JPH06211040A - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

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JPH06211040A
JPH06211040A JP619693A JP619693A JPH06211040A JP H06211040 A JPH06211040 A JP H06211040A JP 619693 A JP619693 A JP 619693A JP 619693 A JP619693 A JP 619693A JP H06211040 A JPH06211040 A JP H06211040A
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JP
Japan
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louvers
shaft support
rotary shaft
louver
wind
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JP619693A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Harada
博充 原田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風の吹出方向および集中拡散状態を安定して
的確に調整し、異音の発生を抑制する。様々な集中拡散
状態を設定し、多様な空調効果を実現する。 【構成】 ケース体12の空気吹出口14の両側方向に沿っ
て複数のルーバ41〜45を配置する。ケース体12に回転自
在に装着した回転軸支体26に形成した軸受部30に、ルー
バ41〜45の軸部46を回転自在に支持する。軸受部30を回
転軸支体26の回転中心から偏心した位置に設ける。カウ
ンタダイヤル68を回動操作することにより、各回転軸支
体26をそれぞれ異なる速度で回転駆動する。隣接するル
ーバ41〜45のリンク用軸47同士をリンク軸51にて接続す
る。 【効果】 各回転軸支体26の回動に伴い、各ルーバ41〜
45がリンク用軸47を支点としてそれぞれ別個の角度で回
動し、風の集中拡散状態を多様に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置の空
気吹出口などに設けられる風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公平1−42750号公
報、特開平4−32650号公報などに記載されている
ように、自動車の空調装置の空気吹出口などに設けら
れ、風向の調整を行う風向調整装置が知られている。
【0003】これらの風向調整装置では、ケース体の空
気吹出口の両側方向に沿って所定の間隔で複数枚の略板
状のルーバがそれぞれ垂直状に配置され、これらの各ル
ーバは、上下に突設した回動軸をケース体に回動自在に
軸支されているとともに、後端部近傍から上側に突設し
たリンク軸が、略水平板状のリンク板に複数本形成され
たガイド溝にそれぞれ摺動自在に挿入され、各ルーバが
連動して回動し、風の吹き出し方向を調整するようにな
っている。
【0004】そして、このリンク板は、ケース体に対し
て前後動自在に支持されているとともに、リンク板の各
ガイド溝は、リンク板の移動方向に対して傾斜した方向
で、かつ、互いに異なる方向を長手方向として形成され
ている。
【0005】そこで、このリンク板を前後動すると、各
リンク板が各回動軸を中心としてそれぞれ異なる方向に
回動され、各ルーバ相互間の開き角度を変化させて、配
風特性を気象条件や車両に乗る人数に対応して最適に設
定し、快適な空調を得ることができるようになってい
る。例えば、各ルーバを互いに平行状にした通常の送風
状態の他に、夏季の炎天下に長時間駐車してあった車両
に運転者が一人で乗り込む際には、各ルーバの前端側を
中央側に向けた集中状態として、この運転者に風向を集
中して直接涼感を与え、また、数人が乗る空調の行き届
いた春、秋季の車内では、各ルーバの前端側を外側に向
けた拡散状態として、微風を広い範囲に拡散させること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、各ルーバから突設したリンク軸をリンク板
に形成したガイド溝にそれぞれ摺動自在に挿入した構成
では、各ルーバ相互間の開き角度を変化させて集中拡散
状態を変化させる際に、これらのリンク軸とガイド溝と
を摺接させて互いに交差する方向へ移動させることが必
要なため、動作が不安定で的確な調整が困難であるとの
問題を有している。また、各ルーバのリンク軸は、それ
ぞれ長孔状のガイド溝により保持されるため、車両の振
動によりこれらの樹脂部品同士が接触して異音を発生す
るとの問題を有している。さらに、リンク板の位置によ
り、各ルーバの開き角度が一義的に定められてしまうた
め、集中拡散の動作が画一的であるとの問題を有してい
