JPH0618123U - 坂路発進支援装置 - Google Patents

坂路発進支援装置

Info

Publication number
JPH0618123U
JPH0618123U JP6332492U JP6332492U JPH0618123U JP H0618123 U JPH0618123 U JP H0618123U JP 6332492 U JP6332492 U JP 6332492U JP 6332492 U JP6332492 U JP 6332492U JP H0618123 U JPH0618123 U JP H0618123U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
sensor
detects
vehicle
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6332492U
Other languages
English (en)
Inventor
冨士男 籾山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP6332492U priority Critical patent/JPH0618123U/ja
Publication of JPH0618123U publication Critical patent/JPH0618123U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数及び組付工数の僅かな増大で登坂時又
は降坂時の車両の再発進を容易にかつスムーズに行う。 【構成】クラッチ12がエンジンの動力を変速機29に
伝達又は遮断し、変速機29のカウンタ軸30に設けら
れたクラッチブレーキ31がその作動時にカウンタ軸3
0を制動する。切換手段38がクラッチブレーキ31を
作動又は不作動に切換える。クラッチセンサ41がクラ
ッチ12の断続を検出し、車速センサ42が車速を検出
し、シフト位置センサ43がシフトレバーのシフト位置
を検出し、勾配センサ44が車両の位置する路面の勾配
を検出し、更にアクセルセンサ45がアクセルペダルが
踏込まれいているか否かを検出する。これらのセンサ4
1〜45の各検出出力に基づいてコントローラ11が切
換手段38を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は登坂又は降坂での発進時に車両が運転者の意に反して坂路に沿って後 退又は前進するのを防止する装置に関する。更に詳しくは変速機のカウンタ軸に 設けられシフトアップ時にカウンタ軸を制動してスムーズな変速を可能にするク ラッチブレーキを有する車両に適した坂路発進支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、油圧ブレーキ装置のマスタシリンダ及びホイール シリンダ間に制動用電磁逆止弁及びこの逆止弁の操作コイルが設けられ、エンジ ンの動力を変速機に伝達又は遮断する摩擦クラッチがクラッチ用流体圧アクチュ エータにより駆動され、摩擦クラッチの作動状態がクラッチストロークセンサに より検出され、コントローラが車速センサ、アクセルペダルセンサ、エンジン回 転センサ、ブレーキペダルセンサ、ギヤ位置スイッチ及びセレクト位置スイッチ の各検出信号とクラッチ用流体圧アクチュエータの操作信号とを同期させてクラ ッチ用流体圧アクチュエータを制御するように構成された制動力保持装置付電子 自動変速装置が開示されている(特開昭60−11719)。 この装置ではコントローラが車速センサ、アクセルペダルセンサ、エンジン回 転センサ、ブレーキペダルセンサ、ギヤ位置スイッチ及びセレクト位置スイッチ の各検出出力に基づいて制御用電磁逆止弁の作動条件及び不作動条件を迅速かつ 的確に見出して、制動用電磁逆止弁の動作と摩擦クラッチの動作を同期させて制 御するので、登坂での再発進を容易にかつスムーズに行うことができるようにな っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記装置では制動用電磁逆止弁及びこの逆止弁の操作コイルが必要で あり、部品点数及び組付工数が増大する不具合があった。
【0004】 本考案の目的は、部品点数及び組付工数の僅かな増大で登坂時又は降坂時の車 両の再発進を容易にかつスムーズに行うことのできる坂路発進支援装置を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案の坂路発進支援装置は、車両のエンジンの動力を変速機29に伝達又は 遮断するクラッチ12と、変速機29のカウンタ軸30に設けられ作動時にカウ ンタ軸30を制動可能なクラッチブレーキ31と、クラッチブレーキ31を作動 又は不作動に切換える切換手段38と、クラッチ12の断続を検出するクラッチ センサ41と、車速を検出する車速センサ42と、シフトレバーのシフト位置を 検出するシフト位置センサ43と、車両の位置する路面の勾配を検出する勾配セ ンサ44と、アクセルペダルが踏込まれているか否かを検出するアクセルセンサ 45と、クラッチセンサ41、車速センサ42、シフト位置センサ43、勾配セ ンサ44及びアクセルセンサ45の各検出出力に基づいて切換手段38を制御す るコントローラ11とを備えたものである。
【0006】
【作用】
車両が登坂途中で一時停止した後に再発進する直前には、クラッチセンサ41 がクラッチ12が切れていることを検出し、車速センサ42が車速がゼロである ことを検出し、シフト位置センサ43がニュートラル位置以外にシフトされたこ とを検出し、勾配センサ44が登り坂であることを検出するので、コントローラ 11はこれらの検出出力に基づいて切換手段38を介してクラッチブレーキ31 を作動させる。 車両が再発進するときには、クラッチセンサ41がクラッチ12が徐々に接続 されつつあることを検出し、アクセルセンサ45がアクセルペダルが踏込まれて いることを検出すると、コントローラ11はこれらの検出出力に基づいて切換手 段38を介してクラッチブレーキ31を不作動にする。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1に示すように、車両はギヤチェンジ操作及びクラッチペダル操作を不要に してマイクロコンピュータからなるコントローラ11により変速制御されるオー トマチック車であり、この車両には単板式のクラッチ12が搭載される。このク ラッチ12はオイルスプレー式の湿式クラッチである。
【0008】 クラッチ12はクラッチケース13と、エンジンのクランク軸14に固着され たフライホイール16と、クランク軸14と同一軸線上に軸受17,18を介し て回転可能に設けられた入力軸19と、入力軸19の一端近傍の外周面に形成さ れたスプライン19aに嵌合され入力軸19の軸方向に移動可能なクラッチディ スク21と、このクラッチディスク21をフライホイール16の側面に圧接可能 なプレッシャプレート22とを備える。クラッチディスク21及びプレッシャプ レート22はフライホイール16及びこのホイール16に固着されたクラッチハ ウジング23により被包され、クラッチハウジング23及びプレッシャプレート 22間にはプレッシャプレート22をクラッチディスク21を介してフライホイ ール16に圧接する圧縮コイルばね24が設けられる。また図示しないクラッチ リリースシリンダがリリースフォーク26、リリースベアリング27及びリリー スレバー28を介して圧縮コイルばね24の弾性力に抗してクラッチディスク2 1及びフライホイール16から離れる方向にプレッシャプレート22を移動させ ることによりクラッチ12が切れるようになっている。
