JPH0619380A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents
画像形成装置のクリーニング装置Info
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- JPH0619380A JPH0619380A JP17811992A JP17811992A JPH0619380A JP H0619380 A JPH0619380 A JP H0619380A JP 17811992 A JP17811992 A JP 17811992A JP 17811992 A JP17811992 A JP 17811992A JP H0619380 A JPH0619380 A JP H0619380A
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- toner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレードの摩耗や欠けが生じにくく、またブ
レードの目づまりを生じることがなく、ブレード摩耗量
検知手段を設けることなく、長期間にわたって良好なク
リーニング性能を維持することのできるクリーニング装
置を提供する。 【構成】 像担持体上の残留トナーを除去するブラシロ
ーラと、ブラシローラに当接してブラシローラのトナー
を回収するトナー回収ローラと、トナー回収ローラに当
接してトナー回収ローラのトナーをかき落とすブレード
とを有する画像形成装置のクリーニング装置において、
ブレードの耐摩耗性をトナー回収ローラの耐摩耗性より
大きくした。
レードの目づまりを生じることがなく、ブレード摩耗量
検知手段を設けることなく、長期間にわたって良好なク
リーニング性能を維持することのできるクリーニング装
置を提供する。 【構成】 像担持体上の残留トナーを除去するブラシロ
ーラと、ブラシローラに当接してブラシローラのトナー
を回収するトナー回収ローラと、トナー回収ローラに当
接してトナー回収ローラのトナーをかき落とすブレード
とを有する画像形成装置のクリーニング装置において、
ブレードの耐摩耗性をトナー回収ローラの耐摩耗性より
大きくした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真プロセスを
用いた画像形成装置のクリーニング装置に関する。
用いた画像形成装置のクリーニング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の画像形成装置のクリーニング装置
は、その大部分がこの発明の実施例と同一であるので、
図１を参照して説明する。それは、図示しないバイアス
電源からバイアス電圧が印加されて像担持体２上の残留
トナー３を除去するブラシローラ４と、ブラシローラ４
に当接して回転しながら、ブラシローラ４からトナー３
を回収するトナー回収ローラ５と、トナー回収ローラ５
に当接して、トナー回収ローラ５上のトナーをかき落と
すブレード６とを有していて、トナー回収ローラ５はス
テンレスなどの金属ローラからなり、ブレード６はウレ
タンゴムやフッ素ゴムなどを用いたゴムブレードからな
っている。また金属のトナー回収ローラ５の表面に樹脂
などの電気的絶縁層を設けたものや、トナー回収ローラ
５をゴム硬度45°〜50°のシリコンゴムで構成したもの
が用いられている。これはトナー回収ローラ５の耐摩耗
性がブレード６の耐摩耗性と等しいか、または大きいも
のである。またトナー回収ローラ５に面接触するような
スポンジやフェルトのかき落とし部材を用いたものがあ
る。またブレード６の摩耗による不具合を未然に防止す
るために、ブレード摩耗量検知手段を設けたものもあ
る。なお、９はクリーニング装置１の筐体、10はホルダ
ー、11はトナー搬送コイル、12，13は従動ローラ、14は
対向ローラをそれぞれ示す。
は、その大部分がこの発明の実施例と同一であるので、
図１を参照して説明する。それは、図示しないバイアス
電源からバイアス電圧が印加されて像担持体２上の残留
トナー３を除去するブラシローラ４と、ブラシローラ４
に当接して回転しながら、ブラシローラ４からトナー３
を回収するトナー回収ローラ５と、トナー回収ローラ５
