の両カム状部を非対称
等異なる形状に形成しているので、冷媒流出口から弁室
を経て第1,第2の冷媒流出口にそれぞれ流出される冷
媒の流量特性を2種類に設定することができる。このた
めに、1台の空調機用冷媒流量制御弁により各種の空調
運転条件に適合した冷媒流量に制御することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図7に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態に係る空調
機用冷媒流量制御弁31の要部縦断面図、図2(A)は
図1のIIa−IIa線断面図、図2(B)は図1のI
Ib−IIb線断面図である。この空調機用冷媒流量制
御弁31は、入力パルス数に比例した回転角度の出力が
得られるステッピングモータ(パルスモータ)のステー
タ32と、ロータ33と、このロータ33に取着された
径方向断面(軸横断面)形状がカム状のカム状弁体34
と、このカム状弁体34を回転自在に収容する円筒状の
弁室35を形成した本体弁室部36とを備えている。
【0015】本体弁室部36は、その側面に、弁室35
に直交するように連通して径方向(図1では水平方向)
に貫通する冷媒流入口37を穿設し、カム状弁体34の
軸方向に沿う冷媒流入口37の一側(図1中上側)に第
1の冷媒流出口38を冷媒流入口37とほぼ平行に穿設
する一方、冷媒流入口37の図1中下側には、第1の冷
媒流出口38とほぼ同口径の第2の冷媒流出口39を冷
媒流入口37とほぼ平行に穿設している。
【0016】これら冷媒流入口37と第1,第2の冷媒
流出口38,39は、弁室35を臨むこれらの開口中心
同士を図1中上下方向で結ぶ図示しない垂直軸がカム状
弁体34の回転中心軸Oaに対しほぼ平行をなすように
図1中上下方向に所要の間隔を置いて並設されている。
【0017】また、冷媒流入口37は、その本体弁室部
36を径方向に貫通する貫通孔端部に、冷媒流入管40
を接続している。さらに、第1,第2の冷媒流出口3
8,39も、それらの本体弁室部36を径方向に貫通す
る貫通孔端部には第1,第2の冷媒流出管41,42を
それぞれ接続している。
【0018】そして、カム状弁体34は、その第1の冷
媒流出口38に径方向で対向する図2(A)で示す第1
のカム状部34aの径方向断面形状を、図2(B)で示
す第2の冷媒流出口39に径方向で対向する第2のカム
状部34bの径方向断面形状とを、図1中II−II線
を対称軸Obとする対称形状に形成している。この対象
軸Obは冷媒流入口37の中心においてカム状弁体34
を径方向に通る水平中心軸である。
【0019】したがって、このように構成された空調機
用冷媒流量制御弁31のステータ32にパルス電圧が印
加(入力)されると、その入力パルス数に比例してロー
タ33が所定角度ずつステップ状に可逆的に回転する。
このために、ロータ33によりカム状弁体34がその中
心軸Oa周りに所定角度ずつ回転し、カム状弁体34と
弁室35とのクリアランスが変化し、このクリアランス
に冷媒流入口37から流入して第1,第2の冷媒流出口
38,39にそれぞれ分流される冷媒流量が制御され
る。したがって、入力パルス数に応じて空調機用冷媒流
量制御弁31の弁開度が制御される。
【0020】図3はこの空調機用冷媒流量制御弁31に
おける第1の冷媒流出口38の冷媒流量特性Aと第2の
冷媒流出口39の冷媒流量特性Bを示すグラフであり、
これら両冷媒流量特性A,Bも弁開度中心Ocを中心に
して対称をなす。この弁開度中心Ocはステータ3への
入力パルスがゼロから最大までの中間のパルス数のとき
のカム状弁体34の弁開度であって、このときに、両冷
媒流量特性A,Bの冷媒流量はほぼ等しくなる。
【0021】つまり、図2(A),(B)に示すように
カム状弁体34の第1のカム状部34aの径方向断面形
状と第2のカム状部34bの径方向断面形状とが図1で
示す水平中心軸Obに対し対称形をなすので、これら第
1,第2のカム状部34a,34bと弁室35とのクリ
アランスが対称的に変化するから、両冷媒流量特性A,
Bが対称的に変化する。
【0022】したがって、図3に示すように、ステータ
32に入力されるパルス数が弁開度中心Oc時の入力パ
ルス数よりも少ないとき、例えばゼロのときは、第1カ
ム状部34aと弁室35とのクリアランスが最大になる
ので、弁室35から第1の冷媒流出口38へ流出する冷
媒流量が最大になる一方、第2カム状部34bと弁室3
5とのクリアランスが最小、つまり第2の冷媒流出口3
8が閉じられるので、弁室35から第2の冷媒流出口3
9へ流出する冷媒流量が最小、すなわちゼロになる。
