JP2002318031A - 熱交換器ユニット及び該熱交換器ユニットを備えた空気調和装置 - Google Patents

熱交換器ユニット及び該熱交換器ユニットを備えた空気調和装置

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JP2002318031A
JP2002318031A JP2001124331A JP2001124331A JP2002318031A JP 2002318031 A JP2002318031 A JP 2002318031A JP 2001124331 A JP2001124331 A JP 2001124331A JP 2001124331 A JP2001124331 A JP 2001124331A JP 2002318031 A JP2002318031 A JP 2002318031A
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heat exchanger
refrigerant
switching valve
unit
casing
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JP2001124331A
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English (en)
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Norie Nishiguchi
憲岐 西口
Keiji Ashida
圭史 芦田
Tomohiro Suzuki
智博 鈴木
Katsumi Mochizuki
克己 望月
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器入口側での圧力損失を抑制しつつ
「対向流」を実現した熱交換器ユニット、及び該熱交換
器ユニットを備えた空気調和装置を提供する。 【解決手段】 凝縮器と蒸発器として機能する熱交換器
Xを備えてた熱交換器ユニットにおいて、熱交換器Xの
各パスの一端側にそれぞれ切換弁19を配置し、各パス
の一端側を、蒸発機能時には分流器6側に、凝縮機能時
には冷媒集合管11側にそれぞれ接続させる一方、熱交
換器Xの熱交換媒体Aの流れ方向を各パスの他端側から
一端側に向かう方向に設定する。かかる構成とすること
で、冷媒循環形態に拘わらず、常時「対向流」状態が実
現されるとともに、比体積の大きい気相冷媒が導入され
る凝縮機能時には、分流管8を通らずに各連絡管45を
通して冷媒が導入されることで熱交換器Xの入口側での
圧力損失が可及的に抑制され、これらの相乗効果として
高い熱交換性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、熱交換器ユニッ
ト及び該熱交換器ユニットを備えた空気調和装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置においては、熱
交換器における冷媒の流れ方向と風の流れ方向との関係
を、これら両者が対向する所謂「対向流」状態とするこ
とで能力向上を図る思想があり、これを実現するための
技術として従来より種々の構造が提案されている(例え
ば、特開平9−196489号公報参照)。
【0003】例えば、図19に示す冷媒回路を備えた空
気調和装置では、複数のパスを備えた利用側熱交換器5
3において、該各パスの入口側を複数の分流管66,6
6,・・を介して分流器56に接続し、また該各パスの
出口側を冷媒集合管58に接続するとともに、上記分流
器56と上記冷媒集合管58とを、四つの逆止弁71〜
74を備えたブリッジ回路64を介して、圧縮機51の
吐出側と吸入側とに選択的に接続される冷媒管61と、
膨張弁55を介して熱源側熱交換器54側に接続された
冷媒管63とに接続する一方、該利用側熱交換器53の
出口側にはファン81を配置している。
【0004】そして、上記利用側熱交換器3が蒸発器と
して機能する冷房運転サイクルでは上記熱源側熱交換器
54側から上記冷媒管63を通って流れてくる気液二相
冷媒を上記分流器56において上記各分流管66,6
6,・・に分流させて上記利用側熱交換器53の各パス
にそれぞれ流し、また上記利用側熱交換器3が凝縮器と
して機能する暖房運転サイクルでは上記冷媒管61を通
って流れてくる気相冷媒を上記分流器56において上記
各分流管66,66,・・に分流させて上記利用側熱交
換器53の各パスにそれぞれ流し、これによって冷房運
転サイクルと暖房運転サイクルの双方において「対向
流」を実現するようにしている。
【0005】また一方、図20に示す冷媒回路を備えた
空気調和装置では、利用側熱交換器53の各パスの入口
側に設けた分流器56と、該各パスの出口側に設けた冷
媒集合管58とを、四方弁69を介して、圧縮機51の
吐出側と吸入側とに選択的に接続される冷媒管61と、
膨張弁55を介して熱源側熱交換器54に接続された冷
媒管63とに対して、選択的に接続可能とするととも
に、該利用側熱交換器53の出口側にはファン81を配
置している。
【0006】そして、上記利用側熱交換器3が蒸発器と
して機能する冷房運転サイクルでは、上記四方弁69を
介して、上記冷媒管61を上記冷媒集合管58に、上記
冷媒管63を上記冷媒管63に、それぞれ接続し、上記
冷媒管63を通って流れてくる気液二相冷媒を上記分流
器56において上記各分流管66,66,・・に分流さ
せて上記利用側熱交換器53の各パスに流し、また上記
利用側熱交換器3が凝縮器として機能する暖房運転サイ
クルでは上記冷媒管61を通って流れてくる気相冷媒を
上記分流器56において上記各分流管66,66,・・
に分流させて上記利用側熱交換器53の各パスにそれぞ
れ流し、これによって冷房運転サイクルと暖房運転サイ
クルの双方において「対向流」状態を実現するようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図19及び
図20にそれぞれ示す空気調和装置の何れにおいても、
上記利用側熱交換器53で常時「対向流」状態が実現さ
れることから、空調性能の向上が期待できるものの、そ
の一方、上記利用側熱交換器53に気相冷媒が流入する
暖房運転サイクルでは該利用側熱交換器53の入口側に
おける冷媒の圧力損失が大きくなり、常時「対向流」状
態の実現による上記効果が減殺されるという問題があっ
た。
【0008】即ち、上記分流器56と上記利用側熱交換
器53の各パスをそれぞれ接続する上記分流管66,6
6,・・は、該利用側熱交換器53の各パスの冷媒流量
の均一化を図るべく、それぞれ該各パスにおける冷媒の
流れ条件に対応してその通路抵抗が相対的に調整されて
いる。ところが、冷媒は、冷房運転サイクルでは気液二
相冷媒として上記分流管66を流れるのに対して、暖房
運転サイクルでは気液二相冷媒よりも比体積が格段に大
きい気相冷媒として上記分流管66を流れる。この結
果、気液二相冷媒と気相冷媒との間の比体積の相違に起
因して、気相冷媒が循環する暖房運転サイクルにおいて
