JPH06192605A - インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器 - Google Patents

インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器

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JPH06192605A
JPH06192605A JP5459393A JP5459393A JPH06192605A JP H06192605 A JPH06192605 A JP H06192605A JP 5459393 A JP5459393 A JP 5459393A JP 5459393 A JP5459393 A JP 5459393A JP H06192605 A JPH06192605 A JP H06192605A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通紙に記録した場合でも、良好な発色性を
有し且つ複数色のインクが打込まれたとしても、定着性
に優れ、インクの滲みのない記録画像を与えることが可
能であり、更にインクジェット用記録ヘッドのノズルの
目詰りを起こしにくい等の、信頼性に優れたインク、こ
れを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを
用いた機器を提供すること。 【構成】 記録剤及びこれを溶解する液媒体及び熱可逆
的ゲル化特性を有する化合物を少なくとも含有するイン
クであって、インクが、25℃においては均一溶液系で
あり、且つ30℃〜65℃の間の温度範囲においては、
熱可逆的ゲル化特性を有する化合物がインク溶液中に析
出して分散状態となることを特徴とするインク、かかる
インクを用いたインクジェット記録方法、及び上記イン
クを搭載した記録ユニット、インクカートリッジ、イン
クジェット記録装置等の機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク、これを用いた
インクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
に関し、更に詳しくは、インクジェット記録用に特別に
調製された塗工紙は勿論のこと、一般にオフィスや家庭
で使用されている電子写真用紙、レポート用紙、ノー
ト、便箋、ボンド紙、連続伝票用紙等の非塗工紙である
所謂普通紙に対しても、高速且つ高精細、高画質のフル
カラー記録が可能なインク、これを用いたインクジェッ
ト記録方法、及びかかるインクを用いた機器に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による画像形成方法
において、近年重要さを増しつつある技術の一つとし
て、一般にオフィスや家庭で使用されている電子写真用
紙、レポート用紙、ノート、便箋、ボンド紙及び連続伝
票用紙等の非塗工紙(以下、本発明ではこれらを総称し
て普通紙と呼ぶ)に対しても、発色が良好で、且つ滲み
のない高精細なフルカラー記録が可能な画像記録用イン
ク及び画像形成方法が求められており、この様な目的を
達成する為に多数の提案がなされている。
【0003】例えば、特開昭55−29546号公報に
は、インク中に特定の界面活性剤を添加し、表面張力を
下げて紙内部へのインク浸透性を高める方法が開示され
ている。又、特開昭55−57862号公報には、イン
クに強塩基性物質を添加し、紙のサイズ剤やパルプ材を
化学的に溶解し、ドットの広がりと吸収性を制御する方
法が開示されている。更に、特開昭58−13675号
公報には、インク中に分子量4万以上のポリビニルピロ
リドンを添加することが、或は、特開平3−17236
2号公報には、インク中に特定のマイクロエマルジョン
を添加することによりドットの広がりと吸収性を制御す
る方法が開示されている。又、米国特許第3,653,
932号明細書、第3,715,219号明細書、第
4,390,369号明細書及び第4,490,731
号明細書には、固体−液体相変化インク、即ち、室温で
は固体であるが、ある特定温度以上では液体になるイン
クが開示されている。このタイプの相変化インクは、液
体として射出された後、被記録材に衝突して、直ちにそ
の被記録材表面で凝固するものである。更に、ゲル−ゾ
ル転移インクを用いる例としては、室温ではゲル状態で
あるが、加熱することによりゾル状態へ転移するインク
が、特開昭62−181372号公報及び特開平1−2
72623号公報等に開示されている。これらはいずれ
も、固体−液体相変化インクと同様に、インク滴が被記
録材に着弾後にゲル状態へと戻り、インクの滲みを抑え
ようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には以下に述べる様な問題点がある。界面活性
剤の添加により紙内部へのインクの浸透性を高める方法
では、定着性は向上するものの、記録剤も紙内部へ深く
浸透してしまう為に、発色性が低下するという問題があ
る。インクに強塩基物質を添加する方法では、ある種の
サイズ剤を用いた紙、例えば、中性紙に対しては、滲み
及び定着性共に充分ではなくなる上に、人体に対する安
全性の点でも問題がある。又、インク中にポリマーやあ
る種のエマルジョンを添加するだけでは、フルカラー記
録時の様に、インクの記録密度が大きくなる様な領域で
は充分な効果が得られないという問題もある。又、固体
−液体相変化タイプのインクでは、動作時にインクを液
体化しなければならない為に、インク供給系の温度制御
等、装置上の負担が重くなるばかりでなく、印字物が保
存中に極端な高温下にさらされる様な場合には、インク
の再溶解が起り、印字部が崩れる等の問題が発生する。
ゾル−ゲルタイプのインクも、固体−液体相変化タイプ
のインクと同様に、取り扱いが容易でなく、又、印字物
の保存性にも問題がある。
【0005】上述した様に、普通紙に対するインクジェ
ット記録特性を改善する為に、数々の提案がなされてい
るが、未だ普通紙に対して発色性が良好で、2色以上の
インクが打込まれても滲みやフェザリングの問題が発生
せず、且つ定着性にも優れ、装置構成上の負担も軽いイ
ンクは知られていない。従って本発明の目的は、普通紙