に当接して、トナー回収ローラ５上のトナーをかき落と
すブレード６とを有していて、トナー回収ローラ５はス
テンレスなどの金属ローラからなり、ブレード６はウレ
タンゴムやフッ素ゴムなどを用いたゴムブレードからな
っている。また金属のトナー回収ローラ５の表面に樹脂
などの電気的絶縁層を設けたものや、トナー回収ローラ
５をゴム硬度45°〜50°のシリコンゴムで構成したもの
が用いられている。これはトナー回収ローラ５の耐摩耗
性がブレード６の耐摩耗性と等しいか、または大きいも
のである。またトナー回収ローラ５に面接触するような
スポンジやフェルトのかき落とし部材を用いたものがあ
る。またブレード６の摩耗による不具合を未然に防止す
るために、ブレード摩耗量検知手段を設けたものもあ
る。なお、９はクリーニング装置１の筐体、10はホルダ
ー、11はトナー搬送コイル、12，13は従動ローラ、14は
対向ローラをそれぞれ示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のク
リーニング装置において、トナー回収ローラにステンレ
スなどの金属ローラを、またブレードにウレタンゴムや
フッ素ゴムなどを用いたゴムブレードを用いたものや、
また金属のトナー回収ローラの表面に樹脂などの電気的
絶縁層を設けたものや、トナー回収ローラ５をゴム硬度
45°〜50°のシリコンゴムで構成したものは、トナー回
収ローラの耐摩耗性がブレードの耐摩耗性と等しいか、
または大きいものであるため、ブレードの摩耗や欠けが
生じ易く、またゴムブレードの代わりにトナー回収ロー
ラに面接触するスポンジやフェルトのかき落とし部材を
用いたものは、スポンジやフェルトにトナーの目づまり
などを生じ、寿命がゴムブレードよりも短くて、トナー
回収ローラのクリーニング不良が発生し易く、長期間に
わたって良好なクリーニング性能を維持できなく、また
ブレードの摩耗を検知するブレード摩耗量検知手段を設
けたものは、微量な摩耗量（10〜50μm程度）を検知す
るために部品精度を上げなければならなく、その検知回
路も複雑となり、かつ、ブレードの寿命を長期間維持さ
せるためのものではないという問題がある。
リーニング装置において、トナー回収ローラにステンレ
スなどの金属ローラを、またブレードにウレタンゴムや
フッ素ゴムなどを用いたゴムブレードを用いたものや、
また金属のトナー回収ローラの表面に樹脂などの電気的
絶縁層を設けたものや、トナー回収ローラ５をゴム硬度
45°〜50°のシリコンゴムで構成したものは、トナー回
収ローラの耐摩耗性がブレードの耐摩耗性と等しいか、
または大きいものであるため、ブレードの摩耗や欠けが
生じ易く、またゴムブレードの代わりにトナー回収ロー
ラに面接触するスポンジやフェルトのかき落とし部材を
用いたものは、スポンジやフェルトにトナーの目づまり
などを生じ、寿命がゴムブレードよりも短くて、トナー
回収ローラのクリーニング不良が発生し易く、長期間に
わたって良好なクリーニング性能を維持できなく、また
ブレードの摩耗を検知するブレード摩耗量検知手段を設
けたものは、微量な摩耗量（10〜50μm程度）を検知す
るために部品精度を上げなければならなく、その検知回
路も複雑となり、かつ、ブレードの寿命を長期間維持さ
せるためのものではないという問題がある。
【０００４】そこでこの発明の目的は、前記のような問
題を解消し、ブレードの摩耗や欠けが生じにくく、また
ブレードの目づまりを生じることがなく、またブレード
摩耗量検知手段を設けることなく、長期間にわたって良
好なクリーニング性能を維持することのできるクリーニ
ング装置を提供するにある。
題を解消し、ブレードの摩耗や欠けが生じにくく、また
ブレードの目づまりを生じることがなく、またブレード
摩耗量検知手段を設けることなく、長期間にわたって良
好なクリーニング性能を維持することのできるクリーニ
ング装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項１の発明は、少くとも、
像担持体上の残留トナーを除去するブラシローラと、該
ブラシローラに当接して、該ブラシローラからトナーを
回収するトナー回収ローラと、該トナー回収ローラに当
接して、該トナー回収ローラ上のトナーをかき落とすブ
レードとを有する画像形成装置のクリーニング装置にお
