JPH06191266A - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

Info

Publication number
JPH06191266A
JPH06191266A JP34754192A JP34754192A JPH06191266A JP H06191266 A JPH06191266 A JP H06191266A JP 34754192 A JP34754192 A JP 34754192A JP 34754192 A JP34754192 A JP 34754192A JP H06191266 A JPH06191266 A JP H06191266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
louvers
rotatably
directions
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34754192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Harada
博充 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP34754192A priority Critical patent/JPH06191266A/ja
Publication of JPH06191266A publication Critical patent/JPH06191266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風の吹出方向および集中拡散状態を安定して
的確に調整する。ルーバを安定して支持し振動による異
音の発生を防止する。 【構成】 空気吹出口14に沿って配置したルーバ31〜35
の軸部を軸支体26の軸受部30にて回動自在に軸支する。
中央の軸支体26を固定し、他の軸支体26をケース体12の
ガイド溝21,22,24,25に摺動自在に嵌合する。ケース
体12の上下に設けたパンタグラフ状に伸縮するクロスア
ーム44にて各軸支体26を駆動する。隣接するルーバ31〜
35の後端部間をリンク体で連結する。駆動機構によりク
ロスアーム44を収縮すると両側のルーバ31,32,34,35
の軸部が中心側に移動し、各ルーバ31〜35はリンク体に
より連結したリンク用軸を支点として回動し、風が集中
する。クロスアーム44を伸長すると風が拡散する。操作
子38を回動操作すると、リンク体で連結したルーバ31〜
35が各軸部36を中心として連動して回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置の空
気吹出口などに設けられる風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公平1−42750号公
報、特開平4−32650号公報などに記載されている
ように、自動車の空調装置の空気吹出口などに設けら
れ、風向の調整を行う風向調整装置が知られている。
【0003】これらの風向調整装置では、ケース体の空
気吹出口の両側方向に沿って所定の間隔で複数枚の略板
状のルーバがそれぞれ垂直状に配置され、これらの各ル
ーバは、上下に突設した回動軸をケース体に回動自在に
軸支されているとともに、後端部近傍から上側に突設し
たリンク軸が、略水平板状のリンク板に複数本形成され
たガイド溝にそれぞれ摺動自在に挿入され、各ルーバが
連動して回動し、風の吹き出し方向を調整するようにな
っている。
【0004】そして、このリンク板は、ケース体に対し
て前後動自在に支持されているとともに、リンク板の各
ガイド溝は、リンク板の移動方向に対して傾斜した方向
で、かつ、互いに異なる方向を長手方向として形成され
ている。
【0005】そこで、このリンク板を前後動すると、各
リンク板が各回動軸を中心としてそれぞれ異なる方向に
回動され、各ルーバ相互間の開き角度を変化させて、配
風特性を気象条件や車両に乗る人数に対応して最適に設
定し、快適な空調を得ることができる。例えば、各ルー
バを互いに平行状にした通常の送風状態の他に、夏季の
炎天下に長時間駐車してあった車両に運転者が一人で乗
り込む際には、各ルーバの前端側を中央側に向けた集中
状態として、この運転者に風向を集中して直接涼感を与
え、また、数人が乗る空調の行き届いた春、秋季の車内
では、各ルーバの前端側を外側に向けた拡散状態とし
て、微風を広い範囲に拡散させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、各ルーバから突設したリンク軸をリンク板
に形成したガイド溝にそれぞれ摺動自在に挿入した構成
では、各ルーバ相互間の開き角度を変化させて集中拡散
状態を変化させる際に、これらのリンク軸とガイド溝と
を摺接させて互いに交差する方向へ移動させることが必
要なため、動作が不安定で的確な調整が困難であるとの