に記録した場合でも、良好な発色性を有し且つ複数色の
インクが打込まれたとしても、定着性に優れ、インクの
滲みのない記録画像を与えることが可能であり、更にイ
ンクジェット用記録ヘッドのノズルの目詰りを起こしに
くい等の、信頼性に優れたインク、これを用いたインク
ジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下に述べる
本発明によって達成される。即ち、本発明は、記録剤及
びこれを溶解する液媒体及び熱可逆的ゲル化特性を有す
る化合物を少なくとも含有するインクであって、インク
が、25℃においては均一溶液系であり、且つ30℃〜
65℃の間の温度範囲においては、熱可逆的ゲル化特性
を有する化合物がインク溶液中に析出して分散状態とな
ることを特徴とするインク、かかるインクを用いたイン
クジェット記録方法、及び上記インクを搭載した記録ユ
ニット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置
等の機器である。
【0007】
【作用】本発明のインクに使用される熱可逆的ゲル化特
性を有する化合物としては、例えば、高分子論文集、V
ol.38,p133(1981)に記載されている水
溶性セルロースエーテルが例示される。水溶性セルロー
スエーテルの水溶液の特徴は、水溶性セルロースエーテ
ルの溶解度の温度係数が負である為に、昇温及び降温に
伴って、高分子ミクロゲルが可逆的に水相からの分離、
水相への溶解を繰返すことにある。このミクロゲルの水
相からの分離が起こると、図1(a)に示した様に、水
溶液の粘度は急激に低下する。即ち、低温の溶液中では
分子は水和しており、単純な絡み合い以外のポリマー同
士の相互作用はないが、温度上昇に伴って、水和した水
をポリマーが放出する脱水過程が起こり、溶液物性の変
化として粘度低下が起こる。尚、熱可逆的ゲル化化合物
の種類によっては、この溶液を冷却した場合、図1
(b)に示されている様に、粘度変化の過程がヒステリ
シスを持つものもある。
【0008】又、本発明の別の態様のインクでは、更に
浸透性溶剤がインク中に添加されているが、かかる浸透
性溶剤の作用は、インクが紙に着弾した後に速やかに被
記録剤中に浸透することを助けるものであり、インクの
高速定着性に寄与する。これと同時に、熱可逆的ゲル化
特性を示す化合物の作用によりインクが増粘し、浸透速
度を抑制する効果が発生する為、インクが紙中に深く浸
透し過ぎることはなく、色材である記録剤が紙表面近傍
に残り発色性が損なわれることはない。又、インクの深
さ方向の浸透が抑制されるだけでなく、同時に横方向の
広がりも抑制されるので、フェザリング及び文字太り等
の印字品位が低下しない。
【0009】図1(a)及び図1(b)は、本発明の典
型的インクの粘度−温度曲線を模式的に描いたものであ
る。図1(a)では熱可逆的ゲル化特性を有する化合物
の作用により、ゲルが凝集して、水相から分離する温度
である均一溶液系から分散状態への変化温度TG(以
下、単に分散系への変化温度という)よりも高温のTH
でのインク粘度は、室温附近TR の粘度に比べて低下し
ている。
【0010】本発明のインクを用いてインクジェット記
録を行なう場合には、記録ヘッドの温度を図1のTH
設定しておき、低粘度化したインク滴を飛翔させること
が好ましい。インクは被記録材である紙に着弾した後、
温度の低下と共に増粘し、元の粘度に戻る為、不必要に
記録剤が紙の奥深くまで浸透することはなく、紙表層に
記録剤が残り発色性が良好になる。又、インクの横方向
の広がりについても、この増粘効果の為にインクの滲み
が抑制され、その結果、フェザリングのない、エッジの
シャープな印字が実現される。同様の理由から、フルカ
ラー画像を形成した場合にもカラーインク同士の混色に
よる滲み(以下ブリーディングと呼ぶ)を抑制すること
が可能であり、しかも定着性の良好なカラーインクジェ
ット記録が可能となる。
【0011】本発明においては、インクの分散系への変
化温度を30〜65℃に設定することが装置の負担を軽
くする上で好ましい。分散系への変化温度を高く設定し
過ぎると、記録時のヘッドの温度をその温度に設定した
場合に、ノズル先端からの蒸発が起こり易くなり、信頼
性の面からも好ましくない。又、図1(b)のタイプの
粘度変化を示すインクにおいても、図1(b)に示す様
に、温度−粘度曲線がヒステリシスを有しているので着
弾後の粘度変化が大きく、上述したのと全く同様の効果
が発現され、この場合でも記録剤の発色性が損なわれる
ことなく、優れた定着性、良好な印字品位、ブリーディ
ングのないフルカラー画像が得られる。尚、本発明でい
うインクの均一溶液系から分散状態への温度変化(単に
分散状態への変化温度)とは、水和している熱可逆的ゲ
ル化特性を有する化合物が温度の上昇に伴って水分子を
放出することにより、溶解度が減少し、微少な粒子状態
となってインクの均一溶液中から析出し、インク溶液が
分散状態になる温度のことをいう。尚、かかるインクの
状態変化は、インクの透過率の減少、光散乱係数の変化
等の光学的手段により確認することが出来る。
【0012】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて、
本発明を更に詳細に説明する。本発明のインクは、熱可
逆的ゲル化特性を有する化合物を少なくとも含有し、イ
ンクが25℃においては均一溶液系であり、30℃〜6
5℃の間の温度においては、熱可逆的ゲル化特性を有す
る化合物がインク溶液から析出し分散状態となることを
特徴とする。本発明のインクに使用される熱可逆的ゲル
化特性を有する化合物を以下に列挙するが、本発明で
は、特にこれらに限定されるわけではない。例えば、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキプロピルメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシブトキシル
変性メチルセルロース/ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース等の水溶性セルロースエーテル、水溶性ポリビニ
ルアセタール等が挙げられる。上記化合物の分子量とし
ては、好ましくは、2%水溶液の25℃における粘度に