る。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、風の吹き出し方向および風の集中拡散状態を安定
して的確に調整でき、異音の発生を抑制できるととも
に、様々な集中拡散状態に設定でき、多様な空調効果を
実現できる風向調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の風向調整
装置は、空気吹出口の両側方向に沿って複数のルーバを
配置し、これらのルーバを連動して風向を調整する風向
調整装置において、前記空気吹出口の両側方向に沿って
複数の軸支体装着部を設けたケース体と、前記軸支体装
着部に回転中心を中心として回転自在に支持され、か
つ、前記各ルーバに設けられた回動軸を回動自在に軸支
する軸受部を設けた回転軸支体と、これらの回転軸支体
を回転駆動する連動体と、互いに隣接する前記各ルーバ
を回動自在に連結するリンク体とを具備し、前記回転軸
支体のうち、少なくとも1つの回転軸支体は、前記軸受
部を前記回転中心から偏心した位置に設けたものであ
る。
【0009】請求項2記載の風向調整装置は、請求項1
記載の風向調整装置において、連動体は、各回転軸支体
をそれぞれ所定の回転速度で回転駆動するものである。
【0010】請求項3記載の風向調整装置は、請求項1
または2記載の風向調整装置において、各ルーバに設け
られた回動軸を回動自在に軸支する軸受部を互いに異な
る位置に設けた複数の回転軸支体を具備したものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の風向調整装置では、空気吹出口
の両側方向に沿って配置された複数のルーバが、隣接す
るもの同士それぞれリンク体により連結されているた
め、1個のルーバを回動軸を中心として回動操作するこ
とにより、各ルーバが各回動軸を中心として連動して回
動し、風の吹き出し方向が両側方向に調整される。ま
た、少なくとも1つのルーバの回動軸は、回転軸支体の
偏心した軸受部に回動自在に軸支されている。そこで、
各回転軸支体を連動体により回転駆動すると、軸支体間
の離間寸法が変化し、各ルーバがそれぞれリンク体との
接続部分を支点として回動して、風の集中拡散状態が調
整される。
【0012】請求項2記載の風向調整装置では、請求項
1記載の作用に加え、連動体は、各回転軸支体をそれぞ
れ所定の回転速度で回転駆動するので、各ルーバがリン
ク体との接続部分を支点としてそれぞれ別個の角度で回
動され、風の集中拡散状態が多様に調整される。
【0013】請求項3記載の風向調整装置では、請求項
1または2記載の作用に加え、各ルーバの回動軸を回動
自在に軸支する軸受部を互いに異なる位置に設けた複数
の回転軸支体を具備したので、各回転軸支体が同じ回転
速度で回転駆動されても、各ルーバがリンク体との接続
部分を支点としてそれぞれ別個の角度で回動され、風の
集中拡散状態が多様に調整される。
【0014】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の風向調整装置の一実施例の構成を図1な
いし図3を参照して説明する。
【0015】図1ないし図3において、11は自動車のイ
ンストルメントパネルなどに設けられる風向調整装置
で、この風向調整装置11は、図示しない空調装置に接続
されるほぼ箱状のケース体12を有している。そして、こ
のケース体12は、内側が通風路13となり、前面に空気吹
出口14が開口され、後面に空気吸込口15が開口されてい
る。
【0016】また、このケース体12の上板部16および下
板部17には、それぞれ5箇所に、平面円形をなす第1な
いし第5軸支体装着部21〜25が両側方向に所定の間隔で
上下に対をなして開口形成されている。
【0017】そして、これらの上下の軸支体装着部21〜
25に、それぞれ半径5mmの略円盤状をなす同形状の回転
軸支体26が回転自在に係合されている。各回転軸支体26
は、各軸支体装着部21〜25に嵌合される円板状の基部27
を有し、この基部27の一端部から拡径されたフランジ部
27a が突設されている。また、各回転軸支体26の一端面
には、一対の位置決めピン28,28が突設されているとと
もに、一対の位置決め孔29,29が形成されている。さら
に、各回転軸支体26には、各回転軸支体26の回転中心か
ら3mm偏心した位置に、上下に貫通する円孔状の軸受部
30が形成されている。
【0018】そして、各回転軸支体26の一端面には、そ
れぞれ各軸支体装着部21〜25に対応した所定の歯数(ピ
ッチ)を有した第1ないし第5ウオームホイール31〜35
が装着されている。各ウオームホイール31〜35は、互い
にすべて異なる歯数を有しているとともに、各回転軸支
体26の位置決めピン28,28に嵌合する位置決め孔36,3
6、および、各回転軸支体26の位置決め孔29,29に嵌合
する図示しない位置決めピンが形成されており、各回転
軸支体26に係合されて一体的に回動するようになってい
る。
【0019】また、ケース体12の上板部16および下板部