問題を有している。また、各ルーバのリンク軸は、それ
ぞれ長孔状のガイド溝により保持されるため、車両の振
動によりこれらの樹脂部品同士が接触して異音を発生す
るとの問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、風の吹き出し方向および風の集中拡散状態を安定
して的確に調整できる風向調整装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の風向調整
装置は、空気吹出口の両側方向に沿って複数のルーバを
配置し、これらのルーバを連動して風向を調整する風向
調整装置において、前記空気吹出口の両側方向を長手方
向とするガイド部を設けたケース体と、前記ガイド部に
係合して両側方向に進退自在に案内され、かつ、前記各
ルーバに設けられた回動軸を回動自在に軸支する軸受部
を設けた軸支体と、これらの軸支体を前記ガイド部に沿
って駆動し各軸支体間の離間寸法を変化させる連動体
と、互いに隣接する前記各ルーバを前記回動軸とは異な
る位置で回動自在に連結するリンク体とを具備したもの
である。
【0009】請求項2記載の風向調整装置は、請求項1
記載の風向調整装置において、空気吹出口の両側方向を
長手方向とする複数のガイド溝を設けたケース体と、前
記各ガイド溝に摺動自在に係合して両側方向に進退自在
に案内され、かつ、各ルーバの前後方向の中間位置に設
けられた回動軸を回動自在に軸支する軸受部を設けた軸
支体と、これらの各軸支体にそれぞれ回動自在かつ互い
に交差した状態で軸支されたアーム体を互いに回動自在
に連結して両側方向に伸縮自在に構成され、前記各軸支
体を前記ガイド溝に沿って進退させて各軸支体間の離間
寸法を変化させる連動体と、この連動体を収縮させる収
縮機構および伸長させる伸長機構を備えた駆動手段と、
互いに隣接する前記各ルーバの後端部間を回動自在に連
結するリンク体とを具備したものである。
【0010】請求項3記載の風向調整装置は、請求項1
記載の風向調整装置において、空気吹出口の両側方向を
長手方向とするガイド突条を設けたケース体と、前記各
ガイド突条に摺動自在に係合して案内され、かつ、前記
各ルーバの前後方向の中間位置に設けられた回動軸を回
動自在に軸支する軸受部およびウオームが歯合するねじ
溝部が設けられた軸支体と、両側方向を軸方向として回
転自在に軸支された軸体およびこの軸体の複数箇所に固
定されそれぞれ前記各軸支体のねじ溝部に歯合するウオ
ームから構成され、前記各軸支体を前記ガイド突条に沿
って進退させて各軸支体間の離間寸法を変化させる連動
体と、この連動体を正逆方向に回転駆動させる回転駆動
手段と、互いに隣接する前記各ルーバの後端部間を回動
自在に連結するリンク体とを具備したものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の風向調整装置では、空気吹出口
の両側方向に沿って配置された複数のルーバが、隣接す
るもの同士それぞれリンク体により連結されているた
め、1個のルーバを回動軸を中心として回動操作するこ
とにより、各ルーバが各回動軸を中心として連動して回
動し、風の吹き出し方向が両側方向に調整される。ま
た、各ルーバの回動軸は、それぞれ軸支体の軸受部に回
動自在に軸支されているとともに、各軸支体は、ケース
体のガイド部に係合して両側方向に進退自在に案内さ
れ、連動体により各軸支体間の離間寸法を変化するよう
に進退される。そこで、連動体により各軸支体を駆動し
て各軸支体間の離間寸法を変化させると、各ルーバがそ
れぞれリンク体との接続部分を支点として回動し、風の
集中拡散状態が調整される。
【0012】請求項2記載の風向調整装置では、請求項
1記載の作用に加え、空気吹出口の両側方向に沿って配
置された複数のルーバの後端部が、隣接するもの同士そ
れぞれリンク体により連結されているため、1個のルー
バを回動操作することにより、各ルーバが各回動軸を中
心として連動して回動し、風の吹き出し方向が両側方向
に調整される。また、各ルーバの回動軸は、それぞれ軸
支体の軸受部に回動自在に軸支されているとともに、各
軸支体は、ケース体のガイド溝に係合して案内され、伸
縮自在な連動体により各軸支体間の離間寸法を変化する
ように駆動される。そこで、駆動手段により連動体を収
縮させると、互いに隣接する各ルーバ間の離間寸法につ
いて、リンク体により連結され所定の離間寸法を保持す
る後端部間よりも、前側部間の離間寸法が小さくなり、
風が集中状態に調整される。一方、駆動手段により連動
体を伸長させると、前側部間の離間寸法が大きくなり、
風が拡散状態に調整される。
【0013】請求項3記載の風向調整装置では、請求項
1記載の作用に加え、空気吹出口の両側方向に沿って配
置された複数のルーバの後端部が、隣接するもの同士そ
れぞれリンク体により連結されているため、1個のルー
バを回動操作することにより、各ルーバが各回動軸を中
心として連動して回動し、風の吹き出し方向が両側方向
に調整される。また、各ルーバの回動軸は、それぞれ軸