換算した場合、5cps以上10000cps以下のも
のが適当である。分子量が極端に大きいと分散状態とな
った粒子の粒子径を精密に制御することが難しい為、好
ましくない。以上の如き、熱可逆的ゲル化特性を有する
化合物は、単独でもこれらの混合物としても使用するこ
とが出来る。又、インク中における含有量としては、使
用する染料あるいは顔料、その他の添加剤や溶剤の種類
等によっても異なるが、インク中の重量百分率として
0.01〜20重量%、好適には、0.05〜10重量
%、更に好適には、0.1〜5重量%である。
【0013】上述した熱可逆的ゲル化特性を有する化合
物と併用すると更に効果的である成分としては、インク
の定着性を向上させる目的で使用される浸透性溶剤が挙
げられる。従って、上記した熱可逆的ゲル化特性を有す
る化合物に更に、浸透性溶剤を加えたものが本発明の別
の好ましい態様のインクである。
【0014】本発明で使用される浸透性溶剤とは、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ル、n−ペンタノール、シクロヘキサノール、ベンジル
アルコール等の1価アルコールの他、多価アルコール及
びそのアルキルエーテル等のことである。更に具体的に
は、1,7−ヘプタンジオール、トリプロピレングリコ
ール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエー
テル等が例示可能であるがこれらに限定されない。以上
の様な浸透性溶剤を多量に使用したとしても、上述した
様に熱ゲル化化合物の作用により単ドット自体の形状が
崩れず、エッジのシャープな印字物が得られる。
【0015】本発明のインクに使用可能な記録剤として
は、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応
性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分
散染料、油性染料及び各種の顔料等が挙げられる。これ
ら記録剤の含有量は液媒体成分の種類、インクに要求さ
れる特性等に依存して決定されるが、一般的にはインク
全重量に対して0.2〜20重量%、好ましくは0.5
〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%を占める割
合である。
【0016】本発明のインクに使用可能な有機溶剤とし
ては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチル
アルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノ
ール、シクロヘキサノール等のアルコール類、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、ア
セトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアル
コール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又は
オキシプロピレン付加重合体、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレ
ングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキ
シレングリコール等のアルキレングリコール類、チオジ
グリコール、グリセリン、エチレングリコールモノメチ
ル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノ
メチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類、トリエチレングリコール
ジメチル(又はジエチル)エーテル、テトラエチレング
リコールジメチル(又はジエチル)エーテル等の多価ア
ルコール類の低級ジアルキルエーテル類、スルホラン、
N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0017】上記有機溶剤の含有量は、一般にはインク
の全重量に対して1〜50重量%、好ましくは2〜30
%の範囲である。尚、本発明のインクの分散系への変化
温度は、使用する溶剤の種類や添加量によっても変化す
る為、溶剤組成を考える場合には、熱可逆的ゲル化特性
を有する化合物の特性と同様に注意を要する。上記のご
とき有機溶剤は、単独でも混合物としても使用すること
が出来るが、最も好ましい液媒体組成は、水と1種以上
の有機溶剤とからなり、該溶剤が少なくとも1種以上の
水溶性高沸点溶剤、例えば、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール
を含有するものである。
【0018】本発明のインクを構成する主成分は上記の
通りであるが、その他各種の分散剤、界面活性剤、粘度
調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤、酸化防止剤、防
かび剤、pH調整剤等を本発明の目的の達成を妨げない
範囲において必要に応じて添加することが出来る。界面
活性剤も前記した浸透性溶剤と同様、インクの定着性を
向上させる目的で添加されるが、本発明で使用される界
面活性剤の化学構造上の限定は特にはないが、好ましく
はCMC(臨界ミセル濃度)における水溶液の表面張力
が、10dyn/cm以上、40dyn/cm以下であ
ることが好ましい。又、上記界面活性剤のインク中の含
有量としては、0.02wt%以上、10wt%以下の
量で用いるが、定着性と発色性のバランスをとる上で好
適な範囲である。更に、本発明においては、熱可逆的ゲ
ル化特性を有する化合物の分散状態への変化温度を調整
する目的で、各種の塩類等を添加することも可能であ
る。
【0019】本発明のインクは、一般のインクジェット
記録方式全般に好適に適用することが出来るが、なかで
も熱エネルギーによるインクの発泡現象によりインクを
吐出させるタイプのインクジェット記録方法に適用する
場合に、特に好適である。本発明のインクの非動作時と
動作時(吐出時)の物性を調整する際には、本発明の主
目的である普通紙に対する印字適性と共に、使用するイ
ンクジェット記録用ヘッドに対するマッチング(吐出特