【0023】一方、入力パルス数が弁開度中心Oc時の
入力パルス数よりも多いとき、例えば最大のときは、第
1の冷媒流出口38が第1カム状部34aにより閉じら
れるので、弁室35から第1の冷媒流出口38へ流出す
る冷媒流量はゼロになる一方、第2カム状部34bと弁
室35とのクリアランスは最大になるので、弁室35か
ら第2の冷媒流出口39へ流出する冷媒流量は最大にな
る。すなわち、この空調機用冷媒流量制御弁31によれ
ば、1台で必要に応じて第1,第2の冷媒流出口38,
39へそれぞれ分流される冷媒流量を制御することがで
きる。
【0024】図4は本発明の第2の実施形態に係る空調
機用冷媒流量制御弁31Aの要部縦断面図である。この
空調機用冷媒流量制御弁31Aは上記カム状弁体34の
第1のカム状部34aと同様に図1で示す第1の冷媒流
出口38に対向するカム状弁体34の第1のカム状部3
4cの径方向断面形状と、上記第2のカム状部34bと
同様に図1で示す第2の冷媒流出口39に対向するカム
状弁体34の第2のカム状部34dの径方向断面形状
と、を対称形にせずに異形に形成した点に特徴があり、
これ以外は上記空調機用冷媒流量制御弁31と同一であ
る。
【0025】図5はこの空調機用冷媒流量制御弁31A
における第1の冷媒流出口38の冷媒流量特性Cと第2
の冷媒流出口39の冷媒流量特性Dとを示すグラフであ
る。この冷媒流量特性Cは弁開度(入力パルス数)に対
しほぼ正比例するリニア特性を示し、他方の冷媒流量特
性Dは所要の弁開度から急激に弁開度を急開させて冷媒
流量を急増させる特性を示している。すなわち、空調機
用冷媒流量制御弁31Aによれば、1台で2種類の流量
特性C,Dを具備することができる。
【0026】図6は本発明の第3の実施形態に係るマル
チエアコンシステムの空気調和機51の冷凍サイクル図
であり、この空気調和機51は上記図1,図2で示す空
調機用冷媒流量制御弁31を空調機用冷媒流量制御弁と
して組み込む点に特徴がある。
【0027】すなわち、空気調和機51は、コンプレッ
サ52、四方弁53、図示しない複数の室内ファンによ
りそれぞれ送風される複数のA,B室内熱交換器54,
55同士を冷媒配管により並列に接続してなる並列回路
56、冷房運転時にこれらA,B室内熱交換器54,5
5にそれぞれ分流される冷媒流量を制御する空調機用冷
媒流量制御弁31、図示しない室外ファンにより送風さ
れる室外熱交換器57を冷媒配管58により順次接続し
て、冷媒を可逆的に循環させる閉じた冷凍サイクルを構
成している。
【0028】また、空調機用冷媒流量制御弁31は、そ
の冷媒流入口37に室外熱交換器57を接続する一方、
その第1,第2の冷媒流出口38,39にA,B室内熱
交換器54,55をそれぞれ接続している。
【0029】したがって、この冷凍サイクルは四方弁5
3の切換操作により冷媒を図6中実線矢印方向に循環さ
せると、暖房運転され、図6中実線矢印方向に循環させ
ると冷房ないし除霜冷房される。
【0030】そして、この空気調和機51を冷暖房運転
すると、コンプレッサ52から吐出される高温高圧のガ
ス状冷媒が四方弁53により案内されて図6中破線矢印
方向に循環し、図示しない室外ファンから送風される室
外熱交換器57内で放熱して液冷媒に凝縮し、この液冷
媒は空調機用冷媒流量制御弁31により分流され、かつ
流量が制御されてA,B室内熱交換器54,55へ流入
し、ここで蒸発して気化し、蒸発潜熱により周囲の外気
から吸熱して冷却し、その冷気が図示しない各室内ファ
ンによりA,B室内へ送風されてA,B各室内を各々の
冷媒流量に応じて冷房する。
【0031】さらに、A,B室内熱交換器54,55で
蒸発して気化したガス冷媒は再び四方弁53により案内
されてコンプレッサ52に戻されて圧縮され、以下繰り
返す。
【0032】そして、この冷房運転時、A,B室内熱交
換器54,55へそれぞれ分流される冷媒流量を制御す
る空調機用冷媒流量制御弁31は、上記図3で示すよう
に中心弁開度に対して対称をなす2つの冷媒流量特性
A,Bを有するので、第1,第2の冷媒流出口38,3
9にそれぞれ分流する冷媒流量は、ステータ32に印加
される入力パルス数が図3に示すように最大パルスに対
して中間のパルス数のときに、同一流量、この中間パル
ス数よりも少ない一パルス数側にあるときは、第1の冷
媒流出口38側の冷媒流量が増加する一方、第2の冷媒
流出口39側の冷媒流量が減少する。これとは逆に、入
力パルス数が中間パルス数よりも多い十パルス側にある
ときは、第1の冷媒流出口38側に分流される冷媒流量
が減少する一方、第2の冷媒流出口39側に分流される
冷媒流量が増加する。
【0033】したがって、複数のA,B室内熱交換器5
