JP2571672Y2 - ステッピングモータのコイルボビン - Google Patents

ステッピングモータのコイルボビン

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JP2571672Y2
JP2571672Y2 JP1991113353U JP11335391U JP2571672Y2 JP 2571672 Y2 JP2571672 Y2 JP 2571672Y2 JP 1991113353 U JP1991113353 U JP 1991113353U JP 11335391 U JP11335391 U JP 11335391U JP 2571672 Y2 JP2571672 Y2 JP 2571672Y2
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terminal
stepping motor
coil bobbin
coil
bobbin
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憲二 西尾
宏和 高橋
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ステッピングモータの
コイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にステッピングモータは、シャフト
に円筒上のマグネットを一体に固着し、このマグネット
外周面には多極着磁されたロータを有する。このロータ
の周囲にはステータが対向して配置されている。上記ス
テータは、円環状の胴体部の両端にフランジを一体的に
形成した合成樹脂製のコイルボビンに、線径の極めて小
さいエナメル線が複数回巻回され、上記ロータのステッ
プ数に応じたティースを有する外ステータと内ステータ
とがこのコイルボビンを軸方向両側から挟持し、これを
上下に二段配置されてなる。
【0003】このように、シャフト、マグネット、コイ
ルボビンと内外ステータからなる上下ステータは、金属
製のハウジングに収納され、ハウジングの開口部をカバ
ーによって閉鎖するとともに、前記ハウジングおよびカ
バーに配置されたベアリングによってロータのシャフト
が回転自在に支持されている。
【0004】上記のようなステッピングモータを回転さ
せるためには、励磁コイルの巻線端末を外部電源と電気
的に接続して電流を供給する必要がある。このため、上
記コイルボビンの一方のフランジ部周縁には、コイルボ
ビンと一体に端子部が形成され、この端子部には外部電
源に接続するための複数の端子ピンが組み付けられてお
り、上記励磁コイルの巻線端末がこの端子ピンに半田付
けされて接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
イルボビンに巻回する励磁コイルとしてのエナメル線は
極めて細いものであるため、励磁コイルの巻線端末を半
田付け等により複数あるそれぞれの端子ピンに接続する
際、半田コテの熱が端子部に蓄積されてしまい、端子ピ
ン周囲の端子部の変形または線の断線といった不具合を
生じる場合があった。
【0006】また、端子ピンに結線する際の半田コテの
熱を放熱させるため、端子ピン自体に波形状の凹凸条を
形成することが、例えば、実開昭53−136178号
で知られている。しかしながら、端子ピン自体に波形状
の凹凸条を形成するので、複数の端子ピンに結線する場
合には、それぞれの端子ピンにこれら波形状の凹凸条を
形成する必要があり製造工数が増加していた。しかも、
端子ピンのような一般には極めて細い部材に波形状の凹
凸条を形成しなければならず製造が困難なばかりか、構
造上大きな放熱効果は期待できないといった欠点があっ
た。
【0007】本考案は、上記のようなステッピングモー
タの励磁コイル巻線端末と複数の端子ピンとの結線時に
おいて、半田コテの熱による端子ピン周辺部分の変形お
よび巻線の断線を簡単な構造でより効果的に防止する
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願考案は、励磁コイルが巻かれたステッピングモータ
のコイルボビンにおいて、円環状の胴体部の両端にフラ
ンジ部が形成された樹脂製のボビン本体と、前記ボビン
本体の一方のフランジ部周縁から一体的に突出して形成
された樹脂製の連結端子部とを備え、前記連結端子部
は、前記励磁コイルが半田付けにて接続される複数の端
子ピンを保持する端子部と、該端子部と前記フランジ部
とを連結する連結部と、該連結部に形成されて大気との
接触表面積を増加させた放熱部とを有することを特徴と
するものである。さらに第2の考案は、前記放熱部は、
前記連結部の所定部位に複数の孔が形成されて構成され
ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成のステッピングモータのコイルボビン
は、樹脂製のボビン本体の一方のフランジ部周縁から一
体的に樹脂製の連結端子部が突出して形成されており、
この連結端子部の端子部で複数の端子ピンを保持し、端
子部とフランジ部を連結する連結部に大気との接触表面
積を増加させる放熱部を設けているこのように、複数
の端子ピンに共通した連結部に放熱部を形成しているの
で、複数の端子ピンに励磁コイルを半田付けにて接続す
る場合でも端子ピンの数に関係なく簡単な構成で放熱せ
しめることができる。 さらに、複数の端子ピンを包括し
て保持する端子部を比較的広いスペースを有する連結部
でフランジ部に連結し、その連結部で放熱せしめる放熱
部を形成したので、大気との接触面積が大きく得られ、
比較的大きな放熱効果を得ることができる。さらに、上
記放熱部は、連結部の所定部位に複数の孔を形成するだ
けで構成されるので、何ら特別な部品を追加することな
く放熱部を構成できる。
【0010】
【考案の効果】上述のように本考案のステッピングモー
タのコイルボビンは、複数の端子ピンと励磁コイル巻線
端末との結線時において、樹脂製の連結端子部に結線時
の熱が蓄積しようとするのを簡単な構造でより効果的に