17の複数箇所からは、略円筒状をなす支持ボス37が突設
されており、この支持ボス37に上下一対の固定プレート
38,38が固定されている。そして、各固定プレート38か
らは、各ウオームホイール31〜35の回転中心に当接する
支持突部39が突設されており、これらの支持突部39によ
り、各回転軸支体26および各ウオームホイール31〜35が
円滑に回転できる状態で支持され脱落が防止されてい
る。
【0020】そして、各軸支体装着部21〜25に上下に対
をなして装着された回転軸支体26間に、それぞれ第1な
いし第5ルーバ41〜45が回動自在に支持されている。各
ルーバ41〜45は、略矩形板状をなし、それぞれ上下の略
中央部から回動軸としての円柱状の軸部46,46が突設さ
れ、これらの軸部46,46が、それぞれ上下に対をなす回
転軸支体26の軸受部30に回動自在に嵌合されている。
【0021】なお、各ルーバ41〜45の軸部46,46が垂直
状になるように、上下に対をなす回転軸支体26は、各軸
受部30の水平位置が一致するよう設定されている。
【0022】また、各ルーバ41〜45の後端上部には、そ
れぞれ上下方向を軸方向とするリンク用軸47が一体に形
成されている。
【0023】さらに、中央に位置する第3ルーバ43の前
端中央部からは、前面に操作用の凹凸を形成した操作子
48が突設されている。
【0024】そして、互いに隣接するルーバ41〜45のリ
ンク用軸47同士をそれぞれリンク体51により連結して、
これらのルーバ41〜45が互いに連結されている。各リン
ク体51は、両端部に同方向に向かう略C字状の係合部5
2,52が形成され、これらの係合部52が各リンク用軸47
に回動自在に嵌合されている。また、隣接するリンク体
51同士は交互に上下に位置して配置されている。そし
て、第3ルーバ43の操作子48を両側方向に回動操作した
状態で、各ルーバ41〜45がそれぞれ回転軸支体26の軸受
部30に軸支された軸部46を中心として同方向にほぼ同角
度だけ回動し、風の吹き出し方向が左右に調整される。
【0025】また、ケース体12の上下に取付けられた各
固定プレート38,38には、各ウオームホイール31〜35の
後側部を露出させる平面矩形状のギア通孔54が両側方向
に沿ってそれぞれ5箇所に形成されている。そして、こ
れらの各ギア通孔54の両側部は、それぞれ上下に円弧状
をなして一体に突設されているとともに、この突設部分
を両側方向に同心状に貫いて、ギアシャフト受部55が形
成されている。
【0026】そして、このギアシャフト受部55に、連動
体を構成する棒状のギアシャフト56が回転自在に軸支さ
れている。このギアシャフト56には、一端部および中間
位置の5箇所に係止突部57が突設され、一端部の係止突
部57に第1歯車58が固着されているとともに、中間位置
の各係止突部57に、それぞれ連動体を構成する第1ない
し第5ウオーム61〜65が固着されており、それぞれギア
シャフト56と一体的に回転するようになっている。各ウ
オーム61〜65は、それぞれ各固定プレート38,38のギア
通孔54に配設され,それぞれ対応するウオームホイール
31〜35に歯合して、これらのウオームホイール31〜35を
回転駆動するようになっている。なお、各ウオーム61〜
65はそれぞれ歯合するウオームホイール31〜35の歯数
(ピッチ)に適合した歯数に形成されている。
【0027】なお、本実施例では、第3ルーバ43を支持
する回転軸支体26が1回転した状態で、第1ルーバ41を
支持する回転軸支体26は0.98回転、第2ルーバ42を支持
する回転軸支体26は0.99回転、第4ルーバ44を支持する
回転軸支体26は1.01回転、第5ルーバ45を支持する回転
軸支体26は1.02回転するようになっている。
【0028】また、上下のギアシャフト56,56の一端部
に固着された第1歯車58,58には、それぞれこの第1歯
車58,58と同形状の第2歯車67,67が歯合され、これら
の第2歯車67,67に、連動体を構成するカウンタダイヤ
ル68の駆動歯車69が歯合されている。このカウンタダイ
ヤル68には、操作者により回転操作される回転つまみ71
が一端部に設けられ、この回転つまみ71を回転操作する
ことにより、回転シャフト72などを介して駆動歯車69が
回転されるようになっている。また、このカウンタダイ
ヤル68には、回転つまみ71の回転数を計測する3桁の数
字を表示する表示部73が設けられているとともに、駆動
歯車69および回転シャフト72を覆うカバー体74が備えら
れている。
【0029】なお、これらの第2歯車67,67、および駆
動歯車69は、それぞれケース体12の一側面から一体に突
設された軸部76,76,77に、ワッシャ体およびねじなど
にて回動自在に軸支されている。
【0030】そして、このカウンタダイヤル68の回転つ
まみ71を回動操作することにより、駆動歯車69、第2歯
車67,67、および第1歯車58,58を介して上下のギアシ
ャフト56,56が同一方向に同一量だけ回転駆動され、こ
れらのギアシャフト56,56に固定された各ウオーム61〜
65がそれぞれ歯合するウオームホイール31〜35を回転駆