性、信頼性等)も考慮することが好ましい。
【0020】インク粘度の温度特性が図1(a)で示さ
れるタイプのインクを使用する場合には、好適な非動作
時のインク物性として、25℃における粘度が5〜50
0cps、更に好ましくは10〜100cpsの範囲、
25℃における表面張力が25〜68dyn/cmの範
囲に調整されるていることが望ましい。又、動作時の温
度(図1中では、TH で示される温度)の設定として
は、分散状態への変化温度(図1(a)中では、TG
で示される温度)よりも2℃〜40℃高くすることが好
ましく、動作温度TH として30℃〜65℃、より好ま
しくは、35℃〜45℃の範囲に調整することが望まし
い。分散状態への変化温度は、使用する熱可逆的ゲル化
特性を有する化合物の種類、分子量及び添加量により調
整することが可能である。又、使用する有機溶剤及び溶
剤量、あるいは適当な無機塩の添加によっても調整する
ことが可能である。
【0021】好適な動作時のインク物性としては、粘度
が0.5〜5cps、より好ましくは0.5〜3cps
であり、又、表面張力が25〜68dyn/cmの範囲
にあることが望ましい。又、インク粘度の温度特性が図
1(b)で示されるタイプのインクを使用する場合、動
作温度と非動作温度のインク粘度の差は、図1(a)の
タイプのインクの場合ほど大きくとる必要はなく、25
℃から動作温度までの温度範囲では、およそ0.5〜2
0cps、好適には0.8から10cps、更に好適に
は1から5cpsの範囲にあることが望ましい。
【0022】次に上記した本発明のインクを用いて記録
を行なうのに好適な、本発明のインクジェット記録装置
の一例を以下に説明する。その装置の主要部であるヘッ
ド構成例を、図2、図3及び図4に示す。ヘッド13
は、インクを通す溝14を有するガラス、セラミックま
たはプラスチック板等と、感熱記録に用いられる発熱ヘ
ッド15(図ではヘッドが示されているが、これに限定
されるものではない。)とを接着して得られる。発熱ヘ
ッド15は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、
アルミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形
成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、及びアルミナ
等の放熱性のよい基坂20よりなっている。
【0023】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、 圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。今、アルミニウム電極17−1及び17−2に
電気信号情報が加わると、発熱ヘッド15のnで示され
る領域が急激に発熱し、ここに接しているインク21に
気泡が発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、イ
ンク21が吐出し、オリフィス22より記録小滴24と
なり、被記録材25に向って飛翔する。
【0024】図4には図2に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図2で説明したものと同
様の発熱ヘッド28を密着して制作されている。尚、図
3は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、
図3は図2のA−B線での断面図である。
【0025】本発明のインクをその動作温度(記録時ヘ
ッド温調温度)に保持するには、基坂20を加熱して、
ヘッド全体を一定温度に調整する等の方法で実施すれば
よい。この様にして動作温度に保持された本発明のイン
クの粘度は、熱可逆的ゲル化特性を有する化合物の作用
により、非動作時よりも低下し、ヘッドの吐出特性が充
分良好になる。
【0026】図5に、上記ヘッドを組み込んだインクジ
ェット記録装置の一例を示す。図5において、61はワ
イピング部材としてのブレードであり、その一端はブレ
ード保持部材によって保持されて固定端となり、カンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる
記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
62はキャップであり、ブレード61に隣接するホーム
ポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な
方向に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを行う
構成を備える。更に、63はブレード61に隣接して設
けられる吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッ
ドの移動経路中に突出した形態で保持される。
【0027】上記ブレード61、キャップ62、吸収体
63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61
及び吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵挨等
の除去が行われる。65は吐出エネルギー発生手段を有
し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録材にイン
クを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド
65を搭載して記録ヘッド65の移動を行うためのキャ
リッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可
能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によっ
て駆動されるベルト69と接続(不図示)している。こ
れによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が
可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣
接した領域の移動が可能となる。