抑制して、励磁コイルの断線や連結端子部の変形を防止
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1乃至図4は本考案のステッピングモー
タコイルボビンの第一実施例を示しており、図1はステ
ッピングモータの全体断面図、図2は上記第一実施例の
コイルボビンの一部破断斜視図、図3は連結端子部廻り
の断面図、図4は内ステータもしくは外ステータを示す
斜視図である。
【0012】シャフト1にはプラスチックマグネット材
料よりなる円筒上のロータマグネット2が一体成形にて
固着され、このロータマグネット2の外周面は多極着磁
されている。
【0013】一方、コイルボビン8,9は後で詳述する
が、合成樹脂によりそれぞれ円環状の胴体部22の両端
にフランジ部26が一体的に形成されており、しかもコ
イルボビン8側のフランジ部の一部には、連結端子部4
0を構成する連結部20とこの連結部20を介して端子
部14とが一体的に形成されている。 この合成樹脂によ
り形成されたコイルボビン8,9には、線径の極めて小
さいエナメル線が複数回巻回されている。また、上記ロ
ータマグネット2のステップ数に応じたティース30を
有する外ステータ10,13と内ステータ11,12と
が、このコイルボビン8,9をそれぞれ軸方向両側から
挟持し、これが上下に二段配置される。このとき、ティ
ース30はコイルボビン8,9の胴体部22内周に上記
ロータマグネット2と対向して配置されている。
【0014】上記シャフト1、ロータマグネット2、コ
イルボビン8,9と内外ステータ10〜13からなる上
下ステータは、合成樹脂製のハウジング3に収納され、
ハウジング3の開口部31をカバー4によって閉鎖する
とともに、前記ハウジング3およびカバー4には軸受5
が配置されシャフト1が回転自在に支持されている。こ
の時、ハウジング3の内周面とコイルボビン8,9との
隙間には鉄粉等の磁性材料を含有する樹脂16にてモー
ルドし、内外ステータ10〜13の磁気回路を形成して
いる。
【0015】上記のように構成されたステッピングモー
タのコイル6,7の巻線端末を外部電源と電気的に接続
するため、合成樹脂製のコイルボビン8の一方のフラン
ジ部26周縁から一体的に突出して形成された連結端子
部40の連結部20が形成されており、この連結部20
に一体に上記連結端子部40の端子部14が形成されて
いる。この端子部14には外部電源と接続する複数の端
子ピン15が端子孔24に組み付けられており、上記コ
イル6,7の巻線端末がこの端子ピン15に半田25に
より半田付けにて接続される。
【0016】この端子部14に組み付けらた3本の端子
ピン15にそれぞれ半田付けする際、結線部位すなわち
端子ピン15,コイル6,7の巻線端末,端子部14お
よび連結部20に半田コテの熱が蓄積してしまうが、
成樹脂によりコイルボビン8のフランジ部26と一体に
連結している連結端子部40の連結部20には、複数の
放熱孔21が形成されており、この放熱孔21によって
大気との接触表面積が増加し、大気中への放熱を積極的
に生じせしめ、上記熱の蓄積を抑制することができる。
【0017】なお、上記実施例においては、放熱部とし
て連結部20に複数の放熱孔21を形成したが、これに
限定されることなく、放熱効果を積極的に生じせしめる
構成、例えば、ひだ状に形成してもよい。また、図1
中、17は、外部電源との接続状態を保持するためハウ
ジング3の所定位置に設けられたガイド部であり、端子
ピン15がハウジング外部に導出さ れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のステッピングモータのコイルボビンの
一実施例を使用したステッピングモータの全体断面図で
ある。
【図2】上記第一実施例のコイルボビンの一部破断斜視
図である。
【図3】上記第一実施例のコイルボビンの連結端子部廻
りの断面図である。
【図4】上記第一実施例の内ステータもしくは外ステー
タを示す斜視図である。
【符号の説明】
6,7 コイル 8,9 コイルボビン 14 端子部 15 端子ピン17 ガイド部 20 連結部 21 放熱孔 22 胴体部 26 フランジ部40 連結端子部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルが巻かれたステッピングモー
    タのコイルボビンにおいて、 円環状の胴体部の両端にフランジ部が形成された樹脂製
    のボビン本体と、前記ボビン本体の一方のフランジ部周縁から一体的に突
    出して形成された樹脂製の連結端子部とを備え、 前記連結端子部は、前記励磁コイルが半田付けにて接続
    される複数の端子ピンを保持する端子部と、該端子部と
    前記フランジ部とを連結する連結部と、該連結部に形成
    されて大気との接触表面積を増加させた放熱部とを有す
    ることを特徴とするステッピングモータのコイルボビ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記放熱部は、前記連結部の所定部位に
    複数の孔が形成されて構成されることを特徴とする請求
    項1記載のステッピングモータのコイルボビン。
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JP5725642B2 (ja) * 2010-09-03 2015-05-27 日本電産セイミツ株式会社 コイル装置

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JPS5070444U (ja) * 1973-11-01 1975-06-21
JPS5732448Y2 (ja) * 1977-04-02 1982-07-16
JPS63202144U (ja) * 1987-06-19 1988-12-27
JPH0263571U (ja) * 1988-10-31 1990-05-11

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