は、気液二相冷媒が循環する冷房運転サイクルに比べ
て、上記分流管66における冷媒の圧力損失(即ち、熱
交換器入口側の圧力損失)が過大となり、それだけ熱交
換性能が低下し、上記の如き問題を招来することになる
ものである。
【0009】そこで本願発明は、熱交換器入口側での圧
力損失を低く抑えつつ「対向流」状態を実現することで
高い性能を確保した熱交換器ユニット、及びこれを備え
た空気調和装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明では、凝縮器と蒸発器と
して機能する熱交換器Xを備えてなる熱交換器ユニット
において、上記熱交換器Xの各パスの一端側にそれぞれ
切換弁19,19,・・を配置し、該各切換弁19,1
9,・・を介して、上記各パスの一端側を、上記熱交換
器Xが蒸発器として機能するときには分流器6側に、凝
縮器として機能するときには冷媒集合管11側にそれぞ
れ接続させる一方、上記熱交換器Xにおける熱交換媒体
Aの流れ方向を上記各パスの他端側から一端側に向かう
方向に設定したことを特徴としている。
【0012】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記各切換弁19,
19,・・を軸方向に連設状態に一体化して単一の切換
弁ユニット20を構成したことを特徴としている。
【0013】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記切換弁ユニット
20を、上記各切換弁19,19,・・のそれぞれに対
応する通路24A,24Bを軸方向に多段に設けた作動
体22をケーシング21内に収容して構成したことを特
徴としている。
【0014】本願の第4の発明では、上記第3の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記切換弁ユニット
20を、上記ケーシング21に対して上記作動体22を
軸方向に変位させることで上記通路24A,24Bの切
換を行う構成としたことを特徴としている。
【0015】本願の第5の発明では、上記第3の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記切換弁ユニット
20を、上記ケーシング21に対して上記作動体22を
回動させることで上記通路24A,24Bの切換を行う
構成としたことを特徴としている。
【0016】本願の第6の発明では、上記第4の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記作動体22と上
記ケーシング21との間に、該ケーシング21の軸方向
に延びて上記各切換弁19,19,・・の各通路24
A,24Bに連通する連通室27を設けたことを特徴と
している。
【0017】本願の第7の発明では、凝縮器と蒸発器と
して機能する熱交換器Xを備えてなる熱交換器ユニット
において、上記熱交換器Xの各パスの一端側に分流器6
から延びる複数の分流管49,49,・・をそれぞれ接
続するとともに該各分流管49,49,・・のそれぞれ
に流量調整弁31を設け、常時冷媒を上記各分流管4
9,49,・・を通して上記熱交換器Xに導入させる一
方、上記熱交換器Xにおける熱交換媒体Aの流れ方向を
上記各パスの他端側から一端側に向かう方向に設定した
ことを特徴としている。
【0018】本願の第8の発明では、上記第7の発明に
かかる熱交換器ユニットにおいて、上記流量調整弁31
を、上記分流管49内を流れる冷媒圧力に応じて作動
し、低圧時には小通路面積を、高圧時には大通路面積を
得るように通路面積を変更可能に構成したことを特徴と
している。
【0019】本願の第9の発明では、利用側熱交換器3
と熱源側熱交換器4とを備えて冷媒回路を構成した空気
調和装置において、上記利用側熱交換器3側に、又は上
記熱源側熱交換器4側に、又は上記利用側熱交換器3側
と上記熱源側熱交換器4側の双方に、上記第1,第2,
第3,第4,第5,第6,第7又は第8の何れかの発明
に記載した熱交換器ユニットを適用したことを特徴とし
ている。
【0020】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0021】 本願の第1の発明にかかる熱交換器ユ
ニットでは、凝縮器と蒸発器として機能する熱交換器X
を備えてなる熱交換器ユニットにおいて、上記熱交換器
Xの各パスの一端側にそれぞれ切換弁19,19,・・
を配置し、該各切換弁19,19,・・を介して、上記
各パスの一端側を、上記熱交換器Xが蒸発器として機能
するときには分流器6側に、凝縮器として機能するとき
には冷媒集合管11側にそれぞれ接続させる一方、上記
熱交換器Xにおける熱交換媒体Aの流れ方向を上記各パ
スの他端側から一端側に向かう方向に設定している。
【0022】従って、この発明の熱交換器ユニットにお
いては、上記熱交換器Xが蒸発器として機能する冷媒循
環形態では上記各切換弁19,19,・・によって上記
分流器6側の上記各分流管8,8,・・が上記熱交換器
Xの各パスの一端側に接続され上記熱交換器Xには上記
各分流管8,8,・・を通して気液二相冷媒が流入する
一方、上記熱交換器Xが凝縮器として機能する冷媒循環
形態では上記各切換弁19,19,・・によって上記冷
媒集合管11側の上記各連絡管45,45,・・が上記
熱交換器Xの各パスの一端側に接続され該熱交換器Xに
は上記各連絡管45,45,・・を通して気相冷媒が流
入する。この結果、上記熱交換器Xにおいては、その冷
媒循環形態に拘わらず、常時、冷媒の流れ方向と熱交換
媒体Aの流れ方向とが対向する「対向流」状態が実現さ
れ、これによって高い熱交換性能が確保されるものであ
る。
【0023】しかも、この場合、上記熱交換器Xに比体
積の大きい気相冷媒が導入される凝縮作用時には、上記
各連絡管45,45,・・を通して冷媒が導入されるこ
とから、例えば従来のように気相冷媒と気液二相冷媒と
が共に同一の分流管を介して導入される場合に比して、
上記熱交換器Xの一端側(入口側)での圧力損失が可及
的に小さく抑えられることになる。
【0024】この結果、この発明の熱交換器ユニットに
おいては、上記熱交換器Xでの「対向流」状態の実現に
よる性能向上効果が、該熱交換器Xの入口側での圧力損
失の発生によって減殺されるということが可及的に防止
され、熱交換器Xでの常時「対向流」状態の実現とその
入口側での圧力損失の抑制との相乗効果として、より高
い熱交換性能が得られるものである。
【0025】 本願の第2の発明では、上記に記載
の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記第1の発明にかかる熱交換器ユ
ニットにおいて、上記各切換弁19,19,・・を軸方
向に連設状態に一体化して単一の切換弁ユニット20を
構成しているので、例えば上記各切換弁19,19,・
・を別体構成としこれらをそれぞれ個別に配置する場合
に比して、熱交換器ユニットにおける冷媒配管が簡略化
され、そのコンパクト化が図られ、特にこの熱交換器ユ
ニットを組み込んで空気調和装置を構成する場合にあっ