いて、前記ブレードの耐摩耗性が、前記トナー回収ロー
ラの耐摩耗性より大きいことを特徴とするものである。
請求項２の発明は、請求項１の発明において、トナー回
収ローラが軟質部材からなるものである。請求項３の発
明は、請求項２の発明において、軟質部材が発泡ウレタ
ンからなるものである。請求項４の発明は、請求項１の
発明において、ブレードが金属からなるものである。請
求項５の発明は、請求項４の発明において、金属ブレー
ドがトナー回収ローラとの当接により弾性変形する板状
ばね部材からなるものである。請求項６の発明は、請求
項４または５の発明において、金属ブレードを筐体に対
し電気的に絶縁したものである。請求項７の発明は、請
求項１の発明において、トナー回収ローラが芯金上にテ
フロンの被覆を有し、ブレードがトナー回収ローラとの
当接により弾性変形する板状ばね部材からなるものであ
る。
目的を達成するために、請求項１の発明は、少くとも、
像担持体上の残留トナーを除去するブラシローラと、該
ブラシローラに当接して、該ブラシローラからトナーを
回収するトナー回収ローラと、該トナー回収ローラに当
接して、該トナー回収ローラ上のトナーをかき落とすブ
レードとを有する画像形成装置のクリーニング装置にお
いて、前記ブレードの耐摩耗性が、前記トナー回収ロー
ラの耐摩耗性より大きいことを特徴とするものである。
請求項２の発明は、請求項１の発明において、トナー回
収ローラが軟質部材からなるものである。請求項３の発
明は、請求項２の発明において、軟質部材が発泡ウレタ
ンからなるものである。請求項４の発明は、請求項１の
発明において、ブレードが金属からなるものである。請
求項５の発明は、請求項４の発明において、金属ブレー
ドがトナー回収ローラとの当接により弾性変形する板状
ばね部材からなるものである。請求項６の発明は、請求
項４または５の発明において、金属ブレードを筐体に対
し電気的に絶縁したものである。請求項７の発明は、請
求項１の発明において、トナー回収ローラが芯金上にテ
フロンの被覆を有し、ブレードがトナー回収ローラとの
当接により弾性変形する板状ばね部材からなるものであ
る。
【０００６】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項１の発
明は、前記のようなクリーニング装置において、前記ブ
レードの耐摩耗性が、前記トナー回収ローラの耐摩耗性
より大きくしていて、ブレードエッジの少ない摩耗でク
リーニングを行う。請求項２の発明は、請求項１の発明
において、トナー回収ローラが軟質部材からなり、また
請求項３の発明は、請求項２の発明において、軟質部材
が発泡ウレタンからなっていて、トナー回収ローラとブ
レードとが小さい接触圧で均一に接触してクリーニング
を行う。請求項４の発明は、請求項１の発明において、
ブレードが金属からなっていて、長期間にわたって、摩
耗や欠け、及びトナーの目づまりを生じることなくクリ
ーニングを行う。請求項５の発明は、請求項４の発明に
おいて、金属ブレードがトナー回収ローラと当接により
弾性変形する板状ばね部材からなり、トナー回収ローラ
とブレードとが小さい接触圧で均一に接触してクリーニ
ングを行う。請求項６の発明は、請求項４または５の発
明において、金属ブレードを筐体に対し電気的に絶縁し
ていて、トナー回収ローラのバイアス電位が筐体にリー
クすることがない。請求項７の発明は、請求項１の発明
において、トナー回収ローラが芯金上にテフロンの被覆
を有し、ブレードがトナー回収ローラとの当接により弾
性変形する板状ばね部材からなっていて、トナー回収ロ
ーラとブレードとが小さい摩擦係数と接触圧とで当接し
てクリーニングを行う。
明は、前記のようなクリーニング装置において、前記ブ
レードの耐摩耗性が、前記トナー回収ローラの耐摩耗性
より大きくしていて、ブレードエッジの少ない摩耗でク
リーニングを行う。請求項２の発明は、請求項１の発明
において、トナー回収ローラが軟質部材からなり、また
請求項３の発明は、請求項２の発明において、軟質部材
が発泡ウレタンからなっていて、トナー回収ローラとブ
レードとが小さい接触圧で均一に接触してクリーニング
を行う。請求項４の発明は、請求項１の発明において、
ブレードが金属からなっていて、長期間にわたって、摩