【0028】51は被記録材を挿入するための給紙部、
52は不図示のモータにより駆動する紙送りローラであ
る。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向
する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するにつれ
て排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。上記構
成において記録ヘッド65が記録終了等でホームポジシ
ョンに戻る際、ヘッド回復部64のキャップ62は記録
ヘッド65の移動経路から退避しているが、ブレード6
1は移動経路中に突出している。この結果、記録ヘッド
65の吐出口面がワイピングされる。尚、キャップ62
が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッピングを行
う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経路中に突出
するように移動する。
【0029】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。上述の記録ヘッドのホーム
ポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかり
でなく、記録ヘッドが記録の為に記録領域を移動する間
に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ
移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0030】図6は、ヘッドにインク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジの一例を示す図である。ここで、40は
供給用インクを収容したインク収容部、例えば、インク
袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられてい
る。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、
インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめ
る。44は廃インクを受容する吸収体である。インク収
容部としては、インクとの接液面がポリオレフィン、特
にポリエチレンで形成されているものが本発明にとって
好ましい。
【0031】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記のごときヘッドとインクカートリッジ
とが別体となったものに限らず、図7に示すごときそれ
らが一体になったものにも好適に用いられる。図7にお
いて、70は記録ユニットであって、この中にはインク
を収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納
されており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオ
リフィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出
される構成になっている。インク吸収体の材料として
は、ポリウレタン、セルロース又はポリビニルアセター
ルを用いることが本発明にとって好ましい。72は記録
ユニット内部を大気に連通させるための大気連通口であ
る。この記録ユニット70は、図4で示す記録ヘッドに
代えて用いられるものであって、キャリッジ66に対し
着脱自在になっている。
【0032】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。 実施例1〜4、比較例1〜4 熱可逆的ゲル化特性を有する化合物として表1に記載し
た水溶性セルロースエーテルを夫々用意した。表2に、
これらの各化合物の分子量あるいは重合度、あるいは2
%水溶液の20℃での粘度、−OCH3 基置換度M
(%)、−OC3 5OH基置換度HP(%)及び熱ゲ
ル化による水溶液粘度低下温度TG を合せて記載して
ある。
【0033】
【表1】 (注)ηは、2%水溶液の20℃における粘度。TG
は、2%水溶液の示すゲル化温度。
【0034】次に、上記の熱可逆的ゲル化特性を有する
化合物を用い、これ下記に示す夫々の成分を混合して本
発明のインクを作成した。インクの作成手順は、先ず、
適当な濃度(20重量%以下)の上記から選択した水溶
性セルロースエーテルの水溶液を夫々調製する。次に、
このセルロースエーテルの水溶液に水、有機溶剤及び染
料、必要に応じて界面活性剤の順に所定量添加し、所定
の水溶性セルロースエーテルの濃度に調整して5時間撹
拌後、ポアサイズ0.22μmのメンブランフィルター
(商品名フロロポアフィルター、住友電工(株)製)に
て加圧瀘過して、本発明の各実施例につき、ブラック、
イエロー、マゼンタ及びシアンの4色のインク1〜4を
得た。表2〜表5に4色インクのインク組成を示した
が、各表中の数字は、各成分の添加量(インク中の重量
百分率)を表わす。
【0035】
【表2】実施例1〜4のブラックインク組成 (*)川研ファインケミカル(株)製 アセチレノール
−EH 界面活性剤は、実施例1〜4ですべて同じものを使用し
た。
【0036】
【表3】実施例1〜4のイエローインク組成
【0037】
【表4】実施例1〜4のマゼンタインク組成
【0038】
【表5】実施例1〜4のシアンインク組成
【0040】更に比較例として、水溶性セルロースエー
テルを使用しなかった以外は、各実施例と同様の組成の
インクを作成し、比較例1〜4のインクとした。但し、
水溶性セルロースエーテルの分は、水で置き換えた。
【0041】実施例5 又、実施例1に使用したと同じヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースを含有し、且つ下記の表6に記載した成分
組成からなる、無機塩を含む本発明の各色インクを作成
した。
【0042】
【表6】実施例5
【0043】表7に、各実施例のインクの25℃におけ
るインク粘度η(25℃)と動作温度TH 、動作温度に
おける粘度η(TH )を記載した。
【表7】 尚、ηの単位は、cps.