支体の軸受部に回動自在に軸支されているとともに、各
軸支体は、ケース体のガイド突条に係合して両側方向に
進退自在に案内され、さらに、各軸支体に設けたねじ溝
部と連動体のウオームとの歯合により、各軸支体間の離
間寸法を変化するように駆動される。そこで、回転駆動
手段により連動体を一方向に回転駆動すると、各軸支体
間の離間寸法が小さくなり、互いに隣接する各ルーバ間
の離間寸法について、リンク体により連結され所定の離
間寸法を保持する後端部間よりも、前側部間の離間寸法
が短くなり、風が集中状態に調整される。また、回転駆
動手段により連動体を他方向に回転駆動すると、各軸支
体間の離間寸法が大きくなり、前側部間の離間寸法が大
きくなり、風が拡散状態に調整される。
【0014】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の風向調整装置の一実施例の構成を図1な
いし図4を参照して説明する。
【0015】図1および図2において、11は自動車のイ
ンストルメントパネルなどに設けられる風向調整装置
で、この風向調整装置11は、図示しない空調装置に接続
されるほぼ箱状のケース体12を有している。そして、こ
のケース体12は、内側が通風路13となり、前面に空気吹
出口14が開口され、後面に空気吸込口15が開口されてい
る。また、このケース体12は、前部ケース体16と後部ケ
ース体17とからなり、前部ケース体16の後部内側に形成
された両側一対の係合凹部16a と後部ケース体17の前部
内側から突設された両側一対の係合凸部17a とを係合す
るとともに、前部ケース体16の後部外側に突設された対
をなす係合突部16b と後部ケース体17の前部外側から前
方に突設された対をなす係合腕部17b とを係合し、前後
に組み合わせて構成されている。
【0016】また、後部ケース体17の上下の前端部は、
それぞれ5箇所でコの字状に切り欠かれており、前後の
ケース体16,17の接合部分に、両側方向を長手方向とす
る第1ないし第5ガイド溝21,22,23,24,25が上下に
対をなして形成されている。
【0017】なお、中央に位置する第3ガイド溝23の長
手寸法L23と他のガイド溝21,22,24,25の長手寸法L
21,L22,L24,L25との関係は、 L21=L25>L22=L24>L23 となる。すなわち、中央の第3ガイド溝23に対応する軸
支体26は全く動かない。第2ガイド溝22と第4ガイド溝
24に対応する軸支体26は第3ガイド溝23を中心に動き、
第1ガイド溝21と第5ガイド溝25に対応する軸支体26は
同じく第3ガイド溝23を中心に第2ガイド溝22と第4ガ
イド溝24に対応する軸支体26の2倍の移動量だけ動くか
ら、第1ガイド溝21と第2ガイド溝22の長手寸法L21
22との関係は、 L21=2×L22 相当がよい。
【0018】そして、これらのガイド溝21〜25に、それ
ぞれ軸支体26が係合されている。各軸支体26は、各ガイ
ド溝21〜25に嵌合される矩形板状の基部27と、この基部
27の上下に設けられ、かつ、この基部27よりも平面形状
の大きい矩形板状の挾持部28,28と、この挾持部28,28
の上下に突設された略円筒状のクロスアーム嵌合部29お
よび軸受部30とからなっている。
【0019】そして、中央に位置する上下の第3ガイド
溝23に、それぞれ軸受部30を通風路13に向けて軸支体26
の基部27を嵌合し、ケース体12が内外面から挾持部28,
28に挾持されて脱落が防止された状態で、上下に対をな
す2個の軸支体26がケース体12に保持されている。
【0020】さらに、他の上下のガイド溝21,22,24,
25に、それぞれ軸受部30を通風路13に向けて軸支体26の
基部27を嵌合し、ケース体12が内外面から挾持部28,28
に挾持されて脱落が防止された状態で、上下に対をなす
8個の軸支体26がケース体12に両側方向に円滑に摺動自
在に装着されている。
【0021】そして、これらの上下に対をなす軸支体26
間に、それぞれ第1ないし第5ルーバ31,32,33,34,
35が回動自在に保持されている。各ルーバ31〜35は、前
後の厚さ寸法を絞り込んだ略矩形板状をなし、それぞれ
上下の略中央部から回動軸としての円柱状の軸部36,36
が突設され、これらの軸部36,36がそれぞれ上下に対を
なす軸支体26の軸受部30に回動自在に嵌合されている。
【0022】また、各ルーバ31〜35の後端上部には、そ
れぞれ上下方向を軸方向とするリンク用軸37が一体に形
成されている。
【0023】さらに、中央に位置する第3ルーバ33の前
端中央部からは、前面に操作用の凹凸を形成した操作子
38が突設されている。
【0024】そして、これらのルーバ31〜35は、互いに
隣接するルーバ31〜35のリンク用軸37同士がそれぞれリ
ンク体41により連結されている。各リンク体41は、両端
部に同方向に向かう略C字状の係合部42,42が形成さ
れ、この係合部42が各リンク用軸37に回動自在に嵌合さ