耗や欠け、及びトナーの目づまりを生じることなくクリ
ーニングを行う。請求項５の発明は、請求項４の発明に
おいて、金属ブレードがトナー回収ローラと当接により
弾性変形する板状ばね部材からなり、トナー回収ローラ
とブレードとが小さい接触圧で均一に接触してクリーニ
ングを行う。請求項６の発明は、請求項４または５の発
明において、金属ブレードを筐体に対し電気的に絶縁し
ていて、トナー回収ローラのバイアス電位が筐体にリー
クすることがない。請求項７の発明は、請求項１の発明
において、トナー回収ローラが芯金上にテフロンの被覆
を有し、ブレードがトナー回収ローラとの当接により弾
性変形する板状ばね部材からなっていて、トナー回収ロ
ーラとブレードとが小さい摩擦係数と接触圧とで当接し
てクリーニングを行う。
【０００７】
【実施例】以下添付の図面を参照してこの発明の実施例
を説明する。図面に示すこの実施例において、前記従来
のものと同様の部分には同一の符号を引用して説明を省
略し、主として異なる部分について説明する。
を説明する。図面に示すこの実施例において、前記従来
のものと同様の部分には同一の符号を引用して説明を省
略し、主として異なる部分について説明する。
【０００８】この発明の実施例を図１〜４に示す。この
発明の第１実施例を示す図１において、トナー回収ロー
ラ５は金属の芯金７と、これの外周面に形成された発泡
ウレタンの軟質層８とからなり、軟質層８はゴム硬度40
〜80°程度で抵抗率102〜109Ωcmである。またその厚み
は0.5〜１mmが望ましいがローラ自体の電気抵抗をある
程度高くするために、４〜10mm必要となる。トナー回収
ローラ５には、金属ブレード６が当接し、トナー回収ロ
ーラ５上のトナー３がかき落とされる。この金属ブレー
ド６は、ステンレス鋼SUS304の板厚0.1mmの素材から、
エッチング処理により形成して、板状でばね性を有して
いる。そして金属ブレード６は、ある程度たわませてト
ナー回収ローラ５に当接させる。当接圧は５〜50gf／cm
の範囲で許容できるが、望ましくは15〜20gf／cmであ
り、それはこれより小さいと部分的な密着不良によるク
リーニング不良を発生し易く、またこれより大きいとト
ナー回収ローラ５の摩耗量が増加するからである。この
ような構成であるから、トナー回収ローラ５の耐摩耗性
より金属ブレード６の耐摩耗性の方が大きくなり、か
つ、トナー回収ローラとブレードとが小さい接触圧でも
均一に接触し、ブレードの負荷が小さくできて、両者の
摩耗が少なくなり、ブレードの欠けや、トナーの目づま
りも生じることがなくて、長期間にわたって良好なクリ
ーニング性能を維持する。またブレードの摩耗量が少な
くなるので、複雑なブレード摩耗量検知手段を設ける必
要がない。
発明の第１実施例を示す図１において、トナー回収ロー
ラ５は金属の芯金７と、これの外周面に形成された発泡
ウレタンの軟質層８とからなり、軟質層８はゴム硬度40
〜80°程度で抵抗率102〜109Ωcmである。またその厚み
は0.5〜１mmが望ましいがローラ自体の電気抵抗をある
程度高くするために、４〜10mm必要となる。トナー回収
ローラ５には、金属ブレード６が当接し、トナー回収ロ
ーラ５上のトナー３がかき落とされる。この金属ブレー
ド６は、ステンレス鋼SUS304の板厚0.1mmの素材から、
エッチング処理により形成して、板状でばね性を有して
いる。そして金属ブレード６は、ある程度たわませてト
ナー回収ローラ５に当接させる。当接圧は５〜50gf／cm
の範囲で許容できるが、望ましくは15〜20gf／cmであ
り、それはこれより小さいと部分的な密着不良によるク
リーニング不良を発生し易く、またこれより大きいとト
ナー回収ローラ５の摩耗量が増加するからである。この
ような構成であるから、トナー回収ローラ５の耐摩耗性
より金属ブレード６の耐摩耗性の方が大きくなり、か
つ、トナー回収ローラとブレードとが小さい接触圧でも
均一に接触し、ブレードの負荷が小さくできて、両者の
摩耗が少なくなり、ブレードの欠けや、トナーの目づま
りも生じることがなくて、長期間にわたって良好なクリ
ーニング性能を維持する。またブレードの摩耗量が少な
くなるので、複雑なブレード摩耗量検知手段を設ける必
要がない。
【０００９】金属ブレード６とクリーニング装置１の筐
