JPH0619149Y2 - ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ - Google Patents

ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ

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JPH0619149Y2
JPH0619149Y2 JP1989149593U JP14959389U JPH0619149Y2 JP H0619149 Y2 JPH0619149 Y2 JP H0619149Y2 JP 1989149593 U JP1989149593 U JP 1989149593U JP 14959389 U JP14959389 U JP 14959389U JP H0619149 Y2 JPH0619149 Y2 JP H0619149Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
plug
noise filter
filter element
base body
Prior art date
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Application number
JP1989149593U
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English (en)
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JPH0388283U (ja
Inventor
斉 村林
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Yukita Electric Wire Co Ltd
Original Assignee
Yukita Electric Wire Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ノイズフィルタ素子としてチョークコイル
を内蔵する差込みプラグに係り、特に、チョークコイル
の放熱性及び組立作業性の向上と小型化とを図ったノイ
ズフィルタ素子内蔵差込プラグに関する。
(従来の技術) 近年、一般家電製品や事務機器など各種機器の多機能化
にはめざましいものがあり、マイクロプロセッサや高速
スイッチング素子をはじめとする各種電子部品が数多く
高密度に実装された機器が市場に提供されるようになっ
てきている。
ところが、このような機器は、上記したように電子部品
が高密度に実装されている分、外来ノイズに対する抵抗
力が低くなる傾向にある。このために、外部からの電力
線を介して機器内に侵入してくるノイズの影響を受けて
誤動作するといった障害が多発するようになってきてい
る。
そこで、機器内への外来ノイズの侵入を阻止し、上記の
ような障害を防止するために、ノイズフィルタ素子内蔵
差込プラグが種々提案され、実用に供されている。
従来のノイズフィルタ素子内蔵差込プラグとしては、栓
刃とコードの線芯との間にノイズフィルタ素子であるチ
ョークコイルが介装されたものが一般的である(例えば
実開昭61−157288号公報、実開平1−8188
0号公報参照)。
このようなノイズフィルタ素子内蔵差込プラグは、従
来、ノイズフィルタ素子であるチョークコイルを、一体
成形した絶縁性のケースで包設して、この包設されたも
のを更に一体モールド成形した構造のものであった。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の差込プラグは二重成形を基本としたも
のであるために、ノイズフィルタ素子であるチョークコ
イルから成形品の外郭部分までの絶縁層の厚さが大きな
ものとなっていた。
このために、この厚い絶縁層が、チョークコイルから発
生する熱の放散を妨げてしまうといった問題点があっ
た。
更に、このように熱の放散を妨げてしまうことによっ
て、差込みプラグ全体が高温状態になる虞があるといっ
た問題点があった。
加えて、二重成形であるために、全体の小型化を図るこ
とが不可能であるといった問題点があった。
また、この種従来の差込プラグは、ケース内に栓刃とチ
ョークコイルとをセットしてから、チョークコイルの巻
線とコード及び栓刃とをそれぞれ結線するものである
が、チョークコイル及び栓刃の基部の周囲がケースで囲
まれているから、その結線作業はスペースに余裕のない
ケース内で行わざるを得ず、したがって組立作業性に劣
るといった問題点もあった。
この考案は、上記従来の問題点を解消すべく創案された
ものであって、チョークコイルの周囲を囲む部材を一切
排した構成とすることによってチョークコイルの放熱性
の向上と小型化とを図ると同時に、組立作業性の改善を
も図ったノイズフィルタ内蔵差込プラグを提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) この考案に係るノイズフィルタ内蔵差込プラグは、ノイ
ズフィルタ素子としてチョークコイルが用いられ、この
チョークコイルの巻線の一端に結線された栓刃が基体に
貫挿されるとともに、チョークコイルの巻線の他端に結
線されたコードの端部とチョークコイルと基体と栓刃の
基部とが樹脂モールドされてなる差込プラグであって、
前記基体の中央に、前記チョークコイルのコアの孔部に
嵌入されるチョークコイル支持体が前記栓刃の向きとは
反対方向に向けて突設され、このチョークコイル支持体
によりチョークコイルが基体上に串刺し状に固定支持さ
れたものである。
(作用) チョークコイル支持体によりチョークコイルが基体上に
串刺し状に固定支持されるので、チョークコイルの周囲
には、従来のものにみられたケース等の部材は存在しな
い。したがって、一重成形によって全体を構成すること
が可能である。
更に、このように一重成形によって全体を構成すること
が可能であることによって、チョークコイルから成形品
の外郭部分までの絶縁層の厚さを最低限に薄く形成する
ことができ、この結果、チョークコイルからの熱の放散
が効率良く行われる。
しかも、チョークコイルは勿論のこと基体の周囲には何
ら他の部材が存在しないため、チョークコイルを基体に
固定支持させた後でもチョークコイルの巻線とコード及
び栓刃との結線作業が極めて容易に行える。また、チョ
ークコイルのコアの孔部にチョークコイル支持体を嵌入
する方向と、基体に栓刃を貫挿する方向とが同一方向で
あるため、チョークコイルを基体に固定支持させる前に
予め上記結線作業を行っておくことも可能である。
(実施例) 以下、この考案に係るノイズフィルタ素子内蔵差込プラ
グの実施例について、図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案に係るノイズフィルタ素子内蔵差込プ
ラグの要部の分解斜視図、第2図はその組立て終了時の
斜視図、第3図はその正面図である。
この差込みプラグ1は、ノイズフィルタ素子としてチョ