動するようになっている。
【0031】次に、本実施例の動作を説明する。
【0032】まず、図4に示すように、中央に位置する
第3ルーバ43を正面に向け、各回転軸支体26の軸受部30
をそれぞれ前端側に位置させた状態(初期状態)で、隣
接する各回転軸支体26の軸受部30間の間隔、すなわち各
ルーバ41〜45の軸部46間の間隔はリンク体51の長手寸
法、すなわち各ルーバ41〜45のリンク用軸47間の間隔と
ほぼ等しくなり、各ルーバ41〜45が互いに平行状に配置
されて、正面に向かって、集中も拡散もしない通常の風
が吹き出されるように調整される(ニュートラル配風モ
ード)。
【0033】なお、この初期状態では、カウンタダイヤ
ル68の表示部73の表示は「001」になっている。
【0034】そして、この初期状態で、第3ルーバ43か
ら突設された操作子48を手動にて左方に回動操作する
と、図5に示すように、この第3ルーバ43にリンク体51
により順次連結された他のルーバ41,42,44,45が、各
ウオームホイール31〜35と各ウオーム61〜65との歯合に
より固定された各軸部46を中心として連動して回動し、
風の吹き出し方向が左側方向に調整される。
【0035】また、初期状態からカウンタダイヤル68の
回転つまみ71を回動操作し、第3ルーバ43を軸支する回
転軸支体26を1回転させると、カウンタダイヤル68の表
示部73の表示が「002」になるとともに、第1ルーバ
41を軸支する回転軸支体26は0.98回転、第2ルーバ42を
軸支する回転軸支体26は0.99回転、第4ルーバ44を軸支
する回転軸支体26は1.01回転、第5ルーバ45を軸支する
回転軸支体26は1.02回転し、初期状態では等しかった各
ルーバ41〜45の軸部46間の離間寸法が変化する。
【0036】ここに、第3ルーバ43を軸支する回転軸支
体26の回転数(カウンタダイヤル68の表示部73の表示)
と、各ルーバ41〜45の軸部46間の離間寸法との関係を、
表1および表2に示す。なお、各ルーバ41〜45の軸部46
間の離間寸法は、初期状態を基準値(0.00)とし、この
初期状態からの変化量により示されている。また、離間
寸法が基準値よりも小さくなった場合には数値に(−)
を付してある。
【0037】
【表1】
【表2】 ところで、各ルーバ41〜45の後端部は、リンク用軸47が
隣接するもの同士それぞれリンク体51により連結され所
定の離間寸法が保持されているため、各ルーバ41〜45の
軸部46が移動する際には、各ルーバ41〜45はリンク用軸
47を支点として回動し、各軸部46間の離間寸法が基準値
よりも大きい場合には、各ルーバ41〜45の後端部間の離
間寸法よりも、前側部間の離間寸法が大きくなり、拡散
風が得られる拡散状態になる。一方、各軸部46間の離間
寸法が基準値よりも小さい場合には、各ルーバ41〜45の
後端部間の離間寸法よりも、前側部間の離間寸法が小さ
くなり、集中風が得られる集中状態になる。
【0038】例えば、第3ルーバ43を軸支する回転軸支
体26が6回転した状態では、各ルーバ41〜45の軸部46間
の離間寸法は約1mmずつ広がっている。各ルーバ41〜45
はリンク用軸47を支点として回動し、図6に示すよう
に、拡散風が得られる拡散状態(拡散配風モード)に調
整される。
【0039】また、第3ルーバ43を軸支する回転軸支体
26が25回転した状態では、第1ルーバ41の軸部46と第2
ルーバ42の軸部46との間の離間寸法、および第4ルーバ
44の軸部46と第5ルーバ45の軸部46との間の離間寸法は
それぞれ3mm狭まるのに対し、第2ルーバ42の軸部46と
第3ルーバ43の軸部46との間の離間寸法、および第3ル
ーバ43の軸部46と第4ルーバ44の軸部46との間の離間寸
法はそれぞれ3mm広がるため、空気吹出口14の両端部で
はシャープな集中風が得られ、中央部では穏やかな拡散
風が得られる一部集中一部拡散状態になる。また、この
状態では、中央の風量豊かな低速風が両端のシャープな
集中風により風向が曲げられ自然風に近い効果的な空調
を行うことができる。
【0040】さらに、第3ルーバ43を軸支する回転軸支
体26が75回転した状態では、上記の関係が逆転し、空気
吹出口14の中央部では集中風が得られ、両端部では拡散
風が得られる一部集中一部拡散状態になる。
【0041】そして、第3ルーバ43を軸支する回転軸支
体26が92回転した状態では、各ルーバ41〜45の軸部46間
の離間寸法がそれぞれ小さくなり、図7に示すように、
集中風が得られる集中状態(集中配風モード)に調整さ
れる。
【0042】そして、上記の各配風モードにおいて、第
3ルーバ43から突設された操作子48を左右に回動操作す
ることにより、この第3ルーバ43にリンク体51により順
次連結された他のルーバ41,42,44,45が、各ウオーム
ホイール31〜35と各ウオーム61〜65との歯合により固定
された各軸部46を中心として連動して回動し、各配風モ
ードを保持したまま風の吹き出し方向が両側方向に自在
に調整される。
【0043】例えば、第3ルーバ43を軸支する回転軸支