体９とを電気的に絶縁状態を保つため、樹脂のスペーサ
15を筐体９のブレード取付部16とブレード保持部材17と
の間に設け、ブレード取付部16とブレード保持部材17と
をポリビス18で固定し、またブレード保持部材17と上部
のホルダ10との取付けも同様にブレード保持部材17とホ
ルダ10との間に樹脂のスペーサ15を介して、ポリビス18
で取付けを行い、ホルダ10と筐体９との電気的絶縁を保
ち、ホルダ10の図１における左端部は金属ブレード６の
上端部と接触しない寸法で形成し、金属ブレード６はブ
レード保持部材17に取付けられている。このようにして
金属ブレード６を電気的に絶縁するのは、トナー回収ロ
ーラ５に印加されたバイアス電流がリークするのを防止
するためである。
体９とを電気的に絶縁状態を保つため、樹脂のスペーサ
15を筐体９のブレード取付部16とブレード保持部材17と
の間に設け、ブレード取付部16とブレード保持部材17と
をポリビス18で固定し、またブレード保持部材17と上部
のホルダ10との取付けも同様にブレード保持部材17とホ
ルダ10との間に樹脂のスペーサ15を介して、ポリビス18
で取付けを行い、ホルダ10と筐体９との電気的絶縁を保
ち、ホルダ10の図１における左端部は金属ブレード６の
上端部と接触しない寸法で形成し、金属ブレード６はブ
レード保持部材17に取付けられている。このようにして
金属ブレード６を電気的に絶縁するのは、トナー回収ロ
ーラ５に印加されたバイアス電流がリークするのを防止
するためである。
【００１０】第２図に示す第２実施例の金属ブレード６
は、ステンレス鋼板の板厚1.5mmのものを用いて、略直
角に折り曲げた形状に形成し、その固定には、絶縁スリ
ーブ19を金属ブレード６の、図２における折り曲げられ
た水平部分に設けた取付孔２２に挿通して、ブレード取
付部１６にビス止めする。このようにして筐体９から金
属ブレード６を電気的に絶縁し、また金属ブレード６と
ホルダ10の端部とは間隙または電気的絶縁物を介在させ
て、その間の電気的絶縁を行っている以外第１実施例と
異なるところがない。
は、ステンレス鋼板の板厚1.5mmのものを用いて、略直
角に折り曲げた形状に形成し、その固定には、絶縁スリ
ーブ19を金属ブレード６の、図２における折り曲げられ
た水平部分に設けた取付孔２２に挿通して、ブレード取
付部１６にビス止めする。このようにして筐体９から金
属ブレード６を電気的に絶縁し、また金属ブレード６と
ホルダ10の端部とは間隙または電気的絶縁物を介在させ
て、その間の電気的絶縁を行っている以外第１実施例と
異なるところがない。
【００１１】金属ブレード６の、図２における折り曲げ
られた垂直部分の下端部のエッジ部を直接トナー回収ロ
ーラ５の軟質層８の表面に喰込ませて使用する。喰込量
は、円筒面法線方向に0.2〜0.3mmにしてあり、これより
小さいと、金属ブレード６とトナー回収ローラ５とが不
均一な接触になり易く、また大きいと負荷の増大やトナ
ー回収ローラ５の表面の破壊を招くこととなる。
られた垂直部分の下端部のエッジ部を直接トナー回収ロ
ーラ５の軟質層８の表面に喰込ませて使用する。喰込量
は、円筒面法線方向に0.2〜0.3mmにしてあり、これより
小さいと、金属ブレード６とトナー回収ローラ５とが不
均一な接触になり易く、また大きいと負荷の増大やトナ
ー回収ローラ５の表面の破壊を招くこととなる。
【００１２】第３図に示す第３実施例は、トナー回収ロ
ーラ５芯金７に膜厚500μmのテフロン系高抵抗熱収縮チ
ューブの被覆20を設け、金属ブレード６は金属の板状ば
ねを用いて、それを電気的絶縁性を有する樹脂ホルダー
21に取付けた以外第１実施例と異なるところがない。。
ーラ５芯金７に膜厚500μmのテフロン系高抵抗熱収縮チ
ューブの被覆20を設け、金属ブレード６は金属の板状ば
ねを用いて、それを電気的絶縁性を有する樹脂ホルダー
21に取付けた以外第１実施例と異なるところがない。。
【００１３】第４図は、第３実施例と、従来装置とのラ
ンニングテストの比較データを示している。このテスト
には、(株)リコー製FT9100複写機を使用し、Ｓはトナー
回収ローラ５の法線と同一方向の金属ブレード６の摩耗
量、ｔはテフロン被覆20の膜厚減少量を表し、テスト開
始前の被覆20の膜厚は500μmである。テストの結果は、