ークコイル2が用いられ、このチョークコイル2に結線
された栓刃3,3が基体4に貫挿されるようになってい
る。
このチョークコイル2は、コア21が円筒形状をなして
おり、このコア21に2本の巻線22,22が巻回され
たものであって、この巻線22,22の一端が栓刃3,
3に接続され、他端がコード5の線芯51,51に接続
されている。
基体4は正面視凸形状をなし、この基体4には、栓刃
3,3を挿入して固定するための貫通孔41,41が設
けられている。
そして、この考案においては、基体4の上面部42の中
央に、チョークコイル2のコア21の孔部23に嵌入さ
れる平板状のチョークコイル支持体43が栓刃3,3の
貫挿方向とは反対に方向に向けて突設されている。
このチョークコイル支持体43の両側縁には、断面V字
状の条溝431,431が設けられている。
そして、これと対応するように、チョークコイル2の孔
部23にコア21から内部に向けて断面V字形の突出係
条部24,24が形成されている。
尚、符号44,44は栓刃3,3に接続される線芯5
2,52を隠入させるための凹設部である。
次に、上記のように形成された各部品の組み付けについ
て説明する。
第1図の分解状態から、栓刃3,3を基体4の貫通孔4
1,41に挿入するとともに、この基体4の中央に設け
た前記チョークコイル支持体43をチョークコイル2の
孔部23に嵌入させる。
このとき、チョークコイル支持体43の条溝431,4
31にチョークコイル2の孔部23の突出係条部24,
24が案内され、基体4とチョークコイル2とが一体と
なり、チョークコイル2及び基体4の周囲には何ら他の
部材は存在しない(第2図参照)。
そして、このように基体4とチョークコイル2とを一体
的に構成した状態で、第3図の鎖線に示すように、基体
4とチョークコイル2とを樹脂モールドして絶縁層6を
一体成形する。
このように一重成形によって全体を構成することが可能
であることによって、チョークコイル2から成形品の外
郭部分までの樹脂からなる絶縁層6の厚さを最低限に薄
く形成することができるので、チョークコイル2からの
熱の放散を効率良くできる。
尚、この実施例においては、チョークコイル2のコア2
1が円筒形状のものについて説明したが、これに限ら
ず、コア21の形状は例えば、角筒形状等の他の形状の
ものも適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案に係るノイズフィルタ素
子内蔵差込プラグは、基体の中央に、チョークコイルの
コアの孔部に嵌入されるチョークコイル支持体が栓刃の
向きとは反対方向に向けて突設され、このチョークコイ
ル支持体によりチョークコイルが基体上に串刺し状に固
定支持されたものであるから、従来のケースを用いた差
込プラグと異なり、チョークコイルの周囲には何ら他の
部材は存在しない。したがって、チョークコイルから成
形品の外郭部分までの絶縁層の厚さを最低限に薄く形成
することができ、この結果、チョークコイルからの熱の
放散が効率良く行われ、チョークコイルの性能を最大限
発揮させることができ、外来ノイズの侵入を効果的に阻
止することができる。
また、上記したようにチョークコイルから成形品の外郭
部分までの絶縁層の厚さを最低限に薄く形成することが
できるので、ケースを用いるタイプの従来のものに比べ
て小型化を容易に達成することができると同時に、チョ
ークコイルの巻線の巻数を従来のものより増やすことが
可能で、その場合にはさらにノイズフィルタとしての特
性を向上させることができる。
しかも、チョークコイルは勿論のこと基体の周囲には何
ら他の部材が存在しないため、チョークコイルを基体に
固定支持させた後でもチョークコイルの巻線とコード及
び栓刃との結線作業が極めて容易に行える。また、チョ
ークコイルのコアの孔部にチョークコイル支持体を嵌入
する方向と、基体に栓刃を貫挿する方向とが同一方向で
あるため、チョークコイルを基体に固定支持させる前に
予め上記結成作業を行っておくことも可能である。した
がって、組立作業性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るノイズフィルタ素子内蔵差込プ
ラグの一実施例における要部の分解斜視図、第2図はそ
の組立て終了時の斜視図、第3図はその正面図である。 1……差込みプラグ 2……チョークコイル 21……コア 23…孔部 3……栓刃 4……基体 43……チョークコイル支持体 5……コード 6……絶縁層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノイズフィルタ素子としてチョークコイル
    が用いられ、このチョークコイルの巻線の一端に結線さ
    れた栓刃が基体に貫挿されるとともに、チョークコイル
    の巻線の他端に結線されたコードの端部とチョークコイ
    ルと基体と栓刃の基部とが樹脂モールドされてなる差込
    プラグであって、 前記基体の中央に、前記チョークコイルのコアの孔部に
    嵌入されるチョークコイル支持体が前記栓刃の向きとは
    反対方向に向けて突設され、このチョークコイル支持体
    によりチョークコイルが基体上に串刺し状に固定支持さ
    れたことを特徴とするノイズフィルタ素子内蔵差込プラ
    グ。
JP1989149593U 1989-12-25 1989-12-25 ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ Expired - Lifetime JPH0619149Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989149593U JPH0619149Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ

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Publication Number Publication Date
JPH0388283U JPH0388283U (ja) 1991-09-10
JPH0619149Y2 true JPH0619149Y2 (ja) 1994-05-18

Family

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JP1989149593U Expired - Lifetime JPH0619149Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03700Y2 (ja) * 1985-03-22 1991-01-11
JPH0515738Y2 (ja) * 1987-11-20 1993-04-26

Also Published As

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JPH0388283U (ja) 1991-09-10

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