ては、該熱交換器ユニットの配置自由度が向上し装置設
計が容易になるとともに、そのコンパクト化にも寄与す
ることになる。
【0026】 本願の第3の発明では、上記に記載
の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記第2の発明にかかる熱交換器ユ
ニットにおいて、上記切換弁ユニット20を、上記各切
換弁19,19,・・のそれぞれに対応する通路24
A,24Bを軸方向に多段に設けた作動体22をケーシ
ング21内に収容して構成しているので、上記作動体2
2の作動によって上記熱交換器Xの各パスに対する冷媒
の流通制御が同時に行われ、それだけ精度の高い制御が
実現される。
【0027】 本願の第4の発明では、上記に記載
の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記第3の発明にかかる熱交換器ユ
ニットにおいて、上記切換弁ユニット20を、上記ケー
シング21に対して上記作動体22を軸方向に変位させ
ることで上記通路24A,24Bの切換を行う構成とし
ているので、例えば上記作動体22の駆動機構として、
コンパクトで且つ応答性に優れた電磁駆動機構を採用す
ることが可能であり、それだけ上記熱交換器ユニットの
さらなるコンパクト化とともに作動上の信頼性の向上が
図れるものである。
【0028】 本願の第5の発明では、上記に記載
の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記第3の発明にかかる熱交換器ユ
ニットにおいて、上記切換弁ユニット20を、上記ケー
シング21に対して上記作動体22を回動させることで
上記通路24A,24Bの切換を行う構成としているの
で、例えば上記作動体22の駆動機構として、比較的安
価なモータを採用することが可能であり、それだけ上記
熱交換器ユニットのコストダウンが期待できるものであ
る。
【0029】 本願の第6の発明では、上記に記載
の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即
ち、この発明では、上記第4の発明にかかる熱交換器ユ
ニットにおいて、上記作動体22と上記ケーシング21
との間に、該ケーシング21の軸方向に延びて上記各切
換弁19,19,・・の各通路24A,24Bに連通す
る連通室27を設けているので、該連通室27が上記冷
媒集合管11として機能し該冷媒集合管11の付設が不
要となり、この結果、上記熱交換器ユニットの構造の簡
略化とコンパクト化、及びコストダウンがさらに促進さ
れる。
【0030】 本願の第7の発明では、凝縮器と蒸発
器として機能する熱交換器Xを備えてなる熱交換器ユニ
ットにおいて、上記熱交換器Xの各パスの一端側に分流
器6から延びる複数の分流管49,49,・・をそれぞ
れ接続するとともに該各分流管49,49,・・のそれ
ぞれに流量調整弁31を設け、常時冷媒を上記各分流管
49,49,・・を通して上記熱交換器Xに導入させる
一方、上記熱交換器Xにおける熱交換媒体Aの流れ方向
を上記各パスの他端側から一端側に向かう方向に設定し
ている。
【0031】従って、この発明の熱交換器ユニットで
は、上記熱交換器Xにおいて常時冷媒の流れ方向と熱交
換媒体Aの流れ方向とが対向する「対向流」状態が実現
されるとともに、上記各分流管49,49,・・にそれ
ぞれ設けた上記各流量調整弁31,31,・・での流量
設定を、該各分流管49,49,・・を比体積の大きい
気相冷媒が通る冷媒循環形態では、気液二相冷媒が通る
冷媒循環形態の時よりも多くなるように設定することで
上記熱交換器Xの入口側における圧力損失を可及的に抑
えることができ、例えば従来のように常時「対向流」と
したことによる性能向上効果が熱交換器の入口側での圧
力損失によって減殺されるということが確実に防止さ
れ、この結果、常時「対向流」の実現と圧力損失の抑制
との相乗効果として、より高い熱交換性能が得られるも
のである。
【0032】 本願の第8の発明では、上記第7の発
明にかかる熱交換器ユニットにおいて、上記流量調整弁
31を、上記分流管49内を流れる冷媒圧力に応じて作
動し、低圧時には小通路面積を、高圧時には大通路面積
を得るように通路面積を変更可能に構成しているので、
上記分流管49内の低圧時、即ち、気液二相冷媒の流通
時には上記各流量調整弁31,31,・・によって上記
熱交換器Xの各パスに流入する冷媒に所要の抵抗が付与
され、該各パス相互間における冷媒流れの均一化が促進
される一方、上記分流管49内の高圧時、即ち、比体積
の大きい気相冷媒の流通時には上記各流量調整弁31,
31,・・による流通抵抗が可及的に低減され熱交換器
Xの入口側での圧力損失の発生が可及的に抑制されるも
のである。
【0033】 本願の第9の発明では、利用側熱交換
器3と熱源側熱交換器4とを備えて冷媒回路を構成した
空気調和装置において、上記利用側熱交換器3側に、又
は上記熱源側熱交換器4側に、又は上記利用側熱交換器
3側と上記熱源側熱交換器4側の双方に、上記第1,第
2,第3,第4,第5,第6,第7又は第8の何れかの
発明に記載した熱交換器ユニットを適用しているので、
上記利用側熱交換器3側において、又は上記熱源側熱交
換器4側においては、又は上記利用側熱交換器3側と上
記熱源側熱交換器4側の双方において、高い熱交換性能
が得られ、空気調和装置の空調特性がより一層向上する
ことになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0035】第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる空気調和
装置の冷媒回路を示している。この冷媒回路は、圧縮機
1と四方弁2と利用側空気熱交換器3と膨張弁5と熱源
側空気熱交換器4とを冷媒管41,42,43によって
順次環状に接続して構成されるものであって、上記利用
側空気熱交換器3部分に本願発明にかかる「熱交換器ユ
ニット」を適用したものである。
【0036】上記圧縮機1は、上記四方弁2の切換操作
によって第1冷媒管41と第2冷媒管42とに択一的に
接続可能とされており、上記利用側空気熱交換器3(こ
の実施形態では、特許請求の範囲中の「熱交換器X」に
該当する)が凝縮器として機能する冷媒循環形態、即
ち、暖房運転サイクルでは、該第1冷媒管41を介して
上記利用側空気熱交換器3の入口側の冷媒集合管11に
接続される。一方、上記利用側空気熱交換器3が蒸発器
として機能する冷媒循環形態、即ち、冷房運転サイクル
では、上記第2冷媒管42を介して上記熱源側空気熱交
換器4側の冷媒集合管12に接続される。
【0037】また、上記第3冷媒管43は、上記利用側
空気熱交換器3側に設けられた分流器6と上記熱源側空
気熱交換器4側に設けられた分流器7とを接続するもの
であって、その通路途中には上記膨張弁5が備えられて
いる。
【0038】上記利用側熱交換器3は、複数のパス(こ
の実施形態では八つのパス)をもつクロスフィン型の熱
交換器であって、その入口側、即ち、上記各伝熱管の入
口側にはそれぞれ連絡管44,44,・・が接続される