従来装置においては、約40万枚コピーした後、トナー回
収ローラ５上に部分的なクリーニング不良（△印）が生
じ、50万枚では、画像上にも縦黒スジ状のクリーニング
不良（×印）が発生した。一方、第３実施例の装置によ
れば、50万枚においてもトナー回収ローラ５上のクリー
ニング不良が発生せず、70万枚コピー後に初めて画像上
にクリーニング不良が発生した。これは、トナー回収ロ
ーラ５上のテフロン被覆20の膜厚の減少量が大きく、抵
抗値が低下したことにより、トナー回収ローラ５とブラ
シローラ４との電位差が維持できなくなったことによる
ものである。この段階においても、トナー回収ローラ５
上でのクリーニング不良は発生しなかった。
ンニングテストの比較データを示している。このテスト
には、(株)リコー製FT9100複写機を使用し、Ｓはトナー
回収ローラ５の法線と同一方向の金属ブレード６の摩耗
量、ｔはテフロン被覆20の膜厚減少量を表し、テスト開
始前の被覆20の膜厚は500μmである。テストの結果は、
従来装置においては、約40万枚コピーした後、トナー回
収ローラ５上に部分的なクリーニング不良（△印）が生
じ、50万枚では、画像上にも縦黒スジ状のクリーニング
不良（×印）が発生した。一方、第３実施例の装置によ
れば、50万枚においてもトナー回収ローラ５上のクリー
ニング不良が発生せず、70万枚コピー後に初めて画像上
にクリーニング不良が発生した。これは、トナー回収ロ
ーラ５上のテフロン被覆20の膜厚の減少量が大きく、抵
抗値が低下したことにより、トナー回収ローラ５とブラ
シローラ４との電位差が維持できなくなったことによる
ものである。この段階においても、トナー回収ローラ５
上でのクリーニング不良は発生しなかった。
【００１４】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
１の発明は、少くとも、像担持体上の残留トナーを除去
するブラシローラと、該ブラシローラに当接して、該ブ
ラシローラからトナーを回収するトナー回収ローラと、
該トナー回収ローラに当接して、該トナー回収ローラ上
のトナーを掻き落とすブレードとを有する画像形成装置
のクリーニング装置において、前記ブレードの耐摩耗性
を、前記トナー回収ローラの耐摩耗性より大きくしたの
で、ブレードエッジの摩耗が少くて、複雑な摩耗検知手
段を設けなくても、長期間にわたって良好なクリーニン
グ性能を維持できるという効果がある。請求項２の発明
は、請求項１の発明において、トナー回収ローラが軟質
部材からなるので、トナー回収ローラとブレードとが小
さい接触圧で均一に接触し、ブレードの負荷が小さくで
きて、両者の摩耗が少なくなり、長期間にわたって良好
なクリーニング性能を維持できるという効果がある。請
求項３の発明は、請求項２の発明において、軟質部材が
発泡ウレタンからなるので、成形し易く、安価に製造で
き、また含有物の調整により絶縁から高抵抗、更に低抵
抗までその抵抗値を制御でき、かつ、トナー回収ローラ
とブレードとが小さい接触圧で均一に接触し、ブレード
の負荷が小さくできて、両者の摩耗が少なくなり、長期
間にわたって良好なクリーニング性能を維持できるとい
う効果がある。請求項４の発明は、請求項１の発明にお
いて、ブレードが金属からなるので、摩耗や欠けを生じ
ることなく、またブレードの目づまりを生じることがな
くて、長期間にわたって良好なクリーニングを行うこと
ができるという効果がある。請求項５の発明は、請求項
４の発明において、金属ブレードがトナー回収ローラと
の当接により弾性変形する板状ばね部材からなり、トナ
ー回収ローラとブレードとが小さい接触圧で均一な接触
が得られて、トナー回収ローラの摩耗が少なくでき、長
期間にわたって良好なクリーニングを行うことができる
という効果がある。請求項６の発明は、請求項４または
５の発明において、金属ブレードを筐体に対し電気的に
絶縁していて、金属ブレードを通じてトナー回収ローラ
のバイアス電位が筐体にリークすることがないので、ト
ナー回収ローラへのバイアス電流を小さくでき、電源が
小型化でき、またトナー回収ローラのバイアス電位維持
が容易であるという効果がある。請求項７の発明は、請
求項１の発明において、トナー回収ローラが芯金上にテ
フロンの被覆を有し、ブレードがトナー回収ローラとの
