JPH06192966A - 銀付人工皮革 - Google Patents

銀付人工皮革

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JPH06192966A
JPH06192966A JP35925592A JP35925592A JPH06192966A JP H06192966 A JPH06192966 A JP H06192966A JP 35925592 A JP35925592 A JP 35925592A JP 35925592 A JP35925592 A JP 35925592A JP H06192966 A JPH06192966 A JP H06192966A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面タッチおよび外観が天然皮革に非常に類
似し、風合いの良好な銀付人工皮革を提供する。 【構成】 繊維集合体を骨格とする基材層と、その片面
に積層されたポリウレタンエラストマーを主体とする多
孔質銀面層と、更にその表面に形成されたポリウレタン
エラストマーを主体とする表皮層から成り、該表皮層は
平均厚さ5〜50μmの微細多孔質構造を有し、表面に
は0.1〜8μmの孔及び/又は凹部の内径が0.1〜
8μmで凸部の高さが3μm未満の凹凸が1×104
/mm2 以上存在することを特徴とする銀付人工皮革。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然皮革類似の表面タ
ッチと外観と柔らかな風合いを有する銀付人工皮革に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工皮革などの皮革代替品の
表面タッチ及び外観を天然皮革に近づけるため、種々の
表面仕上げが行われている。例えば基材にポリウレタン
樹脂の水混和性有機溶剤溶液をコーティングし、水中に
浸漬してポリウレタン樹脂を湿式凝固せしめたいわゆる
湿式銀面には、熱エンボスによる型押し加工、グラビア
による着色、艶調整がなされる。一方、離型紙上にポリ
ウレタン等の薄膜を形成し、基材と接着後離型紙を剥離
するいわゆる乾式銀面法では、離型紙のシボによって、
天然皮革調の外観を施そうとしている。あるいは、上記
湿式銀面上に乾式銀面を形成するいわゆる湿乾併用によ
り、良好な風合い、外観、タッチを得ようとする試みも
なされている。
【0003】しかし、これらの方法で得られる皮革代替
品は、いずれもその表面が乾式成膜によるものであるた
め、ノンポーラスで画一的なものであり、天然皮革の持
つ繊細なタッチおよび自然な艶消し感を実現することは
困難であった。このような画一的な外観および合成的な
タッチを改善するために、例えばコラーゲンなどの天然
高分子微粉末を表面樹脂原料に添加せしめ、表皮層に該
微粉末を突出させたり、あるいは、水溶性高分子微粉末
を表面樹脂原料に添加し、成膜後、該微粉末を溶出せし
め、表面に微小な孔を形成させる方法がある。
【0004】しかしながら、前者は、微粉末の粒径が大
きいため(平均粒径5μm以上)、表面タッチがザラつ
き、また、タッチ、外観など表面だけに影響を与えるよ
うに添加するのは難しく、効果を得ようとして添加部数
を上げれば、樹脂と微粉末とが膠着して風合いが硬化
し、皮膜強度が著しく低下してしまう。一方後者は、こ
れも表面タッチ、外観など表面だけを改善するように添
加するのは難しく、添加部数を上げれば、溶出させるタ
イプであるため、皮膜強度が著しく低下する。また、微
粉末の粒径が大きいため(平均粒径5μm以上)、外観
の艶消し感に劣る。更に両者とも経済的な面で不利であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
するところは、上述したような従来技術の問題点に鑑
み、表面タッチおよび外観が天然皮革に非常に類似し、
風合いの良好な銀付人工皮革を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は次の通りの構成からなる。すなわち、繊維
集合体を骨格とする基材層と、その片面に積層されたポ
リウレタンエラストマーを主体とする多孔質銀面層と、
更にその表面に形成されたポリウレタンエラストマーを
主体とする表皮層から成り、該表皮層は平均厚さ5〜5
0μmの微細多孔質構造を有し、表面には0.1〜8μ
mの孔及び又は凹部の内径が0.1〜8μm、凸部の高
さが3μm未満の凹凸が1×104 個/mm2 以上存在