一方、その出口側、即ち、上記各出口側の出口側にはそ
れぞれ連絡管46,46,・・が接続されている。ま
た、上記冷媒集合管11には、上記利用側熱交換器3の
パス数と同数の連絡管45,45,・・が接続されてい
る。さらに、上記分流器6には、上記利用側空気熱交換
器3の各パスにおける液冷媒の流量を可及的に均一とし
得るように、該各パスの条件、例えば、上記利用側空気
熱交換器3における風速分布と該各パスの位置との相対
関係等に応じてそれぞれ個別にその通路抵抗が設定され
た分流管8,8,・・が接続されている。ている。
【0039】そして、上記各連絡管44,44,・・と
上記各連絡管46,46,・・と上記各連絡管45,4
5,・・及び上記各分流管8,8,・・は、次述の切換
弁ユニット20を介して選択的に接続可能とされてい
る。即ち、上記切換弁ユニット20は、上記圧縮機1の
吸入側が上記四方弁2を介して上記冷媒管41側に接続
され上記利用側熱交換器3が蒸発器として機能する冷房
運転時には、上記各連絡管44,44,・・を上記各分
流管8,8,・・に、また上記各連絡管45,45,・
・を上記各連絡管46,46,・・にそれぞれ接続する
一方、上記圧縮機1の吐出側が上記四方弁2を介して上
記冷媒管41側に接続され上記利用側熱交換器3が凝縮
器として機能する暖房運転時には、上記各連絡管44,
44,・・を上記各連絡管45,45,・・に、また上
記各分流管8,8,・・を上記各連絡管46,46,・
・にそれぞれ接続するものである。
【0040】尚、上記利用側空気熱交換器3には、ファ
ン16が付設されており、該ファン16からの風は該利
用側空気熱交換器3に対して冷媒の流れ方向の下流側か
ら上流側に向けて流れるようにその吹出方向が設定され
ている。また、この実施形態では、上記利用側熱交換器
3に上記切換弁ユニット20を付設して特許請求の範囲
中の「熱交換器ユニット」を構成している。
【0041】一方、上記熱源側空気熱交換器4側の上記
分流器7は、該熱源側空気熱交換器4のパス数と同数の
分流管9を介して該熱源側空気熱交換器4の各パスにそ
れぞれ独立して接続されている。さらに、上記熱源側空
気熱交換器4には、ファン17が付設されている。
【0042】ここで、上記利用側熱交換器3側に付設さ
れた上記切換弁ユニット20の具体的構造を、図3〜図
5に示す第1の構造例と、図6〜図8に示す第2の構造
例のそれぞれについて説明する。
【0043】第1の構造例 第1の構造例における上記切換弁ユニット20は、図3
〜図5に示すように、上下両端が閉塞された円筒状のケ
ーシング21と、該ケーシング21内にその軸方向へ移
動可能に収容された作動体22とを備えて構成されてい
る。
【0044】上記作動体22は、上記ケーシング21の
内周面に摺接嵌合可能な円板状形態をもつランド部23
と、該ランド部23の軸心を通ってその径方向へ延びる
区画壁25とが交互に列設された略段付き軸体であっ
て、該各ランド部23,23,・・の中間に位置し上記
各区画壁25,25,・・にそれぞれ対応する部位はそ
れぞれ通路部24,24,・・とされるとともに、該各
通路部24,24,・・は上記各区画壁25,25,・
・によって該区画壁25の一方側に位置する第1通路2
4Aと他方側に位置する第2通路24Bとに二分されて
いる。そして、この構造例のものにおいては、上記各区
画壁25,25,・・が上記作動体22の軸方向から見
て順次90°の位相差をもって直交するように該各区画
壁25,25,・・の延設方向を設定している。
【0045】従って、上記作動体22においては、上記
第1通路24Aと第1通路24Aの配置方向が同一とさ
れた通路部24が該軸方向において一つ置きに並ぶこと
になる。そして、この構造例の切換弁ユニット20にお
いては、上記作動体22の軸方向に隣接し且つ上記第1
通路24Aと第1通路24Aの配置方向が異なる一対の
通路部24,24で特許請求の範囲中の「切換弁19」
が構成されるものであり、従って、この切換弁ユニット
20は、上記利用側熱交換器3の各パスのそれぞれに対
応する複数の切換弁19,19,・・を上記作動体22
の軸方向に連接して一体化した構成となっている。
【0046】一方、上記ケーシング21は、その周壁に
四つの冷媒通口26A〜26Dをそれぞれ周方向に90
°の位相差をもって形成するとともに、これら四つの冷
媒通口26A〜26Dからなり上記各切換弁19,1
9,・・のそれぞれに対応する通口群を、上記作動体2
2における上記各通路部24,24,・・の形成ピッチ
の2倍の寸法に相当するピッチで、該ケーシング21の
軸方向に複数段に形成している。尚、上記冷媒通口26
A〜26Dのうち、冷媒通口26Aには上記連絡管45
が、冷媒通口26Bには上記連絡管46が、冷媒通口2
6Cには上記分流管8が、冷媒通口26Dには上記連絡
管44が、それぞれ接続される。
【0047】従って、上記ケーシング21内に上記作動
体22を嵌挿し、且つこれら両者の周方向における相対
位置を、図4及び図5に示すように、該作動体22の上
記区画壁25が上記ケーシング21側の四つの冷媒通口
26A〜26Dの中間に位置するように位置決めして上
記切換弁ユニット20を構成した状態においては、上記
作動体22を上記通路部24,24,・・のピッチに相
当する範囲内で軸方向に移動させてこれを第1の位置と
第2位置とに択一的に位置決めすることで、上記冷媒通
口26A〜26D相互間の接続形態が切り換えられる。
【0048】即ち、第1の位置においては、図4に示す
ように、第1通路24Aを介して上記冷媒通口26B
(即ち、連絡管46)と冷媒通口26C(即ち、分流管
8)とが連通するとともに、第2通路24Bを介して上
記冷媒通口26A(即ち、連絡管45)と上記冷媒通口
26D(即ち、連絡管44)とが連通する。また、第2
の位置においては、図5に示すように、第1通路24A
を介して上記冷媒通口26C(即ち、分流管8)と上記
冷媒通口26D(即ち、連絡管44)とが連通するとと
もに、第2通路24Bを介して上記冷媒通口26A(即
ち、連絡管45)と上記冷媒通口26B(即ち、連絡管
46)とが連通する。このように、上記切換弁ユニット
20によって上記利用側熱交換器3の各パスでの冷媒管
の接続形態が同時に切り換えられることで、冷房運転時
における冷媒循環系と暖房運転時における冷媒循環系と
が択一的に得られるものである。
【0049】第2の構造例 第2の構造例における上記切換弁ユニット20は、図6
〜図8に示すように、上下両端が閉塞された円筒状のケ
ーシング21と、該ケーシング21内にその軸方向へ移
動可能に収容された作動体22とを備えて構成されてお
り、かかる基本構成は上記第1の構造例の切換弁ユニッ
ト20の場合と同様である。しかし、この第2の構造例
の切換弁ユニット20は、上記第1の構造例の切換弁ユ
ニット20が上記作動体22を上記ケーシング21内に
おいてその軸方向へ移動させることで接続形態の切り換
えを行うようにしていたのに対して、上記ケーシング2
1内で上記作動体22を回動させることで接続形態の切
り換えを行うようにしたものであり、この点において相
違するものである。
【0050】従って、この第2の構造例の切換弁ユニッ