体26が92回転した集中配風モードの状態で、操作子48を
左方に回動すると、図8に示すように、左方に向かって
集中した風が吹き出される。
【0044】このように、本実施例によれば、カウンタ
ダイヤル68の回転つまみ71を回動操作する簡単な操作に
より、風の集中拡散状態を自在に調整することができ
る。特に、一部集中、一部拡散状態なども設定できるた
め、多様な空調効果を得ることができる。また、各配風
モードは、カウンタダイヤル68の表示部73の表示を利用
して容易に設定することができる。さらに、各配風モー
ドに風の吹きだし方向を自在に組み合わせて設定でき、
空調効果を高め、車室内の快適さを向上することができ
る。
【0045】また、各ルーバ41〜45はそれぞれ上下に対
をなす回転軸支体26により軸支されているとともに、リ
ンク体51により順次連結されており、各軸支体26も、各
軸支体装着部21〜25に係合して支持されているため、各
構成部品を円滑かつ確実に動作させ、風向を適切に調節
できるとともに、振動を受けた際の構成部品相互のガタ
つきが抑制され、異音の発生、特にシミーなどの低級異
音の発生が抑制でき、近年の車室内の静粛性要求に十分
応ずることができる。
【0046】なお、カウンタダイヤル68の表示部73に
は、数字ではなく、各配風モードを表示する絵記号ある
いは言葉などを表示させ、配風モードの設定をより容易
にすることもできる。
【0047】また、上記の実施例のカウンタダイヤル68
に替えて、マイクロプロセッサを有した制御装置、光学
計数機構、ドライブモータ、および操作スイッチなどを
備えたモータドライブ装置を装着し、このモータドライ
ブ装置により第2歯車67,67を回転駆動して各回転軸支
体26を回転駆動し、各配風モードを自動的に設定するこ
ともできる。
【0048】例えば、操作スイッチを操作して集中配風
モードを指示すると、CPUに数値92の指示が入力され
る。光学計数機構は第1歯車58とともに回転するスリッ
ト付き円盤、光電管、およびカウンタなどが備えられ、
スリットは、等間隔の基準スリットと、不等間隔の検数
スリットとが同心円状に刻まれている。そして、基準ス
リットは、毎5度毎にオンし、スリット付き円盤1回転
で72回オンする。また、検数スリットは、例えば30度、
90度、180 度、60度の各角度になったときに1回オンを
行い、逆転では60度、180 度、90度、30度の順で1回オ
ンし、光電管が回転方向を検出する。
【0049】そして、このような機構で、第3ルーバ43
を軸支する回転軸支体26の回転数を検出し、カウント数
と指示値(92)とを比較し、これらのカウント数と指示
値(92)とが等しくなったときにドライブモータを停止
させ、集中配風モードが設定される。
【0050】また、このようなモータドライブ装置を用
いる場合には、第3ルーバ43を軸支する回転軸支体26を
正確に1回転させた位置にて停止させる必要はなく、他
の位置にて停止させることもできる。例えば、初期状態
から4分の1回転の位置で停止させると、第3ルーバ43
の軸部46は、初期位置から3mm右側に移動し、他のルー
バ41,42,44,45の軸部46も多様な位置に停止すること
になるため、さらに様々な配風特性を設定することがで
きる。
【0051】実施例2 次に、本発明の他の実施例を図9ないし図16を参照し
て説明する。なお、図1ないし図3に示す実施例と同様
の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】本実施例の風向調整装置81では、中央に位
置する第3ルーバ43の軸部46は、ケース体82に一体に形
成された中央軸支部83に嵌合されて回転自在に軸支され
ている。従って、上下の第3軸支体装着部23は形成され
ず、第1、第2、第4、第5ルーバ41,42,44,45を支
持する回転軸支体84〜87は、上下それぞれ4個ずつ用い
られている。
【0053】これらの回転軸支体84〜87は、半径5mm
で、図1に示す回転軸支体26と同様のものであるが、第
1および第5軸支体装着部21,25に装着される回転軸支
体84,87は、それぞれ回転中心から3mm偏心した位置に
軸受部30が形成され、第2および第4軸支体装着部22,
24に装着される回転軸支体85,86は、それぞれ回転中心
から1.5mm 偏心した位置に軸受部30が形成されている点
が異なっている。
【0054】また、各回転軸支体84〜87に装着される各
ウオームホイール88は、すべて歯数(ピッチ)が同一に
形成されている。そして、各ウオームホイール88に歯合
してこれらを回転駆動する合計8個のウオーム89も、す
べて歯数が同一に形成されており、上下のギアシャフト
90,90を同一速度で回転すると、すべての回転軸支体84
〜87が同一速度で同一方向に回転するようになってい
る。
【0055】そして、上下のギアシャフト90,90の一端
部に固着された第1歯車92,92には、第2歯車93が歯合
されている。さらに、この第2歯車93には、小歯車94が
同心状に一体的に固着されており、この小歯車94にノブ
体96の後側に形成したギア部96a が歯合されている。