することを特徴とする銀付人工皮革である。
【0007】また、かかる本発明の銀付人工皮革におい
て、好ましくは、表皮層の平均厚さが10〜30μmで
あり、あるいはまた、好ましくは、表面の孔もしくは凹
凸が5×104 個/mm2 以上存在し、更にまた、好ま
しくは、表皮層の表面がしぼ状に凝固形成されているも
のである。
【0008】以下、更に詳しく本発明について説明す
る。本発明の人工皮革は、湿式多孔質銀面上に水蒸気凝
固よりなる非常に薄い表皮層を持ち、該表皮層表面に形
成された微小な孔もしくは凹凸により天然皮革に極似し
たタッチと外観を有する点に特徴がある。
【0009】本発明でいう基材とは繊維集合体を構造の
骨格とするシート状物、即ち合成繊維、天然繊維からな
る織物、編物及びこれらの起毛加工物、または不織布等
の繊維集合体そのもの、及びこれらの繊維集合体にバイ
ンダー加工されたもの等を言う。通常、繊維としては工
業的に容易に入手できる綿,羊毛,絹,レーヨン,アク
リル,ナイロン,ポリエステル等が用いられる。また、
より天然皮革に近い風合いを得るために、ナイロン,ポ
リエステル等からなる公知の極細繊維を用いることもで
きる。一般に基材の密度としては、0.15〜0.50
g/cm3 が好ましく、特に好ましい範囲は0.25〜
0.45g/cm3 である。
【0010】バインダーとしてはポリウレタン、ポリス
チレンブタジエンラバーまたはそれらの共重合物が好ま
しく用いられるが、これらに限定されるものではない。
バインダー加工の方法としては湿式凝固法、乾式凝固法
等が採用され、風合いや弾性などを考慮して人工皮革
(皮革類似品)として好ましい範囲に繊維とバインダー
の重量比を調節する。繊維単独の場合は、風合いはソフ
トであるが腰がなく又二次製品化が困難な場合があるた
め、通常はバインダー加工された基材が好ましく使用さ
れる。
【0011】次に、基材上に積層される多孔質銀面層お
よびその表面の微細多孔質構造を有する表皮層を形成す
るポリウレタンエラストマーについて述べる。ポリウレ
タンエラストマーとは、ポリオールと有機ジイソシアネ
ートと鎖伸長剤からなる主としてウレタン結合により高
分子化されたポリマーをいう。該ポリマーを主体として
他のポリマーを少量例えば5〜30重量%混合してもよ
い。他のポリマーとしては、その目的によって適宜選択
されるが、ポリウレタンエラストマーの溶媒に溶解する
ものが好ましい。更には無機、有機系の充填剤や着色
剤、その他公知の添加物を混合してもよい。
【0012】本発明で用いられるポリウレタンエラスト
マーは、特に限定するものではなく、公知のものが使用
できる。ポリウレタンエラストマーのポリオール成分
は、両末端に水酸基を有する分子量500〜3000の
化合物であり、ポリエステルジオール,ポリエーテルジ
オール,ポリカーボネートジオールあるいはこれらの共
重合物である。本発明品の表皮層には耐久性に優れるポ
リエーテルジオール,ポリカーボネートジオールあるい
はこれらの共重合物を用いることが好ましい。
【0013】有機ジイソシアネートとしては4,4−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,4−
トリレンジイソシアネートなどがよく用いられるが、耐
光性の良好なものが必要な場合はイソホロンジイソシア
ネートあるいは水添MDIを用いる。本発明に於て、特
に表皮層には、これらイソホロンジイソシアネートある
いは水添MDIを用いることが好ましい。
【0014】さらに鎖伸長剤としては2以上の活性水素
を有する炭素数が2ないし6の低分子ジオールあるいは
ジアミンが用いられる。
【0015】中間層の多孔質銀面層は、ポリウレタンエ
ラストマーの水混和性有機溶剤溶液を湿式凝固して形成
されるものであれば、特に限定するものではなく、公知
の方法により作成することが出来る。
【0016】表皮層である微細多孔質層は、ポリウレタ
ンエラストマーの有機溶剤溶液を水蒸気凝固することに
より形成される。水蒸気凝固方法としては、例えば湿式
銀面付基材上に前記ポリウレタンエラストマー溶液をコ
ーティングし、このコーティングした湿式銀面付基材を
一定湿度と温度の雰囲気中に暴露し、その雰囲気中の水
分により凝固させる方法、あるいは、支持体上に前記ポ
リウレタンエラストマー溶液をコーティングし、その上
に水湿潤化された湿式銀面付基材を積層し、次いで湿式
銀面付基材を介して加熱し、該湿式銀面付基材内に生じ
る飽和水蒸気により前記ポリウレタンエラストマーを実