れている。また、隣接するリンク体41同士は交互に上下
に位置して配置されている。そして、第3ルーバ33の操
作子38を両側方向に回動操作した状態で、各ルーバ31〜
35がそれぞれ軸支体26の軸受部30に軸支された軸部36を
中心として同方向にほぼ同角度だけ回動し、風の吹き出
し方向が左右に調整される。
【0025】また、ケース体12の上下には、それぞれパ
ンタグラフ状に伸縮変形する連動体としてのクロスアー
ム44が設けられている。各クロスアーム44は、6本の長
形アーム体45と、4本の短形アーム体46とを組み合わせ
てなり、各長形アーム体45は、それぞれ長手方向中央部
に嵌合孔45a が形成されているとともに、長手方向両端
部には接続孔45b が形成されている。一方、各短形アー
ム体46は、長形アーム体45のほぼ半分の長さ寸法で、一
端部に嵌合孔46a が形成されているとともに、他端部に
接続孔46b が形成されている。
【0026】そして、各長形アーム体45は、第2ないし
第4ガイド溝22〜24に嵌合された軸支体26のクロスアー
ム嵌合部29に、各嵌合孔45a を回動自在に嵌合した状態
で、それぞれ2本づつ上下に、かつ、交差する方向に装
着されている。また、各短形アーム体46は、第1および
第5ガイド溝21,25に嵌合された軸支体26のクロスアー
ム嵌合部29に、各嵌合孔46a を回動自在に嵌合した状態
で、それぞれ2本づつ上下に、かつ、交差する方向に装
着されている。そして、各アーム体45,46は、環状のリ
ング体48を介して各軸支体26のクロスアーム嵌合部29に
螺合するビス49により抜け止めされているとともに、隣
接する各アーム体45,46同士は、対をなすボルト51およ
びナット52により接続孔45b ,46b 同士を回動自在に接
続して、順次パンタグラフ状に連結されている。
【0027】さらに、上下の第4ガイド溝24にそれぞれ
嵌合された軸支体26のクロスアーム嵌合部29に上下に装
着された長形アーム体45,45のうち、上側に位置する長
形アーム体45の後側の端部には、両側方向に向かう略C
字状のワイヤ係止部53が設けられ、下側に位置する長形
アーム体45の後側の端部には、それぞれ両側方向と前後
方向とに向かう略C字状のワイヤ係止部54,55が設けら
れているとともに、上下の第5ガイド溝25に嵌合された
軸支体26のクロスアーム嵌合部29の下側に装着された短
形アーム体46の前端部には、前後方向に向かう略C字状
のワイヤ係止部56が設けられている。
【0028】そして、ワイヤ係止部53には、収縮機構を
構成する収縮用ワイヤ57の先端部57a が係止されている
とともに、このワイヤ係止部53に対して両側方向に対向
するワイヤ係止部54には、収縮用ワイヤ57を包むカバー
体58の先端部58a が係止されている。また、ワイヤ係止
部56には、伸長機構を構成する伸長用ワイヤ59の先端部
59a が係止されているとともに、このワイヤ係止部56に
対して前後方向に対向するワイヤ係止部55には、伸長用
ワイヤ59を包むカバー体60の先端部60a が係止されてい
る。
【0029】そして、上下にそれぞれ対をなす各ワイヤ
57,57,59,59は、駆動手段を構成する図示しない駆動
機構に接続され、上下に対をなす各ワイヤ57,57,59,
59は、同時に同一量だけ各カバー体58,58,60,60に対
して牽引されるようになっており、収縮用ワイヤ57,57
を牽引した状態で、クロスアーム44が両側方向に対して
収縮し、伸長用ワイヤ59,59を牽引した状態で、クロス
アーム44が両側方向に対して伸長するようになってい
る。
【0030】なお、図示しない駆動機構は、操作レバー
に接続されたギア、あるいは操作スイッチを有した電動
モータなどから構成されている。
【0031】次に、本実施例の動作を説明する。
【0032】まず、図5に示すように、中央に位置する
第3ルーバ33を正面に向け、隣接する各軸支体26の軸受
部30間の間隔、すなわち各ルーバ31〜35の軸部36間の間
隔を、リンク体41の長手寸法、すなわち各ルーバ31〜35
のリンク用軸37間の間隔とほぼ等しくした状態で、各ル
ーバ31〜35が互いに平行状になり、正面に向かって、集
中も拡散もしない通常の風が吹き出されるように調整さ
れる(ニュートラル配風モード)。
【0033】そして、駆動機構を作動して上下の収縮用
ワイヤ57,57を牽引すると、第3ガイド溝23に固定され
た軸支体26を中心としてクロスアーム44が両側方向に対
して収縮する。すると、他のガイド溝21,22,24,25に
それぞれ摺動自在に嵌合された軸支体26がクロスアーム
44により中心側に引き寄せられ、これらの軸支体26に軸
支された両側のルーバ31,32,34,35の軸部36が中心側
に引き寄せられる。一方、各ルーバ31〜35の後端部は、
リンク用軸37が隣接するもの同士それぞれリンク体41に
より連結され所定の離間寸法が保持されているため、各
ルーバ31〜35はリンク用軸37を支点として回動し、図6