【0056】これらの第2歯車93およびノブ体96は、そ
れぞれケース体82の一側面から突設された軸部97,98
に、ワッシャ体99およびねじ100 などにて回動自在に軸
支されている。また、ノブ体96は、前側につまみ部96b
が突設されているとともに、周方向に沿って円弧状の位
置規制溝96c が形成されており、この位置規制溝96c
に、ケース体82の一側面から突設された位置規制ピン10
1 を係止することにより、ノブ体96の回動範囲、すなわ
ちギアシャフト90の回転範囲が規制されている。
【0057】なお、本実施例のケース体82の前端部に
は、図示しない枠体を保持する係合部102 ,103 が形成
されているとともに、両側方向を長手方向とする図示し
ない板状の水平ルーバの両端部を回動自在に軸支する軸
受部104 が形成されている。また、ギアシャフト90,90
を回転自在に軸支する上下の固定プレート105 ,105 に
は、各ウオーム89を2個ずつ配設する平面矩形状のギア
通孔106 が長手方向に沿って2箇所に形成されている。
さらに、互いに隣接する各ルーバ41〜45を連結するリン
ク体108 は、各回転軸支体84〜87の回転中心および中央
軸支部83間の離間寸法よりも若干長く形成されている。
【0058】次に、本実施例の動作を説明する。
【0059】まず、図12に示すように、中央に位置す
る第3ルーバ43を正面に向け、左側に位置する回転軸支
体84,85の軸受部30を前端側に位置させるとともに、右
側に位置する回転軸支体86,87の軸受部30を後端側に位
置させた状態(初期状態)で、各ルーバ41〜45が互いに
平行状に配置されて、正面に向かって、集中も拡散もし
ない通常の風が吹き出されるように調整される(ニュー
トラル配風モード)。
【0060】そして、この初期状態で、第3ルーバ43か
ら突設された操作子48を手動にて右方に回動操作する
と、図13に示すように、この第3ルーバ43にリンク体
108 により順次連結された他のルーバ41,42,44,45
が、各ウオームホイール88と各ウオーム89との歯合によ
り固定された各軸部46を中心として連動して回動し、風
の吹き出し方向が右側方向に調整される。
【0061】また、初期状態からノブ体96を回動操作
し、上下のギアシャフト90,90を同一速度で回転させる
と、各ウオームホイール88およびウオーム89の歯数がそ
れぞれすべて同一に形成されているため、すべての回転
軸支体84〜87が同一速度で同一方向に回転する。
【0062】例えば、ノブ体96を回動操作して各回転軸
支体84〜87を上方から見て右回りに90度回転させると、
図14に示すように、両側のルーバ41,42,44,45の軸
部46が中心側に引き寄せられる。一方、各ルーバ41〜45
の後端部は、リンク用軸47が隣接するもの同士それぞれ
リンク体108 により連結され所定の離間寸法が保持され
ているため、各ルーバ41〜45はリンク用軸47を支点とし
て回動し、各ルーバ41〜45の後端部間の離間寸法より
も、前側部間の離間寸法が小さくなり、集中風が得られ
る集中状態になる。
【0063】この集中状態でも、第3ルーバ43から突設
された操作子48を手動にて右方に回動操作すると、図1
5に示すように、この第3ルーバ43にリンク体108 によ
り順次連結された他のルーバ41,42,44,45が、各ウオ
ームホイール88と各ウオーム89との歯合により固定され
た各軸部46を中心として連動して回動し、集中状態を保
ったまま風の吹き出し方向が右側方向に調整される。
【0064】また、ノブ体96を反対方向に回動操作して
各回転軸支体84〜87を上方から見て左回りに90度回転さ
せると、図16に示すように、両側のルーバ41,42,4
4,45の軸部46が外側に移動し、各ルーバ41〜45はリン
ク用軸47を支点として回動し、拡散風が得られる拡散状
態(拡散配風モード)に調整される。
【0065】この拡散状態でも、第3ルーバ43から突設
された操作子48を手動にて左右に回動操作すると、拡散
状態を保ったまま風の吹き出し方向が左右に調整され
る。
【0066】このように、本実施例では、それぞれ異な
る位置に軸受部30を形成した回転軸支体84〜87を用いた
ため、各回転軸支体84〜87を同一速度で回転しても、多
様な空調効果を得ることができる。
【0067】なお、本実施例においては、ノブ体96を手
動操作して集中拡散状態を調整したが、電動モータなど
によりギアシャフト90を回転駆動し、集中拡散状態を自
動制御することもできる。
【0068】例えば、図17および図18に示すよう
に、上下のギアシャフト90,90の端部に固着された第1
歯車111 ,111 には、第2歯車112 が歯合されており、
この第2歯車112 に、間欠駆動機構を構成する電動モー
タ113 に接続された駆動歯車114 が歯合されている。こ
の電動モータ113 は、図示しない制御装置により制御さ
れており、所定の間隔で適宜作動される。すなわち、上
下のギアシャフト90,90は、毎秒1回転の速度で回転駆
動され、ギアシャフト90が1回転するごとに、各ウオー