当接により弾性変形する板状ばね部材からなり、トナー
回収ローラとブレードとが小さい摩擦係数及び接触圧で
当接するので、ブレードとトナー回収ローラとの摩耗量
が小さくなり、摩耗や欠けを生じることなく長期間にわ
たって良好なクリーニングを行うことができるという効
果がある。
１の発明は、少くとも、像担持体上の残留トナーを除去
するブラシローラと、該ブラシローラに当接して、該ブ
ラシローラからトナーを回収するトナー回収ローラと、
該トナー回収ローラに当接して、該トナー回収ローラ上
のトナーを掻き落とすブレードとを有する画像形成装置
のクリーニング装置において、前記ブレードの耐摩耗性
を、前記トナー回収ローラの耐摩耗性より大きくしたの
で、ブレードエッジの摩耗が少くて、複雑な摩耗検知手
段を設けなくても、長期間にわたって良好なクリーニン
グ性能を維持できるという効果がある。請求項２の発明
は、請求項１の発明において、トナー回収ローラが軟質
部材からなるので、トナー回収ローラとブレードとが小
さい接触圧で均一に接触し、ブレードの負荷が小さくで
きて、両者の摩耗が少なくなり、長期間にわたって良好
なクリーニング性能を維持できるという効果がある。請
求項３の発明は、請求項２の発明において、軟質部材が
発泡ウレタンからなるので、成形し易く、安価に製造で
き、また含有物の調整により絶縁から高抵抗、更に低抵
抗までその抵抗値を制御でき、かつ、トナー回収ローラ
とブレードとが小さい接触圧で均一に接触し、ブレード
の負荷が小さくできて、両者の摩耗が少なくなり、長期
間にわたって良好なクリーニング性能を維持できるとい
う効果がある。請求項４の発明は、請求項１の発明にお
いて、ブレードが金属からなるので、摩耗や欠けを生じ
ることなく、またブレードの目づまりを生じることがな
くて、長期間にわたって良好なクリーニングを行うこと
ができるという効果がある。請求項５の発明は、請求項
４の発明において、金属ブレードがトナー回収ローラと
の当接により弾性変形する板状ばね部材からなり、トナ
ー回収ローラとブレードとが小さい接触圧で均一な接触
が得られて、トナー回収ローラの摩耗が少なくでき、長
期間にわたって良好なクリーニングを行うことができる
という効果がある。請求項６の発明は、請求項４または
５の発明において、金属ブレードを筐体に対し電気的に
絶縁していて、金属ブレードを通じてトナー回収ローラ
のバイアス電位が筐体にリークすることがないので、ト
ナー回収ローラへのバイアス電流を小さくでき、電源が
小型化でき、またトナー回収ローラのバイアス電位維持
が容易であるという効果がある。請求項７の発明は、請
求項１の発明において、トナー回収ローラが芯金上にテ
フロンの被覆を有し、ブレードがトナー回収ローラとの
当接により弾性変形する板状ばね部材からなり、トナー
回収ローラとブレードとが小さい摩擦係数及び接触圧で
当接するので、ブレードとトナー回収ローラとの摩耗量
が小さくなり、摩耗や欠けを生じることなく長期間にわ
たって良好なクリーニングを行うことができるという効
果がある。
【図１】この発明の第１実施例を示す概略縦断面図であ
る。
る。
【図２】同上の第２実施例を示す概略縦断面図である。
【図３】同上の第３実施例を示す概略縦断面図である。
【図４】同上の第３実施例と従来装置とのランニングテ
ストの比較データを表わす表である。
ストの比較データを表わす表である。
１ クリーニング装置 ２ 像担持体 ３ トナー ４ ブラシローラ ５ トナー回収ローラ ６ ブレード ７ 芯金 ８ 軟質層 ９ 筐体 10 ホルダー 15 スペーサ 16 ブレード取付部 17 ブレード保持部材 18 ポリビス 19 絶縁スリーブ 20 テフロン被覆 21 樹脂ホルダ 22 取付孔
Claims (7)
- 【請求項１】 少くとも、像担持体上の残留トナーを除
去するブラシローラと、該ブラシローラに当接して、該
ブラシローラからトナーを回収するトナー回収ローラ
と、該トナー回収ローラに当接して、該トナー回収ロー
ラ上のトナーをかき落とすブレードとを有する画像形成
装置のクリーニング装置において、前記ブレードの耐摩
耗性が、前記トナー回収ローラの耐摩耗性より大きいこ
とを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項２】 トナー回収ローラが軟質部材からなる請