【0009】 入力軸19の変速機29に臨む他端には入力歯車19bが一体的に形成され、 入力軸19と平行に設けられたカウンタ軸30には入力歯車19bに噛合するカ ウンタ歯車30aが固着される。カウンタ軸30のクラッチケース13内に臨む 一端にはスプライン30bが形成され、カウンタ軸30の一端を被包するように クラッチブレーキ31が設けられる。 クラッチブレーキ31はクラッチケース13の内壁に固着されたクラッチブレ ーキカップ32と、このカップ32内にカウンタ軸30の軸方向に摺動可能に設 けられたクラッチブレーキピストン33と、カウンタ軸30のスプライン30b に嵌合されカウンタ軸30の軸方向に移動可能なクラッチブレーキディスク34 とを備える。ディスク34はピストン33によりプレート36を介してクラッチ ケース13の内面に圧接可能になっている。またカップ32の内面及びこの内面 に対向するピストン33の背面間にはシリンダ室37が形成され、このシリンダ 室37にはこのブレーキ31を作動又は不作動に切換える切換手段38を介して エアタンク39が接続される。切換手段38は3方2位置切換のスプリングリタ ーン式電磁弁である。この切換手段38をオンするとエアタンク39の圧縮エア がシリンダ室37に供給され、オフするとシリンダ室37内の圧縮エアが大気に 排出されるようになっている。
【0010】 また車両はクラッチ12の断続を検出するクラッチセンサ41と、車速を検出 する車速センサ42と、シフトレバー(図示せず)のシフト位置を検出するシフ ト位置センサ43と、車両の位置する路面の勾配を検出する勾配センサ44と、 アクセルペダル(図示せず)が踏込まれているか否かを検出するアクセルセンサ 45とを有する。クラッチセンサ41はクラッチリリースシリンダに設けられ、 このシリンダのストロークの変化によりクラッチ12の断続を検出するようにな っている。 クラッチセンサ41、車速センサ42、シフト位置センサ43、勾配センサ4 4及びアクセルセンサ45の各検出出力はコントローラ11の制御入力に接続さ れ、コントローラ11の制御出力は駆動回路46を介して切換手段38に接続さ れる。
【0011】 このように構成された坂路発進支援装置の動作を説明する。 車両が登坂途中で一時停止した後に再発進する直前には、クラッチセンサ41 がクラッチ12が切れていることを検出し、車速センサ42が車速がゼロである ことを検出し、シフト位置センサ43がシフトレバーがニュートラル位置以外に シフトされたことを検出し、勾配センサ44が登り坂であることを検出する。コ ントローラ11はこれらのセンサ41〜44の各検出出力に基づいて切換手段3 8をオンし、クラッチブレーキ31のシリンダ室37にエアタンク39の圧縮エ アが供給され、クラッチブレーキピストン33によりクラッチブレーキディスク 34がプレート36を介してクラッチケース13の内面に圧接される。この結果 、カウンタ軸30の回転が阻止されるので、車両が坂路に沿って後退することは ない。 車両が再発進するときには、クラッチセンサ41がクラッチ12が徐々に接続 されつつあることを検出し、アクセルセンサ45がアクセルペダルが踏込まれて いることを検出する。コントローラ11はこれらのセンサ41,45の各検出出 力に基づいて切換手段38をオフし、シリンダ室37内の圧縮エアが排出される ので、カウンタ軸30は徐々に回転し始める。この結果、車両は後退することな くスムーズに発進することができる。
【0012】 なお、上記実施例ではコントローラに入力されるセンサとしてクラッチセンサ 、車速センサ、シフト位置センサ、勾配センサ及びアクセルセンサを挙げたが、 これは一例であって上記センサに加えてブレーキペダルが踏込まれているか否か を検出するブレーキセンサ、サイドブレーキが引かれているか否かを検出するサ イドブレーキセンサ又はその他のセンサをコントローラに入力してもよい。この 場合更にきめの細かい制御が可能となる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、変速機のカウンタ軸に設けられたクラッ チブレーキがその作動時にカウンタ軸を制動し、切換手段がクラッチブレーキを 作動又は不作動に切換え、クラッチの断続を検出するクラッチセンサ、車速を検 出する車速センサ、シフトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサ、車 両の位置する路面の勾配を検出する勾配センサ及びアクセルペダルが踏込まれて いるか否かを検出するアクセルセンサの各検出出力に基づいてコントローラが切 換手段を制御するので、登坂時又は降坂時の車両の再発進を容易にかつスムーズ に行うことができる。また従来の制動用電磁逆止弁及びこの逆止弁の操作コイル を用いた装置と比較して部品点数及び組付工数の僅かな増大で済むので、製造コ ストを殆ど押上げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の坂路発進支援装置を含むクラ
ッチの断面図。
【符号の説明】
11 コントローラ 12 クラッチ 29 変速機 30 カウンタ軸 31 クラッチブレーキ 38 切換手段 41 クラッチセンサ 42 車速センサ 43 シフト位置センサ 44 勾配センサ 45 アクセルセンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンの動力を変速機(29)に伝
    達又は遮断するクラッチ(12)と、 前記変速機(29)のカウンタ軸(30)に設けられ作動時に前
    記カウンタ軸(30)を制動可能なクラッチブレーキ(31)
    と、 前記クラッチブレーキ(31)を作動又は不作動に切換える
    切換手段(38)と、 前記クラッチ(12)の断続を検出するクラッチセンサ(41)
    と、 車速を検出する車速センサ(42)と、 シフトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサ
    (43)と、 前記車両の位置する路面の勾配を検出する勾配センサ(4
    4)と、 アクセルペダルが踏込まれているか否かを検出するアク
    セルセンサ(45)と、 前記クラッチセンサ(41)、車速センサ(42)、シフト位置
    センサ(43)、勾配センサ(44)及びアクセルセンサ(45)の
    各検出出力に基づいて前記切換手段(38)を制御するコン
    トローラ(11)とを備えた坂路発進支援装置。
JP6332492U 1992-08-18 1992-08-18 坂路発進支援装置 Pending JPH0618123U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332492U JPH0618123U (ja) 1992-08-18 1992-08-18 坂路発進支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332492U JPH0618123U (ja) 1992-08-18 1992-08-18 坂路発進支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618123U true JPH0618123U (ja) 1994-03-08