ムホイール88すなわち各回転軸支体84〜87は15度回転す
る。また、電動モータ113 は、3秒間を1ステップと
し、1ステップごとに動作と停止を繰り返すようになっ
ている。
【0069】なお、ケース体115 の側部には、ギアシャ
フト90を手動操作するためのノブ体117 が回動可能に支
持されている。このノブ体117 の回動軸118 は、板バネ
119により進退可能に支持されており、ノブ体117 のつ
まみ部117aを後方へ押圧した状態で、ノブ体117 の後側
に設けられたギア部117bが、第2歯車112 に一体的に固
着された小歯車121 に歯合し、第2歯車112 を介してギ
アシャフト90を回動操作できるようになっている。ま
た、各ウオームホイール88は、平面略コの字状をなす固
定プレート122 により回転自在に支持されている。
【0070】また、第3ルーバ43の軸部46には、反復駆
動機構を構成する第1リンク123 が固着されている。そ
して、この第1リンク123 は、第2リンク124 を介して
ウオームホイール125 に接続されており、このウオーム
ホイール125 を、電動モータ127 により回転駆動される
ウオーム128 によって回転駆動することにより、第3ル
ーバ43が毎秒15度、最大60度の範囲で反復的に回動(首
振り)するようになっている。
【0071】なお、電動モータ127 とウオーム128 との
間には、図示しない滑り継手が設けられており、第3ル
ーバ43から突設された操作子48を用い、各ルーバ41〜45
を手動にて左右に回動操作できるようになっている。ま
た、第3ルーバ43の回動範囲を規制するために、ケース
体115 には図示しないストッパが設けられており、第3
ルーバ43の回動範囲が左右約30度に制限されている。
【0072】次に、この実施例の動作を表3のタイムチ
ャートを参照して説明する。
【0073】
【表3】 このタイムチャートは、各ルーバ41〜45を平行状に保持
し(ニュートラル配風モード)、かつ、正面に向けた初
期位置から起動したもので、起動後の時間、第3ルーバ
43の回動角度、配風状態を示している。なお、第3ルー
バ43の回動角度は、左方に回動した角度を(−)で表し
ている。
【0074】各ルーバ41〜45および各回転軸支体26は、
起動直後から回動し、1秒後には、第3ルーバ43は右に
15度回動する。また、ギアシャフト90は1回転するた
め、各回転軸支体26は右に15度回動し、わずかに集中配
風となる。すなわち、この状態で、風向は、右15度に向
いたわずかに集中配風となる。
【0075】起動2秒後には、第3ルーバ43は初期位置
から右に30度回動した位置にある。また、各回転軸支体
26は30度回動しており、集中配風となっている。
【0076】起動3秒後には、第3ルーバ43は反転して
右に15度回動した位置にあり、各回転軸支体26は45度回
動しており、集中配風となっている。この状態で、回転
軸支体26は3秒間停止し、集中配風が保持される。この
間、第3ルーバ43は左方に回動し、起動6秒後には左に
30度回動した位置にある。
【0077】起動7秒後には、第3ルーバ43は反転して
左に15度回動した位置にあり、回転軸支体26は再び回動
されて60度回動された位置にあり、集中配風の度合いが
強まる。
【0078】起動8秒後には、第3ルーバ43は正面(0
度)を向き、回転軸支体26は75度回動された位置にあ
り、集中配風の度合いがさらに強まる。
【0079】起動9秒後には、回転軸支体26は90度回動
された位置にあり、集中配風特性が最大になる。このよ
うに、起動後9秒間は、集中配風特性を強めながら風向
を左右に反復的に回動する。この後3秒間回転軸支体26
は停止し、最大集中モードで第3ルーバ43が右15度から
3秒かけて正面向きに戻る。
【0080】このようにして、ニュートラル配風モード
から集中配風モードへと自動的に配風モードが変化す
る。
【0081】この後も引き続き、各ルーバ41〜45は左右
に回動し、回転軸支体26が90度回動するごとに、集中配
風モードからニュートラル配風モードへ、ニュートラル
配風モードから拡散配風モードへと配風モードが変化す
る。
【0082】なお、表3では、各ルーバ41〜45を平行状
に保持し、かつ、正面に向けた初期位置から起動した
が、各ルーバ41〜45および各回転軸支体26を、任意の位
置に設定した状態から起動することもできる。
【0083】この実施例では、自動反復的に多様な配風
特性を得ることができ、空調効果をより高めることがで
きる。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の風向調整装置によれば、
簡単な操作により、風の吹き出し方向および集中拡散状
態を自在に調整でき、空調効果を高めることができる。
各ルーバをそれぞれ回転軸支体により安定して軸支でき
るため、動作を安定させ、配風特性を円滑かつ適確に調
整できるとともに、振動による異音の発生を防止するこ
とができる。
【0085】請求項2記載の風向調整装置によれば、請
求項1記載の効果に加え、連動体は、各回転軸支体をそ