4,55を具備した各室内機をほぼ均等の空調能力によ
り運転するときは、入力パルス数を中間パルス数ないし
その周辺に設定し、また、A室内熱交換器54側の熱交
換能力をB室内熱交換器55側の熱交換能力よりも高目
に運転するときは、一パルス数側の弁開度に設定する等
により、A,B室内熱交換器54,55の能力に合せて
自在に冷媒を分流することができる。
【0034】図7は本発明の第4の実施形態に係るシン
グルエアコンシステムの空気調和機51Aの冷凍サイク
ル図である。この空気調和機51Aは、上記図6で示す
空気調和機51とほぼ同一の構成であるが、その並列回
路56の一方、例えばB室内熱交換器55を含む冷媒配
管の一部を省略する一方、図1,図2で示す空調機用冷
媒流量制御弁31を、図4で示す空調機用冷媒流量制御
弁31Aに置換し、さらにこの空調機用冷媒流量制御弁
31Aと室内熱交換器54との間の配管58の途中に、
2台A,Bの二方弁59,60同士を配管により並列に
接続した二方弁並列回路61を介装している点に特徴が
ある。
【0035】すなわち、空調機用冷媒流量制御弁31A
は、その冷媒流入口37を室外熱交換器57に冷媒配管
58を介して接続する一方、その第1,第2の冷媒流出
口38,39を二方弁並列回路61をそれぞれ介して室
内熱交換器54に接続している。
【0036】したがって、例えば空気調和機51Aの冷
房運転時に空調機用冷媒流量制御弁31Aの第2の冷媒
流出口39側の急開特性を利用するために、B二方弁6
0を開く一方、第1の冷媒流出口38側のA二方弁59
を閉じるといったように空調機用冷媒流量制御弁31A
の第1,第2の冷媒流出口38,39を適宜切り換える
ことにより、空気調和機51Aの運転条件に適合させる
ことができる。すなわち、1台の空調機用冷媒流量制御
弁31により種々の空調運転条件に対して最適な冷媒流
量の制御を行なうことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、空調機用冷媒流量制御弁の冷媒流入口に対
し、第1,第2の冷媒流出口に対向するカム状弁体の第
1,第2カム状部の形状を対称形に形成したので、1台
の空調機用冷媒流量制御弁により、その冷媒流入口から
流入した冷媒を第1,第2の冷媒流出口に対称的に分流
させることができる。したがって、この空調機用冷媒流
量制御弁を例えばマルチエアコンシステムに組み付ける
ことにより、1台の空調機用冷媒流量制御弁により種々
の空調運転に最適な冷媒流量の制御を行なうことができ
る。
【0038】また、請求項2に係る発明によれば、空調
機用冷媒流量制御弁の冷媒入口に対し、第1,第2の冷
媒流出口に対向するカム状弁体の第1,第2のカム状部
の形状を相互に異形に形成したので、1台の空調機用冷
媒流量制御弁により複数の冷媒流量特性を得ることがで
きる。このために、1台の空調機用冷媒流量制御弁によ
り種々の空調運転条件に最適な冷媒流量制御を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る空調機用冷媒流
量制御弁の要部縦断面図。
【図2】(A)は図1のIIa−IIa線断面図、
(B)は図1のIIb−IIb線断面図。
【図3】図1で示す第1,第2の冷媒流出口の冷媒流量
特性図。
【図4】(A)は本発明の第2の実施形態に係る空調機
用冷媒流量制御弁の第1カム状部の平断面図、(B)は
同第2カム状部の平断面図。
【図5】図4(A),(B)で示す空調機用冷媒流量制
御弁の流量特性を示すグラフ。
【図6】図1,図2で示す空調機用冷媒流量制御弁を具
備したマルチエアコンシステムの冷凍サイクル図。
【図7】図4で示す空調機用冷媒流量制御弁を具備した
シングルエアコンシステムの冷凍サイクル図。
【図8】従来のねじ駆動式PMVの空調機用冷媒流量制
御弁の要部縦断面図。
【図9】他の従来のねじ駆動式PMVの空調機用冷媒流
量制御弁の要部縦断面図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】図9等で示す空調機用冷媒流量制御弁を具備
したマルチエアコンシステムの冷凍サイクル図。
【図12】図9等で示す空調機用冷媒流量制御弁を具備
したシングルエアコンシステムの冷凍サイクル図。
【符号の説明】
31,31A 空調機用冷媒流量制御弁 32 ステータ 33 ロータ 34 カム状弁体 34a,34c 第1のカム状部 34b,34d 第2のカム状部 35 弁室 36 本体弁室部 37 冷媒流入口 38 第1の冷媒流出口 39 第2の冷媒流出口 51,51A 空気調和機 59 A二方弁 60 B二方弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータのロータに固定され