質的に凝固せしめた後、支持体より離型し乾燥する方
法、あるいは、支持体上に前記ポリウレタンエラストマ
ー溶液をコーティングし、その上に湿式銀面付基材を積
層し、そのまま一定湿度と温度の雰囲気中に暴露し、そ
の雰囲気中の水分により凝固せしめた後、支持体より離
型し乾燥する方法などがある。
【0017】本発明では、該表皮層の凝固後の平均厚み
が5〜50μm、好ましくは10〜30μmとなるよう
に前記ポリウレタンエラストマー溶液中のポリウレタン
固型分濃度を勘案して、塗布量を適宜調節する。該表皮
層の平均厚みが50μmよりも厚いと、風合いが硬くな
り、5μmよりも薄いと均一で平滑な面を得にくい。ま
た、該表皮層の平均厚味が10〜30μmであれば、風
合いおよび面平滑性という点で更に良好なものが得ら
れ、好ましい。ここで、塗布量が非常に少ないため、該
表皮層の面平滑性を出すためには、上記した支持体上に
ポリウレタンエラストマー溶液をコーティングする方法
が望ましい。更にまた、表皮層表面をしぼ状に凝固形成
させるために、上記した支持体が所望のしぼに対して逆
転彫刻加工または型押しされた支持体であることが望ま
しい。
【0018】本発明における上記表皮層には、その表面
に0.1〜8μmの孔もしくは凹部の内径が0.1〜8
μmで凸部の高さが3μm未満の凹凸を1×104 個/
mm 2 以上存在し、好ましくは、表面の孔もしくは凹凸
が5×104 個/mm2 以上存在するもの、また凹凸の
凹部の内径が0.1〜3μmであるものである。表面の
孔および凹部の内径が8μmを超えると外観の艶消し感
およびタッチが粗くなってしまい、一方0.1μm未満
では表面タッチにいわゆるサラサラした感じがなくなっ
てしまう。また、凹凸の凸部の高さが3μm以上では、
外観の艶消し感およびタッチに劣る。また、該表面の孔
および凹凸の数が1×104 個/mm2未満では、外観
の艶消し感およびタッチに十分な影響を及ぼさない。
【0019】これらの孔および凹凸を有する表皮層は、
乾式銀面に天然高分子微粉末を添加して得られる凹凸を
持つ表皮層のように、ポリウレタンエラストマー中に該
微粉末が突出していることに起因するザラザラしたタッ
チを有するものではない。また、乾式銀面における水溶
性高分子微粉末の溶出によって形成される孔および凹凸
を持つ表皮層のように、不連続で、皮膜強度にかけるも
のではなく、孔および凹凸を有するにもかかわらず十分
な皮膜強度を持つものである。
【0020】本発明の銀付人工皮革は、断面の100倍
の顕微鏡写真によれば、繊維骨格の基材上に湿式銀面層
を有し、更にその上に約20μmの平均厚みの表皮層が
形成されており、また表皮層の断面の750倍の顕微鏡
写真および表面の750倍の顕微鏡写真によれば、上述
せる表皮層の表面には微小な孔および凹凸が非常に数多
く存在することが観察される。
【0021】
【発明の効果】以上本発明の構成については詳述した
が、本発明の最大の特徴の一つは、人工皮革の仕上げ表
面において、従来の乾式法によるノンポーラスで画一的
な仕上げ表面ではなく、水蒸気凝固による微小な孔およ
び凹凸を多数持つことによって、天然皮革に非常に類似
した外観の艶消し感とタッチを有する仕上げ表面が得ら
れる点にある。また、従来のいわゆる湿乾併用のような
最表皮層が乾式銀面のものと比べ、風合いがソフトであ
り、なおかつ、コラーゲンなどの天然微粉末を添加する
方法に比べて、外観、タッチ、皮膜強度、コスト面の全
ての点で優れる点にある。本発明の銀付人工皮革は、靴
甲皮、靴裏材、鞄等の袋物類、衣料用、家具等のインテ
リア用等、天然皮革に代わるべき幅広い用途に有用であ
る。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。尚、実施例中の部または%はことわりのない限り重
量に関するものである。
【0023】実施例1 繊度0.2デニールのナイロン極細繊維束の3次元絡合
不織布にポリカーボネート系ポリウレタンが多孔質構造
となって充填された、繊維と樹脂との比率が45/5
5、厚みが0.80mm、密度が0.350g/cm3
の基材に、ポリカーボネート系ポリウレタンの20%ジ
メチルフォルムアミド(DMF)溶液をドクターコータ
ーによって、250g/m2 塗布し、水中にて湿式凝固
し、湿式銀面付未仕上げ反を得た。次いでこの未仕上反
を含水率80%に水湿潤加工した。
【0024】表皮層用ポリウレタンエラストマー溶液と
して、ポリオール成分にポリカーボネートジオール、有
機ジイソシアネート成分に水添MDIを用いた無黄変型