求項１の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項３】 軟質部材が発泡ウレタンからなる請求項
２の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項４】 ブレードが金属からなる請求項１の画像
形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項５】 金属ブレードがトナー回収ローラとの当
接により弾性変形する板状ばね部材からなる請求項４の
画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項６】 金属ブレードを筐体に対し電気的に絶縁
した請求項４または５の画像形成装置のクリーニング装
置。 - 【請求項７】 トナー回収ローラが芯金上にテフロンの
被覆を有し、ブレードがトナー回収ローラとの当接によ
り弾性変形する板状ばね部材からなる請求項１の画像形
成装置のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17811992A JPH0619380A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17811992A JPH0619380A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0619380A true JPH0619380A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16042993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17811992A Pending JPH0619380A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619380A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140093295A1 (en) * | 2012-10-03 | 2014-04-03 | Takeshi Kojima | Cleaning device, process cartridge, and image forming apparatus |
| JP2015040874A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 株式会社リコー | クリーニング部材および画像形成装置 |
| JP2016161683A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP17811992A patent/JPH0619380A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140093295A1 (en) * | 2012-10-03 | 2014-04-03 | Takeshi Kojima | Cleaning device, process cartridge, and image forming apparatus |
| JP2014074776A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
| US9170554B2 (en) * | 2012-10-03 | 2015-10-27 | Ricoh Company, Ltd. | Cleaning device, process cartridge, and image forming apparatus |
| JP2015040874A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 株式会社リコー | クリーニング部材および画像形成装置 |
| JP2016161683A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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