に示すように、各ルーバ31〜35の後端部間の離間寸法よ
りも、前側部間の離間寸法が小さくなり、風が集中状態
(集中配風モード)に調整される。
【0034】また、駆動機構を作動して上下の伸長用ワ
イヤ59,59を牽引すると、第3ガイド溝23に固定された
軸支体26を中心としてクロスアーム44が両側方向に対し
て伸長する。すると、他のガイド溝21,22,24,25にそ
れぞれ摺動自在に嵌合された軸支体26がクロスアーム44
により両外側に移動され、これらの軸支体26に軸支され
た両側のルーバ31,32,34,35の軸部36が外側に移動さ
れる。各ルーバ31〜35はリンク用軸37を支点として回動
し、図7に示すように、各ルーバ31〜35の後端部間の離
間寸法よりも、前側部間の離間寸法が大きくなり、風が
拡散状態(拡散配風モード)に調整される。
【0035】そして、上記の各配風モードにおいて、第
3ルーバ33から突設された操作子38を左右に回動操作す
ることにより、この第3ルーバ33にリンク体41により順
次連結された他のルーバ31,32,34,35が各軸部36を中
心として連動して回動し、各配風モードを保持したまま
風の吹き出し方向が両側方向に自在に調整される。
【0036】例えば、クロスアーム44を収縮して集中配
風モードとした状態で、操作子38を左方に回動すると、
図8に示すように、左方に向かって集中した風が吹き出
される。また、各ルーバ31〜35を互いに平行状としたニ
ュートラル配風モードにおいて、操作子38を右方に回動
すると、図9に示すように、右方に向かって、集中も拡
散もしない通常の風が吹き出される。さらに、図9に示
す状態から、駆動機構を作動して上下の伸長用ワイヤ5
9,59を牽引し拡散配風モードとすると、図10に示す
ように、右方に向かって拡散した風を吹き出すことがで
きる。
【0037】このように、本実施例によれば、簡単な操
作により、風の吹きだし方向および風の集中拡散状態を
自在に組み合わせて設定でき、空調効果を高め、車室内
の快適さを向上することができる。
【0038】また、各ルーバ31〜35はそれぞれ上下に対
をなす軸支体26により軸支されているとともに、リンク
体41により順次連結されており、各軸支体26も、各ガイ
ド溝21〜25に固定あるいは摺動自在に係合して案内され
ているとともに、クロスアーム44を構成する各アーム体
45,46の嵌合孔45a ,46a に嵌合保持されている。そこ
で、各構成部品を円滑かつ確実に動作させ、風向を適切
に調節できるとともに、振動を受けた際の構成部品相互
のガタつきが抑制され、異音の発生、特にきしみ音など
の低級異音の発生が抑制でき、近年の車室内の静粛性要
求に十分応ずることができる。
【0039】なお、上記の実施例では、中央に位置する
軸支体26を固定し、この軸支体26に軸支された第3ルー
バ33の軸部36を中心として両側のルーバ31,32,34,35
を両側方向に移動させたが、他のルーバ31,32,34,35
を軸支したいずれか1つの軸支体26を固定して、この固
定した軸支体26を中心として他のルーバ31〜35を移動さ
せることもできる。また、各ガイド溝21〜25に各軸支体
26を摺動可能に支持するとともに、各ガイド溝21〜25に
各軸支体26を係脱可能に係止するブレーキ機構を設け、
任意の軸支体26を係止して、この軸支体26を移動の中心
とすることもできる。
【0040】実施例2 次に、本発明の他の実施例を図11ない図13を参照し
て説明する。なお、本実施例のルーバおよびリンク体
は、図1ないし図4に示すものとほぼ同一の構成である
ため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】本実施例の風向調整装置61は、図示しない
空調装置に接続されるほぼ箱状のケース体62を有し、こ
のケース体62は内側が通風路63となり、前面に空気吹出
口64が開口され、後面に空気吸込口65が開口されてい
る。また、このケース体62の前端部の両側および上下の
複数箇所には、図示しない枠体を保持する係合部66,67
が形成されているとともにケース体62の前端部の両側に
は、両側方向を長手方向とする図示しない板状の水平ル
ーバの両端部を回動自在に軸支する軸受部68が形成され
ている。
【0042】そして、ケース体62の上下面の略中央部に
は、第3ルーバ33の上下の軸部36を回動自在に嵌合保持
する円孔71,71が形成されているとともに、各円孔71の
両側に位置して、それぞれ他のルーバ31,32,34,35の
軸部36が移動可能に挿通する略長円形状の長孔72が、両
側方向を長手方向として形成されている。
【0043】さらに、これらの円孔71および長孔72の前
後に位置して、両側方向を長手方向とする前後一対のガ
イド突条74,75がそれぞれ上下に突設されている。これ
らのガイド突条74,75の相対向する内側面は、互いに平
行な平面状に形成されている一方、ガイド突条74,75の
外側面は、複数箇所で前後方向に突設され、この突設部
分にそれぞれねじ孔76が形成されている。