Family

ID=13225974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6332492U Pending JPH0618123U (ja) 1992-08-18 1992-08-18 坂路発進支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618123U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529795A (ja) * 2002-06-20 2005-10-06 ルノー・エス・アー・エス 発進時における自動パーキングブレーキの自動締め付け解除装置及び自動締め付け解除方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005529795A (ja) * 2002-06-20 2005-10-06 ルノー・エス・アー・エス 発進時における自動パーキングブレーキの自動締め付け解除装置及び自動締め付け解除方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2202480C2 (ru) Автомобиль
RU2415039C2 (ru) Способ приведения в действие функции свободного хода автомобиля
RU2202479C2 (ru) Автомобиль
US4363389A (en) Vehicle transmission control system
JP2002168333A (ja) 自動車のヒルホールド制御装置
JP2009522521A (ja) クラッチ解放方法
JP4387350B2 (ja) クリープ制御装置
JPH0618123U (ja) 坂路発進支援装置
JP2585682Y2 (ja) クラッチ制御装置
JP2003278806A (ja) クラッチ制御装置
JPH0568396B2 (ja)
EP0989013B1 (en) Power plant system
KR20010072830A (ko) 클러치장치
EP1251288A1 (en) Method and apparatus for operating a clutch in an automated mechanical transmission
JPH08312686A (ja) 車輌用シフト操作制御装置
JPH08312687A (ja) 車輌用シフト操作制御装置
JPH01122741A (ja) 車両用変速装置
JP4696658B2 (ja) パワートレーンの制御装置
JP4113997B2 (ja) 産業車両のインチング制御装置
GB2392968A (en) Clutch control system for automatically controlling a friction clutch in a motor vehicle
JP3693684B2 (ja) クラッチ操作機構
JP2003130092A (ja) 車両用クラッチ制御装置
JP3494003B2 (ja) 自動クラッチの制御装置
JPH0519233Y2 (ja)
JP6733574B2 (ja) 係合機構の油圧制御装置