    るカム状弁体と、このカム状弁体を回転自在に収容する
    弁室にて開口して、上記カム状弁体に対向する冷媒流入
    口と冷媒流出口とを形成した本体弁室部と、を有し、上
    記冷媒流入口からの冷媒を上記弁室を経て上記冷媒流出
    口へ流出する冷媒流量を制御する空調機用冷媒流量制御
    弁において、 上記カム状弁体の軸方向に沿う上記冷媒流入口の両側
    に、上記冷媒流出口をそれぞれ配設し、これら第1,第
    2の冷媒流出口にそれぞれ径方向で対向する上記カム状
    弁体の両カム状部の径方向断面形状を、上記冷媒流入口
    の中心においてこのカム状弁体を径方向に通る中心軸を
    対称軸とする対称に形成したことを特徴とする空調機用
    冷媒流量制御弁。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータのロータに固定され
    るカム状弁体と、このカム状弁体を回転自在に収容する
    弁室にて開口して、上記カム状弁体に対向する冷媒流入
    口と冷媒流出口とを形成した本体弁室部と、を有し、上
    記冷媒流入口からの冷媒を上記弁室を経て上記冷媒流出
    口へ流出する冷媒流量を制御する空調機用冷媒流量制御
    弁において、 上記カム状弁体の軸方向に沿う上記冷媒流入口の両側
    に、上記冷媒流出口をそれぞれ配設し、これら第1,第
    2の冷媒流出口にそれぞれ径方向で対向する上記カム状
    弁体の両カム状部の径方向断面形状を、相互に異なる形
    状に成形したことを特徴とする空調機用冷媒流量制御
    弁。
JP24382899A 1999-08-30 1999-08-30 空調機用冷媒流量制御弁 Pending JP2001065713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24382899A JP2001065713A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 空調機用冷媒流量制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24382899A JP2001065713A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 空調機用冷媒流量制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001065713A true JP2001065713A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17109548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24382899A Pending JP2001065713A (ja) 1999-08-30 1999-08-30 空調機用冷媒流量制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001065713A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052807A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Saginomiya Seisakusho Inc 回転式流量制御弁および冷凍サイクル装置
US7437888B2 (en) * 2005-10-17 2008-10-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
WO2010054655A1 (en) * 2008-11-12 2010-05-20 Danfoss A/S An expansion valve comprising biasing means
JP2011075016A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Daikin Industries Ltd 複合弁及び冷凍装置
EP2426434A1 (de) * 2006-12-22 2012-03-07 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kühlmöbel mit wenigstens zwei thermisch voneinander getrennten Fächern