【0044】そして、これらのケース体62の上下に設け
られたガイド突条74,75間に、それぞれ軸支体としての
第1ないし第4可動プレート81〜84が上下に対をなして
係合され、両側方向に滑らかに摺動自在に案内されてい
る。各可動プレート81〜84は、例えば両側方向の長さ寸
法10mm、前後方向の幅寸法6mmの略矩形板状で、それぞ
れケース体62に摺接する脚片部85が突設され、各ルーバ
31,32,34,35の軸部36を回動自在に軸支する軸受部86
が開口されているとともに、ウオームが歯合するねじ溝
部81a 〜84a が両側方向を運動方向として形成されてい
る。これらのねじ溝部81a 〜84a のねじ山は、高さ寸法
1mm程突設されており、両側方向の外側に位置する第1
および第4可動プレート81,84のねじ溝部81a ,84a
は、2mmピッチで、内側に位置する第2および第3可動
プレート82,83のねじ溝82a ,83aは、1.5 mmピッチで
形成されている。
【0045】そして、これらの上下の可動プレート81〜
84は、ケース体62のガイド突条74,75にねじ止めされる
上下一対の固定プレート87,87により押さえられ、上下
方向への脱落が防止されている。この固定プレート87に
は、各可動プレート81〜84のねじ溝部81a 〜84a を露出
させる平面矩形状のギア通孔88が長手方向に沿って4箇
所に形成されているとともに、前後の端部に沿って、各
ガイド突条74,75のねじ孔76に螺合して固定プレート87
を固定する取付ねじ89が挿通するねじ用通孔90が形成さ
れている。さらに、この固定プレート87のギア通孔88の
両側部はそれぞれ上下に円弧状をなして一体に突設さ
れ、この突設部分を両側方向に同心状に貫いて、ギアシ
ャフト受部91が形成されている。
【0046】そして、このギアシャフト受部91に、連動
体を構成する軸体としての棒状のギアシャフト92が回転
自在に軸支されている。このギアシャフト92には、一端
部および中間位置の4箇所に係止突部93が突設され、一
端部の係止突部93に第1歯車94が固着されているととも
に、中間位置の各係止突部93に、それぞれ第1ないし第
4ウオーム101 〜104 が固着されており、それぞれギア
シャフト92と一体的に回転するようになっている。各ウ
オーム101 〜104 は、それぞれ対応する可動プレート81
〜84のねじ溝部81a 〜84a に歯合して、これらの可動プ
レート81〜84を両側方向へ駆動するもので、第1ウオー
ム101 は2mmピッチの右ねじ、第2ウオーム102 は1.5
mmピッチの右ねじ、第3ウオーム103 は1.5 mmピッチの
左ねじ、第4ウオーム104 は2mmピッチの左ねじになっ
ている。
【0047】また、上下の各ギアシャフト92,92の一端
部に固着された第1歯車94,94には、それぞれこの第1
歯車94,94と同形状の第2歯車106 ,106 が歯合され、
これらの第2歯車106 ,106 には、第3歯車107 が歯合
されている。さらに、第3歯車107 には、小歯車108 が
同心状に一体的に固着されており、この小歯車108 に、
回転駆動手段を構成するノブ体109 の後側に形成したギ
ア部109aが歯合されている。これらの第2歯車106 、第
3歯車107 およびノブ体109 は、それぞれケース体62の
一側面から突設された軸部111 ,112 ,113 に、ワッシ
ャ体115 およびねじ116 などにて回動自在に軸支されて
いる。また、ノブ体109 は、前側につまみ部109bが突設
されているとともに、円弧状の位置規制溝109cが形成さ
れており、この位置規制溝109cに、ケース体62の一側面
から突設された位置規制ピン118を係止することによ
り、ノブ体109 の回動範囲、すなわちギアシャフト92の
回転数が規制されている。
【0048】次に、本実施例の動作を説明する。
【0049】まず、図5に示すように、中央に位置する
第3ルーバ33を正面に向け、隣接する各可動プレート81
〜84の軸受部86および中央の円孔71間の間隔、すなわち
各ルーバ31〜35の軸部36間の間隔を、リンク体41の長手
寸法、すなわち各ルーバ31〜35のリンク用軸37間の間隔
とほぼ等しくした状態で、各ルーバ31〜35が互いに平行
状になり、正面に向かって、集中も拡散もしない通常の
風が吹き出されるように調整される(ニュートラル配風
モード)。
【0050】そして、ノブ体109 を上下の一方向に回動
操作すると、各歯車108 ,107 ,106 ,94を介して上下
のギアシャフト92,92が同方向に同一量だけ回転され
る。そして、第1および第4可動プレート81,84のねじ
溝部81a ,84a は2mmピッチ、第2および第3可動プレ
ート82,83のねじ溝82a ,83a は、1.5 mmピッチである
から、ギアシャフト92の回転により各ウオーム101 〜10
4 が2分の1回転すると、第1および第4可動プレート
81,84は1mm、第2および第3可動プレート82,83は0.