ポリカーボネート系ポリウレタンの固形分濃度23%の
DMF/トルエン/イソプロピルアルコール=2/1/
1混合溶液を調製した。なおこのものはポリウレタンエ
ラストマーに対して0.5重量%のカーボンブラックで
着色されている。
【0025】フラットで光沢付きの離型紙上に上記ポリ
ウレタンエラストマー溶液を50g/m2 で塗布した
後、直ちに前記の水湿潤加工された未仕上げ反を均一に
重ね合わせ、その上方から熱ロールにて5分間加熱し、
離型紙から表面仕上げ加工された湿式銀面付き基材を剥
離し、更に120℃で乾燥して残留溶剤及び水分を蒸発
させた。
【0026】得られた人工皮革の表面仕上げ層は、平均
厚み20μmの微細多孔質構造を有し、表面に0.3〜
2.0μmの孔と凹部の内径が0.3〜2.0μm、凸
部の高さが1μm以下の凹凸を合わせて1.3×105
個/mm2 有し、外観の艶消し感、表面タッチ、風合い
共に良好であった。
【0027】実施例2 実施例1と同様にして湿式銀面付き基材を得た。但し水
湿潤加工は行わなかった。キッド調シボ付き離型紙上に
実施例1の表皮層用ポリウレタンエラストマー溶液を5
0g/m2 塗布し、直ちに前記湿式銀面付き基材を均一
に重ね合わせ、温度60℃、湿度90%の雰囲気中に2
0分間暴露し、離型紙から表面仕上げ加工された湿式銀
面付き基材を剥離し、更に120℃で乾燥して残留溶剤
及び水分を蒸発させた。
【0028】得られた人工皮革の表面仕上げ層は、平均
厚み17μmの微細多孔質構造を有し、表面に0.3〜
2.0μmの孔と凹部の内径が0.3〜2.0μm、凸
部の高さが1μm以下の凹凸を合わせて1.0×105
個/mm2 有し、外観、表面タッチ、風合い共にキッド
に類似した非常に良好なものであった。
【0029】比較例1 表皮層用ポリウレタンエラストマー溶液の塗布量を15
0g/m2 とした以外、実施例1と同様にして銀付人工
皮革を製造した。得られた人工皮革の表面仕上げ層は、
平均厚み60μmの微細多孔質構造で表面の孔と凹凸は
十分有していたが、風合いが硬いため表面タッチとして
も不十分なものであった。
【0030】比較例2 実施例1の表皮層用ポリウレタンエラストマー溶液中
に、平均粒子径10μmのコラーゲン微粉末をポリウレ
タンエラストマーに対して50部添加した塗布液を、キ
ッド調シボ付き離型紙上に60g/m2 の割合で塗布し
乾式凝固後、さらにその上に架橋型のポリウレタン系接
着剤を厚み30μmとなるように塗布し、いわゆる乾式
銀面法により、実施例1に示す湿式銀面付き基材を貼合
わせた。得られた人工皮革の表皮層は、その表面に外径
10μm程度の凸部を1.0×103 個/mm2 程度し
か有さず、外観の艶消し感、および表面タッチが不十分
で、風合いも硬く劣るものであった。
【0031】比較例3 実施例1の表皮層用ポリウレタンエラストマー溶液中
に、平均粒子径10μmのキトサン微粉末をポリウレタ
ンエラストマーに対して70部添加した塗布液を用い、
比較例2と同様にして湿式銀面付き基材を貼合わせた。
その後、70℃の温水にて20分間洗浄して、キトサン
微粉末を溶出させた。得られた人工皮革の表皮層は、キ
トサンの溶出孔をその断面及び表面に持つが、表面に8
μm程度の孔を1.5×103 個/mm2 程度しか有さ
ず、外観の艶消し感、および表面タッチが不十分で、ま
た皮膜強度にも劣るものであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維集合体を骨格とする基材層と、その
    片面に積層されたポリウレタンエラストマーを主体とす
    る多孔質銀面層と、更にその表面に形成されたポリウレ
    タンエラストマーを主体とする表皮層から成り、該表皮
    層は平均厚さ5〜50μmの微細多孔質構造を有し、表
    面には0.1〜8μmの孔及び/又は凹部の内径が0.
    1〜8μmで凸部の高さが3μm未満の凹凸が1×10
    4 個/mm2 以上存在することを特徴とする銀付人工皮
    革。
  2. 【請求項2】 表皮層の平均厚さが10〜30μmであ
    る請求項1記載の銀付人工皮革。
  3. 【請求項3】 表皮層の表面の孔もしくは凹凸が5×1
    4 個/mm2 以上存在する請求項1記載の銀付人工皮
    革。
  4. 【請求項4】 表皮層の表面がしぼ状に凝固形成されて
    いる請求項1記載の銀付人工皮革。
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