ト20においては、上記ケーシング21についてはその
構造を上記第1の構造例のものと同一とする一方、上記
作動体22については上記各通路部24,24,・・の
形成ピッチを、該各通路部24,24,・・のそれぞれ
が上記ケーシング21側に多段に形成された各冷媒通口
26A〜26Dのそれぞれに対応するように設定してい
る。尚、この構造例では、上記作動体22の軸方向に並
んだ上記各通路部24,24,・・がそれぞれ特許請求
の範囲中の「切換弁19」に該当する。
【0051】上記ケーシング21内に上記作動体22を
嵌挿し且つこれら両者の周方向における相対位置を、図
7及び図8に示すように、該作動体22の上記区画壁2
5が上記ケーシング21側の四つの冷媒通口26A〜2
6Dの中間に位置するように位置決めして上記切換弁ユ
ニット20を構成した状態において、上記作動体22を
90°の回動範囲内で回動させることで、上記冷媒通口
26A〜26D相互間の接続形態が切り換えられる。
【0052】即ち、第1の回動位置においては、図7に
示すように、第1通路24Aを介して上記冷媒通口26
B(即ち、連絡管46)と冷媒通口26C(即ち、分流
管8)とが連通するとともに、第2通路24Bを介して
上記冷媒通口26A(即ち、連絡管45)と上記冷媒通
口26D(即ち、連絡管44)とが連通する。また、第
2の回動位置においては、図8に示すように、第1通路
24Aを介して上記冷媒通口26C(即ち、分流管8)
と上記冷媒通口26D(即ち、連絡管44)とが連通す
るとともに、第2通路24Bを介して上記冷媒通口26
A(即ち、連絡管45)と上記冷媒通口26B(即ち、
連絡管46)とが連通する。このように、上記切換弁ユ
ニット20によって利用側熱交換器3の各パスの冷媒管
の接続形態が同時に切り換えられることで、冷房運転時
における冷媒循環系と暖房運転時における冷媒循環系と
が択一的に得られるものである。
【0053】図2には、上記切換弁ユニット20を用い
た上記利用側熱交換器3側での冷媒配管の状態を示して
いる。この図からも分かるように、上記切換弁ユニット
20が、上記利用側熱交換器3の各パス毎にそれぞれ設
けられるべき切換弁を単一のユニットとして構成してい
るので、各パス毎にに切換弁を備えるような場合に比し
て、該利用側熱交換器3回りの冷媒配管構造が格段に簡
略化され、そのコンパクト化が図られていることが分か
る。
【0054】以上のように構成された熱交換器ユニット
を備えた冷媒回路をもつ空気調和装置においては、上記
利用側熱交換器3が凝縮器として機能する暖房運転サイ
クルと蒸発器として機能する冷房運転サイクルにおいて
それぞれ以下のように作動する。
【0055】暖房運転サイクルにおいては、上記利用側
熱交換器3が凝縮器として、上記熱源側熱交換器4が蒸
発器として、それぞれ機能する。そして、この暖房運転
サイクルでは、上記四方弁2によって上記圧縮機1の吐
出側が上記冷媒管41に接続されるので、該圧縮機1か
らの冷媒(ガス冷媒)は、上記冷媒管41から上記冷媒
集合管11に流入し、ここで上記各連絡管45,45,
・・に分流されて上記切換弁ユニット20に流入する。
そして、この切換弁ユニット20においては、上記作動
体22が第1の位置に設定されているので、冷媒通路の
接続形態は図4に示す状態となっている。従って、上記
各連絡管45,45,・・から切換弁ユニット20側に
流入した冷媒は、それぞれ各第2通路24B,24B,
・・から上記各連絡管44,44,・・を介して上記利
用側熱交換器3の各パスに流入する。さらに、この利用
側熱交換器3の各パスをそれぞれ流れる冷媒は、その出
口側において該各パスにそれぞれ接続された上記各連絡
管46,46,・・を通って再度、上記切換弁ユニット
20側に流入し、該切換弁ユニット20の各第1通路2
4A,24A,・・及び上記各分流管8,8,・・を介
して上記分流器6において合流し、上記冷媒管43から
上記膨張弁5及び上記熱源側熱交換器4を通って上記圧
縮機1の吸入側へ還流される。
【0056】そして、この暖房運転サイクルにおいて
は、冷媒は上記利用側空気熱交換器3の各パス内を流れ
る間に上記ファン14から送風される空気との間で熱交
換して凝縮されるが、この場合、上記ファン14からの
空気は上記利用側熱交換器3の出口側から入口側に向け
て流れることで、該利用側空気熱交換器3においては、
冷媒の流れ方向と風の流れ方向とが対向する「対向流」
状態が実現され、高い凝縮能力が確保されるものであ
る。
【0057】また、この場合、上記圧縮機1からの冷媒
は、ガス冷媒の流通に対して圧力損失の発生要因の一つ
となる上記分流管8を通ることなく、上記各連絡管4
5,45,・・を通って上記利用側熱交換器3の各パス
にそれぞれ流入することから、該利用側熱交換器3の入
口側での圧力損失の発生が可及的に抑制され、より高い
性能が得られることになる。
【0058】さらに、上記利用側空気熱交換器3から流
出する冷媒は、上記各連絡管46,46,・・から上記
各分流管8,8,・・を通って上記熱源側熱交換器4側
へ流れることから、該各分流管8,8,・・によって上
記利用側熱交換器3の出口側に適度の流通抵抗が付与さ
れることになる。この結果、上記各連絡管44,45,
46の通路面積が、大きな圧力損失を生じないような大
きさに設定されていたとしても、上記利用側空気熱交換
器3の出口側での冷媒のサブクールが各パス相互間にお
いて可及的に均一化され、それだけ性能が向上すること
にもなる。
【0059】冷房運転サイクルにおいては、上記暖房運
転サイクルとは逆に、上記熱源側熱交換器4においで凝
縮され且つ上記膨張弁5において減圧された冷媒(気液
二相冷媒)は、上記分流器6において上記各分流管8,
8,・・にそれぞれ分流され、上記切換弁ユニット2
0、及び上記各連絡管44,44,・・を介して上記利
用側熱交換器3の各パスに流入し、ここで蒸発された
後、上記各連絡管46,46,・・、上記切換弁ユニッ
ト20及び上記各連絡管45,45,・・を介して上記
圧縮機1側に還流される。従って、この冷房運転サイク
ルでも、上記利用側熱交換器3においては冷媒の流れ方
向と上記ファン14からの風の流れ方向とが対向する
「対向流」状態が実現される。
【0060】このように、この実施形態の空気調和装置
においては、暖房運転サイクルと冷房運転サイクルの何
れにおいても「対向流」状態が実現され、しかもその場
合、暖房運転サイクルにおける上記利用側空気熱交換器
3の入口側での圧力損失が低く抑えられるとともに、該
利用側空気熱交換器3の出口側での各パス相互間におけ
るサブクールも可及的に均一化されるものであり、これ
らの相乗効果として、空調性能の飛躍的向上が期待でき
るものである。
【0061】さらに、上記利用側熱交換器3の入口側に
上記切換弁ユニット20を配置することで、該利用側熱
交換器3側における常時「対向流」状態が実現されると
ともに、該利用側熱交換器3側における冷媒配管の簡略
化及びコンパクト化が図れるものであり、この結果、空
気調和装置においては性能面と形態面の双方からその商
品価値が高められることになる。
【0062】第2の実施形態 図9には、本願発明の第2の実施形態にかかる空気調和