【0044】次に、400dpiで256本のノズルを
有するサーマルインクジェット記録ヘッド4個をヘッド
の主走査方向に1列に並べてなるインクジェット印字装
置を用意し、各記録ヘッドにインク供給系チューブを介
して、上記の様に調製した実施例1〜5及び比較例1〜
4のインクを充填した。更に、記録ヘッドを、各実施例
のインクに対応するインクの動作温度TH に加熱保持
し、市販の電子写真用紙に対してインクジェット記録を
行った。各色のフルベタ印字部のインク打込み密度は1
0nl/mm2 である。得られた印字物について、発色
性、定着性及びインク滲みの各特性について、各々以下
の方法で測定した。又、この3項目の評価を行った結果
を表8に記載する。
【0045】(1)定着性評価 市販の電子写真用紙にブルーベタ印字(シアンインクと
マゼンタインクを各々100%デューティのベタで重ね
印字)して、10秒後及び30秒後に印字部を瀘紙(商
品名:No.5C、東洋瀘紙(株)製)にて擦り、以下
の基準で評価した。 ◎ : 10秒で擦れなし。 ○ : 10秒で擦れややあり、20秒で擦れなし。 △ : 20秒で擦れややあり、30秒で擦れなし。 × : 30秒で擦れあり。
【0046】(2)発色性評価 各色インクの100%ベタ印字部の反射濃度を、マクベ
スRD−918反射濃度計を用いて測定し、発色性の評
価とした。
【0047】(3)印字滲み ブラックインクでキャラクター印字を行った上に、イエ
ローインク100%デューティベタ印字を行い、キャラ
クターの印字品位を評価し、以下の基準でランクを付け
た。尚、○以上が、実使用上問題のないレベルである。 ◎ : 滲み まったく無し ○ : 滲みは無いが、文字にややフェザリングが発
生。 △ : 滲みが発生し、文字の輪郭がやや崩れる。 × : 滲みがひどく、文字が全く判読できないレベ
ル。
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】以上、表8及び表9に示した、実施例1〜
実施例4及び比較例1〜比較例4のインクを使用しての
評価結果から明らかな様に、本発明によれば、普通紙に
対しても印字適性の良好な記録画像が得られるが、比較
例では、発色性、印字滲み及び定着性のすべてを満足す
る記録画像が得られるものはなかった。又、無機塩を含
む実施例5のインクは、表7に示される様に、無機塩の
添加により、動作温度TH を下げることが可能となり、
且つ表8に記載した通り印字品位、定着性共に実施例1
と同等であった。
【0051】以上述べた実施例1〜実施例6の本発明の
インクは、インクの温度−粘度曲線が図1に示されるタ
イプのインクについてのものである。次に、インクの温
度粘度曲線が図2で示されるタイプのインクを用いた実
施例により、本発明を更に詳細に説明する。
【0052】実施例6〜8及び比較例5〜7 表10に、実施例6〜8に使用した熱可逆的ゲル化特性
を有する化合物と、これらの化合物の粘度を記載した。
【0053】
【表10】 粘度は2%水溶液の25℃での値。
【0054】実施例1〜6と同様の方法で、表10に示
す成分を混合し、実施例6〜8のブラックインクを得
た。表中の数字は、各成分のインク中における重量百分
率を表す。
【0055】
【表11】
【0056】C.I.フードブラック2、3.0重量%
に代えて、C.I.ダイレクトイエロー86を2重量%
とした以外は上記表11と同様の組成に調整し、実施例
1〜6と同様の方法で、実施例6〜8のイエローインク
を得た。C.I.フードブラック2、3.0重量%に代
えて、C.I.アシッドレッド35を2.5重量%とし
た以外は上記表11と同様の組成に調整し、実施例1〜
6と同様にの方法で、実施例9〜11のマゼンタインク
を得た。C.I.フードブラック2、3.0重量%に代
えて、C.I.ダイレクトブルー199を3.0重量%
とした以外は上記表11と同様の組成に調整し、実施例
1〜6と同様にして、実施例9〜11のイエローインク
を得た。
【0057】更に、比較用のインクとして、上記の実施
例6〜8の夫々のインクの組成成分から、熱可逆的ゲル
化化合物(表10に記載の化合物)を除き、その分を水
に置き換えたインクを調整し、夫々比較例5〜7のイン
クとした。
【0058】表12に、実施例6〜8の各インクについ
ての、25℃におけるインクの粘度η1、動作温度TH
及び動作温度における粘度η2 を夫々記載した。
【0059】
【表12】
【0060】次に、実施例6〜8の各インクを使用し、
実施例1〜6と同様にしてインクジェット記録を行っ
た。又、得られた印字物の発色性、定着性及びインクの
滲みについて、実施例1〜6と同様にして評価した。こ
れら3項目に対する評価結果を表13に示す。
【0061】
【表13】
【0062】上記表13の結果から明らかな様に、比較
例のインクを使用した場合と比較し、本発明によれば、
普通紙に対しても印字適性の良好な記録画像が得られ
る。特に、本発明のインクを使用した場合には、比較例
のインクを使用した場合に比べて、定着性及び滲み等の
印字適性を損なうことなく、発色性をより向上させるこ
とが出来る。
【0063】実施例9〜12 表10中にFで示されている熱可逆的ゲル化化合物を使
用し、下記の表14の夫々の成分を混合して、実施例1
〜6と同様にして、実施例9〜12のブラックインクを