75mm移動する。さらに、第1および第2可動プレート8
1,82と、第3および第4可動プレート83,84とは、ね
じ山が互いに逆方向に設定してあるので、第1および第
2可動プレート81,82が右側に移動した際には、第3お
よび第4可動プレート83,84は左側に移動して、これら
の可動プレート81〜84に軸支された両側のルーバ31,3
2,34,35の軸部36が中心側に引き寄せられる。一方、
各ルーバ31〜35の後端部は、リンク用軸37が隣接するも
の同士それぞれリンク体41により連結され所定の離間寸
法が保持されているため、各ルーバ31〜35はリンク用軸
37を支点として回動し、図6に示すように、各ルーバ31
〜35の後端部間の離間寸法よりも、前側部間の離間寸法
が小さくなり、風が集中状態(集中配風モード)に調整
される。
【0051】また、ノブ体109 を反対方向に回動操作す
ると、第1および第2可動プレート81,82が左側に移動
し、第3および第4可動プレート83,84は右側に移動
し、これらの可動プレート81〜84に軸支された両側のル
ーバ31,32,34,35の軸部36が外側に移動される。各ル
ーバ31〜35はリンク用軸37を支点として回動し、図7に
示すように、各ルーバ31〜35の後端部間の離間寸法より
も、前側部間の離間寸法が大きくなり、風が拡散状態
(拡散配風モード)に調整される。
【0052】そして、上記の各配風モードにおいて、第
3ルーバ33から突設された操作子38を左右に回動操作す
ると、各可動プレート81〜84は、各ねじ溝部81a 〜84a
が各ウオーム101 〜104 に係止されて固定された状態に
なるため、この第3ルーバ33にリンク体41により順次連
結された他のルーバ31,32,34,35が各軸部36を中心と
して連動して回動し、各配風モードを保持したまま風の
吹き出し方向が両側方向に自在に調整される。
【0053】例えば、ノブ体109 を操作して集中配風モ
ードとした状態で、操作子38を左方に回動すると、図8
に示すように、左方に向かって集中した風が吹き出され
る。また、各ルーバ31〜35を互いに平行状としたニュー
トラル配風モードにおいて、操作子38を右方に回動する
と、図9に示すように、右方に向かって、集中も拡散も
しない通常の風が吹き出される。さらに、図9に示す状
態から、ノブ体109 を操作して拡散配風モードとする
と、図10に示すように右方に向かって拡散した風を吹
き出すことができる。
【0054】このように、本実施例では、第3ルーバ33
から突設された操作子38を左右に回動操作する際に、各
可動プレート81〜84が各ウオーム101 〜104 に係止され
て固定された状態になるため、より円滑に風向を調整す
ることができる。
【0055】なお、本実施例においては、ノブ体109 を
手動操作して集中拡散状態を調整したが、電動モータな
どによりギアシャフト92を回転駆動し、集中拡散状態を
自動制御することもできる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の風向調整装置によれば、
簡単な操作により、風の吹き出し方向および集中拡散状
態を自在に調整でき、空調効果を高めることができる。
各ルーバをそれぞれ軸支体により安定して軸支できると
ともに、各軸支体はガイド部に係合して安定して案内で
きるため、動作を安定させ、配風特性を適確に調整でき
るとともに、振動による異音の発生を防止することがで
きる。
【0057】請求項2記載の風向調整装置によれば、請
求項1記載の効果に加え、駆動手段を操作することによ
り、連動体が伸縮して軸支体間の離間寸法が変化され、
後端部のリンク体に接続された部分を支点として各ルー
バが回動し、風の集中拡散状態を円滑かつ自在に調整で
き、空調効果を高めることができる。また、各ルーバを
それぞれ軸支体により安定して軸支できるとともに、こ
れらの軸支体をガイド溝に係合して案内できるため、動
作を安定させ、配風特性を適確に調整できるとともに、
振動による異音の発生を防止することができる。
【0058】請求項3記載の風向調整装置によれば、請
求項1記載の効果に加え、回転駆動手段を操作すること
により、ねじ溝部に歯合するウオームが回動されて各軸
支体間の離間寸法が変化され、後端部のリンク体に接続
された部分を支点として各ルーバが回動し、風の集中拡
散状態を円滑かつ自在に変更でき、空調効果を高めるこ
とができる。また、各ルーバをそれぞれ軸支体により安
定して軸支できるとともに、これらの各軸支体をガイド
突条に係合して案内できるため、動作を安定させ、配風
特性を適確に調整できるとともに、振動による異音の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風向調整装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】同上風向調整装置の分解斜視図である。
【図3】同上一部の斜視図である。
【図4】同上一部の分解斜視図である。
【図5】同上風を正面に吹き出す状態を示す説明図であ
る。
【図6】同上風の集中状態を示す説明図である。
【図7】同上風の拡散状態を示す説明図である。
【図8】同上風を側方に集中して吹き出す状態を示す説
明図である。
【図9】同上風を側方に吹き出す状態を示す説明図であ
る。
【図10】同上風を側方に拡散して吹き出す状態を示す
説明図である。
【図11】本発明の風向調整装置の他の実施例を示す分
解斜視図である。
【図12】同上断面図である。
【図13】同上側面図である。
【符号の説明】
11,61 風向調整装置 12,62 ケース体 14,64 空気吹出口 21 第1ガイド溝 22 第2ガイド溝 23 第3ガイド溝 24 第4ガイド溝 25 第5ガイド溝 26 軸支体 30,86 軸受部 36 回動軸としての軸部 44 連動体としてのクロスアーム 74,75 ガイド突条 81 軸支体としての第1可動プレート 82 軸支体としての第2可動プレート 83 軸支体としての第3可動プレート 84 軸支体としての第4可動プレート 81a ,82a ,83a ,84a ねじ溝部 92 軸体としてのギアシャフト 109 回動駆動手段を構成するノブ体 101 第1ウオーム 102 第2ウオーム 103 第3ウオーム 104 第4ウオーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吹出口の両側方向に沿って複数のル
    ーバを配置し、これらのルーバを連動して風向を調整す
    る風向調整装置において、 前記空気吹出口の両側方向を長手方向とするガイド部を
    設けたケース体と、 前記ガイド部に係合して両側方向に進退自在に案内さ
    れ、かつ、前記各ルーバに設けられた回動軸を回動自在
    に軸支する軸受部を設けた軸支体と、 これらの軸支体を前記ガイド部に沿って駆動し各軸支体
    間の離間寸法を変化させる連動体と、 互いに隣接する前記各ルーバを前記回動軸とは異なる位
    置で回動自在に連結するリンク体とを具備したことを特
    徴とする風向調整装置。
  2. 【請求項2】 空気吹出口の両側方向を長手方向とする
    複数のガイド溝を設けたケース体と、 前記各ガイド溝に摺動自在に係合して両側方向に進退自
    在に案内され、かつ、各ルーバの前後方向の中間位置に
    設けられた回動軸を回動自在に軸支する軸受部を設けた
    軸支体と、 これらの各軸支体にそれぞれ回動自在かつ互いに交差し
    た状態で軸支されたアーム体を互いに回動自在に連結し
    て両側方向に伸縮自在に構成され、前記各軸支体を前記
    ガイド溝に沿って進退させて各軸支体間の離間寸法を変