装置の冷媒回路を示している。この第2の実施形態の空
気調和装置は、上記第1の実施形態にかかる空気調和装
置においては利用側熱交換器3側のみに本願発明の熱交
換器ユニットを適用したものであるのに対して、該利用
側熱交換器3側と上記熱源側熱交換器4側の双方に本願
発明の熱交換器ユニットを適用したものである。
【0063】従って、この実施形態の空気調和装置にお
いては、上記利用側熱交換器3側と熱源側熱交換器4側
の双方において常時「対向流」状態が実現され、上記第
1の実施形態の空気調和装置よりもさらに高い空調性能
が得られるものである。
【0064】尚、上記利用側熱交換器3及び熱源側熱交
換器4にそれぞれ本願発明の熱交換器ユニットを適用し
たことによる具体的な作用効果については、上記第1の
実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施形態に
おける該当説明を援用することで、ここでの説明を省略
する。
【0065】また、上記第1の実施形態とは逆に、上記
熱源側熱交換器4側のみに本願発明の熱交換器ユニット
を適用することもできることは勿論である。
【0066】第3の実施形態 図10には、本願発明の第3の実施形態にかかる空気調
和装置の冷媒回路を示している。この第3の実施形態の
空気調和装置は、上記第1の実施形態にかかる空気調和
装置と基本構成を同じにし且つ同様の作用効果が得られ
るものであって、これと異なる点は、配管構造の更なる
簡略化及びコンパクト化を図るべく、上記切換弁ユニッ
ト20に特有の構造を付加することで、上記第1の実施
形態の冷媒回路に備えられていた冷媒集合管11及び連
絡管45,45,・・の付設を不要としたものである。
【0067】従って、以下においては、冷媒回路の基本
構成及びそれに基づく特有の作用効果については上記第
1の実施形態の該当説明を援用することとし、ここでは
上記切換弁ユニット20の具体的構成のみについて説明
する。
【0068】この実施形態の空気調和装置に適用される
切換弁ユニット20は、それ本来の機能である接続形態
の切換機能に加えて、冷媒集合管としての機能を付加し
たものであり、ここでは図11〜図13に示す構造例
と、図14〜図16に示す構造例とについてそれぞれ説
明する。尚、ここでは、上記二つの構造例を、上記第1
の実施形態における切換弁ユニット20の「第1の構造
例」及び「第2の構造例」との対応から、それぞれ「第
3の構造例」及び「第4の構造例」と称する。
【0069】第3の構造例 第3の構造例の切換弁ユニット20は、図11に示すよ
うに、筒体でなるケーシング21と該ケーシング21内
に嵌挿され且つその軸方向に移動自在とされた作動体2
2とで構成されるものであって、かかる全体構成は、次
述するように上記ケーシング21の一部の構造を除い
て、上記第1の実施形態において説明した第1の構造例
(図3参照)と同様である。
【0070】即ち、この第3の構造例の切換弁ユニット
20は、これを構成する上記ケーシング21と作動体2
2のうち、該作動体22については上記第1の構造例の
ものと同一としており、従ってその構造の説明は上記第
1の実施形態の該当説明を援用してここでの説明は省略
する。また、この構造例の切換弁ユニット20において
は、上記第1の構造例の場合と同様に、上記作動体22
の軸方向に隣設する一対の通路部24,24によって特
許請求の範囲中の「切換弁19」が構成されている。
【0071】これに対して、上記ケーシング21につい
ては、上記第1の構造例ではこれを円筒体で構成してい
たが、この第3の構造例においては、円筒体の一側に小
径の半円筒体を連接し且つこれら両者の内室を連続させ
て構成し、この半円筒体の内室部分を連通室27として
いる。そして、このケーシング21の大径部分に上記作
動体22が嵌挿されるが、この作動体22の嵌挿状態に
おいては該作動体22の一側が上記連通室27に臨み、
従って、該作動体22の上記各通路部24,24,・・
は同時に上記連通室27に臨んで相互に連通することに
なる。即ち、上記連通室27は、上記第1の実施形態の
空気調和装置における上記冷媒集合管11として機能す
ることになる。
【0072】そして、上記ケーシング21の側壁のう
ち、その大径の側壁部分の周方向の三位置には、軸方向
に所定間隔で複数の冷媒通口26B,26B,・・と複
数の冷媒通口26C,26C,・・と複数の冷媒通口2
6D,26D,・・とがそれぞれ形成され、上記冷媒通
口26Bには上記連絡管46が、上記冷媒通口26Cに
は上記分流管8が、上記冷媒通口26Dには上記連絡管
44がそれぞれ接続される一方、上記連通室27の側壁
には開口28が一つだけ形成され且つこの開口28には
上記冷媒管41が直接接続されている。
【0073】従って、上記作動体22が上下方向に移動
され、上記冷媒通口26Bと冷媒通口26Cと冷媒通口
26Dとが上記作動体22の軸方向に隣設された二つの
通路部24,24に対して択一的に臨ましめられること
で、冷媒管路の接続形態が冷房運転サイクルでの形態と
暖房運転サイクルでの形態との間で切り換えられる。即
ち、上記切換弁ユニット20を上記利用側熱交換器3側
に適用した場合、暖房運転サイクルでは、上記作動体2
2は図12に示す第1の位置に設定され、上記第1通路
24Aを介して上記連絡管46と分流管8とが接続さ
れ、上記第2通路24B及び上記連通室27を介して上
記冷媒管41と上記連絡管44とが接続される。また、
冷房運転サイクルでは、上記作動体22は図13に示す
第2の位置に設定され、上記第1通路24Aを介して上
記分流管8と上記連絡管44とが接続され、上記第2通
路24B及び上記連通室27を介して上記連絡管46と
上記冷媒管41とが接続される。
【0074】このように、上記連通室27を付設した上
記切換弁ユニット20を備えた空気調和装置において
は、図10に示すように、上記利用側熱交換器3の入口
側に冷媒集合管を設ける必要がなくなり、それだけ回路
構成が簡略化され、より一層のコンパクト化が促進され
ることになる。
【0075】第4の構造例 第4の構造例の切換弁ユニット20は、図14に示すよ
うに、円筒体でなるケーシング21と該ケーシング21
内に嵌挿され且つその軸方向に移動自在とされた作動体
22とで構成されるものであって、かかる全体構成は、
次述するように上記ケーシング21の一部の構造及び上
記作動体22の一部の構造を除いて、上記第1の実施形
態において説明した第1の構造例(図3参照)と同様で
ある。
【0076】即ち、この第4の構造例の切換弁ユニット
20は、これを構成する上記ケーシング21と作動体2
2のうち、該ケーシング21については上記第1の構造
例のものと同様に円筒体で構成するものの、該第1の構
造例において設けられていた上記四つの開口冷媒通口2
6A〜26Dのうち、上記連絡管46に接続される冷媒
通口26Bと上記分流管8に接続される冷媒通口26C
と上記連絡管44に接続される冷媒通口26Dの三つの
み設け、冷媒通口26Aについてはこれを設けずに、そ
の代わりとして該冷媒通口26Aが設けられるべき周方
向位置に開口28を一つ設け、これに上記冷媒管41に