作成した。
【表14】 (注)TEGMM=トリエチレングリコールモノブチル
エーテル PGMM=プロピレングリコールモノメチルエーテル
【0064】C.I.フードブラック2、3.0重量%
に代えて、C.I.ダイレクトイエロー86を2重量%
とした以外は上記表14と同様の組成に調整し、実施例
1〜6と同様の方法で実施例9〜12のイエローインク
を得た。C.I.フードブラック2、3.0重量%に代
えて、C.I.アシッドレッド35を2.5重量%とし
た以外は上記表14と同様の組成に調整し、実施例1〜
6と同様の方法で実施例9〜12のマゼンタインクを得
た。C.I.フードブラック2、3.0重量%に代え
て、C.I.ダイレクトブルー199を3.0重量%と
した以外は上記表14と同様の組成に調整し、実施例1
〜6と同様の方法で、実施例9〜12のシアンインクを
得た。
【0065】以上の様に調製した実施例9〜12のイン
クを使用し、実施例1〜6と同様に記録ヘッドの動作温
度を50℃に設定して実施例1〜8と同様のカラーイン
クジェット記録を行った。得られた印字物の発色性、定
着性及びインクの滲みを、実施例1〜8と同様に評価し
た。以上の3項目に対する評価結果を表15に示す。
【表12】 上記表の結果から、本発明のインク及びインクジェット
記録方法によれば、普通紙に対する印字適性の良好な記
録画像が得られる。即ち、定着性、カラーインク間の混
色滲み等の印字適性を損なうことなく、発色性をより向
上させることが出来る。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に本発明のインク及びこ
れを用いたインクジェット記録方法によれば、普通紙に
対してマルチカラーあるいはフルカラー記録を行った場
合でも、滲み、フェザリングの発生が無く、定着性に優
れ、かつ発色性の良好な印字物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクの温度−粘度曲線の慨略図。
【図2】インクジェット記録ヘッドの縦断面図。
【図3】インクジェット記録ヘッドの横断面図。
【図4】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図。
【符号の説明】
13:インクジェット記録ヘッド 14:インクを通す溝を有するガラス、セラミック、ま
たはプラスティック板 15:発熱ヘッド 16:保護膜 17:アルミニウム電極 18:発熱抵抗体層 19:蓄熱層 20:基板 21:インク 22:吐出オリフィス(微細孔) 23:メニスカス 24:記録小滴 25:被記録材 26:インクを通す溝 27:マルチ溝を有するガラス 28:発熱ヘッド
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクの温度−粘度曲線の概略図。
【図2】インクジェット記録ヘッドの縦断面図。
【図3】インクジェット記録ヘッドの横断面図。
【図4】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図。
【図5】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図。
【図6】インクカートリッジの縦断面図。
【図7】記録ユニットの斜視図。
【符号の説明】 13:インクジェット記録ヘッド 14:インクを通す溝を有するガラス、セラミック、ま
たはプラスチック板 15:発熱ヘッド 16:保護膜 17:アルミニウム電極 18:発熱抵抗体層 19:蓄熱層 20:基板 21:インク 22:吐出オリフィス(微細孔) 23:メニスカス 24:記録小滴 25:被記録材 26:インクを通す溝 27:マルチ溝を有するガラス 28:発熱ヘッド

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録剤及びこれを溶解する液媒体及び熱
    可逆的ゲル化特性を有する化合物を少なくとも含有する
    インクであって、インクが、25℃においては均一溶液
    系であり、且つ30℃〜65℃の間の温度範囲において
    は、熱可逆的ゲル化特性を有する化合物がインク溶液中
    に析出して分散状態となることを特徴とするインク。
  2. 【請求項2】 前記熱可逆的ゲル化特性を有する化合物
    が、インク中に0.01〜20wt%含有されている請
    求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 前記熱可逆的ゲル化特性を有する化合物
    が水溶性ポリビニルアセタールである請求項1に記載の
    インク。
  4. 【請求項4】 前記熱可逆的ゲル化特性を有する化合物
    が水溶性メチルセルロースである請求項1に記載のイン
    ク。
  5. 【請求項5】 前記熱可逆的ゲル化特性を有する化合物
    が水溶性ヒドロキシプロピルセルロースである請求項1
    に記載のインク。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のインク中に更に、少な
    くとも浸透性溶剤が含有されていることを特徴とするイ
    ンク。
  7. 【請求項7】 前記浸透性溶剤がインク中に2〜20w