    化させる連動体と、 この連動体を収縮させる収縮機構および伸長させる伸長
    機構を備えた駆動手段と、 互いに隣接する前記各ルーバの後端部間を回動自在に連
    結するリンク体とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出口の両側方向を長手方向とする
    ガイド突条を設けたケース体と、 前記各ガイド突条に摺動自在に係合して案内され、か
    つ、各ルーバの前後方向の中間位置に設けられた回動軸
    を回動自在に軸支する軸受部およびウオームが歯合する
    ねじ溝部が設けられた軸支体と、 両側方向を軸方向として回転自在に軸支された軸体およ
    びこの軸体の複数箇所に固定されそれぞれ前記各軸支体
    のねじ溝部に歯合するウオームから構成され、前記各軸
    支体を前記ガイド突条に沿って進退させて各軸支体間の
    離間寸法を変化させる連動体と、 この連動体を正逆方向に回転駆動させる回転駆動手段
    と、 互いに隣接する前記各ルーバの後端部間を回動自在に連
    結するリンク体とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の風向調整装置。
JP34754192A 1992-12-28 1992-12-28 風向調整装置 Pending JPH06191266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34754192A JPH06191266A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 風向調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34754192A JPH06191266A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 風向調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06191266A true JPH06191266A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18390927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34754192A Pending JPH06191266A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 風向調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06191266A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056382A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Kojima Press Co Ltd 車両用空気吹出口装置
JP2014009907A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Daikin Ind Ltd 冷却室用エアカーテン装置
JP2019168176A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社大林組 換気装置
JP2020171346A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社浅間製作所 遊技機用シャッター装置
JP2022510168A (ja) * 2018-11-27 2022-01-26 ブラッドリー ベイカー スコット エアベントアセンブリ及びエアベント制御システム
US20230039358A1 (en) * 2021-08-06 2023-02-09 Hyundai Mobis Co., Ltd. Front wing apparatus for car air vent

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056382A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Kojima Press Co Ltd 車両用空気吹出口装置
JP2014009907A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Daikin Ind Ltd 冷却室用エアカーテン装置
JP2019168176A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社大林組 換気装置
JP2022510168A (ja) * 2018-11-27 2022-01-26 ブラッドリー ベイカー スコット エアベントアセンブリ及びエアベント制御システム
JP2020171346A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社浅間製作所 遊技機用シャッター装置
US20230039358A1 (en) * 2021-08-06 2023-02-09 Hyundai Mobis Co., Ltd. Front wing apparatus for car air vent
KR20230022022A (ko) * 2021-08-06 2023-02-14 현대모비스 주식회사 자동차 에어벤트의 프론트윙 장치
US11926194B2 (en) 2021-08-06 2024-03-12 Hyundai Mobis Co., Ltd. Front wing apparatus for car air vent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0470172B2 (ja)
JPH07237441A (ja) 自動車用ベンチレータルーバー
JP2016135673A (ja) 風向調整装置
US7140664B2 (en) Vehicle sun visors
US6378388B1 (en) Control panel with double rotary control for a motor vehicle
JPH06191266A (ja) 風向調整装置
JP6066714B2 (ja) レジスタ
JP2006076360A (ja) 空調装置
JP5107871B2 (ja) 風向調整装置及びレジスタ
JP3437914B2 (ja) 車両用空気吹出口装置
JP3198700B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004066839A (ja) 風向調整装置
JPH06211040A (ja) 風向調整装置
JP2004256014A (ja) レジスタ
JPH0317169Y2 (ja)
JPH0641852Y2 (ja) 自動車の空気吹出部構造
JP2003065419A (ja) スライド機構及びシート用のパワースライド装置
JP2002274167A (ja) 風向調整装置
JPH0712836Y2 (ja) 風向調整装置
JP3111992U (ja) 空調エア吹出口装置
JPH0311654Y2 (ja)
JP7460444B2 (ja) ベンチレータ
JP4367634B2 (ja) 車輌空調用コントロール装置
JP3362475B2 (ja) 自動車用空調装置のリンク機構
JP2023066188A (ja) 風向調整装置