接続している。
【0077】また、上記作動体22については、上記第
1の構造例ではこの作動体22の各ランド部23,2
3,・・を全て円板体としていたが、この第4の構造例
においては、該各ランド部23,23,・・の周方向同
位置においてそれぞれその周縁部の一部を切り欠いて切
欠29を設けている。尚、この場合、上記各ランド部2
3,23,・・のそれぞれに設けられた上記各切欠2
9,29,・・は、上記第1通路24Aに設けられたも
のと上記第2通路24Bに設けられたものとが、上記作
動体22の軸方向において交互に且つ同軸上に位置する
ように、その形成位置が設定されている。尚、この構造
例の切換弁ユニット20においては、上記第3の構造例
の場合と同様に、上記作動体22の軸方向に隣設する一
対の通路部24,24によって特許請求の範囲中の「切
換弁19」が構成されている。
【0078】上記ケーシング21内に上記作動体22を
嵌挿した状態においては、上記各ランド部23,23,
・・の各切欠29,29,・・とこれに対向する上記ケ
ーシング21の内周面とによって上下方向に連通すると
ともに上記各通路部24,24,・・がそれぞれ臨む連
通室27が形成される。従って、上記切換弁ユニット2
0においては、上記連通室27が冷媒集合管として機能
し、上記作動体22が第1の位置と第2の位置の間で軸
方向に移動し、上記冷媒通口26Bと冷媒通口26Cと
冷媒通口26Dとが上記作動体22の軸方向に隣設され
た二つの通路部24,24に対して択一的に臨ましめら
れることで、冷媒管路の接続形態が冷房運転サイクルで
の形態と暖房運転サイクルでの形態との間で切り換えら
れる。
【0079】即ち、上記切換弁ユニット20を上記利用
側熱交換器3に適用する場合、暖房運転サイクルでは、
上記作動体22は図15に示す第1の位置に設定され、
上記第1通路24Aを介して上記連絡管46と分流管8
とが接続され、上記第2通路24B及び上記連通室27
を介して上記冷媒管41と上記連絡管44とが接続され
る。また、冷房運転サイクルでは、上記作動体22は図
13に示す第2の位置に設定され、上記第1通路24A
を介して上記分流管8と上記連絡管44とが接続され、
上記第2通路24B及び上記連通室27を介して上記連
絡管46と上記冷媒管41とが接続される。
【0080】このように、上記各ランド部23,23,
・・に設けた各切欠29,29,・・によって上記ケー
シング21の内部に上記連通室27を形成することで、
上記第3の構造例の場合と同様に、上記切換弁ユニット
20を備えた空気調和装置において、回路構成の簡略化
とコンパクト化とが促進されることになる。
【0081】第4の実施形態 図17には、本願発明の第4の実施形態にかかる空気調
和装置の冷媒回路を示している。この第4の実施形態の
空気調和装置は、上記各実施形態にかかる空気調和装置
と同様に上記利用側熱交換器3の入口側での圧力損失の
発生を可及的に抑制してより高い空調性能を得ることを
その主たる目的とするものであるが、該目的を達成する
ための具体的手段においては、上記第1〜第3の実施形
態にかかる空気調和装置とは相違している。
【0082】即ち、この第4の実施形態の空気調和装置
は、逆止弁(あるいは、四方弁)を用いて常時「対向
流」を実現するようした従来周知の冷媒回路を前提と
し、かかる構成の冷媒回路において利用側熱交換器3の
入口側での圧力損失を可及的に低減させることを意図し
たものであって、図17に示すように、上記冷媒管41
と上記冷媒管43とをそれぞれ逆止弁40A,40Bを
介して上記分流器6に接続するとともに、上記利用側熱
交換器3の出口側の冷媒集合管13を逆止弁40Cを備
えたバイパス管47と逆止弁40Dを備えたバイパス管
48とを介してそれぞれ上記冷媒管41と冷媒管43に
接続することで常時「対向流」を実現する冷媒回路にお
いて、上記分流器6と上記利用側熱交換器3の各パスを
それぞれ独立して接続する複数の分流管49,49,・
・のそれぞれに次述の流量調整弁31を付設し、該流量
調整弁31の流量調整機能によって上記利用側熱交換器
3へのガス冷媒の流入時における圧力損失の低減を可能
としたものである。尚、上記分流管49は、後述のよう
に上記流量調整弁31が備えられることで流量調整が行
われるので、該分流管49自体は流量調整機能をもつ必
要はなく、従って冷媒流量に対して十分に余裕をもった
通路面積に設定される。
【0083】上記流量調整弁31は、図18に示すよう
に、上記分流管49内に嵌挿固定されるとともにその軸
方向の一端側には所定の開口面積をもつ弁座孔35を備
えた筒状のケーシング33と、該弁座孔35に着座可能
とされた弁体32とを備える。上記弁体32は、その軸
心部にこれを貫通して小径の貫通孔36を備えるととも
に、上記ケーシング33内への嵌装状態においてはバネ
34によって上記弁座孔35に着座する方向に常時付勢
されている。そして、上記弁体32が上記弁座孔35に
着座して上記弁座孔35を閉塞した状態では上記貫通孔
36のみが冷媒通路として機能し、また上記弁体32が
上記弁座孔35から離座してこれを開口させた状態では
該弁座孔35と上記貫通孔36の双方が冷媒通路として
機能することになる。
【0084】ところで、上記バイパス管48には、上記
利用側熱交換器3が凝縮器として機能する暖房運転サイ
クルではガス冷媒が流れその圧力は高いが、該利用側熱
交換器3が蒸発器として機能する冷房運転サイクルでは
気液二相冷媒が流れその圧力は低い。このため、上記分
流管49をガス冷媒が流れる暖房運転サイクルでは、上
記流量調整弁31が冷媒圧力を受け上記バネ34の付勢
力に抗して開弁し、冷媒が通路面積の大きい上記弁座孔
35を通して流れることでその圧力損失が可及的に小さ
く維持される。
【0085】これに対して、上記分流管49を気液二相
冷媒が流れる冷房運転サイクルでは、冷媒圧力よりも上
記バネ34の付勢力が勝り、上記流量調整弁31は閉弁
状態を維持し、従って冷媒は通路面積の小さい上記貫通
孔36を通って流れる。この場合、この貫通孔36によ
って冷媒に所要の流通抵抗が付与されるので、上記分流
器6における冷媒の分流性能が適正に維持され、冷媒は
上記各分流管49,49,・・を通って上記利用側熱交
換器3の各パスに可及的に均等に流れ、該利用側空気熱
交換器3の出口側における冷媒のサブクールが各パス相
互間において可及的に均一化され、それだけ性能が向上
することになる。
【0086】その他 上記各実施形態においては、利用側及び熱源側の各熱交
換器として、空気を熱交換媒体として用いる空気熱交換
器を採用したものを例にとって説明したが、本願発明は
かかる構成に限定されるものではなく、例えば、利用側
及び熱源側の各熱交換器として、水又はブラインを熱交
換媒体として用いるシェル型熱交換器を採用することも
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる空気調和装
置の冷媒回路図である。
【図2】上記空気調和装置の熱交換器端部における冷媒
配管の具体例を示す斜視図である。
【図3】上記空気調和装置における切換弁ユニットの具