    t%含有されている請求項6に記載のインク。
  8. 【請求項8】 前記浸透性溶剤が、1価アルコール、多
    価アルコール及び多価アルコールのアルキルエーテルか
    らなる群から選択された少なくとも1種を含むものであ
    る請求項6に記載のインク。
  9. 【請求項9】 記録剤と液媒体とを含むインク滴を記録
    信号に応じてオリフィスから吐出させて被記録材に記録
    を行うインクジェット記録方法において、前記インクが
    請求項1に記載のインクであることを特徴とするインク
    ジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 記録時に記録ヘッドを加熱し、インク
    を昇温させて記録を行う請求項9に記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  11. 【請求項11】 記録時の記録ヘッドの温度が熱可逆的
    ゲル化特性を有する化合物がインク溶液中に析出して分
    散状態となる変化温度以上に設定されているインクジェ
    ット記録方法。
  12. 【請求項12】 記録時の記録ヘッドの温度が30℃〜
    65℃に設定されている請求項11に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記被記録材が非塗工紙である請求項
    9に記載のインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 インクに熱エネルギーを作用させてイ
    ンク滴を吐出させる請求項9に記載のインクジェット記
    録方法。
  15. 【請求項15】 記録剤と液媒体とを含むインクの液滴
    を記録信号に応じて記録ヘッドのオリフィスから吐出さ
    せて被記録材に記録を行うインクジェット記録方法にお
    いて、インクが請求項1に記載のインクであり、且つ被
    記録材への該インクの付与量が40nl/mm2 以下
    であることを特徴とするインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 記録時に記録ヘッドを加熱し、インク
    を昇温させて記録を行う請求項15に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  17. 【請求項17】 記録時の記録ヘッドの温度が熱可逆的
    ゲル化特性を有する化合物がインク溶液中に析出して分
    散状態となる変化温度以上に設定されている請求項15
    に記載のインクジェット記録方法。
  18. 【請求項18】 記録時に前記記録ヘッドの温度を30
    ℃〜65℃の範囲に設定して記録を行う請求項15に記
    載のインクジェット記録方法。
  19. 【請求項19】 前記被記録材が非塗工紙である請求項
    15に記載のインクジェット記録方法。
  20. 【請求項20】 前記インクの液滴を、インクに熱エネ
    ルギーを作用させることで形成する請求項15に記載の
    インクジェット記録方法。
  21. 【請求項21】 インクを収容したインク収容部、該イ
    ンクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を備え
    た記録ユニットにおいて、前記インクが請求項1に記載
    のインクであることを特徴とする記録ユニット。
  22. 【請求項22】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項2
    1に記載の記録ユニット。
  23. 【請求項23】 インクを収容したインク収容部を備え
    たカートリッジにおいて、前記インクが請求項1に記載
    のインクであるインクカートリッジ。
  24. 【請求項24】 インクを収容したインク収容部と、該
    インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を有
    する記録ユニットを備えたインクジェット記録装置にお
    いて、前記インクが請求項1に記載のインクであること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項2
    4に記載のインクジェット記録装置。
  26. 【請求項26】 インク滴を吐出させるための記録ヘッ
    ド、インクを収容したインク収容部を有するインクカー
    トリッジ及び該インクカートリッジから記録ヘッドにイ
    ンクを供給するためのインク供給部を備えたインクジェ
    ット記録装置において、前記インクが請求項1に記載の
    インクであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  27. 【請求項27】 記録ヘッドが、インクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項
    26に記載のインクジェット記録装置。
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