れぞれ所定の回転速度で回転駆動するため、各ルーバが
リンク体との接続部分を支点としてそれぞれ別個の角度
で回動され、風の集中拡散状態を多様に調整することが
でき、空調効果をより高めることができる。
【0086】請求項3記載の風向調整装置によれば、請
求項1または2記載の効果に加え、各ルーバの回動軸を
回動自在に軸支する軸受部を互いに異なる位置に設けた
回転軸支体を具備したため、各回転軸支体が同じ速度で
回転駆動されても、各ルーバがリンク体との接続部分を
支点としてそれぞれ別個の角度で回動され、風の集中拡
散状態を多様に調整することができ、空調効果をより高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風向調整装置の一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】同上風向調整装置の断面図である。
【図3】同上一部の斜視図である。
【図4】同上風を正面に吹き出す状態を示す説明図であ
る。
【図5】同上風を側方に吹き出す状態を示す説明図であ
る。
【図6】同上風の拡散状態を示す説明図である。
【図7】同上風の集中状態を示す説明図である。
【図8】同上風を集中して側方に吹き出す状態を示す説
明図である。
【図9】本発明の風向調整装置の他の実施例を示す分解
斜視図である。
【図10】同上風向調整装置の断面図である。
【図11】同上一部の側面図である。
【図12】同上風を正面に吹き出す状態を示す説明図で
ある。
【図13】同上風を側方に吹き出す状態を示す説明図で
ある。
【図14】同上風の集中状態を示す説明図である。
【図15】同上風を集中して側方に吹き出す状態を示す
説明図である。
【図16】同上風の拡散状態を示す説明図である。
【図17】本発明の風向調整装置のさらに他の実施例を
示す一部の斜視図である。
【図18】同上一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
11 風向調整装置 12 ケース体 14 空気吹出口 21,22,23,24,25 軸支体装着部 26 回転軸支体 30 軸受部 41,42,43,44,45 ルーバ 46 回動軸としての軸部 56 連動体を構成するギアシャフト 61,62,63,64,65 連動体を構成するウオーム 68 連動体を構成するカウンタダイヤル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吹出口の両側方向に沿って複数のル
    ーバを配置し、これらのルーバを連動して風向を調整す
    る風向調整装置において、 前記空気吹出口の両側方向に沿って複数の軸支体装着部
    を設けたケース体と、 前記軸支体装着部に回転中心を中心として回転自在に支
    持され、かつ、前記各ルーバに設けられた回動軸を回動
    自在に軸支する軸受部を設けた回転軸支体と、 これらの回転軸支体を回転駆動する連動体と、 互いに隣接する前記各ルーバを回動自在に連結するリン
    ク体とを具備し、 前記回転軸支体のうち、少なくとも1つの回転軸支体
    は、前記軸受部を前記回転中心から偏心した位置に設け
    たことを特徴とする風向調整装置。
  2. 【請求項2】 連動体は、各回転軸支体をそれぞれ所定
    の回転速度で回転駆動することを特徴とする請求項1記
    載の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 各ルーバに設けられた回動軸を回動自在
    に軸支する軸受部を互いに異なる位置に設けた複数の回
    転軸支体を具備したことを特徴とする請求項1または2
    記載の風向調整装置。
JP619693A 1993-01-18 1993-01-18 風向調整装置 Pending JPH06211040A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2822935A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-04 Patrick Rassinoux Procede de diffusion d'air par modules utilises seuls ou associes en diffuseurs de differents types
JP2003106636A (ja) * 2001-09-26 2003-04-09 Nippon Plast Co Ltd 風向調整装置
JP2008007097A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Delphi Technologies Inc 一体型のヒーター出口を有するモード機械化システム
WO2016048038A1 (ko) * 2014-09-24 2016-03-31 주식회사 니프코코리아 자동차의 에어벤트

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