JP2013234842A (ja) * 2013-06-28 2013-11-21 Mitsubishi Electric Corp 電子膨張弁及びそれを備えた空気調和機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052807A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Saginomiya Seisakusho Inc 回転式流量制御弁および冷凍サイクル装置
JP4615930B2 (ja) * 2004-08-13 2011-01-19 株式会社鷺宮製作所 回転式流量制御弁および冷凍サイクル装置
US7437888B2 (en) * 2005-10-17 2008-10-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
EP2426434A1 (de) * 2006-12-22 2012-03-07 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kühlmöbel mit wenigstens zwei thermisch voneinander getrennten Fächern
EP2126482B1 (de) * 2006-12-22 2012-03-14 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kühlmöbel mit zwei thermisch voneinander getrennten fächern
WO2010054655A1 (en) * 2008-11-12 2010-05-20 Danfoss A/S An expansion valve comprising biasing means
RU2471105C1 (ru) * 2008-11-12 2012-12-27 Данфосс А/С Расширительный клапан, содержащий смещающее устройство
JP2011075016A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Daikin Industries Ltd 複合弁及び冷凍装置
JP2013234842A (ja) * 2013-06-28 2013-11-21 Mitsubishi Electric Corp 電子膨張弁及びそれを備えた空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10712061B2 (en) Air conditioning apparatus
KR19990079430A (ko) 냉매량 조절을 위한 바이패스부를 가지는 멀티에어컨
JP2017101855A (ja) 空気調和装置
JP2001065713A (ja) 空調機用冷媒流量制御弁
JP4277456B2 (ja) 除湿装置
JP2017101854A (ja) 空気調和装置
JP2000130870A (ja) 多気筒型回転式圧縮機
JP2000146258A (ja) 空気調和機およびその制御方法
JP2002318031A (ja) 熱交換器ユニット及び該熱交換器ユニットを備えた空気調和装置
JP2005283058A (ja) 再熱除湿型空気調和機
JPH0894205A (ja) 空気調和装置
JPH10220895A (ja) マルチ空気調和機
JPH11287475A (ja) 空気調和装置
KR20210063506A (ko) 차량용 냉난방 시스템
JP2000108640A (ja) 空気調和装置
KR100310143B1 (ko) 멀티형공기조화기의냉/난방혼용운전제어방법
JP4201488B2 (ja) 冷凍装置
JP3187558B2 (ja) 冷/暖房混在型エンジン駆動ヒートポンプシステム
KR20190134181A (ko) 실외 유닛
WO2021053740A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2016125579A (ja) 流路切換弁、及びそれを用いた空気調和装置
KR20040090129A (ko) 빌딩용 냉난방 동시형 멀티 에어컨
JP4262901B2 (ja) 冷凍装置
KR100274259B1 (ko) 열 교환 매체량 조절을 위한 바이패스부를 가지는 냉난방 겸용 멀티 에어컨
JPH10141815A (ja) 空気調和機