体的構造(第1の構造例)を示す斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】上記切換弁ユニットの動作状態を示す断面図
(図4に対応する断面図)である。
【図6】上記空気調和装置における切換弁ユニットの具
体的構造(第2の構造例)を示す斜視図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】上記切換弁ユニットの動作状態を示す断面図
(図7に対応する断面図)である。
【図9】本願発明の第2の実施形態にかかる空気調和装
置の冷媒回路図である。
【図10】本願発明の第3の実施形態にかかる空気調和
装置の冷媒回路図である。
【図11】上記空気調和装置における切換弁ユニットの
具体的構造(第3の構造例)を示す斜視図である。
【図12】図11のIV−IV断面図である。
【図13】上記切換弁ユニットの動作状態を示す断面図
(図12に対応する断面図)である。
【図14】上記空気調和装置における切換弁ユニットの
具体的構造(第4の構造例)を示す斜視図である。
【図15】図14のXV−XV断面図である。
【図16】上記切換弁ユニットの動作状態を示す断面図
(図15に対応する断面図)である。
【図17】本願発明の第4の実施形態にかかる空気調和
装置の冷媒回路図である。
【図18】上記空気調和装置における流量調整弁の具体
的構造を示す断面図である。
【図19】従来の空気調和装置の冷媒回路図である。
【図20】従来の空気調和装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1は圧縮機、2は四方弁、3は利用側空気熱交換器、4
は熱源側空気熱交換器、5は膨張弁、6及び7は分流
器、8及び9は分流管、11〜13は冷媒集合管、14
及び15はファン、19は切換弁、20は切換弁ユニッ
ト、21はケーシング、22は作動体、23はランド
部、24は通路部、25は区画壁、26A〜26Dは冷
媒通口、27は連通室、28は開口、29は切欠、31
は流量調整弁、32は弁体、33はケーシング、34は
バネ、35は弁座孔、36は貫通孔、40A〜40Dは
逆止弁、41〜43は冷媒管、44〜46は連絡管、4
7及び48はバイパス管、49は分流管、Xは熱交換器
ユニットである。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智博 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 望月 克己 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L092 AA02 BA12 BA15 BA28 DA15 EA02 FA13 FA17 FA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器と蒸発器として機能する熱交換器
    (X)を備えてなる熱交換器ユニットであって、 上記熱交換器(X)の各パスの一端側にそれぞれ切換弁
    (19),(19),・・を配置し、該各切換弁(1
    9),(19),・・を介して、上記各パスの一端側
    を、上記熱交換器(X)が蒸発器として機能するときに
    は分流器(6)側に、凝縮器として機能するときには冷
    媒集合管(11)側にそれぞれ接続させる一方、 上記熱交換器(X)における熱交換媒体(A)の流れ方
    向を上記各パスの他端側から一端側に向かう方向に設定
    したことを特徴とする熱交換器ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記各切換弁(19),(19),・・が、軸方向に連
    設状態に一体化されて単一の切換弁ユニット(20)を
    構成していることを特徴とする熱交換器ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記切換弁ユニット(20)が、上記各切換弁(1
    9),(19),・・のそれぞれに対応する通路(24
    A),(24B)を軸方向に多段に設けた作動体(2
    2)をケーシング(21)内に収容して構成されている
    ことを特徴とする熱交換器ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記切換弁ユニット(20)が、上記ケーシング(2
    1)に対して上記作動体(22)を軸方向に変位させる
    ことで上記通路(24A),(24B)の切換を行う構
    成であることを特徴とする熱交換器ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 上記切換弁ユニット(20)が、上記ケーシング(2
    1)に対して上記作動体(22)を回動させることで上
    記通路(24A),(24B)の切換を行う構成である
    ことを特徴とする熱交換器ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記作動体(22)と上記ケーシング(21)との間
    に、該ケーシング(21)の軸方向に延びて上記各切換
    弁(19),(19),・・の各通路(24A),(2
    4B)に連通する連通室(27)が設けられていること
    を特徴とする熱交換器ユニット。
  7. 【請求項7】 凝縮器と蒸発器として機能する熱交換器
    (X)を備えてなる熱交換器ユニットであって、 上記熱交換器(X)の各パスの一端側に分流器(6)か
    ら延びる複数の分流管(49),(49),・・をそれ
    ぞれ接続するとともに該各分流管(49),(49),
    ・・のそれぞれに流量調整弁(31)を設け、常時冷媒
    を上記各分流管(49),(49),・・を通して上記
    熱交換器(X)に導入させる一方、 上記熱交換器(X)における熱交換媒体(A)の流れ方
    向を上記各パスの他端側から一端側に向かう方向に設定
    したことを特徴とする熱交換器ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記流量調整弁(31)が、上記分流管(49)内を流
    れる冷媒圧力に応じて作動し、低圧時には小通路面積
    を、高圧時には大通路面積を得るように通路面積を変更
    可能とした構成であることを特徴とする熱交換器ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 利用側熱交換器(3)と熱源側熱交換器
    (4)とを備えて冷媒回路を構成した空気調和装置であ
    って、 上記利用側熱交換器(3)側に、又は上記熱源側熱交換
    器(4)側に、又は上記利用側熱交換器(3)側と上記
    熱源側熱交換器(4)側の双方に、請求項1,2,3,
    4,5,6,7又は8の何れかに記載の熱交換器ユニッ
    トを適用したことを特徴とする空気調和装置。
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